JP2017208611A - 無線通信装置、無線通信システム及び周波数切替方法 - Google Patents

無線通信装置、無線通信システム及び周波数切替方法 Download PDF

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義雄 井上
武 功刀
Takeshi Kunugi
武 功刀
大知 安岡
Daichi Yasuoka
大知 安岡
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Abstract

【課題】端末分布に応じた適切な高速通信を行う無線通信装置、無線通信システム及び周波数切替方法を提供する。【解決手段】無線制御部20は、第1周波数又は第2周波数を用いて複数の端末装置と接続する。リソース制御部142は、各端末装置からの制御信号に基づいて各端末装置の位置情報を取得する。周波数選択制御部145は、リソース制御部142により取得された各端末装置の位置情報を基に端末装置の分布状態を取得する。そして、リソース制御部142は、分布状態に応じて第1周波数又は第2周波数の何れの周波数を使用するかを決定し、決定した周波数で端末装置と接続するように無線制御部20を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、無線通信装置、無線通信システム及び周波数切替方法に関する。
LTE(Long Term Evolution)では、キャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)を用いることで、複数の異なる周波数帯の電波を同時に運用し、1つの通信回線としてデータを分散して送受信することができる。これにより、通信の高速化や安定化を図ることができる。
この技術により、無線基地局装置(eNB:E-UTRAN NodeB)は、低周波数を用いて広いエリアをカバーするマクロセルと、マクロセルがカバーするエリア内に高周波を用いて狭いエリアをカバーするスモールセルとが同時に形成される。そして、携帯端末装置は、マクロセルをプライマリセル(Pcell:Primary Cell)とし、スモールセルをセカンダリセル(Scell:Secondary Cell)として接続する。これにより、ハンドオーバ処理などの発生を低減させて、安定した高速通信を可能としている。
近年、動画配信などの様々なコンテンツ配信により、無線通信システムには、今まで以上の高速通信が求められ、ミリ波によるスモールセルの構成が検討されている。
現在の携帯端末装置の無線通信システムにおける無線基地局装置は、複数周波数に対応したTP(Transmission Point)を具備していても、運用開始時に設定する周波数を固定の周波数としてセルが設定される。このように各セルの周波数が固定された状態で無線基地局装置が用いる周波数を変更するために、周波数毎にスモールセルを設置することで周波数の切り替えを実現する構成が考えられる。
さらに、異なる周波数を用いて通信を行う技術として、無線基地局装置に接続されたアクセスポイントと通信する場合、無線基地局装置との間で直接通信を行う場合よりも高い周波数チャネルを利用する従来技術がある。
特開2010−34920号公報
しかしながら、例えばスモールセルにおいて周波数が固定されている場合、運用中のセルのエリア内において、接続する携帯端末装置分布が変化しても接続する端末分布に応じた周波数への切り替えは困難である。そのため、端末分布に応じた適切な高速通信を実現することは困難である。
また、周波数毎にスモールセルを設置する場合、スモールセル毎に端末を収容するための無線リソース及び基地局設備を予め用意しておくことになる。無線リソースや基地局設備の設置には限界があり、またコストも増大することが考えられ、無線リソース及び基地局設備を予め用意することは困難である。
さらに、アクセスポイントと通信する場合に高い周波数チャネルを利用する従来技術の場合、エリア内の端末数を考慮しておらず、端末分布に応じた適切な高速通信を実現することは困難である。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、端末分布に応じた適切な高速通信を行う無線通信装置、無線通信システム及び周波数切替方法を提供することを目的とする。
本願の開示する無線通信装置、無線通信システム及び周波数切替方法の一つの態様において、第1無線部は、第1周波数又は第2周波数を用いて複数の端末装置と接続する。位置情報取得部は、各前記端末装置からの制御信号に基づいて各前記端末装置の位置情報を取得する。制御部は、前記位置情報取得部により取得された各前記端末装置の前記位置情報を基に前記端末装置の分布状態を取得する。そして、制御部は、前記分布状態に応じて前記第1周波数又は前記第2周波数の何れの周波数を使用するかを決定し、決定した周波数で前記端末装置と接続するように前記第1無線部を制御する。
本願の開示する無線通信装置、無線通信システム及び周波数切替方法の一つの態様によれば、端末分布に応じた適切な高速通信を行うことができるという効果を奏する。
図1は、実施例に係る基地局装置のブロック図である。 図2は、基地局動作制御部のブロック図である。 図3は、位置分布管理テーブルの一例の図である。 図4は、追出処理及び周波数変更処理を説明するための図である。 図5は、周波数変更を用いたSCellのエリア縮小処理のシーケンス図である。 図6は、端末装置が60GHzセルのエリア内に存在する場合の位置分布管理テーブルの一例を表す図である。 図7は、周波数変更を用いたSCellのエリア拡大処理のシーケンス図である。 図8は、端末装置が60GHzセルのエリア内に存在する場合の位置分布管理テーブルの他の例を表す図である。 図9は、端末装置が60GHzセルのエリア外で2GHzセルのエリア内に存在する場合の位置分布管理テーブルの一例を表す図である。 図10は、周波数変更によるSCellのエリア縮小について説明するための図である。 図11は、周波数変更によるSCellのエリア拡大について説明するための図である。 図12は、実施例に係る基地局装置のハードウェア構成図である。
以下に、本願の開示する無線通信装置、無線通信システム及び周波数切替方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する無線通信装置、無線通信システム及び周波数切替方法が限定されるものではない。
図1は、実施例に係る基地局装置のブロック図である。基地局装置10は、「無線通信装置」及び「無線通信システム」の一例にあたる。基地局装置10は、通信制御装置1、無線装置2及びアンテナ3を有する。ここで、図1では無線装置2を1つ記載したが、基地局装置10は、複数の無線装置2を有してもよい。さらに、基地局装置10が複数の無線装置2を有する場合、それらは異なる場所に配置されてもよい。
本実施例では、基地局装置10は、CAの機能を有しており、PCell用の無線装置2とSCell用の無線装置2とを有する。そして、SCell用の無線装置2は、PCell用の無線装置2が形成するセル内に複数配置される。
無線装置2は、無線制御部20を有する。無線制御部20は、アンテナ3に接続される。また、無線制御部20は、後述する通信制御装置1の無線送受信部11に接続される。無線制御部20は、通信制御装置1に指示された周波数を用いてセルを形成する。そして、無線制御部20は、アンテナ3を介してセル内に在圏する端末装置と接続し通信を行う。
より詳しくは、無線制御部20は、アンテナ3を介して端末装置から送信された信号を受信する。そして、無線制御部20は、受信した信号に復調処理を施しベースバンド信号を生成する。さらに、無線制御部20は、復調した信号にA/D(Analog/Digital)変換を施す。その後、無線制御部20は、デジタル信号であるベースバンド信号を通信制御装置1へ送信する。
また、無線制御部20は、ベースバンド信号を通信制御装置1から受信する。そして、無線制御部20は、受信したベースバンド信号にD/A(Digital/Analog)変換を施す。さらに、無線制御部20は、アナログ信号であるベースバンド信号に変調処理を施し無線信号を生成する。そして、無線制御部20は、生成した無線信号を増幅後、アンテナ3を介して端末装置へ送信する。SCellを形成する無線制御部20が、「第2無線部」の一例にあたる。PCellを形成する無線制御部20が、「第1無線部」の一例にあたる。
また、図1では、1つの無線装置2に対して1つのアンテナ3が設けられているが、無線装置2は、複数のアンテナ3を有してもよい。複数のアンテナ3を有する場合、無線制御部20は、異なるアンテナ3から異なる周波数の信号を出力することもできるし、異なるアンテナ3から同じ周波数の信号を出力することもできる。本実施例では、SCell用の無線装置2は、2つのアンテナを有する場合で説明する。
ここで、無線装置2としては、マクロ基地局、ピコ基地局、RRH(Remote Radio Head)などの形態がある。以下では無線装置2の種類を区別しないでTP(Transmission Point)として表す場合がある。
通信制御装置1は、無線送受信部11、無線送受信インタフェース部12、ベースバンド信号処理部13及び基地局動作制御部14を有する。
無線送受信部11は、ベースバンド信号を無線制御部20から受信する。そして、無線送受信部11は、受信した信号に対し復号処理を施す。その後、無線送受信部11は、復号処理を施した信号を無線送受信インタフェース部12へ出力する。
また、無線送受信部11は、受信品質が格納された信号を、その信号の送信元の端末装置の識別情報とともに基地局動作制御部14へ出力する。例えば、無線送受信部11は、受信品質が格納された信号として、パイロット信号、リファレンスシグナル及びRRC(Radio Resource Control)メッセージなどを基地局動作制御部14へ出力する。
さらに、無線送受信部11は、端末装置との通信に用いる周波数の変更、すなわち、無線装置2が通信に用いる周波数の変更を基地局動作制御部14から受ける。そして、無線送受信部11は、指定された変更後の周波数を用いてデータの送受信を行うように無線装置2の無線制御部20に指示する。また、無線送受信部11は、アンテナ3の周波数を変更する場合、各端末装置を2つのアンテナ3の内の何れのアンテナ3に接続させるかの指示を基地局動作制御部14から受ける。そして、無線送受信部11は、指定されたアンテナ3に端末装置が接続するように無線制御部20に指示する。
無線送受信インタフェース部12は、基地局動作制御部14と通信を行い使用するフォーマットを取得する。また、無線送受信インタフェース部12は、実行した処理の結果を基地局動作制御部14へ出力する。
無線送受信インタフェース部12は、RRCメッセージのパラメータ変換やベースバンド信号のフォーマット変換などの各種処理を行う。そして、無線送受信インタフェース部12は、処理を施した信号をベースバンド信号処理部13へ出力する。
また、無線送受信インタフェース部12は、端末装置へ送信する信号の入力をベースバンド信号処理部13から受ける。そして、無線送受信インタフェース部12は、受信した信号に対してフォーマット変換などの処理を施す。その後、無線送受信インタフェース部12は、処理を施した信号を無線送受信部11へ出力する。
ベースバンド信号処理部13は、ベースバンド信号の入力を無線送受信インタフェース部12から受ける。そして、ベースバンド信号処理部13は、取得した信号を上位装置へ送信する。
また、ベースバンド信号処理部13は、動作制御部14からの指示を受けて、端末装置との通信に用いる無線リソースの指示を基地局動作制御部14から受ける。そして、ベースバンド信号処理部13は、端末装置へ送信する信号を上位装置から受信する。その後、ベースバンド信号処理部13は、端末装置との通信に用いる無線リソースの情報とともに端末装置へ送信する信号を無線送受信インタフェース部12へ通知する。
さらに、ベースバンド信号処理部13は、基地局動作制御部14からの指示を受けて、端末装置との通信に用いる無線リソースの変更を行う。例えば、ベースバンド信号処理部13は、端末装置との通信に用いる周波数の変更、すなわち、無線装置2が通信に用いる周波数の変更を基地局動作制御部14から受ける。そして、ベースバンド信号処理部13は、指定された変更後の周波数を用いてデータの送受信を行うように無線リソースを決定する。また、例えば、ベースバンド信号処理部13は、アンテナ3の周波数を変更する場合、各端末装置を2つのアンテナ3の内の何れのアンテナ3に接続させるかの指示を基地局動作制御部14から受ける。そして、ベースバンド信号処理部13は、指定されたアンテナ3に端末装置が接続するように無線リソースを決定する。
基地局動作制御部14は、各端末装置との使用する無線リソースを決定し、決定した無線リソースを無線送受信部11及びベースバンド信号処理部13へ通知する。また、基地局動作制御部14は、セルの形成の指示を無線送受信部11を介して無線制御部20へ送信する。また、基地局動作制御部14は、無線装置2が形成するセル内に在圏する端末装置の数管理を行う。また、基地局動作制御部14は、接続する端末装置の数の管理を行う。
さらに、基地局動作制御部14は、セル内の端末装置の位置に応じて、セルの変更を無線制御部20へ指示する。以下では、図2を参照して、基地局動作制御部14のセルの変更の機能について詳細に説明する。図2は、基地局動作制御部のブロック図である。
基地局動作制御部14は、図2に示すように、UE(User Equipment)メッセージ受信部141、リソース制御部142、追出制御部143、データ管理部144及び周波数選択制御部145を有する。
UEメッセージ受信部141は、各端末装置から送信されたパイロット信号やRRCメッセージなどの受信品質が格納された信号の入力を無線送受信部11から受ける。そして、UEメッセージ受信部141は、受信した信号をデコードする。その後、UEメッセージ受信部141は、デコードした信号をリソース制御部142へ出力する。
リソース制御部142は、デコードされた信号の入力をUEメッセージ受信部141から受ける。次に、リソース制御部142は、受信した信号から受信品質を取得する。そして、リソース制御部142は、取得した受信品質から各端末装置の位置を推定する。その後、リソース制御部142は、推定した各端末装置の位置を示す位置情報を端末装置の識別情報とともにデータ管理部144に格納させる。例えば、SCellを形成する無線装置2には接続していない端末については、リソース制御部142は、PCellから送られてくる信号に格納された受信品質を用いることで端末装置の位置を特定できる。このリソース制御部142が、「位置情報取得部」の一例にあたる。
その後、周波数の変更を行う場合、リソース制御部142は、周波数の変更の通知を周波数選択制御部145から受ける。そして、リソース制御部142は、追出処理の実行の指示を追出制御部143へ通知する。
データ管理部144は、各端末装置の位置を示す位置情報及び端末装置の識別情報の入力をリソース制御部142から受ける。そして、データ管理部144は、図3に示す位置分布管理テーブル441に端末装置の位置情報及び識別情報を対応させて登録する。図3は、位置分布管理テーブルの一例の図である。図3の位置分布管理テーブル441は、1つの無線装置2についてのテーブルを示す。
本実施例では、位置分布管理テーブル441には、端末装置の識別情報として、C−RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)などのUE識別番号が登録される。さらに、位置分布管理テーブル441には、UE識別番号に対応させて、端末装置の位置情報として接続TPからの位置情報が登録される。ここで、接続TPからの位置情報とは、無線装置2が形成するもしくは形成可能なSCellのエリア内にその端末装置が在圏する場合に、その無線装置2から端末装置までの距離が登録される。
データ管理部144は、基地局装置10が管理するSCellを形成する無線装置2のうち接続する又は接続可能な端末装置が存在する無線装置2の全てについての位置分布管理テーブル441を格納する。
以下では、位置分布管理テーブル441を用いたセルを形成する周波数の変更について説明するが、いずれの無線装置2においても同様の処理が行われるので、特定の無線装置2について説明する。そこで、セルの周波数の変更を行う対象とする特定の無線装置2を、単に無線装置2として説明する。
周波数選択制御部145は、データ管理部144に格納された位置分布管理テーブル441を参照する。そして、周波数選択制御部145は、SCellである無線装置2からの距離を用いて無線装置2が形成するセルに対する各端末装置の分布状態を取得する。
ここでは、無線装置2は、2GHzの周波数帯を用いて半径2000mのSCellを形成することができ、60GHzの周波数帯を用いて半径100mのSCellを形成することができる場合で説明する。SCellを形成する2GHzの周波数帯が「第1周波数」の一例にあたる。そして、2GHzの周波数帯を用いて形成されるSCellが、「第1セル」の一例にあたる。また、SCellを形成する60GHzの周波数帯が「第2周波数」の一例にあたる。そして、60GHzの周波数帯を用いて形成されるSCellが、「第2セル」の一例にあたる。さらに、この場合、PCellの周波数は、1GHzなどである。このPCellの周波数が「第3周波数」の一例にあたる。
周波数選択制御部145は、無線装置2からの距離が100m未満の端末装置の数、100m以上で2000m未満の端末装置の数、及び、2000m以上の端末装置の数をそれぞれ取得することで分布状態を取得する。以下では、2GHzの周波数を用いて形成できるセルを「2GHzセル」といい、60GHzの周波数を用いて形成できるセルを「60GHzセル」という。
ここで、周波数選択制御部145は、周波数の切り替え条件を予め有する。例えば、周波数選択制御部145は、無線装置2が2GHzの周波数を用いている場合、無線装置2に接続する端末装置の数の70%以上が60GHzセルのエリア内に存在する場合、無線周波数を60GHzに変更するという条件を有する。また、周波数選択制御部145は、無線装置2が60GHzの周波数を用いている場合、無線装置2に接続可能な端末装置のうち30%以上が60GHzセルのエリア外で2GHzセルのエリア内に存在すれば、無線周波数を2GHzに変更するという条件を有する。
周波数選択制御部145は、無線装置2が現在使用中の無線周波数を確認する。そして、周波数選択制御部145は、位置分布管理テーブル441に登録された端末装置の分布状態が、予め決められた条件を満たした場合、周波数の変更を決定する。
周波数の変更を決定した場合、周波数選択制御部145は、2つのアンテナ3のうちの一方のアンテナ3を選択する。そして、周波数選択制御部145は、選択した一方のアンテナ3の周波数の変更をリソース制御部142へ通知する。その後、一方のアンテナ3に接続する端末装置を他方のアンテナ3に移行する追出処理完了の通知を追出制御部143から受けると、周波数選択制御部145は、一方のアンテナ3の周波数変更を無線送受信部11及びベースバンド信号処理部13へ通知する。
次に、一方のアンテナ3の周波数の変更が完了すると、周波数選択制御部145は、他方のアンテナの周波数の変更をリソース制御部142へ通知する。その後、他方のアンテナ3に接続する端末装置を一方のアンテナ3に移行する追出処理完了の通知を追出制御部143から受けると、周波数選択制御部145は、他方のアンテナ3の周波数変更を無線送受信部11及びベースバンド信号処理部13へ通知する。この周波数選択制御部145が、「制御部」の一例にあたる。
追出制御部143は、一方のアンテナ3に対する追出処理の実行の指示をリソース制御部142から受ける。そして、追出制御部143は、一方のアンテナ3に接続する端末装置を他方のアンテナ3に移行する指示を無線送受信部11及びベースバンド信号処理部13へ通知する。その後、追出制御部143は、一方のアンテナ3に接続する端末装置を他方のアンテナ3に移行する追出処理完了を周波数選択制御部145に通知する。
その後、追出制御部143は、他方のアンテナ3に対する追出処理の実行の指示をリソース制御部142から受ける。そして、追出制御部143は、他方のアンテナ3に接続する端末装置を一方のアンテナ3に移行する指示を無線送受信部11及びベースバンド信号処理部13へ通知する。
ここで、図4を参照して、追出処理について詳細に説明する。図4は、追出処理及び周波数変更処理を説明するための図である。ここでは、図4に示すように、無線装置2は、アンテナ3としてアンテナ31及びアンテナ32を有する。また、ここでは、端末装置41〜43が存在する場合で説明する。さらに、ここでは、周波数を2GHzから60GHzへ変更する場合で説明する。そして、図4では、アンテナ31及び32の上に、各状態におけるアンテナ31及び32それぞれの使用周波数を記載した。
周波数選択制御部145は、アンテナ31及び32のうちの一方を選択する。ここでは、周波数選択制御部145がアンテナ32を選択した場合で説明する。周波数選択制御部145は、アンテナ32の周波数変更をリソース制御部142に通知する。追出制御部143は、リソース制御部142からアンテナ32に対する追出処理の指示を受けて、端末装置41〜43のうちアンテナ32に接続中の装置を、アンテナ31へ移行させる指示を無線送受信部11及びベースバンド信号処理部13に指示する。これにより、図4の状態301に示すように、端末装置41〜43は、アンテナ31に接続する。そして、アンテナ32に接続する端末装置が存在しなくなる。状態301は、アンテナ31及び32ともに、2GHzの周波数を用いる。
アンテナ32への移行完了後、周波数選択制御部145は、接続する端末装置が存在しないアンテナ32の周波数変更の指示を無線送受信部11及びベースバンド信号処理部13に指示する。これにより、アンテナ32の周波数が2GHzから60GHzに変更される。そして、アンテナ31の周波数の変更の完了後、周波数選択制御部145は、アンテナ32の周波数変更をリソース制御部142に通知する。追出制御部143は、リソース制御部142からアンテナ31に対する追出処理の指示を受けて、端末装置41〜43のアンテナ32への接続を無線送受信部11及びベースバンド信号処理部13に通知する。これにより、状態302に示すように、端末装置41〜43は、アンテナ31に2GHzで接続し、アンテナ32に60GHzで接続する。
端末装置41〜43のアンテナ32への接続完了後、追出制御部143は、アンテナ31と端末装置41〜43との接続の切断を無線送受信部11及びベースバンド信号処理部13に指示する。これにより、状態303に示すように、端末装置41〜43は、アンテナ32に60GHzで接続し、アンテナ31とは接続しない状態となる。また、状態3030では、アンテナ31は、まだ2GHzの周波数を用いる。
端末装置41〜43のアンテナ31からの切断が完了すると、周波数選択制御部145は、アンテナ31の周波数変更の指示を無線送受信部11及びベースバンド信号処理部13に指示する。これにより、アンテナ31の周波数が2GHzから60GHzに変更される。この場合、状態304に示すように、アンテナ31及び32ともに、60GHzの周波数を用いる。この後、基地局装置10は、60GHzの周波数を用いるアンテナ31及び32を用いて端末装置41〜43との通常の通信処理を行う。
次に、図5を参照して、本実施例に係る基地局装置10による周波数変更を用いたSCellのエリア縮小処理の流れについて説明する。図5は、周波数変更を用いたSCellのエリア縮小処理のシーケンス図である。ここでは、端末装置41〜43が存在する場合で説明する。また、PCellを形成する無線装置2をTP21とし、SCellを形成する無線装置2をTP22とする。さらに、TP22がアンテナ31及び32という2つのアンテナ3を有する場合で説明する。
基地局装置10が起動後、基地局動作制御部14は、PCellのセル設定をTP21に通知する(ステップS101)。TP21は、セル設定の通知を基地局動作制御部14から受け、受信したセル設定を用いてPCellを形成する。
次に、基地局動作制御部14は、SCellで用いる周波数の選択を行う(ステップS102)。ここでは、SCellでは、2GHzと60GHzの周波数を用いることができ、基地局動作制御部14が2GHzの周波数を選択した場合で説明する。
次に、基地局動作制御部14は、アンテナ31に対する2GHzの周波数を用いたセル設定をTP22に通知する(ステップS103)。TP22は、セル設定の通知を受けて、周波数2GHzでセルを形成するようにアンテナ31の設定を行う(ステップS104)。
次に、基地局動作制御部14は、アンテナ32に対する2GHzの周波数を用いたセル設定をTP22に通知する(ステップS105)。TP22は、セル設定の通知を受けて、周波数2GHzでセルを形成するようにアンテナ32の設定を行う(ステップS106)。
端末装置41は、TP21が形成するPCellに対する接続を確立する(ステップS107)。また、端末装置42は、TP21が形成するPCellに対する接続を確立する(ステップS108)。端末装置43は、TP21が形成するPCellに対する接続を確立する(ステップS109)。
その後、端末装置41は、定期的にパイロット信号及びRRCメッセージをTP21に送信する(ステップS110)。TP21は、端末装置41から受信したパイロット信号及びRRCメッセージを、無線送受信部11を介して基地局動作制御部14に転送する(ステップS111)。
また、端末装置42も、定期的にパイロット信号及びRRCメッセージをTP21に送信する(ステップS112)。TP21は、端末装置42から受信したパイロット信号及びRRCメッセージを、無線送受信部11を介して基地局動作制御部14に転送する(ステップS113)。
また、端末装置43も、定期的にパイロット信号及びRRCメッセージをTP21に送信する(ステップS114)。TP21は、端末装置43から受信したパイロット信号及びRRCメッセージを、無線送受信部11を介して基地局動作制御部14に転送する(ステップS115)。
基地局動作制御部14は、取得した端末装置41〜43のパイロット信号及びRRCメッセージに格納された受信品質の情報を用いて、端末装置41〜43の位置を推定する(ステップS116)。基地局動作制御部14は、端末装置41〜43の位置情報を位置分布管理テーブル441に登録する。ここでは、端末装置41〜43が、60GHzセルの外側で2GHzセルの内側に存在する場合で説明する。
例えば、この場合、位置分布管理テーブル441は、図3に示すようなテーブルとなる。ここでは、端末装置41のUE識別番号が1001であり、端末装置42の識別情報が2001であり、端末装置43の識別情報が3001であるとする。位置情報401は、ステップS111で取得された情報を基に算出され登録される。位置情報402は、ステップS113で取得された情報を基に算出され登録される。位置情報403は、ステップS115で取得された情報を基に算出され登録される。この状態では、60GHzセルのエリア内の端末分布は0%であり、基地局動作制御部14は、60GHzへの周波数変更は行わないと判定する。
端末装置41〜43は、SCellとの接続を確立する。具体的には、端末装置41は、アンテナ31を介してTP22が形成するSCellに対する接続を確立する(ステップS117)。また、端末装置42は、アンテナ31を介してTP22が形成するSCellに対する接続を確立する(ステップS118)。端末装置43は、アンテナ32を介して、TP22が形成するSCellに対する接続を確立する(ステップS119)。
端末装置41は、60GHzセルのエリア内に移動する(ステップS120)。基地局動作制御部14は、定期的にパイロット信号及びRRCメッセージを端末装置41から取得する(ステップS121)。ここで、基地局動作制御部14は、実際には、端末装置41からのパイロット信号及びRRCメッセージの取得は、TP21又は22の一方もしくは双方を介して行うが、図5では、分かり易いように、端末装置41から直接基地局動作制御部14へ矢印を延ばした。そして、基地局動作制御部14は、端末装置41の位置を推定し位置分布管理テーブル441に登録するとともに、端末分布を集計する(ステップS122)。この場合、端末装置41はTP22の60GHzセルのエリア内に存在し、基地局動作制御部14は、例えば、図3の位置情報401を図6の位置情報414に変更する。図6は、端末装置が60GHzセルのエリア内に存在する場合の位置分布管理テーブルの一例を表す図である。
端末装置42は、60GHzセルのエリア内に移動する(ステップS123)。基地局動作制御部14は、定期的にパイロット信号及びRRCメッセージを端末装置42から取得する(ステップS124)。そして、基地局動作制御部14は、端末装置42の位置を推定し位置分布管理テーブル441に登録するとともに、端末分布を集計する(ステップS125)。この場合、端末装置42はTP22の60GHzセルのエリア内に存在し、基地局動作制御部14は、例えば、図3の位置情報402を図6の位置情報415に変更する。
端末装置43は、60GHzセルのエリア内に移動する(ステップS126)。基地局動作制御部14は、定期的にパイロット信号及びRRCメッセージを端末装置43から取得する(ステップS127)。そして、基地局動作制御部14は、端末装置43の位置を推定し位置分布管理テーブル441に登録するとともに、端末分布を集計する(ステップS128)。この場合、端末装置43はTP22の60GHzセルのエリア内に存在し、基地局動作制御部14は、例えば、図3の位置情報403を図6の位置情報416に変更する。
ここで、基地局動作制御部14は、端末装置41〜43の70%以上が60GHzセルのエリア内に存在すると判定する(ステップS129)。
そして、基地局動作制御部14は、端末装置41〜43のSCell接続の接続先をアンテナ31に切り替える(ステップS130)。ここでは、端末装置43がアンテナ32に接続しているので、端末装置43は、SCell接続の接続先がアンテナ31に切り替えられる(ステップS131)。
次に、基地局動作制御部14は、アンテナ32の周波数の60GHzへの変更をTP22に指示する(ステップS132)。TP22は、アンテナ32の周波数を60GHzに変更する(ステップS133)。
次に、基地局動作制御部14は、端末装置41〜43のSCell接続の接続先をアンテナ32に切り替える(ステップS134)。ここでは、端末装置41〜43がアンテナ31に接続しているので、端末装置41〜43は、SCell接続の接続先がアンテナ32に切り替えられる(ステップS135〜137)。
次に、基地局動作制御部14は、アンテナ31の周波数の60GHzへの変更をTP22に指示する(ステップS138)。TP22は、アンテナ31の周波数を60GHzに変更する(ステップS139)。
次に、図7を参照して、本実施例に係る基地局装置10による周波数変更を用いたSCellのエリア拡大処理の流れについて説明する。図7は、周波数変更を用いたSCellのエリア拡大処理のシーケンス図である。
基地局装置10が起動後、基地局動作制御部14は、PCellのセル設定をTP21に通知する(ステップS201)。TP21は、セル設定の通知を基地局動作制御部14から受け、受信したセル設定を用いてPCellを形成する。
次に、基地局動作制御部14は、SCellで用いる周波数の選択を行う(ステップS202)。ここでは、基地局動作制御部14は、60GHzの周波数を選択した場合で説明する。
次に、基地局動作制御部14は、アンテナ31に対する60GHzの周波数を用いたセル設定をTP22に通知する(ステップS203)。TP22は、セル設定の通知を受けて、周波数60GHzでセルを形成するようにアンテナ31の設定を行う(ステップS204)。
次に、基地局動作制御部14は、アンテナ32に対する60GHzの周波数を用いたセル設定をTP22に通知する(ステップS205)。TP22は、セル設定の通知を受けて、周波数60GHzでセルを形成するようにアンテナ32の設定を行う(ステップS206)。
端末装置41は、TP21が形成するPCellに対する接続を確立する(ステップS207)。また、端末装置42は、TP21が形成するPCellに対する接続を確立する(ステップS208)。
その後、端末装置41は、定期的にパイロット信号及びRRCメッセージをTP21に送信する(ステップS209)。TP21は、端末装置41から受信したパイロット信号及びRRCメッセージを、無線送受信部11を介して基地局動作制御部14に転送する(ステップS210)。
また、端末装置42も、定期的にパイロット信号及びRRCメッセージをTP21に送信する(ステップS211)。TP21は、端末装置42から受信したパイロット信号及びRRCメッセージを、無線送受信部11を介して基地局動作制御部14に転送する(ステップS212)。
基地局動作制御部14は、取得した端末装置41及び42のパイロット信号及びRRCメッセージに格納された受信品質の情報を用いて、端末装置41及び42の位置を推定する(ステップS213)。基地局動作制御部14は、端末装置41及び42の位置情報を位置分布管理テーブル441に登録する。ここでは、端末装置41及び42が、60GHzセルの内側に存在する場合で説明する。
例えば、この場合、位置分布管理テーブル441は、図8に示すようなテーブルとなる。図8は、端末装置が60GHzセルのエリア内に存在する場合の位置分布管理テーブルの他の例を表す図である。端末装置41の位置情報421は、ステップS210で取得された情報を基に算出され登録される。端末装置42の位置情報422は、ステップS112で取得された情報を基に算出され登録される。この状態では、60GHzセルのエリア内の端末分布は100%であり、基地局動作制御部14は、2GHzへの周波数変更は行わないと判定する。
端末装置41及び42は、SCellとの接続を確立する。具体的には、端末装置41は、アンテナ31を介してTP22が形成するSCellに対する接続を確立する(ステップS214)。また、端末装置42は、アンテナ32を介してTP22が形成するSCellに対する接続を確立する(ステップS215)。
ここで、端末装置41は、60GHzセルのエリア外に移動する(ステップS216)。そして、端末装置41は、アンテナ31を用いたSCell接続が切断される(ステップS217)。この場合、未だ60GHzセルのエリア内に存在する分布状態は30%以上なので、基地局動作制御部14は、周波数の切り替えは行わないと判定する。
次に、端末装置43は、TP21が形成するPCellに対する接続を確立する(ステップS218)。
端末装置41は、定期的にパイロット信号及びRRCメッセージをTP21に送信する(ステップS219)。TP21は、端末装置41から受信したパイロット信号及びRRCメッセージを、無線送受信部11を介して基地局動作制御部14に転送する(ステップS220)。
基地局動作制御部14は、端末装置41の位置を推定し位置分布管理テーブル441に登録するとともに、端末分布を集計する(ステップS221)。この場合、端末装置41はTP22の60GHzセルのエリア外で2GHzセルのエリア内に存在し、基地局動作制御部14は、例えば、図8の位置情報421を図9の位置情報423に変更する。図9は、端末装置が60GHzセルのエリア外で2GHzセルのエリア内に存在する場合の位置分布管理テーブルの一例を表す図である。
また、端末装置43は、定期的にパイロット信号及びRRCメッセージをTP21に送信する(ステップS222)。TP21は、端末装置43から受信したパイロット信号及びRRCメッセージを、無線送受信部11を介して基地局動作制御部14に転送する(ステップS223)。基地局動作制御部14は、端末装置43の位置を推定し位置分布管理テーブル441に登録するとともに、端末分布を集計する(ステップS224)。この場合、端末装置43はTP22の60GHzセルのエリア外で2GHzセルのエリア内に存在し、基地局動作制御部14は、例えば、図9の位置情報424を位置分布管理テーブル441に追加する。
ここで、基地局動作制御部14は、端末装置41〜43のうち、60GHzセルのエリア外、且つ、2GHzセルのエリア内に30%以上が存在すると判定する(ステップS225)。
そして、基地局動作制御部14は、端末装置41〜43の接続先SCellをアンテナ31に切り替える(ステップS226)。ここでは、端末装置42がアンテナ32に接続しているので、端末装置42は、SCell接続の接続先がアンテナ31に切り替えられる(ステップS227)。
次に、基地局動作制御部14は、アンテナ32の周波数の2GHzへの変更をTP22に指示する(ステップS228)。TP22は、アンテナ32の周波数を2GHzに変更する(ステップS229)。
次に、基地局動作制御部14は、端末装置41〜43の接続先SCellをアンテナ32に切り替える(ステップS230)。ここでは、端末装置42はアンテナ31に接続しており、端末装置41及び34は未接続であるので、端末装置41〜43は、SCell接続の接続先がアンテナ32に切り替えられる(ステップS231〜233)。
次に、基地局動作制御部14は、アンテナ31の周波数の2GHzへの変更をTP22に指示する(ステップS234)。TP22は、アンテナ31の周波数を2GHzに変更する(ステップS235)。
次に、図10及び11を参照して、周波数変更によるSCellのエリア変更について再度まとめて説明する。図10は、周波数変更によるSCellのエリア縮小について説明するための図である。図11は、周波数変更によるSCellのエリア拡大について説明するための図である。
図10の状態501は、SCellエリア縮小前の状態を表す。通信制御装置1は、無線装置2であるTP21及びTP22を制御する。TP21は、PCellであるセル210を形成する。また、端末装置41〜43がTP22の60GHzセルエリア外で2GHzセルエリア内に存在するため、TP22は、2GHzセル221を形成する。
ここで、状態502に示すように、端末装置41〜43がTP22に近づき、60GHzセルエリアの中に入る。そうすると、通信制御装置1は、無線装置2に接続する端末装置の数の70%以上が60GHzセルのエリア内に存在すると判定し、周波数の変更を決定する。そして、通信制御装置1は、周波数の60GHzへの変更をTP22に指示する。これを受けて、TP22は、60GHzセル222を形成する。この場合、状態502に示すように、端末装置41〜43は、60GHzセルエリア内に存在するため、TP22への接続を継続することができる。
図11の状態503は、SCellエリア拡大前の状態を表す。TP21は、PCellであるセル210を形成する。また、端末装置41〜43がTP22の60GHzセルエリア内に存在するため、TP22は、60GHzセル222を形成する。
ここで、状態504に示すように、端末装置41〜43がTP22から離れ、60GHzセルエリアの外に出る。そうすると、通信制御装置1は、無線装置2に接続可能な端末装置のうち30%以上の端末が60GHzセルのエリア外且つ2GHzセルのエリア内に存在すると判定し、周波数の変更を決定する。そして、通信制御装置1は、周波数の2GHzへの変更をTP22に指示する。これを受けて、TP22は、2GHzセル221を形成する。この場合、状態504に示すように、端末装置41〜43は、2GHzセルエリア内に存在するため、TP22への接続を継続することができる。
ここで、本実施例では、受信品質から位置情報を取得したが、これに限らず、基地局動作制御部は、PCell接続時に通知されるRRCメッセージによるGPS(Global Positioning System)情報といった位置情報を用いてもよい。
また、本実施例では、CAの機能を有する基地局装置について説明したが、基地局装置は、接続する端末数及び接続可能な端末数を把握できれば、CAの機能を有さなくてもよい。
以上に説明したように、本実施例に係る基地局装置は、接続中又は接続可能な端末装置の分布に応じてセルを形成する周波数を変更することでセルエリアを変更する。これにより、セル内の端末装置の分布状態に応じた周波数選択を行うことができ、各端末装置のスループットを向上させることができる。すなわち、端末分布に応じた適切な高速通信を行うことができる。また、基地局装置は、セル内の端末装置の分布状態に応じて、収容する端末装置数及び各端末装置へ提供するスループットを柔軟に変更することができる。
(ハードウェア構成)
図12は、実施例に係る基地局装置のハードウェア構成図である。図10に示すように、基地局装置10は、CPU(Central Processing Unit)101、メモリ102、RF(Radio Frequency)回路103及びFPGA(Field-Programmable Gate Array)104を有する。さらに、基地局装置10は、有線インタフェース105、DSP(Digital Signal Processor)106及びメモリ107を有する。
CPU101は、メモリ102及びFPGA104と接続される。FPGA104は、RF回路103、有線インタフェース105、DSP106と接続される。さらに、DSP106は、FPGA104及びメモリ107と接続される。
RF回路103は、無線制御部20の機能を実現する。また、有線インタフェース105は、例えば、通信制御装置1と他の基地局装置との間の通信のインタフェースである。FPGA104は、CPU101、RF回路103、有線インタフェース105及びDSP106の間の通信におけるタイミング調整などの統括制御を行う。
CPU101及びメモリ102は、図1に例示した基地局動作制御部14の機能を実現する。例えば、メモリ102は、図2に例示したUEメッセージ受信部141、リソース制御部142、追出制御部143、データ管理部144及び周波数選択制御部145の機能を実現するプログラムを含む各種プログラムを格納する。
CPU101は、メモリ102から各種プログラムを読み出し展開して実行することで、UEメッセージ受信部141、リソース制御部142、追出制御部143、データ管理部144及び周波数選択制御部145を含む基地局動作制御部14の機能を実現する。
DSP106及びメモリ107は、図1に例示した無線送受信部11、無線送受信インタフェース部12及びベースバンド信号処理部13の機能を実現する。例えば、メモリ107は、無線送受信部11、無線送受信インタフェース部12及びベースバンド信号処理部13の機能を実現するプログラムを含む各種プログラムを格納する。そして、DSP106は、メモリ107から各種プログラムを読み出し展開して実行することで、無線送受信部11、無線送受信インタフェース部12及びベースバンド信号処理部13の機能を実現する。
1 通信制御装置
2 無線装置
3 アンテナ
10 基地局装置
11 無線送受信部
12 無線送受信インタフェース部
13 ベースバンド信号処理部
14 基地局動作制御部
20 無線制御部
21,22 TP
31,32 アンテナ
41〜43 端末装置
141 UEメッセージ受信部
142 リソース制御部
143 追出制御部
144 データ管理部
145 周波数選択制御部
441 位置分布管理テーブル

Claims (5)

  1. 第1周波数又は第2周波数を用いて複数の端末装置と接続する第1無線部と、
    各前記端末装置からの制御信号に基づいて各前記端末装置の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報取得部により取得された各前記端末装置の前記位置情報を基に前記端末装置の分布状態を取得し、前記分布状態に応じて前記第1周波数又は前記第2周波数の何れの周波数を使用するかを決定し、決定した周波数で前記端末装置と接続するように前記第1無線部を制御する制御部と
    を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 第3周波数を用いて前記端末装置と接続する第2無線部をさらに備え、
    前記位置情報取得部は、前記第1無線部及び前記第2無線部から前記端末装置の位置情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記第1無線部は、前記第1周波数を用いて第1セルを形成し、前記第2周波数を用いて前記第1セルよりも小さい第2セルを形成し、
    前記制御部は、前記第1セルのエリア内に存在する第1セルエリア内端末装置の内、前記第2セルのエリア外に存在する第2セルエリア外端末装置が所定割合以上の場合、前記第1周波数を使用すると決定し、前記第1セルエリア内端末装置の内、前記第2セルエリア外端末装置が前記所定割合未満の場合、前記第2周波数を使用すると決定する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 無線装置及び通信制御装置を有する無線通信システムであって、
    前記無線装置は、
    第1周波数又は第2周波数を用いて複数の端末装置と接続する無線部を備え、
    前記通信制御装置は、
    各前記端末装置からの制御信号に基づいて各前記端末装置の位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報取得部により取得された各前記端末装置の前記位置情報を基に前記端末装置の分布状態を取得し、前記分布状態に応じて前記第1周波数又は前記第2周波数の何れの周波数を使用するかを決定し、決定した周波数で前記端末装置と接続するように前記無線部を制御する制御部と
    を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  5. 第1周波数又は第2周波数いずれか一方の周波数を用いて複数の端末装置と接続し、
    各前記端末装置からの制御信号に基づいて各前記端末装置の位置情報を取得し、
    取得した各前記端末装置の前記位置情報を基に前記端末装置の分布状態を取得し、
    前記分布状態を基に、他方の周波数を使用するか否かを決定し、
    他方の周波数を使用すると決定した場合、前記他方の周波数を用いて複数の前記端末装置と接続する
    ことを特徴とする周波数切替方法。
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