JP2017208657A - 見守り装置及び見守りシステム - Google Patents

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小林 裕信
Hironobu Kobayashi
裕信 小林
健 住川
Takeshi Sumikawa
健 住川
仁 飯嶌
Jin Iijima
仁 飯嶌
彰浩 加藤
Akihiro Kato
彰浩 加藤
光夫 五十嵐
Mitsuo Igarashi
光夫 五十嵐
努 伊倉
Tsutomu Ikura
努 伊倉
戸塚 裕一
Yuichi Totsuka
裕一 戸塚
武展 肥後
Takenobu Higo
武展 肥後
杉山 一英
Kazuhide Sugiyama
一英 杉山
克彦 興津
Katsuhiko Okitsu
克彦 興津
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Abstract

【課題】装置本体を見守り対象者に対向させ定型メッセージの発信や音声会話を実行することができ、見守り対象者が親身さを感じることができる見守り装置及び見守りシステムを提供する。【解決手段】第1の回動駆動機構116は、第1の回動軸104を中心としてディスプレイ120を見守り対象者に対して左右回動させる。装置制御部112は、第1の回動駆動機構116によるディスプレイ120の左右回動を制御することにより、ディスプレイ120を見守り対象者に対向させる。生体センサ134は、対向した見守り対象者の生体情報を取得する。【選択図】図3

Description

本発明は、見守り装置及び見守りシステムに関する。
近年の急速な高齢化に伴って、老人ホームやデイケアセンター等の介護施設に従事する介護者の絶対数が不足している。また一人暮らしの高齢者と離れて暮らしている家族や親族は、当該高齢者の安否を懸念しつつも、頻繁に自宅を訪問するのが難しい。
そこで、介護施設及び一人暮らしの高齢者の自宅において、見守り対象者の生活状況や健康状態をモニタリングするための見守りシステムが提案されている(例えば特許文献1)。
見守りシステムは、介護施設及び一人暮らしの高齢者の自宅に設置される見守り装置を有している。見守り装置は、静止画像または動画像を表示するディスプレイを有しており、定型メッセージの発信や音声会話等の実行が可能となっている。
特開2015−207077号公報
しかしながら、従来の見守り装置及び見守りシステムは、装置本体を見守り対象者に対向させ定型メッセージの発信や音声会話等を実行することができず、見守り対象者にとって親身さに欠けた味気ないものと言わざるを得なかった。
従来の見守り装置及び見守りシステムの上記技術課題は、介護施設及び一人暮らしの高齢者の自宅にこれらを適用する場合のみならず、例えば、幼稚園や保育園の園児または小学校の児童の自宅に適用する場合、さらには園児や児童の送迎バスに適用する場合にも、同様に当てはまる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、装置本体を見守り対象者に対向させることができ、見守り対象者が親身さを感じることができる見守り装置及び見守りシステムを提供することを目的の1つとする。
本実施形態の見守り装置は、その一態様では、ディスプレイと、第1の回動軸を中心として前記ディスプレイを見守り対象者に対して左右回動させる第1の回動駆動機構と、前記第1の回動駆動機構による前記ディスプレイの左右回動を制御することにより、前記ディスプレイを前記見守り対象者に対向させる装置制御部と、対向した前記見守り対象者の生体情報を取得する生体センサと、を有することを特徴としている。
本発明によれば、装置本体を見守り対象者に対向させることができ、見守り対象者が親身さを感じることができる見守り装置及び見守りシステムを提供することが可能である。
本発明の第1実施形態に係る見守りシステムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る見守り装置を斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る見守り装置を斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る見守り装置の概略構成を示すブロック図である。 図3に示す装置制御部の機能ブロック図である。 見守り装置及び見守りシステムによる見守り処理を示すフローチャートである。 見守り装置の起動処理を説明するための第1図である。 見守り装置の起動処理を説明するための第2図である。 見守り装置の検診モードを説明するための第1図である。 見守り装置の検診モードを説明するための第2図である。 見守り装置の検診モードを説明するための第3図である。 見守り装置の外部接続モードを説明するための図である。 管理サーバの概略構成を示すブロック図である。 外部応対者用テーブルが記憶したデータを示す図である。 見守り装置用テーブルが記憶したデータを示す図である。 見守り装置と外部応対者端末の接続処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る見守り装置の使用形態を説明するための概念図である。 本発明の第3実施形態に係る見守り装置の使用形態を説明するための概念図である。
以下、添付図面を参照して本発明の第1、第2、第3実施形態に係る見守り装置及び見守りシステムについて説明する。本発明の第1実施形態では、見守り装置及び見守りシステムにより、老人ホームやデイケアセンター等の介護施設(以下、単に介護施設と呼ぶ)における被介護者及び一人暮らしの高齢者を見守り対象者としてモニタリングする場合を例示して説明する。本発明の第2実施形態では、見守り装置及び見守りシステムを幼稚園や保育園の園児または小学校の児童の自宅に適用する場合を例示して説明する。本発明の第3実施形態では、見守り装置及び見守りシステムを園児や児童の送迎バスに適用する場合を例示して説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、見守りシステム10は、複数の見守り装置100(図1では3つの見守り装置100−1、100−2、100−3を描いている)と、管理サーバ(サーバ装置)200と、外部応対者端末(オペレータ端末)300と、近親者端末(オペレータ端末)400と、緊急事態用端末(オペレータ端末)500とを有している。これらの各構成要素は、WAN(Wide Area Network)やLAN(Local Area Network)等のネットワーク600によって互いに接続されている。
複数の見守り装置100は、各々が同一の構成を有している。各見守り装置100は、例えば、介護施設及び一人暮らしの高齢者の自宅に設置される。以下、見守り装置100について説明する。
図2A、図2Bに示すように、見守り装置100は、当該見守り装置100の設置場所に固定状態で支持されるベース部材101と、このベース部材101に左右回動自在に支持された第1の支持部材102と、この第1の支持部材102に上下回動自在に支持された第2の支持部材103とを有している。ベース部材101は、平面視したときに略円形をなす厚肉部材からなる。第1の支持部材102は、ベース部材101の上面に重なる円盤部102Aと、この円盤部102Aの周方向の一部から上方に突出する接続部102Bとを有している。第2の支持部材103は、第1の支持部材102の接続部102Bに接続される接続部103Aと、この接続部103Aから略上下方向(略鉛直方向)に延びるディスプレイ支持部103Bとを有している。
より具体的に、ベース部材101と第1の支持部材102の円盤部102Aは、略鉛直方向に延びる第1の回動軸104によって接続されており、この第1の回動軸104を中心として左右回動自在となっている。第1の支持部材102の接続部102Bと第2の支持部材103の接続部103Aは、略水平方向に延びる第2の回動軸105によって接続されており、この第2の回動軸105を中心として上下回動自在となっている。
見守り装置100は、第2支持部材103のディスプレイ支持部103Bに支持されたディスプレイ120を有している。図3に示すように、見守り装置100は、第1の回動軸104を中心としてディスプレイ120(第1の支持部材102と第2の支持部材103の結合体)を左右回動させる第1の回動駆動機構116と、第2の回動軸105を中心としてディスプレイ120(第2の支持部材103)を上下回動させる第2の回動駆動機構118とを有している(内蔵している)。第1の回動駆動機構116は第1の回動軸104を回動駆動するサーボモータ(図示せず)等を含んでおり、第2の回動駆動機構118は第2の回動軸105を回動駆動するサーボモータ(図示せず)等を含んでいる。
本明細書の「上下方向」は、鉛直方向(重力方向)の上方と下方をそれぞれ意味している。本明細書の「前後左右方向」は、ディスプレイ120が向いている方向(上下回動による傾きは考慮していない)を「前方」と定義したときの各方向をそれぞれ意味している。すなわち、本明細書の「前後左右方向」は、絶対的な方向が定義されておらず、ディスプレイ120が向いている方向に応じて変化するものである。
第1の回動駆動機構116と第2の回動駆動機構118の駆動制御は、装置制御部112(回動駆動制御部112e)によって実施される。装置制御部112は、中央処理装置(CPU)等を含んで構成され、メモリ114に記憶されたプログラム等を実行し、見守り装置100の全体を制御する。メモリ114は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等を含んで構成され、データやプログラムを記憶する。メモリ114は、見守り対象者データ記憶部114aを含んでいる。見守り対象者データ記憶部114aとその記憶データについては、後に詳細に説明する。
ディスプレイ120は、コントローラ等で構成される表示制御部122によって制御され、見守り対象者の「応対者」等を表示する。本明細書の「応対者」は、ディスプレイ120に表示されて見守り対象者に対向する者を意味している。このため、見守り対象者がコールセンターにいる担当者とテレビ電話による通話を行っているような場合にはその相手が「応対者」になる。一方、見守り対象者に対応付けて予め登録された者(例えば遠隔地に住む子供や孫などの見守り対象者の思い入れが強い者)をディスプレイ120に表示しながら、コールセンターにいる別の担当者と通話する場合や定型メッセージを発信する場合には、たとえ実質的な応対を行っている者ではなかったとしても、ディスプレイ120に表示されて見守り対象者に対向している者が「応対者」となる。
図2A、図3に示すように、第2支持部材103には、ディスプレイ120の左右に位置させて、2つのマイクロフォン124が設けられている。この2つのマイクロフォン124は、見守り装置100の周辺部における音声、特に見守り対象者が発した音声を取得する。
図2A、図2B、図3に示すように、見守り装置100は、第2支持部材103の左右の両側面に音声を発信するスピーカ126を有している。スピーカ126は、上述した2つのマイクロフォン124と協働して、見守り対象者との会話を行う「会話部」を構成する。
図2A、図3に示すように、第2支持部材103には、ディスプレイ120に対向する所定の領域の静止画像や動画像を撮像するカメラ128が設けられている。図2Aでは、ディスプレイ120の上方に位置するマイクロ波センサ130(後述)のさらに上方にカメラ128を配置しているが、カメラ128の配置には自由度があり、種々の設計変更が可能である。
図2A、図3に示すように、見守り装置100は、見守り対象者の存在を検知する生体センサ(人感センサ、人体センサ)134を有している。生体センサ134は、第2支持部材103のディスプレイ120の上方と下方に設けられたマイクロ波センサ130と赤外センサ132を有している。マイクロ波センサ130は、例えば、見守り対象者の呼吸や脈を検知するセンサとして機能し、マイクロ波の特性により障害物越しの検知が可能である。赤外センサ132は、例えば、対人、体温、室温を検知するセンサとして機能する。赤外センサ132は、見守り対象者から放出された赤外線を受けて熱エネルギーを吸収することで、自発分極に変化を生じて表面に電荷を誘起して赤外線を感知する焦電型赤外センサとすることができる。
生体センサ134は、マイクロフォン124とスピーカ126(会話部)による見守り対象者との会話と並行させて、見守り対象者の生体情報を取得する。見守り装置100には、生体センサ134が取得した見守り対象者の生体情報に応じて、見守り対象者の健康状態を診断する(例えば正常/異常を判定する)身体検診アプリケーションがインストールされている。後述する装置制御部112の顔認証部112cが認証した見守り対象者の顔と生体センサ134が取得した見守り対象者の生体情報は、見守り対象者の個人情報(特定情報)と一緒に互いに関連付けられて、例えば見守り対象者の「健康状態データ」とされる。健康状態データの見守り対象者の生体情報は、生体センサ134の検出の度に随時更新される。
図2A、図3に示すように、見守り装置100は、当該見守り装置100の各構成要素に駆動電力を供給する電源136を有している。図2Aに示すように、電源136は、ディスプレイ回転時の電源供給用電磁ユニットとして、ベース部材101と第1の支持部材102(左右回動する側と左右回動しない側)に設けられた上下一対のワイヤレス給電用コイル136Aを有することで、ケーブルレス化を図っている。ベース部材101側(下方)のワイヤレス給電用コイル136Aには、見守り装置100の外部に設けられた商用電源136Bから給電される。第1の支持部材102側(上方)のワイヤレス給電用コイル136Aは、円盤部102Aに埋設されている。また円盤部102Aには、商用電源136Bからの給電が途絶えた場合に電力供給を実施するバッテリ136Cが設けられている。
図3に示すように、見守り装置100は、アンテナ138aを介して、有線または無線によりネットワーク600に接続するための通信部138を有している。通信部138は、アンテナ138aの他に、RF回路や通信I/F等の構成要素を含んでいる。通信部138による通信方式としては、公知の通信方式を採用することができる。
図4に示すように、装置制御部112は、音声認識部112aと、音声方向検知部112bと、顔認証部112cと、話者識別部112dと、回動駆動制御部112eとして機能する。図2Bに示すように、見守り装置100には、装置制御部112やメモリ114が実装されるマザーボード112Xが内蔵されている。
音声認識部112aは、マイクロフォン124から入力された人(見守り対象者)の音声を認識する。音声認識部112aは、例えば統計的手法により人の音声を認識する音声認識アプリケーション等で実現される。
音声方向検知部112bは、2つのマイクロフォン124が取得した音声に応じて、見守り対象者の音声方向を検知する。より詳細には、音声方向検知部112bは、ディスプレイ120を見守り対象者に対向させた状態において、見守り対象者が喋ったときには、2つのマイクロフォン124が取得する音声の信号成分の位相差が略ゼロとなるので、この位相差の大小に応じて、見守り対象者の音声の方向を検知する。なお、音声方向検知部112bは、2つのマイクロフォン124が取得した音声の信号成分の位相差に応じてではなく、2つのマイクロフォン124が取得した音声の音量差に応じて、見守り対象者の音声方向を検知してもよい。
顔認証部112cは、カメラ128が撮像した画像から人(見守り対象者)を自動的に識別する。顔認証部112cは、例えば顔認証アプリケーション等により実現される。顔認証部112cは、見守り対象データ記憶部114aに予め登録された見守り対象者だけでなく、「ゲストモード」として予め登録されていないものでも検知し、その登録されていない人の位置を特定し、ディスプレイ120を対向させ会話するように設定することもできる。なお、顔認証部112cにより、見守り対象者等の表情検知を実施してもよい。
話者識別部112dは、2つのマイクロフォン124が取得した音声と、顔認証部112cが認証した人(見守り対象者)とが一致するか否かを判定する。話者識別部112dは、例えば公知の話者識別アルゴリズムからなる話者識別アプリケーション等により実現される。
図3に示すように、メモリ114は、見守り対象者のデータを記憶した見守り対象者データ記憶部114aを有している。この見守り対象者データ記憶部114aは、各見守り対象者ごとに、顔認証部112cと話者識別部112dに用いられるデータ、生体センサ134が取得した見守り対象者の生体情報(過去データや最新のデータ)、及び、見守り対象者の個人情報(特定情報)等を互いに関連付けて記憶する。
また、見守り対象者データ記憶部114aには、顔認証部112cが認証した見守り対象者の顔に応じて、「応対者画像」、すなわち、見守り対象者ごとに対応付けて予め登録された応対者の画像が他のデータと関連付けて記憶されている。応対者の画像は、見守り対象者ごとにディスプレイ120に表示される。
見守り対象者データ記憶部114aが記憶する「応対者画像」は、見守り対象者の思い入れが強い者、例えば遠隔地に住む子供や孫などの他、介護施設における介護担当者の画像とすることができる。見守り対象者データ記憶部114aが記憶する「応対者画像」は、設定により適宜、変更や更新が可能となっている。
なお、メモリ114(見守り対象者データ記憶部114a)の記憶データは、見守り装置100、管理サーバ200及び/又はオペレータ端末(外部応対者端末300、近親者端末400、緊急事態用端末500)によって共有することができる。
装置制御部112の回動駆動制御部112eは、第1の回動駆動機構116によるディスプレイ120の左右回動、及び、第2の回動駆動機構118によるディスプレイ120の上下回動を制御する。
回動駆動制御部112eは、2つのマイクロフォン124からの出力に基づいて、第1の回動駆動機構116によるディスプレイ120の左右回動を制御することにより、ディスプレイ120を見守り対象者に対向させる。具体的には、回動駆動制御部112eは、2つのマイクロフォン124が取得した音声に応じて音声方向検知部112bが検知した見守り対象者の音声方向に向けて、当該見守り対象者にディスプレイ120を対向させるべく、第1の回動駆動機構116によるディスプレイ120の左右回動を制御する。
なお、左右回動の際に見守り対象者の検知に生体センサ134を用いて、見守り対象者の位置を特定してもよい。例えば、回動駆動制御部112eは、2つのマイクロフォン124からの出力が無い場合(誰も喋っていない場合)に生体センサ134からの出力を利用することができる。あるいは、回動駆動制御部112eは、2つのマイクロフォン124からの出力による見守り対象者の音声方向の検出と併せて又は前処理として、生体センサ134からの出力による見守り対象者の検出を実施することができる。なお、本実施形態では、見守り対象者の位置の特定には、カメラ128すなわち顔認証部112cによる顔認証を利用する。
表示制御部122は、顔認証部112cが認証した見守り対象者の顔に応じて、見守り対象者データ記憶部114aに記憶された「応対者画像」、すなわち、見守り対象者に対応付けて予め登録された応対者の画像をディスプレイ120に表示させる。
マイクロフォン124とスピーカ126(会話部)は、表示制御部122によるディスプレイ120への「応対者画像」の表示とともに、見守り対象者との会話を可能にする。さらに、回動駆動制御部112eは、マイクロフォン124とスピーカ126(会話部)による見守り対象者との会話と連動させて、第2の回動駆動機構118によるディスプレイ120の上下回動を制御することにより、ディスプレイ120を見守り対象者に対して頷き、相槌を打ち、またはお辞儀するように動作させる。見守り装置100には、マイクロフォン124とスピーカ126(会話部)による見守り対象者との会話を実現するための会話アプリケーション(声掛けアプリケーション)がインストールされている。
以上のようにして、見守り装置100は、見守り対象者に対して様々な見守り機能(ディスプレイ120を対向させる、ディスプレイ120に「応対者画像」を表示しながらマイクロフォン124とスピーカ126による会話を行う、しかもこの会話中に生体センサ134により生体情報を取得する)を発揮する。この見守り機能は、単一の見守り装置100が一人の見守り対象者に対してのみ発揮するものに限定されず、単一の見守り装置100が複数人の見守り対象者に対して発揮することができる。
以上のように構成された見守り装置100及び見守りシステム10の動作(見守り処理)は、以下の通りである。ここでは、介護施設の談話室に単一の見守り装置100を設置してその周囲に複数の見守り対象者がいる場合を想定して説明する。
以下、図5のフローチャートを参照して、見守り装置100及び見守りシステム10による見守り処理について説明する。ステップS0’では、見守り装置100の起動処理を実行する。図6A、図6Bは、見守り装置の起動処理を説明するための図である。図6Aに示すように、見守り装置100が非起動状態から起動状態になると(例えば電源オンボタンが押されると)、例えば「こんにちは」といった起動時音声がスピーカ126から発せられるとともに、ディスプレイ120の表示画面にデフォルトの女の子の画像が表示される。この起動状態において、図6Bに示すように、カメラ128を通じて顔認証部112cが見守り対象者の顔を認証した場合には、その見守り対象者に紐づけられた応対者の顔画像にディスプレイ120が切り替わる。なお、この起動状態において顔認証部112cが見守り対象者を顔認証できない場合には、見守り対象者を顔認証するまで左右回動するようにしてよい。
ステップS1’では、装置制御部112の音声認識部112aが、2つのマイクロフォン124による音声入力があったか否かを判定する。音声入力があった場合(ステップS1’:Yes)にはステップS2’に進み、音声入力が無かった場合(ステップS1’:No)には音声入力があるのを待つ。
ステップS2’では、装置制御部112が、終了条件を満足しているか否かを判定する。終了条件を満足している場合(ステップS2’:Yes)には処理を終了し(END)、終了条件を満足していない場合(ステップS2’:No)にはステップS3’に進む。
ステップS3’では、装置制御部112が、マイクロフォン124による音声入力が外部接続モードの起動条件か否かを判定する。装置制御部112は、外部接続モードの起動条件を満たしている場合(ステップS3’:Yes)には、ステップS4’において、外部接続モードを実行する。この外部接続モードは、当該外部接続モードの終了条件を満足していない限り(ステップS5’:No)において継続され、当該外部接続モードの終了条件を満足した場合(ステップS5’:Yes)には終了されてステップS1’の処理に戻る。外部接続モードの起動条件を満たしていない場合(ステップS3’:No)にはステップS6’に進む。
ステップS6’では、装置制御部112が、マイクロフォン124による音声入力が検診モードの起動条件か否かを判定する。装置制御部112は、検診モードの起動条件を満たしている場合(ステップS6’:Yes)には、ステップS7’において、検診モードを実行する。この検診モードは、当該検診モードの終了条件を満足していない限り(ステップS8’:No)において継続され、当該検診モードの終了条件を満足した場合(ステップS8’:Yes)には終了されてステップS1’の処理に戻る。検診モードの起動条件を満たしていない場合(ステップS6’:No)にはステップS9’に進む。
ステップS9’では、装置制御部112の回動駆動制御部112eが、音声方向検知部112bが検知した見守り対象者の音声方向に向けて、第1の回動駆動機構116によってディスプレイ120を左右回動させていく。そして、装置制御部112の顔認証部112cが見守り対象者の顔を認証するまで処理を繰り返す(ステップS10’:No)。
装置制御部112の顔認証部112cが見守り対象者の顔を認証すると(ステップS10’:Yes)、ステップS11’において、装置制御部112の話者識別部112dが、ステップS1’で入力された音声が顔認証した見守り対象者の音声と一致するか否かを判定する。そして、ステップS1’で入力された音声と顔認証した見守り対象者の音声とが一致しない場合(ステップS11’:No)、には、音声方向への左右回動(ステップS9’)、顔認証(ステップS10’)を繰り返す。これにより、検出した音声方向に複数の見守り対象者がいた場合にも、音声を発した見守り対象者にディスプレイ120を対向させることができる。
なお、ここでは、CPUの処理量を減らすために、話者識別部112dが顔認証後に、ステップS1’で入力された音声が顔認証した見守り対象者の音声と一致するか否かを判定するとしたが、ステップS1’で入力された音声が見守り対象者データ記憶部114aに記憶されたどの見守り対象者の音声か照合するものとしてもよい。すなわち、見守り対象者の話者識別処理を実行する(ステップS11’:Yes)。顔認証部112cによる顔認証処理と話者識別部112dによる話者識別処理を実行する順序には自由度があり、これらの処理をほぼ同時に実行してもよいし、話者識別処理を先に実施してもよい。また、話者識別処理は必須の構成ではなく、顔認証のみを実施し、顔認証した見守り対象者と会話を実施するようにしてもよい。
ステップS1’で入力された音声が顔認証した見守り対象者の音声と一致した場合(ステップS11’:Yes)には、表示制御部122によって顔認証した見守り対象者に対応する「応対者画像」をディスプレイ120へ表示するとともに(ステップS11a’)、装置制御部112の回動駆動制御部112eが、ディスプレイ120を見守り対象者に対して頷き、相槌を打ち、またはお辞儀するように上下回動させる(ステップS12’)。そして、顔認証した見守り対象者の個人情報を用い、例えば「こんにちは、〇〇さん」等のマイクロフォン124とスピーカ126とを利用した会話が実行される(ステップS13’)。さらに、この会話の実行中に、生体センサ134が、見守り対象者の生体情報、例えば、体温、脈拍数(心拍数)、呼吸数等(血圧や心電を検出してもよい)を取得する(ステップS14’)。なお、本実施形態では、ステップS12’の上下回動処理を左右回動処理の完了後の会話を開始する前に実施しているが、これに限らず、適宜実施するようにしてもよい。なお、ステップS13’とステップS14’との処理は同時に実行するとよい(すなわち会話を実行しながら生体情報の取得を実行するとよい)。ステップS14’の処理が終了したら、ステップS1’の処理に戻る。
ステップS14’では、上述のように取得した生体情報を見守り対象者データ記憶部114aに記憶する。なお、取得した生体情報を管理サーバ200に送信し、管理サーバ200のメモリ260に記憶してもよい。また、生体情報に対し、装置制御部112が正常/異常の判定を実施し、異常の場合には、ディスプレイ120やスピーカ126、通信部138を通じた報知を実施するとよい。異常の判定は、例えば、体温、脈拍数(心拍数)、呼吸数等に予め正常と判定される所定範囲を定めておき、この範囲を逸脱した場合に異常と判定するようにしてよい。
(検診モード)
以下、図7A〜図7Cを参照して、ステップS7’の検診モードについて説明する。例えばステップS1’にて、「体調を見て下さい」といった音声トリガーをマイクロフォン124に入力すると、ステップS6’にて検診モードに移行する。この際、図7Aに示すように、検診モードの開始を認識すると、上下回動(頷き、相槌を打ち、またはお辞儀するような動作)を実施し、例えば「これから体調を計測して介護士に知らせます」といった音声がスピーカ126から発せられる。
次いで、図7Bに示すように、初期位置から第1の回動駆動機構116によるディスプレイ120の左右回動(図5D)を行い、測定対象者(複数の見守り対象者の一人)にディスプレイ120が対向した時点で当該左右回動を停止して、生体センサ134による生体情報の取得を開始する。生体情報の取得中は、例えば「体調を見るのでなるべく動かないで下さい」といったメッセージがスピーカ126から発せられる。
次いで、図7Cに示すように、生体センサ134による生体情報の取得が完了すると、取得した生体情報がディスプレイ120に結果表示されるとともに、見守り対象者データ記憶部114aに記憶、更新される(ここでは、生体情報として体温、心拍数、呼吸数を取得している)。その後、再び、図7Bに示すように、第1の回動駆動機構116によってディスプレイ120を左右回動させ、同様の生体情報取得処理を実行し、見守り対象者の生体情報を連続して取得していく。
以上の処理は、例えば、第1の回動駆動機構116によってディスプレイ120が上記初期位置から360°回動するまで繰り返される(360°回動したら検診モードを終了する(ステップS8’:Yes))。なお、生体情報の取得を開始するためのトリガーや終了条件はここで挙げたものに限定されず、種々の設計変更が可能である。例えば、第1の回動駆動機構116によってディスプレイ120が上記初期位置から180°回動した時点で終了させる、あるいは、測定対象者の人数を予め登録しておき、その人数分の生体情報を取得した時点で終了させるといった態様も可能である。
(外部接続モード)
以下、図8〜図12を参照して、ステップS4’の外部接続モードについて説明する。例えばステップS1’にて、「電話をさせて下さい」といった音声トリガーをマイクロフォン124に入力すると、ステップS4’にて外部接続モードに移行する。この際、検診モードと同様に、外部接続モードの開始を認識すると、図7Aに示す上下回動(頷き、相槌を打ち、またはお辞儀するような動作)を実施するとよい。
図8は、見守り装置100の外部接続モードを説明するための図である。図8に示すように、ステップS4’にて外部接続モードに移行すると、ディスプレイ120には、電話の接続先(外部接続先)が表示される。ここでは、見守り装置100の外部接続先として、「外部応対者」、「近親者」及び「医師・看護師」のいずれかを選択できるようになっている。この際、例えば「電話の接続先を選んでね」といった音声がスピーカ126から発せられる。
外部接続先として「外部応対者」が選択されると、見守り装置100がその設置場所である介護施設とは別の場所にあるコールセンターの外部応対者や在宅勤務の外部応対者の外部応対者端末300に接続され、見守り対象者と外部応対者の間での通話が可能になる。この際に、ディスプレイ120に外部応対者の映像を表示してテレビ電話による通話を行ってもよいし、ディスプレイ120に見守り対象者データ記憶部114aに記憶された「応対者画像」を表示して外部応対者と音声通話を行ってもよい。外部接続先として「外部応対者」が選択されたときの見守り装置100と外部応対者端末300の接続処理については後に詳細に説明する。
外部接続先として「近親者」が選択されると、見守り装置100が予め登録された近親者の近親者端末400に接続され、見守り対象者と近親者の間でテレビ電話による通話が可能になる。
外部接続先として「医師・看護師」が選択されると、見守り装置100が医療機関等の所定の緊急事態用端末500に接続され、医師や看護師による迅速対応(検査、処置、救命措置等)を行うことができる。なお、緊急事態用端末500への外部接続は、上述の外部接続モードの他に、見守り装置100本体に設けたボタン(不図示)等を押下することでつながるようにするとよい。
また、見守り対象者の周囲に誰もいない状態で見守り対象者が見守り装置100の外部接続先を選択できない(例えば意識を失う)状況を想定し、予め定めた所定時間毎に外部応対者端末300や近親者端末400にアクセスし、且つ/又は、生体センサ134が取得した生体情報に異常が認められたときに緊急事態用端末500に自動的にアクセスする自動アクセス条件が設定されていてもよい。
図9は、見守り装置100(複数の見守り装置100−1〜100−3)を管理する管理サーバ200の概略構成を示すブロック図である。管理サーバ200は、管理サーバ制御部210と、ネットワーク600に接続する通信部212と、外部応対可能者検索部220と、タイマ部230と、料金演算部240と、通話データ取得部250と、メモリ260とを有している。メモリ260は、外部応対者用テーブル270と、見守り装置用テーブル280と、通話データ記憶部290とを有している。
管理サーバ制御部210は、中央処理装置(CPU)等で実現され、管理サーバ200内の全構成要素を制御する。外部応対可能者検索部220は、見守り対象者(見守り装置100)に外部応対可能な外部応対者(外部応対者端末300)を検索する。タイマ部230は、見守り対象者(見守り装置100)と外部応対者(外部応対者端末300)の通話時間を計測する。料金演算部240は、タイマ部230の計測結果(累計通話時間)や時間単価、さらには通話内容に基づいて、見守り対象者(見守り装置100)と外部応対者(外部応対者端末300)の通話により発生する料金を演算する。通話データ取得部250は、見守り対象者(見守り装置100)と外部応対者(外部応対者端末300)の通話データを取得する。外部応対者用テーブル270は、外部応対者(外部応対者端末300)に関する各種情報を記憶する。見守り装置用テーブル280は、見守り対象者(見守り装置100)に関する各種情報を記憶する。通話データ記憶部290は、通話データ取得部250が取得した見守り対象者(見守り装置100)と外部応対者(外部応対者端末300)の通話データを音声データとして記憶し、且つ/又は、テキストデータに変換して記憶する。通話データ記憶部290に見守り対象者(見守り装置100)と外部応対者(外部応対者端末300)のやりとりを累積することで、次の外部応対者(異なる外部応対者)への引き継ぎが容易になる。なお、外部応対可能者検索部220、料金演算部240、通話データ取得部250等は、中央処理装置(CPU)等によりソフトウェア上で実現されるものとしてよく、管理サーバ制御部210と一体的に実現されてよい。
図10は、外部応対者用テーブル270が記憶したデータを示している。同図に示すように、外部応対者用テーブル270には、「氏名(登録された外部応対者の氏名)」、「ID(応対者の識別子)」、「パスワード(認証用の文字列)」、「IPアドレス(応対者のIPアドレス)」、「音声通話アプリのユーザID(見守り対象者との音声通話を実行するためのアプリケーション)」及び「応対時間(応対者の累計の応対時間)」が含まれている。
図11は、見守り装置用テーブル280が記憶したデータを示している。同図に示すように、見守り装置用テーブル280には、「氏名(登録された見守り対象者の氏名)」、「ID(見守り対象者の識別子)」、「パスワード(認証用の文字列)」、「IPアドレス(見守り対象者のIPアドレス)」、「音声通話アプリのユーザID(外部応対者との音声通話を実行するためのアプリケーション)」及び「応対時間(見守り対象者の累計の外部応対者との音声通話時間)」が含まれている。
なお、図11は説明のため、便宜上、1台の見守り装置100を1人の見守り対象者が使用している場合について例示するが、IPアドレス等を共通とし、氏名やID等を複数発行する事で、1台の見守り装置100に対し複数の見守り対象者を登録できるようにしてよい。
近親者の近親者端末400は、管理サーバ200にアクセスすることで、見守り対象者の見守り装置100のテーブルに記憶されたアクセス履歴、及び/又は、見守り対象者(見守り装置100)と外部応対者(外部応対者端末300)の通話データを閲覧することができる。これにより、近親者が見守り対象者の状況を簡単に把握することができる。
図12のフローチャートを参照して、見守り装置100と外部応対者端末300の接続処理について説明する。
見守り装置100の外部接続先として「外部応対者」が選択されると、見守り装置100から管理サーバ200の外部応対可能者検索部220に外部応対者の問い合わせが行われる(ステップS1)。この問い合わせを受けた外部応対可能者検索部220は、その時点で応対可能な外部応対可能者(外部応対者端末300)を検索する(ステップS2)。
外部応対可能者検索部220は、外部応対可能者(外部応対者端末300)が存在するときには(ステップS3:Yes)、外部応対可能者(外部応対者端末300)に対して、接続要求を出した見守り装置100に関する情報を送信した上で(ステップS4)、再度、応対可能であるか否かを問い合わせる(ステップS5)。見守り装置100に関する情報は、見守り装置用テーブル280に記憶された情報と通話データ記憶部290に記憶された通話データを含むものである。これにより、外部応対可能者の側で、見守り対象者への理解を深めることができる。また、例えば、過去に応対経験がある見守り対象者の場合だけ応対可能とし、過去に応対経験がない見守り対象者の場合には応対不能とするといった判断が可能になる。
外部応対可能者検索部220は、外部応対者(外部応対者端末300)から応対可能の信号を受信した場合には(ステップS5:Yes)、外部応対可能者(外部応対者端末300)の接続先情報(外部応対者用テーブル270に記憶された情報)を見守り装置100に送信する(ステップS6)。
外部応対可能者検索部220は、外部応対可能者(外部応対者端末300)が存在しないときには(ステップS3:No、ステップS5:No)、応対不可能である旨の情報を見守り装置100に送信する(ステップS7)。
見守り対象者(見守り装置100)は、外部応対者(外部応対者端末300)の接続先情報(ステップS6で送信)又は外部応対可能者(外部応対者端末300)が存在しない旨の情報(ステップS7で送信)を問い合わせ結果として受信する(ステップS8)。
見守り対象者(見守り装置100)は、外部応対者(外部応対者端末300)の接続先情報を受信した場合には応対可能と判断して(ステップS9:Yes)、受信した接続先である外部応対者(外部応対者端末300)に電話し(ステップS10)、外部応対者(外部応対者端末300)が着信する(ステップS11)。このようにして見守り対象者(見守り装置100)と外部応対者(外部応対者端末300)の接続が確立されて通話が行われる(ステップS13〜ステップS14)。この通話の間、通話データ取得部250と通話データ記憶部290によって見守り対象者(見守り装置100)と外部応対者(外部応対者端末300)の通話データを記録するとともに、タイマ部230によって見守り対象者(見守り装置100)と外部応対者(外部応対者端末300)の通話時間を計測する(ステップS12、ステップS15)。
見守り対象者(見守り装置100)は、外部応対可能者(外部応対者端末300)が存在しない旨の情報を受信した場合には応対不能と判断する(ステップS9:No)。見守り対象者(見守り装置100)は、外部応対者問い合わせを再実行する場合には(ステップS16:Yes)、ステップS2に戻る。見守り対象者(見守り装置100)は、外部応対者問い合わせを再実行せずに処理を終了する場合には(ステップS16:No、ステップS17:Yes)、ネットワーク600を介した管理サーバ200との外部接続を終了する(ステップS18)。ステップS15、ステップS18の処理を完了すると、外部接続モードを終了する(ステップS5’:Yes)。
(第2実施形態)
図13A、図13Bは、本発明の第2実施形態に係る見守り装置100及び見守りシステム10の使用形態を説明するための概念図である。この第2実施形態は、見守り装置100及び見守りシステム10を幼稚園や保育園の園児または小学校の児童の自宅に適用するものである。
第2実施形態では、見守り装置100が、園児または児童の自宅に設置される。そして見守り装置100が、帰宅検知モードを備える。帰宅検知モードは、上述の検診モード、外部接続モードと同様に所定の音声入力により起動条件か満たされるものとしてよい。帰宅検知モードが起動すると、顔認証部112cにより見守り対象者データ記憶部114aに登録された見守り対象者が検知されると予め設定された通知先に帰宅検知を通知する。なお、帰宅検知モードでは、さらに見守り対象者データ記憶部114aに登録された見守り対象者の中でどの見守り対象者の帰宅を検知するか(複数の中から1人を)設定可能にするとよい。
具体的には、図13Aに示すように、園児または児童が帰宅して見守り装置100の顔認証部112cが顔認証すると、見守り装置100の通信部138から両親等の近親者端末400に帰宅検知信号を送信する。そして、見守り装置100は、帰宅検知信号の送信により、帰宅検知モードを終了する。
なお、この「帰宅検知信号」には、園児または児童の顔写真を添付してもよい。また図13Bに示すように、顔認証で園児または児童を特定して、体温・呼吸・心拍などの生体情報を非接触で測定して、その結果を例えば「検診情報」として近親者端末400に送信してもよい。その際、体温や心拍数の値に応じて、両親に呼びかけたり、外部接続モードにして両親と会話することが可能である。なお、生体情報を取得する際には、例えば「○○ちゃん体温計るね」、「平温だよ」、「お熱ある?」、「少しお腹痛い」といった会話を実行することができる。
(第3実施形態)
図14は、本発明の第3実施形態に係る見守り装置100及び見守りシステム10の使用形態を説明するための概念図である。この第3実施形態は、見守り装置100及び見守りシステム10を園児や児童の送迎バスに適用するものである。
第3実施形態では、見守り装置100が、園児や児童の送迎バスに設置される。そして、見守り装置100の装置制御部112が、顔認証部112cにより認証された見守り対象者の認証リストを作成する認証リスト作成部として機能する。これにより、見守り装置100の顔認証機能によりバスに乗り込んだ園児や児童を検知してバスへの乗車/降車を反映させた乗車名簿を作成し、乗車/降車の確認に掛かる負荷低減や乗車/降車の誤りを防止することができる。
なお、見守り装置100が取得した情報は、近親者端末400(タブレット等)に送信され、職員及び/又両親等がこれらを確認することができる。また、見守り装置100に位置特定部としてのGPSセンサ(不図示)を設けて自分の子供が乗っているバスの位置を確認することで、到着時間待ちの無駄が省けるとともに安心感が得られるという効果がある。なお、バスへの乗車/降車の際には、例えば、「おはよう」、「○○ちゃんおはよう」、「行ってきます」といった会話を実行することができる。
このように、本実施の形態の見守り装置100及び見守りシステム10によれば、第1の回動駆動機構116によってディスプレイ120を左右回動させることで、ディスプレイ120を見守り対象者にスムーズかつ確実に対向させて好適なモニタリングを行うことができる。また、第2の回動駆動機構118によってディスプレイ120を上下回動させることで、ディスプレイ120が見守り対象者に対して頷き、相槌を打ち、またはお辞儀するように動作するので、見守り対象者が親身さを感じることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている構成要素の大きさや形状、機能などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
さらに、本発明の実施形態は、上記に説明した構成及び手順に限られない。すなわち、本発明の実施形態は、上記に説明した以外の他の方法であって、見守り装置100および見守りシステム10が行う上記に説明した処理と等価な処理でもよい。また、本発明の実施形態に係る各処理は、図示した順序に限られない。例えば、各処理の一部又は全部は、異なる順序、並行、分散又は省略されて処理されてもよい。
上記実施の形態では、音声取得部として、ディスプレイ120の左右に位置する2つのマイクロフォン124を設けた場合を例示して説明したが、マイクロフォン124の数は1つ又は3つ以上であってもよい。また、複数のマイクロフォン124をディスプレイ120の周辺の異なる位置に設けるとともに、その数や配置に自由度を持たせることも可能である。
上記実施の形態では、管理サーバ200を経由して見守り装置100とオペレータ端末(外部応対者端末300、近親者端末400、緊急事態用端末500)を接続した場合を例示して説明したが、管理サーバ200を経由することなくこれらを接続することも可能である。この場合、管理サーバ200が保持する構成要素をオペレータ端末(外部応対者端末300、近親者端末400、緊急事態用端末500)が保持することができる。
本発明の見守り装置及び見守りシステムは、例えば、老人ホームやデイケアセンター等の介護施設、一人暮らしの高齢者の自宅、幼稚園や保育園の園児または小学校の児童の自宅、園児や児童の送迎バスを含む各種施設に適用して好適である。
10 見守りシステム
100 見守り装置
101 ベース部材
102 第1の支持部材
102A 円盤部
102B 接続部
103 第2の支持部材
103A 接続部
103B ディスプレイ支持部
104 第1の回動軸
105 第2の回動軸
112 装置制御部
112X マザーボード
112a 音声認識部
112b 音声方向検知部
112c 顔認証部
112d 話者識別部
112e 回動駆動制御部
114 メモリ
114a 見守り対象者データ記憶部
116 第1の回動駆動機構
118 第2の回動駆動機構
120 ディスプレイ
122 表示制御部
124 マイクロフォン(会話部)
126 スピーカ(会話部)
128 カメラ
130 マイクロ波センサ
132 赤外センサ
134 生体センサ(人感センサ、人体センサ)
136 電源
136A ワイヤレス給電用コイル
136B 商用電源
136C バッテリ
138 通信部
138a アンテナ
200 管理サーバ(サーバ装置)
210 管理サーバ制御部
212 通信部
220 外部応対可能者検索部
230 タイマ部
240 料金演算部
250 通話データ取得部
260 メモリ
270 外部応対者用テーブル
280 見守り装置用テーブル
290 通話データ記憶部
300 外部応対者端末(オペレータ端末)
400 近親者端末(オペレータ端末)
500 緊急事態用端末(オペレータ端末)
600 ネットワーク

Claims (18)

  1. ディスプレイと、
    第1の回動軸を中心として前記ディスプレイを見守り対象者に対して左右回動させる第1の回動駆動機構と、
    前記第1の回動駆動機構による前記ディスプレイの左右回動を制御することにより、前記ディスプレイを前記見守り対象者に対向させる装置制御部と、
    対向した前記見守り対象者の生体情報を取得する生体センサと、
    を有することを特徴とする見守り装置。
  2. 前記見守り対象者の顔を認証する顔認証部をさらに有し、
    前記左右回動の際に前記顔の認証を実施し、顔認証した見守り対象者に前記ディスプレイを対向させることを特徴とする請求項1に記載の見守り装置。
  3. 前記見守り対象者毎の個人情報と検出した前記生体情報を関連付けて記憶する見守り対象者データ記憶部をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の見守り装置。
  4. 前記見守り対象者データ記憶部は、前記見守り対象者毎の個人情報に対応付けて応対者をさらに記憶しており、
    前記顔認証部が認証した前記見守り対象者の顔に応じて、該見守り対象者に対応する前記応対者を前記ディスプレイに表示させる表示制御部をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の見守り装置。
  5. 前記表示制御部による前記ディスプレイへの前記応対者の表示とともに、前記見守り対象者との会話を行う会話部をさらに有することを特徴とする請求項4に記載の見守り装置。
  6. 前記見守り対象者が発した音声を取得する音声取得部をさらに有し、
    前記装置制御部は、前記音声取得部が取得した音声に応じて前記見守り対象者の音声方向を検出し、該音声方向に前記ディスプレイを左右回動させるように前記第1の回動駆動機構を制御することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の見守り装置。
  7. 前記音声取得部は、前記ディスプレイの周辺の異なる位置に複数設けられており、
    前記装置制御部は、前記複数の音声取得部が取得した音声の音量差と、前記複数の音声取得部が取得した音声の信号成分の位相差との少なくとも一方に応じて、前記見守り対象者の音声方向を検出することを特徴とする請求項6に記載の見守り装置。
  8. 前記装置制御部は、前記左右回動の際に前記見守り対象者の検知に前記生体センサを用いることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の見守り装置。
  9. 当該見守り装置は、前記ディスプレイを左右回動させながら対向した前記見守り対象者の生体情報を連続して取得していく検診モードを備えることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の見守り装置。
  10. 通信部をさらに有し、
    当該見守り装置は、ネットワークを通じて外部とのテレビ電話または音声通話を実施する外部接続モードを備えることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載の見守り装置。
  11. 通信部をさらに有し、
    当該見守り装置は、前記顔認証部により登録された見守り対象者が検知されると予め設定された通知先に帰宅検知を通知する帰宅検知モードを備えることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の見守り装置。
  12. 前記顔認証部により認証された見守り対象者の認証リストを作成する認証リスト作成部をさらに有することを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載の見守り装置。
  13. 第2の回動軸を中心として前記ディスプレイを前記見守り対象者に対して上下回動させる第2の回動駆動機構をさらに有することを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の見守り装置。
  14. 前記装置制御部は、前記左右回動により、前記ディスプレイを前記見守り対象者に対向させた後に、前記第2の回動駆動機構による前記ディスプレイの上下回動を制御することにより、前記ディスプレイを前記見守り対象者に対して頷き、相槌を打ち、またはお辞儀するように動作させることを特徴とする請求項13に記載の見守り装置。
  15. 前記左右回動時に、左右回動する側と左右回動しない側とにそれぞれ設けられたワイヤレス給電用コイルをさらに有することを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載の見守り装置。
  16. ディスプレイと、
    第1の回動軸を中心として前記ディスプレイを前記見守り対象者に対して左右回動させる第1の回動駆動機構と、
    第2の回動軸を中心として前記ディスプレイを前記見守り対象者に対して上下回動させる第2の回動駆動機構と、
    第1の回動駆動機構による前記ディスプレイの左右回動を制御することにより、前記ディスプレイを前記見守り対象者に対向させる装置制御部と、
    を有することを特徴とする見守り装置。
  17. 請求項1から請求項16のいずれかに記載の複数の見守り装置と、当該複数の見守り装置を管理するサーバ装置とを有することを特徴とする見守りシステム。
  18. 請求項1から請求項17のいずれかに記載の見守り装置と、当該見守り装置と通信可能なオペレータ端末とを有することを特徴とする見守りシステム。
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