JP2017207664A - スクリーン形成装置 - Google Patents

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Ho-Jin Song
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章志 望月
Shoji Mochizuki
章志 望月
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Osamu Tadanaga
修 忠永
瀬川 徹
Toru Segawa
徹 瀬川
藤原 直樹
Naoki Fujiwara
直樹 藤原
恒二 小野満
Koji Onomitsu
恒二 小野満
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Takeshi Ota
剛 太田
恒之 芳賀
Tsuneyuki Haga
恒之 芳賀
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Abstract

【課題】大型のフォグスクリーンを生成することができるスクリーン形成装置を提供すること。
【解決手段】スクリーン形成装置100は、液体窒素タンク101、液体窒素を噴射するN2噴射用ループパイプ102、水タンク103、フォグ発生ノズル104、ファン105からなる。ファン105の送風方向に気化された液体窒素が噴射されるN2噴射用ループパイプ102が配置されている構造となっている。噴射される窒素は噴射時に全てが気化していなくてもよく、液体で噴射され空気中で気化してもよい。フォグ発生ノズルおよびファン105からなるフォグ発生部は、水タンク103に蓄えられている水を昇圧ポンプにて昇圧し、ファンの周辺部に配置されたノズルから霧が噴霧することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、スクリーン形成装置に関し、より詳細には、映像を投影可能な可搬式のスクリーン形成装置に関する。
近年、映像投影技術は様々な方向に向かい、最近では屋外の建物などの凹凸のある3次元的な構造物に対し、元の形状をうまく利用し投影するプロジェクションマッピング技術が脚光を浴びている。これまでのプロジェクションマッピングは、既存の建物をはじめ『あらかじめ用意した設備』に対する投影が中心である。この理由は、一般的に大きな投影対象物に可動性が無く、設備としてあらかじめ設置しておく必要があったからである。様々なイベント会場やスタジアム等にテンポラリーに出現可能な大規模スクリーンが可能となれば、これらのプロジェクションマッピング技術を用いる範囲が飛躍的に広がることが期待できる。
また、通常の映像投影を行うスクリーンに関しても、数百インチを超える場合は、映画館のような大型スクリーンや建物の壁のようにある特定の設備が利用されてきた。一方で近年、空中にスクリーンを具現化する方法として、水、煙、霧などを媒体としたスクリーンが提案され、中でも低コスト、かつ、利用場所を選ばないフォグスクリーンが注目されている(非特許文献1〜4参照)。フォグスクリーンは、霧(水粒子)による光の散乱現象を利用したもので、投影光を霧によって散乱・反射し、霧上に映像を映し出すものである。これまでに、超音波振動子によって水を霧とした後、送風機で空中へ送り出すフォグスクリーンが提案されている(特許文献1参照)。
特開2008−96942号公報
S. DiVerdi, I. Rakkolainen, T. Hollerer, and A. Olwal, "A novel walk-through 3D display," SPIE Electronic Imaging, Stereoscopic Displays and Virtual Reality Systems XIII, Vol. 6055, pp. 1-10, SPIE Press, Jan. 2006. I. Rakkolainen T. Hollerer, S. DiVerdi, and A. Olwal, "Mid-air display experiments to create novel user interfaces," Multimedia Tools and Applications, Vol. 44, Issue 3, pp. 389-405, Springer Netherlands, 2009. I. Rakkolainen, A. Sand, K. Palovuori, "Midair User Interfaces Employing Particle Screens," IEEE Computer Graphics and Applications,Vol. 35, Issue 2, pp. 96-102, 2015. Fogio Inc. (2014) FogScreen. [Online]. Available: http://fogscreen.com/
エアーカーテン等の気流制御と超音波装置等による霧生成とを組み合わせた実用化されているフォグスクリーンにおいて実現できているスクリーンサイズは、幅2.2m、高さ1.5m(100インチ相当)である。これまでのフォグスクリーンの多くは屋内向けの仕様であり、噴霧装置を上方に取り付けて下方に向けて噴霧し、観察者の前方より投影、すなわち観察者からみてスクリーンの裏側から投影し、観察者は透過映像を見る形態であった。しかし、このような方式は、イベント会場やスタジアム等、屋外で十数メートル上方に映像を映し出す空間映像システムへの適用は難しい。
これに対して、別のフォグスクリーンでは、超音波振動子によって水を霧とした後、送風機で空中へ送り出する方式がとられている(特許文献1参照)。この際、スクリーンが形成される空間には、もともとは霧が存在していない。もしくは存在していたとしても、スクリーンにするためにより多くの霧が送風によって送り込まれる。つまり、スクリーンが形成される空間は、霧を発生させる装置内より乾燥している。したがって、霧が送り込まれた空間では、霧は周囲の乾燥した空気と混合し、一部が消滅する。また、送風により霧を遠方まで拡散させ、大型のスクリーンを形成しようとすると、単位体積当たりの霧の量、すなわち霧の密度は低下する。
この霧の消滅と送風に伴う霧の密度低下によって、単位体積当たりの霧が一定量以下になると、十分に映像を投影できなくなることから、このスクリーン形成方式においても大型化の制限が課題である。
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、大型のフォグスクリーンを生成することができるスクリーン形成装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、スクリーン形成装置であって、水を噴霧して霧を発生させるフォグ発生器と、前記フォグ発生器が霧を発生させる領域に、大気温下で気体となる冷媒を噴射する冷媒噴射器と、前記フォグ発生器から発生した霧と、前記冷媒噴射器から噴射された前記冷媒を所定の方向に拡散させる送風機と、を備えたことを特徴する。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載のスクリーン形成装置において、前記冷媒噴射器は、前記冷媒を液体で貯蔵する、加圧可能な冷媒貯蔵タンクと、前記冷媒貯蔵タンクに接続され、複数の開口部から前記冷媒を噴射する冷媒噴射用パイプと、を含むことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のスクリーン形成装置において、前記冷媒噴射用パイプは、前記複数の開口部を設けた領域がリング状であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のスクリーン形成装置において、前記冷媒噴射器は、前記冷媒噴射用パイプの複数の開口部から前記冷媒が均一に噴射するよう、前記冷媒噴射用パイプに接続された複数の前記冷媒貯蔵タンクを含むことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載のスクリーン形成装置において、前記送風機は、送風方向に対して垂直な方向に一列に並んだ複数のファンを含み、前記複数のファンの各々は、隣接するファンと回転方向が逆で、かつ、送風方向が同一であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載のスクリーン形成装置において、前記フォグ発生器から発生した霧と、前記冷媒噴射器から噴射された前記冷媒とは、粒径および密度が異なることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載のスクリーン形成装置において、前記冷媒は、窒素、二酸化炭素およびアルゴンのいずれかであることを特徴とする。
本発明は、フォグスクリーンにより大型のスクリーンを提供することができる。
飽和水蒸気圧の温度依存性を示す図である。 本発明の実施形態1に係るスクリーン形成装置の構成を示す図である。 直線形状の窒素噴射パイプを示す図である。 本発明の実施形態1に係るスクリーン形成装置で用いるN2噴射用ループパイプの構成例を示す図である。 本発明の実施形態2に係るスクリーン形成装置の構成を示す図である。 改良を加えた実施形態2のN2噴射用ループパイプの概観を示す図である。 本発明の実施形態3に係るスクリーン形成装置の構成の概略を示す図である。
本発明では、霧を送風機によって空中へ送風する際に、気化させた液体窒素を霧と混合して空間に放出させ、霧の放出口から遠方でもスクリーンとして機能するのに十分な量の霧を得ることを可能にする。
ある温度の空気に溶け込むことのできる水の量には限界があり、その限界まで水を含んだ状態を飽和水蒸気状態という。飽和水蒸気状態は、飽和水蒸気圧や飽和水蒸気量(1m3の空気に何gの水が含まれるか)として表すことができる。飽和水蒸気圧(飽和水蒸気量)は温度が低いほど低い(少ない)。それはちょうど、砂糖を水に溶かす時に水の温度が高いほどたくさん溶けるのと同じである。
図1は、Wagnerの式を用いて飽和水蒸気圧P(kPa)を温度T(℃)の関数としてプロットしたものである。Wagnerの式は以下のように与えられる。
Figure 2017207664
ここでx=1−(T+273.1)/647.3である。また飽和水蒸気圧から飽和水蒸気量を求めることができる。例えば5℃の時には、0.006気圧、0.007kg/m3となる。
屋外で大型のフォグスクリーンを作るためには、単位体積当たりの霧の量がスクリーンとして機能するのに十分である必要がある。単位体積当たりの霧の量が減少する原因としては、霧が送り込まれた空間で霧が周囲の乾燥した空気と混合し一部が消滅することが挙げられる。また、一定量の霧が送風により遠方に拡散されることによっても、単位体積当たりの霧の量が減少し、スクリーンとして機能しにくくなる。
一方で、スクリーンを形成する空間の空気が飽和水蒸気圧、もしくはそれに近い状態であれば、送り込まれた霧が水蒸気として空気中に気化することができなくなり、霧は消滅しなくなる。そのため、本発明では、スクリーンを形成する空間の空気を飽和水蒸気状態に近づけることで、単位体積当たりの霧の量の減少を回避する。飽和水蒸気圧に近づける方法は、気化させた低温の液体窒素を霧と混合して空間に放出させ、空気の温度を低下させることで飽和水蒸気圧自体を低下させことである。
本発明では、液体窒素を気化して霧ともに空間に放出することにより、霧の放出口から遠方の空気も窒素によって冷却されて飽和水蒸気圧が低下するので、霧の消滅が起きにくく広い範囲に十分な密度の霧を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
(実施形態1)
図2に、本発明の実施形態1に係るスクリーン形成装置の構成を示す。スクリーン形成装置100は、液体窒素タンク101、液体窒素を噴射するN2噴射用ループパイプ102、水タンク103、フォグ発生ノズル104、ファン105からなる。ファン105の送風方向に気化された液体窒素を噴射するN2噴射用ループパイプ102が配置されている構造となっている。ここではN2噴射用ループパイプ102がフォグ発生ノズル104よりも風下に位置しているが、フォグ発生ノズル104をN2噴射用ループパイプ102よりも風下に配置して位置関係を逆にしてもよい。また、噴射される窒素は噴射時に全てが気化していなくてもよく、液体で噴射され空気中で気化してもよい。
フォグ発生ノズル104、ファン105からなるフォグ発生部は、水タンク103に蓄えられている水を昇圧ポンプにて昇圧し、ファンの周辺部に配置されたノズルから霧が噴霧することができる。
尚、霧の粒径によって投影された映像の光が反射される方向が異なるので、視野角を広くするためには、N2噴射用ループパイプ102から噴射される窒素と、フォグ発生ノズル104およびファン105のフォグ発生部から噴霧された霧とは、粒径を異なるものとすることが望ましい。また、N2噴射用ループパイプ102から噴射される窒素と、フォグ発生ノズル104およびファン105のフォグ発生部から噴霧された霧とは、密度は同じである必要はない。
本実施形態のスクリーン形成装置のデモシステムを用意し、ファンを寝かした状態で上方に噴霧する形態で、上空方向にスクリーンを形成した。スクリーン形成装置100を駆動する前と後で周囲の湿度を湿度計にて計測した結果、駆動前は51%であった湿度が駆動後には湿度88%まで急上昇した。
液体窒素タンク101は、加圧弁の開放により、気化した低温の窒素が外気によって加熱され、容器内下部にある液体窒素を気化させることで容器内の圧力を上昇させる。内部で気化した窒素ガスが液体窒素を押し出す機構となっている。したがって、加圧弁とガス放出弁を開閉することで、安全弁の設定値である以下の範囲で、所望の圧力を容易に得ることができる。この圧力によって、タンク内の窒素を噴出することができる。
気化された液体窒素が噴射されるN2噴射用ループパイプ102は、高圧で噴出される液体窒素を空中でより平均化(=安定)させるため、ステンレスパイプ(SUSパイプ)に複数の開口部を設けた噴射口の作製を検討した。しかし、パイプの開口部は上空方向にスクリーンを発生させるために、上面に設けられている。この時、1本のSUSパイプに開口部を配列させただけでは、容器からの距離とともに噴出する液体窒素の圧力が低下することが予想される(図3)。
そこで、図4に本発明の実施形態1に係るスクリーン形成装置で用いるN2噴射用ループパイプの構成例を示す。N2噴射用ループパイプ102として、SUSパイプをまげ、スゥェジロックをもちいてリング状の先端部を備えたロッドを作製した。リング状にすることで各開口部から噴出される液体窒素量を、より平均化することができる。また、このN2噴射用ループパイプ102は液体窒素タンクに直接ボルトで固定することが可能であり、液体窒素タンクに設けられている安全弁の設定圧力の上限である0.13MPaまで加圧可能である。
ファン105により生じた風速はファンから遠ざかるにつれて弱くなるので、大型スクリーンを形成するには映像投影位置での風速が重要になる。夜間に映像投影を試みたところ、フォグ発生ノズル104およびN2噴射用ループパイプ102上空にて、風速が約8m/secあると映像を投影可能なフォグが形成された。この際、フォグスクリーン送風口からの距離が10m地点で風速が8m/sec以上あるファンを用いてフォグを発生させた。長さ10mの紐を付けた風船を空中に飛ばし、風船の位置までフォグの先端が届いている事を確認した。さらに、市販のプロジェクタを用いて、映像投影をしたところ、10mの高さまで良好に鮮明な映像が投影された。
(実施形態2)
図5に、本発明の実施形態2に係るスクリーン形成装置の構成を示す。実施形態2では、液体窒素タンク101−1、101−2をN2噴射用ループパイプ106の両側に1台ずつ配置する構成とし、N2噴射用ループパイプ106と液体窒素タンク101とをSUSのパイプにて接続した。N2噴射用ループパイプ106は、実施形態1と同様に、フォグ発生ノズル104およびファン105の上部に配置され、パイプの上面に窒素噴射用の穴が開けられている。
図6に、改良を加えた実施形態2のN2噴射用ループパイプの概観を示す。液体窒素噴射部の噴射の均一性を向上させるために、噴射口を均一な1mm径穴を均等距離に設けることとした。また、均一な窒素供給のために、両側に配置されている2台の液体窒素タンクから窒素を供給できる構造とした。この液体窒素噴射部の噴射口の向きは、スクリーンの大きさを優先する場合は送風方向に向けるのが望ましく、投影される映像の明るさを優先する場合はN2噴射用ループパイプ106の内側等、送風方向とは異なる方向に向けるのが望ましい。
2噴射用ループパイプ106に空けた穴の直径を1mmから2mmに変更し、液体窒素噴射量を4倍に上げることと、N2噴射用ループパイプ106の大きさを幅1m×長さ2mから幅1m×長さ1mのほぼファンの径と一致する大きさに変更することにより効率的に低温窒素を噴射する対策を取って、更なるフォグ発生実験を行った。
本実施形態においても、低温窒素の空気冷却効果が得られ、ファンの送風口から10m上空にわたって、映像が投影可能なフォグスクリーンを形成することができた。
液体窒素タンクを2台用いることによって、フォグスクリーン形成に利用できる液体窒素量が2倍となったため、スクリーンを形成する霧の量を維持する時間も2倍となった。
本実施形態で重要なことは、複数台の液体窒素タンクを用いて、N2噴射用ループパイプに設けられた穴に加わる圧力の均一化を図ることであり、液体窒素タンクは2台以上であれば何台でもよい。特に、必要とする窒素供給の持続時間にあわせて、液体窒素タンクの台数を増減させてもよい。
(実施形態3)
図7に、本発明の実施形態3に係るスクリーン形成装置の構成の概略を示す。図7では、図の煩雑さを避けるため、フォグ用の水タンクおよび液体窒素タンクを省略しているが、実際の構成においては実施形態1、2と同様に配置されている。
本実施形態では、フォグ発生ノズル、N2噴射用ループパイプおよびファンを10台横一列に並べて配置している。隣接するファンはモーターが逆方向に回転するようになっており、同時に一方向(この場合は上空方向)に風が送り出されるような羽の向きとなっている。具体的には、左から数えて奇数番目のファンは、反時計まわりにファンが回転し、上空方向に送風される羽の向きとなっており、偶数番目のファンは時計回りに回転した際に上空方向に送風される羽の向きとなっている。
本実施形態では隣接する2台のファンの回転方向が逆になっていることが肝要である。また、用途によっては10台に限らず、投影したい映像の横幅によって台数を増減させてもよい。
また、N2噴射用ループパイプについては、ファン1台ずつに実施形態1のようなループ形状のものが配置されてもよいし、実施形態2のようにファン1台に付き両側に2台の液体窒素タンクを配置する構成としてもよい。また、10台のファンの両端に1台ずつタンクを配置し、各々の噴射口にパイプを接続し、ファン10台分の噴射を行ってもよい。
本実施形態では、ファンによって送られる風の渦が隣接するファン同士で逆となる。これによって、渦を巻いている風の境界付近では、風の向きが同じ方向のため、互いに打ち消しあわずに、風を遠方まで到達させることができるようになり、容易に大型のフォグスクリーンを形成することができる。
実施形態1〜3では、空気を冷却する冷媒として窒素を用いたが、二酸化炭素やアルゴン等、大気温下で気体になる不活性ガスであれば他の物質でもよい。
100 スクリーン形成装置
101 液体窒素タンク
102、106 N2噴射用ループパイプ
103 水タンク
104 フォグ発生ノズル
105 ファン

Claims (7)

  1. 水を噴霧して霧を発生させるフォグ発生器と、
    前記フォグ発生器が霧を発生させる領域に、大気温下で気体となる冷媒を噴射する冷媒噴射器と、
    前記フォグ発生器から発生した霧と、前記冷媒噴射器から噴射された前記冷媒を所定の方向に拡散させる送風機と、
    を備えたことを特徴するスクリーン形成装置。
  2. 前記冷媒噴射器は、
    前記冷媒を液体で貯蔵する、加圧可能な冷媒貯蔵タンクと、
    前記冷媒貯蔵タンクに接続され、複数の開口部から前記冷媒を噴射する窒素噴射用パイプと、
    を含むことを特徴とする請求項1記載のスクリーン形成装置。
  3. 前記冷媒噴射用パイプは、前記複数の開口部を設けた領域がリング状であることを特徴とする請求項2に記載のスクリーン形成装置。
  4. 前記冷媒噴射器は、前記冷媒噴射用パイプの複数の開口部から前記冷媒が均一に噴射するよう、前記冷媒噴射用パイプに接続された複数の前記冷媒貯蔵タンクを含むことを特徴とする請求項2又は3に記載のスクリーン形成装置。
  5. 前記送風機は、送風方向に対して垂直な方向に一列に並んだ複数のファンを含み、前記複数のファンの各々は、隣接するファンと回転方向が逆で、かつ、送風方向が同一であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のスクリーン形成装置。
  6. 前記フォグ発生器から発生した霧と、前記冷媒噴射器から噴射された前記冷媒とは、粒径および密度が異なることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のスクリーン形成装置。
  7. 前記冷媒は、窒素、二酸化炭素およびアルゴンのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のスクリーン形成装置。
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