JP2017210264A - 樹脂製ボトル、及び、プリフォーム - Google Patents

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【課題】軽量化に伴う樹脂製ボトルの製造工程における問題を回避しつつ軽量化を達成する。【解決手段】円筒状の口部の外周面に、高さ方向の上から順に、雄ネジ部と、ビードリングと、サポートリングと、が径方向(R)の外側に突出して形成されており、ビードリングとサポートリングとの間の周壁部(3)における高さ方向の一部には、周壁部(3)の外周面から径方向(R)の内側に窪み、周壁部(3)の肉厚より肉厚が薄くなった肉薄部(40)が周方向(C)の全周にわたって形成されており、肉薄部(40)には、第1肉薄部(41)と、第1肉薄部(41)より径方向(R)外側に突出している第2肉薄部(42)と、が形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、円筒状の口部の外周面に、高さ方向の上から順に、雄ネジ部と、ビードリングと、サポートリングと、が径方向の外側に突出して形成されている樹脂製ボトル、及び、プリフォームに関する。
一般に、ペットボトル等のこの種の樹脂製ボトルは、樹脂を射出成形によってプリフォームに成形する射出成形工程と、搬送されたプリフォームをブロー成形により樹脂製ボトルに成形するブロー成形工程と、を経て製造される。そして、その後の樹脂製ボトルに飲料を充填する充填工程において、樹脂製ボトルは、一般的にグリッパと呼ばれる装置を用いて、口部のビードリングとサポートリングとの間と、サポートリングの下側の部分をグリップして搬送される。
近年、樹脂製ボトルに用いる樹脂の量を削減し、資源・コストを節約することが求められている。これに対し、単に全体の肉厚を薄くするだけでは強度上の問題が生じる。
このような問題に対し、国際公開第2007/033722号公報(特許文献1)には、図5に示すように、ビードリング101とサポートリング102との間の領域103に、肉厚の薄い肉抜き部104を周方向に複数形成した樹脂製プリフォームの口部100が開示されている。この口部100では、肉抜き部104により軽量化と強度維持を図っている。
国際公開第2007/033722号
しかし、特許文献1の口部100では、軽量化のため肉抜き部104をビードリング101の下縁からサポートリング102の上縁という広い範囲で設けているため、グリッパがその肉抜き部104に入り込み、グリップが正確に行えないために、ボトル搬送時に樹脂製ボトルの姿勢がずれることがあり、場合によってはグリッパからグリッパへの樹脂製ボトルの受け渡しの時に樹脂製ボトルが落下するおそれがあった。また、これを回避するために、単に肉抜き部104の幅を狭めることも考えられるが、そうすると、十分に軽量化が達成されないこととなる。
そこで、本発明の目的は、軽量化に伴う樹脂製ボトルの製造工程における問題を回避しつつ軽量化を達成する樹脂製ボトル、及び、プリフォームを提供することにある。
本発明に係る樹脂製ボトルは、
円筒状の口部の外周面に、高さ方向の上から順に、雄ネジ部と、ビードリングと、サポートリングと、が径方向の外側に突出して形成されており、
前記ビードリングと前記サポートリングとの間の周壁部における前記ビードリングの下縁及び前記サポートリングの上縁からそれぞれ離れた位置に、前記周壁部の外周面から前記径方向の内側に窪み、前記周壁部の肉厚より肉厚が薄くなった肉薄部が周方向の全周にわたって形成されており、
前記肉薄部には、第1肉薄部と、前記第1肉薄部より前記径方向外側に突出している第2肉薄部と、が形成されている。
この構成では、ビードリングとサポートリングとの間の周壁部において、肉薄部をビードリングの下縁とサポートリングの上縁からそれぞれ離れた位置に設けてあるので、搬送工程において用いられるグリッパ等の一般的な装置においてグリップを行う治具が、ビードリングの下縁と肉薄部の上側の境界線との間の部分(図1でいう符号4の部分)と肉薄部の下側の境界線とサポートリングの下縁との間の部分(図1でいう符号5の部分)とに当接することとなり、搬送工程におけるグリップが正確にでき、樹脂製ボトルの姿勢がずれることなく安定して搬送することができる。
また、軽量化の点においても、肉薄部を周方向の全周に設けることで、肉薄部をビードリングの下縁とサポートリングの上縁からそれぞれ離れた位置に設けても、十分な軽量化が達成できる。一方、肉薄部を周方向の全周に設けると、射出成形工程において樹脂をプリフォームの金型に流し込むときに、金型のその肉薄部に対応する部分が樹脂の流し込みを阻害する虞があるが、この構成では、肉薄部が第1肉薄部とそれよりは肉厚の第2肉薄部とを有する深さが複数段のものとなっており、これにより、第2肉薄部に当たる部分が射出成形工程において樹脂を流し込むときの通り道となるから、成形性の低下を効果的に抑制できる。そして、このような第1肉薄部より肉厚の厚い第2肉薄部を設けてはいるが、第2肉薄部は周壁部よりは肉薄であるため、第2肉薄部の深さの分だけ軽量化することが可能となる。
このように、この構成によれば、軽量化に伴う樹脂製ボトルの製造工程における問題を効果的に回避しつつ、軽量化を達成することができる。
以下、本発明の樹脂製ボトルの好適な態様について説明する。但し、以下に記載する好適な態様例によって、本発明の範囲が限定される訳ではない。
1つの態様として、前記肉薄部は、複数の前記第1肉薄部と複数の前記第2肉薄部とを備え、前記第1肉薄部と前記第2肉薄部とが前記周方向に交互に形成されていると好適である。
この構成によれば、肉薄部の全周に第2肉薄部を満遍なく配置させることができるので、射出成形工程における成形性の低下を一層効果的に抑制できる。
1つの態様として、前記肉薄部が、横断面視において、前記第1肉薄部と前記第2肉薄部とが波形状に形成されていると好適である。
この構成によれば、肉薄部を波形状に形成することで、肉薄部における応力の集中を効果的に回避できて、口部の強度を効果的に高めることができる。
1つの態様として、前記雄ネジ部は、前記外周面の二周分の長さで形成されていると好適である。
例えば炭酸飲料を充填する場合には、充填・閉栓後の流通過程において、例えば40〜50℃等の高圧環境下に置かれた場合、内部で炭酸が抜けてボトル内の内圧が上昇するとともにボトルが膨張し、さらに高温のため樹脂が変形しやすくなる。その結果、口部においても変形・膨張が発生し、最悪の場合キャップがずれて密封性が損なわれてしまうおそれがある。そこで、この構成によれば、雄ネジ部を外周面の二周分の長さとしてある。つまり、雄ネジ部は、キャップと係合させるためのものではあるが、同時に、口部の変形を抑制する補強部材としても機能するところ、その雄ネジ部を外周面の二周分の長さで設けることで、口部の変形・膨張を効果的に抑制することができる。
1つの態様として、前記雄ネジ部の一部には、前記径方向の一部について前記雄ネジ部を前記径方向内側に切り欠いた切欠き部が形成されていると好適である。
この構成によれば、雄ネジ部の一部を切り欠いて軽量化を図りながらも、その雄ネジ部の径方向のすべてを切り欠くことなく、一部分については残すという構造とするため、雄ネジ部の径方向のすべてを切り欠く場合に比べ、口部の強度を高めることができる。これにより、ブロー成形工程における口部固定に伴う口部の変形・膨張を効果的に抑制することができる。
本発明に係るプリフォームは、
円筒状の口部の外周面に、高さ方向の上から順に、雄ネジ部と、ビードリングと、サポートリングと、が径方向の外側に突出して形成されており、
前記ビードリングと前記サポートリングとの間の周壁部における前記ビードリングの下縁及び前記サポートリングの上縁からそれぞれ離れた位置に、前記周壁部の外周面から前記径方向の内側に窪み、前記周壁部の肉厚より肉厚が薄くなった肉薄部が周方向の全周にわたって形成されており、
前記肉薄部には、第1肉薄部と、前記第1肉薄部より前記径方向外側に突出している第2肉薄部と、が形成されている。
樹脂ボトルの口部の正面図 図1のII−II断面図 図1における肉薄部の拡大図 樹脂ボトルの口部の平面図 従来例の口部の正面図
本発明に係る樹脂製ボトル、及び、プリフォームの実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態に係る樹脂製ボトルは、円筒状の口部1の外周面に、高さ方向Hの上から順に、雄ネジ部10と、ビードリング20と、サポートリング30と、が径方向Rの外側に突出して形成されており、ビードリング20とサポートリング30との間の周壁部3におけるビードリング20の下縁とサポートリング30の上縁からそれぞれ離れた位置に、周壁部3の外周面から径方向Rの内側に窪み、周壁部3の肉厚より肉厚が薄い肉薄部40が周方向Cの全周にわたって形成されており、肉薄部40には、第1肉薄部41と、第1肉薄部41より径方向Rの外側に突出しており、第1肉薄部41より肉厚である第2肉薄部42と、が形成されている。これにより、軽量化に伴う樹脂製ボトルの製造工程における問題を効果的に回避しつつ、軽量化を達成することができる。以下、本実施形態の樹脂製ボトル、及び、プリフォームについて、詳細に説明する。
本実施形態の樹脂製ボトル、及び、プリフォームは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の熱可塑性樹脂を主材料としている。樹脂製ボトルの容量は特に限定されず、一般的に流通している200ミリリットル〜2リットル程度とすることができる。また、樹脂製ボトルに充填させる液体は特に限定されず、例えば、飲料水、炭酸飲料、茶、果汁、コーヒー、ココア、清涼飲料水、アルコール飲料、乳飲料、スープなどの飲料や、ソースや醤油などの液体調味料などが挙げられる。なお、本実施形態における樹脂製ボトルは、後述するように、その口部1は、特に炭酸飲料を充填するのに適した形状となっている。
また、本実施形態の樹脂製ボトル、及び、プリフォームは、一般的にグリッパと呼ばれる装置を用いて、口部のビードリングとサポートリングとの間と、サポートリングの下側の部分をグリップして搬送される飲料を充填する充填工程において好適に用いることができる。
以下では、この樹脂製ボトル、及び、この樹脂製ボトルを製造するためのプリフォームの特徴である口部1について説明する。なお、樹脂製ボトル、及び、プリフォームの他の部分については一般的な樹脂製ボトル、及び、プリフォームと同様の形状でよく、特に説明しない。ここで、以下、高さ方向H、径方向R、周方向Cというときは、口部1を円筒に見立てたときのその高さ方向、径方向、周方向にそれぞれ相当する。
図1に示すように、本実施形態の樹脂製ボトル、及び、プリフォームの口部1は、一般的な樹脂製ボトル、及び、プリフォームにおける口部と同様に円筒状の形状であり、その外周面に、高さ方向Hの上から順に、雄ネジ部10と、ビードリング20と、サポートリング30と、が径方向Rの外側に突出して形成されている。より詳しくは、口部1は、高さ方向Hの上側に位置する円筒部2と、円筒部2の下側に位置し、円筒部2より肉厚な周壁部3とに分けられ、円筒部2の外周面に雄ネジ部10が形成され、円筒部2と周壁部3との境界部分にビードリング20が形成され、周壁部3の下縁にサポートリング30が形成された形状となっている。
図1〜3に示すように、口部1において、ビードリング20とサポートリング30との間の周壁部3におけるビードリング20の下縁とサポートリング30の上縁からそれぞれ離れた位置に、周壁部3の外周面から径方向Rの内側に窪み、周壁部3の肉厚より肉厚が薄くなった肉薄部40が周方向Cの全周にわたって形成されている。
一般に、プリフォームをグリップして搬送する搬送工程において、周壁部3に当たる部分がグリップされて搬送されるが、本実施形態では、周壁部3に設けた肉薄部40をビードリング20の下縁とサポートリング30の上縁からそれぞれ離れた位置に設けてあるので、搬送工程において用いられるグリッパ等の一般的な装置においてグリップを行う治具が、ビードリング20の下縁と肉薄部40の上側の境界線43との間の部分4と肉薄部40の下側の境界線43とサポートリング30の下縁との間の部分5とに当接することとなる。その結果、グリップにおいて治具がその肉薄部40に入り込むことが効果的に回避され、正確なグリップが可能となり、樹脂製ボトルの姿勢がずれることなく安定して搬送することができる。
さらに、肉薄部40にはそれぞれ肉厚が異なる第1肉薄部41と第2肉薄部42との2段階の肉薄部が形成されている。そして、図2に示すように、第2肉薄部42は、第1肉薄部41より径方向Rの外側に突出しているが周壁部3の外周面より径方向Rの内側に窪んだ状態となっている。より具体的には、肉薄部40は、それぞれ同一形状のより肉厚の薄い複数の第1肉薄部41と、それぞれ同一形状のより肉厚の厚い複数の第2肉薄部42とを有し、第1肉薄部41と第2肉薄部42とが周方向Cに交互に形成されており、そして、全体が横断面視で線対称な形状となっている。また、図2に示すように、横断面視において、肉薄部40が第1肉薄部41と第2肉薄部42とをそれぞれ頂点とする波形状に形成されている。なお、図1〜図3では、本実施形態の樹脂製ボトル、及び、プリフォームの口部1にそれぞれ12個の第1肉薄部41と第2肉薄部42とが設けられたものを示している。しかし、あくまでもこれは例示であり、この数に限定されず、どのような数であってもよいが、例えば、口部1に8個〜18個の第1肉薄部41と第2肉薄部42が設けられていると好適であり、これによれば、グリップにおいて治具がその肉薄部40に入り込むことが効果的に回避され、樹脂製ボトルの搬送が安定する。
これにより、射出成形工程において第2肉薄部42に当たる部分が樹脂を流し込むときの通り道となり、樹脂の流れが阻害されるのを効果的に抑制し、成形性の低下を回避できる。さらに、第2肉薄部42は、第1肉薄部41より径方向Rの外側に突出しているが周壁部3の外周面より径方向Rの内側に窪んだ状態となっているので、窪んでいる分だけ軽量化を達成できる。また、第1肉薄部41と第2肉薄部42とを周方向Cに交互に形成することで、肉薄部40の全周に第2肉薄部42を満遍なく配置させるので、射出成形工程における成形性の低下を一層効果的に抑制できる。肉薄部40が波形状に形成されているため、肉薄部40における応力の集中を回避できて強度が効果的に高められている。
また、図3を用いて、肉薄部40の具体的形状についてさらに説明すると、第1肉薄部41は、高さ方向Hと平行ではなく、高さ方向Hに対して斜めに延びたものとなっている。また、周方向Cに延びる肉薄部40と周壁部3との境界線43は、第1肉薄部41に対応する位置を谷部とし、第2肉薄部42の中央部分に対応する位置を山部とする波形状に形成されている。また、肉薄部40と周壁部3との境界部分は角のないなだらかな形状になっている。これらの形状により、応力集中を防いで強度を高めてある。
次に、図1に示すように、雄ネジ部10は、円筒部2の外周面のおよそ二周分の長さで形成されている。完全ネジ部の長さでいうと、およそ690度で形成されている。このように、二周分の長さで形成することにより、口部1の変形・膨張を効果的に抑制することができる。このように口部1の変形・膨張を抑制してあるので、炭酸飲料を充填した場合の炭酸ガスによる内圧の上昇にも対応でき、炭酸飲料を充填するのに適したものとなっている。
また、雄ネジ部10の一部には、高さ方向Hに連なる、径方向Rの一部について雄ネジ部10を径方向Rの内側に切り欠いた切欠き部11が形成されている。この切欠き部11により軽量化を図ることができるが、同時に、この切欠き部11はガス抜きのためのいわゆるベントスロットとしても機能する。そして、図4に示すように、この切欠き部11は雄ネジ部10の径方向Rの全域には形成されていないので(つまり、径方向Rの一部を残して切欠き部11が形成されている)、口部1の強度を高めることができる。その結果、ブロー成形工程における口部1の固定に伴う口部1の変形・膨張を効果的に抑制することができる。
以上のように、本実施形態における樹脂製ボトル、及び、プリフォームでは、その口部1の各部で軽量化を図りつつ、それに伴う樹脂製ボトルの製造工程における問題を効果的に回避することができる。
〔その他の実施形態〕
最後に、本発明に係る樹脂製ボトル、及び、プリフォームのその他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記の実施形態で示した肉薄部40の形状はあくまでも例示であり、本発明の実施形態はこれに限定されない。少なくとも第2肉薄部42が第1肉薄部41より径方向Rの外側に突出しているが周壁部3の外周面より径方向Rの内側に窪んだ状態となっていればよく、第1肉薄部41や第2肉薄部42の数や寸法、第1肉薄部41と第2肉薄部42との間の境界部分の形状など、肉薄部40の形状は適宜変更すればよい。
(2)上記の実施形態で示した雄ネジ部10の形状もあくまでも例示であり、本発明の実施形態はこれに限定されない。例えば、雄ネジ部10の長さは必要に応じて二周分より長くしても短くしてもよく、また、切欠き部11の形状やその有無も適宜変更できる。
(3)その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で例示であって、本発明の範囲はそれらによって限定されることはないと理解されるべきである。当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜改変が可能であることを容易に理解できるであろう。従って、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で改変された別の実施形態も、当然、本発明の範囲に含まれる。
本発明は、例えば液体を内部に充填させる樹脂製ボトルやプリフォームの口部構造に利用することができる。
1 口部
3 周壁部
10 雄ネジ部
11 切欠き部
20 ビードリング
30 サポートリング
40 肉薄部
41 第1肉薄部
42 第2肉薄部
R 径方向
C 周方向

Claims (6)

  1. 円筒状の口部の外周面に、高さ方向の上から順に、雄ネジ部と、ビードリングと、サポートリングと、が径方向の外側に突出して形成されており、
    前記ビードリングと前記サポートリングとの間の周壁部における前記ビードリングの下縁及び前記サポートリングの上縁からそれぞれ離れた位置に、前記周壁部の外周面から前記径方向の内側に窪み、前記周壁部の肉厚より肉厚が薄くなった肉薄部が周方向の全周にわたって形成されており、
    前記肉薄部には、第1肉薄部と、前記第1肉薄部より前記径方向外側に突出している第2肉薄部と、が形成されている樹脂製ボトル。
  2. 前記肉薄部は、複数の前記第1肉薄部と複数の前記第2肉薄部とを備え、前記第1肉薄部と前記第2肉薄部とが前記周方向に交互に形成されている請求項1に記載の樹脂製ボトル。
  3. 前記肉薄部が、横断面視において、前記第1肉薄部と前記第2肉薄部とが波形状に形成されている請求項2に記載の樹脂製ボトル。
  4. 前記雄ネジ部は、前記外周面の二周分の長さで形成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の樹脂製ボトル。
  5. 前記雄ネジ部の一部には、前記径方向の一部について前記雄ネジ部を前記径方向内側に切り欠いた切欠き部が形成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載の樹脂製ボトル。
  6. 円筒状の口部の外周面に、高さ方向の上から順に、雄ネジ部と、ビードリングと、サポートリングと、が径方向の外側に突出して形成されており、
    前記ビードリングと前記サポートリングとの間の周壁部における前記ビードリングの下縁及び前記サポートリングの上縁からそれぞれ離れた位置に、前記周壁部の外周面から前記径方向の内側に窪み、前記周壁部の肉厚より肉厚が薄くなった肉薄部が周方向の全周にわたって形成されており、
    前記肉薄部には、第1肉薄部と、前記第1肉薄部より前記径方向外側に突出している第2肉薄部と、が形成されているプリフォーム。
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