JP2017208252A - 照明制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】人の影に起因した悪影響を抑制することができる照明制御システムを提供する。【解決手段】照明制御システム10は、照明空間に光を照射する照明部1と、照明空間の画像データを取得する撮像部2と、撮像部2によって取得された画像データに基づいて照明部1を制御する制御部3とを備え、制御部3は、画像データに基づいて照明空間に人が滞在しているかの否かを判定する人判定部31と、人判定部31が照明空間に人が滞在していると判定した場合に、画像データに基づいて人から影が延びているかの否かを判定する影判定部32と、影判定部32が人から影が延びていると判定した場合に、照明部1の調光率を増加させる調光部33と、を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、照明部の調光を行う照明制御システムに関する。
従来から、画像センサによって撮像された画像データを用いて、照明空間に人が滞在すると判断されたときに照明部を点灯させる照明制御システムが知られている。その照明制御システムは、まず、画像センサによって取得された画像データから照明空間に人が滞在するか否かを判定するとともに、照明空間の照度データを算出する。それにより、照明制御システムは、それらの判定および算出の結果に基づいて、照明部の調光率を調節している(特許文献1)。
特開2015−185364号公報
一般に、外光が進入する照明空間に人が存在する場合、照明空間には外光に起因した人の影が生じる。そのような場合には、影が生じている領域の照度は低いにもかかわらず、外光の影響により照明空間全体の光照射面の平均照度が高くなっている。そのため、上記した従来の照明制御システムは、照明部の調光率を低い値に調節する。その結果、人の影が生じている領域では、物が見えにくいという問題が生じてしまう。たとえば、人が窓際の位置にその窓に背中を向けて座るように、机および椅子が照明空間に設置されている場合がある。この場合、机の上の作業領域に人の影が生じるため、その作業領域の照度が低い。したがって、そのような場合には、椅子に座っている人は机の上の書物の文字やディスプレイ上の画像を見にくいという問題が生じている。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本発明の目的は、人の影に起因した悪影響を抑制することができる照明制御システムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る照明制御システムは、照明空間に光を照射する照明部と、前記照明空間の画像データを取得する撮像部と、前記撮像部によって取得された前記画像データに基づいて前記照明部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記画像データに基づいて前記照明空間に人が滞在しているのか否かを判定する人判定部と、前記人判定部が前記照明空間に前記人が滞在していると判定した場合に、前記画像データに基づいて前記人から影が延びているのか否かを判定する影判定部と、 前記影判定部が前記人から影が延びていると判定した場合に、前記照明部の調光率を増加させる調光部と、を含む。
本発明の第2の態様に係る照明制御システムは、照明空間が複数の部分空間の集合体であるとみなした場合に、それぞれが前記複数の部分空間のうちのいずれかの部分空間に光を照射する複数の照明部と、前記照明空間の画像データを取得する撮像部と、前記撮像部によって取得された前記画像データに基づいて前記複数の照明部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記複数の照明部と前記部分空間とが対応付けられた対応データを記憶するデータ記憶部と、前記画像データに基づいて前記照明空間に人が滞在しているのか否かを判定する人判定部と、前記人判定部が前記照明空間に前記人が滞在していると判定した場合に、前記画像データに基づいて、前記人から影が延びているのか否かを判定した後、前記人から影が延びていると判定された場合に、前記複数の部分空間のうちのいずれの部分空間に前記人から影が延びているのかを特定する影判定部と、前記対応データに基づいて、前記複数の照明部のうちの前記影判定部によって特定された部分空間に光を照射する照明部の調光率を増加させる調光部と、を含む。
本発明によれば、人の影に起因した悪影響を抑制することができる。
本発明の実施の形態1の照明制御システムが設置された照明空間の横断面模式図である。 本発明の実施の形態1の照明制御システムが設置された照明空間の縦断面模式図である。 本発明の実施の形態1の照明制御システムの制御部の機能を説明するためのブロック図である。 本発明の実施の形態1の照明制御システムの制御部において実行される調光処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態2の照明制御システムが設置された照明空間の横断面模式図である。 本発明の実施の形態2の照明制御システムの制御部の機能を説明するためのブロック図である。 本発明の実施の形態2の照明制御システムの制御部において実行される調光処理のフローチャートである。 本発明の実施の形態3の照明制御システムが設置された照明空間の横断面模式図である。 本発明の実施の形態3の照明制御システムが設置された照明空間の照明部の周辺の構造を示す縦断面模式図である。
以下、図面を参照しながら、実施の形態の照明制御システムを説明する。
各実施の形態において、同一の参照符号が付されている部位は、特筆されていなければ、同一の機能を有するものとする。したがって、特に必要がなければ、同一参照符号が付された部位の機能の説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1〜図4を用いて、実施の形態1の照明制御システムを説明する。
図1および図2に示されるように、本実施の形態の照明制御システム10は、筐体Rに囲まれた照明空間SPに光を照射するためのものである。筐体Rには、ドアDと窓Wとが設けられている。太陽光Lが外部から窓Wを通じて照明空間SPへ進入している。照明空間SPには、机Dと椅子Cとが設置されている。椅子Cには窓Wに背中を向けて人Hが座っている。そのため、人Hの視線が向かう机Dの上面には影Sが形成されている。このように机Dの上面に影Sが生じている場合、人Hは机Dの上面上に置かれた書類等の文字を読みづらいと感じる。また、机Dの上面上にパーソナルコンピュータのディスプレイが置かれていた場合には、ディスプレイの画面上にも影が生じる場合がある。この場合にも、人Hはディスプレイに表示されている文字等を読みづらく感じる。本実施の形態の照明制御システム10は、前述のような影Sによる悪影響を低減するために次のような構成を有している。
図1および図2に示されるように、本実施の形態の照明制御システム10は、照明部1、撮像部2、および制御部3を備えている。図2に示されるように、照明制御システム10は、天井部Tに取り付けられている。照明部1は、LED(Light Emitting Diode)等の光源を有し、筐体Rで囲まれた照明空間SPに光を照射する。撮像部2は、照明空間SPの画像データを取得する。本実施の形態においては、撮像部2は、照明空間SPの床面の全体を含む領域の画像データを取得できるものとする。制御部3は、撮像部2によって取得された画像データに基づいて照明部1の発光態様を制御する。
照明部1と制御部3との間の通信および撮像部2と制御部3との間の通信は、有線を使用した通信であっても、無線通信であってもよい。本実施の形態においては、撮像部2と制御部3とは、一体化された照明制御ユニットである。
図3に示されるように、制御部3は、人判定部31、影判定部32、および調光部33を含んでいる。人判定部31は、撮像部2によって取得された画像データに基づいて照明空間SPに人Hが滞在しているのか否かを判定する。影判定部32は、人判定部31が照明空間SPに人Hが滞在していると判定した場合に、撮像部2によって取得された画像データに基づいて人Hから影Sが延びているのか否かを判定する。調光部33は、人判定部31が照明空間SPに人Hが滞在していると判定し、かつ、影判定部32が人Hから影Sが延びていると判定した場合に、照明部1の調光率を増加させる。この構成によれば、人Hの影Sに起因して机Dの上に置いてある書類の文字もしくはディスプレイ上の画像または物そのものを人Hが見にくく感じるという悪影響を抑制することができる。
本実施の形態においては、人Hから影Sが延びているのか否かは、撮像部2によって取得された画像全体の差分と撮像部2によって取得された画像データから抽出されたエッジ画像とを用いて判定される。
制御部3は、まず、撮像部2によって取得された画像全体のなかに人Hが存在しないときの画像データを記憶する。その後、制御部3は、一定周期で、その画像全体と次に撮像部2によって取得された画像全体との差分を算出する。この差分に基づいて、照明空間SPに人Hが存在しているのか否かを判定する。本実施の形態においては、人判定部31は、初期段階で撮像部2によって取得された画像全体とその後に撮像部2によって取得された画像全体との間に差分がある場合に、照明空間SPに人Hが存在していると判定する。
また、人Hが照明空間SPに存在している場合には、人判定部31は、人Hが移動しているのか、それとも、人Hがその場に滞在しているのかを判別する。人Hが移動しているのか、それとも、人Hがその場に滞在しているのかは、ある程度の時間内に人Hとして認識された部分画像がある程度の距離だけ移動しているのか否かによって判別される。つまり、人Hが移動しているのか、それとも、人Hがその場に滞在しているのかは、画像同士の差分に基づいて判定される。
さらに、制御部3は、撮像部2によって取得された画像データ中のエッジ画像を取得する。その後、このエッジ画像に基づいて、影判定部32は、人Hから影Sが延びているのか否かを判定する。エッジ画像は、明瞭なエッジ画像と不明瞭なエッジ画像とに分類され得る。明瞭なエッジ画像は、人H、机D、または椅子C等の実物のエッジ画像である推定される。不明瞭なエッジ画像は、影Sのエッジ画像であると推定される。そのため、エッジ画像を利用すれば、人Hと影Sとの一体的な画像から影Sの画像を区別することができる。
したがって、影判定部32は、エッジ画像の中に不明瞭なエッジ画像があった場合、そのエッジ画像を影Sであると判定する。本実施の形態においては、影判定部32は、人Hの明瞭なエッジ画像に隣接した影Sの不明瞭なエッジ画像がある場合に、人Hから影Sが延びていると判定する。なお、明瞭なエッジ画像と不明瞭なエッジ画像との閾値は、工場における実験において、人や机等の実物のエッジ画像と影のエッジ画像との比較結果に基づいて予め決定されている。
なお、撮像部2によって取得される画像がカラー画像であれば、人Hと影Sとは色によって識別され得る。
図3に示されるように、制御部3は、撮像部2によって取得された画像データに基づいて、照明空間SPにおける光照射面の平均照度を算出する照度算出部34を含んでいる。本実施の形態においては、調光部33は、照度算出部34によって算出された平均照度が人Hに必要とされる予め定められた値になるように、照明部1の調光率を調節している。この状態で、調光部33は、人判定部31が照明空間SPに人Hが滞在していると判定し、かつ、影判定部32が人Hから影Sが延びていると判定した場合にのみ、照明部1の調光率を増加させる。したがって、滞在している人Hから影Sが延びていない場合においては、照明空間SPにおける光照射面の平均照度を人Hに必要とされる予め定められた値に維持することができる。なお、予め定められた値は、1つの値であってもよいが、上限値と下限値との間の予め定められた範囲内の値であってもよい。
図4に示されるように、本実施の形態の照明制御システムの制御部3が実行する調光処理においては、ステップS1において、制御部3は、まず、撮像部2によって撮像された照明空間SPの画像データを取得する。この画像データは、人判定部31、影判定部32、および照度算出部34のそれぞれに送られる。
次に、ステップS2において、照度算出部34は、照明空間SPの光照射面の平均照度を算出する。ステップS3において、調光部33は、照明空間SPの光照射面の平均照度が目標照度、すなわち、人Hに必要とされる予め定められた値になっているのか否かを判定する。人Hに必要とされる予め定められた値は、照明制御システム10の使用前の操作によって、照度算出部34等の制御部3に記憶されている。人Hに必要とされる予め定められた値は、予め人Hによって設定されていてもよく、また、照明制御システム10を工場から出荷するときまたは照明空間SPに設置するときに人H以外の者によって設定されていてもよい。
ステップS3において、照明空間SPの光照射面の平均照度が人Hに必要とされる予め定められた値になっていない場合がある。この場合には、ステップS4において、調光部33は、照明空間SPの光照射面の平均照度が人Hに必要とされる予め定められた値になるように、照明部1の調光率を調節する。具体的には、ステップS4が実行されるごとに、調光部33は、前述の予め定められた値になるまで、照明部1の調光率をある率だけ、徐々に増加させたり、徐々に減少させたりする。
一方、ステップS3において、照明空間SPの光照射面の平均照度が人Hに必要とされる予め定められた値になっていれば、ステップS5において、制御部3は、再び、撮像部2によって撮像された照明空間SPの画像データを取得する。
次に、ステップS6において、画像データに基づいて、人判定部31は、照明空間SPに人Hが滞在しているのか否かを判定する。人Hが存在しているか否かは、初期段階で撮像された画像全体と現時点で撮像された画像全体との差分に基づいて判定される。また、人Hがその場に滞在しているのか否かは、画像データ中の人Hであると認識される部分画像が、ある期間だけある程度の範囲内の位置に留まっているのか否かで判定される。
ステップS6において、照明空間SPに人Hが滞在していると判定された場合には、ステップS7において、影判定部32は、人Hから影Sが延びているのか否かを判定する。人Hから影Sが延びているか否かは、撮像部2によって取得された画像データから抽出されたエッジ画像の中に、人Hに隣接している不明瞭なエッジ画像があるか否かによって判定される。画像ステップS7において、人Hから影Sが延びていると判定された場合には、ステップS8において、調光部33は、照明部1の調光率を増加させ、その増加された調光率を維持する。つまり、ステップS5〜S8が繰り返される場合には、1回目のステップS8においては、調光部33は、調光率を増加させ、2回目以降のステップS8においては、調光部33は、その増加された調光率を維持する。
調光部33は、調光率を、予め定められた値、たとえば、太陽光の悪影響が全く生じない夜間の調光率、たとえば、80%まで増加させ、その増加された調光率を維持してもよい。調光部33は、増加される直前の調光率を、予め定められた増加値、たとえば、20%だけ増加させ、その増加された調光率を維持してもよい。
一方、ステップS6において、照明空間SPに人Hが滞在していないと判定された場合、制御部3は、ステップS1において、撮像部2によって撮像された照明空間SPの画像データを取得する。また、ステップS7において、人Hから影Sが延びていないと判定された場合にも、制御部3は、ステップS1において、撮像部2によって撮像された照明空間SPの画像データを取得する。
なお、ステップS1〜S4は人Hから影Sが延びていない場合の調光率の調節のための制御である。このステップS1〜S4によれば、影Sの悪影響が生じていない場合には、照明空間SPの光照明面の平均照度が予め定められた値になるように、照明部1の調光率が調節され続けている。
上記した本実施の形態の照明部1は、1つの照明器具で構成されていても、複数の照明器具で構成されていてもよい。照明部1が複数の照明器具で構成されている場合、調光部33は、人Hから影Sが延びている場合に、照明部1の調光率を全体として増加させるものであれば、いかなるものであってもよい。したがって、この場合、制御部3は、人Hから影Sが延びているときに、複数の照明器具の全ての調光率を増加させても、また、複数の照明器具のいずれか1つの照明器具の調光率を増加させてもよい。
(実施の形態2)
図5〜図7を用いて、実施の形態2の照明制御システムを説明する。
図5に示されるように、本実施の形態においては、筐体Rによって囲まれた1つの照明空間を複数の部分空間SPA,SPB,SPC,SPDの集合体であるとみなす。本実施の形態の照明制御システム10は、筐体Rに囲まれた部分空間SPA,SPB,SPC,SPDの集合体に光を照射するように設定されている。筐体Rには、実施の形態1と同様に、ドアDと窓Wとが設けられている。太陽光Lが外部から窓Wを通じて部分空間SPA,SPB,SPC,SPDのそれぞれへ進入している。部分空間SPAには、机DAと椅子CAとが設置されている。部分空間SPBには、机DBと椅子CBとが設置されている。椅子CBには窓Wに背中を向けて人Hが座っている。そのため、人Hの視線が向かう机DBの上面には人Hから影Sが延びている。一方、人Hが滞在していない椅子CAに対応する机DAには影Sが生じていない。このような状況においては、机DBの周辺以外の照度を変化させることなく、机DBの上面上の影Sによる悪影響を抑制することが好ましい。そのため、本実施の形態の照明制御システム10は、次のような構成を有している。
本実施の形態の照明制御システム10は、複数の照明部1A,1B,1C,1Dおよび撮像部2を備えている。複数の照明部1A,1B,1C,1Dは、それぞれ、複数の部分空間SPA,SPB,SPC,SPDに光を照射する。撮像部2は、複数の照明部1A,1B,1C,1Dの全体の画像データを取得する。制御部3は、撮像部2によって取得された画像データに基づいて照明部1A,1B,1C,1Dの調光率を調節する。
本実施の形態においても、照明部1と制御部3との間の通信および撮像部2と制御部3との間の通信は、有線を使用した通信であっても、無線通信であってもよい。本実施の形態においても、撮像部2と制御部3とは、一体化された照明制御ユニットである。
図6に示されるように、本実施の形態の制御部3は、データ記憶部35と、人判定部31と、影判定部32と、を含む。データ記憶部35は、複数の照明部1A,1B,1C,1Dと複数の部分空間SPA,SPB,SPC,SPDとがそれぞれ対応付けられた対応データを記憶している。対応データは、1つの照明部とその1つの照明部が光を照射する1つの部分空間とを対応付けている。人判定部31は、撮像部2によって取得された画像データに基づいて照明空間に人Hが滞在しているのか否かを判定する。影判定部32は、人判定部31が照明空間に人Hが滞在していると判定した場合に、画像データに基づいて、人Hから影Sが延びているのか否かを判定する。その後、影判定部32は、人Hから影Sが延びていると判定された場合に複数の部分空間SPA,SPB,SPC,SPDのうちのいずれの部分空間に人Hから影Sが延びているのかを特定する。
本実施の形態においては、部分空間SPBにおいて人Hから影Sが延びている。そのため、調光部33は、対応データに基づいて、人Hから影Sが延びている部分空間SPBに光を照射する照明部1Bの調光率を増加させる。一般的には、制御部3は、影Sによる悪影響を抑制するように、複数の部分空間SPA,SPB,SPC,SPDのいずれかの照度を増加させる。そのため、制御部3は、照度を増加させるべき部分空間に対応する複数の照明部1A,1B,1C,1Dのうちの少なくともいずれか1つの調光率を増加させる。
上記の構成によれば、たとえば、人Hから影Sが延びている部分空間SPBに光を照射する照明部1Bのみの調光率を増加させることができる。そのため、人Hから影Sが延びていない部分空間SPA,SPC,SPDに光を照射する照明部1A,1C,1Dの調光率を増加させてしまうという不要な電力の消費を防止することができる。
調光部33は、調光率を、予め定められた値、たとえば、太陽光の悪影響が全く生じない夜間の調光率、たとえば、80%まで増加させてもよい。調光部33は、増加される直前の調光率を、予め定められた増加値、たとえば、20%だけ増加させてもよい。
制御部3は、画像データに基づいて複数の部分空間SPA,SPB,SPC,SPDのそれぞれにおける光照射面の平均照度を算出する照度算出部34を含んでいる。調光部33は、複数の部分空間SPA,SPB,SPC,SPDのそれぞれの光照射面の平均照度が人Hに必要とされる予め定められた値になるように、複数の照明部1A,1B,1C,1Dのそれぞれの調光率を調節している。この状態で、調光部33は、人Hから影Sが延びていると特定された部分空間SPBに光を照射する照明部の調光率を増加させる。そのため、滞在している人Hから影Sが延びていない部分空間SPA,SPC,SPDにおける光照射面の平均照度を人Hに必要とされる予め定められた値に維持することができる。
図7に示されるように、本実施の形態の照明制御システム10の制御部3が実行する調光処理においては、まず、ステップS11〜ステップS14の処理が4回が繰り返される。ステップS11〜ステップS14のサイクルが繰り返されるごとに、ステップS11においては、照明部1A,1B,1C,1Dのいずれか1つを点灯させる。照明部1A,1B,1C,1Dは、ステップS11が1回実行されるごとに、この順番で点灯される。それにより、部分空間SPA,SPB,SPC,SPDのそれぞれに、この順番で、光が照射される。
ステップS12において、制御部3は、撮像部2によって撮像された照明空間の画像データとして、照明部1A,1B,1C,1Dのいずれか1つが点灯しているときの照明空間の画像データを取得する。ステップS11〜S14の処理が4回繰り返されると、照明部1A,1B,1C,1Dのいずれか1つが点灯しているときの4種類の画像データが順次取得される。制御部3は、この4種類の画像データをデータ記憶部35に記憶させる。これにより、制御部3は、4種類の画像データに基づいて、照明部1A,1B,1C,1Dと部分空間SPA,SPB,SPC,SPDとの対応関係を特定する。それにより、データ記憶部35は、照明部1A,1B,1C,1Dのそれぞれが、部分空間SPA,SPB,SPC,SPDのうちのいずれの部分空間に光を照射するのかを特定可能な対応データを記憶する。
ステップS13において、撮像部2による照明部1A,1B,1C,1Dのそれぞれの点灯時の画像データの取得が完了しているのか否かが判定される。ステップS13において、撮像部2による照明部1A,1B,1C,1Dのそれぞれの点灯時の画像データの全ての取得が完了していないと判定される場合がある。この場合には、ステップS14において、次に点灯させる照明部の更新が行われる。たとえば、照明部1Aが点灯されていた場合には、照明部1Aを消灯させ、その後、照明部1Bを点灯させるための処理が実行される。その後、ステップS11〜S13において、前回点灯された照明部1Aの次の順番の照明部1Bの点灯およびその点灯時の撮像部2による照明空間の画像データの取得が行われる。このようにして、データ記憶部35は、照明部1Aが部分空間SPAに光を照射し、照明部1Bが部分空間SPBに光を照射し、照明部1Cが部分空間SPCに光を照射し、照明部1Dが部分空間SPDに光を照射するという対応データを記憶する。
一方、ステップS13において、撮像部2による照明部1A,1B,1C,1Dのそれぞれの点灯時の画像データの全ての取得が完了していると判定される場合がある。この場合には、ステップS15において、制御部3は、撮像部2によって撮像された照明空間SPの画像データを再度取得する。この画像データは、人判定部31、影判定部32、および照度算出部34のそれぞれに送られる。
次に、ステップS16において、ステップS15において取得された画像データに基づいて、人判定部31は、照明空間SPに人Hが滞在しているのか否かを判定する。人Hが滞在しているのか否かは、画像データにおいて、人Hであると認識される部分画像が、ある期間だけ人Hがある程度の範囲内の位置に留まっているのか否かで判定される。ステップS16において、照明空間SPに人Hが滞在していると判定された場合には、ステップS17において、影判定部32は、人Hから影Sが延びているのか否かを判定する。
ステップS17において、人Hから影Sが延びていると判定される場合がある。この場合には、ステップS18において、ステップS15において撮像部2によって取得された画像データに基づいて、複数の部分空間SPA,SPB,SPC,SPDのいずれの照明空間に人Hから影Sが延びているかが特定される。本実施の形態においては、部分空間SPBに人Hから影Sが延びているものとする。それにより、ステップS19において、調光部33は、人Hから影Sが延びていると判定された部分空間SPBに光を照射する照明部1Bの調光率を増加させ、その増加された調光率を維持する。このとき、制御部3は、ステップS11〜ステップS14で作成された対応データに基づいて、部分空間SPBに対応する照明部1Bを選択する。
次に、ステップS20において、人Hから影Sが延びていない部分空間SPA,SPC,SPDに対応する照明部1A,1C,1Dのそれぞれの調光率を、部分空間SPA,SPC,SPDの平均照度が人Hに必要とされる照度(目標照度)になるように調節する。このとき、制御部3は、ステップS11〜ステップS14で作成された対応データに基づいて、部分空間SPA,SPC,SPDに対応する照明部1A,1C,1Dを選択し、制御する。ステップS20においては、部分空間SPA,SPC,SPDについて、実施の形態1の図4のステップS1〜ステップS4の処理と同様の処理が実行される。具体的には、部分空間SPA,SPC,SPDの3つの部分空間の平均照度が人Hに必要される予め定められた照度になるように、照明部1A,1C,1Dの調光率が調節される。
調光部33は、調光率を、予め定められた値、たとえば、太陽光の悪影響が全く生じない夜間の調光率、80%等まで増加させてもよい。また、調光部33は、増加される直前の調光率を、予め定められた増加量、たとえば、20%だけ増加させてもよい。
一方、ステップS16において、照明空間に人Hが滞在していないと判定される場合、および、ステップS17において、人Hから影Sが延びていないと判定される場合がある。これらの場合には、ステップS21において、調光部33は、複数の部分空間SPA,SPB,SPC,SPDの全体の平均照度が人Hに必要とされる予め定められた値になるように、複数の照明部1A,1B,1C,1Dの調光率を調節する。このステップS21においては、部分空間SPA,SPB,SPC,SPDの全てについて、図4における実施の形態1のステップS1〜ステップS4の処理と同様の処理が実行される。つまり、部分空間SPA,SPB,SPC,SPDの全体の平均照度が人Hに必要される予め定められた照度になるように、照明部1A,1B,1C,1Dの調光率が調節される。ステップS21の後、ステップS15において、撮像部2によって部分空間SPA,SPB,SPC,SPDの集合体である照明空間の画像データが再び取得される。
(実施の形態3)
図8を用いて、実施の形態3の照明制御システムを説明する。
本実施の形態の照明制御システム10は、実施の形態2の照明制御システム10の構成とほぼ同一の構成を有している。以下、本実施の形態の照明制御システム10の構成と実施の形態2の照明制御システム10の構成との相違点を主に説明する。
図8に示されるように、本実施の形態においては、筐体Rによって囲まれた照明空間を複数の部分空間SPA,SPB,SPC,SPD,SPE,SPF,SPG,SPHの集合体であるとみなす。つまり、本実施の形態の照明制御システム10は、筐体Rに囲まれた部分空間SPA,SPB,SPC,SPD,SPE,SPF,SPG,SPHの集合体に光を照射するように設定されている。
図8に示されるように、本実施の形態の照明制御システム10においては、撮像部2は、第1の画像センサ2A,2Cと第2の画像センサ2Bとを含んでいる。制御部3は、第1の制御部3A,3Cと第2の制御部3Bとを含んでいる。第1の画像センサ2Aおよび第1の制御部3Aは、互いに一体化されており、人Hおよび影Sの検知用の第1の照明制御ユニットとして用いられている。第1の画像センサ2Cおよび第1の制御部3Cも、互いに一体化されており、人Hおよび影Sの検知用の第1の照明制御ユニットとして用いられている。一方、第2の画像センサ2Bおよび第2の制御部3Bは、互いに一体化されており、明るさ検知用の第2の照明制御ユニットとして用いられている。
本実施の形態においては、第2の画像センサ2Bが取得した第2の画像データは、第2の制御部3Bへ送られる。第2の制御部3Bは、第2の画像データから照明空間全体の平均照度を算出する。算出された平均照度のデータは、第2の制御部3Bから第1の制御部3Aおよび3Cのそれぞれへ送信される。
第1の画像センサ2A,2Cが取得した第1の画像データは、それぞれ、第1の制御部3A,3Cへ送られる。第1の制御部3A,3Cは、それぞれ、第1の画像データに基づいて、実施の形態2と同様の制御によって、いずれの部分空間に人Hから影Sが延びているのか否かを特定する。第1の制御部3Aおよび3Cは、それぞれ、平均照度のデータといずれの部分空間に人Hから影Sが延びているかを特定可能なデータとに基づいて、照明部1A,1B,1C,1Dおよび照明部1E,1F,1G,1Hの調光率を調節する。
それにより、本実施の形態においては、第1の制御部3Aは、たとえば、照明空間SPBに対応する照明部1Bのみの調光率を増加させる。このとき、第1の制御部3Aは、照明空間SPA,SPC,SPDにそれぞれ対応する照明部1A,1C,1Dの調光率を人Hが必要とする予め定められた照度になるように調節する。そのため、第1の制御部3Aが発した制御信号は、1つの通信経路で直列に接続された照明部1A,1B,1C,1Dのそれぞれにこの順番で送信される。
また、第1の制御部3Cは、照明空間SPE,SPF,SPG,SPHにそれぞれ対応する照明部1E,1F,1G,1Hの調光率を人Hが必要とする予め定められた照度になるように調節する。このとき、第1の制御部3Cが発した制御信号は、1つの通信経路で直列に接続された照明部1E,1F,1G,1Hのそれぞれにこの順番で送信される。
第1の照明制御ユニットの第1の制御部3Aおよび第1の制御部3Cのそれぞれの位置、および、第2の照明制御ユニットの第2の制御部3Bの位置は、互いの間の距離を適切に確保できるように予め設計により決定されている。
第1の制御部3Aおよび3Cは、いずれも、図6に示されるような人判定部31および影判定部32を有している。本実施の形態においても、実施の形態2と同様に、人判定部31は、画像データの一部としての第1の画像センサ2A,2Cから取得した第1の画像データを用いて、照明空間に人Hが滞在しているのか否かを判定する。また、影判定部32は、照明空間において人Hから影Sが延びているのか否かを判定する。その後、影判定部32は、人Hから影Sが延びていると判定された場合に複数の部分空間SPA,SPB,SPC,SPD,SPE,SPF,SPG,SPHのうちのいずれの部分空間に人Hから影Sが延びているのかを特定する。
本実施の形態においては、第2の制御部3Bは、図6に示されるような照度算出部34を有している。第2の制御部3Bに含まれる照度算出部34は、画像データの他の一部としての第2の画像センサ2Bから得られた第2の画像データを用いて、平均照度を算出する。
第1の制御部3A,3Cおよび第2の制御部3Bは、協働する。具体的には、第1の制御部3A,3Cおよび第2の制御部3Bは、人Hから影Sが延びている特定された部分空間のデータおよび平均照度のデータを用いる。それにより、第1の制御部3A,3Cおよび第2の制御部3Bは、人Hから影Sが延びていると特定された部分空間の調光率を増加させる。本実施の形態においては、部分空間SPBに対応する照明部1Bの調光率を増加させる。
本実施の形態の照明制御システム10によれば、人Hから影Sが延びている部分空間の特定と照明空間の平均照度の算出とを物理的に別個に分けられた制御部で実行することができる。そのため、複数の制御部3A,3B,3Cのうちの1つの制御部の制御負担を軽減することができる。特に、照明部の数が多い場合に、1つの制御部で処理できない量の情報を複数の制御部で協働して処理することができる。
また、第1の画像センサ2A,2Cと第2の画像センサ2Bとを別の位置に設置することができる。そのため、必要とされる画像データの精度に応じて画像センサの数および位置を異ならせることができる。したがって、目的および用途に応じた位置および数の画像センサを設置することができる。
図9に示されるように、照明制御システム10は、物理的に一列に並べられた複数の照明部1A,1B,1C,1Dが1つの通信経路で直列に接続されていてもよい。また、照明制御システム10は、物理的に一列に並べられた複数の照明部1E,1F,1G,1Hが1つの通信経路で直列に接続されていてもよい。
以下、実施の形態の照明制御システム10の特徴的構成およびそれにより得られる効果を説明する。
(1) 照明制御システム10は、照明部1、撮像部2、および制御部3を備えている。照明部1は、照明空間SPに光を照射する。撮像部2は、照明空間SPの画像データを取得する。制御部3は、撮像部2によって取得された画像データに基づいて照明部1を制御する。制御部3は、人判定部31、影判定部32、および調光部33を含んでいる。人判定部31は、画像データに基づいて照明空間SPに人Hが滞在しているのか否かを判定する。影判定部32は、人判定部31が照明空間SPに人Hが滞在していると判定した場合に、画像データに基づいて人Hから影Sが延びているのか否かを判定する。調光部33は、影判定部32が人Hから影Sが延びていると判定した場合に、照明部1の調光率を増加させる。
上記の構成によれば、人Hの影Sに起因して物が見えにくくなるという悪影響を抑制することができる。
(2) 制御部3は、画像データに基づいて照明空間SPにおける光照射面の平均照度を算出する照度算出部34をさらに含んでいてもよい。この場合、調光部33は、平均照度が人Hに必要とされる予め定められた値になるように照明部1の調光率を調節してもよい。この状態で、調光部33は、影判定部32部が人Hから影が延びていると判定した場合に、照明部1の調光率を増加させてもよい。
上記の構成によれば、滞在している人Hから影Sが延びていない場合においては、照明空間SPにおける光照射面の平均照度を人Hに必要とされる予め定められた値に維持することができる。
(3) 照明空間が複数の部分空間SPA,SPB,SPC,SPDの集合体であるとみなす。この場合に、照明制御システム10は、複数の照明部1A,1B,1C,1D、撮像部2を備えている。複数の照明部1A,1B,1C,1Dは、それぞれ、複数の部分空間SPA,SPB,SPC,SPDのうちのいずれかの部分空間に光を照射する。撮像部2は、照明空間の画像データを取得する。制御部3は、撮像部2によって取得された画像データに基づいて照明部1A,1B,1C,1Dを制御する。制御部3は、データ記憶部35、人判定部31、影判定部32、および調光部33、を含む。データ記憶部35は、複数の照明部1A,1B,1C,1Dと部分空間SPA,SPB,SPC,SPDとが対応付けられた対応データを記憶する。人判定部31は、画像データに基づいて照明空間に人Hが滞在しているのか否かを判定する。影判定部32は、人判定部31が照明空間に人Hが滞在していると判定した場合に、画像データに基づいて、人Hから影Sが延びているのか否かを判定する。その後、影判定部32は、人Hから影Sが延びていると判定された場合に複数の部分空間SPA,SPB,SPC,SPDのうちのいずれの部分空間に人Hから影Sが延びているのかを特定する。調光部33は、対応データに基づいて、影判定部32によって特定された部分空間SPBに光を照射する照明部1の調光率を増加させる。
上記の構成によれば、人Hの影Sに起因した悪影響を抑制することができる。また、人Hから影Sが延びている部分空間SPBに光を照射する照明部1のみの調光率を増加させることができる。そのため、人Hから影Sが延びていない部分空間SPA,SPC,SPDに光を照射する照明部1の調光率を増加させてしまうという不要な電力の消費を防止することができる。
(4) 制御部3は、画像データに基づいて複数の部分空間SPA,SPB,SPC,SPDのそれぞれにおける光照射面の平均照度を算出する照度算出部34を含んでいてもよい。調光部33は、複数の部分空間SPA,SPB,SPC,SPDのそれぞれの光照射面の平均照度が人Hに必要とされる予め定められた値になるように、複数の照明部1A,1B,1C,1Dのそれぞれの調光率を調節している。この状態で、調光部33は、人Hから影Sが延びていると特定された部分空間SPBに光を照射する照明部1の調光率を増加させてもよい。
上記の構成によれば、滞在している人Hから影Sが延びていない部分空間SPA,SPB,SPC,SPDにおける光照射面の平均照度を人Hに必要とされる予め定められた値に維持することができる。
(5) 撮像部2は、第1の画像センサ2A,2Cと第2の画像センサ2Bとを含んでいてもよい。制御部3は、第1の制御部3A,3Cと第2の制御部3Bとを含んでいてもよい。第1の制御部3A,3Cは、人判定部31および影判定部32を有していてもよい。この場合、人判定部31は、画像データの一部としての第1の画像センサ2A,2Cから取得した第1の画像データを用いて、人Hが滞在しているのか否かを判定する。また、影判定部32は、人Hから影Sが延びているのか否かを判定する。その後、影判定部32は、人Hから影Sが延びていると判定された場合に複数の部分空間SPA,SPB,SPC,SPDのうちのいずれの部分空間に人Hから影Sが延びているのかを特定する。第2の制御部3Bは、照度算出部34を有していてもよい。照度算出部34は、画像データの他の一部としての第2の画像センサ2Bから得られた第2の画像データを用いて、平均照度を算出する。第1の制御部3A,3Cおよび第2の制御部3Bは協働する。具体的には、第1の制御部3A,3Cおよび第2の制御部3Bは、人Hから影Sが延びている特定された部分空間SPBのデータおよび平均照度のデータを用いる。それにより、第1の制御部3A,3Cおよび第2の制御部3Bは、人Hから影Sが延びている特定された部分空間SPBに光を照射する照明部1の調光率を増加させる。
上記の構成によれば、複数の制御部3A,3B,3Cのうちの1つの制御部の制御負担を軽減することができる。
1,1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1H 照明部
2 撮像部
2A,2B 第1の画像センサ
2C 第2の画像センサ
3 制御部
3A,3B 第1の制御部
3C 第2の制御部
10 照明制御システム
31 人判定部
32 影判定部
33 調光部
34 照度算出部
SP 照明空間
SPA,SPB,SPC,SPD,SPE,SPF,SPG,SPH 部分空間

Claims (5)

  1. 照明空間に光を照射する照明部と、
    前記照明空間の画像データを取得する撮像部と、
    前記撮像部によって取得された前記画像データに基づいて前記照明部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記画像データに基づいて前記照明空間に人が滞在しているのか否かを判定する人判定部と、
    前記人判定部が前記照明空間に前記人が滞在していると判定した場合に、前記画像データに基づいて前記人から影が延びているのか否かを判定する影判定部と、
    前記影判定部が前記人から影が延びていると判定した場合に、前記照明部の調光率を増加させる調光部と、を含む、照明制御システム。
  2. 前記制御部は、前記画像データに基づいて前記照明空間における光照射面の平均照度を算出する照度算出部をさらに含み、
    前記調光部は、前記平均照度が前記人に必要とされる予め定められた値になるように前記照明部の調光率を調節している状態で、前記影判定部が前記人から影が延びていると判定した場合に、前記照明部の調光率を増加させる、請求項1に記載の照明制御システム。
  3. 照明空間が複数の部分空間の集合体であるとみなした場合に、それぞれが前記複数の部分空間のうちのいずれかの部分空間に光を照射する複数の照明部と、
    前記照明空間の画像データを取得する撮像部と、
    前記撮像部によって取得された前記画像データに基づいて前記複数の照明部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記複数の照明部と前記部分空間とが対応付けられた対応データを記憶するデータ記憶部と、
    前記画像データに基づいて前記照明空間に人が滞在しているのか否かを判定する人判定部と、
    前記人判定部が前記照明空間に前記人が滞在していると判定した場合に、前記画像データに基づいて、前記人から影が延びているのか否かを判定した後、前記人から影が延びていると判定された場合に、前記複数の部分空間のうちのいずれの部分空間に前記人から影が延びているのかを特定する影判定部と、
    前記対応データに基づいて、前記複数の照明部のうちの前記影判定部によって特定された部分空間に光を照射する照明部の調光率を増加させる調光部と、を含む、照明制御システム。
  4. 前記制御部は、前記画像データに基づいて前記複数の部分空間のそれぞれにおける光照射面の平均照度を算出する照度算出部をさらに含み、
    前記調光部は、前記複数の部分空間のそれぞれの前記光照射面の前記平均照度が前記人に必要とされる予め定められた値になるように、前記複数の照明部のそれぞれの前記調光率を調節している状態で、前記人から影が延びていると特定された前記部分空間に光を照射する照明部の調光率を増加させる、請求項3に記載の照明制御システム。
  5. 前記撮像部は、第1の画像センサと第2の画像センサとを含み、
    前記制御部は、第1の制御部と第2の制御部とを含み、
    前記第1の制御部は、前記人判定部および前記影判定部を有し、
    前記人判定部は、前記画像データの一部としての前記第1の画像センサから取得した第1の画像データを用いて、前記人が滞在しているのか否かを判定し、
    前記影判定部は、前記第1の画像データを用いて、前記人から影が延びているのか否かを判定した後、前記人から影が延びていると判定された場合に、前記複数の部分空間のうちのいずれの部分空間に前記人から影が延びているのかを特定し、
    前記第2の制御部は、前記照度算出部を有し、
    前記照度算出部は、前記画像データの他の一部としての前記第2の画像センサから得られた第2の画像データを用いて、前記平均照度を算出し、
    前記第1の制御部および前記第2の制御部は、協働して、前記人から影が延びていると特定された前記部分空間のデータおよび前記平均照度のデータを用いて、前記人から影が延びていると特定された前記部分空間の調光率を増加させる、請求項4に記載の照明制御システム。
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