JP2017210890A - 流量調整弁 - Google Patents

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智 飯塚
清隆 小倉
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清隆 小倉
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威生 三宅
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【課題】燃料噴射弁の弁座面における、キャビテーションエロージョンの発生を低減する。【解決手段】燃料噴射弁の弁体114の、弁体側シート球面132と、弁体側先端円錐部136との接続部において、接続部の接続曲面137の中心を、燃料噴射孔117の中心軸に対して、弁体中心軸側に形成するようにした。これにより、接続曲面137が弁体先端円錐部側に移動するため、弁体側シート球面の終点が噴孔カップの下流側となるため、弁体側シート球面に沿って流れる燃料の剥離点が噴孔カップ側となる。よって弁体側シート球面132と噴孔カップの弁座部にて発生したキャビテーションが、変位可能な弁体114の閉弁直前において、燃料噴孔開口形成部135と弁体先端円錐部136の間に形成される隙間に到達する前に燃料噴孔より噴射される。【選択図】図3

Description

本発明は内燃機関、特にガソリンを用いた自動車用筒内噴射エンジンにおける流量調整弁に関するものである。
特許文献1には弁体の燃料噴射孔上部を凹ませることで、噴霧の微粒化を向上させる技術が開示されている。特許文献2には弁座面と燃料噴射弁中心軸とのなす角度が、噴射孔開口形成面と燃料噴射弁中心軸とのなす角度よりも大きく構成されており、噴射孔開口形成面と弁体との間に形成される燃料流路の断面積が燃料の流れる方向に沿って一定となる領域を形成した状態で、弁体を開弁状態に維持可能とすることで、閉弁後に噴射されうる燃料の増加を低減させる技術が開示されている。
特開2010−38126 特開2013−160213
内燃機関、特にガソリンを用いた自動車用筒内噴射システムに用いられる流量調整弁においては、排気ガス・燃費に対する規制や要求を満足するため、エンジン筒内に燃焼に必要最適流量の燃料を噴射することへの市場要求が高まっている。これは、高燃圧化された燃料を筒内に噴射することにより、燃料の微粒化が促進される。よって排気ガスに含まれるPNが低減可能となるためである。
高燃圧の燃料を噴射するには弁座付近にて発生するキャビテーションをオリフィスカップ内の壁面付近でエロージョンさせずに噴射させる必要がある。従来の技術では燃料の微粒化とそれに伴う閉弁後に噴射されうる燃料を低減する構造が開示されているが、これらによって弁座面に発生するキャビテーションエロージョンに関する課題の開示が無く、検討が十分ではない。
そこで本発明の目的は燃料噴射弁の弁座面にキャビテーションエロージョン発生を低減することである。
上記の目的を達成するために、本発明の流量調整弁は、弁体側シート球面と弁体先端円錐部との接続曲面の中心を燃料噴孔の中心線より弁体中心軸側に形成するように構成される。
本発明によれば燃料噴射弁の弁体とシート球面と弁体先端円錐部の接続曲面の中心を燃料噴射孔の中心軸に対して内側に形成することでキャビテーションエロージョンの発生を防ぐことが可能となる。
本発明に係る燃料調整弁の全体を示す断面図 燃料調整弁の拡大図 燃料調整弁の拡大図 燃料調整弁の拡大図 燃料噴孔開口形成部と弁体先端円錐部の間に形成される隙間と静流値との関係図
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
本発明の第1の実施例について、以下、図面を用いて説明する。本実施例では弁体側シート球面と弁体先端円錐部との接続曲面の中心を燃料噴孔の中心線より弁体中心軸側に形成することでキャビテーションエロージョン発生を低減することを目的としている。
図1は本実施例の全体構成を示した図である。図2は図1に記載の従来技術の燃料噴射弁の噴孔カップ116近傍を拡大した断面図を示した図である。なお、以降すべての図は説明のため寸法を誇張して示しており、実際の寸法とは異なる。
図1の固定コア107上部には加圧して燃料を供給するための図示しない高圧ポンプと、前記高圧ポンプと固定コア107上部とを連結する配管が配置されており、固定コア107中心部の燃料通路107Dである貫通孔へ加圧された状態で燃料が供給される。弁体114の上端面114Dにはスプリング110の着座面が設けられている。スプリング110の弁体114との逆側の上端面には調整子54が当接している。調整子54は固定コア107に固定されている。
弁体114はガイド部材115と可動子ガイド113によって、上下に往復運動できるように保持されている。弁体114はコイル105に通電していない閉弁状態においてはスプリング110の付勢力によってノズル101の先端に設けられた固定弁116と当接しており、前記高圧ポンプから供給された燃料の流れを燃料噴射孔117から遮断している。
コイル105は固定コア107の外周部に配置されており、ハウジング103、ノズル101、弁体114と一体構造である可動コア102を介してコイル105の周りにトロイダル状の磁気通路が形成されている。端子109の先端部に形成されたコネクタ43Aにはバッテリ電圧より電力を供給するプラグが接続される。コイル105は図示しないコントローラにより、端子109を通じて通電、非通電が制御される。
コイル105に通電中は前記の磁気通路を通る磁束によって可動コア102と固定コア107との間に磁気吸引力が発生する。可動コア102が吸引されることで上方へ動き、最大は固定コア107の下端面に衝突するまで移動する。その結果、弁体114が固定弁116から離れて開弁状態となり、固定コア107中心部の燃料通路107Dから供給された燃料を噴射孔117から燃焼室内へ噴射する。
コイル105への通電が断たれると前記の磁気通路の磁束が消滅し、磁気吸引力も消滅する。この状態では弁体114を閉弁方向に押すスプリング110のばね力が弁体114に作用する。その結果、弁体114は固定弁116に接触する閉弁位置に押し戻され、固定コア107中心部の燃料通路107Dから供給された燃料が燃料噴射孔117に流れ込む事を遮断する。
次にシート部材131及び弁体114の詳細形状について図2を用いて説明する。シート部材131には弁体側シート球面132と当接点134を有する座部側シート面133と複数の燃料噴射孔117が開口している噴射孔開口形成部135とが構成されている。弁体114は弁体側シート球面132と弁体先端円錐部136を有し、これらを接続曲面137にて接続されている。
ここで第1実施例について図3を用いて説明する。図3には第1実施例の構成を示した断面図となる。図3に示す様に弁体側シート球面部132と弁体先端円錐部136によって弁体側シート球面132と弁体先端円錐部136との接続曲面137の位置と燃料噴孔開口形成部135と弁体先端円錐部136の間に形成される隙間138が決定する。弁体側シート球面と弁体先端円錐部との接続部に存在する接続曲面137の中心を燃料噴孔117の中心線より弁体中心軸側に形成するように構成することで燃料噴孔開口形成部135と弁体先端円錐部136の間に形成される隙間の位置が噴孔カップ118の下流側となる。
これにより、上記記載の接続曲面137が弁体先端円錐部側に移動するため、弁体側シート球面の終点が噴孔カップの下流側となるため、弁体側シート球面に沿って流れる燃料の剥離点が噴孔カップ側となる。よって弁体側シート球面132と噴孔カップ118の弁座部にて発生したキャビテーションが変位可能な弁体114の閉弁直前において燃料噴孔開口形成部135と弁体先端円錐部136の間に形成される隙間に到達する前に燃料噴孔より噴射される。これに伴い、噴孔カップ内での急激な圧力変化の影響を受けることが無くなり、上記当接点134にて発生したキャビテーションが噴孔カップ118内で崩壊し、エロージョンの発生させることを防ぐことが可能となる。また弁体側シート球面132と噴孔カップ118の弁座部にて発生したキャビテーションを積極的に噴射させることで燃料の微粒化が促進される。
本発明の第2の実施例に係る燃料噴射弁について図4図5を用いて以下説明する。図4は本実施例における燃料噴射弁の燃料噴射孔の構成を示す断面図であり、図3と同一番号が割り当てられているものは実施例1と同一もしくは同等の機能を有するものであり説明を省略する。図5は本実施例における弁体と弁座面にて形成される隙間138と流量の関係について示す。
実施例1と異なる点は前記燃料噴孔開口形成部135と弁体先端円錐部136の間に形成される隙間138を燃料噴射孔117より噴射される流量に応じて変化させるという点である。静流値が大きくなることで、噴孔カップ118に流れる流速が大きくなる。よってキャビテーションエロージョンの発生リスクが大きくなる。よって燃料噴孔開口形成部と弁体先端円錐部の間に形成される隙間を大きくすることで上記記載の体側シート球面132と噴孔カップ118の弁座部にて発生したキャビテーションが変位可能な弁体114の閉弁直前において燃料噴孔開口形成部135と弁体先端円錐部136の間に形成される隙間に到達する前に燃料噴孔より噴射される効果を大きくする必要がある。図5に示す様に前記燃料噴射孔より噴射される流量によってキャビテーションがもつエネルギー量が異なるため、流量が小さい場合は前記燃料噴孔開口形成部135と弁体先端円錐部136の間に形成される隙間を小さくし、大きい場合は隙間を大きくするといった最適化を行うことでキャビテーションエロージョンを防ぐことが可能となり、燃料噴射孔117のレイアウトによる燃料の流れに影響なく設計することが可能となる。
54…調整子
101…ノズル
102…可動コア
103…ハウジング
104…ハウジングホルダ
105…コイル
106…ボビン
107…固定コア
108…固定コアホルダ
109…端子
110…スプリング
113…可動子ガイド
114…弁体
115…ガイド部材
116…固定弁
117…燃料噴射孔
118…噴孔カップ
119…燃料通路
122…磁気通路
123…コネクタ
131…シート部材
132…弁体側シート球面
133…座部側シート面
134…当接部
135…燃料噴射孔開口形成部
136…弁体先端円錐部
137…接続曲面部
138…隙間

Claims (3)

  1. 弁体側シート球面と弁体先端円錐部との接続曲面の中心を燃料噴孔の中心線より弁体中心軸側に形成するように構成される事を特徴とする流量調整弁。
  2. 請求項1に記載の流量調整弁において、前記弁体が噴孔カップに着座時に前記弁体の先端円錐部が噴孔形成面に対して一定の隙間を構成される事を特徴とする流量調整弁。
  3. 請求項1に記載の流量調整弁において前記弁体の弁体側シート球面と先端円錐部との接続部が滑らかな曲線で接続されていることを特徴とする流量調整弁。
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