JP2017210727A - 雨吹き飛ばし方法、及び、雨吹き飛ばし装置 - Google Patents

雨吹き飛ばし方法、及び、雨吹き飛ばし装置 Download PDF

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Abstract

【課題】雨が所定の領域に落下することを抑制するために雨を所定の領域外に効果的に吹き飛ばすことが可能な雨吹き飛ばし方法、及び、雨吹き飛ばし装置を提供する。【解決手段】雨を落下させたくない領域Xの上方に、送風方向が上向きに向かい合うように第1送風機1;1を対向させ、互いに向かい合う各第1送風機1;1から送風された風を衝突させることで空気を掻き回しながら空気及び雨粒を舞い上がらせて雨粒を小さくする第1ステップと、第1ステップで小さくした雨粒に第2送風機2からの風を衝突させて雨粒を横方向に飛ばす第2ステップと、を備えたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、雨が所定の領域に落下することを抑制するために雨を所定の領域外に吹き飛ばす雨吹き飛ばし方法、及び、雨吹き飛ばし装置に関する。
雨が所定の領域に落下することを抑制するために雨を所定の領域外に飛ばす雨吹き飛ばし装置として、例えば雨天時においてもコンクリート打設作業を行えるようにエアで雨を吹き飛ばすようにしたエア式屋根機構を備えた工事現場用屋根装置が知られている(特許文献1参照)。
特開平7−217219号公報
しかしながら、上述した雨吹き飛ばし装置としての工事現場用屋根装置では、単にエアで雨を吹き飛ばすという構成であるので、効果的に雨を吹き飛ばすことができなかった。例えば、雨量が多かったり、雨粒が大きかったり、雨の落下速度が速い場合等、効果的に雨を吹き飛ばすためには、高い圧力のエア(圧縮空気)を生成するための高出力の高価なコンプレッサーが必要となり、経済的ではないという課題があった。
本発明は、雨が所定の領域に落下することを抑制するために雨を所定の領域外に効果的に吹き飛ばすことが可能で経済的な雨吹き飛ばし方法、及び、雨吹き飛ばし装置を提供するものである。
本発明に係る雨吹き飛ばし方法は、雨を落下させたくない領域の上方に、送風方向が上向きに向かい合うように各第1送風機を対向させ、互いに向かい合う各第1送風機から送風された風を衝突させることで空気を掻き回しながら空気及び雨粒を舞い上がらせて雨粒を小さくする第1ステップと、第1ステップで小さくした雨粒に第2送風機からの風を衝突させて雨粒を横方向に飛ばす第2ステップと、を備えたので、雨が所定の領域に落下することを抑制するために雨を所定の領域外に効果的に吹き飛ばすことが可能で経済的な雨吹き飛ばし方法を実現できる。
本発明に係る雨吹き飛ばし装置は、雨を落下させたくない領域の上方において、送風方向が上向きに向かい合うように設定された各第1送風機と、互いに向かい合う各第1送風機から互いに衝突するように送風された風により小さくなった雨粒を横方向に吹き飛ばす風を送風する第2送風機と、を備えたので、雨が所定の領域に落下することを抑制するために雨を所定の領域外に効果的に吹き飛ばすことが可能で経済的な雨吹き飛ばし装置を提供できる。
雨を落下させたくない領域が、真上から見て四角形の4角に位置するように配置された4本の柱配筋で囲まれた領域の下方であるコンクリート打設予定領域であり、4本の柱配筋の上部において、四角形の互いに対向する一対の辺を形成するように各第1送風機群が設けられるとともに、四角形の残りの一対の辺のうちの一方の一辺を形成するように各第1送風機群の端部側の上面に掛け渡されるように第2送風機群が設けられるか、あるいは、上記各第1送風機群の中央部側の上面に掛け渡されるように第2送風機群が設けられたので、コンクリートに雨が混入することを防止できて、コンクリートの性能を劣化させることなく、コンクリート打設作業を行うことが可能となる。
雨吹き飛ばし方法の原理を示す図。 雨吹き飛ばし装置を上から見た図。 雨吹き飛ばし装置の具体例を示す斜視図。 雨吹き飛ばし装置の具体例を側方から見た図。
実施形態に係る雨吹き飛ばし方法は、図1に示すように、雨を落下させたくない領域Xの上方に、送風方向が上向きに向かい合うように送風機1;1を対向させ、互いに向かい合う各送風機1;1から送風された風を衝突させることで空気を掻き回しながら空気及び雨粒を舞い上がらせて雨粒を小さくする第1ステップと、第1ステップで小さくした雨粒に上記送風機1とは別の送風機2からの風を衝突させて雨粒を横方向に飛ばす第2ステップとを備えた方法である。
互いに向かい合う各送風機1;1から送風される風の送風方向1F;1Fは、水平面1Hに対する傾斜角度が所定角度θをなして上向きに傾斜するように設定される。即ち、各送風機1;1は回転翼(ファン)の回転中心軸が水平面1Hに対して所定角度θだけ傾くように所定の取付部に取付けられることで、互いに向かい合う各送風機1;1から送風される風の送風方向1F;1Fが、水平面1Hに対して所定角度θをなして上向きに傾斜するように設定される。
互いに向かい合う各送風機1;1は、例えば、雨を落下させたくない領域Xの上方における同一水平面1H上に配置されることが好ましいが、多少の高低差があるように配置されていても構わない。
別の送風機2は、互いに向かい合う各送風機1;1から送風される風が衝突する部位1E及び当該部位1Eの近傍に向けて当該部位1Eの横方向から風を送風可能な位置に設置される。別の送風機2は、互いに向かい合う各送風機1;1よりも上方に設置されることが好ましい。
以後、上述した、互いに向かい合う各送風機1;1を第1送風機、別の送風機2を第2送風機という。尚、第1送風機及び第2送風機は、例えばモータにより回転する回転翼の直径が400mm〜500mm程度の市販されている一般的な送風機を用いればよい。
上述した雨吹き飛ばし方法を適用した雨吹き飛ばし装置は、雨を落下させたくない領域の上方において、送風方向が上向きに向かい合うように設定された各第1送風機1;1と、互いに向かい合う各第1送風機1;1から互いに衝突するように送風された風により小さくなった雨粒を横方向に吹き飛ばす風を送風する第2送風機2と、を備える。
雨吹き飛ばし装置は、例えば、図2に示すように、雨を落下させたくない領域X(図1参照)を取り囲むように、真上から見て四角形(正方形)の4角に位置するように地上A(図1参照)から4本の柱3;3…を設置し、これら4本の柱3;3…の上部において、四角形の互いに対向する一対の辺を形成するように各第1送風機群1A;1Bを設ける。当該第1送風機群1A;1Bは、複数の第1送風機1;1…を設置可能に構成された設置部1Cに複数の第1送風機1;1…が設置されて構成される。設置部1Cとしては、例えば、横一列に複数の第1送風機1;1…を並べて設置できるように構成された設置フレームを用いればよい。
即ち、4本の柱3;3…の上部において、四角形の互いに対向する一対の辺のうちの一方の辺を形成するように一方の第1送風機群1Aを設けるとともに、四角形の互いに対向する一対の辺のうちの他方の辺を形成するように他方の第1送風機群1Bを設ける。この際、一方の第1送風機群1Aの各第1送風機1;1…の送風方向1Fと他方の第1送風機群1Bの各第1送風機1;1…の送風方向1Fとが所定の角度α=180°−2θ°で交差するように設定される(図1参照)。
所定角度θは、例えば30°〜60°程度の範囲に設定することが好ましい。
図1に示すように、所定角度θは、大きくするほど、互いに向かい合う各送風機1;1から送風される風の送風方向ベクトルF1;F1の合成ベクトル1Mが大きくなるので、雨を上方に舞い上がらせる効果が高くなると考えられるが、一方で、所定角度θが大きくなるほど、互いに向かい合う各送風機1;1から送風される風が衝突する部位1Eに届くまでの距離Yが長くなるため、送風機1として高出力のものが必要になると考えられる。
従って、互いに向かい合う各送風機1;1の対向間隔が短い場合には、所定角度θを大きくすることが好ましく、互いに向かい合う各送風機1;1の対向間隔が長い場合には、所定角度θを小さくすることが好ましい。
さらに、図2に示すように、4本の柱3;3…の上部において、四角形の残りの一対の辺(残りの二辺)のうちの一方の一辺を形成するように上記各第1送風機群1A;1Bの端部側の上面に掛け渡される第2送風機群2A(図2に実線で図示)を設けるか、あるいは、上記各第1送風機群1A;1Bの中央部側の上面に掛け渡される第2送風機群2A(図2に一点鎖線で図示)を設ける。
第2送風機群2Aは、第1送風機群1A;1Bと同様に、複数の第2送風機2;2…を設置可能に構成された上記設置部1Cと同様な設置部2Cに複数の第2送風機2;2…が設置されて構成される。
この場合、第2送風機群2Aからの風が、一方の第1送風機群1Aからの風と他方の第1送風機群1Bからの風とが衝突(交差)する部位1E及び当該部位1Eの近傍に送風されるように、第2送風機群2Aの送風方向を設定する。
尚、上記各第1送風機群1A;1Bの中央部側の上面に第2送風機群2Aを掛け渡すように設ける場合、2つの第2送風機群2A;2Aを背中合わせにして設ける(図2参照)。
上述した雨吹き飛ばし方法及び雨吹き飛ばし装置によれば、互いに斜め上向きに対向する一方の第1送風機群1Aと他方の第1送風機群1Bとを設け、一方の第1送風機群1Aからの風と他方の第1送風機群1Bからの風とを衝突させることで空気と雨とを掻き回しながら舞い上がらせて雨粒を小さくしてから当該小さくした雨粒に第2送風機群2Aからの風を衝突させて雨粒を横方向に飛ばすので、互いに向かい合う一方の第1送風機群1Aと他方の第1送風機群1Bと間の下方に位置される雨を落下させたくない領域Xに雨が落下するのを効果的に抑制することができるようになる。また、送風機として市販の一般的な送風機を用いればよいので、経済的である。
即ち、雨が所定の領域に落下することを抑制するために雨を所定の領域外に効果的に吹き飛ばすことが可能で経済的な雨吹き飛ばし方法及び雨吹き飛ばし装置を実現できる。
次に、雨天時においてコンクリート打設現場でのコンクリート打設作業を可能とするために上述した雨吹き飛ばし方法を適用した雨吹き飛ばし装置について説明する。
即ち、建設途中の建物の一定領域での雨天時においてのコンクリート打設作業を可能とするために、建設途中の建物の柱配筋30の上部に上述した雨吹き飛ばし装置を構築する。
尚、図示を省略するが、地上面又は下層床面より立設される建設途中の建物の柱配筋30は、複数の主筋が完成した場合に四角柱となる柱の4辺に沿って所定の間隔を隔てて並ぶように設けられ、かつ、これら主筋を取り囲む帯筋が主筋の延長方向に沿って所定の間隔を隔てて複数設けられた構成である。
例えば、図3に示すように、複数の柱配筋30;30…で囲まれた梁間方向3スパン桁行方向2スパン分の床領域に雨天時においてコンクリート打設作業を行う場合の雨吹き飛ばし装置について説明する。尚、スパンとは、互いに隣り合う各柱配筋30;30の柱芯間の間隔のことである。梁間方向3スパン桁行方向2スパンの場合、真上から見て、建物の桁行方向D(建物の長辺方向)に沿って柱配筋30が等間隔に3本並ぶように設けられた柱配筋列が、建物の梁間方向E(建物の短辺方向)に沿って等間隔に4列設けられた構成である。以下、柱配筋30の位置を特定する場合、図3に示す柱配筋30Aを基準として、桁行方向○列目梁間方向○列目と示して特定する。
桁行方向1列目梁間方向1列目に位置する柱配筋30Aの上端と桁行方向1列目梁間方向2列目に位置する柱配筋30Bの上端とに第1送風機群1Aが掛け渡されるように設けられる。桁行方向2列目梁間方向1列目に位置する柱配筋30Cの上端と桁行方向2列目梁間方向2列目に位置する柱配筋30Dの上端とに第1送風機群1Bと第1送風機群1Aとが背中合わせの状態で掛け渡されるように設けられる。桁行方向3列目梁間方向1列目に位置する柱配筋30Eの上端と桁行方向3列目梁間方向2列目に位置する柱配筋30Fの上端とに第1送風機群1Bが掛け渡されるように設けられる。
さらに、桁行方向1列目梁間方向3列目に位置する柱配筋30Gの上端と桁行方向1列目梁間方向4列目に位置する柱配筋30Hの上端とに第1送風機群1Aが掛け渡されるように設けられる。桁行方向2列目梁間方向3列目に位置する柱配筋30Iの上端と桁行方向2列目梁間方向4列目に位置する柱配筋30Jの上端とに第1送風機群1Bと第1送風機群1Aとが背中合わせの状態で掛け渡されるように設けられる。桁行方向3列目梁間方向3列目に位置する柱配筋30Kの上端と桁行方向3列目梁間方向4列目に位置する柱配筋30Lの上端とに第1送風機群1Bが掛け渡されるように設けられる。
次に、梁間方向2列目に位置する柱配筋30B;30D;30Fの上部に位置する第1送風機群1A;第1送風機群1B;第1送風機群1A;第1送風機群1Bの上面における端部(梁間方向中央側に近い端部)に掛け渡されるように第2送風機群2Aが設けられる。また、梁間方向3列目に位置する柱配筋30G;30I;30Kの上部に位置する第1送風機群1A;第1送風機群1B;第1送風機群1A;第1送風機群1Bの上面における端部(梁間方向中央側に近い端部)に掛け渡されるように第2送風機群2Aが設けられる。
さらに、柱配筋30Bの上部に位置する第2送風機群2Aの上面における端部と柱配筋30Gの上部に位置する第2送風機群2Aの上面における端部とに掛け渡されるように第1送風機群1Aが設けられる。柱配筋30Dの上部に位置する第2送風機群2Aの上面における端部と柱配筋30Iの上部に位置する第2送風機群2Aの上面における端部とに掛け渡されるように第1送風機群1Bと第1送風機群1Aとが背中合わせの状態で設けられる。柱配筋30Fの上部に位置する第2送風機群2Aの上面における端部と柱配筋30Kの上部に位置する第2送風機群2Aの上面における端部とに掛け渡されるように第1送風機群1Bが設けられる。
最後に、柱配筋30Bの上部と柱配筋30Gの上部とに掛け渡されるように設けられた第1送風機群1Aの上面における梁間方向中央部と、柱配筋30Dの上部と柱配筋30Iの上部とに掛け渡されるように設けられた第1送風機群1B;1Aの上面における梁間方向中央部と、柱配筋30Fの上部と柱配筋30Kの上部とに掛け渡されるように設けられた第1送風機群1Bの上面における梁間方向中央部と、に掛け渡されるように、第2送風機群2Aと第2送風機群2Aとが背中合わせの状態で設けられる。
尚、第1送風機群1A;1Bは、設置部1Cが図外の取付具を介して柱配筋30の上端に取付けられ、また、第2送風機群2Aは、設置部2Cが図外の取付具を介して第1送風機群1A;1Bの設置部1Cに取付けられる。
また、地上において、設置部1Cに横一列に複数の第1送風機1;1…を並べて設置することで第1送風機群1A;1Bを組み立てるとともに、設置部2Cに横一列に複数の第2送風機2;2…を並べて設置することで第2送風機群2Aを組み立てた後に、これら第1送風機群1A;1B、第2送風機群2Aをクレーン等により持ち上げて柱配筋30の上部に設置すればよい。
以上のように構成された雨吹き飛ばし装置によれば、第1送風機群1B;1Aの第1送風機1;1…及び第2送風機群2Aの第2送風機2;2…を駆動させることにより、梁間方向中央部において互いに向かい合う各送風機1;1からの風が衝突することで空気を掻き回しながら空気及び雨粒を舞い上がらせて雨粒を小さくするとともに、当該小さくなった雨粒を梁間方向中央部で背中合わせに配置された各第2送風機群2Aの第2送風機2;2…のからの風で梁間方向両端部方向に吹き飛ばす。
さらに、梁間方向の両方の端部側において互いに向かい合う各送風機1;1からの風が衝突することで空気を掻き回しながら空気及び雨粒を舞い上がらせて雨粒を小さくするとともに、当該小さくなった雨粒、及び、梁間方向中央部で背中合わせに配置された各第2送風機群2Aにより梁間方向両端部方向に吹き飛ばされてきた雨粒を、梁間方向2列目に位置する柱配筋30B;30D;30Fの上部及び梁間方向2列目に位置する柱配筋30G;30I;30Kの上部に設置された各第2送風機群2Aの第2送風機2;2…からの風でさらに梁間方向両端部方向に吹き飛ばす。
即ち、図4に示すように、梁間方向中央部において互いに向かい合う第1送風機群1A;1Bの各送風機1;1からの風が衝突することで小さく砕かれた雨粒T1;T1が梁間方向中央に設置された2送風機群2Aの第2送風機2;2…の風により梁間方向両端部方向に吹き飛ばされるとともに、梁間方向の両方の端部側に落下し、この梁間方向中央部側から梁間方向の両方の端部側に吹き飛ばされてくる雨粒と梁間方向の両方の端部側に降ってくる雨粒とが梁間方向端部側において互いに向かい合う各送風機1;1からの風が衝突することで小さく砕かれた雨粒T2;T2になった後に、梁間方向2列目に位置する柱配筋30B;30D;30Fの上部及び梁間方向2列目に位置する柱配筋30G;30I;30Kの上部に設置された各第2送風機群2Aの第2送風機2;2…からの風でさらに梁間方向両端に吹き飛ばされることで、複数の柱配筋30;30…で囲まれた梁間方向3スパン桁行方向2スパン分の床領域に雨が落下しないようになり、雨天時において当該床領域にコンクリート打設作業を行うことが可能となる。即ち、コンクリートに雨が混入することを防止できて、コンクリートの性能を劣化させることなく、コンクリート打設作業を行うことが可能となる。また、雨天時において、柱配筋30の下部側にコンクリートを打設する作業を広い範囲で行うことが可能となり、雨天による施工期間の遅れを抑制できるようになる。
尚、梁間方向両端に位置する柱配筋30A;30C;30Eの外側面、及び、柱配筋30H;30J;30Lの外側面に、シート40を張って、梁間方向両端に吹き飛ばされる雨粒がコンクリート打設現場の周囲に飛び散らないようにすることが好ましい。この場合、シート40としては、吸水性能の優れたシートを用いることが好ましい。
尚、実施形態では、雨吹き飛ばし方法を適用した雨吹き飛ばし装置を雨天時のコンクリート打設作業時に使用する例を示したが、本発明の雨吹き飛ばし方法を適用した雨吹き飛ばし装置は、屋外に設けられたエスカレータ、通路、その他の様々な場所に設置して雨を吹き飛ばすような場合に使用したり、夏季における熱中症対策にも使用可能である。
1 第1送風機、1A;1B 第1送風機群、2 第2送風機、2A 第2送風機群、30 柱配筋、X 雨を落下させたくない領域。

Claims (3)

  1. 雨を落下させたくない領域の上方に、送風方向が上向きに向かい合うように各第1送風機を対向させ、互いに向かい合う各第1送風機から送風された風を衝突させることで空気を掻き回しながら空気及び雨粒を舞い上がらせて雨粒を小さくする第1ステップと、
    第1ステップで小さくした雨粒に第2送風機からの風を衝突させて雨粒を横方向に飛ばす第2ステップと、
    を備えたことを特徴とする雨吹き飛ばし方法。
  2. 雨を落下させたくない領域の上方において、送風方向が上向きに向かい合うように設定された各第1送風機と、
    互いに向かい合う各第1送風機から互いに衝突するように送風された風により小さくなった雨粒を横方向に吹き飛ばす風を送風する第2送風機と、
    を備えたことを特徴とする雨吹き飛ばし装置。
  3. 雨を落下させたくない領域が、真上から見て四角形の4角に位置するように配置された4本の柱配筋で囲まれた領域の下方であるコンクリート打設予定領域であり、
    4本の柱配筋の上部において、四角形の互いに対向する一対の辺を形成するように各第1送風機群が設けられるとともに、四角形の残りの一対の辺のうちの一方の一辺を形成するように各第1送風機群の端部側の上面に掛け渡されるように第2送風機群が設けられるか、あるいは、上記各第1送風機群の中央部側の上面に掛け渡されるように第2送風機群が設けられたことを特徴とする請求項2に記載の雨吹き飛ばし装置。
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