JP2017208662A - 制御装置、端末装置、及び発信者番号認証方法 - Google Patents

制御装置、端末装置、及び発信者番号認証方法 Download PDF

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昌哉 西原
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Abstract

【課題】なりすまし行為による不正な通話料の発生や通話料の未払いを防止する制御装置、端末装置、及び発信者番号認証方法を提供すること。【解決手段】制御装置において、電話発信用信号を受信する着信部と、前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号を送信先とする応答信号を送信する信号送信部と、前記応答信号送信後、前記着信部において受信した電話認証用信号に基づいて、前記電話発信用信号に含まれる着信者電話番号を送信先とする前記電話発信用信号を送信する発信部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、制御装置、端末装置、及び発信者番号認証方法に関する。
スマートフォンやタブレット端末などの端末装置の爆発的な台数の増加は現在も継続している。その一方で、標準化団体である3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、大容量で高速の無線ネットワークシステムの技術として、第5世代移動通信(5G:the 5th Generation mobile communication)が検討されている。
端末装置を利用するユーザ間の通話は、例えば、発信者番号と着信者番号などを端末装置間で交換することで行われる。複数の通信事業者で管理される端末装置どうしでも、通信事業者間で発信者番号と着信者番号などの情報が端末装置で交換されることで、ユーザ間の通話が可能となっている。
一方、悪意のあるユーザは端末装置を利用して所謂「なりすまし行為」を行う場合がある。「なりすまし行為」とは、例えば、他人のふりをして活動を行うことである。「なりすまし行為」としては、例えば、以下のような態様がある。
すなわち、発信者端末を利用する発信者は他の発信者端末の電話番号になりすまして着信者端末を利用する着信者と通話を行う場合がある。この場合、他の発信者端末の電話番号と着信者端末の電話番号が発信者端末から着信者端末へ送信される。そして、着信者端末には他の発信者端末の電話番号が表示される。また、通信事業者は、発信者端末から通話が行われたにも拘わらず、他の発信者端末から着信者端末への通話が行われたと判別する。通信事業者は、発信者端末ではなく、他の発信者端末を利用するユーザに対して通話料などを請求する。他方、発信者端末を利用する発信者は通話料を支払うことなく通話が可能となる。
なりすまし行為に対する技術として、例えば、以下がある。すなわち、受信した電子メールやSMS(Short Message Service)内に記述された電話番号や電子メールアドレスなどのリンク対象情報を電話帳DB(Data Base)から検索し、一致する場合に電話番号等の登録内容を表示させる携帯電話機がある。この技術によれば、発信元情報が偽装された場合でも、操作者に混乱を生じさせないように識別情報が限られたエリアに有効に表示する携帯電話機の提供が可能である、とされる。
特開2009−60354号公報
しかし、リンク対象情報と電話帳DBが一致する場合に登録内容を表示させる技術では、例えば、電話帳DBに登録された電話番号を利用して「なりすまし行為」が可能な場合がある。すなわち、電話帳DBに登録された電話番号を持つ発信者端末を利用するユーザは、電話帳DBに登録された他の電話番号になりすまして通話を行うことが可能である。着信者端末は、当該他の電話番号(なりしました他の電話番号)を電話帳DBに登録している場合、当該他の電話番号に関する登録内容を表示する。従って、発信者端末を利用するユーザは通話料を支払うことなく通話が可能となる。他方、通話を行わなかった他の発信者端末を利用するユーザに通話料が請求される。
そこで、一開示は、なりすまし行為による不正な通話料の発生や通話料の未払いを防止する制御装置、端末装置、及び発信者番号認証方法を提供することにある。
一開示は、制御装置において、電話発信用信号を受信する着信部と、前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号を送信先とする応答信号を送信する信号送信部と、前記応答信号送信後、前記着信部において受信した電話認証用信号に基づいて、前記電話発信用信号に含まれる着信者電話番号を送信先とする前記電話発信用信号を送信する発信部とを備える。
一開示によれば、なりすまし行為による不正な通話料の発生や通話料の未払いを防止する制御装置、端末装置、及び発信者番号認証方法を提供することができる。
図1は通信システムの構成例を表す図である。 図2は通信システムの構成例を表す図である。 図3は発信者端末の構成例を表す図である。 図4は制御システムの構成例を表す図である。 図5は着信者端末の構成例を表す図である。 図6は動作例を表すシーケンス図である。 図7は動作例を表すシーケンス図である。 図8(A)は電話発信用信号、図8(B)は判別信号、図8(C)は応答信号、図8(D)は電話認証用信号のフレーム構成例をそれぞれ表す図である。 図9(A)はメモリに記憶された電話発信用信号、図9(B)はメモリに記憶された待機中の電話発信用信号の例をそれぞれ表す図である。 図10(A)はメモリに記憶された判別信号、図10(B)はメモリに記憶された応答信号の例をそれぞれ表す図である。 図11は電話発信用信号と応答信号の送信又は受信の例を表す図である。 図12は電話発信用信号と応答信号の送信又は受信の例を表す図である。 図13は電話発信用信号と応答信号の送信又は受信の例を表す図である。 図14は発信者端末における動作例を表すフローチャートである。 図15は制御システムにおける動作例を表すフローチャートである。 図16は発信者端末における動作例を表すフローチャートである。 図17は着信者端末における動作例を表すフローチャートである。 図18は制御システムにおける動作例を表すフローチャートである。 図19は着信者端末における動作例を表すフローチャートである。 図20(A)は発信者端末及び着信者端末、図20(B)は制御システムのハードウェア構成例を表す図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。なお、以下の実施例は開示の技術を限定するものではない。そして、各実施の形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、本明細書に記載された用語や技術的内容は、IEEEや3GPPなど通信に関する規格として仕様書に記載された用語や技術的内容が適宜用いられてもよい。
[第1の実施の形態]
図1は第1の実施の形態における通信システム10の構成例を表す図である。通信システム10は、第1、第2、及び第3の端末装置100,101,200と制御装置300を備える。図1の例では、第1の端末装置100が発信者端末、第3の端末装置200が着信者端末であり、第1の端末装置100からの要求により、第1の端末装置100と第3の端末装置200で通話が行われる場合の例を表している。
第1の端末装置100は、宛先入力を行うなどして、電話発信用信号を生成し、生成した電話発信用信号を制御装置300へ送信する。電話発信用信号には、例えば、発信者電話番号と着信者電話番号、タイムスタンプなどを含んでいる。
制御装置300は、着信部330、信号送信部331、及び発信部332を備える。
着信部330は、電話発信用信号を受信する。信号送信部331は、電話発信用信号に含まれる発信者電話番号を送信先とする応答信号を送信する。発信部332は、応答信号送信後、着信部330において受信した電話認証用信号に基づいて、電話発信用信号に含まれる着信者電話番号を送信先とする電話発信用信号を送信する。
発信部332は、電話認証用信号に基づいて、例えば、電話認証用信号と電話発信用信号に含まれる電話番号を確認して、電話発信用信号を送信する。
例えば、第1の端末装置100から送信される電話発信用信号に含まれる発信者電話番号が第1の端末装置100の電話番号であるときは、信号送信部331は応答信号を第1の端末装置100へ送信する。一方、なりすまし行為によって、第1の端末装置100から送信される発信者電話番号が第2の端末装置の電話番号となっているとき、信号送信部331は応答信号を第2の端末装置101へ送信する。この場合、第2の端末装置101は、電話発信用信号を送信しておらず、応答信号を受信しても電話認証用信号を送信することはできない。
従って、第1の端末装置100がなりすまし行為を行ったときは、制御装置300は電話発信用信号を第3の端末装置200へ送信することはない。他方、第1の端末装置100がなりすまし行為を行うことなく正常に発信行為を行ったときは、制御装置300は電話発信用信号を第3の端末装置200へ送信し、第3の端末装置200では発報することが可能となる。
よって、例えば、第1の端末装置100がなりすまし行為を行ったときは、通話を行うことができず、なりすまし行為による不正な通話料の発生や通話料の未払いを防止することが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に第2の実施の形態について説明する。
<通信システムの構成例>
図2は本第2の実施の形態における通信システム10の構成例を表している。通信システム10は、発信者端末100と着信者端末200、及び制御システム300を備える。
発信者端末100と着信者端末200は、例えば、フィーチャーフォン、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、ゲーム装置などの端末装置である。発信者端末100から着信者端末200宛に通話の要求が行われ、その後、2つの端末100,200を利用するユーザ間(又は発信者と着信者間)で通話が行われる。発信者端末100と着信者端末200間は、例えば、通話以外にも、SMS(Short Message Service)や電子メールなどのメッセージなどが交換されてもよい。本第2の実施の形態においては、主に通話について説明するが、このようなメッセージなどが交換される場合も適用可能である。発信者端末100と着信者端末200の詳細は後述する。
制御システム300は、例えば、発信者端末100と着信者端末200との間での通信を制御する制御装置である。発信者端末100と着信者端末200間の通話は、制御システム300を介して行われる。
また、制御システム300は、例えば、発信者端末100からの着信と着信者端末200への発信を行う。この際、制御システム300は、発信者端末番号宛に制御信号を送信したり、着信者端末番号宛に制御信号を送信したりする。制御システム300は、例えば、このような制御信号の交換により、発信者端末100がなりすまし行為を行っているか否かを確認し、その後、通話が可能となっている。なお、制御システム300の詳細については後述する。
なお、発信者端末100は、例えば、第1の実施の形態における第1の端末装置100に対応する。また、着信者端末200は、例えば、第1の実施の形態における第3の端末装置200に対応する。さらに、制御システム300は、例えば、第1の実施の形態における制御装置300に対応する。
<用語の説明>
次に、本第2の実施の形態で用いられる用語について説明する。
発信者端末番号とは、例えば、発信者端末100の電話番号である。また、着信者端末番号は、例えば、着信者端末200の電話番号である。例えば、発信者端末番号は発信者電話番号又は発信者番号でもよいし、着信者端末番号は着信者電話番号又着信者番号であってもよい。
電話発信用信号とは、例えば、発信者が発信者端末100を操作して発信操作を行ったときに発信者端末100から制御システム300へ送信される信号である。また、電話発信用信号は、制御システム300から着信者端末200へ送信される信号でもある。電話発信用信号には、例えば、電話発信号用信号であることを示す信号種別、タイムスタンプ、発信者端末番号、着信者端末番号などが含まれる。
発信信号履歴は、例えば、発信者端末100内に作成する履歴情報である。履歴情報としては、例えば、電話発信用信号に含まれるタイムスタンプ、発信者端末番号、着信者端末番号などがある。
待機中の電話発信用信号は、例えば、制御システム300内のメモリなどに記憶されて待機している電話発信用信号である。
応答信号は、例えば、制御システム300が発信者端末100から電話発信用信号を受信後、電話発信用信号に含まれる発信者端末番号宛に送信する信号である。応答信号には、例えば、応答信号であることを示す信号種別、タイムスタンプ、発信者端末番号、着信者端末番号などが含まれる。
判別信号は、例えば、制御システム300が発信者端末100から電話発信用信号を受信後、着信者端末番号宛へ送信する信号である。判別信号には、例えば、判別信号であることを示す信号種別、タイムスタンプ、発信者端末番号、着信者端末番号などが含まれる。
制御信号は、例えば、応答信号と判別信号を含む信号のことである。
なお、本第2の実施の形態においては、送信と発信、受信と着信は、区別しないで用いる場合がある。
<全体動作例>
次に、図2を参照して、通信システム10における全体動作例について説明する。発信者端末100は、着信者端末番号の入力などによって電話発信用信号を作成し、作成した電話発信用信号を制御システム300へ送信する(S1)。
制御システム300は、電話発信用信号を受信すると、判別信号を着信者端末番号宛へ送信し、応答信号を発信者端末番号宛へ送信する。図2の例では、着信者端末番号は着信者端末200、発信者端末番号は発信者端末100がそれぞれ有している。そのため、制御システム300は、判別信号を着信者端末200へ送信し(S2)、応答信号を発信者端末100へ送信する(S3)。
発信者端末100は、応答信号を受信すると、応答信号と電話発信用信号(S1)に基づいて、なりすまし行為ではなく正常に発信行為を行ったか否かを確認し、正常に発信行為を行ったことを確認すると電話認証用信号を作成し、作成した電話認証用信号を制御システム300へ送信する(S4)。
制御システム300は、電話認証用信号を受信すると、電話発信用信号(S1)と当該電話認証用信号を比較し、比較結果に基づいて電話発信用信号を着信者端末200へ送信する(S5)。
着信者端末200は、電話発信号用信号を受信すると、当該電話発信用信号と判別信号(S2)に基づいて同一の番号を保持しているか否かを判別し、同一の番号を保持しているときは発信音を発報する。
これにより、発信者と着信者で通話を行うことが可能となる。動作例の詳細については後述する。
以降では、通信システム10に含まれる発信者端末100、制御システム300、及び着信者端末200の構成例をそれぞれ説明し、次に、動作例を説明する。
<発信者端末の構成例>
図3は発信者端末100の構成例を表す図である。発信者端末100は、通話制御処理部110とメッセージ処理部120を備える。通話制御処理部110は、例えば、電話発信用信号や電話認証用信号の制御システム300への送信を行う。また、メッセージ処理部120は、例えば、制御システム300から送信された制御信号を受信して認証を行う。
通話制御処理部110は、宛先入力部111、発信部112、発信信号履歴作成部113、及び発信信号履歴保存部114を備える。
宛先入力部111は、例えば、通話の宛先となる着信者端末番号を入力する。宛先入力部111は、例えば、発信者端末100の表示画面に表示された入力ボタンであってもよい。
発信部112は、宛先入力部111から着信者端末番号を受け取ると、当該着信者端末番号を含む電話発信用信号を作成し、作成した電話発信用信号を制御システム300へ送信する。発信部112は、送信した電話発信用信号を発信信号履歴作成部113へ出力する。
また、発信部112は、信号比較部124から電話認証用信号の送信を指示されたとき、電話認証用信号を作成し、作成した電話認証用信号を制御システム300へ送信する。
発信信号履歴作成部113は、発信部112から電話発信用信号を受け取ると、発信信号履歴を作成する。例えば、発信信号履歴作成部113は、電話発信用信号からタイムスタンプ、発信者電話番号、着信者電話番号などを抽出し、抽出したこれらの情報を発信信号履歴として発信信号履歴保存部114へ出力する。
発信信号履歴保存部114は、例えば、内部にメモリ114aを備え、発信信号履歴作成部113から受け取った発信信号履歴を当該メモリ114aに保存する。例えば、発信信号履歴保存部114は、発信信号履歴作成部113から受け取ったタイムスタンプ、発信者電話番号、着信者電話番号などを当該メモリ114aに記憶する。なお、電話発信用信号に含まれるタイムスタンプは、例えば、発信部112における電話発信用信号の制御システム300への送信時間又は発信部112における電話発信用信号の作成時間であってもよい。
メッセージ処理部120は、信号受信部121、信号判定部122、信号保存部123、信号比較部124、及び信号処理部125を備える。
信号受信部121は、制御システム300から送信された応答信号などを受信する。信号受信部121は受信した応答信号などを信号判定部122へ出力する。
信号判定部122は、受信した信号が応答信号か否かを判別する。信号判定部122は、受信した信号が応答信号のときは、受信した応答信号を信号保存部123へ出力し、受信した信号が応答信号ではないときは、受信した信号を信号処理部125へ出力する。応答信号以外の信号としては、例えば、SMSや電子メールなどのアプリケーションに関連する信号などがある。
信号保存部123は、例えば、内部にメモリ123aを備え、信号判定部122から受け取った応答信号を当該メモリ123aへ記憶する。例えば、信号保存部123は、応答信号に含まれるタイムスタンプ、発信者電話番号、着信者電話番号などを抽出し、抽出したこれらの情報をメモリ123aへ保存する。
信号比較部124は、信号保存部123から応答信号、発信信号履歴保存部114から発信信号履歴をそれぞれ読み出して、読み出した応答信号と同一の電話番号を発信者端末100が保持しているか否かを判別する。信号比較部124は、同一の電話番号を保持していると判別したとき、電話認証用信号の送信を発信部112へ指示する。詳細については動作例で説明する。
信号処理部125は、信号判定部122から信号を受け取ると、当該信号の種別に応じた処理を行う。例えば、信号処理部125は、SMSや電子メールに関する信号を受け取ると、これらのアプリケーションに従った処理を行う。
<制御システムの構成例>
図4は制御システム300の構成例を表す図である。制御システム300は、通話制御処理部310とメッセージ処理部320を備える。通話制御処理部310は、例えば、発信者端末100から送信された電話発信用信号と電話認証用信号の受信と、着信者端末200への電話発信用信号の送信などを行う。また、メッセージ処理部320は、制御信号を作成し、作成した制御信号を発信者端末100や着信者端末200へ送信する。
通話制御処理部310は、着信部311、着信待機部312、着信判別部313、発信部314を備える。
着信部311は、発信者端末100から送信された電話発信用信号と電話認証用信号を受信する。着信部311は、受信した電話発信用信号と電話認証信号を着信待機部312へ出力する。
着信待機部312は、受信した電話発信用信号を待機中の電話発信用信号として待機させる。例えば、着信待機部312は、内部にメモリ312aを備え、電話発信用信号に含まれるタイムスタンプ、発信者端末番号、着信者端末番号などを抽出し、抽出したこれらの情報を当該メモリ312aに記憶させることで、電話発信用信号を待機させる。他方、着信待機部312は、例えば、受信した電話認証用信号を待機させることなく、着信判別部313へ出力する。
着信判別部313は、待機中の電話発信用信号と受信した電話認証用信号を比較して、比較結果に基づいて、待機中の電話発信用信号を発信部314へ出力する。
発信部314は、電話発信用信号を着信判別部313から受け取ると、受け取った電話発信用信号を着信者端末200へ送信する。
メッセージ処理部320は、信号作成部321と信号送信部322を備える。
信号作成部321は、待機中の電話発信用信号に基づいて、応答信号と判別信号を作成する。例えば、信号作成部321は、メモリ312aに記憶された電話発信用信号に含まれる発信者端末番号宛の応答信号を作成する。また、例えば、信号作成部321は、メモリ312aに記憶された電話発信用信号に含まれる着信者端末番号宛の判別信号を作成する。信号作成部321は、作成した応答信号と判別信号を信号送信部322へ出力する。
信号送信部322は、電話発信用信号に含まれる発信者端末番号宛へ応答信号を送信し、電話発信用信号に含まれる着信端末番号宛へ判別信号を送信する。
なお、着信部311と着信待機部312は、例えば、第1の実施の形態における着信部330に対応する。また、信号作成部321と信号送信部322は、例えば、第1の実施の形態における信号送信部331に対応する。さらに、着信判別部313と発信部314は、例えば、第1の実施の形態における発信部332に対応する。
<着信者端末の構成例>
図5は着信者端末200の構成例を表す図である。着信者端末200は、通話制御処理部210とメッセージ処理部220を備える。
通話制御処理部210は、例えば、制御システム300から送信された電話発信号用信号の受信を行う。また、メッセージ処理部220は、例えば、制御システム300から送信された制御信号を受信し認証を行う。
通話制御処理部210は、着信部211、着信待機部212、及び着信音発報部213を備える。
着信部211は、制御システム300から送信された電話発信用信号を受信する。着信部211は、受信した電話発信用信号を着信待機部212へ出力する。
着信待機部212は、着信部211から受け取った電話発信用信号を待機させる。例えば、着信待機部212は、内部にメモリを備え、電話発信用信号に含まれるタイムスタンプ、発信者電話番号、着信者電話番号などを抽出し、抽出したこれらの情報を当該メモリに記憶する。
着信音発報部213は、信号比較部224からの指示に従って着信音を発報する。例えば、着信音発報部213は、着信者端末200内のメモリに記憶された着信音のデータを読み出して音声に変換し、変換した音声をスピーカから出力することで、着信音を発報してもよい。
メッセージ処理部220は、信号受信部221、信号判定部222、信号保存部223、信号比較部224、及び信号処理部225を備える。
信号受信部221は、制御システム300から送信された判別信号を受信する。信号受信部221は、例えば、制御システム300から送信された判別信号以外の信号を受信してもよい。このような信号の例としては、SMSや電子メールに関する信号などがある。
信号判定部222は、信号受信部221から受け取った信号が判別信号か否かを判別する。信号判定部222は、受け取った信号が判別信号のときは、当該判別信号を信号保存部223へ出力し、受け取った信号が判別信号以外の信号のときは、当該信号を信号処理部225へ出力する。
信号保存部223は、信号判定部222から受け取った判別信号を保存する。例えば、信号保存部223は、メモリ223aを備え、判別信号に含まれるタイムスタンプ、発信者端末番号、着信者端末番号を抽出し、抽出したこれらの情報をメモリ223aに記憶する。
信号比較部224は、着信待機部212から待機中の電話発信用信号、信号保存部223から判別信号をそれぞれ読み出し、読み出した電話発信用信号と判別信号を比較して、読み出した応答信号と同一の電話番号を持つ電話発信信号を着信者端末200が保持しているか否かを判別する。信号比較部224は、応答信号と同一の電話番号を保持しているとき、着信音発報部213に対して着信音の発報を指示する。他方、信号比較部224は同一の電話番号を保持していないとき、着信音の発報を指示しない。或いは、信号比較部224は、例えば、応答信号と電話発信用信号が同一の電話番号のとき、着信音を発報させるようにしている。
信号処理部225は、信号判定部222から信号を受け取ると、当該信号の種別に応じた処理を行う。例えば、信号処理部225は、SMSに関する信号や電子メールに関する信号を受け取ると、各アプリケーションに従った処理を行う。
<動作例>
次に通信システム10における動作例について説明する。動作例は、図6から図13を用いて通信システム10全体のシーケンス例を説明する。次に、発信者端末100、制御システム300、及び着信者端末200の各々で行われる動作例について図14から図19を用いて説明する。
<通信システム全体のシーケンス例>
図6は通信システム10の動作例を表すシーケンス図である。本動作例も、発信者端末100と着信者端末200の間で通話が行われる場合の例を表している。
発信者端末100が起動されると(S10)、宛先となる着信者端末番号が入力される(S11)。
次に、発信者端末100は、電話発信用信号を作成し、作成した電話発信用信号を制御システム300へ送信する(S12)。例えば、発信部112は、着信者端末番号「090−9999−9999」、発信者端末番号「090−1111−1111」、及び信号作成時間(又は信号送信時間)「12:00:00」を含む当該電話発信用信号を作成して送信する。
図8(A)は電話発信用信号のフレームの構成例を表す図である。当該フレームには、電話発信用信号であることを示す信号種別、タイムスタンプ、発信元の識別番号を示すFrom用番号、着信先の識別番号を示すTo用番号の各フィールドが含まれる。例えば、発信部112は、タイムスタンプフィールドに「12:00:00」、From用番号フィールドに発信者端末100の発信者端末番号「090−1111−1111」、To用番号フィールドに着信者端末200の着信者端末番号「090−9999−9999」を含む電話発信用信号を作成する。発信元と着信先の識別番号は、例えば、IP(Internet Protocol)アドレスであってもよい。
図6に戻り、発信者端末100は電話発信用信号を送信後、電話発信用信号の履歴を作成し、電話発信用信号履歴をメモリ114aに保存する(S13)。例えば、発信信号履歴保存部114は、着信者端末番号「090−9999−9999」、発信者端末番号「090−1111−1111」、及びタイムスタンプ「12:00:00」をメモリ114aに保存する。
図9(A)はメモリ114aにおける発信信号履歴の記憶例を表す図である。発信信号履歴は、例えば、図9(A)に示すようにデータベース構造となっていてもよい。例えば、タイムスタンプフィールドには、タイムスタンプ「12:00:00」、From番号フィールドには発信者端末番号「090−1111−1111」、To番号フィールドには着信者端末番号「090−9999−9999」が記憶される。
図6に戻り、制御システム300は、発信者端末100から送信された電話発信用信号を受信すると(S14)、着信した電話発信用信号を待機させる(S15)。例えば、着信待機部312は、各フィールドから、タイムスタンプ「12:00:00」、発信者端末番号「090−1111−1111」、着信者端末番号「090−9999−9999」などを抽出し、抽出したこれらの情報をメモリ312aに記憶する。図9(B)はメモリ312aにおける待機中の電話発信用信号の記憶例を表している。
図6に戻り、次に、制御システム300は、待機中の電話発信用信号に基づいて、判別信号を着信者端末200へ送信する(S16)。例えば、信号作成部321は、待機中の電話発信用信号に含まれる着信者端末番号「090−9999−9999」宛の判別信号を生成する。図8(B)は判別信号のフレーム構成例を表す図である。この場合、信号作成部321は、From用番号には発信者端末100の発信者端末番号「090−1111−1111」、To用番号には着信者端末200の着信者端末番号「090−9999−9999」を含む判別信号を作成する。
ここで、制御システム300は、着信者端末番号宛の判別信号を着信者端末200へ送信することが可能な理由について以下説明する。
各端末100,200は、制御システム300へ接続する際に、制御システム300に対して位置登録処理を行う。制御システム300では、位置登録処理により、各端末100,200がどの基地局に接続されているのかなどにより、各端末100,200の現在位置などを把握することが可能となる。例えば、以下のようにして位置登録処理が行われる。
すなわち、各端末100,200は、位置登録の際に、自局の電話番号と、自端末を他端末と識別する端末識別番号を制御システム300へ送信する。また、基地局は、自基地局において端末100,200が位置登録を行った場合、自基地局の識別情報を制御システム300へ送信する。制御システム300は、端末100の識別番号と端末100の電話番号、及び端末100が位置登録を行った基地局の識別情報を結び付けて関連情報としてメモリに保存する。また、制御システム300は、端末200の識別番号と端末200の電話番号、及び端末200が位置登録を行った基地局の基地局情報を結び付けて関連情報としてメモリに保存する。これにより、例えば、制御システム300は、ある識別番号を有する端末100の電話番号がどの端末の電話番号であって、そのような識別番号(又は電話番号)を持つ端末100がどの基地局に現在接続されているのかを把握することが可能となる。また、制御システム300は、他の識別番号を有する端末200の電話番号がどの端末の電話番号であって、そのような識別番号(又は電話番号)を持つ端末200がどの基地局に現在接続されているのかを把握することが可能である。
従って、制御システム300は、このような関連情報に基づいて、例えば、電話番号「090−9999−9999」を有し、かつ、ある基地局に接続している端末200に対して、電話番号「090−9999−9999」宛の判別信号を、当該基地局を介して送信することが可能となる。
後述する応答信号についても同様である。例えば、制御システム300は、関連情報に基づいて、電話番号「090−1111−1111」を有し、かつ、ある基地局に接続している端末100に対して、電話番号「090−1111−1111」宛の判別信号を、当該基地局を介して送信することが可能となる。
なお、このような関連情報は、制御システム300ではなく、他の装置などに保持されてもよい。この場合、制御システム300は当該他の基地局から関連情報を取得して、当該電話番号宛の送信を行ってもよい。
例えば、信号作成部321や信号送信部322は、関連情報に基づいて、着信者端末番号「090−9999−9999」宛の判別信号を、着信者端末200へ送信する。
着信者端末200は、判別信号を受信すると(S17)、当該判別信号をメモリ223aに保存する(S18)。図10(A)はメモリ223aにおける判別信号の記憶例を表している。
図6に戻り、一方、制御システム300は、待機中の電話発信用信号に基づいて、応答信号を発信者端末100へ送信する(S19)。例えば、信号作成部321は、待機中の電話発信用信号に含まれる発信者端末番号「090−1111−1111」宛の応答信号を作成する。
図8(C)は応答信号のフレーム構成例を表す図である。例えば、信号作成部321は、To用番号フィールドに発信者端末番号である「090−1111−1111」、From用番号フィールドに制御システム300のIPアドレスをそれぞれ含む応答信号を作成する。また、信号作成部321は、例えば、タイムスタンプフィールドに応答信号を送信した時間又は応答信号を作成した時間「12:00:02」を含む当該応答信号を作成する。さらに、信号作成部321は、他のフィールドに電話発信用信号の着信者端末番号である「090−9999−9999」を含む当該応答信号を作成する。
この場合も、判別信号と同様に、制御システム300は関連情報に基づいて応答信号を端末100へ送信することが可能である。すなわち、制御システム300では、端末100の電話番号、端末100が現在どの基地局に接続しているのか、などに基づいて、発信者端末番号「090−1111−1111」を有する発信者端末100へ、応答信号を送信することが可能である。
ここで、なりすまし行為が行われた場合の電話発信用信号と応答信号の関係例について、図11から図13を用いて説明する。
例えば、図11に示すように、発信者端末100が自局の電話番号「090−1111−1111」ではなく、成りすまし行為により、「090−1234−1234」で電話発信用信号を送信した場合を考える。この場合、制御システム300は、関連情報に基づいて、発信者端末番号「090−1234−1234」宛に応答信号を送信する(S3’)。すなわち、制御システム300は、関連情報に基づいて、発信者端末番号「090−1234−1234」を有する端末がどの基地局に接続されているのかを把握している。そのため、制御システム300は、当該基地局を介して、発信者端末番号「090−1234−1234」を有する端末へ、応答信号を送信することが可能となる。この場合、なりすまし行為を行った発信者端末100へは応答信号が送信されない。
他方、図12に示すように、発信者端末100が、なりすまし行為を行うことなく正常に発信者端末番号「090−1111−1111」を利用して電話発信用信号を送信した場合を考える。この場合、制御システム300は、関連情報に基づいて、応答信号を当該端末100へ送信することが可能となる(S3)。電話発信用信号を送信した発信者端末100に対して応答信号が送信されることになる。
また、図13に示すように、他の端末101(例えば第1の実施の形態における第2の端末装置101に対応する)によるなりすまし行為により発信者端末100の発信者端末番号「090−1111−1111」が利用された場合(S1’)を考える。この場合、制御システム300は、関連情報に基づいて、応答信号を発信者端末100へ送信する(S3’’)。この場合、発信者端末100は自局で電話発信用信号を送信していないにも拘わらず応答信号を受信することになる。
このように制御システム300では、関連情報に基づいて、発信者端末番号を有する端末100へ判別信号を送信することで、発信者端末番号宛へ判別信号を送信することが可能となる。
図6に戻り、次に、発信者端末100は制御システム300から送信された応答信号を受信し(S20)、受信した応答信号をメモリ123aに保存する(S21)。図10(B)はメモリ123aにおける応答信号の記憶例を表している。
図6に戻り、発信者端末100は、応答信号を保存すると(S21)、発信信号履歴と応答信号を比較して、発信信号履歴と応答信号のタイムスタンプが一定時間内であり、かつ、同一の番号を有しているか否かを判別する(図7のS22)。例えば、信号比較部124は、発信信号履歴のFrom番号フィールドの発信者端末番号「090−1111−1111」と、応答信号のTo番号フィールドの着信者端末番号「090−1111−1111」が一致するか否かを判別する。
ここで、発信者端末100が電話発信用信号の発信者端末番号と応答信号の着信者端末番号を比較するのは、例えば、以下の理由による。
すなわち、例えば、図11から図13に示すように、制御システム300は電話発信用信号に含まれる発信者端末番号宛に応答信号を送信する(S3,S3’,S3’’)。従って、応答信号は発信者端末番号を有する端末へ送信されることになる。発信者端末100がなりすまし行為を行うことなく電話発信用信号を送信した場合、応答信号は当該発信者端末100において受信される。従って、発信者端末100では、電話発信用信号の発信者端末番号と、応答信号の着信者端末番号が一致するか否かを確認することで、発信者端末100自身が自局の電話番号を利用したものであり、なりすまし行為ではないことを確認することが可能である。
また、発信者端末100と着信者端末200が同時(又は一定時間内)に互いの電話番号を用いてなりすまし行為を行う場合もあり得る。この場合、発信者端末100はなりすまし行為により電話発信号用信号(発信者端末番号、着信者端末番号ともに「090−9999−9999」)を送信し、着信者端末200において応答信号を受信する。着信者端末200においてもなりすまし行為により電話発信用信号(発信者端末番号、着信者端末番号ともに「090−1111−1111」)を送信し、発信者端末100において応答信号(着信者端末番号「090−1111−1111」)を受信する。この場合、発信者端末100では、発信信号履歴の発信者端末番号「090−9999−9999」と、応答信号の着信者端末番号「090−1111−1111」を比較すると、両者は一致しない。従って、発信者端末100は、両者を比較することで、発信者端末100と着信者端末200で同時(又は一定時間内)になりすまし行為を行ったか否かの確認も可能となる。
なお、発信者端末100においてタイムスタンプが一定時間内か否かを確認しているのは、例えば、図11に示すように、電話発信用信号を送信したにも拘わらず応答信号を受信しない場合を考慮したものである。この場合、発信者端末100において、なりすまし行為が行われることになるため、発信信号履歴のタイムスタンプと応答信号のタイムスタンプが一定時間内か否かの確認により、なりすまし行為の確認も可能となる。
図7に戻り、発信者端末100は、発信信号履歴と応答信号のタイムスタンプが一定時間内であり、かつ、同一の番号を有していると判別すると、電話認証用信号を制御システム300へ発信する(S23)。図8(D)は電話認証用信号のフレーム構成例を表している。例えば、発信部112は、タイムスタンプには電話認証信号を送信又は作成した時間「12:00:03」、From用番号フィールドには発信者端末番号「090−1111−1111」、To用番号フィールドには着信者端末番号「090−9999−9999」を含む電話認証用信号を作成する。電話認証用信号の発信者端末番号と着信者端末番号は、電話発信用信号(S12)の発信者端末番号と着信者端末番号とそれぞれ同一となっている。
図7に戻り、制御システム300は電話認証用信号を受信し(S24)、受信した電話認証用信号と待機中の電話発信用信号を比較して、電話認証用信号と同一の電話番号を持つ電話発信用信号を保持しているか否かを判別する(S25)。例えば、着信判別部313は、電話認証信号の着信者端末番号と発信者端末番号が、待機中の電話発信用信号の着信者端末番号と発信者端末番号とそれぞれ同一か否かを判別する。図7では2つの信号の電話番号が同一の場合の例を表している。
制御システム300は、電話認証用信号と同一の電話番号を保持していると判別したとき、待機中の電話発信用信号を着信者端末番号宛へ送信する(S26)。例えば、発信部314は、関連情報に基づいて、待機中の電話発信用信号(To用番号として着信者端末番号「090−9999−9999」、From用番号として発信者端末番号「090−1111−1111」)を着信者端末200へ送信する。電話発信用信号のフレーム構成例は、例えば、図8(A)に示すものであってもよい。
図7に戻り、着信者端末200は、制御システム300から送信された電話発信用信号を受信する(S27)。そして、着信者端末200は、受信した電話発信用信号の発信者端末番号と、判別信号の発信者端末番号を比較し、電話発信用信号の発信者端末番号と同一の発信者端末番号を保持しているか否かを判別する(S28)。
着信者端末200は、電話発信用信号の発信者端末番号と同一の発信者端末番号を保持していると判別したときは、着信音を発報し、発信者端末100からの発信があることを着信者に知らせる。(S29)。
そして、着信者端末200は保存した判別信号を削除する(S30)。また、発信者端末100においても保存した応答信号と発信信号履歴を削除する(S31,S32)。
以降では、発信者端末100、制御システム300、及び着信者端末200の各々で行われる動作例について説明する。
<電話発信用信号送信の際の発信者端末の動作例>
図14は電話発信用信号送信の際の発信者端末100における動作例を表すフローチャートである。図14に示す動作例は、例えば、図6のS10からS13に対応する。
発信者端末100は、処理を開始すると(S50)、発信者により発信者端末100が起動され(S51(S10))、宛先の入力が行われる(S52(S11))。
次に、発信者端末100は、電話発信用信号を作成し、作成した電話発信用信号を制御システム300へ送信する(S53(S12))。
次に、発信者端末100は、発信信号履歴を作成し(S54(S13))、作成した発信信号履歴をメモリ114aに保存する(S55(S13))。
次に、発信者端末100はタイマーを起動する(S56)。例えば、発信者端末100は、タイマーにより、電話発信用信号を送信後(又は電話発信用信号履歴作成後、或いは電話発信用信号履歴を保存後)、制御システム300から応答信号を受信するまでの時間をカウントする。例えば、発信信号履歴保存部114は電話発信用信号履歴を保存した後、信号受信部121に対してその旨を通知し、信号受信部121は当該通知を受けてタイマーの起動を開始する。タイマーは、例えば、信号受信部121内に含まれてもよい。なお、タイマーの起動開始は、電話発信用信号送信直後(S54)でもよいし、発信信号履歴作成直後(S54(S13))でもよい。
そして、発信者端末100は信号受信待機状態へと移行する(S57)。
<電話発信用信号受信から応答信号送信までの制御システムの動作例>
図15は、電話発信用信号受信後、応答信号送信までの制御システム300における動作例を表すフローチャートである。図15に示す動作例は、例えば、図6のS14からS16,及びS19に対応する。
制御システム300は、処理を開始すると(S60)、発信者端末100から電話発信用信号を受信し(S61(S14))、受信した電話発信用信号を待機させる(S62(S15))。
次に、制御システム300は、判別信号を作成し(S63)、作成した判別信号を着信者端末番号宛へ送信する(S64(S16))。
次に、制御システム300は、応答信号を作成し(S65)、作成した応答信号を発信者端末番号宛へ送信する(S66(S19))。
次に、制御システム300は、タイマーを起動する(S67)。例えば、着信部311は内部タイマーを備え、信号送信部322から応答信号を送信した旨の通知を受けると、タイマーの起動を開始する。例えば、制御システム300は、タイマーにより、応答信号送信後、発信者端末100から電話認証用信号を受信するまでの時間をカウントする。
そして、制御システム300は信号受信待機状態へ移行する(S68)。
<応答用信号受信の際の発信者端末の動作例>
図16は、発信者端末100において、応答信号を制御システム300から受信する際の動作例を表すフローチャートである。図16に示す動作例は、例えば、図6のS20から図7のS23、及びS31からS32に対応する。
発信者端末100は、信号受信待機状態(S57)において、一定時間内に信号を受信したか否かを判別する(S70)。例えば、信号受信部121は、制御システム300から信号を受信したとき、起動させたタイマー(図14のS56)のカウント時間を取得し、取得したカウント時間が一定時間内か否かにより判別する。
発信者端末100は、一定時間内に信号を受信したとき(S70でyes,S71(S20))、受信した信号が応答信号か否かを判別する(S72)。例えば、信号判定部122は受信した信号の信号種別(例えば図8(C))に基づいて応答信号か否かを判別する。
発信者端末100は、受信した信号が応答信号のとき(S72でyes)、応答信号をメモリ123aに保存する(S73(S21))。
次に、発信者端末100は、応答信号と発信信号履歴のタイムスタンプが一定時間内で、かつ、応答信号と同一の発信者番号及び着信者端末番号を保持しているか否かを判別する(S74(S22))。例えば、信号比較部124は、発信信号履歴のタイムスタンプ「12:00:00」と応答信号のタイムスタンプ「12:00:02」の差が一定時間内か否かを判別する。さらに、例えば、信号比較部124は、発信信号履歴のFrom番号フィールドの発信者端末番号「090−1111−1111」と、応答信号のTo番号フィールドの着信元端末番号「090−1111−1111」が一致しているか否かを判別する。
発信者端末100は、応答信号と発信信号履歴のタイムスタンプが一定時間内で、かつ、応用信号と同一の発信者端末番号及び着信者端末番号を保持しているとき(S74でyes)、電話認証用信号を制御システム300へ送信する(S75(S23))。発信者端末100は、例えば、なりすまし行為を行うことなく正常に発信行為を行ったことを確認したことで、電話認証用信号を制御システム300へ送信している。
次に、発信者端末100は、応答信号をメモリ123aから削除し(S76(S31))、発信信号履歴をメモリ114aから削除する(S77(S32))。
そして、発信者端末100は一連の処理を終了する(S78)。
一方、発信者端末100は、応答信号と発信信号履歴のタイムスタンプが一定時間内ではないとき、又は、応答信号と同一の発信者端末番号及び着信者端末番号を保持していないとき(S74でno)、電話認証用信号を送信することなく、S76以降の処理を行う。この場合は、発信者端末100がなりすまし行為を行ったか(例えば図11)、或いは、発信者端末100がなりすましの行為を受けた場合(例えば図13)である。このような場合は、発信者端末100は電話認証用信号を制御システム300へ送信しない。発信者端末100は、電話認証用信号を送信しないことで、例えば、自端末がなりすまし行為に関わっていることを制御システム300へ知らせている、と考えることも可能である。
一方、発信者端末100は、受信した信号が応答信号ではないとき(S72でno)、受信した信号に対応した処理を行い(S79)、S70の処理へ移行する。
一方、発信者端末100は、一定時間内に制御システム300から信号を受信していないとき(S70でno)、発信信号履歴を削除し(S77(S32))、一連の処理を終了する(S78)。
<判別信号受信の際の着信者端末の動作例>
図17は、判別信号受信の際の着信者端末200の動作例を表すフローチャートである。図17に示す動作例は、例えば、図6のS17とS18に対応する。
着信者端末200は、処理を開始すると(S80)、信号を受信し(S81(S17))、受信した信号が判別信号か否かを判別する(S82)。例えば、信号判定部222は、受信した信号の信号種別(例えば図8(B))に基づいて判別信号か否かを判別する。
着信者端末200は、受信した信号が判別信号のとき(S82でyes)、受信した判別信号をメモリ223aに保存する(S83(S18))。
次に、着信者端末200は、タイマーを起動する(S84)。例えば、信号受信部221は、判別信号受信したときに内部タイマーの起動を開始させる。例えば、着信者端末200は、タイマーにより、判別信号を受信後、電話発信用信号を制御システム300から受信するまでの時間をカウントする。
そして、着信者端末200は、電話発信用信号の受信待機状態へ移行する(S85)。
一方、着信者端末200は、受信した信号が判別信号ではないときは、受信した信号の種別に対応した処理を行い(S86)、S81の処理へ移行する。
<判別信号及び応答信号送信後の制御システムにおける動作例>
図18は、判別信号及び応答信号送信後の制御システム300における動作例を表すフローチャートである。図18に示す動作例は、例えば、例えば、図7のS24からS26に対応する。
制御システム300は、信号受信待機状態に移行後(S68)、一定時間内に信号を受信したか否かを判別する(S90)。例えば、着信部311は、発信者端末100から送信された信号を受信したとき、起動させたタイマー(図15のS67)のカウント時間を取得し、取得したカウント時間が一定時間内か否かにより判別する。
制御システム300は、一定時間内に信号を受信したとき(S90でyes,S91)、受信した信号が電話認証用信号であるか否かを判別する(S92(S24))。例えば、着信判別部313は、受信した信号の信号種別(例えば図8(D))に基づいて電話認証用信号か否かを判別する。
制御システム300は、受信した信号が電話認証用信号であるとき(S92でyes)、受信した電話認証用信号と同一の発信端末番号及び着信端末番号を持つ電話発信用信号を保持しているか否かを判別する(S93(S25))。上述したように、着信判別部313は、例えば、電話認証用信号の着信者端末番号と待機中の電話発信用信号の着信端末番号が同一で、かつ、電話認証用信号の発信者端末番号と待機中の電話発信用信号の発信者端末番号が同一であるか否かを判別する。
制御システム300は、受信した電話認証用信号と同一の発信端末番号及び着信端末番号を持つ電話発信用信号を保持しているとき(S93でyes)、待機中の電話発信用信号を着信者端末200へ送信する(S94(S26))。
そして、制御システム300は一連の処理を終了する(S95)。
一方、制御システム300は、受信した電話認証用信号と同一の発信端末番号及び着信端末番号を持つ電話発信用信号を保持していないとき(S93(S25)でno)、受信した電話認証用信号を破棄し(S97)、待機中の電話発信用信号も破棄する(S98)。この場合は、例えば、制御システム300は、電話認証用信号を受信しても、対応する待機中の電話発信用信号を保持していない場合である。この場合、制御システム300では、受信した電話認証用信号を破棄し、当該電話認証信号に対応しない待機中の電話発信用信号を破棄する。例えば、着信判別部313は、メモリ312aに記憶された電話発信用信号を破棄し、受け取った電話認証用信号を破棄する。
そして、制御システム300は一連の処理を終了する(S95)。
一方、制御システム300は、受信した信号が電話認証用信号でないとき(S92でno)、受信した信号が待機中の電話発信用信号と同一の着信者端末宛の信号であるか否かを判別する(S96)。
ここでは、例えば、以下のような場合を想定している。すなわち、発信者端末Aが着信者端末Bへ発信中に発信者端末Cから着信者端末Bへ発信行為が行われる場合がある。複数の発信者端末から同一の着信者端末へ電話発信用信号が送信される場合である。この場合、制御システム300は、先行する発信者端末Aから着信者端末Bへの電話発信用信号を待機させる。その後、発信者端末Aは制御システム300へ電話認証用信号を送信する。しかし、発信者端末Cが当該電話認証用信号の送信より早いタイミングで、着信者端末B宛の電話発信用信号を送信した場合、制御システム300は、同一の着信者端末B宛の発信者端末Aからの電話発信用信号と、発信者端末Cからの電話発信用信号の2つの信号を受信する。この場合、制御システム300は、2つの電話発信用信号を共存して保持している状態となる。
このように、制御システム300は、待機中の電話発信用信号と同一の着信者端末200宛への信号を受信したとき(S96でyes)、先行して受信した電話発信用信号を優先し、後発の電話発信用信号を破棄する(S97,S98)。例えば、着信判別部313は、先行する発信者端末Aから着信者端末B宛の電話発信用信号を優先し、後発の発信者端末Cから着信者端末B宛の電話発信用信号を破棄する。
そして、制御システム300は一連の処理を終了する(S95)。
一方、制御システム300は、同一の着信者端末宛の信号を受信していないとき(S96でno)、図15のS62へ移行する。
ここでは、例えば、以下のような場合を想定している。すなわち、先行して発信者端末Aから着信者端末Bへの発信と、後発の発信者端末Cから着信者端末Dへの発信の2つの発信が行われる場合がある。そして、発信者端末Aが電話認証用信号を制御システム300へ送信するより早いタイミングで、発信者端末Cが着信者端末D宛の電話発信用信号を制御システム300へ送信する場合がある。この場合、制御システム300では、発信者端末Aから着信者端末Bへ電話発信用信号と、発信者端末Cから着信者端末Dへの電話発信用信号を共存して保持する。この場合、2つの電話発信用信号について着信者端末が異なる相手となっているため、競合することはない。従って、制御システム300などにおいては、2つの電話発信用信号を共存させて、各々の電話発信用信号に対して上述した処理を行うようにする。そのため、図15のS62へ処理を移行させて、各々の電話発信用信号に対して制御システム300などで上述した処理を行わせるようにしている。例えば、着信判別部313は、先行して待機させた電話発信用信号と同様に、後発で受信した電話発信用信号を着信待機部312において待機させるようにしてもよい。
図18に戻り、一方、制御システム300は、一定時間内に信号を受信しないとき(S90でno)、待機中の電話発信用信号をメモリ312aから破棄し(S98)、一連の処理を終了する(S95)。
<電話発信用信号受信の際の着信者端末の動作例>
図19は、電話発信用信号を受信する際の着信者端末200の動作例を表すフローチャートである。図19に示す動作例は、例えば、図7のS27からS30までに対応する。
着信者端末200は、電話発信用信号の受信待機状態のとき(S85)、一定時間内に制御システム300から電話発信用信号を受信したか否かを判別する(S100)。例えば、信号受信部221は、制御システム300から送信された信号を受信したとき、起動させたタイマー(図15のS84)のカウント時間を取得し、取得したカウント時間が一定時間内か否かにより判別する。
着信者端末200は、一定時間内に電話発信用信号を受信すると(S100でYes、S101(S27))、受信した電話発信用信号と判別信号が同一の発信者端末番号であるか否かを判別する(S102(S28))。上述したように、例えば、信号比較部224は、受信した電話発信用信号の発信者端末番号と保存した判別信号の発信者端末番号が一致しているか否かにより判別する。或いは、信号比較部224は、例えば、電話発信用信号の発信者端末番号が判別信号の発信者端末番号と同一で、かつ、電話発信用信号の着信者端末番号と判別信号の着信者端末番号と同一であるか否かを判別してもよい。
着信者端末200は、電話発信用信号と判別信号が同一の発信者端末番号のとき(S102でyes)、着信者端末200の着信音を発報する(S103(S29))。
そして、着信者端末200は判別信号をメモリ223aから削除し(S104(S30))、一連の処理を終了する(S105)。
一方、着信者端末200は、受信した電話発信者用信号と判別信号が同一の発信者端末番号ではないとき(S102でno)、受信した電話発信用信号を破棄する(S106)。例えば、信号比較部224は、同一の発信者端末番号ではないと判別したとき、着信待機部212において保持された電話発信用信号を破棄する。
そして、着信者端末200は、保存した判別信号を削除し(S104(S30))、一連の処理を終了する(S105)。
一方、着信者端末200は、一定時間内に制御システム300から信号を受信しないとき(S100でno)、判別信号を削除し(S104)、一連の処理を終了する(S105)。
このように本第2の実施の形態においては、例えば、制御システム300における応答信号の発信者番号宛への送信と、発信者端末100における発信行為の確認により、発信者端末100に対する認証(又は発信者に対する認証)を行うことが可能となる。
これにより、例えば、発信者端末100がなりすまし行為を行っても、応答信号は発信者端末100へは送信されず、発信者端末100からは電話認証信号は制御システム300へ送信されない。従って、制御システム300は電話発信用信号を発信者電話番号宛へ送信することなく、なりすまし行為を行った発信者端末100と着信者端末200の間で通話が成立しない。また、制御システム300は発信者番号宛へ応答信号を送信するため、当該番号を有するなりすまされた他の端末が応答信号を受信する。他の端末は、応答信号を受信しても電話発信用信号を送信していないため、電話認証用信号を送信しない。この場合、制御システム300では、電話認証用信号を受信することがないため、電話発信用信号を着信者電話番号宛へ送信することはなく、なりすまされた他の端末と着信者端末200の間でも通話は成立しない。よって、本通信システム10においては、なりすまし行為による不正な通話料の発生や通話料の未払いを防止することが可能となる。
[その他の実施の形態]
次にその他の実施の形態について説明する。図20(A)は発信者端末100、図20(B)は制御システム300のハードウェアの構成例をそれぞれ表す図である。なお、図20(A)は着信者端末200のハードウェアの構成例も表している。
発信者端末100は、CPU(Central Processing Unit)150、ROM(Read Only Memory)151、RAM(Random Access Memory)152、メモリ153、及び無線部154を備える。
CPU150は、ROM151に記憶されたプログラムを読み出して、RAM152にロードし、ロードしたプログラムを実行する。これにより、例えば、CPU150は、第2の実施の形態における宛先入力部111、発信部112、発信信号履歴作成部113、信号判定部122、信号比較部124、及び信号処理部125の機能を実行することが可能となる。CPU150は、例えば、宛先入力部111、発信部112、発信信号履歴作成部113、信号判定部122、信号比較部、及び信号処理部125に対応する。また、無線部154は、例えば、第2の実施の形態における発信部112と信号受信部121に対応する。さらに、メモリ153は、例えば、第2の実施の形態における発信信号履歴保存部114と信号保存部123に対応する。
また、CPU150は、ロードしたプログラムを実行することで、第2の実施の形態における着信部211、着信音発報部213、信号判定部222、及び信号処理部225の機能を実行することが可能である。従って、CPU150は、例えば、着信部211、着信音発報部213、信号判定部222、及び信号処理部225に対応する。また、無線部154は、例えば、第2の実施の形態における着信部211、信号受信部221に対応する。さらに、メモリ153は、第2の実施の形態における着信待機部212と信号保存部223に対応する。
制御システム300は、CPU350、ROM351、RAM352、メモリ353、及びIF(Interface)354を備える。CPU350は、ROM351に記憶されたプログラムを読み出してRAM352にロードし、ロードしたプログラムを実行することで、第2の実施の形態における着信判別部313と信号作成部321の機能を実行することが可能である。CPU350は、例えば、着信判別部313と信号作成部321に対応する。また、メモリ353は、例えば、第2の実施の形態における着信待機部312に対応する。さらに、IF354は、例えば、第2の実施の形態における着信部311、発信部314、及び信号送信部322に対応する。
上述した実施の形態において、着信者端末200では判別信号と電話発信用信号を比較する例(例えば図7のS28)について説明した。例えば、着信者端末200ではこのような比較を行うことなく、電話発信用信号を受信したとき、着信音を発報するようにしてもよい。例えば、制御システム300から電話認証用信号が着信者端末200へ送信される時点で、発信者端末100においてなりすまし行為がなく正常に発信行為を行ったことが十分確認されているからである。この場合、制御システム300は判別信号を送信しなくてもよい。
以上まとめると付記のようになる。
(付記1)
電話発信用信号を受信する着信部と、
前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号を送信先とする応答信号を送信する信号送信部と、
前記応答信号送信後、前記着信部において受信した電話認証用信号に基づいて、前記電話発信用信号に含まれる着信者電話番号を送信先とする前記電話発信用信号を送信する発信部と
を備えることを特徴とする制御装置。
(付記2)
前記信号送信部は、前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号を着信先、前記制御装置を発信元とする前記応答信号を送信することを特徴とする付記1記載の制御装置。
(付記3)
前記信号送信部は、前記電話発信用信号を受信したとき、前記電話発信用信号に含まれる着信者端末番号を送信先とし、前記電話発信用信号と同一の発信者電話番号と着信者電話番号を有する判別信号を送信することを特徴とする付記1記載の制御装置。
(付記4)
更に、前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号と前記電話認証用信号に含まれる発信者電話番号が同一で、かつ、前記電話発信用信号に含まれる着信者電話番号と前記電話認証用信号に含まれる着信者電話番号が同一か否かを判別する着信判別部を備え、
前記発信部は、前記着信判別部において、前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号と前記電話認証用信号に含まれる発信者電話番号が同一で、かつ、前記電話発信用信号に含まれる着信者電話番号と前記電話認証用信号に含まれる着信者電話番号が同一であると判別されたとき、前記電話発信用信号を送信することを特徴とする付記1記載の制御装置。
(付記5)
前記着信判別部は、前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号と前記電話認証用信号に含まれる発信者電話番号が同一ではなく、又は、前記電話発信用信号に含まれる着信者電話番号と前記電話認証用信号に含まれる着信者電話番号が同一ではないと判別したとき、前記電話発信用信号と前記電話認証用信号を破棄することを特徴とする付記4記載の制御装置。
(付記6)
更に、前記応答信号送信後、前記着信部において受信した信号が前記電話認証用信号以外の信号であって、当該信号の着信者電話番号と前記電話発信用信号の着信者電話番号が同一のとき、当該信号を破棄する着信判別部を備えることを特徴とする付記1記載の制御装置。
(付記7)
更に、前記電話発信用信号を記憶するメモリを備え、
前記着信判別部は、前記着信部において受信した信号が前記電話認証用信号以外の信号であって、当該信号の着信者電話番号と前記電話発信用信号の着信者電話番号が同一ではないとき、当該信号を前記メモリに記憶することを特徴とする付記6記載の制御装置。
(付記8)
発信者電話番号と着信者電話番号を含む電話発信用信号を制御装置へ送信する発信部と、
前記制御装置から送信された応答信号を受信する信号受信部とを備え、
前記発信部は、前記応答信号に含まれる着信者電話番号と前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号が一致するとき、電話認証用信号を前記制御装置へ送信することを特徴とする端末装置。
(付記9)
前記発信部は、前記応答信号の送信時間又は作成時間と、前記電話発信用信号の送信時間又は作成時間が一定時間内のときであって、前記応答信号に含まれる着信者電話番号と前記発信用信号に含まれる発信者電話番号が一致するとき、前記電話認証用信号を前記制御装置へ送信することを特徴とする付記8記載の端末装置。
(付記10)
更に、信号比較部を備え、
前記信号比較部は、前記応答信号に含まれる着信者電話番号と前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号が一致するとき、前記発信部に対して前記電話認証用信号の送信を指示し、
前記発信部は当該指示に従って前記電話認証用信号を送信することを特徴とする付記8記載の端末装置。
(付記11)
前記発信部は、前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号と着信者電話番号と同一の発信者電話番号と着信者電話番号を有する前記電話認証用信号を送信することを特徴とする付記8記載の端末装置。
(付記12)
制御装置から送信された判別信号を受信する信号受信部と、
前記制御装置から送信された電話発信用信号を受信する着信部と、
前記判別信号に含まれる発信者電話番号及び着信者電話番号が、前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号及び着信者電話番号とそれぞれ一致するとき、着信音を発報させる信号比較部と
を備えることを特徴とする端末装置。
(付記13)
第1、第2、及び第3の端末装置と制御装置を有する通信システムにおける発信者番号認証方法であって、
前記第1の端末装置によって、電話発信用信号を前記制御装置へ送信し、
前記制御装置によって、前記電話発信用信号を受信し、前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号を送信先とする応答信号を送信し、
前記第1の端末装置によって、前記制御装置から受信した前記応答信号に含まれる着信者電話番号と前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号が一致するとき、電話認証用信号を前記制御装置へ送信し、
前記制御装置によって、前記応答信号送信後、受信した前記電話認証用信号に基づいて、前記電話発信用信号に含まれる着信者電話番号を送信先とする前記電話発信用信号を送信し、
前記第3の端末装置によって、前記制御装置から送信された前記電話発信用信号を受信する、
ことを特徴とする発信者番号認証方法。
(付記14)
第1、第2、及び第3の端末装置と制御装置を有する通信システムにおいて、
前記第1の端末装置は、
発信者電話番号と着信者電話番号を含む電話発信用信号を制御装置へ送信する第1の発信部と、
前記制御装置から送信された応答信号を受信する第1の信号受信部とを備え、
前記第1の発信部は、前記応答信号に含まれる着信者電話番号と前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号が一致するとき、電話認証用信号を前記制御装置へ送信し、
前記制御装置は、
前記電話発信用信号を受信する第1の着信部と、
前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号を送信先とする応答信号を送信する信号送信部と、
前記応答信号送信後、受信した前記電話認証用信号に基づいて、前記電話発信用信号に含まれる着信者電話番号を送信先とする前記電話発信用信号を送信する第2の発信部とを備え、
前記第3の端末装置は、
前記制御装置から送信された前記電話発信用信号を受信する第2の着信部を備える
ことを特徴とする通信システム。
(付記15)
着信部と、信号送信部と、発信部を備える制御装置における発信者番号認証方法であって、
前記着信部によって、電話発信用信号を受信し、
前記信号送信部によって、前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号を送信先とする応答信号を送信する信号送信部と、
前記発信部によって、前記応答信号送信後、前記着信部において受信した電話認証用信号に基づいて、前記電話発信用信号に含まれる着信者電話番号を送信先とする前記電話発信用信号を送信する
ことを特徴とする発信者番号認証方法。
(付記16)
発信部と信号受信部を備える端末装置における発信者番号認証方法であって、
前記発信部により、発信者電話番号と着信者電話番号を含む電話発信用信号を制御装置へ送信し、
前記信号受信部により、前記制御装置から送信された応答信号を受信し、
前記発信部により、前記応答信号に含まれる着信者電話番号と前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号が一致するとき、電話認証用信号を前記制御装置へ送信する
ことを特徴とする発信者番号認証方法。
(付記17)
信号受信部と、着信部と、信号比較部とを備える端末装置における発信者番号認証方法であって、
前記信号受信部により、制御装置から送信された判別信号を受信し、
前記着信部により、前記制御装置から送信された電話発信用信号を受信し、
前記信号比較部により、前記判別信号に含まれる発信者電話番号及び着信者電話番号が、前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号及び着信者電話番号とそれぞれ一致するとき、着信音を発報させる
ことを特徴とする発信者番号認証方法。
10:通信システム 100:発信者端末
110:通話制御処理部 112:発信部
113:発信信号履歴作成部 114:発信信号履歴保存部
114a:メモリ 120:メッセージ処理部
121:信号受信部 123:信号保存部
123a:メモリ 124:信号比較部
200:着信者端末 210:通話制御処理部
212:着信待機部 213:着信音発報部
220:メッセージ処理部 221:信号受信部
222:信号判定部 223:信号保存部
223a:メモリ 224:信号比較部
300:制御システム 310:通話制御処理部
311:着信部 312:着信待機部
312a:メモリ 313:着信判別部
314:発信部 320:メッセージ処理部
321:信号作成部 322:信号送信部

Claims (5)

  1. 電話発信用信号を受信する着信部と、
    前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号を送信先とする応答信号を送信する信号送信部と、
    前記応答信号送信後、前記着信部において受信した電話認証用信号に基づいて、前記電話発信用信号に含まれる着信者電話番号を送信先とする前記電話発信用信号を送信する発信部と
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 更に、前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号と前記電話認証用信号に含まれる発信者電話番号が同一で、かつ、前記電話発信用信号に含まれる着信者電話番号と前記電話認証用信号に含まれる着信者電話番号が同一か否かを判別する着信判別部を備え、
    前記発信部は、前記着信判別部において、前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号と前記電話認証用信号に含まれる発信者電話番号が同一で、かつ、前記電話発信用信号に含まれる着信者電話番号と前記電話認証用信号に含まれる着信者電話番号が同一であると判別されたとき、前記電話発信用信号を送信することを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  3. 前記着信判別部は、前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号と前記電話認証用信号に含まれる発信者電話番号が同一ではなく、又は、前記電話発信用信号に含まれる着信者電話番号と前記電話認証用信号に含まれる着信者電話番号が同一ではないと判別したとき、前記電話発信用信号と前記電話認証用信号を破棄することを特徴とする請求項2記載の制御装置。
  4. 発信者電話番号と着信者電話番号を含む電話発信用信号を制御装置へ送信する発信部と、
    前記制御装置から送信された応答信号を受信する信号受信部とを備え、
    前記発信部は、前記応答信号に含まれる着信者電話番号と前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号が一致するとき、電話認証用信号を前記制御装置へ送信することを特徴とする端末装置。
  5. 第1、第2、及び第3の端末装置と制御装置を有する通信システムにおける発信者番号認証方法であって、
    前記第1の端末装置によって、電話発信用信号を前記制御装置へ送信し、
    前記制御装置によって、前記電話発信用信号を受信し、前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号を送信先とする応答信号を送信し、
    前記第1の端末装置によって、前記制御装置から受信した前記応答信号に含まれる着信者電話番号と前記電話発信用信号に含まれる発信者電話番号が一致するとき、電話認証用信号を前記制御装置へ送信し、
    前記制御装置によって、前記応答信号送信後、受信した前記電話認証用信号に基づいて、前記電話発信用信号に含まれる着信者電話番号を送信先とする前記電話発信用信号を送信し、
    前記第3の端末装置によって、前記制御装置から送信された前記電話発信用信号を受信する、
    ことを特徴とする発信者番号認証方法。
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