JP2017208391A - 気密パッケージの製造方法及び気密パッケージ - Google Patents

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浩士 荒川
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浩士 荒川
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Toru Shiragami
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Abstract

【課題】押え部材でガラス蓋を押圧せずとも、レーザー照射によりガラス蓋を容器に密着させて接合することができる気密パッケージの製造方法を提供する。
【解決手段】容器3の側壁部3bとガラス蓋5Aの間に封着材料4Aを配置して、側壁部3b上にガラス蓋5Aを載せる工程と、ガラス蓋5Aを凹部3方向に吸引することにより、ガラス蓋5Aを側壁部3b上の封着材料4Aに密着させる工程と、ガラス蓋5Aを封着材料4Aに密着させた状態で、レーザー光Lを照射して封着材料4Aを溶融させ、側壁部3bとガラス蓋5Aとを接合する工程とを備えることを特徴としている。
【選択図】図2

Description

本発明は、素子を搭載して封止するための気密パッケージの製造方法及び気密パッケージに関する。
従来、LED等の素子を搭載して封止するために、気密パッケージが用いられている。このような気密パッケージは、素子を搭載することができる容器と、容器内を封止するためのカバー部材が接合されることにより構成されている。気密パッケージに素子を封止することにより、素子に水分等が接触することを抑制し、信頼性を高めることが検討されている。
下記の特許文献1には、ガラスセラミックスからなる容器と、ガラス蓋が、封着材料を介して接合されてなる気密パッケージが開示されている。特許文献1では、上記封着材料として、低融点ガラスからなるガラスフリットが用いられている。また、特許文献1では、上記封着材料を焼成して、溶融させることにより、ガラスセラミックス基板とガラス蓋が接合されている。
特開2014−236202号公報
しかしながら、耐熱性の低い素子が搭載される場合、特許文献1のようにガラスフリットを焼成して溶融させると、焼成の際の加熱により素子特性が熱劣化するおそれがある。これを解消する方法として、ガラスフリットにレーザーを照射し、局所的に加熱することでガラスフリットを溶融する方法が考えられる。
ところで、パッケージの気密性を高めるためには、ガラス蓋を容器に押圧した状態でガラスフリットを溶融して、ガラス蓋と容器を接合させることが好ましい。ガラスフリットを焼成して溶融させる場合には、ガラス蓋の上に押え部材を載せ、押え部材でガラス蓋を容器側に押圧した状態で焼成することにより、ガラス蓋を容器に密着させて接合することができる。しかしながら、レーザー照射によりガラスフリットを溶融させる場合には、レーザー光を透過する部材を押え部材として用いる必要がある。例えば、ガラス板を押え部材として用い、ガラス板をガラス蓋の上に載せた状態で、上方からレーザー光を照射する必要がある。
上記の方法によれば、以下のような課題が生じることを本発明者等は見出した。
すなわち、1)ガラス蓋において、ガラスフリットと接する側のガラス蓋表面のみしか加熱されず、ガラス蓋内部での温度差が大きくなり、熱応力によりガラス蓋にクラックが発生する、2)ガラス板よりガラス蓋の表面に傷がつく場合がある、3)ガラス板を押え部材としてガラス蓋に均一に荷重をかけることが難しい等の課題を生じる。
本発明の目的は、押え部材でガラス蓋を押圧せずとも、レーザー照射によりガラス蓋を容器に密着させて接合することができる気密パッケージの製造方法及び気密パッケージを提供することにある。
本発明の気密パッケージの製造方法は、素子を搭載して封止するための気密パッケージの製造方法であって、前記素子が搭載される底部及び該底部上に配置された枠状の側壁部を有し、前記底部及び前記側壁部により囲まれた凹部を有する、容器を用意する工程と、前記凹部を封止するガラス蓋を用意する工程と、前記側壁部と前記ガラス蓋の間に封着材料を配置して、前記容器の前記側壁部上に前記ガラス蓋を載せる工程と、前記ガラス蓋を前記凹部方向に吸引することにより、前記ガラス蓋を前記側壁部上の前記封着材料に密着させる工程と、前記ガラス蓋を前記封着材料に密着させた状態で、レーザー光を照射して前記封着材料を溶融させ、前記側壁部と前記ガラス蓋とを接合する工程とを備えることを特徴とする。
本発明においては、前記側壁部上に前記ガラス蓋を載せた際に、前記側壁部より外側に突き出る外周部を前記ガラス蓋が有しており、前記外周部を吸引することにより、前記ガラス蓋を前記側壁部上の前記封着材料に密着させてもよい。この場合、前記側壁部と前記ガラス蓋とを接合した後に、前記ガラス蓋の前記外周部を切断する工程をさらに備えることが好ましい。
本発明においては、前記ガラス蓋が載せられた前記容器に不活性ガスを充填する工程をさらに備えることが好ましい。
本発明においては、前記ガラス蓋を吸引する工程において、前記容器内を減圧することが好ましい。
本発明においては、前記ガラス蓋の厚みが0.1mm以上であることが好ましい。
本発明の気密パッケージは、素子を搭載して封止するための気密パッケージであって、前記素子が搭載される底部及び該底部上に配置された枠状の側壁部を有し、前記底部及び前記側壁部により囲まれた凹部を有する、容器と、前記側壁部上に配置されており、前記凹部を封止するガラス蓋と、前記側壁部と前記ガラス蓋との間に配置されている、封着材料層とを備え、前記容器内が不活性ガスに置換された状態及び/または減圧された状態であることを特徴とする。
本発明の気密パッケージにおいては、前記ガラス蓋の厚みが0.1mm以上であることが好ましい。
本発明の製造方法によれば、押え部材でガラス蓋を押圧せずとも、レーザー照射によりガラス蓋を容器に密着させて接合することができる。
本発明の気密パッケージによれば、気密性の高いパッケージにすることができ、パッケージの信頼性を高めることができる。
本発明の第1の実施形態の気密パッケージの正面断面図である。 (a)及び(b)は、本発明の第1の実施形態の気密パッケージの製造方法を説明するための正面断面図である。 本発明の第1の実施形態の気密パッケージの製造方法の変形例を説明するための正面断面図である。 気密パッケージの製造方法の比較例を説明するための正面断面図である。
以下、好ましい実施形態について説明する。但し、以下の実施形態は単なる例示であり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、各図面において、実質的に同一の機能を有する部材は同一の符号で参照する場合がある。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の気密パッケージの正面断面図である。図1に示すように、気密パッケージ1は、素子2を搭載して封止するための気密パッケージである。気密パッケージ1は、素子2が封止される容器3を備える。容器3は、素子2が搭載される底部3a及び底部3a上に配置された枠状の側壁部3bを有する。容器3は、底部3a及び側壁部3bにより囲まれた凹部3cを有する。容器3は、例えば、セラミック、ガラスセラミック等から構成される。セラミックとしては、酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、ジルコニア、ムライト等が挙げられる。ガラスセラミックとしては、LTCC(Low Temperature Co−fired Ceramics)等が挙げられる。LTCCの具体的な例としては、酸化チタンや酸化ニオブ等の無機粉末とガラス粉末との焼結体等が挙げられる。底部3a及び側壁部3bは一体で形成されていてもよい。あるいは別体の底部3aと側壁部3bとで形成されていてもよい。
底部3aには、素子2が搭載されている。素子2は、特に限定されないが、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)、LD(Laser Diode)、CCD(Charge Coupled Device)、深紫外線LED(Light Emitting Diode)、その他のLED等の電子部品である。
気密パッケージ1は、側壁部3bの上部に配置されており、凹部3cを封止するためのガラス蓋5と、側壁部3b及びガラス蓋5の間に配置された封着材料層4とを備える。側壁部3bの上部とガラス蓋5とは、封着材料層4により接合されている。
封着材料層4は、低融点ガラス粉末を含む封着材料からなる。低融点ガラス粉末は、より低温で封着材料を溶融させることができ、素子の熱劣化をより一層抑制することができる。低融点ガラス粉末としては、例えば、Bi系ガラス粉末や、SnO−P系ガラス粉末、V−TeO系ガラス粉末等を用いることができる。後述するように、レーザー光の照射により封着材料を溶融させる際に、レーザー光の吸収を向上させるために、ガラス中にCuO、Cr、Fe、MnO等から選ばれる少なくとも1種の顔料が含まれていてもよい。また、封着材料は、上記の低融点ガラス粉末の他に、低膨張耐火性フィラーや、レーザー光吸収材等が含まれていてもよい。低膨張耐火性フィラーとしては、例えば、コーディエライト、ウイレマイト、アルミナ、リン酸ジルコニウム系化合物、ジルコン、ジルコニア、酸化スズ、石英ガラス、β−石英固溶体、β−ユークリプタイト、スポジュメンが挙げられる。また、レーザー光吸収材としては、例えば、Fe、Mn、Cu等から選ばれる少なくとも1種の金属または該金属を含む酸化物等の化合物が挙げられる。本実施形態の容器3とガラス蓋5とは、後述するように、レーザー光の照射により封着材料を溶融させて封着材料層4を形成している。
ガラス蓋5の厚みは、好ましくは0.1mm以上であり、より好ましくは0.2mm以上であることが望ましい。それによって、破損し難く、かつ小型化することができる。ガラス蓋5の厚みは、好ましくは0.7mm以下であり、より好ましくは0.5mm以下であることが望ましい。それによって、小型化することができる。
凹部3c内は、不活性ガスに置換されていてもよい。不活性ガスとしては、例えば、NやAr等を挙げることができる。これにより、素子2が劣化し難く、信頼性を高めることができる。
凹部3c内は、減圧されていてもよい。この場合には、気密性を効果的に高めることができる。よって、素子2は劣化し難く、信頼性を高めることができる。好ましくは、凹部3c内は、不活性ガスに置換されており、かつ減圧されていることが望ましい。それによって、信頼性をより一層高めることができる。
(製造方法)
図2(a)及び(b)は、第1の実施形態の気密パッケージの製造方法を説明するための正面断面図である。図2(a)に示す容器3を用意する。また、図2(b)に示すガラス蓋5Aを用意する。
次に、側壁部3b上に封着材料4Aを配置する。本実施形態の封着材料4Aは、レーザー光吸収材を含有するガラスフリットである。封着材料4Aの配置は、例えば、封着材料4Aと適宜の有機バインダとを混合したペーストを、印刷することにより行うことができる。なお、封着材料4Aは、ガラス蓋5A上の対応領域に配置してもよい。次に、400℃以上、600℃以下の温度で焼成を行う。なお、側壁部3b上に封着材料4Aを配置して焼成する場合、容器3の底部3aへの素子2の搭載は焼成後に実施する。
他方、ガラス蓋5Aを吸引するための治具6を用意する。図2(a)に示す治具6は、容器3を載置する治具底部6aと、治具底部6a上に配置された枠状の治具側壁部6bとを有する。治具6は、治具底部6a及び治具側壁部6bにより囲まれた治具凹部6cと、治具側壁部6bに設けられた通気孔6dとを有する。通気孔6dは、治具凹部6c内を排気することができるように設けられている。治具側壁部6bの上部には、パッキング材6eが設けられている。
なお、治具6は上記吸引を行うための治具の一例であり、治具6の構成は特に限定されない。
次に、図2(a)に示すように、容器3を治具底部6aに載置する。次に、図2(b)に示すように、側壁部3bの上に、封着材料4Aを介在させてガラス蓋5Aを載せる。ガラス蓋5Aは、側壁部3b上に載せた際に、側壁部3bより外側に突き出る外周部5Aaを有する。外周部5Aaは治具側壁部6b上に載り、かつ治具凹部6cを覆う。治具6はパッキング材6eを有するため、ガラス蓋5Aを好適に固定することができる。
次に、治具6の通気孔6dから、ガラス蓋5Aの外周部5Aaを吸引することにより、ガラス蓋5Aを側壁部3b上の封着材料4Aに密着させる。治具凹部6c内は減圧されているため、ガラス蓋5Aを封着材料4Aに、より確実に密着させることができる。よって、気密パッケージ1の気密性を効果的に高めることができ、信頼性を効果的に高めることができる。
上記吸引により、容器3内も減圧することが好ましい。それによって、気密パッケージ1を、容器3内が減圧された気密パッケージとすることができ、気密性を高めることができる。加えて、素子2が酸素や水分と反応し難いため、信頼性を高めることができる。
容器3内に不活性ガスを充填しておいてもよい。例えば、ガラス蓋5Aを載せた凹部3c内を不活性ガスに置換しておき、その後ガラス蓋5Aを吸引してもよい。容器3内に不活性ガスを充填しておくことによって、気密パッケージ1を、容器3内が不活性ガスに置換された気密パッケージとすることができ、信頼性をさらに高めることができる。
次に、図2(b)に示すように、レーザー光Lを、ガラス蓋5A側から封着材料4Aに照射する。これにより、封着材料4Aを溶融させ、側壁部3bとガラス蓋5Aとを接合する。このとき、図1に示した封着材料層4が形成される。
次に、ガラス蓋5Aの外周部5Aaを切断することにより、図1に示す気密パッケージ1を得る。上記切断後のガラス蓋5の大きさは、特に限定されないが、平面視において、側壁部3bの外周縁とガラス蓋5の外周縁とが一致するように切断することが好ましい。それによって、気密パッケージ1を好適に小型化することができる。
なお、図3に示す製造方法の変形例のように、治具底部16aの、容器3が載置される部分にバネ部材16fを有する治具16を用いてもよい。この場合には、ガラス蓋5Aの外周部5Aaを吸引する工程において、バネ部材16fにより、容器3がガラス蓋5A側に押圧される。そのため、ガラス蓋5Aを封着材料4Aに、より一層確実に密着させることができる。
以下において、本実施形態の気密パッケージの製造方法と比較例とを比較することにより、本発明の効果をより詳細に説明する。
図4は、気密パッケージの製造方法の比較例を説明するための正面断面図である。図4に示すように、比較例では、ガラス蓋25の上にガラス板からなる押え部材27を載せることにより、ガラス蓋25を容器23側に押圧している。これにより、ガラス蓋25と封着材料24Aとの密着が図られている。しかしながら、この場合には、押え部材27が接しているガラス蓋25の部分に傷が形成される等の上記1)〜3)の問題を生じる。
これに対して、本実施形態の気密パッケージの製造方法では、ガラス蓋5Aを吸引することにより、ガラス蓋5Aを封着材料4Aに密着させている。そのため、上記1)〜3)の問題を生じることなく、気密性の高いパッケージを効率良く生産することができる。
上記実施形態では、ガラス蓋の外周部を吸引することにより、ガラス蓋を吸引しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、容器の側壁部に通気孔を形成しておき、ガラス蓋を載せた容器内をこの通気孔を通して排気することにより、ガラス蓋を吸引し、接合後に側壁部の通気孔を封止する方法を採用してもよい。
1…気密パッケージ
2…素子
3…容器
3a…底部
3b…側壁部
3c…凹部
4…封着材料層
4A…封着材料
5,5A…ガラス蓋
5Aa…外周部
6…治具
6a…治具底部
6b…治具側壁部
6c…治具凹部
6d…通気孔
6e…パッキング材
16…治具
16a…治具底部
16f…バネ部材
23…容器
24A…封着材料
25…ガラス蓋
27…押え部材

Claims (8)

  1. 素子を搭載して封止するための気密パッケージの製造方法であって、
    前記素子が搭載される底部及び該底部上に配置された枠状の側壁部を有し、前記底部及び前記側壁部により囲まれた凹部を有する、容器を用意する工程と、
    前記凹部を封止するガラス蓋を用意する工程と、
    前記側壁部と前記ガラス蓋の間に封着材料を配置して、前記容器の前記側壁部上に前記ガラス蓋を載せる工程と、
    前記ガラス蓋を前記凹部方向に吸引することにより、前記ガラス蓋を前記側壁部上の前記封着材料に密着させる工程と、
    前記ガラス蓋を前記封着材料に密着させた状態で、レーザー光を照射して前記封着材料を溶融させ、前記側壁部と前記ガラス蓋とを接合する工程とを備える、気密パッケージの製造方法。
  2. 前記側壁部上に前記ガラス蓋を載せた際に、前記側壁部より外側に突き出る外周部を前記ガラス蓋が有しており、前記外周部を吸引することにより、前記ガラス蓋を前記側壁部上の前記封着材料に密着させる、請求項1に記載の気密パッケージの製造方法。
  3. 前記側壁部と前記ガラス蓋とを接合した後に、前記ガラス蓋の前記外周部を切断する工程をさらに備える、請求項2に記載の気密パッケージの製造方法。
  4. 前記ガラス蓋が載せられた前記容器に不活性ガスを充填する工程をさらに備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の気密パッケージの製造方法。
  5. 前記ガラス蓋を吸引する工程において、前記容器内を減圧する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の気密パッケージの製造方法。
  6. 前記ガラス蓋の厚みが0.1mm以上である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の気密パッケージの製造方法。
  7. 素子を搭載して封止するための気密パッケージであって、
    前記素子が搭載される底部及び該底部上に配置された枠状の側壁部を有し、前記底部及び前記側壁部により囲まれた凹部を有する、容器と、
    前記側壁部上に配置されており、前記凹部を封止するガラス蓋と、
    前記側壁部と前記ガラス蓋との間に配置されている、封着材料層と、
    を備え、
    前記容器内が不活性ガスに置換された状態及び/または減圧された状態である、気密パッケージ。
  8. 前記ガラス蓋の厚みが0.1mm以上である、請求項7に記載の気密パッケージ。
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