JP2017211238A - レーダ装置及びそのレーダ信号処理方法 - Google Patents

レーダ装置及びそのレーダ信号処理方法 Download PDF

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【課題】本実施形態は、レーダ装置において、サイドローブ方向からのクラッタの影響を排除して、サイドローブ方向からのクラッタを非検出とし、かつ低コストで低RCSの目標を検出可能にする。【解決手段】一実施形態によれば、送受信用の主アンテナと独立に補助アンテナを具備し、補助アンテナの受信信号を用いて前記主アンテナのサイドローブの受信信号を除去するSLB(Sidelobe Blanker)処理を実行する際に、前記補助アンテナのアンテナ利得を前記主アンテナのビーム指向方向に応じて調整する。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、レーダ装置及びそのレーダ信号処理方法に関する。
レーダ装置にあっては、メインローブに対するサイドローブの影響を低減する場合に、アンテナサイドローブ方向からの信号を重みづけして低減する方法がある。しかし、低減の効果も限度があり、かつコストが高くなるというディメリットがある。
また、アンテナサイドローブ方向からの不要な反射波であるクラッタ電力を抑圧する技術として、CFAR(Constant False Alarm Rate)方式がある。このCFAR方式は、検出対象の信号とその近傍の信号とを比較してスレッショルドを演算してクラッタ電力を統計的に求め、そのスレショルドを超えるレンジセルを検出対象として抽出することで、クラッタ電力を抑圧し、クラッタ存在下での誤警報率を低減する。このCFAR方式では、その演算方法としてセル平均、ワイブル等があるが、どの演算方法を採用しても、統計的処理であるが故に一定の誤警報数を許容する。このため、誤警報数を皆無にすることは原理的に不可能である。
一方、サイドローブ方向からの不要波を排除するための技術として、SLB(Sidelobe Blanker)方式がある。このSLB方式は、レーダの主アンテナとは別に、主アンテナのサイドローブの利得よりも大きな利得を持ち、ビーム幅の広い補助アンテナを設け、主アンテナで受信した信号の受信電力と補助アンテナで受信した信号の受信電力とを比較し、補助アンテナで受信した受信電力が大きければ非検出とすることで、サイドローブ方向から到来した信号を除去する。
kingsley and Quegan, "UNDERSTANDING RADAR SYSTEM", McGRAW-HILL, pp33-pp41 Fraina, "Antenna-Based Signal Processing Techniqus for Radar Systems", Artech House, pp59-pp73
近年、レーダ装置では、探知しなければならない目標のRCS(レーダ断面積)が小さくなって、従来では影響が小さかったアンテナサイドローブ方向からのクラッタ電力が問題となるようになった。特に、クラッタ電力からの目標検出にCFAR方式を用いた場合に、誤警報を少なくするために検出スレッショルドを上げると、低RCSの目標が検出できなくなるという問題がある。また目標の低RCS化に対応するために、サイドローブの影響をより低減させるためアンテナの低サイドローブ化を実施すると、コストがかかるという問題がある。
本実施形態は、上記課題を鑑みてなされたもので、サイドローブ方向からのクラッタの影響を排除して、サイドローブ方向からのクラッタを非検出とし、かつ低コストで低RCSの目標を検出可能にするレーダ装置及びレーダ信号処理方法を提供することを目的とする。
一実施形態に係るレーダ装置によれば、送受信用の主アンテナと独立に補助アンテナを具備し、補助アンテナの受信信号を用いて前記主アンテナのサイドローブの受信信号を除去するSLB(Sidelobe Blanker)処理を実行する際に、前記補助アンテナのアンテナ利得を前記主アンテナのビーム指向方向に応じて調整する。
実施形態が適用されるレーダ装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るレーダ装置において、主アンテナの指向パターンと補助アンテナの指向パターンの一例を示す図である。 第1の実施形態に係るレーダ装置において、主アンテナの仰角に応じて変化するサイドローブの強度とSLB処理による補助アンテナの利得の変化との関係を説明するための図である。 第1の実施形態に係るレーダ装置において、利得調整部が内部に持つ、主アンテナの仰角と利得を上げるための係数との関係の一例を示す図である。 第2の実施形態に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。 第4の実施形態に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態が適用されるレーダ装置の構成を示している。このレーダ装置は、空中線部1と信号処理部2からなる。
上記空中線部1は、送受信用の主アンテナ11と受信用の補助アンテナ12とを備える。上記主アンテナ11は、複数のアンテナ素子をアレー状に配列し、各アンテナ素子の励起位相を制御することで、メインビームの方向を電子的に変えることが可能なフェーズドアレーアンテナである。また、上記補助アンテナ12は、主アンテナ11と独立に有し、主アンテナ11より利得の低いアンテナである。
また、上記空中線部1は、走査制御器13と送信器14とを備える。上記走査制御器13は、メインビーム走査方向の指示に従い、主アンテナ11の各アンテナ素子に送る送信信号の位相量を制御することで、アンテナ素子を固定したままメインビームの方向を電子的に変える。上記送信器14は、主アンテナ11がメインビームを送出する際に必要となる観測距離等を満足する送信緒元を予めメモリし、メモリした送信諸元に基づいて特定周波数の送信信号を生成する。
また、上記空中線部1は、主アンテナ11で捕捉された電波を受信する受信器15と、受信器15の受信信号をデジタル信号に変換するA/D変換器16とを備える。また、空中線部1は、補助アンテナ12で捕捉された電波を受信する受信器17と、受信器17の受信信号をデジタル信号に変換するA/D変換器18とを備える。
上記信号処理部2は、目標検出器21と信号制御器22とを備える。上記目標検出器21は、主アンテナ11からの受信信号と補助アンテナ12からの受信信号を入力し、主アンテナ11からの受信信号に対して補助アンテナ12からの受信信号を用いてサイドローブ方向からのクラッタを破棄するSLB処理を行って目標を検出する。SLB処理によって目標が検出された場合には、検出された目標の情報を信号制御器22に送る。上記信号制御器22は、ビーム走査、ビームスケジュール等に基づいてメインビームの指向方向及び送信諸元を決定し、上記走査制御器13に対してメインビームの指向方向を指示し、上記送信器14に対して上記送信緒元を指示する。
(第1の実施形態)
図2は、第1の実施形態に係るレーダ装置の構成を示すブロック図である。なお、図2において、図1と同一部分には同一符号を付して示し、重複する説明を省略する。図2において、目標検出器21では、主アンテナ11からの受信信号をMTI(Moving Target Indicator)211に入力し、このMTI211で受信信号からノイズを除去して信号を抽出し、その抽出された信号をFFT(Fast Fourier Transformer)212で時間領域の信号から周波数領域の信号に変換し、その周波数領域の信号を検出処理部213で目標検出用のスレッショルドと比較して、スレッショルドを超えた信号を目標信号と判断する。目標信号と判断された場合には、その信号を大小比較部214に送る。同様に、補助アンテナ12からの受信信号をMTI215に入力し、このMTI215で受信信号からノイズを除去して信号を抽出し、その抽出された信号をFFT216で時間領域の信号から周波数領域の信号に変換し、その周波数領域の信号を後述の利得調整部217を介して大小比較部214に送る。
上記大小比較部214は、検出処理部213から送られてきた信号の大きさとFFT216から送られてきた信号の大きさとを比較し、FFT216から送られてきた信号の大きさの方が大きい場合は、検出処理部213において目標信号と判断された信号を棄却する。また、上記大小比較部214は、FFT216から送られてきた信号の大きさの方が小さい場合は、検出処理部213において目標信号と判断された信号の情報を信号制御器22に送出する。これにより、いわゆるSLB処理が実現される。
ここで、第1の実施形態の特徴とするところは、上記利得調整部217を設けた点にある。すなわち、上記利得調整部217は、信号制御器22から走査制御器13に送られるメインビーム指示方向を表す情報を取得し、取得したメインビーム指示方向を表す情報を用いて、主アンテナ11のサイドローブの利得に応じて補助アンテナ12の利得を制御する。
次に、第1の実施形態に係る目標検出器21のSLB処理について説明する。
図3は、図1に示す主アンテナ11の指向パターンと補助アンテナ12の指向パターンを例示したものである。図3において、aは主アンテナ11のサイドローブの利得の大きさを示し、bは補助アンテナ12のアンテナ利得の大きさを示している。この例では、補助アンテナ12の利得の大きさと主アンテナ11のサイドローブの利得の大きさを比べると、補助アンテナ12の利得の方がcだけ小さい値になっている。そこで、本実施形態においては、SLB処理として補助アンテナ12の利得をcの値だけ上げる制御を行う。このように、本実施形態におけるSLB処理は、主アンテナ11のサイドローブの利得に応じて補助アンテナ12の利得を制御する。
図4は、主アンテナ11の仰角に応じてサイドローブの強度が変化する場合に、SLB処理を行うために必要となる補助アンテナ12の利得の変化の様子を示しており、(a1)、(a2)、(a3)はそれぞれ主アンテナ11の仰角がそれぞれ0°、10°、30°の場合の主アンテナ11の指向パターンの様子を示し、(b1)、(b2)、(b2)は、主アンテナ11の仰角が(a1)、(a2)、(a3)のそれぞれの場合における主アンテナ11の受信強度の様子を示している。
図4に示すように、主アンテナ11の受信強度は、仰角に応じて地面からの反射波の影響が異なるため、サイドローブレベルが(b1)、(b2)、(b3)に示すように主アンテナ11の仰角によって異なる。ここで、(b1)に示す仰角0°の場合のサイドローブレベルをS1、(b2)に示す仰角10°の場合のサイドローブレベルをS2、(b3)に示す仰角30°の場合のサイドローブレベルをS3とすると、各々のサイドローブレベルS1,S2,S3の大きさは、S1>S2>S3の関係にある。
これら(b1)、(b2)、(b3)のサイドローブレベルS1,S2,S3に対して、サイドローブ方向からのクラッタの影響を排除するために行うSLB処理において、補助アンテナ12の利得の大きさの様子を図4の(c1)、(c2)、(c3)に示す。
図4の(c1)、(c2)、(c3)は、(b1)、(b2)、(b3)に示すサイドローブを排除するための、補助アンテナ12の利得の大きさの様子を示しており、(c1)は補助アンテナ12の利得の大きさ=補助アンテナレベルL1として、(b1)のサイドローブレベルS1を排除するための利得の大きさを示し、(c2)は補助アンテナ12の利得の大きさ=補助アンテナレベルL2として、(b2)のサイドローブレベルS2を排除するための利得の大きさを示し、(c3)は補助アンテナ12の利得の大きさ=補助アンテナレベルL3として、(b3)のサイドローブレベルS3を排除するための利得の大きさを示している。
すなわち、本実施形態では、補助アンテナレベルL1の大きさがサイドローブレベルS1の大きさと等しく設定され、補助アンテナレベルL2の大きさがサイドローブレベルS2の大きさに等しく設定され、補助アンテナレベルL3の大きさがサイドローブレベルS3の大きさに等しく設定されており、主アンテナ11の仰角に応じてサイドローブレベルを予め把握することができる。そこで、そのサイドローブレベルに応じて補助アンテナ12のアンテナレベルを可変にしてSLB処理を実行することで、サイドローブ方向からのクラッタの影響を排除し、目標を検出することができる。
本実施形態では、補助アンテナ12の利得を目標検出器21内に設けられた利得調整部217によって調整する。具体的には、信号制御器22から走査制御器13に送られるビーム指向方向(主アンテナ11の仰角)に関する情報を利得調整部217にも送出する。この利得調整部217は、受信した主アンテナ11の仰角に関する情報に従い、FFT216から受信した利得を上げるための係数(以下、利得係数と称する)を決定する。利得係数は、主アンテナ11の仰角に対応する形で予め決められており、検出処理部213の内部に保持されている。例えば図4の(a1)、(a2)、(a3)に示すように、主アンテナ11の仰角が0°の場合は利得係数=1.5、主アンテナ11の仰角が10°の場合は利得係数=1.0、主アンテナ11の仰角が30°の場合は利得係数=0.5、というように、主アンテナ11の仰角に対応する形で各々の値を保持している。
図5は、利得調整部217が内部にテーブルとして保持する、仰角と利得係数との対応関係の一例を示したものである。利得調整部217は、仰角と利得係数との関係をテーブル化して内部に保持することで、主アンテナ11の仰角に対応して利得係数を一意に決定することができる。利得調整部217が内部に持つ仰角と利得係数の関係は、例えばy=f(x)(x=仰角、y=利得係数)というように関数の形で表現されていてもよい。この場合、信号制御器22から送られてきた主アンテナ11の仰角xの値を関数f(x)に代入するとことで、利得係数yを算出することができる。
利得調整部217は、信号制御器22からの主アンテナ11の仰角に関する情報を元に利得係数を決定すると、FFT216から入力された信号の利得に対して決定した係数を乗算することで、仰角に応じて利得を調整し、その結果を大小比較部214に送出する。
大小比較部214は、検出処理部213から入力された目標信号の大きさと利得調整部217から入力された信号の大きさとを比較し、利得調整部217から入力された信号の大きさの方が大きい場合は、検出処理部213から入力された目標信号を、クラッタによる信号と判断し棄却する。利得調整部217から入力された信号の大きさの方が小さい場合は、検出処理部213から入力された目標信号を真の目標信号と判断し、その信号に関する情報を信号制御器22に送出する。
以上のように、本実施形態に係るレーダ装置によれば、主アンテナ11のメインビーム指示方向を表す情報を取得し、補助アンテナ12の利得を主アンテナ11のサイドローブの利得に応じて制御するようにしているので、サイドローブ方向からのクラッタの影響を排除してサイドローブ方向からのクラッタを確実に非検出とすることができる。また、主アンテナ11のメインローブに対するサイドローブの影響を極端に下げる必要がないため、コストの低減を図ることが可能となり、低RCSの目標に対する検出能力も担保することが可能となる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態において、大小比較部214は、主アンテナ11の観測距離に応じて大小比較処理を無効にすることも可能である。大小比較部214の大小比較処理を主アンテナ11の観測距離に応じて無効にする場合について、図6を用いて説明する。なお、図6において、図2と同一部分に同一符号を付して示し、ここでは重複する説明を省略する。
図6は、第2の実施形態に係るレーダ装置として、大小比較部214が行う大小比較の処理を、主アンテナ11の観測距離に応じて無効にする場合の構成を示すブロック図である。図2に示した第1の実施形態との違いは、主アンテナ11の観測距離に関する情報が、信号制御器22から大小比較部214に入力されている点である。
大小比較部214は、検出処理部213と利得調整部217から入力された信号の大きさの比較処理を実行する際に、信号制御器22から入力された主アンテナ11の観測距離の情報をもとに、比較処理を実行の要否の判断を実施する。この判断は、予め決めてある閾値に対して、信号制御器22から入力された主アンテナ11の観測距離が大きいかどうかを判断するものである。
大小比較部214は、信号制御器22から入力された観測距離の値が予め決められた閾値より大きい場合には、比較処理を実行せずに検出処理部213から入力された目標信号を真の目標信号と判断し、その信号の情報を信号制御器22に送出する。信号制御器22から入力された観測距離の値が予め決められた閾値より小さい場合には、第1の実施形態で説明した比較処理を実行し、その結果に応じて信号制御器22への出力を行う。
なお、この予め決められた閾値は、状況に応じて適宜変えることもできる。これにより大小比較部214は、比較処理の実行する観測距離を任意に変えることが可能となる。
(第3の実施形態)
図2、図6においては、補助アンテナ12の利得の調整を目標検出器21で行う場合を例に説明したが、補助アンテナ12の利得の調整は、空中線部1で行うことも可能である。
図7は、第3の実施形態に係るレーダ装置として、補助アンテナ12のアンテナ利得の調整を受信器171で行う場合の構成を示すブロック図である。なお、図7において、図1と同一部分に同一符号を付して示し、ここでは重複する説明を省略する。
図7において、受信器171は、図1に示す受信器17に相当するが、信号制御器22から主アンテナ11の仰角の情報を受信することができる。この受信器171は、信号制御器22から受信した仰角の情報を元に、受信器171の利得の大きさを制御することで、補助アンテナ12のアンテナ利得の調整を実施する。この場合、受信器171は、主アンテナ11の仰角の大きさに対応して利得の大きさを可変するために、例えば係数倍するためのアンプを備え、仰角に対応して係数倍する係数の情報を内部に保持している。
このように、本実施形態に係るレーダ装置は、補助アンテナ12の受信信号を周波数変換する受信器171において、主アンテナ11の仰角の大きさに対応する係数を用いて利得の大きさを制御することで、補助アンテナ12のアンテナ利得の調整を実施することができる。
(第4の実施形態)
図8は、第4の実施形態に係るレーダ装置として、補助アンテナ12のアンテナ利得の調整をA/D変換器181で行う場合の構成を示すブロック図である。なお、図8において、図1と同一部分に同一符号を付して示し、ここでは重複する説明を省略する。
図8において、A/D変換器181は、図1に示すA/D変換器18に相当するが、信号制御器22から主アンテナ11の仰角の情報を受信することができる。A/D変換器181は、主アンテナ11の仰角の情報を元に、A/D変換処理を行う際の変換係数を制御することで、補助アンテナ12のアンテナ利得の調整を実施する。この場合、A/D変換器181は、主アンテナ11の仰角の大きさに対応してA/D変換処理をする際の変換係数の情報を内部に保持している。
このように、本実施形態に係るレーダ装置は、補助アンテナ12の受信信号をデジタル化するA/D変換器181において、主アンテナ11の仰角の大きさに対応する変換係数を用いて変換後の信号の大きさを制御することで、補助アンテナ12のアンテナ利得の調整を実施することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…空中線部、11…主アンテナ(送受信用)、12…補助アンテナ、13…走査制御部、15…受信器、16…A/D変換器、17,171…受信器、18,181…A/D変換器、2…信号処理部、21…目標検出器、211…MTI、212…FFT、213…検出処理部、214…大小比較部、215…MTI、216…FFT、217…利得調整部、22…信号制御器。

Claims (6)

  1. 送受信用の主アンテナと、
    前記主アンテナと同じ開口面を有する補助アンテナと、
    前記補助アンテナの受信信号を用いて前記主アンテナのサイドローブ信号を除去するSLB(Sidelobe Blanker)処理を行うSLB処理手段と、
    前記補助アンテナのアンテナ利得を前記主アンテナのビーム指向方向に応じて調整する利得調整手段と、
    を具備するレーダ装置。
  2. 前記利得調整手段は、前記補助アンテナの受信信号に対する重み付け係数を前記主アンテナのビーム指向方向に対応して可変する請求項1に記載のレーダ装置。
  3. 前記利得調整手段は、前記補助アンテナの受信信号に対する増幅係数を前記主アンテナのビーム指向方向に対応して可変する請求項1に記載のレーダ装置。
  4. 前記利得調整手段は、前記補助アンテナの受信信号に対するデジタル化変換係数を前記主アンテナのビーム指向方向に対応して可変する請求項1に記載のレーダ装置。
  5. さらに、前記主アンテナの観測距離に応じて前記SLB処理手段の処理の有効無効を制御する請求項1に記載のレーダ装置。
  6. 送受信用の主アンテナと同じ開口面を有する補助アンテナの受信信号を用いて前記主アンテナのサイドローブの受信信号を除去するSLB(Sidelobe Blanker)処理を実行する際に、前記補助アンテナのアンテナ利得を前記主アンテナのビーム指向方向に応じて調整するレーダ信号処理方法。
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