JP2017212764A - 充放電装置、輸送機器及び制御方法 - Google Patents

充放電装置、輸送機器及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】加温による特定の部品への負荷集中を防止可能な充放電装置を提供すること。【解決手段】充放電装置は、電源と、直列接続されたハイサイドとローサイドの2つのスイッチング素子を含むスイッチ部を2つ及びこれら2つのスイッチ部間を接続するコイルを有し、電源の充電電力又は電源の放電電力を変換する変換部と、2つのスイッチ部の一方が有する一方サイドのスイッチング素子のPWM制御と、2つのスイッチ部の他方が有する他方サイドのスイッチング素子のオン制御との組み合わせによる複数のパターンに基づき、各スイッチング素子のオンオフ動作を制御する制御部を備える。電源を加温する際、制御部は、電源と変換部とで閉回路を形成し、複数のパターンを循環して切り替えるルーチンを実行する。複数のパターンは、全てのパターンが一回り循環すると、2つのスイッチ部のスイッチング素子間で発生する損失が等しくなるよう、設定されている。【選択図】図3

Description

本発明は、電源の加温を行う充放電装置、輸送機器及び制御方法に関する。
特許文献1に記載の蓄電システムでは、蓄電装置の充電と蓄電装置の加温とを効率良く行うために、外部電源からの電力を蓄電装置に供給する充電処理と、昇圧回路のスイッチング素子の周期的なオンオフ切り替えによって生成されるリプル電流を用いて蓄電装置を温める昇温処理とを交互に行う。
特開2014−050144号公報
上記説明した特許文献1に記載の蓄電システムでは、昇圧回路が有するスイッチング素子は2つであり、この2つのスイッチング素子のオンとオフを周期的に切り替えることによって昇温処理を行う。このため、スイッチング素子にかかる負荷は略均等である。しかし、双方向の直流−交流変換が可能な双方向インバータ回路が用いられる場合、この双方向インバータ回路には、一般的な商用電力系統からの交流電力を直流電力に変換するためのスイッチング素子が2つと、蓄電装置からの直流電力を交流電力に変換するためのスイッチング素子が2つの合計4つのスイッチング素子が含まれる。双方向インバータ回路を有する蓄電システムにおいて、特許文献1に記載の昇温処理と同様の処理を行うと、4つのスイッチング素子のうち、2つのスイッチング素子に対してオンオフ切り替えが行われ、いわゆるハーフ・ブリッジ・モードとして機能する。このため、双方向インバータ回路を構成する4つのスイッチング素子のうち、2つのスイッチング素子のみに負荷が集中する。
本発明の目的は、加温による特定の部品への負荷集中を防止可能な充放電装置、輸送機器及び制御方法を提供することである。なお、加温とは、変換部のスイッチング素子で発生した損失による熱を加えることである。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
電源(例えば、後述の実施形態でのバッテリ101,201)と、
直列接続されたハイサイドとローサイドの2つのスイッチング素子を含むスイッチ部(例えば、後述の実施形態でのスイッチ部150,250)を2つと、ハイサイドの前記スイッチング素子とローサイドの前記スイッチング素子の間を接続点として前記2つのスイッチ部間を接続するコイル(例えば、後述の実施形態での2次コイルL2,コイルL)と、を有し、前記電源を充電するための電力又は前記電源から放電された電力を変換する変換部(例えば、後述の実施形態での整流器105,双方向充電器205)と、
前記2つのスイッチ部の一方が有する一方サイドの前記スイッチング素子のPWM制御と、前記2つのスイッチ部の他方が有する他方サイドの前記スイッチング素子のオン制御と、の組み合わせによる複数のパターンに基づき、前記2つのスイッチ部が有する各スイッチング素子のオンオフ動作を制御する制御部(例えば、後述の実施形態でのECU107,207)と、を備え、
前記電源を加温する際、前記制御部は、前記電源と前記変換部とで閉回路を形成し、前記複数のパターンを循環して切り替えるルーチンを実行し、
前記複数のパターンは、全てのパターンが一回り循環すると、前記2つのスイッチ部がそれぞれ有する前記一方サイドの各スイッチング素子で発生する損失、及び前記2つのスイッチ部がそれぞれ有する前記他方サイドの各スイッチング素子で発生する損失の少なくとも一方が等しくなるよう、設定されている、充放電装置である。
ここで請求項に記載した用語について補足する。「一方サイドの前記スイッチング素子」とは、ハイサイドの前記スイッチング素子とローサイドの前記スイッチング素子のうち、「他方サイドの前記スイッチング素子」とは異なる方を指す。例えば、「一方サイドの前記スイッチング素子」がハイサイドの前記スイッチング素子の場合、「他方サイドの前記スイッチング素子」はローサイドの前記スイッチング素子となる。また逆に「一方サイドの前記スイッチング素子」がローサイドの前記スイッチング素子の場合は、「他方サイドの前記スイッチング素子」はハイサイドの前記スイッチング素子となる。上記補足は本請求項以降の請求項でも同様である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記複数のパターンは、全てのパターンが一回り循環すると、前記2つのスイッチ部がそれぞれ有する前記一方サイドの各スイッチング素子で発生する損失が等しく、かつ、前記2つのスイッチ部がそれぞれ有する前記他方サイドの各スイッチング素子で発生する損失が等しくなるよう、設定されている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記複数のパターンは、全てのパターンが一回り循環すると、前記2つのスイッチ部がそれぞれ有する前記一方サイドの各スイッチング素子で発生する損失、及び前記2つのスイッチ部がそれぞれ有する前記他方サイドの各スイッチング素子で発生する損失が全て等しくなるよう、設定されている。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、
前記電源は、前記制御部が前記ルーチンを実行してパターンを切り替える度に、放電状態と充電状態とが切り替わる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、
前記制御部は、前記ルーチンを実行する際、一定時間毎にパターンを切り替える。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか1項に記載の発明において、
前記電源及び前記変換部を一体に冷却する冷却部を備える。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の発明において、
外部の電力系統への前記電源の継続的な放電を要求する第1指令、及び前記電力系統における周波数の安定を目的とした前記電源の間欠的な充放電を要求する第2指令の少なくとも一方の受信を予測する予側部(例えば、後述の実施形態でのECU207)を備え、
前記制御部は、前記予側部が前記第2指令の受信を予測した場合には、前記第1指令の受信を予測した場合よりも、前記電源を強く加温するよう前記ルーチンを実行する。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか1項に記載の発明において、
外部の電力系統への前記電源の継続的な放電を要求する第1指令、及び前記電力系統における周波数の安定を目的とした前記電源の間欠的な充放電を要求する第2指令の少なくとも一方を受信する受信部(例えば、後述の実施形態でのデジタル通信部211)を備え、
前記制御部は、前記受信部が前記第1指令及び前記第2指令の少なくとも一方を受信した際、前記ルーチンよりも前記受信部が受信した指令に基づく制御を優先する。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか1項に記載の発明において、
前記コイルは、1次コイルから非接触で受電する2次コイル(例えば、後述の実施形態での2次コイルL2)であり、
前記制御部は、前記ルーチンを実行することによって前記コイルを流れる電流の周波数が、前記1次コイルと前記2次コイルの共振周波数にならないように、前記ルーチンを実行する。
請求項10に記載の発明は、請求項1から9のいずれか1項に記載の充放電装置を有する、輸送機器である。
請求項11に記載の発明では、
電源(例えば、後述の実施形態でのバッテリ101,201)と、
直列接続されたハイサイドとローサイドの2つのスイッチング素子を含むスイッチ部(例えば、後述の実施形態でのスイッチ部150,250)を2つと、ハイサイドの前記スイッチング素子とローサイドの前記スイッチング素子の間を接続点として前記2つのスイッチ部間を接続するコイル(例えば、後述の実施形態での2次コイルL2,コイルL)と、を有し、前記電源を充電するための電力又は前記電源から放電された電力を変換する変換部(例えば、後述の実施形態での整流器105,双方向充電器205)と、
前記2つのスイッチ部の一方が有する一方サイドの前記スイッチング素子のPWM制御と、前記2つのスイッチ部の他方が有する他方サイドの前記スイッチング素子のオン制御と、の組み合わせによる複数のパターンに基づき、前記2つのスイッチ部が有する各スイッチング素子のオンオフ動作を制御する制御部(例えば、後述の実施形態でのECU107,207)と、を備えた充放電装置が行う制御方法であって、
前記電源を加温する際、前記制御部は、前記電源と前記変換部とで閉回路を形成し、前記複数のパターンを循環して切り替えるルーチンを実行し、
前記複数のパターンは、全てのパターンが一回り循環すると、前記2つのスイッチ部がそれぞれ有する前記一方サイドの各スイッチング素子で発生する損失、及び前記2つのスイッチ部がそれぞれ有する前記他方サイドの各スイッチング素子で発生する損失の少なくとも一方が等しくなるよう、設定されている、制御方法である。
請求項1、10及び11の発明によれば、電源を加温する際に、制御部は、変換部で発生する損失が2つのスイッチ部のスイッチング素子間で分散するよう複数のパターンを設定した上で、当該複数のパターンを循環して切り替えるルーチンを実行する。このため、特定のスイッチング素子への負荷集中を回避しつつ電源を加温できる。
請求項2の発明によれば、上記ルーチンを実行中の全てのパターンが一回り循環する間に発生する損失は、2つのスイッチ部がそれぞれ有する一方サイドのスイッチング素子間で等しく、かつ、2つのスイッチ部がそれぞれ有する他方サイドのスイッチング素子間で等しいため、特定のスイッチング素子への負荷集中を効果的に回避しつつ電源を加温できる。
請求項3の発明によれば、上記ルーチンを実行中の全てのパターンが一回り循環する間に発生する損失は、2つのスイッチ部が有する全てのスイッチング素子間で等しいため、特定のスイッチング素子への負荷集中を完全に回避しつつ電源を加温できる。
請求項4の発明によれば、パターンが切り替わる度に電源の放電状態と充電状態とが切り替わり、コイルに対する電流の向きが変わる。このため、上記ルーチンの実行中におけるコイルの磁気飽和を回避できる。さらに、電源の加温に用いる電流は、電源とコイルの間でループを形成するため、加温のために電源の電力が必要以上に用いられることを防止できる。
請求項5の発明によれば、上記ルーチンを実行中はパターンを等時間毎に切り替えてコイルの励磁量を制御するため、特定のスイッチング素子への負荷集中とコイルの磁気飽和をバランス良く回避できる。
請求項6の発明によれば、制御部がルーチンを実行したことによって変換部で発生した熱が冷却部を介して電源を温めるため、電源の加温効率が増大する。
請求項7の発明によれば、電源の温度が低いと間欠的な充放電を応答性良く行うことができないため、第2指令の受信が予測された場合には、第1指令の受信が予測された場合よりも強く電源を加温する。その結果、電源は、第2指令に応じた間欠的な充放電を応答性良く行うことができる。
請求項8の発明によれば、第1指令に応じた継続的な放電又は第2指令に応じた間欠的な充放電を電源が行えば、電源は、制御部がルーチンを実行するまでもなく内部発熱によって加温される。したがって、第1指令及び第2指令の少なくとも一方を受信した際には、当該指令に基づく制御を優先することで、上記ルーチンを実行することなく電源を加温できる。また、第1指令や第2指令に応答した充放電に対するインセンティブを獲得できる。
請求項9の発明によれば、コイルを流れる電流の周波数が1次コイルと2次コイルの共振周波数であると、制御部が上記ルーチンを実行することによって2次コイルから1次コイルに電磁誘導の作用によって送電されてしまうが、当該共振周波数にならないようにルーチンが実行されるため、1次コイルへの送電を防止でき、電源の蓄電量低下を防止できる。
本発明に係る充放電装置を搭載した第1実施形態の電動車両の概略構成、及び当該電動車両と送電装置との関係を示すブロック図である。 図1に示す電動車両の各構成要素と送電装置との関係を示す電気回路図である。 パターン毎の整流器の回路状態と、2次コイルにおける励磁量及び閉電流Iの各変化と、各スイッチング素子での損失量の変化と、各スイッチング素子のオンオフ動作に係る制御信号との一例を示す図である。 パターン毎の整流器の回路状態と、2次コイルにおける励磁量及び閉電流Iの各変化と、各スイッチング素子での損失量の変化と、各スイッチング素子のオンオフ動作に係る制御信号との他の例を示す図である。 電動車両の各構成要素と冷却液の循環路との位置関係を示す電気回路図である。 本発明に係る充放電装置を搭載した第2実施形態の電動車両の概略構成、及び当該電動車両と外部電源装置(EVSE: Electric Vehicle Service Equipment)との関係を示すブロック図である。 図6に示す電動車両の各構成要素と外部電源装置との関係を示す電気回路図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係る充放電装置を搭載した第1実施形態の電動車両の概略構成、及び当該電動車両と送電装置との関係を示すブロック図である。図1に示す電動車両は、バッテリ(BATT)101と、駆動部103と、2次コイルL2と、整流器105と、ECU(Electric Control Unit)107とを備える。なお、図1中の太い実線は電力配線を示し、細い実線の矢印は制御信号を示す。また、図2は、図1に示す電動車両の各構成要素と送電装置との関係を示す電気回路図である。
以下、第1実施形態の電動車両が備える各構成要素について説明する。
バッテリ101は、直列又は並列に接続された複数の蓄電セルを有し、例えば100〜200Vの高電圧を供給する。蓄電セルは、例えば、リチウムイオン電池やニッケル水素電池である。
駆動部103は、バッテリ101から供給される電力によって駆動され、電動車両が走行するための動力を発生する。
2次コイルL2は、電動車両の底部に配設され、整流器105と電気的に接続されている。
整流器105は、ハイサイド(上アーム)とローサイド(下アーム)の2つのスイッチング素子を含むスイッチ部150を2つ有する。2つのスイッチ部150が有する4つのスイッチング素子はブリッジ回路を形成し、2つのスイッチ部150は2次コイルL2が受電した交流を整流して直流にする。また、2つのスイッチ部150は、ハイサイドのスイッチング素子とローサイドのスイッチング素子の間を接続点として2次コイルL2を介して互いに接続されている。路面等に配設された送電装置10の1次コイルL1に2次コイルL2が対向した状態で1次コイルL1が通電すると、電磁誘導の作用によって2次コイルL2に誘導電流が流れる。整流器105は、2次コイルL2を流れる誘導電流を交流から直流に変換して、バッテリ101を充電する。
ECU107は、充放電を行っていない状態のバッテリ101の温度が低く、かつ、所定の条件を満たす際、バッテリ101を加温するために、整流器105が有する2つのスイッチ部150の各スイッチング素子のオンオフ動作を制御する。このとき、ECU107は、バッテリ101と整流器105とで閉じた回路を形成し、各スイッチング素子のオンオフ状態が異なる4つのパターンを循環して切り替えるルーチンを実行する。
図3は、パターン毎の整流器105の回路状態と、2次コイルL2における励磁量及び閉電流Iの各変化と、各スイッチング素子での損失量の変化と、各スイッチング素子のオンオフ動作に係る制御信号との一例を示す図である。なお、閉電流Iは、バッテリ101の放電電流を正値、充電電流を負値とした、各パターンの閉回路を流れる電流である。ECU107は、整流器105の一方のスイッチ部150のハイサイドのスイッチング素子Z1とローサイドのスイッチング素子Z3、並びに、他方のスイッチ部150のハイサイドのスイッチング素子Z2とローサイドのスイッチング素子Z4のそれぞれを、パターン毎にオン制御、オフ制御又はPWM(Pulse Width Modulation)制御する。
パターン1では、ECU107は、スイッチング素子Z1をPWM制御、スイッチング素子Z4をオン制御、スイッチング素子Z2,Z3をオフ制御して閉回路を形成する。パターン1の閉回路におけるバッテリ101は放電を行う。また、スイッチング素子Z1に対するPWM制御では、閉電流Iが0〜πの位相のサインカーブを描くようにデューティ比が制御される。したがって、パターン1下での2次コイルL2の励磁量は増加する。ECU107は、パターン1の制御を一定時間行った後、パターン2に切り替える。
パターン2では、ECU107は、スイッチング素子Z2をPWM制御、スイッチング素子Z3をオン制御、スイッチング素子Z1,Z4をオフ制御して閉回路を形成する。パターン2の閉回路におけるバッテリ101は、励磁した2次コイルL2が放電する閉電流Iによって充電される。また、スイッチング素子Z2に対するPWM制御では、閉電流Iがπ〜2πの位相のサインカーブを描くようにデューティ比が制御される。したがって、パターン2下での2次コイルL2の励磁量は減少する。ECU107は、パターン2の制御を一定時間行った後、パターン3に切り替える。
パターン3では、ECU107は、パターン2と同様に、スイッチング素子Z2をPWM制御、スイッチング素子Z3をオン制御、スイッチング素子Z1,Z4をオフ制御して閉回路を形成する。パターン3の閉回路におけるバッテリ101は放電を行う。また、スイッチング素子Z2に対するPWM制御では、閉電流Iが0〜πの位相のサインカーブを描くようにデューティ比が制御される。したがって、パターン3下での2次コイルL2の励磁量は増加する。ECU107は、パターン3の制御を一定時間行った後、パターン4に切り替える。
パターン4では、ECU107は、パターン1と同様に、スイッチング素子Z1をPWM制御、スイッチング素子Z4をオン制御、スイッチング素子Z2,Z3をオフ制御して閉回路を形成する。パターン4の閉回路におけるバッテリ101は、励磁した2次コイルL2が放電する閉電流Iによって充電される。また、スイッチング素子Z1に対するPWM制御では、閉電流Iがπ〜2πの位相のサインカーブを描くようにデューティ比が制御される。したがって、パターン4下での2次コイルL2の励磁量は減少する。ECU107は、パターン4の制御を一定時間行った後、パターン1に切り替える。
上記説明した各パターンにおいてPWM制御が行われるスイッチング素子では、図3に斜線のハッチングで示すスイッチング損が生じ、オン制御が行われるスイッチング素子では、図3に点のハッチングで示す導通損が生じる。本実施形態では、パターン1〜4が循環して切り替えられるため、4つのパターンが一回り循環する間に整流器105で発生する損失が、2つのスイッチ部150のスイッチング素子間で分散する。図3に示した例では、2つのスイッチ部150がそれぞれ有するハイサイドのスイッチング素子Z1,Z2間で損失量が等しく、かつ、2つのスイッチ部150がそれぞれ有するローサイドのスイッチング素子Z3,Z4間で損失量が等しくなる。
なお、図3に示した例では、PWM制御を行うスイッチング素子がハイサイドのスイッチング素子Z1,Z2であり、オン制御を行うスイッチング素子がローサイドのスイッチング素子Z3,Z4であるが、ハイサイドのスイッチング素子Z1,Z2をオン制御し、ローサイドのスイッチング素子Z3,Z4をPWM制御しても良い。
また、図4に示すように、パターン3の代わりに、スイッチング素子Z3をPWM制御、スイッチング素子Z2をオン制御、スイッチング素子Z1,Z4をオフ制御するパターン3Aを行い、パターン4の代わりに、スイッチング素子Z4をPWM制御、スイッチング素子Z1をオン制御、スイッチング素子Z2,Z3をオフ制御するパターン4Aを行っても良い。この場合、2つのスイッチ部150が有する全てのスイッチング素子間で損失量が等しくなる。
このように、ECU107が上記ルーチンを実行すると、バッテリ101は内部抵抗の発熱によって加温される。また、整流器105の2つのスイッチ部150が有する各スイッチング素子及び2次コイルL2でも、発生した損失が熱となる。したがって、図5に示すように、冷媒としての冷却液が循環する循環路109が、各スイッチング素子及び2次コイルL2、並びに、バッテリ101に近接して配設されていれば、各スイッチング素子及び2次コイルL2で発生した熱が循環路109を介してバッテリ101を温めることができる。この場合、バッテリ101の加温効率が増大する。
なお、上記ルーチンを実行中の2次コイルL2を流れる閉電流の周波数が送電装置10の1次コイルL1と2次コイルL2の共振周波数であると、ECU107が上記ルーチンを実行することによって2次コイルL2から1次コイルL1に電磁誘導の作用によって送電されてしまう。しかし、本実施形態では、当該共振周波数にならないように、ECU107は、閉電流の周波数を決定するパターンの切り替えタイミングを制御するため、1次コイルL1への送電を防止でき、バッテリ101の蓄電量低下を防止できる。より詳述すると、閉電流の周波数を高くするためには各パターンの切り替えタイミングを早くすればよい。一方、閉電流の周波数を低くするためには各パターンの切り替えタイミングを遅くすれば良い。
(第2実施形態)
図6は、本発明に係る充放電装置を搭載した第2実施形態の電動車両の概略構成、及び当該電動車両と外部電源装置(EVSE: Electric Vehicle Service Equipment)との関係を示すブロック図である。図6に示す電動車両は、バッテリ(BATT)201と、駆動部203と、双方向充電器205と、ECU(Electric Control Unit)207と、インレット209と、デジタル通信部211とを備える。なお、図6中の太い実線は電力配線を示し、細い実線の矢印は制御信号を示す。また、図7は、図6に示す電動車両の各構成要素と外部電源装置との関係を示す電気回路図である。
以下、第2実施形態の電動車両が備える各構成要素について説明する。
バッテリ201は、直列又は並列に接続された複数の蓄電セルを有し、例えば100〜200Vの高電圧を供給する。蓄電セルは、例えば、リチウムイオン電池やニッケル水素電池である。
駆動部203は、バッテリ201から供給される電力によって駆動され、電動車両が走行するための動力を発生する。
双方向充電器205は、トランス方式のAC−DC変換器であり、ハイサイド(上アーム)とローサイド(下アーム)の2つのスイッチング素子を含むスイッチ部250を2つと、トランスの一部を構成するコイルLとを有する。2つのスイッチ部250が有する4つのスイッチング素子はブリッジ回路を形成し、2つのスイッチ部250はインバータとして機能する。また、コイルLは、ハイサイドのスイッチング素子とローサイドのスイッチング素子の間を接続点として2つのスイッチ部250間を接続する。双方向充電器205は、商用電源等の外部の電力系統から得られた交流電圧を直流電圧に変換して、バッテリ201を充電する。また、双方向充電器205は、バッテリ201から放電された直流電圧を交流電圧に変換して、この変換された電力を外部の電力系統又は電気負荷に供給する。
ECU207は、充放電を行っていない状態のバッテリ201の温度が低く、かつ、所定の条件を満たす際、バッテリ201を加温するために、双方向充電器205が有する2つのスイッチ部250の各スイッチング素子のオンオフ動作を制御する。このとき、ECU207は、バッテリ201と双方向充電器205とで閉回路を形成し、各スイッチング素子のオンオフ状態及びバッテリ201の充放電状態が異なる4つのパターンを循環して切り替えるルーチンを実行する。また、ECU207は、本実施形態の電動車両が、以下説明するV2G(Vehicle to Grid)へ参加する際に、双方向充電器205を用いた外部の電力系統との間の充放電制御を行う。
本実施形態の電動車両が参加可能なV2Gについて説明する。V2Gは、商用電力網を含む電力系統と電動車両との間で電力の融通を行うシステムであり、電動車両が移動手段として用いられない時には、この電動車両に搭載された蓄電器が電力貯蔵設備として利用される。このため、V2Gに参加する電動車両と電力系統の間では双方向の電力の授受が行われる。V2Gに参加する電動車両は、電力系統の状況に応じて、電力系統における需給均衡の維持を目的とする継続的な放電、又は、電力系統における周波数の安定を目的とする間欠的な充放電を行う。需給均衡の維持を目的とした電動車両の継続的放電によって得られる電力は、電力系統の「瞬動予備力(Spinning Reserve)」として利用される。この瞬動予備力のための継続的放電は、特に、電力系統における電力需要の増加に伴い、需給均衡を維持するために必要とされる電力系統への電力供給を目的として行われる。また、周波数の安定を目的とした電動車両の充放電よって授受される電力は、電力系統の「周波数調整(Frequency Regulation)」に利用される。いずれも電動車両が電力系統の安定化に寄与する。
上記説明したV2Gを実現するシステムは、火力、風力、原子力又は太陽光等のエネルギーによって発電を行う発電所及び発電所を含む電力供給家が発電した電力の送電網等から構成された電力系統と、電気を必要とし電力の供給を受けている電力需要家と、配電設備等を介して送電網に接続された外部電源装置(EVSE: Electric Vehicle Service Equipment)と、充放電可能なバッテリを有するEV(Electrical Vehicle)やPHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)等の電動車両と、通信網と、通信網に接続された外部電源装置を介して複数の電動車両が有する各蓄電器の充放電を管理するアグリゲータとから構成される。アグリゲータは、電動車両のバッテリを含む複数の蓄電装置の充放電を管理することによって、発電所を運営する電力会社又は送電網を運営する送電会社等の要求に応えることができる。
電動車両が備えるインレット209には、図6に示した外部電源装置20のコネクタ21が着脱可能である。コネクタ21は、電動車両のインレット209に接続された状態で、外部電源装置20と電動車両との間で電力の授受を行う。外部電源装置20には、ホームゲートウェイ30を介して通信網に接続されたデジタル通信部23が設けられ、電力線通信(デジタル通信)技術を用いて、外部電源装置20と電動車両との間で授受される電気に対し、アグリゲータから得られた信号を重畳する。このため、アグリゲータからの制御信号は、コネクタ21が電動車両のインレット209に接続された状態であれば、電動車両に送られる。
電動車両が備えるデジタル通信部211は、インレット209に外部電源装置20のコネクタ21が装着された状態で、電力線通信技術によって外部電源装置20からの電気に重畳された信号を受信し、電動車両がV2Gに参加する場合は、この信号が示す指令をECU207に送る。
本実施形態のECU207は、第1実施形態と同様に、双方向充電器205の一方のスイッチ部250のハイサイドのスイッチング素子Z1とローサイドのスイッチング素子Z3、並びに、他方のスイッチ部250のハイサイドのスイッチング素子Z2とローサイドのスイッチング素子Z4のそれぞれを、パターン毎にオン制御、オフ制御又はPWM制御する。バッテリ201を加温するために行われるルーチンにおける4つのパターンは、図3又は図4を参照した第1実施形態での説明と同様に循環して行われる。なお、バッテリ201の加温効率を増大するために、冷媒としての冷却液が循環する循環路を、各スイッチング素子及びコイルL、並びに、バッテリ201に近接して配設しても良い。
また、本実施形態のECU207は、電動車両がV2Gに参加する場合に、アグリゲータから外部電源装置20を介して電動車両に送られる、外部の電力系統における需給均衡の維持を目的とする継続的な放電を要求する第1指令や、外部の電力系統における周波数の安定を目的とした間欠的な充放電を要求する第2指令の受信を予測する。当該予測は例えば、需給均衡の時系列的な変化や、当該時系列的な変化と過去の実績の比較、当該時系列的な変化の数式モデルへの適用などで行われて良い。また、アグリゲータが当該予測を行い、その結果をECU207が受信しても良い。バッテリ201の温度が低いと、第2指令に応じた間欠的な充放電を応答性良く行うことができない。このため、ECU207は、第1指令よりも高速な充放電が要求される第2指令の受信を予測した場合、バッテリ201を加温するためのルーチンを行う際に、第1指令の受信を予測した場合よりもバッテリ201が強く加温されるよう制御する。その結果、バッテリ201は、第2指令に応じた間欠的な充放電を応答性良く行うことができる。なお、バッテリ201を強く加温するには、ECU207は、ルーチンの実行時間を長くしたり、各パターンにおける閉電流の実効値を高くする制御を行う。
また、本実施形態のECU207は、デジタル通信部211が第1指令及び第2指令の少なくとも一方を受信した際、バッテリ201を加温するために行われるルーチンよりも、デジタル通信部211が受信した指令に基づく充放電制御を優先する。第1指令に応じた継続的な放電又は第2指令に応じた間欠的な充放電をバッテリ201が行えば、バッテリ201は、ECU207が上記ルーチンを実行するまでもなく内部抵抗の発熱によって加温される。したがって、第1指令及び第2指令の少なくとも一方を受信した際には、当該指令に基づく制御を優先することで、上記ルーチンを実行することなくバッテリ201を加温できる。また、第1指令や第2指令に応答した充放電に対するインセンティブを獲得できる。
以上説明したように、上記説明した第1及び第2実施形態によれば、バッテリ101,201を加温する際に、ECU107,207は、整流器105又は双方向充電器205で発生する損失が2つのスイッチ部のスイッチング素子間で分散するよう4つのパターンを設定した上で、当該4つのパターンを循環して切り替えるルーチンを実行する。このルーチンを実行中は、閉回路を流れる電流がバッテリ101,201を流れる際に発生するバッテリ101,201の内部抵抗による発熱によって、バッテリ101,201が加温される。このとき、図3に示した例では、4つのパターンが一回り循環する間に整流器105又は双方向充電器205で発生する損失が、2つのスイッチ部のハイサイドのスイッチング素子Z1,Z2間で等しく、かつ、2つのスイッチ部のローサイドのスイッチング素子Z3,Z4間で等しいため、特定のスイッチング素子への負荷集中を効果的に回避できる。また、図4に示した例では、4つのパターンが一回り循環する間に整流器105又は双方向充電器205で発生する損失が、2つのスイッチ部が有する全てのスイッチング素子間で等しいため、特定のスイッチング素子への負荷集中を完全に回避できる。
また、上記実施形態では、パターンが切り替わる度にバッテリ101,201の放電状態と充電状態とが切り替わり、閉回路を流れる電流の向きが変わる。このため、上記ルーチンの実行中における2次コイルL2又はコイルLの磁気飽和を回避できる。さらに、バッテリ101,201の加温に用いる電流は、バッテリ101,201とコイルL2,Lの間でループを形成するため、加温のためにバッテリ101,201の電力が必要以上に用いられることを防止できる。
また、上記実施形態では、上記ルーチンを実行中は、パターンを等時間毎に切り替えて2次コイルL2又はコイルLの励磁量を制御するため、特定のスイッチング素子への負荷集中とコイルの磁気飽和をバランス良く回避できる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。例えば、第1実施形態の電動車両が備える2次コイルL2と整流器105との代わり又は第2実施形態のコイルLと双方向充電器205を構成するスイッチ部250との代わりに、双方向の直流−直流変換が可能な双方向コンバータ回路が適用されても良い。双方向コンバータ回路は、ハイサイドとローサイドの2つのスイッチング素子を含むスイッチ部が2つと、1つのコイルとを有し、ハイサイドのスイッチング素子とローサイドのスイッチング素子の間を接続点として2つのスイッチ部がコイルを介して互いに接続されて構成されている。
101,201 バッテリ
103,203 駆動部
105 整流器
107,207 ECU
109 循環路
205 双方向充電器
209 インレット
211 デジタル通信部
150,250 スイッチ部
L2 2次コイル
L1 1次コイル
L コイル
10 送電装置
20 外部電源装置

Claims (11)

  1. 電源と、
    直列接続されたハイサイドとローサイドの2つのスイッチング素子を含むスイッチ部を2つと、ハイサイドの前記スイッチング素子とローサイドの前記スイッチング素子の間を接続点として前記2つのスイッチ部間を接続するコイルと、を有し、前記電源を充電するための電力又は前記電源から放電された電力を変換する変換部と、
    前記2つのスイッチ部の一方が有する一方サイドの前記スイッチング素子のPWM制御と、前記2つのスイッチ部の他方が有する他方サイドの前記スイッチング素子のオン制御と、の組み合わせによる複数のパターンに基づき、前記2つのスイッチ部が有する各スイッチング素子のオンオフ動作を制御する制御部と、を備え、
    前記電源を加温する際、前記制御部は、前記電源と前記変換部とで閉回路を形成し、前記複数のパターンを循環して切り替えるルーチンを実行し、
    前記複数のパターンは、全てのパターンが一回り循環すると、前記2つのスイッチ部がそれぞれ有する前記一方サイドの各スイッチング素子で発生する損失、及び前記2つのスイッチ部がそれぞれ有する前記他方サイドの各スイッチング素子で発生する損失の少なくとも一方が等しくなるよう、設定されている、充放電装置。
  2. 請求項1に記載の充放電装置であって、
    前記複数のパターンは、全てのパターンが一回り循環すると、前記2つのスイッチ部がそれぞれ有する前記一方サイドの各スイッチング素子で発生する損失が等しく、かつ、前記2つのスイッチ部がそれぞれ有する前記他方サイドの各スイッチング素子で発生する損失が等しくなるよう、設定されている、充放電装置。
  3. 請求項1に記載の充放電装置であって、
    前記複数のパターンは、全てのパターンが一回り循環すると、前記2つのスイッチ部がそれぞれ有する前記一方サイドの各スイッチング素子で発生する損失、及び前記2つのスイッチ部がそれぞれ有する前記他方サイドの各スイッチング素子で発生する損失が全て等しくなるよう、設定されている、充放電装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の充放電装置であって、
    前記電源は、前記制御部が前記ルーチンを実行してパターンを切り替える度に、放電状態と充電状態とが切り替わる、充放電装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の充放電装置であって、
    前記制御部は、前記ルーチンを実行する際、一定時間毎にパターンを切り替える、充放電装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の充放電装置であって、
    前記電源及び前記変換部を一体に冷却する冷却部を備える、充放電装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の充放電装置であって、
    外部の電力系統への前記電源の継続的な放電を要求する第1指令、及び前記電力系統における周波数の安定を目的とした前記電源の間欠的な充放電を要求する第2指令の少なくとも一方の受信を予測する予側部を備え、
    前記制御部は、前記予側部が前記第2指令の受信を予測した場合には、前記第1指令の受信を予測した場合よりも、前記電源を強く加温するよう前記ルーチンを実行する、充放電装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の充放電装置であって、
    外部の電力系統への前記電源の継続的な放電を要求する第1指令、及び前記電力系統における周波数の安定を目的とした前記電源の間欠的な充放電を要求する第2指令の少なくとも一方を受信する受信部を備え、
    前記制御部は、前記受信部が前記第1指令及び前記第2指令の少なくとも一方を受信した際、前記ルーチンよりも前記受信部が受信した指令に基づく制御を優先する、充放電装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の充放電装置であって、
    前記コイルは、1次コイルから非接触で受電する2次コイルであり、
    前記制御部は、前記ルーチンを実行することによって前記コイルを流れる電流の周波数が、前記1次コイルと前記2次コイルの共振周波数にならないように、前記ルーチンを実行する、充放電装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の充放電装置を有する、輸送機器。
  11. 電源と、
    直列接続されたハイサイドとローサイドの2つのスイッチング素子を含むスイッチ部を2つと、ハイサイドの前記スイッチング素子とローサイドの前記スイッチング素子の間を接続点として前記2つのスイッチ部間を接続するコイルと、を有し、前記電源を充電するための電力又は前記電源から放電された電力を変換する変換部と、
    前記2つのスイッチ部の一方が有する一方サイドの前記スイッチング素子のPWM制御と、前記2つのスイッチ部の他方が有する他方サイドの前記スイッチング素子のオン制御と、の組み合わせによる複数のパターンに基づき、前記2つのスイッチ部が有する各スイッチング素子のオンオフ動作を制御する制御部と、を備えた充放電装置が行う制御方法であって、
    前記電源を加温する際、前記制御部は、前記電源と前記変換部とで閉回路を形成し、前記複数のパターンを循環して切り替えるルーチンを実行し、
    前記複数のパターンは、全てのパターンが一回り循環すると、前記2つのスイッチ部がそれぞれ有する前記一方サイドの各スイッチング素子で発生する損失、及び前記2つのスイッチ部がそれぞれ有する前記他方サイドの各スイッチング素子で発生する損失の少なくとも一方が等しくなるよう、設定されている、制御方法。
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