JP2017210282A - 容器の中栓、容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】中栓の外に出た内容物を容器本体内に戻り難くすること。【解決手段】本発明は、外蓋5が着脱可能な容器本体1の口部12の先部に取り付ける中栓3である。口部の外周を包囲する筒状の側壁30と、側壁のうち筒状の一端部から口径方向内側に突出すると共に口部の先端面を覆う内覆板34と、内覆板の内周部から口部の開口方向に突出する筒状の突出壁36と、突出壁の先端部から口径方向内側に突出する環状の天板38であってその内周に排出孔が形成される天板とを備える。そして突出壁はその外周面のうち内覆板側に、口径方向内側に凹む環状の凹溝部36aを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、容器本体の口部に取り付ける中栓に関すると共に、その中栓と、中栓を取り付ける容器本体と、中栓付きの容器本体に着脱可能な外蓋とを備える容器に関する。
上記した容器に用いる中栓の一例として、その上面の中央部以外を平面部とし、その上面の中央部に上方に突出する環状突出部を備えると共に、環状突出部の中央部に中心孔を備えるものが存在する(特許文献1)。この環状突出部の外周面は特許文献1の図1に示すように、容器本体側へ向かうにつれて外径が大きくなるテーパー形状となっている。
特開平10−81375号公報
しかしながら中栓の環状突出部の外周面が上記したようなテーパー形状であると、容器本体内の内容物としての粉状物が、中心孔から排出された後に、容器本体内に戻るおそれがある。
より詳しく言えば、使用者が容器本体を傾けて粉状物を排出したときに、中栓の平面部の上に粉状物が載ることがある。その載った粉状物が何かの拍子に、環状突出部の外周面を移動して、中心孔を経て、再び容器本体内に戻るおそれがある。従ってこのような事態が生じないようにすることが、望ましいと考えられる。
本発明は上記実情を考慮して創作されたもので、その目的は中栓の外に出た内容物を容器本体内に戻り難くする中栓を提供すること、またその中栓を利用した容器を提供することである。
本発明の中栓は、外蓋が着脱可能な容器本体の口部の先部に取り付ける中栓であって、口部の外周を包囲する筒状の側壁と、側壁のうち筒状の一端部から口径方向内側に突出すると共に口部の先端面を覆う内覆板と、内覆板の内周部から口部の開口方向に突出する筒状の突出壁と、突出壁の先端部から口径方向内側に突出する環状の天板であってその内周に排出孔が形成される天板とを備える。そして突出壁はその外周面のうち内覆板側に、口径方向内側に凹む環状の凹溝部を備えるものである。
凹溝部の形状は問わないが、内容物を容器本体内に戻り難くするには、次のようにすることが望ましい。
すなわち本発明の第2の手段の中栓のように、凹溝部には、その外径が内覆板側へ向かうにつれて小さくなる第1の溝テーパー部を備えることである。
突出壁の外周面のうち凹溝部よりも天板側の形状は問わないが、内容物を容器本体内に戻り難くするには、次のようにすることが望ましい。
すなわち本発明の第3の手段の中栓のように、突出壁はその外周面のうち凹溝部よりも天板側に先細り部を備え、先細り部は、その外径が天板側へ向かうにつれて細くなるテーパー形状にすることである。
上記した中栓を利用して、外蓋を閉めたことを、感覚的に把握できるようにするには、次のようにすることが望ましい。
本発明の容器は、中栓と、外蓋と、容器本体とを備える。そして外蓋は、中栓の天板および内覆板を口部の開口方向から覆う外覆板と、外覆板の外周部から突出すると共に口部の外周面に螺合する外壁と、外壁よりも口径方向内側において外覆板から凹溝部まで突出する内壁と、内壁よりも内側において外覆板から排出孔に入るまで突出する突起とを備える。そのうえで内壁はその内周面には、凹溝部に嵌合する爪部を備えることである。
突起の形状は問わないが、容器本体内の密閉性を向上するには、次のようにすることが望ましい。
すなわち本発明の第2の手段の容器のように、突起の外径を排出孔の内径よりも大きくすることである。
突起のうち排出孔に入る長さは、問わないが、外蓋を閉めたことを、感覚的に把握し易くするには、次のようにすることが望ましい。
すなわち本発明の第3の手段の容器のように、第2の手段の容器に加え、口部の開口方向とは反対方向に延長する長さに関して、突起のうち排出孔に入る長さを、爪部のうち凹溝部に入る長さより長くしてあることである。
外蓋は、覆板と外壁と内壁と突起を備えれば、それ以外のものを備えるか否かは問わないが、クリック感と密閉性を向上するには、次のようにすることが望ましい。
本発明の第4の手段の容器のように、外蓋は、外覆板と外壁と内壁と突起の他に、外壁と内壁の間に配置される中壁を備えるものとする。そのうえで爪部と凹溝部が嵌合したときに、中壁と容器本体の口部は内覆板を上下の対向箇所で挟んで密接することである。
中栓の天板は、クリック感と密閉性を向上するには、次のようにすることが望ましい。
本発明の第5の手段の容器のように、中栓の天板がその内周部から下向きに突出すると共に突起に密接する凸部を備えることである。
本発明の中栓によれば、容器本体の外に出て内覆板の上に載った内容物が、何かの拍子に排出孔側に移動しようとしても、凹溝部の凹みにより天板側への移動を邪魔されるので、内容物が容器本体内に戻り難くなる。
第2の手段の中栓によれば、凹溝部にはその外径が内覆板側へ向かうにつれて小さくなる第1の溝テーパー部を備えるので、第1の溝テーパー部により、容器本体の外に出た内容物が容器内に戻り難くなる。
また本発明の第3の手段の中栓によれば、先細り部により天板部の面積が狭くなり、天板部の上に内容物が載り難くなり、結果的に内容物が容器内に戻り難くなる。
本発明の容器によれば、爪部が凹溝部に嵌合するときに、クリック感(爪部が凹溝部に嵌まりこむ感覚)が得られ、外蓋が中栓に対して閉まったことが感覚的に把握できる。
また本発明の第2の手段の容器によれば、突起の外径を排出孔の内径よりも大きくしてあるので、容器本体内の密閉性が向上する。
また本発明の第3の手段の容器によれば、まず突起が排出孔に入ってから爪部が凹溝部に嵌合することになり、爪部が凹溝部に嵌合するときに、天板が口径方向内側(排出孔側)に弾性変形しようとするが、排出孔に密接した突起によって弾性変形しづらくなり、強い力で外蓋を閉めないと、爪部が凹溝部に嵌まらなくなり、結果的にクリック感が向上する。
また本発明の第4の手段の容器によれば、爪部と凹溝部が嵌合したときに、中壁と容器本体の口部が内覆板を上下の対向箇所で挟んで密接するので、クリック感を把握した直後に外蓋がそれ以上閉められなくなるので、クリック感が強調されると共に密閉性が向上する。
また本発明の第5の手段の容器によれば、突起に密接する凸部を中栓の天板の内周部から下向きに突出しているので、天板の内周部が部分的に厚くなり、天板全体を厚くするよりも、天板が薄くなって弾性変形し易くなり、クリック感と密閉性が向上する。
本発明の第1実施形態の容器を示す断面図である。 第1実施形態の容器の分解状態を示す断面図である。 第1実施形態の容器を閉めている途中の状態を示す断面図である。 (イ)(ロ)(ハ)図は、中栓の平面図、正面図、A−A線断面図である。 外蓋の下面図である。
本発明の第1実施形態の容器は図1に示すように、容器本体1と、容器本体1の口部12の先部に取り付ける中栓3と、中栓3が付いている容器本体1の口部12に着脱可能な外蓋5とを備える。また容器本体1の中に入れる内容物としては、調味料の粉状物や粒状物が具体的な例として挙げられる。
容器本体1は、たとえばガラス製である。また容器本体1は図2に示すように、内容物を収容する中空の胴部10と、胴部10に連続する口部12であって胴部10に内容物を出し入れする筒状の口部12とを備えるものである。
口部12は、円筒状であって、その外周面の先部(上部)にはその周方向の全周に亘って中栓3を取り付けるための取付凹部14が凹んで形成されると共に、その外周面の取付凹部14よりも下側を先部よりも大径に形成すると共に当該取付凹部14よりも下側には雄ネジ部16が口径方向外側に突出して形成されている。
取付凹部14は、環状(円環状)であり、その外周面はその上部を、下方へ向かうにつれて外径が小さくなる上側のテーパー部14aとし、上側のテーパー部14aよりも下側を下方へ向かうにつれて外径が大きくなる下側のテーパー部14bとする。
なお以後の説明において、口部12の開口方向(以後、「開口方向」と言う。)とは、図1では上方向のことであり、口部12の開口方向とは反対方向(以後、「反開口方向」と言う。)とは、図1では下方向のことである。
中栓3は、弾性変形可能な製品であって、具体的な一例としては合成樹脂製、より詳しく言えばポリエチレンやポリプロピレン、またはこれらを組み合わせた樹脂である。また中栓3は図2,4に示すように、口部12の先部の外周を包囲する筒状の側壁30と、側壁30のうち反開口方向側の端部から口径方向内側に突出すると共に取付凹部14に取り付ける取付壁32と、側壁30のうち開口方向側の端部から口径方向内側に突出すると共に口部12の先端面を覆う内覆板34と、内覆板34の内周部から口部12の開口方向に突出する筒状の突出壁36と、突出壁36の先端部から口径方向内側に突出する環状の天板38であってその内周に排出孔38hが形成される天板38とを備える。
取付壁32は、側壁30の周方向全周に亘って連続する環状(円環状)となっている。また取付壁32の内周面はその上部を、下方へ向かうにつれて内径が小さくなる第1のテーパー部32aとし、第1のテーパー部32aに対してその下側の部分を下方へ向かうにつれて内径が大きくなる第2のテーパー部32bとする。
内覆板34は、環状(円環状)であって、円環状の内覆板本体部34aと、内覆板本体部34aの下面であって半径方向の中間部から下方に突出すると共に口部12の先端面に接する接触部34bとを備える。
内覆板本体部34aは、その内径を口部12の内径よりも小さくし、その外径を口部12の外径よりも大きくしてある。これによって内覆板34は、口部12の先端面を全周に亘って覆うと共に、口部12の内周よりも口径方向内側に突出している。
接触部34bは、口部12の周方向全周に亘って延長する円環状である。
突出壁36はその内周面を開口方向とほぼ平行な円筒面としてある。いっぽう突出壁36はその外周面に、その外周を狭める方向へ凹む凹溝部36aと、口部12の開口方向へ向かうにつれて内周側へ窄まる先細り部36hとを備えている。凹溝部36aと先細り部36hとは口部12の開口方向へ向かって順に隣接して配置されている。
先細り部36hは、その外径が口部12の開口方向へ向かうにつれて小さくなるテーパー形状である。
凹溝部36aは、反開口方向へ向かって順に、その外径が内覆板34側へ向かうにつれて小さくなる第1の溝テーパー部36bと、その外径が内覆板34側へ向かうにつれて大きくなる第2の溝テーパー部36cとを備える。
そして突出壁36の外径は、先細り部と凹溝部との境界部分が最も大きくなっている。
天板38は、円環状の天板本体部38aと、天板本体部38aの内周部から下向きに突出すると共に後述の外蓋5の突起58に密接する凸部38bを備える。したがって天板38の厚みは、内周部がそれよりも外周側に比べて厚いものである。また天板本体部38aはその上面を平面とすると共に、その内周には開口方向に貫通する排出孔38hを備える。排出孔38hの内面は開口方向に平行な円筒面となっている。
外蓋5は、弾性変形可能な製品であって、具体的な一例としては合成樹脂製であり、より詳しくは、中栓3よりも硬い材質が望ましい。また外蓋5は図2,5に示すように、中栓3を口部12の開口方向から覆う外覆板50と、外覆板50の外周部からその周方向の全周に亘って反開口方向へ向かって突出すると共に口部12の外周面に螺合する外壁52と、外壁52よりも口径方向内側において外覆板50からその全周に亘って反開口方向へ向かって突出すると共に内覆板34に密接するための中壁54と、中壁54よりも口径方向内側において外覆板50からその周方向の全周に亘って反開口方向へ向かって突出すると共に凹溝部36aに密接するための内壁56と、内壁56よりも口径方向内側において外覆板50の中心部から反開口方向へ向かって突出すると共に中栓3の排出孔38hに入るための突起58とを備える。そして外壁52と中壁54と内壁56と突起58とは、外覆板50の中心に対して同心状に配置されている。
外覆板50は、円盤状で、その外径を容器本体1の口部12及び中栓3の各外径よりも大きくしてある。
外壁52は、円筒状であって、その内周面には口径方向外側へ向かって凹む雌ネジ部52aを備えている。この雌ネジ部52aは、容器本体1の雄ネジ部16に螺合する。
中壁54は、円筒状である。また中壁54の下面は、開口方向に直交する面と平行な平面部54aである。
なお口径方向の位置に関して中壁54は、内覆板本体部34aの上面であって接触部34bの真上に対応する位置に形成されている。
突起58は、外周面を円筒面とする丸棒状であって、具体的な一例としては円筒状である。突起58の先部は、先端(下端)に向かうにつれて外径が小さくなるテーパー状としてある。また突起58の直径(外径)は、その先部を排出孔38hの直径よりも僅かに小さくし、その先部以外の部分を排出孔38hの直径以上、より詳しくは排出孔38hの直径よりも僅かに大きくしてある。
また口部12の開口方向とは反対方向に延長する長さに関して、外蓋5を閉めた状態で、突起58のうち排出孔38hに入る長さは、爪部56bのうち凹溝部36aに入る長さより長くしてある。具体的な例として、突起58の下端は、内壁56の下端よりも下方に位置するものとしてある。
内壁56は、円筒状であって、複数のスリット56sが突起58を中心として放射状に形成されている。スリット56sは、口径方向に貫通すると共に、反開口方向の端から開口方向へ延長するものである。したがって内壁56の下部は周方向に分割された形状となっており、隣り合うスリット56s、56sの間には円筒を放射状に分割した形の小内壁56aが形成されている。つまり小内壁56aは、円弧状に湾曲する板であって、より詳しくは開口方向及び周方向に延長する形状の板である。このように内壁56の下部は、周方向に間隔をあけて配置された複数の小内壁56aを備えている。また小内壁56aはその下端部の内周面に、中栓3の凹溝部36aに嵌合する爪部56bを備える。
爪部56bは、その内面の開口方向側(上部)には、下方へ向かうにつれて口径方向内側へ向かって傾斜する第1の傾斜部56cを備え、その内面の反開口方向側(下部)には、下方へ向かうにつれて口径方向外側へ向かって傾斜する第2の傾斜部56dを備えている。爪部56bは、第1の傾斜部56cと第2の傾斜部56dとの間の部分が最も口径方向内側へ突出している部分であり、この部分の直径は、中栓3の突出壁36のうち最も直径が大きい部分(凹溝部36aと先細り部36hとの間の部分)よりも小さくなっている。
また凹溝部36aと爪部56bとが嵌合したとき、第1の傾斜部56cは凹溝部36aの第1の溝テーパー部36bに接触し、第2の傾斜部56dは凹溝部36aの第2の溝テーパー部36cから離れているものである。
上記した第1実施形態の容器は、以下の1)〜4)の手順で、中栓3付きの容器本体1に外蓋5が嵌められる。
1)外蓋5を回すと、図3に示すように、まず突起58が排出孔38hに入り、次に内壁56の爪部56bにおける第2の傾斜部56dが突出壁36の先細り部36hに接触する。ちなみに突起58は、その先部から排出孔38hに入り、このとき突起58の先部の外径は、排出孔38hの直径よりも僅かに小さいので、突起58が排出孔38hに入り易い。そのうえで突起58は、先部の次には、先部よりも上側の部分が排出孔38hに入り、その先部よりも上側の部分を排出孔38hの直径よりも僅かに大きくしてあるので、排出孔38hに密接した状態になる。
2)さらに外蓋5を回すと、爪部56bのうち口径方向内側に最も突出している部分が中栓3の突出壁36の外周面のうち最も直径の大きい部分を乗り越えようとして、爪部56bが突出壁36を天板38ごと口径方向の内側に弾性変形させようとすると共に、天板38の排出孔38hに入った突起58がその弾性変形を阻止しようとし、小内壁56aがスリット56sを利用して口径方向外側に広がる。
3)さらに外蓋5を回すと、爪部56bの第2の傾斜部56dが凹溝部36aの第1の溝テーパー部36bの外周側に移動する。
4)さらに外蓋5を回すと、図1に示すように、爪部56bのうち口径方向内側に最も突出している部分が中栓3の突出壁36の外周面のうち最も直径の大きい部分を乗り越え、爪部56bの第1の傾斜部56cが凹溝部36aの第1の溝テーパー部36bに接する。このようにして爪部56bが凹溝部36に嵌合する。
このとき、爪部56bの第1の傾斜部56cが凹溝部36aの第1の溝テーパー部36bに充分に広い面積で接し、中壁54の下面と容器本体1の口部12の上面との間に内覆板34を挟む。ちなみに中壁54の平面部54aが内覆板本体部34aの上面に密接する。
なお上記した1)〜4)の手順で外蓋5が嵌められた後に、外蓋5を外すと、当然ではあるが、中栓3が容器本体1に付いたままとなっている。
また上記第1実施形態の容器は以下の効果を有する。
爪部56bが凹溝部36aに嵌合するときに、爪部56bが中栓3の突出壁36を乗り越えることによって爪部56bが凹溝部36aに嵌まりこむ感覚、つまりクリック感が得られ、外蓋5が中栓3に対して閉まったことが感覚的に把握できる。しかも突起58が排出孔38hに入ってから爪部56bが凹溝部36aに嵌合することになり、爪部56bが凹溝部36aに嵌合するときに、天板38が口径方向内側(排出孔38h側)に弾性変形しようとするが、突起58によって弾性変形しづらくなり、強い力で外蓋5を閉めないと、爪部56bが凹溝部36aに嵌まらなくなり、結果的にクリック感が向上する。
また爪部56bと凹溝部36aが嵌合したときに、中壁54と容器本体1の口部12が内覆板34を上下の対向箇所で挟んで密接するので、クリック感を把握した直後に外蓋5がそれ以上閉められなくなるので、クリック感が強調されると共に密閉性が向上する。しかも内覆板34の接触部34bの半径方向の幅が容器本体1の口部12の半径方向の幅よりも狭く、この狭い接触部34bの下面で容器本体1の口部12に密接するので、密閉性が向上する。
また天板38の内周部から凸部38bを下向きに突出させているので、中栓3の厚みが内周部のみ厚くなり、天板38を全体的に厚くするよりも、天板38が薄くなって弾性変形し易くなり、クリック感が向上する。しかも天板本体部38aだけの場合よりも、排出孔38hと突起58との接触面積が凸部38bの厚みの分だけ広くなり、密閉性が向上する。
また突起58の外径を排出孔38hの内径よりも大きくしてあるので、容器本体1内の密閉性が向上する。
また上記した中栓3は以下の効果を有する。
使用者が容器の外蓋5を外して、内容物としての粉状物等を振り掛けると、粉状物等が容器本体1の外に出て天板38や先細り部36hや内覆板34の上に載ることがある。
先細り部36hは、その外径が下方に向かうにつれて小さくなるテーパー形状であるので、先細り部36hの無いものに比べれば、天板38の面積が狭くなり、天板38の上に内容物が載り難くなり、結果的に粉状物等が容器内に戻り難くなる。
また内覆板34の上に載った粉状物等が、何かの拍子に排出孔38h側に移動しようとしても、凹溝部36aの凹みに嵌り、天板38側への移動を邪魔されるので、粉状物等が容器本体1内に戻り難くなる。しかも第1の溝テーパー部36bの外径が内覆板34側へ向かうにつれて小さくなるので、粉状物等が容器内にいっそう戻り難くなる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
たとえば中栓3は、第1実施形態では、容器本体1の口部12との取付けのために、側壁30だけでなく、取付壁32を備え、取付壁32を側壁30の下端部から口径方向内側に突出させていたが、本発明ではこれに限らず、取付壁32を備えないものであっても良い。取付壁32は、口部12の形状に対応させたものであり、第1実施形態では口部12が取付凹部14を備える形状であったため、取付凹部14に対応させたものである。したがって口部12が取付凹部14を備えていない形状、たとえば口部12の外周面が円筒面状である場合は、中栓3は側壁30だけでも口部12に取り付けることができ、より詳しく言えばたとえば側壁30の内周面を口部12の外周面に接着しても良いし、側壁30を口部の外周面に接着することなく、単に圧入するものでも良い。ちなみに圧入する場合、側壁30の内径は口部の外径よりも僅かに小さくする。
また容器は、上記実施形態では、容器本体1、中栓3、外蓋5の三部品を備えるものであったが、本発明ではこれに限らず、その他に、使用前密封用シールを備えるものであっても良い。使用前密封用シールとは、内容物が詰められた容器本体1の口部12の上面に貼り付けるもので、この場合、容器は、口部12の上面と中栓3の内覆板34の接触部34bとの間に使用前密封用シールが挟まれたものである。
容器に内容物が詰められた商品は、色々な所に流通される。そして使用前密封用シールは、流通時点での様々な向きでの搬送や保管においても内容物を確実に容器本体1内にとどめることができることから、長期保存には有効である。また使用前密封用シールは、初めて内容物を所望の量だけ容器本体から出して使うときに、口部12からはがすが、その後に中栓3を口部12に取り付けて外蓋5を閉めれば、外蓋5の中壁54と容器本体の口部12とで中栓2の内覆板本体部34aを上下に挟みこむことで、容器の密封性が得られる。
1 容器本体
10 胴部
12 口部
14 取付凹部
14a テーパー部
14b テーパー部
16 雄ネジ部
3 中栓
30 側壁
32 取付壁
32a 第1のテーパー部
32b 第2のテーパー部
34 内覆板
34a 内覆板本体部
34b 接触部
36 突出壁
36a 凹溝部
36b 第1の溝テーパー部
36c 第2の溝テーパー部
36h 先細り部
38 天板
38a 天板本体部
38b 凸部
38h 排出孔
5 外蓋
50 外覆板
52 外壁
52a 雌ネジ部
54 中壁
54a 平面部
56 内壁
56a 小内壁
56b 爪部
56c 第1の傾斜部
56d 第2の傾斜部
56s スリット
58 突起

Claims (8)

  1. 外蓋が着脱可能な容器本体の口部の先部に取り付ける中栓であって、
    口部の外周を包囲する筒状の側壁と、
    側壁のうち筒状の一端部から口径方向内側に突出すると共に口部の先端面を覆う内覆板と、
    内覆板の内周部から口部の開口方向に突出する筒状の突出壁と、
    突出壁の先端部から口径方向内側に突出する環状の天板であってその内周に排出孔が形成される天板とを備え、
    突出壁はその外周面のうち内覆板側に、口径方向内側に凹む環状の凹溝部を備えることを特徴とする中栓。
  2. 凹溝部は、その外径が内覆板側へ向かうにつれて小さくなる第1の溝テーパー部を備えることを特徴とする請求項1記載の中栓。
  3. 突出壁はその外周面のうち凹溝部よりも天板側に先細り部を備え、
    先細り部は、その外径が天板側へ向かうにつれて細くなるテーパー形状であることを特徴とする請求項2記載の中栓。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の中栓と、外蓋と、容器本体とを備え、
    外蓋は、中栓の天板および内覆板を口部の開口方向から覆う外覆板と、外覆板の外周部から突出すると共に口部の外周面に螺合する外壁と、外壁よりも口径方向内側において外覆板から凹溝部まで突出する内壁と、内壁よりも内側において外覆板から排出孔に入るまで突出する突起と、を備え、
    内壁はその内周面には、凹溝部に嵌合する爪部を備えることを特徴とする容器。
  5. 突起の外径は、排出孔の内径よりも大きいことを特徴とする請求項4記載の容器。
  6. 口部の開口方向とは反対方向に延長する長さに関して、突起のうち排出孔に入る長さを、爪部のうち凹溝部に入る長さより長くしてあることを特徴とする請求項5記載の容器。
  7. 外蓋は、外覆板と外壁と内壁と突起の他に、外壁と内壁の間に配置される中壁を備え、
    爪部と凹溝部が嵌合したときに、中壁と容器本体の口部は内覆板を上下の対向箇所で挟んで密接することを特徴とする請求項4、5、又は6記載の容器。
  8. 中栓の天板は、その内周部から下向きに突出すると共に突起に密接する凸部を備えることを特徴とする請求項5又は6記載の容器。
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