JP2017211106A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP2017211106A
JP2017211106A JP2016102938A JP2016102938A JP2017211106A JP 2017211106 A JP2017211106 A JP 2017211106A JP 2016102938 A JP2016102938 A JP 2016102938A JP 2016102938 A JP2016102938 A JP 2016102938A JP 2017211106 A JP2017211106 A JP 2017211106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating chamber
wall surface
antenna
heating
microwave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016102938A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6739231B2 (ja
Inventor
智則 金子
Tomonori Kaneko
智則 金子
佐知 田中
Sachi Tanaka
佐知 田中
本間 満
Mitsuru Honma
満 本間
林 正二
Shoji Hayashi
正二 林
賢治 森田
Kenji Morita
賢治 森田
立川 晃之
Teruyuki Tachikawa
晃之 立川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Appliances Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Appliances Inc filed Critical Hitachi Appliances Inc
Priority to JP2016102938A priority Critical patent/JP6739231B2/ja
Publication of JP2017211106A publication Critical patent/JP2017211106A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6739231B2 publication Critical patent/JP6739231B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

【課題】加熱室に供給されたマイクロ波を効率よく被加熱物に集中させ、高効率かつムラを抑制した加熱を実現する。
【解決手段】上記課題を解決するために、加熱室3と、加熱室3に供給するマイクロ波を発生させるマイクロ波発振手段7と、加熱室3内にマイクロ波を放射する加熱室3の下部に位置したアンテナ5と、を備え、加熱室3の天井壁面20は、アンテナ5に対向する領域が天井壁面20の四隅よりも加熱室3側へ突出した形状であることを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、加熱調理器に関するものである。
従来この種の代表的な加熱調理器として、特許文献1の要約欄には、「調理器本体内に設けられ被加熱物が収容される加熱室と、調理器本体に設けられた操作パネルと、加熱室の下部に設けられ高周波発振器で発生した高周波を加熱室内に伝播するアンテナと、加熱室に設けられて被加熱物の温度を検出する温度検出手段とを有し、加熱室の天面又は天面と側面が交わる角部に加熱室内に伝播した高周波を反射する反射板を設けた。」と記載されている。
また、特許文献2の要約欄には、「キャビティ内に収容した被加熱物をマイクロ波によって加熱する電子レンジである。キャビティを区画する右側面板に、キャビティ内へマイクロ波を導入するための給電口を形成した。右側面板に隣接する天面板に、キャビティ内へ突出する大型の凸面部を設けた。」と記載されている。
特開2008−215778号公報 特開平8−247468号公報
特許文献1に記載の加熱調理器は、加熱室に可動式の反射板を設けてマイクロ波による加熱効率の向上を図っているが、反射板と加熱室壁面の隙間にマイクロ波が入り込むため、局所的に電界強度が高まってスパークが発生する可能性があった。また、反射板と加熱室壁面の隙間にマイクロ波が入り込み、エネルギーが吸収された場合、加熱室に供給されたマイクロ波エネルギーのうち、被加熱物に吸収されるマイクロ波エネルギーの割合が小さくなるため、加熱効率を高められないという課題があった。
特許文献2に記載の電子レンジは、マイクロ波の給電口を加熱室側面に形成し、加熱室の天面に内側へ突出する凸部を設けているが、マイクロ波の給電口と被加熱物が離れて配置されているため、加熱室内に放射されたマイクロ波の伝播が被加熱物によって遮られにくい。すなわち、加熱室に収容される被加熱物の大きさによらず、加熱室内でのマイクロ波伝播の様子はほぼ同様となり、結果としてほぼ同一の電界強度分布を発生させる。この場合、たとえ被加熱物を載置した台を回転させたとしても、被加熱物の大きさによっては、被加熱物が高電界強度領域を通過しなかったり、被加熱物の特定の部分のみが高電界強度領域に曝されたりするため、均一に加熱することが困難であった。
また、加熱室に供給されたマイクロ波のうち、被加熱物に吸収されないものは、加熱室内での反射を繰り返した後に給電口へ戻る可能性があった。給電口にはマイクロ波発振源であるマグネトロンが接続されているため、マイクロ波が給電口に戻った場合、マグネトロンの温度上昇につながり、装置の信頼性が低下するおそれがあった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、加熱室に供給されたマイクロ波を効率よく被加熱物に集中させ、高効率かつムラを抑制した加熱を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、加熱室と、該加熱室に供給するマイクロ波を発生させるマイクロ波発振手段と、前記加熱室内に前記マイクロ波を放射する前記加熱室の下部に位置したアンテナと、を備え、前記加熱室の天井壁面は、前記アンテナに対向する領域が該天井壁面の四隅よりも前記加熱室側へ突出した形状である。
本発明によれば、加熱室に供給されたマイクロ波を効率よく被加熱物に集中させ、高効率かつムラを抑制した加熱を実現することができる。
第1の実施形態例に係る加熱調理器を手前上方から見た分解斜視図である。 図1に記載の加熱調理器のマイクロ波伝送経路構造を拡大した部分側断面図である。 図1に記載の加熱調理器を手前側から見た断面図であり、アンテナの外径に比べて大きい食品をテーブルプレートに載置した場合の図である。 図1に記載の加熱調理器を手前側から見た断面図であり、アンテナの外径に比べて小さい食品をテーブルプレートに載置した場合の図である。 第1の実施形態例の変形例(第1の変形例)に係る加熱調理器を手前側から見た断面図である。 第1の実施形態例の変形例(第2の変形例)に係る加熱調理器を手前側から見た断面図である。 第1の実施形態例の変形例(第3の変形例)に係る加熱調理器を手前側から見た断面図である。 第1の実施形態例の変形例(第4の変形例)に係る加熱調理器の加熱室を手前上方から見た外観斜視図である。 第1の実施形態例の変形例(第5の変形例)に係る加熱調理器の加熱室を手前上方から見た外観斜視図である。 第1の実施形態例の変形例(第6の変形例)に係る加熱調理器の加熱室を手前上方から見た外観斜視図である。 第1の実施形態例の変形例(第7の変形例)に係る加熱調理器のマイクロ波伝送経路構造を拡大した部分側断面図である。 第1の実施形態例の変形例(第8の変形例)に係る加熱調理器のマイクロ波伝送経路構造を拡大した部分側断面図である。 第1の実施形態例の変形例(第9の変形例)に係る加熱調理器の加熱室を手前上方から見た外観斜視図である。 第1の実施形態例の変形例(第10の変形例)に係る加熱調理器の加熱室を手前上方から見た外観斜視図である。 第1の実施形態例の変形例(第11の変形例)に係る加熱調理器の加熱室を手前上方から見た外観斜視図である。 第1の実施形態例の変形例(第12の変形例)に係る加熱調理器を手前側から見た断面図である。
以下、本発明の実施形態例について図面を参照して詳細に説明する。なお、各図には上下前後左右を指す座標軸を付してあるが、これは説明のために便宜的に設定した方向であり、以下に説明するすべての実施の形態例は、これらの軸方向にのみ限定するものではない。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態例について、図1から図4を用いて説明する。図1は、第1の実施形態例に係る加熱調理器を手前上方から見た分解斜視図である。図2は、図1に記載の加熱調理器のマイクロ波伝送経路構造を拡大した部分側断面図である。図3と図4は、図1に記載の加熱調理器を手前側から見た断面図である。
まず、加熱調理器の本体1の構造について説明する。図1に示すように、加熱調理器の本体1は、ドア2が回動することで加熱室3の前方に設けた開口を開閉可能な構成で、加熱室3の下方に機械室4を備えている。加熱室3の底面には、食品を載置するテーブルプレート31が配置されている。また、加熱室3及び機械室4をキャビネット10で覆うことで加熱調理器の本体1が構成されている。
図2に示すように、テーブルプレート31の下方の加熱室3の底面には、アンテナ収納部30とその内部にアンテナ5が配置され、またアンテナ収納部30には導波管8を介してマグネトロン7(マイクロ波発振手段)が接続されている。
導波管5とアンテナ収納部30の間には開口部である導波管開口部80を設け、導波管開口部80に貫通してアンテナ軸51を、導波管8の下壁面の外にアンテナ用モータ6を、導波管8内部にモータ軸61を備えている。モータ軸61とアンテナ軸51は連動可能に接続されており、モータ6を回転駆動することで、モータ軸61とそれに接続されたアンテナ軸51及び回転アンテナ5が回転する。
アンテナ5とアンテナ軸51はそれぞれ金属材料で構成され、互いが電気的に導通して接続されている。モータ軸61は樹脂等の非金属材料で構成されており、アンテナ5及びアンテナ軸51は導波管8の壁面とは電気的に接続されていない。つまり、アンテナ軸51と導波管開口部80は同軸伝送線路を構成している。マグネトロン7から導波管8に供給されたマイクロ波が導波管開口部80の同軸伝送線路によって、アンテナ収納部30内部に設けたアンテナ5に伝送され、加熱室3内に放射される。
ここで、図1、図3を用いて本実施の形態例の加熱室3について述べる。図1に示す通り、加熱室3を形成する周囲壁面は、天井壁面20、底面21、背面22、左側壁面25a、および右側壁面25bからなっている。本実施の形態例では天井壁面20を除く各周囲壁面は一般的な平坦面形状としている。なお、「一般的な平坦面形状」とは、加熱調理器における一般的な構成であればよく、例えば、グリル皿載置用のリブ、蒸気吹出口、通気孔等が壁面に形成されていてもよい。これに対し、天井壁面20には、加熱室3の開口側から見た断面形状(加熱調理器の正面視での縦断面)が曲率をもって加熱室3内に突出した曲面形状であるS部を形成している。
図3に示す通り、本実施の形態例の天井壁面20が有する曲面形状Sの断面図においては、正面視で左右端から中央に向かって加熱室3内への突出量が増大し、アンテナ5の略中央領域に対向する領域が、最も加熱室3内に突出している。ここで、本実施の形態例において、モータ軸61の軸中心とアンテナ5が交わる位置を「アンテナ5の中心」とし、「アンテナ5の略中央領域」とは、アンテナ5の中心付近の領域を指すものとする。
本実施の形態例の構成による加熱調理器では、天井壁面20に別部材の反射板を設けるのではなく、天井壁面20自体に曲面形状Sを設けている。つまり、例えば特許文献1に挙げたような反射板と加熱室壁面の隙間は設けておらず、このような隙間にマイクロ波が入り込むおそれはない。したがって、マイクロ波エネルギーの局所的な集中に起因するスパークの発生を防止し、加熱室3に供給されたマイクロ波のうち被加熱物(食品15)以外に吸収されるマイクロ波を低減することができるため、被加熱物を高効率で加熱することが可能である。
また、アンテナ5を加熱室3の下部に設けたことにより、マイクロ波給電部が加熱室3の側面や背面にある場合に比べて、テーブルプレート31に載置した被加熱物と給電部の距離が近くなる。したがって、アンテナ5から放射されたマイクロ波の軌跡が被加熱物によって遮られやすくなり、被加熱物の大きさによって直接波と反射波の割合が変化する。すなわち、被加熱物の大きさによって加熱室3内に発生する電界強度の分布を変化させることができ、高効率かつムラを抑制した加熱が可能である。
なお、アンテナ5から放射された直後に食品へ入射し吸収されるマイクロ波を「直接波」と呼び、アンテナ5から放射された後、加熱室3の周囲壁面で反射するマイクロ波を「反射波」と呼ぶ。また、被加熱物の大きさによる直接波と反射波の割合変化については後述する。
曲面形状Sをもつ天井壁面20の形成にあたっては、例えば金属平板をプレス成型すればよく、その他、鋳造や鍛造としてもよい。また、曲面形状Sの加熱室3内への突出量に関して、例えば本実施の形態例では、天井壁面20の四隅と曲面形状Sの最下点の鉛直方向位置差(図3,4のδt参照)を約8mmとし、後述する反射波を食品へ指向させる効果が顕著となるようにしてある。
以下、図3および図4を用いて、被加熱物の大きさによって直接波と反射波の割合が変化する構成を詳細に説明する。図3は、図1に記載の加熱調理器を手前側から見た断面図であり、アンテナ5の外径に比べて大きい食品15(被加熱物)をテーブルプレート31に載置した場合のマイクロ波の伝播軌跡を破線の矢印で示している。
この場合、アンテナ5の上方投影範囲よりも、食品15が左右前後方向に広い範囲に位置しているので、アンテナ5から放射されたマイクロ波の大部分が、ただちに食品15に入射する直接波となり、反射波はほとんど発生しない。結果として、加熱室3へ供給されたマイクロ波を直接波として効率的に食品15へ到達させることが可能であり、高い加熱効率を得ることができる。また、アンテナ5に、マイクロ波を鉛直方向および周方向に均一に放射する特性があれば、食品15に均一に直接波が入射することとなり、加熱ムラを抑制することができる。
さらに、本実施の形態例においては、アンテナ5がモータ6によって回転するため、より一層ムラを抑制した加熱が可能である。例えば、アンテナ5が放射指向性の高い形状である場合、つまり、電界強度の高い領域が特定の方向に偏りやすい特性を有する場合には、アンテナ5の回転に伴って電界強度の高い領域を移動させることが可能であり、テーブルプレート31に載置された食品に均一に高電界強度領域を重ねることができるため、加熱ムラを抑制することができる。
図4は、図1に記載の加熱調理器を手前側から見た断面図であり、アンテナ5の外径に比べて小さい食品15をテーブルプレート31に載置した場合の、マイクロ波の伝播軌跡を示している。図4では直接波を破線の矢印Aで、反射波を実線の矢印Bで示している。
食品15がアンテナ5の外径に比べて小さい場合、アンテナ5から放射されたマイクロ波のうち、アンテナ5の上方投影位置の食品15に向かう一部のみが直接波となり、残りが反射波となる。例えば、アンテナ5の略中央領域から略鉛直上向きに放射されたマイクロ波が直接波となる(図中に破線Aで示す)。
一方、例えばアンテナ5の周囲領域から斜め方向に放射されたマイクロ波(図中に実線Bで示す)は、ただちに食品15へ入射せず、加熱室3の左側壁面24aまたは右側壁面25bで反射し、天井壁面20へ向かう。なお、アンテナ収納部30の側壁面30a,30b(図4参照)は、下部よりも上部でアンテナ5からの距離が遠ざかる傾斜面を有している。これにより、アンテナ5の左方及び右方から放射されたマイクロ波(図4の実線B)は、傾斜壁面30a,30bの傾斜に沿うようにして上方へ向かい、上方に向かうにつれて次第に左側壁面25a及び右側壁面25bに近づき、左側壁面25a及び右側壁面25bで反射した後に天井壁面20へ向かう。より具体的には、左側壁面25a及び右側壁面25bに当たったマイクロ波は、入射角(左側壁面25a又は右側壁面25bへのマイクロ波の入射方向と、左側壁面25a又は右側壁面25bの法線がなす角度)と反射角(左側壁面25a又は右側壁面25bからのマイクロ波の反射方向と、左側壁面25a又は右側壁面25bの法線がなす角度)とが略等しい大きさで反射してから、天井壁面20へ向かう。
従来のように、天井壁面20が平坦である加熱室を有する加熱調理器においては、天井壁面20で反射したマイクロ波が食品15に対して左右方向に指向してしまい、結果として加熱室3に供給されたマイクロ波エネルギーを効率的に食品15へ集中させることができない。なお、「天井壁面が平坦」とは、ヒータ、庫内灯及び各種センサ等の部品配置に伴う凹凸形状を含んでいてもよい。
これに対して本実施の形態例では、天井壁面20が加熱室3内側へ突出していることで、天井壁面20が平坦である場合に比べて、反射波を下方に、すなわち食品15に指向させることができる。より具体的には、入射角(天井壁面20へのマイクロ波の入射方向と、天井壁面20の法線がなす角度)と反射角(天井壁面20からのマイクロ波の反射方向と、天井壁面20の法線がなす角度)とが略等しい大きさで反射してから、食品15へ向かう。天井壁面20にて反射波を下方に指向させることにより、反射波をテーブルプレート31に載置した食品15へ効率よく入射させることができ、結果として、直接波と反射波の双方を効率よく食品15の加熱に用いることで、高効率加熱が可能である。また、図4に示す通り、食品15の下方から直接波が均一に入射し、食品15の上方から反射波が入射するため、左右方向だけでなく、上下方向にもムラを抑制して加熱することができる。
以上に説明したように、本実施の形態例における加熱調理器では、加熱室3の下方にアンテナ5を設けたことにより、食品15の大きさによって直接波と反射波の割合を変化させることができ、かつ、加熱室3の内側へ突出した天井壁面20を有することにより、反射波を食品15に集中させることが可能である。これらの作用により、食品15の大きさによらず加熱ムラを抑制した高効率加熱が可能である。また、加熱室3に供給されたマイクロ波を効率よく食品15に吸収させることで、給電口であるアンテナ収納部30に戻る反射波を低減できる。したがって、マイクロ波発振源であるマグネトロン7へ戻るマイクロ波を低減し、マグネトロン7の温度上昇を防ぐことができるため、装置の信頼性を向上させることができる。
ここで、加熱室3は一般に金属材料で構成されている。以下に一般的な構成の例を示す。まず、板金にプレス加工や曲げ加工、或いは絞り加工等を施して左右側壁面25a、25bと底面21が一体となった部材を作製する。これに別体の天井壁面20および背面22を組み合わせ、部材の辺々が接する部分でかしめ加工を施し、箱状の加熱室3とする。また、板金にプレス加工、曲げ加工、或いは絞り加工等を施して左右側壁面25a、25bおよび背面22を一体部材としてもよく、この場合は天井壁面20および底面21を組み合わせてから接合すればよい。
なお、本実施の形態例においては、図1に示すようにドア2の回動軸を加熱室3開口縁の下部に設けているが、回動軸を上方あるいは側方に設ける構成としてもよい。
また、加熱室3の庫内壁面には塗装が施されていてもよい。例えば、厚さ約50μm(0.05mm)の塗装が施されている場合でも、マイクロ波の挙動は前述と同様であると考えられる。従来この種の加熱調理器に用いられるマイクロ波の波長は、約120〜330mm(周波数2450〜915MHz)であり、厚さ50μm程度の薄膜層によって吸収されるエネルギーは無視してよいためである。
テーブルプレート31は一般にセラミックやガラスなどのマイクロ波の吸収量が小さく透過しやすい材料で構成されている。また、テーブルプレート31は加熱室3の底面と略同一形状であるため、加熱室3の容積を最大限に広く使用することが可能である。また、回転アンテナ5を駆動するモータ6は、回転速度と回転方向を制御可能なステッピングモータやDCモータ、ACモータ等を用いるとよい。
本実施の形態例の加熱調理器は、マイクロ波を利用して食品を加熱する機能を備えた加熱調理器として説明したが、ヒータによるオーブン加熱機能を備えたオーブンレンジにも適用可能である。また、本実施の形態例の加熱調理器は、マイクロ波発振器としてマグネトロンを備えているが、半導体素子で構成されたマイクロ波発振器を備えたオーブンレンジにも適用可能である。
<変形例>
図5、図6、図7は第1の実施形態例の変形例(図5は第1の変形例、図6は第2の変形例、図7は第3の変形例)に係る加熱調理器を手前側から見た断面図である。図8、図9、図10は第1の実施形態例の変形例(図8は第4の変形例、図9は第5の変形例、図10は第6の変形例)に係る加熱調理器の加熱室を手前上方から見た外観斜視図である。以下、第1の実施形態例と実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる点につき説明する。
以下に挙げる変形例は、天井壁面20の形状を第1の実施形態例から種々に変更したものであり、天井壁面20以外の構成は第1の実施形態例と同様である。天井壁面20の少なくともアンテナ5に対向する領域が天井壁面20の四隅よりも加熱室3側へ突出した形状であれば、反射波を食品15に指向させる効果が得られるため、いずれの形状であっても高効率かつムラを抑制した加熱が可能である。
図5に示す変形例は、天井壁面20を左右側壁面25a、25b側から加熱室3の左右方向略中央領域へ斜め下向きに傾斜をもつ少なくとも2つの面から構成される形状W(V字型)としたものである。
図6に示す変形例は、天井壁面20を開口側から見た断面形状が左側壁面25a及び右側壁面25bから左右方向略中央へ斜め下方に傾斜する部分と、左右方向略中央領域の略水平部分とを含む形状T(略台形型)としたものである。
図7に示す変形例は、天井壁面20を開口側から見た断面形状が凹型である形状としたものである。天井壁面20のうち加熱室3内へ突出した部分を形状K(凹型)とする。本構成における直接波の軌跡を破線で、反射波の軌跡を実線で示した。また、説明のために、天井壁面20が平坦形状である場合の反射波の軌跡を一点鎖線で示してある。形状Kを略水平面とすれば、天井壁面20を平坦形状とした場合に比べて、反射波の反射角度は変化しない。しかし、反射が起こる位置が下方にずれることになり、結果として、反射波を食品の載置された中央に集中させることができる。
図8に示す変形例は、天井壁面20を加熱室3の手前側から見た断面と左右側から見た断面の双方が曲率をもって加熱室3内側に突出するような逆ドーム型の形状Dとしたものである。なお、図8に示す形状Dに沿う前後方向及び左右方向の曲線は、形状Dが曲面であることを説明するために模式的に表示したものであり、実際は視認されない一体形状である。
図9に示す変形例は、天井壁面20を逆四角錘型の形状Pとして、加熱室3内側へ突出させたものである。
図10に示す変形例は、天井壁面20に放物曲面によって構成される逆パラボラ型をなす2次曲面の形状Zを設けたもので、加熱室3へ突出した部分と、その突出した部分の周囲の水平部分とを含む形状である。周囲の水平部分の周縁部は、左側壁面25a,右側壁面25b及び背面22の夫々の上縁部と接合しており、組立が容易である。
特に、図8〜図10に示した変形例においては、いっそうの加熱効率向上が可能である。これは、上記第1の実施形態例において説明した、左右方向の反射波が食品に集中することと同様の原理によって、前後方向の反射波も食品に集中させることができるためである。
具体的には、加熱室3下部に設けられた給電部から放射され、背面22およびドア2(図示せず)で反射したマイクロ波が、天井壁面20に設けた突出形状(形状D、P、Z)によって庫内前後方向中央へ指向する。この作用と、先に述べた左右方向中央へのマイクロ波の集中作用とが複合し、マイクロ波が3次元的に食品へ集中することとなり、よりいっそう高効率な加熱が実現できる。さらに、マイクロ波発振装置から加熱室3へ入力されるマイクロ波の総量を一定とすれば、食品へ吸収されるマイクロ波が増大するほど、マイクロ波発振装置へ戻る反射波が減少することとなる。すなわち、マイクロ波発振装置に戻る反射波によるマイクロ波発振装置の温度上昇も抑制できるため、信頼性の高い加熱が実現できる。
次に、図11は、第1の実施形態例の変形例(第7の変形例)に係る加熱調理器のマイクロ波伝送経路構造を拡大した部分側断面図である。本変形例においては、アンテナ軸51をアンテナ支持軸52によって固定しており、アンテナが回転しない構成となっている。アンテナ支持軸52は樹脂等の非金属材料で構成されており、アンテナ5及びアンテナ軸51は導波管8の壁面とは電気的に接続されていない。よって、本実施の形態例の場合にも、アンテナ軸51と導波管開口部80は同軸伝送線路を構成している。
例えば、アンテナ5にマイクロ波を鉛直方向および周方向に均一に放射する特性があれば、本実施の形態例のようにアンテナ5が固定された状態であっても、天井壁面20による反射波制御によって高効率かつムラを抑制した加熱が可能である。
次に、図12は、第1の実施形態例の変形例(第8の変形例)に係る加熱調理器のマイクロ波伝送経路構造を拡大した部分側断面図である。図12に示すように、本実施の形態例の導波管8にはマイクロ波発振器として半導体素子で構成されたマイクロ波発振モジュール71(マイクロ波発振手段)が設置されている。
半導体素子で構成されたマイクロ波発振モジュール71は、マグネトロンに比べて発振周波数が狭帯域で、かつ発振するマイクロ波の周波数や位相を調整することが可能であり、加熱室3内に発生するマイクロ波分布の状態を変動させることができる。天井壁面20によるマイクロ波の反射制御と発振するマイクロ波の周波数制御または位相制御を組み合わせることで、いっそうの加熱効率向上が可能である。
ここで、本変形例ではマイクロ波発振モジュール71は1個であるが、複数のマイクロ波発振モジュール71を導波管8に接続してもよい。複数のマイクロ波発振モジュール71を使用することで、加熱室3内に供給されるマイクロ波出力を高くし、より短時間で被加熱物を加熱することが可能となる。またその場合も、天井壁面20のマイクロ波反射制御および発振するマイクロ波の周波数制御、あるいは位相制御と組み合わせることにより、加熱ムラを抑制した加熱が可能となる。
次に、図13は、第1の実施形態例の変形例(第9の変形例)に係る加熱調理器の加熱室を手前上方から見た外観斜視図である。本変形例においては、天井壁面20の外壁面側にヒータ14を設けている。天井壁面20に設けた曲面形状に沿うような曲げ加工をヒータ14に施すことにより、天井壁面20への密着性に優れてヒータ14を装着することができる。また、天井壁面20に設けた曲面形状が加熱室3内側へ突出しているために、装着したヒータ14と被加熱物との位置が、天井壁面20を平面に形成した場合に比べて近くなるため、ヒータ14による加熱効率を向上させることができる。
特に、天井壁面20に設けた曲面形状において、その断面形状が左右方向の一円弧を描いており、前後方向には変化のないものである場合、ヒータ14に施す曲げ加工の曲率が部位によらず一定となり、損傷や寿命への負荷を低減することができる。なお、ヒータ14を密着性のよいものとするためには、例えば平板状のマイカ板に平面ヒータ用コイルを巻回し、その両面からマイカ板にて挟んだ構成とすればよい。
次に、図14は、第1の実施形態例の変形例(第10の変形例)に係る加熱調理器の加熱室を手前上方から見た外観斜視図である。図13の第9の変形例では、天井壁面20に設けた曲面形状を、断面形状が左右方向の一円弧を描くものとしたが、本変形例においては、天井壁面20の断面形状が複数の曲率を有する弧で構成されている。
この場合、上記した1枚のヒータ14をそのまま天井壁20の外壁面に密着させるには好ましくない。ヒータ14の複数箇所に異なる曲率の曲げ部が生じ、かつそこに応力が集中するためである。そこで、本変形例では、ヒータ14を、曲面形状の曲面方向に沿って複数に分割し、例えば本変形例では左右方向に3つに分割して、曲面形状の頂部に位置する中央部ヒータ14a、その周囲部である両側の周囲部ヒータ14b、及び同14cをそれぞれ取り付けた構成としている。
このように、ヒータ14を複数の分割構成とし、曲面形状の部位ごとの曲率半径に応じた曲げ加工を施して取り付けることにより、異なる曲率による応力集中を回避でき、かつ3つに分割したヒータ14a、14b、14cはそれぞれ1箇所の曲げ形状に対応するだけで天井壁20に装着することができる。したがって、曲げ部にかかる応力を軽減でき、割れなどに対して改善できるとともに、密着性に優れて加熱効率を向上でき、取り付けも容易にできる。
なお、曲面形状部としては、ドーム形状、パラボラ形状、或いは球面形状などの二次曲面を採用することも可能である。この場合、二次曲面の中央部(頂部)では曲率が大きくなるため、密着した取り付け構成が難しくなる。その場合には、上記同様にヒータを曲面方向に沿って複数に分割することに加え、中央部のヒータの長さを短くし、一方、周囲部のヒータの長さを長くして、それぞれの曲率に対応した長さの分割構成とすることで、ヒータを無理なく取り付けることができる。
次に、図15は、第1の実施形態例の変形例(第11の変形例)に係る加熱調理器の加熱室を手前上方から見た外観斜視図である。本変形例においては、天井壁面20の形状を例えば「V字型」の形状Wとしている。この場合、第4の実施形態例に述べたヒータ14をヒータ14d,14eの2枚に分割し、天井壁面20を成す2平面へ各々設置すればよい。この設置方法であれば、ヒータ14に曲げは発生せず、局部的な応力の集中も避けることができる。
なお、他の変形例として、手前側から見た断面が台形型である形状T(図6参照)や
逆四角錘型の形状P(図9参照)を採用してもよく、いずれの場合もヒータ14を分割し、天井壁面20を成す複数の面に設置することで容易に対応が可能である。
次に、図16は、第1の実施形態例の異なる変形例(第12の変形例)を手前側から見た断面図を示している。図13の第9の変形例においては、例えば平板のプレス加工や曲げ加工によって製作した天井壁面20を備えていたが、本変形例においては、天井壁面20として、例えば金属材料を用いた鋳造や切削加工によって成形したものを配置している点が異なる。具体的には、天井壁面20を手前側から見た断面形状が、加熱室3内側には曲率をもった突出形状Sを有し、加熱室3外側には平面となるように成形している。
本変形例によれば、ヒータ14に特別な加工を施す必要なく容易に天井壁面20の外側に設置することが可能である。天井壁面20は金属材料で構成されているため、天井壁面20がヒータ14との接触面より受け取った熱は効率よく天井壁面20の加熱室3内側面へ伝達され、加熱室3内に熱を放射することが可能である。また、ヒータ14による加熱に伴って天井壁面20から曲面形状Sまでの部分に熱が蓄積されることで、ヒータが一時的に停止しても、蓄えられた熱が加熱室3内へ放出され、加熱室3内の温度変動を抑制することができる。これは、特にヒータ14の入切で加熱室3内の温度制御を実施する際に有利であり、ヒータ14の入切を頻繁に切り替える必要がなくなるため、突入電流などの電流変動を抑制することができ、省エネルギー性能を実現できる。
なお、本発明は上記した実施の形態例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態例の構成の一部を他の実施の形態例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態例の構成に他の実施の形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。例えば、上記第4の実施形態例の異なる変形例として、鋳造や切削加工によって構成した天井壁面を備える加熱調理器を挙げたが、この構成から平面ヒータを削除してもよい。
1:本体、 2:ドア、 3:加熱室、 4:機械室、 5:アンテナ、 6:モータ、7:マグネトロン(マイクロ波発振手段)、 8:導波管、 10:キャビネット、 14:ヒータ、 15:食品、 20:天井壁面、 21:底面、 22:背面、 25a:左側壁面、 25b:右側壁面、 30:アンテナ収納部、 31:テーブルプレート、 51:アンテナ軸、 52:アンテナ支持軸、 61:モータ軸、 71:マイクロ波発振モジュール(マイクロ波発振手段)、 80:導波管開口部

Claims (4)

  1. 加熱室と、
    該加熱室に供給するマイクロ波を発生させるマイクロ波発振手段と、
    前記加熱室内に前記マイクロ波を放射する前記加熱室の下部に位置したアンテナと、を備え、
    前記加熱室の天井壁面は、前記アンテナに対向する領域が該天井壁面の四隅よりも前記加熱室側へ突出した形状であることを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記天井壁面は、前記アンテナの中央領域に対向する領域が最も前記加熱室側に突出していることを特徴とする、請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記アンテナを収納するアンテナ収納部は、側壁面が下部よりも上部で前記アンテナからの距離が遠ざかる傾斜面を有していることを特徴とする、請求項1又は2に記載の加熱調理器。
  4. 前記加熱室の天井壁面にヒータを備えたことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の加熱調理器。
JP2016102938A 2016-05-24 2016-05-24 加熱調理器 Active JP6739231B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016102938A JP6739231B2 (ja) 2016-05-24 2016-05-24 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016102938A JP6739231B2 (ja) 2016-05-24 2016-05-24 加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017211106A true JP2017211106A (ja) 2017-11-30
JP6739231B2 JP6739231B2 (ja) 2020-08-12

Family

ID=60474613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016102938A Active JP6739231B2 (ja) 2016-05-24 2016-05-24 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6739231B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020140988A1 (zh) * 2019-01-04 2020-07-09 海尔智家股份有限公司 加热装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020140988A1 (zh) * 2019-01-04 2020-07-09 海尔智家股份有限公司 加热装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6739231B2 (ja) 2020-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8803051B2 (en) Microwave oven
JP5152971B2 (ja) 加熱調理器
JP2009156546A (ja) 加熱調理器
JP5674914B2 (ja) 高周波加熱装置
WO2016006249A1 (ja) マイクロ波加熱装置
WO2017164290A1 (ja) マイクロ波加熱装置
JP6739231B2 (ja) 加熱調理器
JP2013037795A (ja) マイクロ波加熱装置
JP2016126922A (ja) 遠赤外線レンジ
JP2008166090A (ja) マイクロ波加熱装置
EP3476183B1 (en) Multi-feed microwave oven with improved crisp function
JP5355205B2 (ja) 加熱調理器
CN110934505B (zh) 加热烹调器
JP5169015B2 (ja) マイクロ波加熱装置
JP5402406B2 (ja) 電子レンジ
JP6861397B2 (ja) マイクロ波加熱装置
WO2019225413A1 (ja) マイクロ波処理装置
JP2009277559A (ja) 加熱調理器
JP4321137B2 (ja) 高周波加熱装置
JP7313312B2 (ja) 加熱調理器
EP1113707A2 (en) Heating device for microwave ovens
JP2007141538A (ja) マイクロ波加熱装置
JP2012028014A (ja) マイクロ波加熱装置
JP4888221B2 (ja) マイクロ波加熱装置
JP2007123073A (ja) 高周波加熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160525

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170120

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170126

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190118

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200623

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200721

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6739231

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150