JP2017209888A - サンプル模擬品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】立体構造のサンプル品の形状を模したサンプル模擬品の新たな製造手法を提供する。
【解決手段】立体構造のサンプル品の形状を模したサンプル模擬品を製造するに当たり、造形工程では、粉末材料を用いて形成した薄膜を積層しつつ、形成済みの前記薄膜ごとにレーザー光を照射してレーザー光照射箇所を燒結させて立体造形を図る粉末積層造形手法により、サンプル品の外観形状が反映した薄肉の表皮部で空洞を取り囲んだ中空の立体造形品を、サンプル品の形状を模したサンプル模擬品として形成する。続く樹脂充填工程では、表皮部で取り囲まれた空洞に、単位体積当たりの重量が粉末材料より軽量の充填材を注入して空洞を充填材で埋める。
【選択図】図7

Description

本発明は、サンプル模擬品の製造方法に関する。
立体構造のサンプル品の形状を模したサンプル模擬品を得るに当たり、粉末積層造形手法が活用されている(例えば、特許文献1)。この粉末積層造形手法は、粉末材料を用いて形成した薄膜を積層しつつ、形成済みの薄膜ごとにレーザー光を照射してレーザー光照射箇所を燒結させることで、立体構造のサンプル品と同一の外観形状を有するサンプル模擬品を立体造形する。
特開2008−155538号公報
粉末積層造形手法によれば、サンプル品と同一の外観形状を有するサンプル模擬品を容易に得られるものの、次のような更なる改善が要請されるに到った。形状模擬の対象となるサンプル品は、多種多様であり、例えば、車両室内のソファーやその周辺の内装部品では、柔軟性が求められるので軟質材料が用いられ、比較的、軽量となる。しかしながら、粉末積層造形手法を用いた既存の造形手法で得られたサンプル模擬品は、立体造形品内部が全て粉末材料の燒結で形成されているので、車両室内の内装部品に比べて重くなる。このため、外観形状の確認や、サンプル模擬品に対して行われる各種工程、例えばサンプル品表面に模した表面を得るための表面処理工程や他部品の組み付け工程等において、取扱い性に欠けるという新たな問題点が指摘されるに到った。こうしたことから、粉末積層造形手法により立体造形されるサンプル模擬品の軽量化をもたらし得る新たなサンプル模擬品の製造手法が要請されるに到った。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、サンプル模擬品の製造方法が提供される。このサンプル模擬品の製造方法は、立体構造のサンプル品の形状を模したサンプル模擬品の製造方法であって、粉末材料を用いて形成した薄膜を積層しつつ、形成済みの前記薄膜ごとにレーザー光を照射してレーザー光照射箇所を燒結させて立体造形を図る粉末積層造形手法により、中空の立体造形品であって前記サンプル品の外観形状が反映した薄肉の表皮部で空洞を取り囲んだ前記立体造形品を、前記サンプル品の形状を模した前記サンプル模擬品として形成する造形工程と、前記表皮部で取り囲まれた前記空洞に、単位体積当たりの重量が前記粉末材料より軽量の充填材を注入し、前記空洞を前記充填材で埋める樹脂充填工程とを備える。
この形態のサンプル模擬品の製造方法で得られたサンプル模擬品は、サンプル品の外観形状が反映した薄肉の表皮部で粉末材料より軽量の充填材を取り囲む。この結果、この形態のサンプル模擬品の製造方法によれば、軽量なサンプル模擬品を容易に製造できると共に、表面処理工程や他部品の組み付け工程等の各種工程における取扱い性が高まる。
(2)上記形態のサンプル模擬品の製造方法において、前記充填材は、前記重量が前記粉末材料より軽量の樹脂にしてもよい。こうすれば、サンプル模擬品の軽量化をより高めることができると共に、空洞への注入対象が樹脂となるので、注入が容易となり、注入後の樹脂硬化により形状維持も容易となる。
(3)上記形態のサンプル模擬品の製造方法において、前記樹脂を、前記サンプル品が有する弾発性状を発現可能な発泡樹脂にしてもよい。こうすれば、サンプル模擬品の軽量化をより一層高めることができると共に、サンプル模擬品をサンプル品と同じように柔らかくできる。また、次のような利点もある。サンプル品に他部品を嵌合等して組み付ける場合、他部品は、柔軟性のあるサンプル品に対して嵌合組み付け可能であり、サンプル模擬品に対しても、このサンプル模擬品がサンプル品と同じように柔らかいので、嵌合組み付け可能となる。
(4)上記いずれかの形態のサンプル模擬品の製造方法において、前記サンプル品が、前記粉末積層造形手法により立体造形を図る粉末積層造形装置の造形可能な大きさを超える大きさであると、前記造形工程では、前記サンプル品を前記粉末積層造形装置の造形可能な大きさに収まる大きさの複数のサンプルパーツ品に分離した前記複数のサンプルパーツ品ごとのサンプルバーツ模擬品を、前記サンプルパーツ品の外観形状を有する表皮部で空洞を取り囲んだ中空の立体造形品として形成し、前記樹脂充填工程では、前記複数のサンプルパーツ品ごとの前記サンプルバーツ模擬品を前記サンプル品の全体形状をなすように接触させた状態で、前記サンプルバーツ模擬品ごとの前記空洞に前記樹脂を注入して、前記サンプルバーツ模擬品ごとの前記空洞を前記樹脂で一体的に埋めるようにしてもよい。こうすれば、サンプル品の全体形状をなすよう接触したサンプルバーツ模擬品同士の接触強度を、サンプルバーツ模擬品ごとの空洞を一体的に埋めた硬化済み樹脂で高めることができる。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、サンプル模擬品の製造装置で実現することができる。
本発明の実施形態のサンプル模擬品の製造方法に用いる粉末積層造形装置の概要を示す説明図である。 車両室内の柔軟で軽量な内装部品としてのサンプル品の上面視をA−A線に沿った断面視と共に示す説明図である。 立体構造のサンプル品の形状を模したサンプル模擬品をサンプル品のA−A線断面に対応して断面視して示す説明図である。 第1実施形態のサンプル模擬品の製造方法における製造手順を示す工程図である。 サンプル品の3次元的な造形データをサンプル模擬中間品の造形データに展開する様子を概念的に示す説明図である。 薄膜の積層形成の様子を本実施形態のサンプル模擬中間品の形状と従来形態のサンプル模擬品の形状とを対比して示す説明図である。 形成済みの薄膜へのレーザー光照射により燒結・硬化した部位の推移を本実施形態のサンプル模擬中間品の形状と従来形態のサンプル模擬品の形状とを対比して示す説明図である。 発泡樹脂の注入の様子を概略的に示す説明図である。 キャップの組み付けの様子を第1実施形態のサンプル模擬品と既存の従来形態サンプル模擬品を対比して示す説明図である。 造形エリアを超える大きさのサンプル品を斜視して示す説明図である。 サンプル品を11−11線に沿って断面視して示す説明図である。 造形エリアを超える大きさのサンプル品の形状を模したサンプル模擬品をサンプル品の断面に対応して断面視して示す説明図である。 中央とその左右のサンプルパーツ模擬品の断面視とそれぞれのサンプルパーツ模擬品から最終的なサンプル模擬品を得る様子を概略的に示す説明図である。
図1は本発明の実施形態のサンプル模擬品の製造方法に用いる粉末積層造形装置100の概要を示す説明図である。本実施形態のサンプル模擬品の製造方法に用いる粉末積層造形装置100は、既存の造形装置と変わるものではないので、図1では、装置概要を模式的に示すに留める。
粉末積層造形装置100は、造形テーブル110と、薄膜積層形成ユニット120と、レーザー光照射ユニット150と、制御装置200を主要の装置要素として備える。薄膜積層形成ユニット120は、薄膜形成部130と、昇降機構部140と、成膜機構部145とを備える。昇降機構部140は、後述の制御装置200の制御を受けて、造形テーブル110を下降駆動する。成膜機構部145は、制御装置200の制御を受けて、薄膜形成部130を造形テーブル110に対して往復駆動する。薄膜形成部130は、レーザー光の照射を受けて硬化する粉末材料、例えば、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン等の樹脂粉末、アルミ、アルミ合金等の金属粉末を用いて、造形テーブル110の造形エリアWrに、薄膜Psを形成する。薄膜Psが未形成の初期状態では、造形テーブル110は、図示する最上位ポジションにあり、薄膜形成部130は、図示する待機ポジションにある。この初期状態から、薄膜形成部130は、成膜機構部145により往復動する間に、造形テーブル110に薄膜Psを形成し、待機ポジションに戻る。次いで、造形テーブル110は、昇降機構部140により薄膜Psの膜厚分だけ下降し、薄膜形成部130は、既に形成済みの薄膜Psに重ねて新たな薄膜Psを形成する。この繰り返しにより、薄膜Psが造形エリアWrに積層形成される。造形エリアWrは、粉末積層造形装置100における立体造形物の造形可能な領域であり、図1においては、XY平面における造形可能領域を示している。図1では、図示の都合から薄膜Psを造形エリアWrより狭く示しているが、薄膜Psは造形エリアWrとほぼ同じ広さで造形テーブル110に積層形成される。造形テーブル110は、造形テーブル110のテーブル周囲を取り囲む図示しない凹状のテーブル案内孔部において下降するので、積層形成された薄膜Psは、積層状態を維持したままである。
薄膜Psの厚みは、造形対象のサンプル模擬品形状やレーザー光の種別、レーザー光の到達深度・焦点距離、レーザー照射により起きる硬化部位の厚みなどに応じて種々設定される。本実施形態のサンプル模擬品の製造方法では、サンプル品SWが車両室内の柔軟で軽量な後述の内装部品であること、および、後述するようにサンプル模擬品ISを中空の立体造形品とすることから、ナイロン粉末を用いて最小厚みが0.1〜0.15mm程度となるよう薄膜Psを形成して、積層する。薄膜Psの最小厚みを0.1〜0.15mmとすることで、後述の表皮部の強度を確保できると共に、それぞれの薄膜Psにおけるレーザー光照射箇所での粉末材料の確実な燒結・硬化を図ることができる。
レーザー光照射ユニット150は、レーザー光照射部160と、3次元駆動機構部170とを備える。3次元駆動機構部170は、制御装置200の制御を受けて、レーザー光照射部160を造形テーブル110の造形エリアWrにおいてXYZの直交3次元座標軸に沿って3次元的に駆動する。レーザー光照射部160は、レーザー光源やレーザー光の焦点調整機器、光路形成ミラー群等を備え、制御装置200の制御を受けて、レーザー光を造形エリアWrの最上層の薄膜Psに照射する。レーザー光照射箇所は、制御装置200が有する立体造形データにより規定され、造形エリアWrに順次形成された薄膜Psごとに異なる。3次元駆動機構部170は、薄膜Psごとに異なるレーザー光照射箇所にレーザー光が照射されるよう、レーザー光照射部160を3次元的に駆動する。粉末積層造形装置100は、順次、積層形成される薄膜Psへのレーザー光照射部160からのレーザー光照射を繰り返すことで、レーザー光照射箇所を燒結させて立体造形を図る。本実施形態では、レーザー光照射部160からCOレーザー光を0.4〜0.6mmのレーザー照射径で照射するように構成したが、薄膜Psの粉末材料に応じて、レーザー光を適宜選択してもよい。
制御装置200は、論理演算を行うCPUやROM、RAM等を備えたいわゆるコンピューターとして構成され、図示しない内部記憶領域に、後述のサンプル模擬品ISの粉末積層造形に必要なプログラムやデータを記憶する。そして、この制御装置200は、プログラムで定めた手順で薄膜形成部130や昇降機構部140、およびレーザー光照射部160や3次元駆動機構部170を駆動制御することで、薄膜Psの積層形成、形成された薄膜Psごとのレーザー光照射を実行させ、粉末積層造形装置100による立体造形を図る。
次に、第1実施形態のサンプル模擬品の製造方法での模擬の対象となるサンプル品SWとサンプル模擬品ISの形状対比について説明する。図2は車両室内の柔軟で軽量な内装部品としてのサンプル品SWの上面視をA−A線に沿った断面視と共に示す説明図であり、図3は立体構造のサンプル品SWの形状を模したサンプル模擬品ISをサンプル品SWのA−A線断面に対応して断面視して示す説明図である。
図2に示すように、サンプル品SWは、厚みのある矩形形状をなし、他部品への組み付け部となる基材部SWbに、表皮部SWhを装着して備える。この表皮部SWhは、発泡ウレタン等の発泡樹脂から形成され、柔軟性を有し、表面には装飾のための表層加工が施されている。また、サンプル品SWは、表皮部SWhの中央に、他部品であるキャップAWを嵌合して備える。キャップAWは、樹脂製であり、環状の下端脚部を湾曲させないことから、キャップAWの嵌合・装着の際には、表皮部SWhが撓むことになる。
上記したサンプル品SWの形状を模したサンプル模擬品ISは、その上面視が図2のサンプル品SWと同一とされ、既述した粉末積層造形装置100でなされる粉末積層造形手法により造形される。図3に示したサンプル模擬品ISは、粉末積層造形手法により模擬基材部ISbと模擬表層部ISsとを一体的に形成して備え、その内部を発泡樹脂部IJhとする。模擬基材部ISbは、サンプル品SWの基材部SWbに対応した部位であり、この基材部SWbと同一形状をなす。よって、図における模擬基材部ISbの下面の外観形状は、基材部SWbの下面の外観形状が反映した形状となる。模擬表層部ISsは、サンプル品SWの表皮部SWhにおける表層領域に対応した部位であって、表皮部SWhにおける表層領域と外観において同一形状をなす。よって、図における模擬表層部ISsの外観形状は、表皮部SWhの外観形状が反映した形状となる。この模擬表層部ISsの肉厚は、サンプル品SWにおける表皮部SWhの柔軟性によって、0.5〜1mm程度となるよう、調整されている。このため、発泡樹脂部IJhを備えない状態のサンプル模擬品IS、即ち粉末積層造形手法により模擬基材部ISbと模擬表層部ISsとが一体的に形成された状態のサンプル模擬品IS(以下、サンプル模擬中間品IS0)は、サンプル品SWの外観形状が反映した薄肉の模擬表層部ISsで後述の空洞Ca(図5参照)を模擬基材部ISbと共に取り囲んだ中空の立体造形品となる。そして、発泡樹脂部IJhは、模擬表層部ISsと模擬基材部ISbとで取り囲まれた空洞Ca(図5参照)を埋めることになる。この発泡樹脂部IJhは、本発明における充填材の一つであり、単位体積当たりの重量は、薄膜Psの形成に用いる粉末材料(ナイロン粉末)より軽量である。なお、模擬表層部ISsの最小肉厚は、レーザー光照射部160から照射されたレーザー光のレーザー照射径(本実施形態では0.4〜0.6mm)となる。
次に、粉末積層造形装置100を用いた第1実施形態のサンプル模擬品の製造方法について説明する。図4は第1実施形態のサンプル模擬品の製造方法における製造手順を示す工程図である。図4の工程図では、制御装置200によるレーザー光照射部160等の駆動制御を、一つの工程と模して示している。
第1実施形態のサンプル模擬品の製造方法によりサンプル模擬中間品IS0を製造するに当たっては、まず、制御装置200は、粉末積層造形手法によるサンプル模擬品ISの造形(立体造形)に必要な造形データを制御装置内の記憶領域、或いは外部の記憶機器から読み込む(工程S100)。図5はサンプル品SWの3次元的な造形データをサンプル模擬中間品IS0の造形データに展開する様子を概念的に示す説明図である。サンプル模擬中間品IS0の製造に先立って、サンプル模擬中間品IS0の部位別の造形データ、則ち、模擬基材部ISbの3次元的な造形データと模擬表層部ISsの3次元的な造形データが用意されている。模擬基材部ISbの造形データは、基材部SWbの造形データと同一の造形データとして用意され、模擬表層部ISsの造形データについては次のように展開して用意される。まず、模擬表層部ISsのアウト側輪郭ISsoの造形データについては、表皮部SWhのアウト側輪郭の造形データと同一とする。そして、模擬表層部ISsのイン側輪郭ISsiの造形データを、アウト側輪郭ISsoの造形データから模擬表層部ISsの肉厚tに相当する分だけイン側に控えた造形データに展開する。こうすることで、模擬基材部ISbに肉厚tで一体的に形成される模擬表層部ISsの造形データが得られる。この際、模擬表層部ISsの造形データは、模擬表層部ISsの一部部位に後述の樹脂注入用の開口Hが形成されるよう、データ調整される。こうして得られた造形データで後述するように模擬基材部ISbと模擬表層部ISsとが一体的に造形されると、模擬表層部ISsが空洞Caを取り囲むことになる。
上記した造形データの読込に続き、制御装置200の制御下で粉末積層造形工程S200がなされる。この粉末積層造形工程S200では、粉末積層造形装置100における造形テーブル110の造形エリアWrに、最下層の側から薄膜Psが薄膜積層形成ユニット120により順次積層して形成され(工程S210)、形成直後の薄膜Psごとに、レーザー光照射ユニット150のレーザー光照射部160からレーザー光が照射される(工程S220)。レーザー光の照射位置は、図5で得られたサンプル模擬中間品IS0の造形データによって規定され、レーザー光照射箇所では薄膜Psごとに粉末材料が燒結・硬化する。形成直後の薄膜Psへのレーザー光照射に続き、制御装置200は、レーザー光の照射対象であった現状の薄膜Psは最上位層の薄膜Psであるか否かを判定し(工程S230)、現状の薄膜Psが最上位層の薄膜Psとなるまで、上記した薄膜Psの積層形成工程S210とレーザー光照射工程S220を繰り返す。
図6は薄膜Psの積層形成の様子を本実施形態のサンプル模擬中間品IS0の形状と従来形態のサンプル模擬品の形状とを対比して示す説明図であり、図7は形成済みの薄膜Psへのレーザー光照射により燒結・硬化した部位の推移を本実施形態のサンプル模擬中間品IS0の形状と従来形態のサンプル模擬品の形状とを対比して示す説明図である。
図6に示すように、本実施形態のサンプル模擬品の製造方法における工程S210における薄膜Psの積層形成は、既存の従来形態サンプル模擬品IJSを立体造形する場合と同様である。ところが、従来形態サンプル模擬品IJSの造形データは、サンプル品SW(図2参照)の外観形状が反映しているとは言え、従来形態サンプル模擬品IJSの内部全域をレーザー光照射により燒結・硬化した粉末材料で埋める造形データである。よって、図7に示すように、形成済みの薄膜Psごとにレーザー光照射により燒結・硬化する図中黒色の硬化部位Lsaは、本実施形態のサンプル模擬品の造形過程において、既存の従来形態サンプル模擬品の造形過程と相違する。
薄膜Psの積層形成工程S210とレーザー光照射工程S220とが繰り返される粉末積層造形の過程において、本実施形態では、模擬基材部ISbが先に形成されてから、この模擬基材部ISbに一体的に連続するよう、模擬表層部ISsが模擬基材部ISbの側から徐々に造形されていく。そして、模擬表層部ISsは、その造形の過程で空洞Caを徐々に形成し、造形終了の時点で空洞Caを取り囲み、サンプル模擬中間品IS0が得られる。
工程S230でレーザー光の照射対象であった現状の薄膜Psは最上位層の薄膜Psであると判定すると、制御装置200は、レーザー光照射部160や薄膜形成部130を初期位置に復帰駆動させ、新たなサンプル模擬中間品IS0の立体造形に備える。工程S210〜S230までの粉末積層造形工程S200に続く余剰粉末材料の除去工程S300では、サンプル模擬中間品IS0が造形テーブル110(図1参照)ごと、図示しない粉末除去ブロックに搬入され、サンプル模擬中間品IS0の外側に残った状態の薄膜Psにおける未燒結の粉末材料が除去される。粉末材料除去は、種々の手法でなされ、例えば振動による粉末材料除去の他、微小なガラスビーズをエアー噴出するいわゆるショットブラストによる粉末材料除去がなされる。サンプル模擬中間品IS0の空洞Caに残った状態の薄膜Psにおける未燒結の粉末材料は、模擬表層部ISsに形成された開口Hから外部に排出・除去される。
未燒結の粉末材料の除去に続く工程S400では、発泡樹脂Rhの注入と発泡がなされる。図8は発泡樹脂Rhの注入の様子を概略的に示す説明図である。発泡樹脂Rhの注入・発泡工程S400では、図示するように、作業テーブルSTに載置されたサンプル模擬中間品IS0の開口Hに、樹脂注入装置300の注入管を接続し、エアー圧を掛ける等の手法で、未発泡の発泡樹脂Rhを開口Hから空洞Caに注入する。発泡樹脂Rhは、薄膜Psの形成に用いた粉末材料より軽量であり、発泡状態においては、図2に示すサンプル品SWの表皮部SWhが有する柔軟性や弾発性状を発現可能である。本実施形態では、発泡樹脂Rhを表皮部SWhと同質の発泡ウレタンとした。この場合、表皮部SWhと異なる発泡樹脂Rhを用いるようにしてもよいほか、発泡倍率を調整することで、表皮部SWhが有する柔軟性や弾発性状を発現するようにしてもよい。樹脂注入後は、発泡樹脂Rhの性状に応じた手法、例えば、加熱や振動付与等を行って、空洞Caに注入済みの未発泡の発泡樹脂Rhを発泡させる。これにより、模擬表層部ISsで取り囲まれた空洞Caは、発泡・硬化済みの発泡樹脂Rhで埋められ、図3に示したサンプル模擬品ISが得られる。発泡樹脂Rhの注入・発泡を行う工程S400は、本発明における樹脂充填工程に相当する。なお、サンプル模擬中間品IS0への樹脂注入は、図8に示した作業テーブルSTを用いないで行うようにしてもよい。
以上説明した第1実施形態のサンプル模擬品の製造方法では、図2に示す立体構造のサンプル品SWの形状を模したサンプル模擬品ISを得るに当たり、まず、基材部SWbの外観形状が反映した模擬基材部ISbに、表皮部SWhの外観形状が反映した薄肉の模擬表層部ISsが一体的に形成されたサンプル模擬中間品IS0を粉末積層造形手法により造形する。このサンプル模擬中間品IS0は、中空の立体造形品である。次いで、このサンプル模擬中間品IS0において模擬表層部ISsが取り囲んだ空洞Caを薄膜Psの形成に用いた粉末材料より軽量な発泡済みの発泡樹脂Rhで埋め、表皮部SWhの外観形状が反映した薄肉の模擬表層部ISsで粉末材料より軽量な発泡済みの発泡樹脂Rhを取り囲んだサンプル模擬品ISを得る。こうして得られたサンプル模擬品ISは、従来形態の粉末積層造形手法で得られる図6の従来形態サンプル模擬品IJSに比して、軽量となる。よって、第1実施形態のサンプル模擬品の製造方法によれば、軽量なサンプル模擬品ISを容易に製造できると共に、サンプル模擬品ISの模擬表層部ISsに対して行う表面処理工程や図3のキャップAWの組み付け工程等の各種工程における取扱い性が高まる。
第1実施形態のサンプル模擬品の製造方法では、サンプル模擬中間品IS0において模擬表層部ISsが取り囲んだ空洞Caを、サンプル品SWにおける表皮部SWhと同質の発泡樹脂Rh(発泡ウレタン)で埋める。よって、第1実施形態のサンプル模擬品の製造方法によれば、サンプル模擬品ISの軽量化を高めた上で、サンプル品SWにおける表皮部SWhと同様の柔軟性を発揮できる。このように、サンプル品SWの表皮部SWhと同様の柔軟性を発揮できることから、次の利点もある。
図9はキャップAWの組み付けの様子を第1実施形態のサンプル模擬品ISと既存の従来形態サンプル模擬品IJSを対比して示す説明図である。従来形態サンプル模擬品IJSは、その内部全域をレーザー光照射により燒結・硬化した粉末材料で埋めているので、環状の下端脚部を湾曲させない樹脂製のキャップAWの嵌合・装着の際、従来形態サンプル模擬品IJSでは撓みが起きずにキャップAWが組み付けられない。よって、キャップAWの組み付け確認や、キャップAWが組み付けられた状態での従来形態サンプル模擬品IJSのデザイン確認(外観確認)ができない。これに対して、本実施形態のサンプル模擬品ISでは、薄肉の模擬表層部ISsで発泡樹脂部IJhを取り囲んでいることから、キャップAWの嵌合・装着の際、発泡樹脂部IJhとこれを取り囲む模擬表層部ISsが図中の黒色矢印のように撓むことになる。よって、本実施形態のサンプル模擬品ISによれば、キャップAWを支障なくサンプル模擬品ISに嵌合・装着できると共に、キャップAWが組み付けられた状態でのデザイン確認(外観確認)を行うことができる。
第1実施形態のサンプル模擬品の製造方法では、サンプル模擬中間品IS0における空洞Caを埋める充填材を、重量が粉末材料より軽量の樹脂の一種である発泡樹脂部IJhとしたので、注入が容易となり、注入後の樹脂硬化により容易にサンプル模擬品ISの形状を維持できる。
次に、第2実施形態のサンプル模擬品の製造方法について説明する。第2実施形態は、図1に示す粉末積層造形装置100の造形エリアWrを超える大きさのサンプル品SWの形状を模したサンプル模擬品ISを製造対象とする点に特徴がある。図10は造形エリアWrを超える大きさのサンプル品SWを斜視して示す説明図であり、図11はサンプル品SWを11−11線に沿って断面視して示す説明図であり、図12は造形エリアWrを超える大きさのサンプル品SWの形状を模したサンプル模擬品ISをサンプル品SWの断面に対応して断面視して示す説明図である。
図10と図11に示すように、厚みのある矩形形状をなすサンプル品SWは、基材部SWbに表皮部SWhを装着して備え、図1の粉末積層造形装置100における造形エリアWrを超える大きさである。よって、この大きさのサンプル品SWの形状を模したサンプル模擬品ISは、粉末積層造形装置100により一度では立体造形できないことから、図11に示すように、サンプル品SWを造形エリアWrに収まる大きさの複数のサンプルパーツ品、具体的には中央サンプルパーツ品SWCとその左右の左方サンプルパーツ品SWLと右方サンプルパーツ品SWRの複数に分離する。このパーツ分離は、サンプル品SWを構成する造形データにおいてなされればよく、実際のサンプル品SWを切断分離する必要はない。そして、サンプル品SWの形状を模したサンプル模擬品ISについては、図12に示すように、中央サンプルパーツ品SWCの形状を模した中央サンプルパーツ模擬品ISCと、左方サンプルパーツ品SWLの形状を模した左方サンプルパーツ模擬品ISLと、右方サンプルパーツ品SWRの形状を模した右方サンプルパーツ模擬品ISRとに分ける。その上で、それぞれのサンプルパーツ模擬品を次のようにする。
中央サンプルパーツ模擬品ISCは、中央サンプルパーツ品SWCにおける表皮部SWhの外観形状を有する薄肉の中央模擬表層部ISsCと中央サンプルパーツ品SWCにおける基材部SWbと同一形状の中央模擬基材部ISbCとを、粉末積層造形手法により一体的に形成して備え、その内部を中央発泡樹脂部IJhCとする。左方サンプルパーツ模擬品ISLは、左方サンプルパーツ品SWLにおける表皮部SWhの外観形状を有する薄肉の左方模擬表層部ISsLと左方サンプルパーツ品SWLにおける基材部SWbと同一形状の左方模擬基材部ISbLとを、粉末積層造形手法により一体的に形成して備え、その内部を左方発泡樹脂部IJhLとする。右方サンプルパーツ模擬品ISRは、右方サンプルパーツ品SWRにおける表皮部SWhの外観形状を有する右方模擬表層部ISsRと右方サンプルパーツ品SWRにおける基材部SWbと同一形状の右方模擬基材部ISbRとを、粉末積層造形手法により一体的に形成して備え、その内部を右方発泡樹脂部IJhRとする。
中央サンプルパーツ模擬品ISCと左方サンプルパーツ模擬品ISLおよび右方サンプルパーツ模擬品ISRは、個別の模擬品として別個に粉末積層造形手法により立体造形される。図13は中央とその左右のサンプルパーツ模擬品の断面視とそれぞれのサンプルパーツ模擬品から最終的なサンプル模擬品ISを得る様子を概略的に示す説明図である。図12の中央サンプルパーツ模擬品ISCを得るに当たり、中空の立体造形品である図13の中央サンプル模擬中間品IS0Cの立体造形データが、図5で説明したようなデータ展開を経て、図12の中央サンプルパーツ品SWCの3次元的な造形データから予め用意される。この中央サンプル模擬中間品IS0Cの立体造形データには、中央サンプルパーツ品SWCにおける基材部SWbに対応した中央模擬基材部ISbCの3次元的な造形データと、中央サンプルパーツ品SWCにおける表皮部SWhに対応した中央模擬表層部ISsCの3次元的な造形データが含まれる。そして、中央模擬表層部ISsCの3次元的な造形データには、既述したようにアウト側輪郭ISsoとイン側輪郭ISsiの造形データが含まれるほか、樹脂注入用の開口Hを含む区画壁KWの形成に必要な造形データが含まれる。この場合、開口Hは、図における紙面手前側から紙面面奥側に掛けて、区画壁KWに複数、或いは長孔の開口として設けられる。左方サンプルパーツ模擬品ISLと右方サンプルパーツ模擬品ISRについても同様である。
中央サンプルパーツ模擬品ISCと左方サンプルパーツ模擬品ISLおよび右方サンプルパーツ模擬品ISRは、図13に示すように、中空の立体造形品である中央サンプル模擬中間品IS0C、左方サンプル模擬中間品IS0L、右方サンプル模擬中間品IS0Rとして、それぞれの造形データから粉末積層造形手法により得られる。この際には、中央とその左右のサンプルパーツ模擬品ごとに、図4に示した工程S100〜工程S300までがなされる。最終的なサンプル模擬品ISを得るには、中央サンプル模擬中間品IS0Cと左方サンプル模擬中間品IS0Lおよび右方サンプル模擬中間品IS0Rを、図13の中段に示すように、作業テーブルSTにおいて、図10のサンプル品SWの全体形状をなすようにそれぞれの区画壁KWを接触させ、開口Hを連通させた状態とする。この際、隣り合うサンプルパーツ模擬品を区画壁KWにおいて接着する。次いで、左方サンプル模擬中間品IS0Lの開口Hに、樹脂注入装置300の注入管を接続し、エアー圧を掛ける等の手法で、未発泡の発泡樹脂Rhを開口Hから空洞Caに注入する。この樹脂注入は、中央サンプル模擬中間品IS0Cと右方サンプル模擬中間品IS0Rの空洞Caが未発泡の発泡樹脂Rhが埋まるまで継続される。その後、空洞Caに注入済みの未発泡の発泡樹脂Rhを発泡させる。これにより、中央サンプル模擬中間品IS0Cと左方サンプル模擬中間品IS0Lおよび右方サンプル模擬中間品IS0Rのそれぞれの空洞Caは発泡・硬化済みの発泡樹脂Rhで一体的に埋められる。そして、発泡済みの発泡樹脂Rhで一体となった中央サンプルパーツ模擬品ISCと左方サンプルパーツ模擬品ISLと右方サンプルパーツ模擬品ISRが接触して構成される最終的なサンプル模擬品ISが得られる。なお、それぞれのサンプルパーツ模擬中間品への樹脂注入は、図13に示した作業テーブルSTを用いないで行うようにしてもよい。
以上説明した第2実施形態のサンプル模擬品の製造方法によれば、粉末積層造形装置100の造形エリアWrを超える大きさのサンプル品SWの形状を模したサンプル模擬品ISを容易に得ることができる。しかも、得られたサンプル模擬品ISは、造形エリアWrを超える大きさのサンプル品SWの全体形状をなすよう接触した中央サンプルパーツ模擬品ISCと左方サンプルパーツ模擬品ISLと右方サンプルパーツ模擬品ISRの接触強度を、中央とその左右のサンプルバーツ模擬品ごとの空洞Caを一体的に埋めた発泡・硬化済み発泡樹脂Rhで高めることができる。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
既述した実施形態では、模擬表層部ISsで取り囲んだ空洞Caに発泡樹脂Rhを注入して発泡させたが、発泡性状を有しない軟質の樹脂を空洞Caに注入するようにしてもよい。或いは、軽量な低温易融合金であるウッドメタルで空洞Caを埋めるようにしたり、炭素繊維、ガラス繊維等の短繊維(フィラー)を空洞Caに注入して、フィラーにて空洞Caを埋めるようにしてもよい。フィラーを注入する場合、形状維持が求められるのであれば、フィラー混入済みの軟質樹脂溶液を空洞Caに注入後、樹脂を硬化させればよい。こうすれば、空洞Caは、フィラー混在のいわゆる樹脂補強複合材料にて埋められることから、サンプル模擬品ISとしての強度確保も可能となる。
既述した実施形態では、造形エリアWrを超える大きさのサンプル品SWの形状を模したサンプル模擬品ISを得るに当たり、図10に示すように、矩形形状でサンプル品SWを中央とその左右の三つのサンプルパーツ品に分離したが、それぞれのサンプルパーツ品が造形エリアWrに収まれば、二つ、或いは四つ以上のパーツに分離したサンプルパーツ品を模したサンプルパーツ模擬品としてもよい。また、それぞれのサンプルパーツ品の分離は、直線的な区画線で分離することの他、例えばジグザク状に屈曲した区画線で分離してもよい。
既述した実施形態では、車室内装部品として外表全域が柔軟なサンプル品SWの形状を模したサンプル模擬品を得る場合について説明したが、これに限らない。例えば、椅子のように、着座部や背もたれ部では柔軟であるが脚やフレーム部分では硬質な構造のサンプル品SWも存在し、こうしたサンプル品SWの形状を模したサンプル模擬品を得る場合にも適用できる。つまり、椅子としてのサンプル品SWの全体の外観形状が反映した立体構造物を粉末積層造形手法により造形し、脚やフレーム部分に該当する部位については、中空の立体造形品とはしないように立体造形し、着座部や背もたれ部に該当する部位については、これら部位の外観形状が反映した薄肉の表皮部で空洞を取り囲むよう、立体造形を図る。そして、空洞を既述した実施形態のように発泡樹脂Rhで埋めればよい。
100…粉末積層造形装置
110…造形テーブル
120…薄膜積層形成ユニット
130…薄膜形成部
140…昇降機構部
145…成膜機構部
150…レーザー光照射ユニット
160…レーザー光照射部
170…3次元駆動機構部
200…制御装置
300…樹脂注入装置
SW…サンプル品
SWC…中央サンプルパーツ品
SWL…左方サンプルパーツ品
SWR…右方サンプルパーツ品
SWb…基材部
SWh…表皮部
AW…キャップ
IS…サンプル模擬品
IS0…サンプル模擬中間品
ISC…中央サンプルパーツ模擬品
ISL…左方サンプルパーツ模擬品
ISR…右方サンプルパーツ模擬品
IS0C…中央サンプル模擬中間品
IS0L…左方サンプル模擬中間品
IS0R…右方サンプル模擬中間品
ISb…模擬基材部
ISbC…中央模擬基材部
ISbL…左方模擬基材部
ISbR…右方模擬基材部
ISs…模擬表層部
ISsC…中央模擬表層部
ISsL…左方模擬表層部
ISsR…右方模擬表層部
ISsi…イン側輪郭
ISso…アウト側輪郭
IJh…発泡樹脂部
IJhC…中央発泡樹脂部
IJhL…左方発泡樹脂部
IJhR…右方発泡樹脂部
Lsa…硬化部位
Ps…薄膜
Rh…発泡樹脂
ST…作業テーブル
Wr…造形エリア
KW…区画壁
Ca…空洞
H…開口
IJS…従来形態サンプル模擬品

Claims (4)

  1. 立体構造のサンプル品の形状を模したサンプル模擬品の製造方法であって、
    粉末材料を用いて形成した薄膜を積層しつつ、形成済みの前記薄膜ごとにレーザー光を照射してレーザー光照射箇所を燒結させて立体造形を図る粉末積層造形手法により、中空の立体造形品であって前記サンプル品の外観形状が反映した薄肉の表皮部で空洞を取り囲んだ前記立体造形品を、前記サンプル品の形状を模した前記サンプル模擬品として形成する造形工程と、
    前記表皮部で取り囲まれた前記空洞に、単位体積当たりの重量が前記粉末材料より軽量の充填材を注入し、前記空洞を前記充填材で埋める樹脂充填工程とを備える、
    サンプル模擬品の製造方法。
  2. 前記充填材は、前記重量が前記粉末材料より軽量の樹脂である請求項1に記載のサンプル模擬品の製造方法。
  3. 前記樹脂は、前記サンプル品が有する弾発性状を発現可能な発泡樹脂である請求項2に記載のサンプル模擬品の製造方法。
  4. 請求項2または請求項3に記載のサンプル模擬品の製造方法であって、
    前記サンプル品が、前記粉末積層造形手法により立体造形を図る粉末積層造形装置の造形可能な大きさを超える大きさであると、
    前記造形工程では、前記サンプル品を前記粉末積層造形装置の造形可能な大きさに収まる大きさの複数のサンプルパーツ品に分離した前記複数のサンプルパーツ品ごとのサンプルバーツ模擬品を、前記サンプルパーツ品の外観形状を有する表皮部で空洞を取り囲んだ中空の立体造形品として形成し、
    前記樹脂充填工程では、前記複数のサンプルパーツ品ごとの前記サンプルバーツ模擬品を前記サンプル品の全体形状をなすように接触させた状態で、前記サンプルバーツ模擬品ごとの前記空洞に前記樹脂を注入して、前記サンプルバーツ模擬品ごとの前記空洞を前記樹脂で一体的に埋める、サンプル模擬品の製造方法。
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