JP2017211848A - 環境貢献量計算装置及び環境貢献量計算方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】TV会議による環境貢献量をTV会議への参加者に関連する単位ごとに評価可能とすること。
【解決手段】環境貢献量計算装置は、TV会議への各参加者が所在する複数の場所から共用される共用設備の利用に伴う第1の環境負荷量について、前記場所ごとに設定された按分比に基づいて、前記各場所に対する割り振り比率を計算する第1の計算部と、前記場所ごとに、当該場所に対して計算された前記割り振り比率を前記第1の環境負荷量に乗じることで得られる値と、前記TV会議へ参加するための当該場所における設備の利用に伴う第2の環境負荷量との和を、前記TV会議の主催地へ当該場所からの参加者が移動した場合に発生する第3の環境負荷量から差し引くことで、当該場所における環境貢献量を計算する第2の計算部と、を有する。
【選択図】図11
【解決手段】環境貢献量計算装置は、TV会議への各参加者が所在する複数の場所から共用される共用設備の利用に伴う第1の環境負荷量について、前記場所ごとに設定された按分比に基づいて、前記各場所に対する割り振り比率を計算する第1の計算部と、前記場所ごとに、当該場所に対して計算された前記割り振り比率を前記第1の環境負荷量に乗じることで得られる値と、前記TV会議へ参加するための当該場所における設備の利用に伴う第2の環境負荷量との和を、前記TV会議の主催地へ当該場所からの参加者が移動した場合に発生する第3の環境負荷量から差し引くことで、当該場所における環境貢献量を計算する第2の計算部と、を有する。
【選択図】図11
Description
本発明は、環境貢献量計算装置及び環境貢献量計算方法に関する。
TV(テレビ)会議サービスの主な導入効果は、「人の移動の削減」である。人の移動の削減は、交通手段の燃料やエネルギー使用量の削減となり、結果として環境負荷量の抑制となる。
企業によっては、業務効率化やCSR(corporate social responsibility)や環境の取り組みの一環としてTV会議システムの利用を推進し、その貢献度合いを、CO2排出の削減量を指標として評価している(非特許文献1、2)。
既存の算定方法では、「TV会議システム導入前の集合する会議」と「TV会議システムによる会議」のそれぞれの環境負荷量(CO2排出量)を算出し、両者の差分をTV会議による環境負荷削減量(CO2削減量)として評価している(非特許文献3、4)。また、その算出方法は、例えば、平成17年度情報通信サービスの環境効率評価ガイドライン(非特許文献5)に示された方法に準じている。
既存の算定方法(非特許文献5)では、具体的には、図1のように、導入前、導入後のそれぞれについて活動ごとに計算し合計する。評価式で利用する原単位は、ライフサイクルアセスメントの手法を用いて導出されたり、文献(非特許文献5、6、7、8)などから引用される。
評価は、サービス単位(利用者単位や、組織単位ではない)で、1年あたりにおいて行われる。評価の利便性等の向上のためシステムが考案されているが(特許文献1)、これらの多くもサービス単位の評価となっている。
大東建託ホームページ(CSR情報,環境に配慮した取り組み)、[online]、[平成28年4月26日検索]、インターネット、<http://www.kentaku.co.jp/corporate/csr/environment/activities/page03.html>
ライブオンホームページ(グリーンITへの取り組み)、[online]、[平成28年4月26日検索]、インターネット、<http://www.liveon.ne.jp/product/greenit.html>
NECホームページ(HDテレビ会議ソリューション 2011年度登録のエコシンボルスター)、[online]、[平成28年4月26日検索]、インターネット、<http://jpn.nec.com/eco/ja/product/eco/index.html?>
テレビ会議システム導入による環境負荷削減可能性のLCAを用いた検討(第34回土木計画学研究発表会資料)、[online]、[平成28年4月26日検索]、インターネット、<http://www.urban.env.nagoya-u.ac.jp/sustain/paper/2006/jiyu/06j_goto1.pdf>
平成17年度情報通信技術(ICT)の環境効率評価ガイドライン(日本環境効率フォーラム)、[online]、[平成28年4月26日検索]、インターネット、< http://lca-forum.org/environment/forum/past/>
サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(「サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位について」の別紙)(2014年 環境省)、[online]、[平成28年4月26日検索]、インターネット、<http://www.env.go.jp/earth/ondanka/supply_chain/comm.html>
情報通信ネットワークの環境負荷量の試算 、2015年電子情報通信学会基礎協会ソサエティ大会講演論文集、p104
企業が何らかの目標を掲げる場合、その目標の達成度(実績)は、(A)企業全体、(B)利用者(組織)単位、(C)ロケーション(事業所や支店)単位ごとに量られ、達成度管理をすることが一般的である。したがって、環境目標としてのTV会議利用による環境貢献量も、(A)、(B)、及び(C)のそれぞれで定量評価することが望ましい。
しかしながら、上記のとおり、既存の評価方法等では、サービス単位で評価が行われているため、(B)、(C)の評価単位と必ずしも合致しない。また、ネットワークやDC(Data Center)など、供用設備の環境負荷量の所在を組織や利用者単位に割り振らなければならないが、既存の評価方法等は、それに対応できていないという問題がある。
具体的に述べると、組織がマルチロケーションであったり、他の事業所からTV会議に参加する場合もあり、TV会議への参加形態は複雑である。特許文献1に示されているサービス単位の評価システムは、このようなTV会議システムの会議形態の複雑さに対応できていないばかりか、評価者がTV会議全体の参加者の挙動を把握しなければならず、確認(TV会議の相手側の情報を確認)する手間が生じるという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、TV会議による環境貢献量をTV会議への参加者に関連する単位ごとに評価可能とすることを目的とする。
そこで上記課題を解決するため、環境貢献量計算装置は、TV会議への各参加者が所在する複数の場所から共用される共用設備の利用に伴う第1の環境負荷量について、前記場所ごとに設定された按分比に基づいて、前記各場所に対する割り振り比率を計算する第1の計算部と、前記場所ごとに、当該場所に対して計算された前記割り振り比率を前記第1の環境負荷量に乗じることで得られる値と、前記TV会議へ参加するための当該場所における設備の利用に伴う第2の環境負荷量との和を、前記TV会議の主催地へ当該場所からの参加者が移動した場合に発生する第3の環境負荷量から差し引くことで、当該場所における環境貢献量を計算する第2の計算部と、を有する。
TV会議による環境貢献量をTV会議への参加者に関連する単位ごとに評価可能とすることができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。本実施の形態では、或る企業(以下、「企業X」という。)を想定し、企業Xにおける事業所(ロケーション(場所))ごと及び組織ごとに、TV会議の利用による環境貢献量(環境負荷の削減量)を算出する例について説明する。
図2は、本発明の実施の形態における企業の組織と各組織のロケーションとの関係を示す図である。図2に示されるように、企業Xのロケーションとしては、本社、M事業所、Y事業所、及びA事業所の4つが有る。また、企業Xは、第1課、第2課、及び第3課の3つの組織を含む。第1課の拠点は、本社である。第3課の拠点は、Y事業所である。第2課の拠点は、M事業所及びA事業所に分散されている。
図3は、本発明の実施の形態における評価対象を説明するための図である。企業目標の達成度、並びに各組織及び各ロケーションでの達成度を把握するためには、図3に示される項目ごとの評価が必要となる。すなわち、企業全体のTV会議実施の環境貢献量、組織ごとのTV会議実施の環境貢献量、及び事業所ごとのTV会議実施の環境貢献量が、本実施の形態において評価対象とされる項目である。
図4は、企業XにおけるTV会議の利用形態の一例を示す図である。会議には主催者(主催地)が設定され、出張会議の場合(TV会議でない場合)は、主催地に全員が集まる。図4では、第1課、第2課、及び第3課の間でTV会議が実施される例が示されている。
TV会議機能を提供するMCU(Minimum Coded Unit)等のTV会議システムは、DC(Data Center)に設置されており、本社を含む各事業所はネットワーク(以下、「NW」と表記する。)でつながれている。
A事業所には、TV会議端末が配備されておらず、A事業所の者がTV会議に参加する際は、最寄りのY事業所に移動する(出張する)。
なお、図4の形態は一例である。例えば、第1課と第3課との間でTV会議が実施される場合も有るし、他の組織の組み合わせによってTV会議が実施される場合も有る。
図5は、企業Xにおける出張会議の利用形態の一例を示す図である。図5には、本社が主催地である例が示されている。TV会議の比較対象である出張会議を評価する場合には、会議出席者の全員が主催地に集まる(出張する)とする。
図6は、TV会議において発生する環境負荷項目の一例を示す図である。図6には、図4に対して、環境負荷項目が追記されている。
図6において、(1)、(2)、及び(3)は、各ロケーションでのTV会議端末の利用に伴うCO2排出量に対応する環境負荷項目(CO2排出項目)を示す。また、(4)は、TV会議機能を提供するDC(TV会議システム)利用に伴うCO2排出項目を示す。(5)は、TV会議で利用するNW利用に伴うCO2排出項目を示す。(6)は、TV会議に参加するための移動によるCO2排出量を示す。
図7は、出張会議において発生する環境負荷項目の一例を示す図である。図7には、図5に対して、環境負荷項目が追記されている。
図7において、(7)、(8)、及び(9)は、各ロケーションから会議開催地(主催地)への移動によるCO2排出項目を示す。
本実施の形態では、図6又は図7において示した環境負荷項目(CO2排出項目)のうち、事業所間で共通的に発生する環境負荷項目の値を、所定の比率で事業所ごとに按分する。本実施の形態では、(4)DC利用に伴うCO2排出項目、及び(5)NW利用に伴うCO2排出項目が、事業所間で共通的に発生する環境負荷項目に該当する。すなわち、事業所間で共通的に発生する環境負荷項目とは、事業所間で共用される設備の利用により発生する項目である。斯かる環境負荷項目の値(CO2発生量)については、予め設定される所定のルールに基づいて、各事業所に割り振られる。
このルールについては、既存のガイドライン(例えば、非特許文献5)などにおいて言及されていないため、環境目標を設定する企業が自らの任意で設定することとなる。
本実施の形態では、予め、各事業所間(本社も含む)で按分比Rが定められ、按分比Rに基づいて、(4)DC利用に伴うCO2発生項目、(5)NW利用に伴うCO2発生項目の値について、各事業所への割り振り比率Kが求められる。Kの算出式は、例えば、以下の式(1)の通りである。
本社:M事業所:Y事業所:A事業所=Ro:Rm:Ry:Ra
この場合、M事業所に関して、式(1)は以下のように計算される。
M事業所への割り振り比率Km=Rm÷(Ro+Rm+Ry+Ra)
このように、R及びKについて、評価者による設定を可能とすることで、企業が自由に設定する割り振りのルールに応じて、TV会議の環境貢献度を算定することが可能となる。
図8は、各環境負荷項目(CO2排出項目)の割り振りの方針を示す図である。図8には、図6又は図7において示した各CO2排出項目について、事業所及び組織への割り振りの方針が示されている。
具体的には、(1)〜(3)の端末利用に伴うCO2排出項目は、各TV会議端末が設置されている事業所、及び各TV会議端末を利用して会議に参加した参加者が所属する組織に対して割り振られる。なお、一つのTV会議端末が複数の組織によって利用される場合、当該TV会議端末を利用した組織別の人数比に基づいて、各組織への割り振り量が決まる。
(4)DC利用に伴うCO2排出項目及び(5)NW利用に伴うCO2排出項目(すなわち、共通的に発生する項目)は、割り振り比率Kを用いて会議参加者の所属する事業所へ割り振られる。また、事業所へ割り振られた環境負荷量が,会議に参加した組織別の人数比に基づいて各組織に割り振られる。
(6)〜(9)の移動に伴うCO2排出項目は、移動した会議参加者の所属する事業所及び組織へ割り振られる。
図8に示した方針に基づく、各CO2排出項目の割り振りの例を図9に示す。図9の(A)には、図6又は図7のCO2排出項目ごとに、量(CO2排出量)と、割り振り先の事業所と、割り振り量とが示されている。
CO2排出項目(1)〜(9)の量は、Cx(xは、1〜9)の形式で表現されている。また、(1)〜(9)のCO2排出項目の割り振り先は、図8において説明した方針に従って決定されている。
更に、共通的に発生する項目である、(4)及び(5)に関する量(C4+C5)については、当該量に対して各事業所の割り振り比率Kが乗じられた値が、各事業所の割り振り量とされている。
一方、図9の(B)には、各事業所への割り振り量が、組織ごとに割り振られた結果が示されている(但し、第2課については、M事業所とA事業所とに区別されている。)。また、組織ごとに、会議参加人数と、会議に参加したロケーションとが示されている。
ここで、図6より明らかなように、Y事業所のTV会議端末は、第3課の一人の参加者と、第2課(A事業所)の一人の参加者とによって共用されている。したがって、当該TV会議端末に係るCO2排出量((3)の量)であるC3は、第2課(A事業所)からの参加人数と、第3課からの参加人数との比(1:1)によって按分されている。
なお、図9の(B)において、組織ごとの環境貢献量は、出張会議の環境負荷量から、TV会議の環境負荷量を差し引いた値である。例えば、第3課であれば、C9−(C3/2+(C4+C5)Ky)が、環境貢献量である。
以下、上記の計算を実行する評価装置10について具体的に説明する。図10は、本発明の実施の形態における評価装置のハードウェア構成例を示す図である。図10の評価装置10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100、補助記憶装置102、メモリ装置103、CPU104、及びインタフェース装置105等を有する。
評価装置10での処理を実現するプログラムは、CD−ROM等の記録媒体101によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って評価装置10に係る機能を実行する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。
図11は、本発明の実施の形態における評価装置の機能構成例を示す図である。図11において、評価装置10は、実績情報入力部11、割り振り比率計算部12、評価計算部13、及び評価集計部14等を有する。これら各部は、評価装置10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU104に実行させる処理により実現される。評価装置10は、また、実績情報DB15、数値DB16、評価式DB17、及び評価結果DB18等のデータベースを利用する。これら各データベースは、例えば、補助記憶装置102、又は評価装置10にネットワークを介して接続可能な記憶装置等を用いて実現可能である。
実績情報入力部11は、TV会議ごとに、当該TV会議の各参加者からTV会議の実績情報の入力を受け付け、入力された実績情報を含むレコードを実績情報DB15に記憶する。したがって、実績情報DB15には、TV会議ごと、かつ、参加者ごとにレコードが記憶される。
割り振り比率計算部12は、数値DB16に事業所ごとに予め記憶されている按分比Rに基づいて、各事業所に対する割り振り比率Kを計算する。
評価計算部13は、実績情報DB15に記憶されたレコードごとに、TV会議による環境貢献量の評価値(推定値)を計算する。計算結果は、実績情報DB15の各レコードに追加される。評価計算部13は、環境貢献量の計算に際し、評価式DB17及び数値DB16を参照すると共に、割り振り比率計算部12による計算結果を利用する。評価式DB17には、TV会議端末の利用に伴う環境負荷量、DCの利用に伴う環境負荷量、NWの利用に伴う環境負荷量、移動に伴う環境負荷量のそれぞれを計算するための評価式が記憶されている。数値DB16には、評価式に代入されるべき各種の原単位等が記憶されている。なお、評価計算部13による計算は、月ごとに前月分について行われる。本実施の形態では、月単位での環境貢献量を算出するためである。
評価集計部14は、評価計算部13による計算結果を、組織ごと、事業所ごと、及び企業X全体の単位で集計する。
以下、評価装置10が実行する処理手順について説明する。図12は、評価装置が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS101において、実績情報入力部11は、TV会議の各参加者から、当該TV会議の実績情報の入力を受け付け、当該実績情報を含むレコードを実績情報DB15に記憶する。なお、ステップS101は、TV会議が実施されるごとに、かつ、TV会議の参加者ごとに実行される。
図13は、実績情報DBの構成例を示す図である。図13において、実績情報DB15は、TV会議後と、かつ、参加者ごとにレコードを記憶し、各レコードは、所属組織D1、所属事業所D2、会議開催日D3、会議時間D4、参加場所D5、端末利用人数D6、主催地D7、接続先D8、接続先以外の参加事業所D9、及び環境貢献量D10等の項目を有する。
所属組織D1は、当該レコードに係る参加者が所属する組織である。所属事業所D2は、当該レコードに係る参加者が所属する事業所である。会議開催日D3は、当該レコードに係るTV会議が開催された日時である。会議時間D4は、当該TV会議の所要時間である。参加場所D5は、当該レコードに係る参加者が当該TV会議に参加した場所である。すなわち、参加場所D5は、当該参加者が、当該TV会議時に所在した場所である。端末利用人数D6は、参加場所D5において、同じTV会議端末を利用した参加者の人数である。主催地D7は、当該TV会議の主催地である。接続先D8は、TV会議端末を用いてTV会議に接続した事業所である。接続先以外の参加事業所D9は、当該事業所においてはTV会議端末を用いてTV会議に接続していないが当該TV会議に参加した事業所である。すなわち、TV会議への参加者の中で、他の事業所に移動した参加者が所属する事業所である。図6の例では、A事業所が、接続先以外の参加事業所D9に該当する。環境貢献量D10は、当該レコードあたりの環境貢献量である。
なお、D1〜D9が実績情報を構成する項目であり、D10は、評価計算部13による計算結果が記憶される項目である。したがって、ステップS101では、D1〜D9が記憶される。
ステップS101は、評価時期が到来するまで、TV会議ごと、かつ、参加者ごとに実行される。なお、本実施の形態において、評価時期は、毎月1日であるとする。
評価時期が到来すると(S102でYes)、評価計算部13は、評価対象のレコードの中で、環境貢献量D10が記憶されていないレコードを、実績情報DB15から一つ取得する(S103)。評価対象のレコードとは、会議開催日が、評価時期の前月(以下、「対象月」という。)であるレコードをいう。
該当するレコードの取得に成功した場合(S104でYes)、割り振り比率計算部12は、当該レコード(以下、「対象レコード」という。)の所属事業所D2に対する割り振り比率Kを計算する(S105)対象レコードに対する割り振り比率Kは、対象レコードの所属事業所D2、接続先D8、又は接続先以外の参加事業所D9の各事業所に対して数値DB16に予め記憶されている按分比Rを式(1)に当てはめることで算出可能である。具体的には、所属事業所D2に対する按分比Rが式(1)の分子とされ、接続先D8の各事業所に対する按分比Rと、接続先以外の参加事業所D9の按分比Rとの総和が分母とされる。この際、接続先D8については、対象レコードにおいてチェックが付されている事業所の按分比Rのみが対象となる。また、接続先以外の参加事業所D9には、対象レコードに値が記憶されている事業所の按分比Rのみが対象となる。
続いて、評価計算部13は、TV会議端末の利用に伴う環境負荷量を対象レコードに関して計算する(S106)。本実施の形態において、TV会議端末の環境負荷量は、TV会議端末の製造時の負荷、TV会議端末の廃棄時の負荷、TV会議端末の使用時の負荷の合計値とされる。各負荷の評価式は、例えば、以下の通りである。
製造時の負荷=ICT機器の製造原単位(kgCO2/台)÷(使用年数(年)×12(月/年))×台数(台)×利用時間(h)÷利用時間合計(h)÷端末利用人数(人)
廃棄時の負荷=ICT機器の廃棄原単位(kgCO2/台)÷(使用年数(年)×12(月/年))×台数(台)×利用時間(h)÷利用時間合計(h)÷端末利用人数(人)
使用時の負荷=消費電力(kW)×利用時間(h)×排出係数(kgCO2/kWh)×台数)÷端末利用人数(人)
上記各評価式において、値が代入されるべき変数は、台数、消費電力、利用時間、使用年数、利用時間合計、及び端末利用人数である。なお、ICT機器(TV会議端末)の製造原単位及び廃棄原単位は、予め数値DB16に記憶されている。
廃棄時の負荷=ICT機器の廃棄原単位(kgCO2/台)÷(使用年数(年)×12(月/年))×台数(台)×利用時間(h)÷利用時間合計(h)÷端末利用人数(人)
使用時の負荷=消費電力(kW)×利用時間(h)×排出係数(kgCO2/kWh)×台数)÷端末利用人数(人)
上記各評価式において、値が代入されるべき変数は、台数、消費電力、利用時間、使用年数、利用時間合計、及び端末利用人数である。なお、ICT機器(TV会議端末)の製造原単位及び廃棄原単位は、予め数値DB16に記憶されている。
台数には、対象レコードの参加場所D5におけるTV会議端末の設置台数が代入される。設置台数とは、対象レコードに係るTV会議における使用の有無に関わらず、設置されている台数である。したがって、仮に、参加場所D5において3台のTV会議端末が設置されており、そのうちの1台が、対象レコードに係るTV会議において使用された場合であっても、設置台数の値は3である。なお、各事業所におけるTV会議端末の設置台数は、予め、数値DB16に記憶されている。
消費電力には、対象レコードの参加場所D5において、対象レコードに係るTV会議について利用されたTV会議端末に関して予め数値DB16に記憶されている値が代入される。当該値は、例えば、当該TV会議端末のカタログや、実測値に基づいて数値DB16に登録されればよい。なお、本実施の形態では、説明の便宜上、各事業所において利用されるTV会議端末の機種等は同じであるとする。したがって、各事業所のTV会議端末に対して共通の値が数値DB16に記憶されている。但し、事業所ごとにTV会議端末の機種等が異なっていたり、一つの事業所内に機種等が異なる複数のTV会議端末が設置されている場合、それぞれの消費電力が数値DB16に記憶されていてもよい。この場合、実績情報DB15には、利用されたTV会議端末の識別情報が登録されるようにしてもよい。
利用時間には、対象レコードの会議時間D4が代入される。
使用年数には、対象レコードの参加場所D5において、対象レコードに係るTV会議について利用されたTV会議端末に関して予め数値DB16に記憶されている値が代入される。当該値は、例えば、耐用年数によって代用されてもよい。
利用時間合計には、対象レコードのD4/D6と、参加場所D5の値が対象レコードと同じレコードであって、評価対象となる各レコードのD4/D6とを合計した値が代入される。評価対象となる各レコードとは、会議開催日D3が、対象月であるレコードである。
端末利用人数には、対象レコードの端末利用人数D6が代入される。
続いて、評価計算部13は、DCの利用に伴う環境負荷量を対象レコードに関して計算する(S107)。本実施の形態において、DCの環境負荷量は、TV会議システムの製造時の負荷、TV会議システムの廃棄時の負荷、TV会議システムの使用時の負荷の合計値とされる。各負荷の評価式は、例えば、以下の通りである。
製造時の負荷=ICT機器の製造原単位(kgCO2/台)÷(使用年数(年)×12(月/年))×台数(台)×利用時間(h)÷利用時間合計(h)÷端末利用人数(人)×K
廃棄時の負荷=ICT機器の廃棄原単位(kgCO2/台)÷(使用年数(年)×12(月/年))×台数(台)×利用時間(h)÷利用時間合計(h)÷端末利用人数(人)×K
使用時の負荷=消費電力(kW)×720×利用時間(h)÷利用時間合計(h)×排出係数(kgCO2/kWh)×台数)÷端末利用人数(人)×K
製造時の負荷の評価式及び廃棄時の負荷の評価式は、TV会議端末の製造時の負荷、廃棄時の負荷のそれぞれの評価式に対して割り振り係数Kを乗じたものである。
廃棄時の負荷=ICT機器の廃棄原単位(kgCO2/台)÷(使用年数(年)×12(月/年))×台数(台)×利用時間(h)÷利用時間合計(h)÷端末利用人数(人)×K
使用時の負荷=消費電力(kW)×720×利用時間(h)÷利用時間合計(h)×排出係数(kgCO2/kWh)×台数)÷端末利用人数(人)×K
製造時の負荷の評価式及び廃棄時の負荷の評価式は、TV会議端末の製造時の負荷、廃棄時の負荷のそれぞれの評価式に対して割り振り係数Kを乗じたものである。
上記各評価式において、値が代入されるべき変数は、台数、消費電力、利用時間、使用年数、利用時間合計、端末利用人数、及びKである。
台数には、企業XにおけるTV会議システムの設置台数が代入される。設置台数とは、対象レコードに係るTV会議の使用の有無に関わらず、設置されている台数である。したがって、仮に、企業Xにおいて3台のTV会議システムが設置されており、そのうちの1台が、対象レコードに係るTV会議において使用された場合であっても、設置台数の値は、3である。企業XにおけるTV会議システムの設置台数は、予め数値DB16に記憶されている。
消費電力には、対象レコードの参加場所D5において、対象レコードに係るTV会議について利用されたTV会議システムに関して予め数値DB16に記憶されている値が代入される。当該値は、例えば、当該TV会議システムのカタログや、実測値に基づいて数値DB16に登録されればよい。
利用時間には、対象レコードの会議時間D4が代入される。
使用年数には、対象レコードの参加場所D5において、対象レコードに係るTV会議について利用されたTV会議システムに関して予め数値DB16に記憶されている値が代入される。当該値は、例えば、耐用年数によって代用されてもよい。
利用時間合計には、対象レコードのD4/D6と、参加場所D5の値が対象レコードと同じレコードであって、評価対象となる各レコードのD4/D6とを合計した値が代入される。評価対象となる各レコードとは、会議開催日D3が、対象月であるレコードである。
端末利用人数には、対象レコードの端末利用人数D6が代入される。
Kには、ステップS105において算出された割り振り比率Kが代入される。
続いて、評価計算部13は、NWの利用に伴う環境負荷量を対象レコードに関して計算する(S108)。本実施の形態において、NWの利用に伴う環境負荷量は、以下の評価式によって算出される。
NWの利用に伴う環境負荷量=NWの原単位(kgCO2/MB)×情報量(MB/h)×利用時間(h)÷端末利用人数(人)×K
上記評価式において、値が代入されるべき変数は、情報量、利用時間、端末利用人数、及びKである。なお、NWの原単位は、予め数値DB16に記憶されている。
上記評価式において、値が代入されるべき変数は、情報量、利用時間、端末利用人数、及びKである。なお、NWの原単位は、予め数値DB16に記憶されている。
情報量には、NW上において1時間あたりに転送される情報量であり、予め数値DB16に記憶されている値が代入される。例えば、当該情報量は、実測値であってもよいし、文献等から入手した値であってもよい。
利用時間には、対象レコードの会議時間D4が代入される。
端末利用人数には、対象レコードの端末利用人数D6が代入される。
Kには、ステップS105において算出された割り振り比率Kが代入される。
続いて、評価計算部13は、対象レコードに係るTV会議における移動に伴う環境負荷量を対象レコードに関して計算する(S109)。本実施の形態において、当該環境負荷量の評価式は、以下の通りである。
移動に伴う環境負荷量=鉄道利用の原単位(kgCO2/人km)×移動距離(km)
上記評価式において、値が代入されるべき変数は、移動距離である。なお、鉄道利用の原単位は、予め数値DB16に記憶されている。
上記評価式において、値が代入されるべき変数は、移動距離である。なお、鉄道利用の原単位は、予め数値DB16に記憶されている。
移動距離には、対象レコードの所属事業所D2と参加場所D5との組に対して数値DB16に記憶されている値が代入される。すなわち、数値DB16には、各事業所間の移動距離が予め記憶されている。
なお、対象レコードについて、所属事業所D2と参加場所D5とが同じである場合、移動距離は、0となる。したがって、ステップS109において算出される環境負荷量は、0となる。
続いて、評価計算部13は、出張会議の環境負荷量を対象レコードに関して計算する(S110)。当該出張会議の環境負荷量とは、仮に、対象レコードに係るTV会議の代わりに出張会議が行われた場合に、対象レコードに関して発生する環境負荷量をいう。本実施の形態において、当該環境負荷量の評価式は、以下の通りである。
出張会議の環境負荷量=鉄道利用の原単位(kgCO2/人km)×移動距離(km)
当該評価式の移動距離には、対象レコードの所属事業所D2と主催地D7との組に対して数値DB16に記憶されている値が代入される。
当該評価式の移動距離には、対象レコードの所属事業所D2と主催地D7との組に対して数値DB16に記憶されている値が代入される。
続いて、評価計算部13は、対象レコードに関する環境貢献量を計算する(S111)。当該環境貢献量は、ステップS110において算出された環境負荷量から、ステップS106〜S109において算出された各環境負荷量の総和を差し引くことで算出される。算出結果は、対象レコードの環境貢献量D10に記憶される。
ステップS105〜S111は、実績情報DB15に記憶されているレコードのうち、評価対象の各レコードについて実行される(S104)。全ての評価対象のレコードについてステップS105〜S111が実行されると(S104でNo)、評価集計部14は、実績情報DB15の各レコードに記憶された環境貢献量D10について集計処理を実行する(S112)。
続いて、ステップS112の詳細について説明する。図14は、環境貢献量の集計処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS201において、評価集計部14は、対象月の環境貢献量について、組織ごとの集計が完了したか否かを判定する。未集計の組織が有る場合(S201でNo)、評価集計部14は、未集計の組織のうちの一つを選択する(S202)。以下、選択された組織を「対象組織」という。
続いて、評価集計部14は、所属組織D1が対象組織に該当し、会議開催日D3が対象月に該当するレコード群を実績情報DB15から抽出する(S203)。続いて、評価集計部14は、抽出されたレコード群の環境貢献量D10の総和を計算し、当該総和を対象組織の対象月における環境貢献量として評価結果DB18に記憶する(S204)。続いて、評価集計部14は、対象組織に関して、対象月が属する年度の月ごとに評価結果DB18に記憶されている環境貢献量の総和を計算し、当該総和を対象組織の対象年度の環境貢献量として評価結果DB18に記憶する(S205)。
ステップS202〜S205が全ての組織について実行されると(S201でYes)、評価集計部14は、対象月の環境貢献量について、事業所ごとの集計が完了したか否かを判定する(S206)。未集計の事業所が有る場合(S206でNo)、評価集計部14は、未集計の事業所のうちの一つを選択する(S207)。以下、選択された事業所を「対象事業所」という。
続いて、評価集計部14は、所属事業所D2が対象事業所に該当し、会議開催日D3が対象月に該当するレコード群を実績情報DB15から抽出する(S208)。続いて、評価集計部14は、抽出されたレコード群の環境貢献量D10の総和を計算し、当該総和を対象事業所の対象月における環境貢献量として評価結果DB18に記憶する(S209)。続いて、評価集計部14は、対象事業所に関して、対象月が属する年度の月ごとに評価結果DB18に記憶されている環境貢献量の総和を計算し、当該総和を対象事業所の対象年度の環境貢献量として評価結果DB18に記憶する(S210)。
ステップS207〜S210が全ての事業所について実行されると(S206でYes)、評価集計部14は、組織ごとの対象月及び年度のそれぞれの環境貢献量の総和を算出し、それぞれの総和を企業Xの対象月及び年度の環境貢献量として評価結果DB18に記憶する(S211)。なお、企業Xの環境貢献量は、事業所ごとの環境貢献量を合算することにより算出されてもよい。
上述したように、本実施の形態によれば、複数のロケーションでかつ複数の組織で構成される企業(を含む団体)において、TV会議による環境貢献量をTV会議への参加者に関連する単位ごとに評価可能とすることができる。すなわち、当該環境貢献量は、事業所単位又は組織単位で評価可能とすることができる。その結果、例えば、事業所単位及び組織単位の評価結果を、環境目標の達成度管理に利用することができる。
また、本実施の形態によれば、評価者が、TV会議相手の状況を確認することなく環境貢献量を評価することができる。
なお、本実施の形態は、TV会議システムに限ったものではなく、2つ以上の地域や組織間の双方で利用できる情報通信を介したサービスや、物・人の移動にかかわるシステムの評価に利用できる。斯かるシステムの一例として、電子メールやファイル転送システム、電子申請システム、インターネット通販などが挙げられる。
また、本実施の形態における事業所を、都道府県、組織を自治体に読み替えることで、国内の自治体の環境施策としてのサービス導入効果の評価、また事業所と組織をそれぞれ国と読み替えることで、国際間での環境施策としてのサービス導入効果の評価に本実施の形態を利用することができる。
なお、本実施の形態において、評価装置10は、環境貢献量計算装置の一例である。割り振り比率計算部12は、第1の計算部の一例である。評価計算部13及び評価集計部14は、第2の計算部の一例である。評価集計部14は、集計部の一例である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 評価装置
11 実績情報入力部
12 割り振り比率計算部
13 評価計算部
14 評価集計部
15 実績情報DB
16 数値DB
17 評価式DB
18 評価結果DB
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
B バス
11 実績情報入力部
12 割り振り比率計算部
13 評価計算部
14 評価集計部
15 実績情報DB
16 数値DB
17 評価式DB
18 評価結果DB
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
B バス
Claims (8)
- TV会議への各参加者が所在する複数の場所から共用される共用設備の利用に伴う第1の環境負荷量について、前記場所ごとに設定された按分比に基づいて、前記各場所に対する割り振り比率を計算する第1の計算部と、
前記場所ごとに、当該場所に対して計算された前記割り振り比率を前記第1の環境負荷量に乗じることで得られる値と、前記TV会議へ参加するための当該場所における設備の利用に伴う第2の環境負荷量との和を、前記TV会議の主催地へ当該場所からの参加者が移動した場合に発生する第3の環境負荷量から差し引くことで、当該場所における環境貢献量を計算する第2の計算部と、
を有することを特徴とする環境貢献量計算装置。 - 前記第2の計算部は、前記各場所における前記TV会議への参加者が所属する組織別の人数比に基づいて、組織ごとの環境貢献量を計算する、
ことを特徴とする請求項1記載の環境貢献量計算装置。 - 複数のTV会議について前記第2の計算部によって前記場所ごとに計算された環境貢献量を、前記場所ごとに集計する集計部、
を有することを特徴とする請求項1又は2記載の環境貢献量計算装置。 - 複数のTV会議について前記第2の計算部によって前記組織ごとに計算された環境貢献量を、前記組織ごとに集計する集計部、
を有することを特徴とする請求項2記載の環境貢献量計算装置。 - TV会議への各参加者が所在する複数の場所から共用される共用設備の利用に伴う第1の環境負荷量について、前記場所ごとに設定された按分比に基づいて、前記各場所に対する割り振り比率を計算する第1の計算手順と、
前記場所ごとに、当該場所に対して計算された前記割り振り比率を前記第1の環境負荷量に乗じることで得られる値と、前記TV会議へ参加するための当該場所における設備の利用に伴う第2の環境負荷量との和を、前記TV会議の主催地へ当該場所からの参加者が移動した場合に発生する第3の環境負荷量から差し引くことで、当該場所における環境貢献量を計算する第2の計算手順と、
をコンピュータが実行することを特徴とする環境貢献量計算方法。 - 前記第2の計算手順は、前記各場所における前記TV会議への参加者が所属する組織別の人数比に基づいて、組織ごとの環境貢献量を計算する、
ことを特徴とする請求項5記載の環境貢献量計算方法。 - 複数のTV会議について前記第2の計算手順によって前記場所ごとに計算された環境貢献量を、前記場所ごとに集計する集計手順、
をコンピュータが実行することを特徴とする請求項5又は6記載の環境貢献量計算方法。 - 複数のTV会議について前記第2の計算手順によって前記組織ごとに計算された環境貢献量を、前記組織ごとに集計する集計手順、
をコンピュータが実行することを特徴とする請求項6記載の環境貢献量計算方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016104841A JP2017211848A (ja) | 2016-05-26 | 2016-05-26 | 環境貢献量計算装置及び環境貢献量計算方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7217834B1 (ja) | 2022-07-01 | 2023-02-03 | 株式会社ゼロボード | 情報処理システム |
JP7446019B2 (ja) | 2022-07-01 | 2024-03-08 | 株式会社ゼロボード | 情報処理システム |
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-
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- 2016-05-26 JP JP2016104841A patent/JP2017211848A/ja active Pending
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