JP2017212942A - 作業車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来の田植機においては、副変速ギア機構の操作性が必ずしもよくない。【解決手段】 エンジン30と、副変速ギア機構110と、副変速レバー120と、副変速レバー120を案内する長孔状スリット131が設けられた水平ガイドプレート130と、を備え、副変速レバー120は、長孔状スリット131に貫入させられた副変速レバーアーム121を有し、長孔状スリット131の一方の端部は、低速走行レバー位置Pに対応し、副変速レバー120は、第一の副変速レバー付勢手段150により、長孔状スリット131の一方の端部に向かい常に付勢されており、長孔状スリット131の側部には、苗植付走行レバー位置Qに対応する溝132、中立レバー位置Rに対応する溝133、および路上走行レバー位置Sに対応する溝134が形成されている田植機である。【選択図】 図5

Description

本発明は、田植機などの作業車両に関する。
田植機などの作業車両が、知られている(たとえば、特許文献1参照)。
このような田植機は、車体、メインフレーム、前輪、後輪、エンジン、HST(Hydro Static Transmission)、運転ユニット、苗植付部、施肥部、および苗植付部昇降機構などを備える。
車体は、メインフレームに架装されている。
前輪および後輪は、メインフレームなどを支持する手段である。
エンジンは、駆動力を供給する手段である。
HSTは、エンジンからの駆動力を変速し、変速された駆動力を後輪などに伝達する手段である。
運転ユニットには、操舵ハンドルなどの操作具、および座席などが配置されている。
苗植付部は、苗載台に載置されている苗の苗植付を行う手段である。
施肥部は、肥料タンクに貯留されている肥料の施肥を行う手段である。
車体の後部には、その一端が車体に回動可能に取付けられ、その他端に苗植付部が回動可能に取付けられる苗植付部昇降機構が配置されている。
副変速ギア機構は、ギア切替えを利用して、前輪および後輪へ、車体へ取付けられたエンジンにより発生された動力を伝達する機構である。
特開2015−123015号公報
しかしながら、前述されたこのような従来の田植機においては、副変速ギア機構の操作性が必ずしもよくない。
本発明は、前述された従来の課題を考慮し、副変速ギア機構の操作性を向上させることが可能な作業車両を提供することを目的とする。
第1の本発明は、車体(10)へ取付けられた、動力を発生するエンジン(30)と、
ギア切替えを利用して車輪(21、22)へ前記動力を伝達する副変速ギア機構(110)と、
前記車体(10)を低速走行させる低速走行レバー位置、前記車体(10)を苗植付走行させる苗植付走行レバー位置、前記車体(10)を走行させない中立レバー位置、および前記車体(10)を路上走行させる路上走行レバー位置を選択することにより前記ギア切替えを行う副変速レバー(120)と、
前記副変速レバー(120)を案内する長孔状スリット(131)が設けられた水平ガイドプレート(130)と、
を備え、
前記副変速レバー(120)は、前記長孔状スリット(131)に貫入させられた副変速レバーアーム(121)を有し、
前記長孔状スリット(131)の一方の端部は、前記低速走行レバー位置に対応し、
前記副変速レバー(120)は、第一の副変速レバー付勢手段(150)により、前記長孔状スリット(131)の前記一方の端部に向かい常に付勢されており、
前記長孔状スリット(131)の側部には、前記苗植付走行レバー位置に対応する溝(132)、前記中立レバー位置に対応する溝(133)、および前記路上走行レバー位置に対応する溝(134)が形成されていることを特徴とする作業車両である。
第2の本発明は、前記低速走行レバー位置に対応する前記ギア切替えは、爪クラッチ(170)を利用して行われ、
前記爪クラッチ(170)に形成されている凹部(171)および凸部(172)は、テーパー状であることを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
第3の本発明は、前記苗植付走行レバー位置に対応する前記溝(132)、前記中立レバー位置に対応する前記溝(133)、および前記路上走行レバー位置に対応する前記溝(134)が形成されている前記側部は、前記長孔状スリット(131)の何れか一方の同じ側部であり、
前記副変速レバー(120)は、第二の副変速レバー付勢手段(160)により、前記長孔状スリット(131)の前記何れか一方の前記同じ側部に向かい常に付勢されていることを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
第4の本発明は、前記副変速レバー(120)を案内する弧状スリット(141)が設けられた垂直ガイドプレート(140)を備え、
前記副変速レバーアーム(121)は、前記弧状スリット(141)に係合させられたピン(122)を有し、
前記弧状スリット(141)の一方の端部は、前記低速走行レバー位置に対応し、
前記弧状スリット(141)の側部には、前記苗植付走行レバー位置に対応する溝(142)、前記中立レバー位置に対応する溝(143)、および前記路上走行レバー位置に対応する溝(144)が形成されていることを特徴とする第1の本発明の作業車両である。
第5の本発明は、車体(10)へ取付けられた、動力を発生するエンジン(30)と、
前記動力を伝達する動力伝達ベルト(211)を有する動力伝達ベルト機構(210)と、
前記動力伝達ベルト(211)に接触することにより前記動力伝達ベルト(211)へテンションを印加するテンションローラー(221)、および前記テンションローラー(221)が取付けられたテンションローラー取付アーム(222)を有するテンションローラー部材(220)と、
前記テンションを解除するべく、前記テンションが前記動力伝達ベルト(211)へ印加されないように前記テンションローラー部材(220)を変位させるテンションローラー部材変位機構(230)と、
を備え、
前記テンションローラー部材(220)は、テンションローラー部材付勢手段(240)により、前記動力伝達ベルト(211)に接触するように常に付勢されており、
前記テンションローラー部材変位機構(230)は、前記テンションローラー部材(220)に当接することにより前記テンションローラー部材付勢手段(240)に抗して前記テンションローラー部材(220)を変位させるテンションローラー部材変位アーム(231)を有し、
前記テンションローラー部材変位アーム(231)は、座席(52)の側方に配置されていることを特徴とする作業車両である。
第6の本発明は、前記テンションローラー取付アーム(222)は、回動支点(223)の周りに回動可能であり、
前記テンションローラー部材付勢手段(240)は、前記テンションローラー取付アーム(222)へ取付けられた弾性体(241)を有し、
前記テンションローラー取付アーム(222)への前記弾性体(241)の取付箇所から前記回動支点(223)までの距離は、前記テンションローラー取付アーム(222)への前記テンションローラー(221)の取付箇所から前記回動支点(223)までの距離より大きいことを特徴とする第5の本発明の作業車両である。
第7の本発明は、車体(10)へ取付けられた、動力を発生するエンジン(30)と、
苗植付部(60)へ前記動力を伝達する動力伝達パイプ状シャフト(310)と、
前記苗植付部(60)を前記車体(10)に対して昇降させる苗植付部昇降機構(80)と、
を備え、
スプライン溝(311)が形成されている、前記苗植付部(60)の側に接続された前記動力伝達パイプ状シャフト(310)の後端部は、シャフトブーツ(320)により覆われており、
前記動力伝達パイプ状シャフト(310)の、前記スプライン溝(311)が形成されておらず、前記シャフトブーツ(320)により覆われない所定の箇所には、グリス注入ニップル(312)が設けられており、
前記動力伝達パイプ状シャフト(310)の、前記スプライン溝(311)が形成されておらず、前記シャフトブーツ(320)により覆われた所定の箇所には、第一の通気孔(313)が設けられており、
前記第一の通気孔(313)は、前記グリス注入ニップル(312)と反対にあることを特徴とする作業車両である。
第8の本発明は、前記動力伝達パイプ状シャフト(310)の、運転ユニット(50)のフロア(51)の下方に位置する、前記シャフトブーツ(320)により覆われない所定の箇所には、第二の通気孔(314)が設けられており、
前記第一の通気孔(313)は、前記グリス注入ニップル(312)と180°反対にあり、
前記第二の通気孔(314)は、前記グリス注入ニップル(312)と90°ずれていることを特徴とする第7の本発明の作業車両である。
第1の本発明によって、長孔状スリット(131)の一方の端部は、低速走行レバー位置に対応し、副変速レバー(120)は、第一の副変速レバー付勢手段(150)により、長孔状スリット(131)の一方の端部に向かい常に付勢されており、長孔状スリット(131)の側部には、苗植付走行レバー位置に対応する溝(132)、中立レバー位置に対応する溝(133)、および路上走行レバー位置に対応する溝(134)が形成されていることにより、副変速ギア機構(110)の操作性を向上させることが可能である。
第2の本発明によって、第1の本発明の効果に加えて、低速走行レバー位置に対応するギア切替えは、爪クラッチ(170)を利用して行われ、爪クラッチ(170)に形成されている凹部(171)および凸部(172)は、テーパー状であることにより、低速走行レバー位置に対応するギア切替えにともなう副変速ギア機構(110)の操作性を向上させることが可能である。
第3の本発明によって、第1の本発明の効果に加えて、苗植付走行レバー位置に対応する溝(132)、中立レバー位置に対応する溝(133)、および路上走行レバー位置に対応する溝(134)が形成されている側部は、長孔状スリット(131)の何れか一方の同じ側部であり、副変速レバー(120)は、第二の副変速レバー付勢手段(160)により、長孔状スリット(131)の何れか一方の同じ側部に向かい常に付勢されていることにより、苗植付走行レバー位置、中立レバー位置、および路上走行レバー位置に対応するギア切替えにともなう副変速ギア機構(110)の操作性を向上させることが可能である。
第4の本発明によって、第1の本発明の効果に加えて、副変速レバーアーム(121)は、弧状スリット(141)に係合させられたピン(122)を有することにより、副変速ギア機構(110)の操作性をさらに向上させることが可能である。
第5の本発明によって、テンションローラー部材変位機構(230)は、テンションローラー部材(220)に当接することによりテンションローラー部材付勢手段(240)に抗してテンションローラー部材(220)を変位させるテンションローラー部材変位アーム(231)を有し、テンションローラー部材変位アーム(231)は、座席(52)の側方に配置されていることにより、テンションローラー部材変位機構(230)の操作性を向上させることが可能である。
第6の本発明によって、第5の本発明の効果に加えて、テンションローラー取付アーム(222)への弾性体(241)の取付箇所から回動支点(223)までの距離は、テンションローラー取付アーム(222)へのテンションローラー(221)の取付箇所から回動支点(223)までの距離より大きいことにより、テンションローラー部材変位機構(230)の操作性をさらに向上させることが可能である。
第7の本発明によって、スプライン溝(311)が形成されている、苗植付部(60)の側に接続された動力伝達パイプ状シャフト(310)の後端部は、シャフトブーツ(320)により覆われており、動力伝達パイプ状シャフト(310)の、スプライン溝(311)が形成されておらず、シャフトブーツ(320)により覆われない所定の箇所には、グリス注入ニップル(312)が設けられており、動力伝達パイプ状シャフト(310)の、スプライン溝(311)が形成されておらず、シャフトブーツ(320)により覆われた所定の箇所には、第一の通気孔(313)が設けられており、第一の通気孔(313)は、グリス注入ニップル(312)と反対にあることにより、苗植付部(60)を車体(10)に対してスムーズに昇降させることが可能である。
第8の本発明によって、第7の本発明の効果に加えて、動力伝達パイプ状シャフト(310)の、運転ユニット(50)のフロア(51)の下方に位置する、シャフトブーツ(320)により覆われない所定の箇所には、第二の通気孔(314)が設けられており、第一の通気孔(313)は、グリス注入ニップル(312)と180°反対にあり、第二の通気孔(314)は、グリス注入ニップル(312)と90°ずれていることにより、苗植付部(60)を車体(10)に対してよりスムーズに昇降させることが可能である。
本発明における実施の形態の田植機の左側面図 本発明における実施の形態の田植機の上面図 本発明における実施の形態の田植機の副変速ギア機構近傍の部分上面図 本発明における実施の形態の田植機の副変速レバー近傍の部分左側面図 本発明における実施の形態の田植機の副変速レバー近傍の部分上面図 本発明における実施の形態の田植機の爪クラッチの模式的な部分断面図 本発明における実施の形態の田植機の動力伝達ベルト機構近傍の部分左側面図 本発明における実施の形態の田植機の動力伝達ベルト機構近傍の部分上面図 本発明における実施の形態の田植機の動力伝達ベルト機構近傍の部分背面図 本発明における実施の形態の田植機のテンションローラー部材変位機構近傍の部分拡大上面図 本発明における実施の形態の田植機のテンションローラー部材変位機構近傍の部分拡大背面図 本発明における実施の形態の田植機のテンションローラー部材近傍の模式的な部分上面図 本発明における別の実施の形態の田植機の動力伝達ベルト機構近傍の部分左側面図 本発明における実施の形態の田植機の苗植付部近傍の部分右側面図 本発明における実施の形態の田植機の動力伝達パイプ状シャフト近傍の部分右側面図 本発明における実施の形態の田植機の動力伝達パイプ状シャフト近傍の部分拡大右側面図 (a)本発明における実施の形態の田植機の株間切替機構近傍の部分背面図、(b)本発明における実施の形態の田植機の株間切替機構近傍の部分右側面図 本発明における実施の形態の田植機の株間切替機構近傍の部分上面図 (a)本発明における別の実施の形態の田植機の株間切替機構近傍の部分右側面図、(b)本発明における別の実施の形態の田植機の株間切替機構近傍の部分背面図 本発明における実施の形態の田植機のチョーク機構の模式的な部分断面図
以下、図面を参照しながら、本発明における実施の形態について詳細に説明する。
はじめに、図1および2を参照しながら、本発明における作業車両の一例である本実施の形態の田植機の構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図1は本発明における実施の形態の田植機の左側面図であり、図2は本発明における実施の形態の田植機の上面図である。
図1および2においては、乗用型の6条植えの田植機が示されている。いくつかの構成要素の図示は理解を容易にするために省略されており、たとえば、テンションローラー部材変位機構230は示されていない。
まず説明されるのは、本実施の形態の田植機の基本的な構成および動作である。
したがって、副変速ギア機構110に関連する構成および動作などについては、後に詳細に説明する。
本実施の形態の田植機は、車体10、メインフレーム11、前輪21、後輪22、エンジン30、HST40、運転ユニット50、苗植付部60、施肥部70、および苗植付部昇降機構80などを備える。
車体10は、メインフレーム11に架装されている。
前輪21および後輪22は、メインフレーム11などを支持する手段である。
エンジン30は、駆動力を供給する手段である。
HST40は、エンジン30からの駆動力を変速し、変速された駆動力を後輪22などに伝達する手段である。
運転ユニット50には、操舵ハンドル53などの操作具、および座席52などが配置されている。
苗植付部60は、苗載台61に載置されている苗の苗植付を行う手段である。
施肥部70は、肥料タンクに貯留されている肥料の施肥を行う手段である。
車体10の後部には、その一端が車体10に回動可能に取付けられ、その他端に苗植付部60が回動可能に取付けられる苗植付部昇降機構80が配置されている。
つぎに、図3〜5を主として参照しながら、副変速ギア機構110に関連する構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図3は本発明における実施の形態の田植機の副変速ギア機構110近傍の部分上面図であり、図4は本発明における実施の形態の田植機の副変速レバー120近傍の部分左側面図であり、図5は本発明における実施の形態の田植機の副変速レバー120近傍の部分上面図である。
副変速ギア機構110は、ギア切替えを利用して、本発明における車輪の一例である前輪21および後輪22へ、車体10へ取付けられたエンジン30により発生された動力を伝達する機構である。
上流側回転軸111、および下流側回転軸112の長手方向は車体前後方向であり、エンジン30により発生されたHST40からの動力は上流側回転軸111から下流側回転軸112へ伝達される。
第一の上流側ギア部111a、第二の上流側ギア部111b、および第三の上流側ギア部111cは、上流側回転軸111と同軸で一体的であるように構成されている。第四の上流側ギア部111dは、下流側回転軸112と同軸で第三の上流側ギア部111cと常に噛合うように構成されている。第一の下流側ギア部112a、および第二の下流側ギア部112bは、下流側回転軸112と同軸で一体的であるように構成されている。
副変速レバー120は、車体10を低速走行させる低速走行レバー位置P、車体10を苗植付走行させる苗植付走行レバー位置Q、車体10を走行させない中立レバー位置R、および車体10を路上走行させる路上走行レバー位置Sを選択することによりギア切替えを行うレバーである。
このようなギア切替えは、シフター113による下流側回転軸112の長手方向ギアスライドシフトを利用して行われる。
低速走行レバー位置Pが選択されている状態においては下流側回転軸112が最も後方にスライドシフトさせられるギア切替えが行われ、路上走行レバー位置Sが選択されている状態においては下流側回転軸112が最も前方にスライドシフトさせられるギア切替えが行われる。
図3においては、苗植付走行レバー位置Qが選択されている状態が示されている。
副変速レバー120のレバー操作が前方へ行われていくとともに、下流側回転軸112の長手方向ギアスライドシフトが後方へ行われていく場合における副変速ギア機構110のギア切替えについて詳細に説明すると、つぎの通りである。
路上走行レバー位置Sが選択されている状態においては、第一の下流側ギア部112aは第一の上流側ギア部111aに接続され、上流側回転軸111から下流側回転軸112への動力伝達は第一の上流側ギア部111a、および第一の下流側ギア部112aを利用して行われる。
中立レバー位置Rが選択されている状態においては、第一の下流側ギア部112aは第一の上流側ギア部111aに接続されず、第二の下流側ギア部112bは第二の上流側ギア部111bにも第四の上流側ギア部111dにも接続されず、上流側回転軸111から下流側回転軸112への動力伝達は行われない。
苗植付走行レバー位置Qが選択されている状態においては、第二の下流側ギア部112bは第二の上流側ギア部111bに接続され、上流側回転軸111から下流側回転軸112への動力伝達は第二の上流側ギア部111bおよび第二の下流側ギア部112bを利用して行われる。
低速走行レバー位置Pが選択されている状態においては、第二の下流側ギア部112bは第四の上流側ギア部111dに接続され、上流側回転軸111から下流側回転軸112への動力伝達は第三の上流側ギア部111c、第四の上流側ギア部111d、および第二の下流側ギア部112bを利用して行われる。低速走行レバー位置Pに対応するギア切替えは、後述される通り爪クラッチ170を利用して行われる。
低速走行モードは、湿田または深田などにおける車体沈没時、または車体旋回時などに有効であり、高トルクの第四の上流側ギア部111dを利用して走行車輪空転を抑制しつつ走行車輪トラクションを十分に発揮することができる走行モードとして装備される。
低速走行レバー位置Pと、苗植付走行レバー位置Qと、が互いに隣接しているので、低速走行モードと苗植付走行モードとの間でのギア切替えが頻繁に行われる場合においても、レバー操作性が優れており、作業性低下およびレバー誤操作などが発生してしまう恐れはほとんどない。
水平ガイドプレート130は、副変速レバー120を案内する長孔状スリット131が設けられたプレートである。
副変速レバー120は、長孔状スリット131に貫入させられた副変速レバーアーム121を有する。
レバーアーム上側部121aは、レバーアーム上側回動軸123を利用してレバーアーム下側部121bに接続されている。レバーアーム上側回動軸123の長手方向は車体前後方向であり、レバーアーム上側部121aはレバーアーム下側部121bに対して車体左右方向に回動可能である。
レバーアーム下側部121bは、レバーアーム下側回動軸124を利用してメインフレーム11などに接続されている。レバーアーム下側回動軸124の長手方向は車体左右方向であり、レバーアーム上側部121aおよびレバーアーム下側部121bは全体として車体10に対して車体前後方向に回動可能である。
長孔状スリット131の一方の端部は、低速走行レバー位置Pに対応する。副変速レバー120は、第一の副変速レバー付勢手段150により、長孔状スリット131の一方の端部に向かい常に付勢されている。
本実施の形態においては、このような長孔状スリット131の一方の端部は前側の端部であり、第一の副変速レバー付勢手段150はリーフスプリングなどの第一の副変速レバー付勢スプリング151を有する。
長孔状スリット131の側部には、苗植付走行レバー位置Qに対応する溝132、中立レバー位置Rに対応する溝133、および路上走行レバー位置Sに対応する溝134が形成されている。
本実施の形態においては、このような長孔状スリット131の側部は左側の側部である。
低速走行レバー位置Pに対応するギア切替えは、爪クラッチ170を利用して行われる。
本発明における実施の形態の田植機の爪クラッチ170の模式的な部分断面図である図6に示されているように、爪クラッチ170に形成されている凹部171および凸部172は、テーパー状である。
苗植付走行レバー位置Qに対応する溝132、中立レバー位置Rに対応する溝133、および路上走行レバー位置Sに対応する溝134が形成されている側部は、長孔状スリット131の何れか一方の同じ側部である。副変速レバー120は、第二の副変速レバー付勢手段160により、長孔状スリット131の何れか一方の同じ側部に向かい常に付勢されている。
本実施の形態においては、このような長孔状スリット131の何れか一方の同じ側部は前述された通り左側の側部であり、第二の副変速レバー付勢手段160はトルクスプリングなどの第二の副変速レバー付勢スプリング161を有する。
かくの如き長孔状スリット131が設けられた水平ガイドプレート130を利用するパネルレイアウトは、作業者が副変速レバー120を低速走行レバー位置Pに固定するためにレバー横倒し操作を行う必要がない爪クラッチ方式を、作業者が副変速レバー120を苗植付走行レバー位置Q、中立レバー位置R、または路上走行レバー位置Sに固定するためにレバー横倒し操作を行う必要があるギアスライド方式と併用するためのパネルレイアウトである。何れか一つの部分条クラッチがオフされると、同パネルレイアウトにおける所定表示エリアの点灯が行われる。
ギアスライド方式においては、クラッチオフによる動力切断がギア切替えにともなって必要であるが、爪クラッチ方式においては、このような動力切断がギア切替えにともなって不要であり、ギア負荷が小さく、耐久性が高くなり、部品磨耗などが発生してしまう恐れはほとんどない。
作業者が副変速レバー120を溝132〜134から外すべくレバー操作を行うと、副変速レバー120は第一の副変速レバー付勢手段150の付勢により自発的に前側へ向かって倒れて低速走行レバー位置Pに固定される。かくして、作業者が急いで低速走行モードを利用したい場合においても、爪クラッチ方式を利用するギア切替えは確実に行われる。
そして、第四の上流側ギア部111dの前側面の凹部171、および第二の下流側ギア部112bの後側面の凸部172はテーパー状であるので、作業者が副変速レバー120を前側へ向かって倒しておくべくレバー操作を持続的に行っていないと、凸部172は凹部171から自然に外れて凹部171へ嵌ったままにならず、爪クラッチ170の接続は維持されない。かくして、ギア負荷が大きくなることがある低速走行モードが不必要に利用されてしまう恐れはほとんどない。
さらに、作業者が副変速レバー120を溝132〜134へ嵌めるべくレバー操作を行うと、副変速レバー120は第二の副変速レバー付勢手段160の付勢により自発的に左側へ向かって倒れて苗植付走行レバー位置Q、中立レバー位置R、または路上走行レバー位置Sに固定される。かくして、作業者が急いで苗植付走行レバーモード、中立レバーモード、または路上走行レバーモードを利用したい場合においても、ギアスライド方式を利用するギア切替えは確実に行われる。
垂直ガイドプレート140は、副変速レバー120を案内する弧状スリット141が設けられたプレートである。
副変速レバーアーム121は、弧状スリット141に係合させられたピン122を有する。
弧状スリット141の一方の端部は、低速走行レバー位置Pに対応する。
本実施の形態においては、このような弧状スリット141の一方の端部は前側の端部である。
弧状スリット141の側部には、苗植付走行レバー位置Qに対応する溝142、中立レバー位置Rに対応する溝143、および路上走行レバー位置Sに対応する溝144が形成されている。
本実施の形態においては、このような弧状スリット141の側部は下側の側部である。
かくの如き弧状スリット141が設けられた垂直ガイドプレート140は、水平ガイドプレート130の機能を補助するためのプレートである。
つぎに、本実施の形態の田植機の構成および動作についてより具体的に説明する。
(A1)図7〜12を主として参照しながら、動力伝達ベルト機構210に関連する構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図7は本発明における実施の形態の田植機の動力伝達ベルト機構210近傍の部分左側面図であり、図8は本発明における実施の形態の田植機の動力伝達ベルト機構210近傍の部分上面図であり、図9は本発明における実施の形態の田植機の動力伝達ベルト機構210近傍の部分背面図であり、図10は本発明における実施の形態の田植機のテンションローラー部材変位機構230近傍の部分拡大上面図であり、図11は本発明における実施の形態の田植機のテンションローラー部材変位機構230近傍の部分拡大背面図であり、図12は本発明における実施の形態の田植機のテンションローラー部材220近傍の模式的な部分上面図である。
図7においては、いくつかの構成要素の図示は理解を容易にするために省略されており、たとえば、テンションローラー部材変位アーム231は示されていない。
動力伝達ベルト機構210は、エンジン30により発生された動力を伝達する動力伝達ベルト211を有する機構である。
テンションローラー部材220は、動力伝達ベルト211に接触することにより動力伝達ベルト211へテンションを印加するテンションローラー221、およびテンションローラー221が取付けられたテンションローラー取付アーム222を有する部材である。
テンションローラー部材変位機構230は、テンションを解除するべく、テンションが動力伝達ベルト211へ印加されないようにテンションローラー部材220を変位させる機構である。
このようなテンション解除が行われると、エンジン30の内燃機関負荷はかなり低減されるので、内燃機関始動性が低くなりやすい寒冷地などにおいても内燃機関始動性が高くなる。
そして、テンションローラー部材変位機構230は、従来の変位アーム押下げ箇所よりも後方にあって座席52に近接しており、邪魔にならないようにフロア51の下方に収納されている。
テンションローラー部材220は、テンションローラー部材付勢手段240により、動力伝達ベルト211に接触するように常に付勢されている。
テンションローラー部材変位機構230は、テンションローラー部材220に当接することによりテンションローラー部材付勢手段240に抗してテンションローラー部材220を変位させるテンションローラー部材変位アーム231を有する。
テンションローラー部材変位アーム231は、座席52の側方に配置されている。
本実施の形態においては、このような座席52の側方は左側の側方である。
テンションローラー取付アーム222は、本発明における回動支点の一例である回動軸223の周りに回動可能である。
テンションローラー部材付勢手段240は、テンションローラー取付アーム222へ取付けられた本発明における弾性体の一例であるスプリング241を有する。
テンションローラー取付アーム222へのスプリング241の取付箇所から回動軸223までの距離d1は、テンションローラー取付アーム222へのテンションローラー221の取付箇所から回動軸223までの距離d2より大きい。
テンションローラー部材220についてより具体的に説明すると、つぎの通りである。
テンションローラー取付アーム222は、回動軸223を利用してメインフレーム11またはエンジンフレームなどに接続されている。回動軸223の長手方向は車体左右方向であり、テンションローラー取付アーム222は車体10に対して上下方向に回動可能である。テンションローラー取付アーム222は、スプリング241により、テンションローラー221が動力伝達ベルト211に接触するように常に付勢されている。
テンションローラー取付アーム222へのスプリング241の取付箇所から回動軸223までの距離d1は、テンションローラー取付アーム222へのテンションローラー221の取付箇所から回動軸223までの距離d2のおよそ1.2(>1)倍である。したがって、スプリング241の取付箇所でのスプリング付勢力f1は、テンションローラー221の取付箇所でのテンションローラー押下げ力f2=(d1/d2)f1のおよそ0.83(=1/1.2)倍であり、このような二つの取付箇所が一致している従来のスプリング付勢力のおよそ0.83(<1)倍である。
かくして、回動軸223における荷重負荷は、スプリング付勢力に起因した取付アーム捻れ力Fが小さくなるので、かなり低減され、耐久性が高くなり、部品磨耗などが発生してしまう恐れはほとんどない。
テンションローラー部材変位機構230についてより具体的に説明すると、つぎの通りである。
図9および11においては、テンションローラー部材変位アーム231については、理解を容易にするために、テンション解除が行われている状態が二点鎖線で示されており、テンション解除が行われていない状態が実線で示されている。
テンションローラー部材変位アーム231は、変位アーム回動軸232を利用してメインフレーム11またはエンジンフレームなどに接続されている。変位アーム回動軸232の長手方向は車体前後方向であり、テンションローラー部材変位アーム231は車体10に対して上下方向に回動可能である。テンションローラー部材変位アーム231は、トルクスプリングなどの変位アーム付勢スプリング233により、テンションローラー部材変位アーム231の右側の端部に設けられた変位アーム当接ローラー234がテンションローラー部材220に当接しないように常に付勢されている。
作業者がフロア51の網目からドライバーなどのテンション解除治具を挿入してテンションローラー部材変位アーム231の左側の端部を押下げると、テンションローラー部材変位アーム231が回動してテンションローラー部材変位アーム231の左側の端部が変位アームストッパー235に当接するとともに、変位アーム当接ローラー234がテンションローラー部材220に当接する。すると、テンションローラー取付アーム222が押上げられ、テンション解除が行われる。
テンションローラー部材変位アーム231の左側の端部から変位アーム回動軸232までの距離δ1は、テンションローラー部材変位アーム231の右側の端部から変位アーム回動軸232までの距離δ2のおよそ2倍である。したがって、テンションローラー部材変位アーム231の左側の端部での変位アーム押下げ力は、テンションローラー部材変位アーム231の右側の端部でのローラー部材押上げ力のおよそ0.5(=1/2)倍であり、従来の変位アーム押下げ力のおよそ0.31(<1)倍である。
かくして、座席52に座った作業者は、左手でテンション解除治具を利用してテンションローラー部材変位機構230の変位アーム押下げ操作を容易に行いながら、右手でエンジン30の内燃機関始動操作を行うことができる。
そして、テンション解除が行われない通常の場合においては、テンションローラー部材変位機構230はテンションローラー部材220へ直接的に取付けられていないので、テンションローラー取付アーム222がテンションプーリーとも呼ばれるテンションローラー221とともに振動しても、動力伝達ベルト機構210における振動がテンションローラー部材変位機構230へ伝播せず、テンションローラー部材変位アーム231はほとんど振動しない。
なお、本発明における別の実施の形態の田植機の動力伝達ベルト機構210近傍の部分左側面図である図13に示されているように、テンションローラー部材変位機構230がテンションローラー部材220へ直接的に取付けられている実施例も考えられる。このような実施例においては、テンションローラー部材変位機構230は、たとえば、テンションローラー取付アーム222へ直接的に取付けられた引手としての把持部材であるので、ドライバーなどのテンション解除治具は不要である。
(A2)図14〜16を主として参照しながら、動力伝達パイプ状シャフト310に関連する構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図14は本発明における実施の形態の田植機の苗植付部60近傍の部分右側面図であり、図15は本発明における実施の形態の田植機の動力伝達パイプ状シャフト310近傍の部分右側面図であり、図16は本発明における実施の形態の田植機の動力伝達パイプ状シャフト310近傍の部分拡大右側面図である。
図15および16においては、動力伝達パイプ状シャフト310については、理解を容易にするために、断面が示されている。
動力伝達パイプ状シャフト310は、苗植付部60へエンジン30により発生された動力を伝達するシャフトである。
苗植付部昇降機構80は、苗植付部60を車体10に対して昇降させる機構である。
スプライン溝311が形成されている、苗植付部60の側に接続された動力伝達パイプ状シャフト310の後端部は、シャフトブーツ320により覆われている。
動力伝達パイプ状シャフト310の、スプライン溝311が形成されておらず、シャフトブーツ320により覆われない所定の箇所には、グリス注入ニップル312が設けられている。
動力伝達パイプ状シャフト310の、スプライン溝311が形成されておらず、シャフトブーツ320により覆われた所定の箇所には、第一の通気孔313が設けられている。
第一の通気孔313は、グリス注入ニップル312と反対にある。
苗植付部60が昇降させられると、動力伝達パイプ状シャフト310と下流側伝動軸330との間のジョイント部摺動にともなうシャフトブーツ320の伸縮が発生し、シャフトブーツ320の内面と動力伝達パイプ状シャフト310の外面との間の空気が圧縮されたり膨張したりする。
しかしながら、シャフトブーツ320の内面と動力伝達パイプ状シャフト310の外面との間の空気は第一の通気孔313を通って動力伝達パイプ状シャフト310の中空部に出入するので、苗植付部60のスムーズな昇降がこのような空気の圧縮および膨張により妨げられてしまう恐れはほとんどない。
そして、動力伝達パイプ状シャフト310と下流側伝動軸330との間のジョイント部摺動にともなうシャフトブーツ320のブーツ捻れ変形も、シャフトブーツ320の山部と谷部との間のブーツ山谷高低差は従来のブーツ山谷高低差よりも小さいので、ほとんど発生しない。
動力伝達パイプ状シャフト310の、運転ユニット50のフロア51の下方に位置する、シャフトブーツ320により覆われない所定の箇所には、第二の通気孔314が設けられている。
このため、動力伝達パイプ状シャフト310の中空部の空気は第二の通気孔314を通って開放された外部空間に出入するので、苗植付部60のスムーズな昇降が前述の如き空気の圧縮および膨張により妨げられてしまう恐れはほとんど全くない。
そして、降雨または洗車の場合においても、フロア51は防水カバーとして機能するので、水が第二の通気孔314から動力伝達パイプ状シャフト310の中空部に浸入し錆などが発生してしまう恐れはほとんどない。
第一の通気孔313は、グリス注入ニップル312と180°反対にある。
このため、グリス注入ニップル312から注入されたグリスが第一の通気孔313を塞いでしまう恐れはほとんどない。
第二の通気孔314は、グリス注入ニップル312と90°ずれている。
このため、苗植付部60の植込桿が駆動されておらず動力伝達パイプ状シャフト310が停止している場合においても、第二の通気孔314は上向きではなく横向きであるので、水が第二の通気孔314から動力伝達パイプ状シャフト310の中空部に浸入し錆などが発生してしまう恐れはほとんどない。
なお、第二の通気孔314が運転ユニット50のフロア51の下方に位置しない実施例も考えられる。このような実施例においては、第二の通気孔314は前述された通りグリス注入ニップル312と90°ずれており、第二の通気孔314の口径はあまり大きくないことが望ましい。第二の通気孔314の口径があまり大きくないと、水が第二の通気孔314から浸入しにくい。
また、第二の通気孔314が、グリス注入ニップル312とずれていない、またはグリス注入ニップル312と180°反対にある実施例も考えられる。このような実施例においては、第二の通気孔314は前述された通り運転ユニット50のフロア51の下方に位置することが望ましい。第二の通気孔314が、グリス注入ニップル312とずれていない、またはグリス注入ニップル312と180°反対にあると、横向きに飛んでくる水が第二の通気孔314から浸入しにくい。
(B1)図17および18を主として参照しながら、株間切替機構1000に関連する構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図17(a)は本発明における実施の形態の田植機の株間切替機構1000近傍の部分背面図であり、図17(b)は本発明における実施の形態の田植機の株間切替機構1000近傍の部分右側面図であり、図18は本発明における実施の形態の田植機の株間切替機構1000近傍の部分上面図である。
図17および18においては、フロア51の下方のレイアウトが理解を容易にするために二点鎖線で示されている。
株距離副変速レバー1110と、株距離設定レバー1120と、株間切替レバーステー1200と、を有する株間切替機構1000は、座席52よりも右側にあり、レバー操作が行われない通常の場合においては、邪魔にならないようにフロア51の下方に収納されている。
株距離副変速レバー1110は、株距離副変速レバー回動軸1111を利用して株間切替レバーステー本体部1210に接続されている。株距離副変速レバー回動軸1111の長手方向は車体前後方向であり、株距離副変速レバー1110は車体10に対して車体左右方向に回動可能である。
株距離副変速レバー1110の上端部は、通常の場合においては、フロア51の下方に位置する。このような上端部の通常の位置はフロア51のリブ下端部よりも高いがフロア51の上面よりも低く、レバー操作が行われる場合においては、株距離副変速レバー1110の把持部はフロア51に設けられた株距離副変速レバースリット1112を貫通するように上方にスライドシフトさせられる。
株距離副変速レバー1110は、第一の株距離副変速モード、または第二の株距離副変速モードを選択するためのレバーである。
株距離副変速レバー1110の二つのレバー位置はそれぞれ、左側から順番に、第一の株距離副変速モード、および第二の株距離副変速モードに対応する。
株距離設定レバー1120は、株距離設定レバー回動軸1121を利用して株間切替レバーステー本体部1210に接続されている。株距離設定レバー回動軸1121の長手方向は車体前後方向であり、株距離設定レバー1120は車体10に対して車体左右方向に回動可能である。
株距離設定レバー1120の上端部は、通常の場合においては、フロア51の下方に位置する。このような上端部の通常の位置はフロア51のリブ下端部よりも高いがフロア51の上面よりも低く、レバー操作が行われる場合においては、株距離設定レバー1120の把持部はフロア51に設けられた株距離設定レバースリット1122を貫通するように上方にスライドシフトさせられる。
株距離設定レバー1120は、株距離副変速モードに応じて株距離を設定するためのレバーである。
株距離設定レバー1120の四つのレバー位置はそれぞれ、左側から順番に、第一の株距離副変速モードが選択されている場合においては22cm、15cm、11cm、および14cmに対応し、第二の株距離副変速モードが選択されている場合においては25cm、18cm、13cm、および17cmに対応する。
株距離は、株数に対応させられる。すなわち、かくの如き四つの株距離はそれぞれ、順番に、第一の株距離副変速モードが選択されている場合においては50本、70本、95本、および75本に対応し、第二の株距離副変速モードが選択されている場合においては45本、60本、85本、および65本に対応する。
株間切替レバーステー1200は、株間切替レバーステー本体部1210と、株間切替レバーステー触角部1220と、を有する。
株間切替レバーステー本体部1210は、溶接などを利用してメインフレーム11に接続されている。
樹脂などで構成されており歪みやすく位置ずれしやすいフロア51を下方から支持し係止する株間切替レバーステー触角部1220は、車体上面視において株距離副変速レバースリット1112と株距離設定レバースリット1122との間に位置し、溶接などを利用して株間切替レバーステー本体部1210に接続されている。
このため、株距離副変速レバー1110と株距離副変速レバースリット1112との間の干渉、および株距離設定レバー1120と株距離設定レバースリット1122との間の干渉を惹起する、フロア51の株間切替レバーステー1200に対する相対的な位置の変化が発生してしまう恐れはほとんどない。
そして、フロア51そのものの安定性も、向上される。
なお、本発明における別の実施の形態の田植機の株間切替機構1000近傍の部分右側面図である図19(a)、および本発明における別の実施の形態の田植機の株間切替機構1000近傍の部分背面図である図19(b)に示されているように、メインフレーム11に接続された株間切替レバーステー本体部1210がフロア51を下方から支持し係止する株間切替レバーステー触角部1220の役割を併せて演じる実施例も考えられる。
(B2)図20を主として参照しながら、チョーク機構2000に関連する構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図20は、本発明における実施の形態の田植機のチョーク機構2000の模式的な部分断面図である。
電気エネルギーなどを利用せずに空気を燃料と混合するキャブレターに設けられたチョーク弁の開度は、チョークノブ部材2100のシリンダー往復距離であるストローク距離Dに基づいて調節される。エンジン30における空燃比がこのような調節により一時的に増加させられると、内燃機関始動性が低くなりやすい寒冷地などにおいても内燃機関始動性が高くなる。
ストローク距離調節部材2300は、ストローク距離調節部材2300の外側面に形成されている螺子部がストッパー部材2200の内側面に形成されている螺子部に螺合するように、ストッパー部材2200に嵌込まれている。
第一のロックナット2310はストローク距離調節部材2300の外側面に形成されている前述の如き螺子部に螺合するナットであり、第二のロックナット2320はストッパー部材2200の外側面に形成されている螺子部に螺合するナットである。ストローク距離調節部材2300は、第一のロックナット2310と、第二のロックナット2320と、を利用してストッパー部材2200にしっかりと固定される。
そして、ストローク距離Dが、正確に規定される。
さらに、チョークノブ輪部2110を有するチョークノブ部材2100は、ストローク距離調節部材2300が固定されたストッパー部材2200にスライド可能に取付けられている。
チョークノブ部材2100が引出されていくと、チョークノブ輪部2110はやがてストッパー部材2200に当接するので、チョーク引出操作は過度に行われることなく必然的に終了させられる。かくして、チョークノブケーブルとキャブレターとの間のロッドの弾性変形などが存在する場合においても、作業者がチョーク引出操作の加減を気にする必要はなく、過度なチョーク引出操作に起因したキャブレター、およびエンジン30の点火プラグなどにおける部品磨耗などの破損が発生してしまう恐れはほとんどない。
本発明における作業車両は、副変速ギア機構の操作性を向上させることが可能であり、田植機などの作業車両に利用する目的に有用である。
10 車体
11 メインフレーム
21 前輪
22 後輪
30 エンジン
40 HST
50 運転ユニット
51 フロア
52 座席
53 操舵ハンドル
60 苗植付部
61 苗載台
70 施肥部
80 苗植付部昇降機構
110 副変速ギア機構
111 上流側回転軸
111a 第一の上流側ギア部
111b 第二の上流側ギア部
111c 第三の上流側ギア部
111d 第四の上流側ギア部
112 下流側回転軸
112a 第一の下流側ギア部
112b 第二の下流側ギア部
113 シフター
120 副変速レバー
121 副変速レバーアーム
121a レバーアーム上側部
121b レバーアーム下側部
122 ピン
123 レバーアーム上側回動軸
124 レバーアーム下側回動軸
130 水平ガイドプレート
131 長孔状スリット
132、133、134 溝
140 垂直ガイドプレート
141 弧状スリット
142、143、144 溝
150 第一の副変速レバー付勢手段
151 第一の副変速レバー付勢スプリング
160 第二の副変速レバー付勢手段
161 第二の副変速レバー付勢スプリング
170 爪クラッチ
171 凹部
172 凸部
210 動力伝達ベルト機構
211 動力伝達ベルト
220 テンションローラー部材
221 テンションローラー
222 テンションローラー取付アーム
223 回動軸
230 テンションローラー部材変位機構
231 テンションローラー部材変位アーム
232 変位アーム回動軸
233 変位アーム付勢スプリング
234 変位アーム当接ローラー
235 変位アームストッパー
240 テンションローラー部材付勢手段
241 スプリング
310 動力伝達パイプ状シャフト
311 スプライン溝
312 グリス注入ニップル
313 第一の通気孔
314 第二の通気孔
320 シャフトブーツ
330 下流側伝動軸
1000 株間切替機構
1110 株距離副変速レバー
1111 株距離副変速レバー回動軸
1112 株距離副変速レバースリット
1120 株距離設定レバー
1121 株距離設定レバー回動軸
1122 株距離設定レバースリット
1200 株間切替レバーステー
1210 株間切替レバーステー本体部
1220 株間切替レバーステー触角部
2000 チョーク機構
2100 チョークノブ部材
2110 チョークノブ輪部
2200 ストッパー部材
2300 ストローク距離調節部材
2310 第一のロックナット
2320 第二のロックナット

Claims (8)

  1. 車体(10)へ取付けられた、動力を発生するエンジン(30)と、
    ギア切替えを利用して車輪(21、22)へ前記動力を伝達する副変速ギア機構(110)と、
    前記車体(10)を低速走行させる低速走行レバー位置、前記車体(10)を苗植付走行させる苗植付走行レバー位置、前記車体(10)を走行させない中立レバー位置、および前記車体(10)を路上走行させる路上走行レバー位置を選択することにより前記ギア切替えを行う副変速レバー(120)と、
    前記副変速レバー(120)を案内する長孔状スリット(131)が設けられた水平ガイドプレート(130)と、
    を備え、
    前記副変速レバー(120)は、前記長孔状スリット(131)に貫入させられた副変速レバーアーム(121)を有し、
    前記長孔状スリット(131)の一方の端部は、前記低速走行レバー位置に対応し、
    前記副変速レバー(120)は、第一の副変速レバー付勢手段(150)により、前記長孔状スリット(131)の前記一方の端部に向かい常に付勢されており、
    前記長孔状スリット(131)の側部には、前記苗植付走行レバー位置に対応する溝(132)、前記中立レバー位置に対応する溝(133)、および前記路上走行レバー位置に対応する溝(134)が形成されていることを特徴とする作業車両。
  2. 前記低速走行レバー位置に対応する前記ギア切替えは、爪クラッチ(170)を利用して行われ、
    前記爪クラッチ(170)に形成されている凹部(171)および凸部(172)は、テーパー状であることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  3. 前記苗植付走行レバー位置に対応する前記溝(132)、前記中立レバー位置に対応する前記溝(133)、および前記路上走行レバー位置に対応する前記溝(134)が形成されている前記側部は、前記長孔状スリット(131)の何れか一方の同じ側部であり、
    前記副変速レバー(120)は、第二の副変速レバー付勢手段(160)により、前記長孔状スリット(131)の前記何れか一方の前記同じ側部に向かい常に付勢されていることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  4. 前記副変速レバー(120)を案内する弧状スリット(141)が設けられた垂直ガイドプレート(140)を備え、
    前記副変速レバーアーム(121)は、前記弧状スリット(141)に係合させられたピン(122)を有し、
    前記弧状スリット(141)の一方の端部は、前記低速走行レバー位置に対応し、
    前記弧状スリット(141)の側部には、前記苗植付走行レバー位置に対応する溝(142)、前記中立レバー位置に対応する溝(143)、および前記路上走行レバー位置に対応する溝(144)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の作業車両。
  5. 車体(10)へ取付けられた、動力を発生するエンジン(30)と、
    前記動力を伝達する動力伝達ベルト(211)を有する動力伝達ベルト機構(210)と、
    前記動力伝達ベルト(211)に接触することにより前記動力伝達ベルト(211)へテンションを印加するテンションローラー(221)、および前記テンションローラー(221)が取付けられたテンションローラー取付アーム(222)を有するテンションローラー部材(220)と、
    前記テンションを解除するべく、前記テンションが前記動力伝達ベルト(211)へ印加されないように前記テンションローラー部材(220)を変位させるテンションローラー部材変位機構(230)と、
    を備え、
    前記テンションローラー部材(220)は、テンションローラー部材付勢手段(240)により、前記動力伝達ベルト(211)に接触するように常に付勢されており、
    前記テンションローラー部材変位機構(230)は、前記テンションローラー部材(220)に当接することにより前記テンションローラー部材付勢手段(240)に抗して前記テンションローラー部材(220)を変位させるテンションローラー部材変位アーム(231)を有し、
    前記テンションローラー部材変位アーム(231)は、座席(52)の側方に配置されていることを特徴とする作業車両。
  6. 前記テンションローラー取付アーム(222)は、回動支点(223)の周りに回動可能であり、
    前記テンションローラー部材付勢手段(240)は、前記テンションローラー取付アーム(222)へ取付けられた弾性体(241)を有し、
    前記テンションローラー取付アーム(222)への前記弾性体(241)の取付箇所から前記回動支点(223)までの距離は、前記テンションローラー取付アーム(222)への前記テンションローラー(221)の取付箇所から前記回動支点(223)までの距離より大きいことを特徴とする請求項5に記載の作業車両。
  7. 車体(10)へ取付けられた、動力を発生するエンジン(30)と、
    苗植付部(60)へ前記動力を伝達する動力伝達パイプ状シャフト(310)と、
    前記苗植付部(60)を前記車体(10)に対して昇降させる苗植付部昇降機構(80)と、
    を備え、
    スプライン溝(311)が形成されている、前記苗植付部(60)の側に接続された前記動力伝達パイプ状シャフト(310)の後端部は、シャフトブーツ(320)により覆われており、
    前記動力伝達パイプ状シャフト(310)の、前記スプライン溝(311)が形成されておらず、前記シャフトブーツ(320)により覆われない所定の箇所には、グリス注入ニップル(312)が設けられており、
    前記動力伝達パイプ状シャフト(310)の、前記スプライン溝(311)が形成されておらず、前記シャフトブーツ(320)により覆われた所定の箇所には、第一の通気孔(313)が設けられており、
    前記第一の通気孔(313)は、前記グリス注入ニップル(312)と反対にあることを特徴とする作業車両。
  8. 前記動力伝達パイプ状シャフト(310)の、運転ユニット(50)のフロア(51)の下方に位置する、前記シャフトブーツ(320)により覆われない所定の箇所には、第二の通気孔(314)が設けられており、
    前記第一の通気孔(313)は、前記グリス注入ニップル(312)と180°反対にあり、
    前記第二の通気孔(314)は、前記グリス注入ニップル(312)と90°ずれていることを特徴とする請求項7に記載の作業車両。
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