JP2017209887A - 生コンクリート生成用混錬装置における給水装置及び生コンクリート生成用混錬装置 - Google Patents

生コンクリート生成用混錬装置における給水装置及び生コンクリート生成用混錬装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回転ドラムの空洞部の入り隅空間部に堆積した混練材料の奥深くまで計量水が浸透するようにすること。【解決手段】制御部の制御信号により駆動が制御されると共に給水タンクに接続する給水用駆動源と、給水用駆動源と接続すると共に、混練材料を空洞部に収納する回転ドラムの開口に向かう第1方向給水管と、この第1方向給水管に接続端部が接続すると共に回転ドラムの底壁部の内面の支持部と該回転ドラムの外に配設された支持部に架設された固定軸に支持された状態で挿入先端部が底壁部の内面の近傍へと向かう第2方向給水管と、第1方向給水管に配設されかつ該第1方向給水管の流量を検出すると共に制御部に接続する検出手段とを備え、第2方向給水管の挿入先端部の放出口は、少なくとも底壁部の内面又は周胴部の下部内面のいずれかを指向している生コンクリート生成用混錬装置における給水装置。【選択図】図2

Description

本発明は、生コンクリート生成用混錬装置における給水装置及び生コンクリート生成用混錬装置に関し、特に混錬装置の回転ドラムの空洞部に生コンクリート生成用の混練材料を投入した後に、前記混練材料に略定量の混練用の水を噴射し、かつ、回転ドラムを回転することにより、混練材料を混練して生コンクリートを生成する生コンクリート生成用混練装置及び該混練装置に用いられる給水装置に関する。前記給水装置は、好ましくはミキサー車に搭載される。
特許文献1及び特許文献2は、出願人が提案したものである。これらの文献に記載の「生コンクリート生成用混練装置」は、駆動源の駆動力によって回転しかつ上部側の一端に開口を有すると共に、下部側の底壁部に連続する周胴部を有する傾斜状の回転ドラムと、この回転ドラムの内周面に螺旋状に固定されたブレードと、前記回転ドラムの底壁部の略中央部に固定的に設けられた支持部(軸受け)及び該回転ドラムの外に設けられた架台、支持枠等の支持部に架設された固定軸又は回転軸用駆動装置の駆動力によって回転する傾斜状の回転軸を備えている。
また上記混練装置は、前記傾斜状回転ドラムの空洞部に投入した混練材料に所定計量の水を、配管部を介して供給する給水装置を備えている。
しかして、混練材料と計量水とを混練する際、予め傾斜状回転ドラムに混練材料が投入する。その場合、投入された混練材料は回転ドラムの奥へとスライド移動し、特に、回転ドラムの空洞部の入り隅空間を中心に混練材料が溜まる。そこで、作業現場等を考慮し、適宜時間に回転ドラムの空洞部に計量水を供給する場合に於いて、上記混練装置の配管部を構成する供給管の先端部は、いずれも、傾斜状回転ドラムの開口のホッパーの上方に位置していることから、ホッパーを介して傾斜状回転ドラムに流し込んだ計量水は、回転ドラムの空洞部から見える混練材料の表面側から該混練材料に浸透せざるを得ない。その結果、混練材料の表面が膜状或いは蓋状(いわば蓋現象)となり、前記空洞部の入り隅空間部に堆積した混練材料の奥まで深く浸透しないという問題点がある。
特開2012−228830号公報 特開2015−24522号公報
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、回転ドラムの底壁部の内面及び周胴部の内面で形成された洞部の入り隅空間部に堆積した混練材料の奥深くまで計量水が十分に浸透するようにすることである。
本願発明の生コンクリート生成用混錬装置における給水装置は、制御部に接続する入力信号用操作部と、前記制御部の制御信号により駆動が制御されると共に給水タンクに接続する給水用駆動源と、この給水用駆動源と接続すると共に、混練材料を空洞部に収納する回転ドラムの開口に向かう第1方向給水管と、この第1方向給水管に接続端部が接続すると共に、前記回転ドラムの底壁部の内面の支持部と該回転ドラムの外に配設された支持部に架設された固定軸に支持された状態で挿入先端部が前記底壁部の内面の近傍へと向かう第2方向給水管と、前記第1方向給水管に配設され、かつ該第1方向給水管の流量を検出すると共に前記制御部に接続する検出手段とを備え、前記第2方向給水管の挿入先端部の放出口は、少なくとも前記底壁部の内面又は前記周胴部の下部内面のいずれかを指向していることを特徴とする。
上記構成に於いて、少なくとも固定軸の先端部(先端部寄りの部位も含む)に第2攪拌ブレードが回転ドラムの外方向に延在するように固定され、第2方向給水管は前記固定軸に固定されていると共に、その挿入先端部は、前記固定軸に対して揺れないように前記第2攪拌ブレードを通過していることを特徴とする。また第2方向給水管は固定軸に沿って支持され、少なくともその挿入先端部は、第2攪拌ブレードに形成した切欠き又は貫通孔のいずれかを通過して底壁部の内面近くまで延びていることを特徴とする。
また本願発明の生コンクリート生成用混錬装置は、第1駆動源の駆動力によって回転しかつ上部側の一端に開口を有すると共に、下部側の底壁部に連続する周胴部を有する回転ドラムと、この回転ドラムの内周面に螺旋状に固定されたブレードと、前記回転ドラムの底壁部の支持部と該回転ドラムの外に設けられた支持部に架設された固定軸と、前記回転ドラムの空洞部に投入された混練材料に対して水を給水する給水タンク、給水用駆動源及び給水管を含む給水装置とから成る生コンクリート生成用混錬装置に於いて、前記給水装置の給水管は、前記給水用駆動源に接続すると共に前記回転ドラムの開口に向かう第1方向給水管と、この第1方向給水管に接続端部が接続すると共に、前記固定軸に支持された状態で、その挿入先端部が前記底壁部の内面の近傍へと向かう第2方向給水管とから成り、前記第2方向給水管の挿入先端部の放出口は、少なくとも前記底壁部の内面又は前記周胴部の下部内面のいずれかを指向していることを特徴とする。
また、本願発明の生コンクリート生成用混錬装置は、第1駆動源の駆動力によって回転しかつ上部側の一端に開口を有すると共に、下部側の底壁部に連続する周胴部を有する回転ドラムと、この回転ドラムの内周面に螺旋状に固定されたブレードと、前記回転ドラムの底壁部の支持部と該回転ドラムの外に設けられた支持部に架設された中空固定軸と、前記回転ドラムの空洞部に投入された混練材料に対して水を給水する給水タンク、給水用駆動源及び給水管を含む給水装置とから成る生コンクリート生成用混錬装置に於いて、前記給水装置の給水管は、前記給水用駆動源に接続すると共に前記回転ドラムの開口に向かう第1方向給水管と、この第1方向給水管に一端部が接続すると共に第2方向給水管13の一部を兼用する固定継手と、同様に第2方向給水管13のその部分を兼用すると共に前記固定継手に接続する前記中空固定軸とから成り、前記中空固定軸の放出口を有する先端部は、少なくとも前記底壁部の内面又は前記周胴部の下部内面のいずれかを指向していることを特徴とする。
さらに、本願発明の生コンクリート生成用混錬装置は、第1駆動源の駆動力によって回転しかつ上部側の一端に開口を有すると共に、下部側の底壁部に連続する周胴部を有する回転ドラムと、この回転ドラムの内周面に螺旋状に固定されたブレードと、前記回転ドラムの底壁部の支持部と該回転ドラムの外に設けられた支持部に架設され、かつ、回転軸用駆動源の駆動力によって回転する回転軸と、前記回転ドラムの空洞部に投入された混練材料に対して水を給水する給水タンク、給水用駆動源及び給水管を含む給水装置とから成る生コンクリート生成用混錬装置に於いて、前記給水装置の給水管は、前記給水用駆動源に接続すると共に前記回転ドラムの開口に向かう第1方向給水管と、この第1方向給水管に接続端部が接続すると共に、少なくとも前記回転ドラムの外に設けられた支持部に支持された状態で、その挿入先端部が前記底壁部の内面の近傍へと向かう第2方向給水管とから成り、前記第2方向給水管の挿入先端部の放出口は、少なくとも前記底壁部の内面又は前記周胴部の下部内面のいずれかを指向していることを特徴とする。
加えて、本願発明の生コンクリート生成用混錬装置は、第1駆動源の駆動力によって回転しかつ上部側の一端に開口を有すると共に、下部側の底壁部に連続する周胴部を有する回転ドラムと、この回転ドラムの内周面に螺旋状に固定されたブレードと、前記回転ドラムの底壁部の支持部と該回転ドラムの外に設けられた支持部に架設され、かつ、回転軸用駆動源の駆動力によって回転する中空回転軸と、前記回転ドラムの空洞部に投入された混練材料に対して水を給水する給水タンク、給水用駆動源及び給水管を含む給水装置とから成る生コンクリート生成用混錬装置に於いて、前記給水装置の給水管は、前記給水用駆動源に接続すると共に前記回転ドラムの開口に向かう第1方向給水管と、この第1方向給水管に接続端部が接続すると共に、第2方向給水管の一部を兼用する固定継手と、同様に第2方向給水管のその部分を兼用すると共に前記固定継手に接続する前記中空固定軸とから成り、前記中空回転軸の先端部の放出口は、少なくとも前記底壁部の内面又は前記周胴部の下部内面のいずれかを指向していることを特徴とする。
(1)請求項1に記載の発明は、例えばミキサー車を運転中の運転手が、作業現場等を考慮し、適宜時間に回転ドラムの空洞部に計量水を供給する場合、タイムリーに計量水を回転ドラムに供給することができると共に、配管部を構成する第2方向給水管の挿入先端部の放出口は、少なくとも底壁部の内面又は周胴部の下部内面のいずれかを指向しているので、特許文献1及び特許文献2の問題点を解消することができる(回転ドラムの空洞部の入り隅空間部に堆積した混練材料の奥深くまで計量水が浸透する)。したがって、運転手は作業現場等に合わせて、短時間で、効率的に性状の良い生コンクリートを製造することができる。
(2)請求項2に記載の発明は、混練時、混練材料が干渉しても、第2方向給水管は揺れない。
(3)請求項3に記載の発明も、請求項2に記載の発明と同様の効果がある。
(4)請求項4に記載の発明は、給水装置の給水管は、給水用駆動源に接続すると共に回転ドラムの開口に向かう第1方向給水管と、この第1方向給水管に接続端部が接続すると共に、固定軸に支持された状態で、その挿入先端部が底壁部の内面の近傍へと向かう第2方向給水管とから成り、第2方向給水管の挿入先端部の放出口は、少なくとも底壁部の内面又は周胴部の下部内面のいずれかを指向しているので、特許文献1及び特許文献2の問題点を解消することができる。
(5)請求項5に記載の発明は、簡単な構成により、特許文献1及び特許文献2の問題点を解消することができる。
(6)請求項6に記載の発明は、給水装置の給水管は、給水用駆動源に接続すると共に回転ドラムの開口に向かう第1方向給水管と、この第1方向給水管に接続端部が接続すると共に、少なくとも回転ドラムの外に設けられた支持部に支持された状態で、その挿入先端部が底壁部の内面の近傍へと向かう第2方向給水管とから成り、第2方向給水管の挿入先端部の放出口は、少なくとも底壁部の内面又は周胴部の下部内面のいずれかを指向しているので、生コンクリートを形成した後に回転軸用駆動源の駆動力によって回転軸を逆回転される場合であっても、請求項4に記載の発明と同様の効果を得ることができる。
(7)請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明の如く、第2方向給水管を支持台、支持アーム等の支持部を介して回転ドラムの底壁部付近まで延在させる必要はない。
図1乃至図7は本発明の第1実施形態を示す各説明図(混錬装置における給水装置も含む)。図8及び図9は本発明の第2実施形態を示す各説明図。図10乃至図12は本発明の第3実施形態を示す説明図。図13及び図14は本発明の第4実施形態を示す説明図。
生コンクリート生成用混錬装置における給水装置の概略説明図。 給水装置の概略的な系統説明図。 ミキサー車に使用した状態を示す側面視からの概略説明図。 ミキサー車に使用した状態を示す平面視からの概略説明図。 ミキサー車の荷台に設置した混練装置の回転ドラムに混練材料を投入する説明図。 図5に於いて、混練材料を投入後、適宜時期に混練材料に水を噴射する要部の概略説明図。 給水装置の第2方向給水管が固定軸に沿って支持され、少なくともその先端部は、第2攪拌ブレードに形成した切欠き又は貫通孔のいずれかを通過して底壁部の内面近くまで延びている状態の説明図。 本発明の混練装置の第2実施形態の要部を示す概略断面説明図。 固定継手18及び中空固定軸35Aが第2方向給水管13を兼用している旨の概略断面説明図。 本発明の混練装置の第3実施形態を示す概略断面説明図。 要部(回転軸)の説明図。 要部(回転軸用駆動源)の説明図。 本発明の混練装置の第4実施形態を示す概略断面説明図。 平面視から見た要部の概略説明図。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。図1乃至図7は、生コンクリート生成用混錬装置(以下、「混練装置Y」という。)及びこの混練装置Yに使用される生コンクリート生成用の給水装置(以下、「給水装置X」という。)の各概略説明図である。特に、図1は給水装置Xの概略説明図、図2は給水装置Xの概略的な系統説明図である。
第1実施形態の混練装置Yは、給水装置Xの主要部を含み、後述するように第1駆動源30の駆動力によって回転しかつ上部側の一端に開口を有すると共に、下部側の底壁部31aに連続する周胴部31bを有する回転ドラム31と、この回転ドラムの内周面に螺旋状に固定されたブレード32と、前記回転ドラムの底壁部31aの略中央部に固定的に設けられた支持部(軸受け)33及び該回転ドラムの外に設けられた架台、支持枠等の支持部34に固定的に架設された固定軸35とを備えている。
図1、図2で示すように、前記給水装置Xは、供給タンク3と、給水用駆動源4と、検出手段14を備えた配管部Lと、計測器付出力部15と、計量表示部16を有する制御部1及び入力信号用操作部2とを備え、前記配管部Lを構成する給水管は、給水用駆動源4に接続すると共に前記回転ドラム31の開口31cに向かう第1方向給水管9と、この第1方向給水管に接続端部が接続すると共に、前記固定軸35に固定的に支持された状態で挿入先端部13aが前記回転ドラム31の底壁部31aの内面の近傍へと向かう第2方向給水管13とから成り、前記第2方向給水管の挿入先端部13aの放出口19は、少なくとも前記底壁部31aの内面又は周胴部31bの下部内面のいずれかを指向している。
まず、図1乃至図7を参照にして給水装置Xの構成を説明する。給水装置Xは、制御部1と、この制御部1に有線又は無線のいずれかで接続する入力信号用操作部2と、前記制御部1の制御信号により駆動が制御されると共に、例えばミキサー車Zの荷台21に設置された給水タンク3に接続する給水用駆動源4と、この給水用駆動源4と接続すると共に、生コンクリート生成用の混練材料5を空洞部6に収納する回転ドラム31の開口31cに向かう第1方向給水管9と、この第1方向給水管9に前記開口31c側の接続端部が接続すると共に、前記回転ドラム31の底壁部31aの内面の支持部33及び該回転ドラム31の外に配設された支持部34に架設された固定軸35に支持された状態で、その挿入先端部13aが前記底壁部31aの内面の近傍へと向かう第2方向給水管13と、前記第1方向給水管9に配設され、かつ該第1方向給水管9の流量を検出する検出手段14と、この検出手段14が検知した検知信号を前記制御部1に出力する計測器付出力部15と、さらに、前記第1方向給水管9に配設され、手動又は電磁手段のいずれかかにより開閉することができる給水バルブ17を備えている。そして、好ましくは、前記計測器付出力部15又は及び前記制御部1の表面に噴射流量をデジタル形式で表示する計量表示部16が設けられている。
しかして、制御部1は、本実施形態では、ボックス状の制御盤であり、ミキサー車Zの運転室又は荷台21に運搬可能に設置されている。また制御部1は、演算処理機能、計時機能、信号処理機能、記憶機能、回転ドラム31に投入された水Wの量を液晶画面にデジタル表示する機能等を有する。好ましくは箱型制御盤1の表面に計量表示部16が設けられ、該計量表示部16に第1方向給水管9の中を流れた水量が、流量に関する電気的な信号(デジタル信号)として表示される。
入力信号用操作部2は、運転手が片手で持ち運びすることができる大きさの縦長ボックス状に形成され、好ましくはリモコン型のものが採用されている。したがって、入力信号用操作部2の表面には、特に図示しないが、第1駆動源用起動ボタン、給水用駆動部用起動ボタン、手動式の場合には各停止ボタン、その余の操作ボタン、電源ON、OFFの表示部、デジタル式計量表示部等が設けられている。なお、制御部1と入力信号用操作部2との間で信号を有線でやり取りする場合には、制御部1の回路基板には外部入力端子部が接続している。
例えば図3及び図4で示すように、給水タンク3、電動機及び高圧ポンプから成る給水駆動源4は、回転ドラム31に干渉しないようにミキサー車Zの荷台21の前方側、側端部側等の適宜な位置に配置されている。
ここで「配管部L」という用語を用いるが、この配管部Lには、給水タンク3と給水駆動源4の高圧ポンプとを結ぶ接続管と、回転ドラム31の外に配設され、基端部9aが前記高圧ポンプの吐出部に接続すると共に、その接続端部9bがエルボ型の固定継手18の一端部に嵌着する前述の第1方向給水管9と、前記固定継手18の他端部に嵌着する前述の第2方向給水管13とが含まれている。ところで、第1方向給水管9及び第2方向給水管13は、それぞれ単数又は複数本で構成されている。したがって、給水管9、13がそれぞれ複数本の場合には、後述するポッパー22又は最後の固定継手18を基準にして「第1方向給水管9」と「第2方向給水管13」を区別するものとする。
図2では、説明の便宜上、配管部Lの中途部に位置している継手18を基準として、上流側が第1方向給水管9、一方、下流側が第2方向給水管13と区別しているが、ここでは継手18も第2方向給水管13の概念に含まれるものとする。例えば図6で示すように、仮想線で示すホッパー22の周壁を貫通する継手18を基準として、第1方向給水管9は、主に回転ドラム31の外に固定的に配設され、これに対して、第2方向給水管13は、主に回転ドラム31の中に内装され、本実施形態では、固定軸35に沿って、かつ、該固定軸から離れないようにワイヤー、締付リング、溶着などの固定手段を介して固定軸35に一体的に固定されている。
ところで、第1方向給水管9は、荷台21の水平設置面に対して略水平状態の第1管部分と、この第1管部分の後端部から上方方向に略垂直状態に延びる第2管部分とを有し、前記第2管部分の上端部が前述した固定継手18の一端部に接続している。一方、第2方向給水管13は、回転ドラム31の開口31cから突出する上端部側の接続端部13bが前記固定継手18の他端部に接続し、一方、その挿入先端部13aは、前記回転ドラム31の底壁部31aの内壁面の付近まで直線的に延びている。
本実施形態では、少なくとも傾斜状固定軸35の先端部(先端部寄りの部位も含む)に長板状第2攪拌ブレード36が回転ドラム31の外方向に延在するように固定され、第2方向給水管13は前記傾斜状固定軸35に固定されていると共に、放出口19を有する挿入先端部13aは、前記傾斜状固定軸35に対して揺れないように前記長板状第2攪拌ブレードを通過している(図7参照)。
また、第2方向給水管13は傾斜状固定軸35に沿って支持され、少なくともその挿入先端部13aは、長板状第2攪拌ブレード36に形成した切欠き又は貫通孔36aのいずれかを通過して底壁部31aの内面近くまで延びている。このように、本実施形態では、第2方向給水管13の挿入先端部13aは多少下方方向に折り曲げ形成され、その放出口19は、少なくとも回転ドラム31の底壁部31aの内面又は周胴部31bの下部内面のいずれかを指向している。したがって、前記放出口19から噴射された水Wは、例えば底壁部31aの内面に当って流れ落ちるので、本発明の本質的効果を得ることができる。
次に流量センサーとしての検出手段14は、第1方向給水管9の途中部に設けられている。検出手段14の具体的な構成については割愛するが、例えば第1方向給水管9内のオリフィスの前後を一次側圧力と二次側圧力とし、かつ、ダイヤフラムの両側に形成した一対の圧力室の差圧がもたらす前記ダイヤフラムの変位を、磁性体、磁気検出素子等を用いて検出し、該変位を流量に関する電気的な信号に変換することができる。
次に計測器付出力部15は、検出手段14が検出した信号を受け取ると共に、電気的信号を流量として計測し、かつ、その情報を制御部1に出力する。したがって、計測器付出力部15も制御部1と同様に演算処理機能、計時機能、検出信号処理機能等を有する。
ところで、混練装置Yが計測器付出力部15を必要とする理由は、回転ドラム31に投入された混練材料5と計量水W(単に「水」ともいう)との比率を一定の割合にすることが重要だからである。すなわち、生成すべき生コンクリート中に含まれる水Wの量が、生コンクリートの製造の都度、略一定になるように給水量を調整し、しかも、本実施形態の如く、混練材料5に対して計量された水Wを放出口19から噴射すると、該水Wは傾斜状回転ドラム31の奥深くへと浸透し、その結果、入り隅空間部分6aを中心にして、短時間で、性状が安定した品質の良い生コンクリートを生成することができる。
ここで、図5及び図6を参照にして混練装置Yの構成を説明する。なお、混練装置Yの具体的構成は、特許文献1、特許文献2に記載のとおり周知事項なので、ここでは簡単に説明する。
前述したように、30は第1駆動源で、この第1駆動源は、ミキサー車Zの駆動源でも良いが(例えば特許文献1の図9乃至図11の第3実施形態)、本実施形態では、ミキサー車Zの駆動源とは別個の第1駆動源(例えば特許文献1や特許文献2の第1実施形態)を採用している。
したがって、回転ドラム31を回転駆動させる第1駆動源30は、荷台21の運転室側の先端部に固定された支持部材37の前方の中央部に固定された油圧モータ支持台38と、この油圧モータ支持台に取付けられた油圧モータ39と、前記支持部材37よりも後方の両端部寄りの部位に固定された上面にローラ40を有する回転ドラム支持台41と、前記油圧モータ39の駆動軸39aとで構成されている。
回転ドラム31は、地面に設置した実施形態も考えられるが、本実施形態では、図3及び図4で示すように、望ましくはミキサー車Zである。すなわち、普通一般のミキサー車Zと同様に、回転ドラム31は荷台21に複数の支持体を介して傾倒状に設置されている。回転ドラム31は、縦断面が一端開口の略ビア樽形状であり、底壁部31aと、この底壁部に連続する周胴部31bと、ホッパー22が位置付された開口31cと、前記周胴部31bの開口寄りの部位に周設されたローラリング31dとから成り、その空洞部6の周胴部31bの下部壁面と底壁部31aの前記下部壁面と交差する内壁底面部分は、入り隅空間6aとなり、図5で示すように前記入り隅空間6aを中心に混練材料5が流動的に溜まる。
しかして、第1駆動源30の駆動力で正・逆に回転する回転ドラム31は、その内周面に全体的に固定された螺旋状のブレード32を有する。傾倒状固定軸35は、実施形態では、回転ドラム31の底壁部31aの略中央部に支持部(軸受け)33と、外の支持部34に両端部がそれぞれ架設されているので、該傾倒状固定軸35は回転ドラム31の略中心軸線上に位置している。もちろん、傾倒状固定軸35が回転ドラム31の略中心軸線上に位置することは発明の本質的事項ではないので、若干偏芯位置に設けても良い。
実施形態では、傾倒状固定軸35の先端部付近又は先端部寄りの部位に単数又は複数の長板状第2攪拌ブレード36が取付けられている。混練時、回転ドラム31は所定方向(正方向)に回転するものの、長板状第2攪拌ブレード36を一体的に有する傾倒状固定軸35は、その外端部が外の支持部34に適宜に固定されているので、回転ドラム31と共に回転しない。
回転ドラム31と一体の螺旋状のブレード32の回転方向に如何によって、回転ドラム31に収納された混練材料5は定量の水Wと共に混練され、いわゆる生コンクリートが生成され得る。混練後、生成された生コンクリートは、回転ドラム31を逆回転させると、前記螺旋状のブレード32によって、生成時の移動方向とは逆方向へ移動する。そして、移動した生コンクリートは、回転ドラム31の開口31cに配設した排出シュートSへと流れる。
なお、図5に於いて、符号43はクレーン、44は所要量の砂利、砂、セメント等の混練材料5を順番に積層した輸送袋である。輸送袋44をクレーン43等で吊り上げ、ホッパー22上に位置させ、該輸送袋44の底面を開放すると、前記混練材料5はホッパー22内に落下し、落下した混練材料5は回転ドラム31内に入り込む。このように混練材料5が落下し、ホッパー22を介して回転ドラム31の奥へと移動し、空洞部6の入り隅空間6aを中心に混練材料5が溜まる。
上記構成に於いて、混練装置Yの回転ドラム31内への混練材料5の投入は、生コンクリート製造工場で行なってもよく、あるいは生コンクリートの使用現場、或いは使用現場まで品質の劣化しない保管場所で行なってもよい。
いずれにしても、先に混練材料5を回転ドラム31内へ投入した後、給水装置Xで計量された略定量の水Wが、給水装置Xの配管部Lを介して回転ドラム31の底壁部31aの内面又は周胴部31bの下部内面のいずれかに第2方向給水管13を介して供給される。本実施形態では、第2方向給水管13の先端部の放出口から噴射された略定量の水Wは、底壁部31aの内面に当って底壁部31a及び周胴部31bの入り隅部分に流れ込んで、主に入り隅部分6aに溜まっている混練材料5の内部に十分に浸透する。
本実施形態では、給水装置Xを含む混練装置Yはミキサー車Zに搭載されているので、生コンクリートの使用現場が近い場合には、例えば運転手が運転席で、適宜時間に入力信号用操作部2の操作ボタンを操作し、給水タンク3の水を、配管部Lを介して回転ドラム31内へ供給する。特に、生コンクリートの使用現場が遠く、時間がかかる場合、生コンクリートの使用現場まであらかじめ設定された時間で行ける所まで走行し、その所で給水装置Xを利用して回転ドラム31内へ略定量の水Wを供給して混練材料5と水Wとを強制混練する。したがって、運転者は現場の作業状況を視野に入れて、回転ドラム31内に予め収納されている混練材料に、タイムリーに水を入れ、「品質の良い生コンクリート」を製造することができるという利点がある。
本実施形態の給水装置Xに於いて、給水バルブ17は、好ましくは電磁弁が採用され、該電磁弁17の開閉は、給水用駆動源4の起動と共に自動的に「開」となり、一方、「開」から所定時間経過後に自動的に「閉」となるように制御部1によって制御される。したがって、マイクロコンピュータを有する制御部1は、その記憶部に記録されたプログラムに基づいて、回転ドラム31に投入された混練材料5に対して給水量(流量)を制御する。
また、本実施形態の給水装置X及び混練装置Yは、好ましくは「ミマサー車」に適用すると、運転手は作業現場に合わせて、短時間で、効率的に性状の良い生コンクリートを製造することができる。
以下、この欄では混練装置Yの第2実施形態及び混練装置Yの第3実施形態を説明する。なお、第2実施形態等を説明するに当って、混練装置Yの第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付して重複する説明を割愛する。
図8及び図9は本発明の混練装置Yの第2実施形態で、この第2実施形態が前記混練装置Yの第1実施形態と主に異なる事項は、第1実施形態の傾斜状固定軸35を傾斜状の中空固定軸35Aとし、この傾斜状中空固定軸35Aの先端部に形成した放出口から略定量の水を噴射させた点である。したがって、図面で示すように固定継手18及び中空固定軸35Aが第2方向給水管13を兼用している。また混練材料5の攪拌効率を高めるために、傾斜状中空固定軸35Aの先端部(先端部寄りの部位も含む)の外周面に螺旋状の第2攪拌ブレード36Aを固定した点である。さらに、図9で示すように、前記螺旋状の第2攪拌ブレード36Aの下部に半径外方向に切欠部41を形成し、この切欠部41に第2方向給水管13の挿入先端部13aを通した点である。なお、前記第2攪拌ブレード36Aの「螺旋状」の構成は、第1実施例のそれにも適用することができる。
したがって、この第2実施形態の生コンクリート生成用混錬装置Yは、第1駆動源30の駆動力によって回転しかつ上部側の一端に開口31cを有すると共に、下部側の底壁部31aに連続する周胴部31bを有する回転ドラム31と、この回転ドラムの内周面に螺旋状に固定されたブレード32と、前記回転ドラムの底壁部の支持部(軸受け)33と該回転ドラムの外に設けられた支持部34に架設された中空固定軸35Aと、前記回転ドラムの空洞部6に投入された生コンクリート生成用の混練材料5に対して水Wを給水する給水タンク3、給水用駆動源4及び給水管(配管部L)を含む給水装置とから成る。
そして、前記給水装置の給水管は、前記給水用駆動源4に接続すると共に前記回転ドラム31の開口31cに向かう第1方向給水管9と、この第1方向給水管に一端部が接続すると共に第2方向給水管13の一部を兼用する固定継手18と、同様に第2方向給水管13のその部分を兼用すると共に前記固定継手に接続する前記中空固定軸35Aとから成り、前記中空固定軸35Aの放出口を有する先端部は、少なくとも前記底壁部31aの内面又は前記周胴部31bの下部内面のいずれかを指向している(請求項5)。したがって、この第2実施形態の第2方向給水管13は、継手18及び中空固定軸35Aが兼用している。また単数又は複数の放出口19は、直接又は枝管(挿入先端部に含まれる)13aを介して設けられている。
図10乃至図12は本発明(混練装置Y)の第3実施形態で、この第3実施形態が前記第1実施形態と主に異なる事項は、第1実施形態の傾斜状固定軸35が、回転軸用駆動源45の駆動力によって回転する回転軸35Bとした点である。回転軸35Bは第2実施形態と同様の螺旋状の第2攪拌ブレード36A(第2実施形態の符号をそのまま援用する)を有している。この点、特許文献1の「回転軸24、回転軸駆動装置25(特許文献1の図4を参照)」と同じである。
したがって、第3実施形態の回転軸用駆動源45は、外の支持部(例えば支持台)34Bの上面に設置された油圧モータ46、この油圧モータ46の駆動力を伝達する伝達ベルト、無端チェーン等の動力伝達手段47等から成り、生コンクリートを生成した後、この生コンクリートを混練時とは逆方向に回転させて、該生コンクリートを回転ドラム31の開口31c側へと移動促進させることができる。
この第3実施形態の生コンクリート生成用混錬装置Yは、第1駆動源30の駆動力によって回転しかつ上部側の一端に開口31cを有すると共に、下部側の底壁部31aに連続する周胴部31bを有する回転ドラム31と、この回転ドラムの内周面に螺旋状に固定されたブレード32と、前記回転ドラムの底壁部の支持部(軸受け)33と該回転ドラムの外に設けられた支持部(駆動源側の軸受け)34Bに架設され、かつ、回転軸用駆動源45の駆動力によって回転する回転軸35Bと、前記回転ドラムの空洞部6に投入された混練材料5に対して水Wを給水する給水タンク3、給水用駆動源4及び給水管(配管部L)を含む給水装置とから成る。
そして、前記給水装置Xの給水管は、前記給水用駆動源4に接続すると共に前記回転ドラム31の開口31cに向かう第1方向給水管9と、この第1方向給水管に接続端部が接続すると共に、少なくとも前記回転ドラム31の外に設けられた支持部34Bに支持された状態で、その挿入先端部13aが前記底壁部31aの内面の近傍へと向かう第2方向給水管13とから成り、前記第2方向給水管13の挿入先端部の放出口13aは、少なくとも前記底壁部31aの内面又は前記周胴部31bの下部内面のいずれかを指向している(請求項6)。
なお、前記回転ドラム31の外に設けられた第2方向給水管13固定用の支持部34Bは、好ましくは支持台48と、この支持台48に基端部が固定されかつ、先端部が回転ドラム31の空洞部6に入り込んだ長杆状支持アーム49と、図示しない係止輪、ワイヤー等の第2方向給水管13用の固定手段とから成る。
最後に図13及び図14は本発明(混練装置Y)の第4実施形態で、この第4実施形態が前記第1実施形態と主に異なる事項は、第3実施形態の回転軸35Bと、その回転軸用駆動源45とを利用しつつ、第2実施形態の傾斜状中空固定軸35Aの構成を組み合わせた点である。したがって、便宜上、第3実施形態の、回転軸用駆動源45等の構成をそのまま援用し、第2方向給水管13に相当する継手18の他端部に適宜に接続する部材(例えば回転継手51)に符号を付す。
この第4実施形態の中空回転軸35Cは、「長いパイプ状」であるから、その先端部の周壁の一部(軸受けに塞がれない箇所)に、単数又は複数の放出口19が、直接又は枝管を介して設けられている。
それ故に、第4実施形態の生コンクリート生成用混錬装置Yは、第1駆動源30の駆動力によって回転しかつ上部側の一端に開口31cを有すると共に、下部側の底壁部31aに連続する周胴部31bを有する回転ドラム31と、この回転ドラムの内周面に螺旋状に固定されたブレード32と、前記回転ドラムの底壁部の支持部33と該回転ドラムの外に設けられた支持部34に架設され、かつ、回転軸用駆動源45の駆動力によって回転する中空回転軸35Cと、前記回転ドラムの空洞部6に投入された混練材料5に対して水を給水する給水タンク3、給水用駆動源4及び給水管を含む給水装置Yとから成る。
そして、前記給水装置Yの給水管は、前記給水用駆動源4に接続すると共に前記回転ドラム31の開口31cに向かう第1方向給水管9と、この第1方向給水管に接続端部が接続すると共に、第2方向給水管13の一部を兼用する固定継手18と、同様に第2方向給水管13のその部分を兼用すると共に前記固定継手18に接続する前記中空固定軸35Cとから成り、前記中空回転軸35Cの先端部の放出口19は、少なくとも前記底壁部31aの内面又は前記周胴部の下部内面31bのいずれかを指向している。
このように構成すると、配管部Lの構成がシンプルに成ると共に、第3実施形態の如く、第2方向給水管13を支持台、支持アーム等の支持部34を介して回転ドラム31の底壁部31a付近まで延在させる必要はない。
本発明は、生コンクリート生成する混練装置、該混練装置を搭載したミキサー車に利用される。
X…給水装置、
1…制御部、
2…入力信号用操作部、
L…配管部、
3…給水タンク、
4…給水用駆動源、
5…混練材料、
6…空洞部、
9…第1方向給水管、
13…第2方向給水管、13a…挿入先端部、
14…検出手段、
15…計測器付出力部、
16…計量表示部、
17…給水バルブ、
18…固定継手、
19…放出口、
Y…混練装置、
W…計量水、
30…第1駆動源、
31…回転ドラム、
31a…底壁部、31b…周胴部、31c…開口、
32…ブレード、
33…支持部(軸受け)、
34、34B…外の支持部、
35…固定軸、
35A…中空固定軸、
35B…回転軸、
35C…中空回転軸、
36、36A…第2攪拌ブレード、
41…切欠部、
45…回転軸用駆動源、
34B…外の支持部、
48…支持台、
49…支持アーム、
51…回転継手、
Z…ミキサー車、
21…荷台、
22…ホッパー。

Claims (7)

  1. 制御部に接続する入力信号用操作部と、前記制御部の制御信号により駆動が制御されると共に給水タンクに接続する給水用駆動源と、この給水用駆動源と接続すると共に、混練材料を空洞部に収納する回転ドラムの開口に向かう第1方向給水管と、この第1方向給水管に接続端部が接続すると共に、前記回転ドラムの底壁部の内面の支持部と該回転ドラムの外に配設された支持部に架設された固定軸に支持された状態で挿入先端部が前記底壁部の内面の近傍へと向かう第2方向給水管と、前記第1方向給水管に配設され、かつ該第1方向給水管の流量を検出すると共に前記制御部に接続する検出手段とを備え、前記第2方向給水管の挿入先端部の放出口は、少なくとも前記底壁部の内面又は前記周胴部の下部内面のいずれかを指向していることを特徴とする生コンクリート生成用混錬装置における給水装置。
  2. 請求項1に於いて、少なくとも固定軸の先端部に第2攪拌ブレードが回転ドラムの外方向に延在するように固定され、第2方向給水管は前記固定軸に固定されていると共に、その挿入先端部は、前記固定軸に対して揺れないように前記第2攪拌ブレードを通過していることを特徴とする生コンクリート生成用混錬装置における給水装置。
  3. 請求項1に於いて、第2方向給水管は固定軸に沿って支持され、少なくともその挿入先端部は、第2攪拌ブレードに形成した切欠き又は貫通孔のいずれかを通過して底壁部の内面近くまで延びていることを特徴とする生コンクリート生成用混錬装置における給水装置。
  4. 第1駆動源の駆動力によって回転しかつ上部側の一端に開口を有すると共に、下部側の底壁部に連続する周胴部を有する回転ドラムと、この回転ドラムの内周面に螺旋状に固定されたブレードと、前記回転ドラムの底壁部の支持部と該回転ドラムの外に設けられた支持部に架設された固定軸と、前記回転ドラムの空洞部に投入された混練材料に対して水を給水する給水タンク、給水用駆動源及び給水管を含む給水装置とから成る生コンクリート生成用混錬装置に於いて、
    前記給水装置の給水管は、前記給水用駆動源に接続すると共に前記回転ドラムの開口に向かう第1方向給水管と、この第1方向給水管に接続端部が接続すると共に、前記固定軸に支持された状態で、その挿入先端部が前記底壁部の内面の近傍へと向かう第2方向給水管とから成り、前記第2方向給水管の挿入先端部の放出口は、少なくとも前記底壁部の内面又は前記周胴部の下部内面のいずれかを指向している生コンクリート生成用混錬装置。
  5. 第1駆動源の駆動力によって回転しかつ上部側の一端に開口を有すると共に、下部側の底壁部に連続する周胴部を有する回転ドラムと、この回転ドラムの内周面に螺旋状に固定されたブレードと、前記回転ドラムの底壁部の支持部と該回転ドラムの外に設けられた支持部に架設された中空固定軸と、前記回転ドラムの空洞部に投入された混練材料に対して水を給水する給水タンク、給水用駆動源及び給水管を含む給水装置とから成る生コンクリート生成用混錬装置に於いて、
    前記給水装置の給水管は、前記給水用駆動源に接続すると共に前記回転ドラムの開口に向かう第1方向給水管と、この第1方向給水管に一端部が接続すると共に第2方向給水管13の一部を兼用する固定継手と、同様に第2方向給水管13のその部分を兼用すると共に前記固定継手に接続する前記中空固定軸とから成り、前記中空固定軸の放出口を有する先端部は、少なくとも前記底壁部の内面又は前記周胴部の下部内面のいずれかを指向している生コンクリート生成用混錬装置。
  6. 第1駆動源の駆動力によって回転しかつ上部側の一端に開口を有すると共に、下部側の底壁部に連続する周胴部を有する回転ドラムと、この回転ドラムの内周面に螺旋状に固定されたブレードと、前記回転ドラムの底壁部の支持部と該回転ドラムの外に設けられた支持部に架設され、かつ、回転軸用駆動源の駆動力によって回転する回転軸と、前記回転ドラムの空洞部に投入された混練材料に対して水を給水する給水タンク、給水用駆動源及び給水管を含む給水装置とから成る生コンクリート生成用混錬装置に於いて、
    前記給水装置の給水管は、前記給水用駆動源に接続すると共に前記回転ドラムの開口に向かう第1方向給水管と、この第1方向給水管に接続端部が接続すると共に、少なくとも前記回転ドラムの外に設けられた支持部に支持された状態で、その挿入先端部が前記底壁部の内面の近傍へと向かう第2方向給水管とから成り、前記第2方向給水管の挿入先端部の放出口は、少なくとも前記底壁部の内面又は前記周胴部の下部内面のいずれかを指向している生コンクリート生成用混錬装置。
  7. 第1駆動源の駆動力によって回転しかつ上部側の一端に開口を有すると共に、下部側の底壁部に連続する周胴部を有する回転ドラムと、この回転ドラムの内周面に螺旋状に固定されたブレードと、前記回転ドラムの底壁部の支持部と該回転ドラムの外に設けられた支持部に架設され、かつ、回転軸用駆動源の駆動力によって回転する中空回転軸と、前記回転ドラムの空洞部に投入された混練材料に対して水を給水する給水タンク、給水用駆動源及び給水管を含む給水装置とから成る生コンクリート生成用混錬装置に於いて、
    前記給水装置の給水管は、前記給水用駆動源に接続すると共に前記回転ドラムの開口に向かう第1方向給水管と、この第1方向給水管に接続端部が接続すると共に、第2方向給水管の一部を兼用する固定継手と、同様に第2方向給水管のその部分を兼用すると共に前記固定継手に接続する前記中空固定軸とから成り、前記中空回転軸の先端部の放出口は、少なくとも前記底壁部の内面又は前記周胴部の下部内面のいずれかを指向している生コンクリート生成用混錬装置。
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