JP2017211867A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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勉 白川
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寿々雄 松田
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Abstract

【課題】ユーザの個人情報に応じて認知症対策を支援することができる情報処理装置等を提供する。【解決手段】情報処理装置1は、ユーザの住居への時間別のエネルギー供給量を取得する取得部と、記憶部に記憶されているユーザの個人情報、及び前記取得部が取得した前記エネルギー供給量に基づき、前記ユーザに認知症の兆候が発生したか否かを判定する判定部と、該判定部が判定した判定結果に応じて、認知症の兆候が発生した旨を通知する通知部とを備えることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
高齢化社会の進展に伴い、情報通信技術を用いて高齢者を支える取り組みが活発となっている。例えば特許文献1では、高齢者等の被確認者宅におけるガス使用量に基づき異常発生の有無を判定し、判定結果を確認者に通知する安否確認システムが開示されている。
特開2015−191304号公報
一方で、高齢化社会の進展により認知症患者が急増すると考えられている。特許文献1ではユーザ個々の情報を考慮せず、ガス使用量のみに基づいて一律に判定処理を行っているため、認知症対策としては不十分である。
本発明は斯かる事情によりなされたものであって、その目的とするところは、ユーザの個人情報に応じて認知症対策を支援することができる情報処理装置等を提供することにある。
本発明に係る情報処理装置は、ユーザの住居への時間別のエネルギー供給量を取得する取得部と、記憶部に記憶されているユーザの個人情報、及び前記取得部が取得した前記エネルギー供給量に基づき、前記ユーザに認知症の兆候が発生したか否かを判定する判定部と、該判定部が判定した判定結果に応じて、認知症の兆候が発生した旨を通知する通知部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、前記記憶部はさらに、認知症に関する統計的傾向を示す統計情報を記憶しており、該統計情報と前記個人情報とを比較し、前記ユーザが認知症を発症する危険性を推定する推定部と、該推定部が推定した推定結果に基づき、前記ユーザに認知症の兆候が発生したと前記判定部が判定する前記エネルギー供給量の上限値又は下限値を設定する設定部とを備えることを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、前記エネルギー供給量は、電力使用量及びガス使用量を含むことを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、前記通知部は、前記住居にガスを供給するガス事業者宛に通知を行い、前記記憶部は、外部端末を介して前記ガス事業者から入力される前記個人情報を記憶することを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、前記個人情報は、前記ユーザの生体情報、家族情報、経歴情報、又は生活情報を含むことを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、前記生体情報は、前記ユーザの生体から採取される生体試料を検査した検査結果を含むことを特徴とする。
本発明に係る情報処理方法は、ユーザの住居への時間別のエネルギー供給量を取得し、記憶部に記憶されているユーザの個人情報、及び取得した前記エネルギー供給量に基づき、前記ユーザに認知症の兆候が発生したか否かを判定し、判定結果に応じて、認知症の兆候が発生した旨を通知する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの個人情報に応じて認知症対策を支援することができる。
情報処理システムの構成例を示す模式図である。 サーバの構成例を示すブロック図である。 端末の構成例を示すブロック図である。 供給DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 個人DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 統計DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 認知症の発症に係る危険性の推定処理を説明するための説明図である。 認知症の兆候発生の有無に係る判定処理を説明するための説明図である。 判定結果の通知処理を説明するための説明図である。 サーバが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る認知症の兆候発生の有無に係る判定処理を説明するための説明図である。 実施の形態2に係るサーバが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る入力画面の一例を示す説明図である。 実施の形態3に係るサーバが実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、情報処理システムの構成例を示す模式図である。本実施の形態では、電気、ガス等の需要家であるユーザの住居へのエネルギー供給量に基づき、当該ユーザについて認知症の兆候の発生有無を判定し、外部へ通知を行う情報処理システムを一例として説明を行う。情報処理システムは、相互に通信接続された情報処理装置1、情報処理端末2、HEMSコントローラ3、ルータ4、機器5、5、5…、ガスメータ6、ユーザ端末7等を含む。情報処理装置1、情報処理端末2、及びルータ4は、インターネット、電話網等の外部ネットワークNを介して通信を行う。HEMSコントローラ3、ルータ4、及び家電製品等である機器5、5、5…はユーザの住居内に設置されており、各装置が通信を行うことでHEMS(Home Energy Management System)が構築されている。HEMSコントローラ3は、ルータ4を介して外部と通信を行う。また、HEMSコントローラ3はガスメータ6とも通信可能に接続されている。また、ルータ4は所定の端末装置であるユーザ端末7に接続されており、HEMSコントローラ3はルータ4を介してユーザ端末7と通信可能となっている。
情報処理装置1は、種々の情報を記憶すると共に、ネットワークNを介して情報の送受信を行う情報処理装置である。情報処理装置1は、例えばサーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ等である。本実施の形態において情報処理装置1はサーバコンピュータであるものとし、サーバ1と読み替える。サーバ1は、ユーザの住居へのエネルギー供給量、ユーザの個人情報等を収集し、後述する通知処理を行う。
情報処理端末2は、種々の情報処理が可能な端末装置であり、例えばスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。本実施の形態で情報処理端末2は、ユーザの住居へガスを供給するガス事業者の従業員に貸与されているスマートフォンであるものとする。以下では簡潔のため、情報処理端末2を端末2と読み替える。端末2はサーバ1から通知を取得し、ユーザに認知症の兆候がある旨をガス事業者に報知する。
HEMSコントローラ3は、各機器5の状態を監視すると共に、機器5の動作制御を行う制御装置である。例えばHEMSコントローラ3は、各機器5の電力使用量を取得し、パーソナルコンピュータ等であるユーザ端末7に当該電力使用量の情報を送信する。また、本実施の形態においてHEMSコントローラ3は、各機器5の電力使用量を、ルータ4を介してサーバ1に送信する。また、HEMSコントローラ3はガスメータ6から住居におけるガス使用量を取得する。例えばガスメータ6にはパルス発信器61が取り付けられており、HEMSコントローラ3はパルス発信器61から発信されるパルス信号を受信することでガス使用量を取得する。電力使用量の場合と同様に、HEMSコントローラ3は取得したガス使用量をサーバ1に送信する。
なお、上記で情報処理システムはHEMSコントローラ3により電力使用量、ガス使用量等のエネルギー供給量を取得することとしたが、情報処理システムは時間別のエネルギー供給量を適切に取得することができればよく、エネルギー供給量の取得態様はHEMSコントローラ3によるものに限定されない。
図2は、サーバ1の構成例を示すブロック図である。サーバ1は、制御部11、記憶部12、通信部13、大容量記憶装置14を含む。
制御部11はCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)等の演算処理装置を含み、サーバ1に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。記憶部12はRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ素子を含み、制御部11が処理を実行するために必要なプログラム又はデータ等を記憶している。また、記憶部12は、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。通信部13は通信に関する処理を行うための処理回路等を含み、ネットワークNを介して端末2等と情報の送受信を行う。
大容量記憶装置14は、例えばハードディスク等を含む大容量の記憶装置である。大容量記憶装置14は、供給DB141、個人DB142、統計DB143等を記憶している。供給DB141は、ユーザの住居に供給されたエネルギー供給量を記憶している。個人DB142は、ユーザの個人情報を記憶している。統計DB143は、認知症に関する統計的傾向を示す統計情報を記憶している。なお、本実施の形態において記憶部12及び大容量記憶装置14は一体の記憶装置として構成されていてもよい。また、大容量記憶装置14は複数の記憶装置により構成されていてもよい。また、大容量記憶装置14はサーバ1に接続された外部記憶装置であってもよい。
また、本実施の形態においてサーバ1は上記の構成に限られず、例えば操作入力を受け付ける入力部、サーバ1に係る情報を表示する表示部、可搬型記憶媒体に記憶された情報を読み取る読取部等を含んでもよい。
図3は、端末2の構成例を示すブロック図である。端末2は、制御部21、記憶部22、通信部23、表示部24、入力部25を含む。
制御部21はCPU、MPU等の演算処理装置を含み、記憶部22に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、端末2に係る種々の情報処理、制御処理等を行う。記憶部22はRAM、ROM等のメモリ素子を含み、制御部21が処理を実行するために必要なプログラム又はデータ等を記憶している。また、記憶部22は、制御部21が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。通信部23はアンテナ及び通信処理回路等を含み、ネットワークNを介してサーバ1等と情報の送受信を行う。表示部24は液晶ディスプレイ又は有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画面を有し、制御部21から与えられた画像を表示する。入力部25は表示部24に設けられたタッチパネル又は押下式のボタン等であり、操作者による操作入力を受け付ける。入力部25は、操作者によりなされた操作内容を制御部21に通知する。
なお、本実施の形態において端末2は上記の構成に限られず、例えば画像を撮像するカメラ、音声の入出力を行うためのマイク及びスピーカ等を含んでもよい。
図4は、供給DB141のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。供給DB141は、ID列、世帯人数列、日付列、時刻列、電力列、ガス列、供給ポイント列を記憶している。ID列は、各ユーザの住居を識別するためのIDを記憶している。世帯人数列は、IDと対応付けて、ユーザの住居に係る世帯人数を記憶している。日付列は、IDと対応付けて、日付を記憶している。時刻列は、ID及び日付と対応付けて、当該日付における時刻を記憶している。電力列は、ID、日付及び時刻と対応付けて、当該時刻に計測された電力使用量(Wh)を記憶している。詳しくは、電力列は住居全体での総電力使用量、及びエアコン、照明、テレビの各機器5の電力使用量を記憶している。ガス列は、ID、日付及び時刻と対応付けて、当該時刻に計測されたガス使用量(立方メートル)を記憶している。供給ポイント列は、ID、日付及び時刻と対応付けて、当該時刻にユーザの住居へ供給されたエネルギー供給量、すなわち電力使用量及びガス使用量を、ポイントに換算して記憶している。なお、図4では電力使用量100Wh、及びガス使用量0.1立方メートルを1ポイントとして換算しているが、換算方法は上記に限定されるものではない。例えばサーバ1は、電力使用量及びガス使用量を熱量に換算することとしてもよい。
図5は、個人DB142のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。個人DB142は、ID列、氏名列、生体列、家族列、経歴列、生活列を含む。ID列は、ユーザの住居に係るIDを記憶している。氏名列は、IDと対応付けて、各IDが示す住居に在住しているユーザの氏名を記憶している。
生体列は、ID及び氏名と対応付けて、ユーザの生体に固有の情報を示す生体情報を記憶している。具体的に生体情報は、ユーザの年齢、身体測定値、画像診断結果、生体試料の検査結果等の情報を含む。例えば生体情報は、ユーザの年齢、脳内におけるAβ(アミロイドβペプチド)の蓄積量、MCI(Mild Cognitive Impairment:軽度認知障害)スクリーニング検査の検査結果、ApoE(アポリポ蛋白E)遺伝子検査の検査結果、BMI(Body Mass Index)値、血圧値、血糖値、血液中の脂質値等を含む。
Aβは蛋白質の一種であり、神経細胞の老廃物である。Aβの蓄積量は、認知症の発症と強い相関関係があると考えられている。脳内におけるAβの蓄積量は、例えばPET(ポジトロン断層法)等の画像診断により調べることができる。なお、認知症の指標とする脳内物質として、Aβ以外にタウ蛋白(Tau Protein)等を含めてもよい。
MCIスクリーニング検査及びApoE遺伝子検査は、ユーザの生体から採取される生体試料を用いた検査である。例えばMCIスクリーニング検査及びApoE遺伝子検査では、ユーザの生体から採取される生体試料として血液を用いる。具体的にMCIスクリーニング検査は、Aβの蓄積の抑制、Aβの毒性の弱体化等を担うApoA1(アポリポ蛋白A1)、C3(補体蛋白質)、TTR(トランスサイレチン)の血液中の含有量を検査することで、被検査者が認知症の前段階であるMCIの状態であるかを簡易的に調べる血液検査である。MCIスクリーニング検査の検査結果はA〜Dの四段階で示され、AではMCIの可能性が低く、DではMCIの可能性が高い。ApoE遺伝子検査は、Aβと結合して体内に蓄積する作用を有するApoEの遺伝子型を検査することで、被検査者の認知症発症の危険性を簡易的に調べる血液検査である。ApoEの遺伝子型はε2、ε3、又はε4を含み、ε4を含む遺伝子型(例えばε2/ε4)である場合は認知症を発症する危険性が高まると考えられている。本実施の形態においてサーバ1は、ユーザが認知症を発症する危険性を推定する指標として、上記の生体検査の検査結果を用いる。なお、生体検査に係る生体試料は血液に限定されるものではなく、認知症に係る指標として応用可能であれば、例えば尿、皮膚細胞、口腔粘膜等であってもよい。
BMI値、血圧値、血糖値、脂質値(例えばLDLコレステロール値)はそれぞれ肥満、高血圧、糖尿病、脂質異常症を判断する場合の判断基準となる値である。肥満、高血圧等の各症状は統計的に認知症と合併する可能性が高いことから、後述するようにサーバ1は当該生体情報を含めて認知症の兆候発生の有無を判定する。
家族列は、ID及び氏名と対応付けて、ユーザの家族に関連した家族情報を記憶している。例えば家族情報は、認知症歴のある親族の人数、ユーザが現在同居している同居者の人数等を記憶している。認知症歴のある親族がいる場合、遺伝性の関係から認知症を発症する危険性が高いものと考えられている。また、ユーザに同居人がいない場合、認知症について他者がユーザの異変に気づく可能性が激減し、医療機関による診療を受けないまま症状が進行する危険性が高まる。なお、家族情報は上記に限定されるものではなく、より詳細な家族構成、同居者の構成、介護の有無等を記憶していてもよい。
経歴列は、ID及び氏名と対応付けて、ユーザの経歴に関する経歴情報を記憶している。例えば経歴情報は、ユーザの出身地、病歴等を含む。出身地については、食文化、気候、人口密度等の違いから、認知症の発症リスクに係る地域性が考えられる。また、病歴については、例えば脳卒中による神経細胞の死滅、心臓疾患による脳への酸素の供給不足等の理由から、認知症との合併が考えられている。なお、経歴情報は上記に限定されるものではなく、例えばユーザの学歴、職歴等を含んでもよい。
生活列は、ID及び氏名と対応付けて、ユーザの生活能力、生活習慣等に係る生活情報を記憶している。例えば生活情報は、睡眠時間、歩行能力、記憶能力、言語能力、外出頻度、精神症状等を含む。なお、精神症状は、対話時においてユーザの外見、口調等に表れる感情を示す。なお、生活情報は上記に限定されるものではなく、例えば飲酒量、喫煙量、趣味、運動習慣、社会的交流の頻度等を含んでもよい。
図6は、統計DB143のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。統計DB143は、指標列、生体列、家族列、経歴列、生活列を含む。指標列は、認知症を発症する危険性を推定する際に指標となる指標値を記憶している。例えば指標値は、0〜10のポイント形式で記述される。生体列、家族列、経歴列、及び生活列はそれぞれ、指標値と対応付けて、0〜10ポイントの指標値に対応する生体情報、家族情報、経歴情報、及び生活情報の詳細を記憶している。例えば生体情報に含まれる「年齢」を考えた場合、認知症は統計的に、加齢に伴って発症する危険性が高まる。従って、若年である場合は認知症発症の危険性が低いことから、年齢が49歳以下の場合は0ポイントの指標値が与えられている。以下順々に、50〜54歳の場合は1ポイント、55〜59歳の場合は2ポイント…という形で指標値が与えられている。本実施の形態でサーバ1は、認知症に関する統計的傾向と符合させて、個人情報と指標値とを対応付けておく。後述するようにサーバ1は、個人DB142に係る個人情報と統計DB143に係る統計情報とを比較して各ユーザの指標値を算出することで、認知症を発症する危険性を推定する。
図7は、認知症の発症に係る危険性の推定処理を説明するための説明図である。以下では情報処理システムが実行する処理の概要について説明する。なお、以下では説明の便宜のため、サーバ1の処理主体は制御部11とし、端末2の処理主体は制御部21とする。
例えばサーバ1の制御部11は、ネットワークNを介してユーザの個人情報の入力を受け付け、個人DB142に記憶する。例えばユーザは、ユーザ端末7によって生体情報、家族情報等の個人情報を入力する。サーバ1の制御部11は、ユーザ端末7から個人情報を取得し、個人DB142に記憶する。なお、例えば制御部11は、ユーザのかかりつけの病院における院内サーバ、ユーザが在住している地域の自治体における自治体サーバ等と同期する形で個人情報を取得し、個人DB142に記憶することとしてもよい。
また、制御部11は、認知症に関する統計的傾向を示す統計情報を予め統計DB143に記憶しておく。上述の如く統計情報は、生体情報、家族情報等の個人情報の詳細と対応付けて、認知症に係る統計的傾向に従った指標値を付与した情報である。例えば指標値は、ポイントが高いほど認知症を発症する危険性が高いことを示す。
制御部11は、上記の個人情報と統計情報とを比較し、ユーザが認知症を発症する危険性を推定する。具体的に制御部11は、ユーザの年齢、Aβの蓄積量、MCIスクリーニング検査の検査結果等、個人情報の各詳細について、統計DB143を参照して指標値を読み出す。そして制御部11は、読み出した指標値を合算することで、認知症発症の危険度を算出する。
図8は、認知症の兆候発生の有無に係る判定処理を説明するための説明図である。図8では、ユーザの住居へ供給されたエネルギー供給量、該エネルギー供給量から認知症の兆候発生の有無を判定するための後述する暫定上限値、及び上限値を示すグラフを図示してある。グラフの横軸は時間を、縦軸はエネルギー供給量に係る供給ポイントを示す。棒グラフは、ユーザの住居への時間別のエネルギー供給量を示す。破線は、棒グラフに係るユーザの住居と世帯人数が同数である全世帯の供給ポイントの平均値に、所定値を加算した暫定上限値を示す。実線は、破線が示す暫定上限値から、上述の認知症発症の危険度に応じた数値を減算した、判定基準に係る上限値を示す。
制御部11は、ユーザの住居への時間別のエネルギー供給量を取得する。例えばユーザの住居に設置されたHEMSコントローラ3が、各機器5における時間別の電力使用量を取得する。また、HEMSコントローラ3は、ガスメータ6から当該住居における時間別のガス使用量を取得する。HEMSコントローラ3は、当該電力使用量及びガス使用量に係るエネルギー供給量を、ルータ4を介してサーバ1に送信する。サーバ1の制御部11は、HEMSコントローラ3から送信されたエネルギー供給量に係る情報を、ネットワークNを介して取得する。制御部11は、取得したエネルギー供給量をポイント換算し、供給DB143に記憶する。図8において、棒グラフが当該エネルギー供給量に係る供給ポイントを示す。なお、エアコン、照明、テレビ等の機器5は基本的にユーザ在宅時に使用されるため、これら特定の機器5の電力使用量は住居内におけるユーザの活動量を推測する上で特に有益な情報である。そこで制御部11は、住居全体での総合的な電力使用量だけでなく、これら特定の機器5についても別個にポイントを換算し、供給ポイントに加える(図4参照)。なお、制御部11はエアコン、照明等以外の機器5についても別個にポイント換算を行ってもよい。また、上記とは逆に、制御部11は個別の機器5について電力使用量を考慮せず、ユーザの住居における総電力使用量のみに基づいて電力使用量に係る供給ポイントを算出してもよい。
制御部11は、ユーザの個人情報、及びユーザの住居へのエネルギー供給量に基づき、ユーザに認知症の兆候が発生したか否かを判定する。具体的に制御部11は、上記で推定した認知症発症の危険度に応じて、認知症の兆候が発生したか否かを判定するためのエネルギー供給量の上限値を設定し、エネルギー供給量が当該上限値以上となったか否かを判定する処理を行う。例えば制御部11は、当該ユーザの住居の世帯人数と同数である全世帯について、時間別のエネルギー供給量を供給DB141から読み出す。つまり制御部11は、世帯人数が同数である他の世帯の供給ポイントを読み出す。制御部11は、全世帯の供給ポイントの平均値を算出する。制御部11は、当該平均値に所定値を加算し、判定処理における暫定上限値を算出する。所定値は例えば、全世帯の供給ポイントの分布が正規分布に従うと仮定した場合、当該正規分布に係る標準偏差に基づき定まる。なお、所定値は上記に限定されるものではなく、例えば固定値であってもよい。図8において、破線が当該暫定上限値の時系列データを示す。
制御部11は、ユーザの個人情報に基づき推定した認知症を発症する危険性に応じて、当該暫定上限値を減算する。例えば制御部11は、上述の危険度に応じたポイントを、暫定上限値に係る供給ポイントから減算する。すなわち制御部11は、危険度に応じて上限値を引き下げる。これにより、制御部11は認知症の兆候が発生したか否かを判定するための上限値を算出する。図8において、実線が当該上限値に係る時系列データを示す。認知症の兆候として、代表的な症状に健忘性がある。すなわち、食事、入浴等をしたことを忘れ、何度も料理を作る、入浴する等の事態が認知症の兆候として現れる。従って、電力使用量、ガス使用量等のエネルギー供給量の増加が認知症の兆候として現れることが考えられる。そこで制御部11は、棒グラフで示すユーザの住居へのエネルギー供給量が、実線で示す上限値以上となったか否かを判定することで、認知症の兆候発生の有無を判定する。
図9は、判定結果の通知処理を説明するための説明図である。制御部11は、上記の判定結果に応じて、認知症の兆候が発生した旨を通知する処理を行う。例えば制御部11は、エネルギー供給量が上限値以上となったと判定した回数が所定回数(例えば10回)を超えた場合、当該通知を行う。
制御部11は、例えばユーザの住居にガスを供給するガス事業者宛に通知を行う。ガス事業者は、ガスメータ6の検針等のためユーザの住居を訪れる機会が多い。特にLP(Liquefied Petroleum)ガスの供給を行っている場合、ガス事業者はガスボンベの交換のため定期的にユーザの住居を訪れる。そこで制御部11は、ユーザに対する認知症予防策の実施をガス事業者に促すべく、ガス事業者に対して通知を行う。具体的に制御部11は、ガス事業者の従業員に貸与されている端末2に通知を行う。例えば図9に示すように、端末2により通知を受けたガス事業者は、ユーザへの声掛けサービスを行う。認知症の予防策として、他人との対話が有効であると考えられている。そのため制御部11は、端末2に通知を行うことで声掛けサービスを実施するタイミングを提示し、認知症の予防策の実行をガス事業者に促す。
なお、上記で制御部11はガス事業者宛に通知を行うこととしたが、例えばユーザの家族、近隣住民、自治体、病院等に対して通知を行ってもよいことは勿論である。
図10は、サーバ1が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。図10に基づいて、サーバ1が実行する処理内容について説明する。
サーバ1の制御部11は、ユーザの個人情報を大容量記憶装置14に記憶する(ステップS11)。すなわち制御部11は、生体情報、家族情報、経歴情報、及び生活情報を含む個人情報について初期登録を受け付け、個人DB142に記憶する。生体情報は、例えばMCIスクリーニング検査の検査結果、ApoE遺伝子検査の検査結果等のように、ユーザの生体から採取される生体試料の検査結果を含む。例えば制御部11は、ユーザ端末7から初期登録を受け付ける。制御部11は、統計DB143に記憶してある統計情報と、個人DB142に記憶した個人情報とを比較し、ユーザが認知症を発症する危険性を推定する(ステップS12)。具体的に制御部11は、認知症に関する統計的傾向を示す統計情報を予め統計DB143に記憶しておく。例えば統計情報は、個人情報の各詳細と対応付けて、認知症に係る統計的傾向に従った指標値を付与した情報である。制御部11は、生体情報、家族情報等の各個人情報について統計情報と比較し、各情報に対応する指標値を読み出す。制御部11は個人情報の各詳細に係る指標値を合算することで、ユーザが認知症を発症する危険度を算出する。制御部11は、ステップS12で推定した推定結果に基づき、ユーザに認知症の兆候が発生したと判定するエネルギー供給量の上限値を設定する(ステップS13)。例えば制御部11は、供給DB141を参照し、当該ユーザの住居の世帯人数と同数である全世帯について、時間別のエネルギー供給量の平均値を算出する。制御部11は、当該平均値に所定値を加算し、暫定上限値を算出する。そして制御部11は、ステップS12で個人情報及び統計情報より算出した危険度に応じて暫定上限値を減算し、時間別のエネルギー供給量の上限値に設定する。
制御部11は、ユーザの住居への時間別のエネルギー供給量を取得する(ステップS14)。具体的に制御部11は、ユーザの住居における電力使用量及びガス使用量を取得する。例えばユーザの住居に設置されたHEMSコントローラ3が、各機器5の電力使用量を取得する。また、HEMSコントローラ3はガスメータ6からガス使用量を取得する。HEMSコントローラ3は、取得した電力使用量及びガス使用量を、ルータ4を介してサーバ1に送信する。制御部11は、ネットワークNを介して当該電力使用量及びガス使用量を取得し、時間別に供給DB141に記憶する。また、制御部11は、電力使用量及びガス使用量をポイント形式に換算することで、エネルギー供給量を示す供給ポイントを算出する。制御部11は、ステップS14で取得したエネルギー供給量が、ステップS13で設定した上限値以上であるか否かを判定する(ステップS15)。上限値以上でないと判定した場合(S15:NO)、制御部11は処理をステップS14に戻す。上限値以上であると判定した場合(S15:YES)、制御部11は、ユーザに認知症の兆候が発生した旨を示すカウントを1だけ加算し、一時的に記憶する(ステップS16)。
制御部11は、カウントが所定回数以上となったか否かを判定する(ステップS17)。すなわち制御部11は、認知症の兆候が所定回数以上発生したか否かを判定する。所定回数以上となっていないと判定した場合(S17:NO)、制御部11は処理をステップS14に戻す。所定回数以上となったと判定した場合(S17:YES)、制御部11は、認知症の兆候が発生した旨を通知する処理を行う(ステップS18)。例えば制御部11は、ユーザの住居にガスを供給するガス事業者宛に通知を行う。当該通知を受けたガス事業者は、例えばユーザの住居に訪問して声掛けサービスを行う。制御部11は、一連の処理を終了する。
なお、上記でサーバ1は、他の世帯のエネルギー供給量の平均値から判定基準となる上限値を設定することとしたが、本実施の形態はこれに限るものではない。例えばサーバ1は、ユーザの住居における過去のエネルギー供給量の平均値から上限値を設定することとしてもよい。
また、上記でサーバ1は電力使用量及びガス使用量に基づき判定処理を行ったが、判定対象とするエネルギー供給量はこれらに限定されるものではなく、例えば水道使用量を含めてもよい。この場合、例えば水道メータにパルス発信器を取り付けることで、HEMSコントローラ3は時間別の水道使用量を取得することができる。
以上より、本実施の形態1によれば、ユーザの個人情報に応じて認知症対策を支援することができる。
また、本実施の形態1によれば、統計情報が示す認知症の統計的傾向を考慮して、適切な判定基準を設定することができる。
また、本実施の形態1によれば、電力使用量及びガス使用量から認知症の兆候発生の有無を判定することができる。
また、本実施の形態1によれば、ガス事業者宛に通知を行うことで、認知症予防策の的確な実施を支援することができる。
また、本実施の形態1によれば、生体情報、家族情報等の各個人情報に基づき、ユーザが認知症を発症する危険性を適切に推定することができる。
また、本実施の形態1によれば、生体情報として生体検査の検査結果、いわゆるバイオマーカを用いることで、認知症発症の危険性を簡易に推定することができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、認知症の兆候発生の有無を判定する判定基準としてエネルギー供給量の下限値を設定する形態について述べる。なお、実施の形態1と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。
図11は、実施の形態2に係る認知症の兆候発生の有無に係る判定処理を説明するための説明図である。図11では図8と同様に、エネルギー供給量に係るグラフを示している。棒グラフは実施の形態1と同様に、ユーザの住居へのエネルギー供給量を示す。一方、実線はユーザの住居と世帯人数が同数である全世帯のエネルギー供給量の平均値から所定値を減算した暫定下限値を示す。また、破線は認知症発症の危険度に応じた数値を当該暫定下限値に加算した、判定基準に係る下限値を示す。
実施の形態1では認知症の兆候として健忘性を挙げたが、他の兆候として、生活における積極性の低下が挙げられる。すなわち、物事に対する興味、関心が薄らぎ、テレビを見なくなる、料理をしなくなる等の症状が現れる。従って、電力使用量、ガス使用量等のエネルギー供給量の低下も認知症の兆候として現れることが考えられる。そこで本実施の形態では、サーバ1の制御部11は判定基準としてエネルギー供給量の下限値を設定する。具体的に制御部11は、供給DB141を参照し、ユーザの住居と世帯人数が同数である全世帯のエネルギー供給量の平均値を算出する。制御部11は、当該平均値から所定値を減算し、暫定下限値を算出する。そして制御部11は、個人情報及び統計情報に基づき推定される認知症発症の危険度に応じて、暫定下限値に所定数値を加算し、エネルギー供給量の下限値を設定する。すなわち制御部11は、認知症発症の危険度に応じて下限値を引き上げる。制御部11は、ユーザの住居へのエネルギー供給量が当該下限値未満となったか否かを判定することで、ユーザに認知症の兆候が発生したか否かを判定する。制御部11は、判定結果に応じてガス事業者宛に通知を行う。
図12は、実施の形態2に係るサーバ1が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。サーバ1の制御部11は、ユーザが認知症を発症する危険性を推定する処理を実行した後(ステップS12)、以下の処理を実行する。
制御部11は、ステップS12で推定した推定結果に基づき、ユーザに認知症の兆候が発生したと判定するエネルギー供給量の下限値を設定する(ステップS201)。例えば制御部11は、供給DB141を参照し、当該ユーザの住居の世帯人数と同数である世帯について、時間別のエネルギー供給量の平均値を算出する。制御部11は、当該平均値から所定値を減算し、暫定下限値を算出する。そして制御部11は、ステップS12で個人情報及び統計情報より算出した危険度に応じた数値を暫定下限値に加算し、エネルギー供給量の下限値を設定する。制御部11は、ユーザの住居への時間別のエネルギー供給量を取得する(ステップS14)。制御部11は、ステップS14で取得したエネルギー供給量が、ステップS201で設定した下限値未満であるか否かを判定する(ステップS202)。下限値未満でないと判定した場合(S202:NO)、制御部11は処理をステップS14に戻す。下限値未満であると判定した場合(S202:YES)、制御部11は処理をステップS16に移行する。
なお、上記でサーバ1は判断基準であるエネルギー供給量の下限値を設定することとしたが、本実施の形態はこれに限るものではない。例えばサーバ1は、併せて上限値も設定し、エネルギー供給量が上限値以上となったか否かも判定することとしてもよい。上限値の設定方法は、実施の形態1と同様である。すなわちサーバ1は、ユーザの住居へのエネルギー供給量が下限値以上かつ上限値未満の数値領域であるか否かを判定し、当該数値領域を外れた場合、ユーザに認知症の兆候が発生したと判定してもよい。
以上より、本実施の形態2によれば、エネルギー供給量の下限値を設定する場合でも認知症の兆候発生の有無を適切に判定することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態では、ユーザの住居を訪問したガス事業者によってユーザの個人情報を収集する形態について説明する。なお、実施の形態1と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。
図13は、実施の形態3に係る入力画面の一例を示す説明図である。本実施の形態に係る情報処理システムは、ユーザに認知症の兆候が発生した旨をガス事業者に通知するだけでなく、ユーザの住居を訪問したガス事業者からユーザの個人情報、例えば生活情報の入力を受け付ける。例えばガス事業者の従業員に貸与されている端末2の制御部21は、図13に示す入力画面を表示部24に表示し、入力部25を介して入力画面への操作入力を受け付ける。当該入力画面は、ガス事業者が住居に訪問したユーザの個人情報を入力するための画面である。具体的に制御部21は、入力画面においてユーザの生活情報の入力を受け付ける。例えば図13に示すように、入力画面は睡眠時間、歩行能力、記憶能力等の各項目について入力を受け付ける入力欄131を含む。制御部21は入力欄131において、プルダウン形式でユーザの生活情報の選択入力を受け付ける。なお、制御部21は入力画面においてテキスト入力、画像入力等を受け付けてもよい。また、制御部21は生活情報だけでなく、生体情報、家族情報等の入力を受け付けてもよい。制御部21は、入力された生活情報、すなわち個人情報をサーバ1に送信する。
サーバ1の制御部11は、当該個人情報を端末2から受信することで、個人情報の入力を受け付ける。制御部11は、入力された個人情報を個人DB142に記憶する。これにより、制御部11はユーザの個人情報を更新する。認知症の兆候発生の有無に係る次回の判定処理において、制御部11は更新された個人情報に基づき判定を行う。
なお、上記で制御部11はガス事業者の端末2を介して個人情報の入力を受け付けることとしたが、本実施の形態はこれに限るものではない。例えばガス事業者から紙媒体のアンケート形式でユーザの個人情報を回収し、サーバ1は、自機に接続される図示しない端末装置よりアンケート内容の入力を受け付けることとしてもよい。すなわち、個人情報の入力元である外部端末の態様は特に限定されない。
図14は、実施の形態3に係るサーバ1が実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。サーバ1の制御部11は、認知症の兆候が発生した旨を通知する処理を行った後で(ステップS18)、以下の処理を実行する。
制御部11は、端末2を介してガス事業者からユーザの個人情報の入力を受け付ける(ステップS301)。例えば端末2の制御部21は、図13で例示した入力画面を表示部24に表示する。制御部21は当該入力画面において、ユーザの個人情報、詳しくは睡眠時間、歩行能力、記憶能力等の生活情報の入力を受け付ける。制御部21は、入力された生活情報をサーバ1に送信する。サーバ1の制御部11は当該生活情報を端末2から取得することで、生活情報、すなわち個人情報の入力を受け付ける。なお、制御部11は生体情報、家族情報等の他の個人情報についても入力を受け付けてよい。制御部11は、入力された個人情報を大容量記憶装置14に記憶する(ステップS302)。すなわち制御部11は、入力された生活情報を個人DB142に記憶することでユーザの個人情報を更新する。制御部11は一連の処理を終了する。
以上より、本実施の形態3によれば、認知症予防策の適切な実施サイクルを構築することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 サーバ(情報処理装置)
11 制御部
12 記憶部
13 通信部
14 大容量記憶装置
141 供給DB
142 個人DB
143 統計DB
2 端末(情報処理端末)
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 表示部
25 入力部
3 HEMSコントローラ
4 ルータ
5 機器
6 ガスメータ
61 パルス発信器
7 ユーザ端末
131 入力欄

Claims (7)

  1. ユーザの住居への時間別のエネルギー供給量を取得する取得部と、
    記憶部に記憶されているユーザの個人情報、及び前記取得部が取得した前記エネルギー供給量に基づき、前記ユーザに認知症の兆候が発生したか否かを判定する判定部と、
    該判定部が判定した判定結果に応じて、認知症の兆候が発生した旨を通知する通知部と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記記憶部はさらに、認知症に関する統計的傾向を示す統計情報を記憶しており、
    該統計情報と前記個人情報とを比較し、前記ユーザが認知症を発症する危険性を推定する推定部と、
    該推定部が推定した推定結果に基づき、前記ユーザに認知症の兆候が発生したと前記判定部が判定する前記エネルギー供給量の上限値又は下限値を設定する設定部と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記エネルギー供給量は、電力使用量及びガス使用量を含む
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記通知部は、前記住居にガスを供給するガス事業者宛に通知を行い、
    前記記憶部は、外部端末を介して前記ガス事業者から入力される前記個人情報を記憶する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記個人情報は、前記ユーザの生体情報、家族情報、経歴情報、又は生活情報を含む
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記生体情報は、前記ユーザの生体から採取される生体試料を検査した検査結果を含む
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. ユーザの住居への時間別のエネルギー供給量を取得し、
    記憶部に記憶されているユーザの個人情報、及び取得した前記エネルギー供給量に基づき、前記ユーザに認知症の兆候が発生したか否かを判定し、
    判定結果に応じて、認知症の兆候が発生した旨を通知する
    処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理方法。
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