JP2017207631A - 光偏向器 - Google Patents

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Abstract

【課題】光偏向器において可動支持体の往復回動の周波数が低くても、回動角センサの出力が十分なS/N比となるようにする。【解決手段】光偏向器1は、第1軸線Lxの回りにミラー部2と一体に往復回動する可動枠4と、可動枠4を第1軸線Lxの回りに往復回動させる外側圧電アクチュエータ5と、第1軸線Lxに対する直交方向の第2軸線Lyを駆動振動方向にして可動枠4に第2軸線Lyの外側から結合する音叉型ジャイロセンサ11とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ミラー部を往復回動させて、入射光をミラー部で反射して出射する光偏向器に関する。
一般的な構造の光偏向器は、ミラー部と、圧電アクチュエータとを備え、圧電アクチュエータがミラー部を所定の軸線の回りに往復回動させる。そして、光源からの入射光を、ミラー部で反射して、ミラー部の回動角に対応する方向に出射する。
このような光偏向器は、種々の機器に装備されるとき、各時点の出射方向を正確に制御する必要がある。このため、光偏向器には、軸線の回りのミラー部の回動角を検出するセンサが装備される。
特許文献1の光偏向器の回動角センサは、圧電センサとして圧電アクチュエータ等の他の圧電素子と一緒に製造されるとともに、圧電アクチュエータを介してミラー部を支持する支持部に配置されている。該圧電センサは、ミラー部の往復回動に伴って、圧電アクチュエータから支持部に伝達されて来る振動を検出する。
特許文献2の光偏向器は、圧電アクチュエータのカンチレバーと、回動角センサとしての圧電センサのカンチレバーとを別々に有する。圧電センサのカンチレバーは、一端が可動支持体に結合し、他端が自由端になっている。圧電センサは、圧電アクチュエータ等の他の圧電素子と一緒に製造され、該圧電センサは、ミラー部の往復回動時のカンチレバーの変形に応じた電圧を出力する。
特許文献3の光偏向器の回動角センサは、圧電センサとして圧電アクチュエータ等の他の圧電素子と一緒に製造される。該圧電センサは、軸線に対する直交方向の外側からミラー部に結合している。そして、該圧電センサは、軸線の回りにミラー部と一体に往復回動して、圧電層の変形に応じた電圧を出力する。
特開2013−007780号公報 特開2014−164101号公報 国際公開第2013/136759号
特許文献1の光偏向器の圧電センサは、ミラー部の往復回動に伴って変位する部位ではなく、固定されている支持部に形成され、ミラー部や圧電アクチュエータの変位部から該支持部に伝達されて来る振動を検出する。したがって、ミラー部の回動角の検出精度が劣るという問題がある。
特許文献2の光偏向器では、圧電センサは、光偏向器の製造時に、圧電アクチュエータ等の他の圧電素子と一緒に作り込まれる。圧電アクチュエータの圧電層は、圧電アクチュエータの作用力を確保するために、十分な厚みが必要となるので、圧電センサの圧電層も厚くなってしまう。圧電センサは、加速度による圧電膜の変形を電気に変換して出力するので、圧電層が厚いと、変形量が低下して出力が低下する。また、ミラー部の往復回動の周波数が低いときも(例:60Hz)、ミラー部の加速度が低下するので、圧電センサの出力が低下する。したがって、該圧電センサは、ミラー部の往復回動の周波数が低いときには、出力が大幅に低下して、圧電センサのS/N比を十分に確保することが難しいという問題がある。
特許文献3の光偏向器の圧電センサは、軸線の回りにミラー部と一体に往復回動するので、ミラー部の回動角の検出精度は高まる。しかしながら、特許文献2の光偏向器の圧電センサと同様に、加速度を圧電層の変形により検出するものなので、ミラー部の往復回動の周波数が低いときの出力が大幅に低下し、圧電センサのS/N比を十分に確保することが難しいという問題がある。
本発明の目的は、上記問題を克服した光偏向器を提供することである。
本発明の光偏向器は、
光を反射するミラー部と、
前記ミラー部を支持する可動支持体と、
前記可動支持体を支持する固定支持体と、
前記可動支持体を第1軸線の回りに往復回動させる第1アクチュエータと、
前記第1軸線に対する直交方向を駆動振動方向にして前記可動支持体に該直交方向の外側から結合する振動式ジャイロセンサとを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1軸線に対する直交方向を駆動振動方向にして可動支持体に該直交方向の外側から結合する振動式ジャイロセンサが備えられる。第1アクチュエータによる第1軸線の回りの可動支持体の往復回動に伴い、振動式ジャイロセンサには、駆動振動方向に対して直角方向にコリオリ力が作用し、振動式ジャイロセンサは、第1軸線の回りの可動支持体の回動方向の加速度を検出し、該検出した加速度に基づいて第1軸線の回りの可動支持体の回動角を検出することができる。
本発明によれば、振動式ジャイロセンサは、可動支持体と一体に往復回動するので、ミラー部の回動角の検出精度を高くすることができる。
本発明によれば、振動式ジャイロセンサは、第1軸線の回りの可動支持体の加速度をコリオリ力により検出するので、第1軸線の回りの可動支持体の往復回動周波数が低くても、十分な変形が確保される。これにより、振動式ジャイロセンサの出力低下を抑制して、十分なS/N比の出力を確保することができる。
本発明の光偏向器において、前記振動式ジャイロセンサは、1対のアームの対峙方向を前記駆動振動方向に一致させた音叉型ジャイロセンサであることが好ましい。
この構成によれば、振動式ジャイロセンサとして、1対のアームの対峙方向を駆動振動方向に一致させた音叉型ジャイロセンサが選択される。この結果、第1軸線に対する直交方向における可動支持体と振動式ジャイロセンサとを合わせた寸法を短くして、光偏向器を小型にすることができる。
本発明の光偏向器において、前記第1アクチュエータは圧電アクチュエータであり、前記音叉型ジャイロセンサは圧電式であることが好ましい。
この構成によれば、音叉型ジャイロセンサの圧電構造と、圧電アクチュエータの圧電構造とを同一工程で製造することが可能となり、振動式ジャイロセンサ装備の光偏向器の製造を簡単化することができる。
本発明の光偏向器において、前記第1アクチュエータ及び前記音叉型ジャイロセンサは、圧電層と該圧電層の下側に配設された下側電極層とを有し、前記固定支持体から前記第1アクチュエータ及び前記可動支持体を経由して前記音叉型ジャイロセンサに連続的に延びる導電層が形成され、前記導電層は前記第1アクチュエータ及び前記音叉型ジャイロセンサの位置において前記第1アクチュエータ及び前記音叉型ジャイロセンサの前記下側電極層を構成することが好ましい。
この構成によれば、導電層が第1アクチュエータ及び音叉型ジャイロセンサの下側電極層として使用されるので、光偏向器の配線数を低減することができる。
本発明の光偏向器において、前記振動式ジャイロセンサを、前記第1軸線から前記直交方向の一方及び他方に離してそれぞれ1以上備えることが好ましい。
この構成によれば、振動式ジャイロセンサは、第1軸線に対して直交方向の各側に存在する。各側の振動式ジャイロセンサの出力の絶対値は、第1軸線に対する直交方向の第1軸線と振動式ジャイロセンサとの間の距離に関係する。第1軸線は、ミラー部の中心点からずれることがあるが、各側の振動式ジャイロセンサからの出力に基づいて、第1軸線回りのミラー部の回動角以外の因子の値(例:第1軸線のずれの方向や量)を検出することも可能になる。また、両側の振動式ジャイロセンサの出力の絶対値の平均値に基づいてミラー部の回動角を検出すれば、振動式ジャイロセンサごとの出力のばらつきを抑制することができる。
本発明の光偏向器において、前記第1アクチュエータは、前記ミラー部を、前記第1軸線の回りに非共振周波数で往復回動させることが好ましい。
この構成によれば、振動式ジャイロセンサは、コリオリ力を利用して非共振周波数で第1軸線の回りを往復回動するミラー部の回動角を検出する。非共振周波数での第1軸線の回りのミラー部の往復回動は、周波数が低く、加速度も低下するが、コリオリ力を利用して加速度を検出することにより、十分に大きなS/N比の出力を振動式ジャイロセンサから得ることができる。
本発明の光偏向器において、前記可動支持体に支持された前記ミラー部を、該ミラー部の中心において前記第1軸線と直交する第2軸線の回りに、前記非共振周波数より高い前記ミラー部の共振周波数で往復回動させる第2アクチュエータを備えることが好ましい。
この構成によれば、振動式ジャイロセンサを使って、第1軸線の回りに非共振周波数で往復回動するミラー部の回動角を検出する光偏向器を、第1及び第2軸線の回りにミラー部を回動させる二軸式光偏向器に円滑に適用することができる。
光偏向器の正面図。 図1の音叉型ジャイロセンサの範囲の拡大図。 可動枠をx軸の方向視で見た側面図 音叉型ジャイロセンサによる加速度検出の原理を説明する図。 光偏向器の製造方法の工程図。 可動枠及び音叉型ジャイロセンサの積層構造の拡大図。 音叉型ジャイロセンサの制御装置の回路図。 外側圧電アクチュエータの駆動電圧と音叉型ジャイロセンサの出力との関係を示すタイミングチャート。
図1は光偏向器1の正面図である。光偏向器1は、MEMSとして製造され、主要要素として、ミラー部2、内側圧電アクチュエータ3a,3b、可動枠4、外側圧電アクチュエータ5a,5b、及び固定枠6を含む。
以下、構成の説明の便宜上、図1の光偏向器1の正面視での上下左右を、光偏向器1の上下左右と呼ぶことにする。
ミラー部2は、正面視が円形であり、円形の中心が光偏向器1の中心(矩形の固定枠6の対角線の交点)に一致するように、配設される。説明の便宜上、ミラー部2の表面(ミラー面)上に、中心o、x軸及びy軸を定義する。x軸及びy軸は、中心oにおいて直交するとともに、ミラー部2が正面向きである時に、それぞれ光偏向器1の左右方向及び上下方向に一致する。さらに、ミラー部2の中心oにおける法線の向きにz軸(図3)を定義する。x軸、y軸及びz軸は、ミラー部2の表面上に定義されているので、ミラー部2の上下左右の首振りに伴い、ミラー部2と一体に変位する。
図1において、第1軸線Lx及び第2軸線Lyは、ミラー部2の回転軸線を意味する。第1軸線Lx及び第2軸線Lyは、中心oにおいて直交し、光偏向器1の左右方向及び上下方向に延在する。第1軸線Lx及び第2軸線Lyは、本発明の第1軸線及び第2軸線に相当し、ミラー部2は、第1軸線Lx及び第2軸線Lyの回りにそれぞれ非共振周波数及び共振周波数で往復回動する。なお、共振周波数(例:30kHz)は非共振周波数(例:60Hz)より高い。
第2軸線Lyとy軸とは、ミラー部2の往復回動にもかかわらず、一致する。第1軸線Lxとx軸とは、ミラー部2の往復回動期間では、z軸が光偏向器1の厚み方向に平行になった時のみ、一致する。第2軸線Lyの回りのミラー部2の往復回動に伴い、x軸と第1軸線Lxとの交角は増減する。なお、ミラー部2の中心oは、第1軸線Lx及び第2軸線Lyの回りのミラー部2の往復回動中、不動となっている。
内側圧電アクチュエータ3a,3bは、ミラー部2に対してそれぞれ左側及び右側に配設される。上下の端部において相互に結合し、全体では、ミラー部2を包囲する縦長の楕円環を構成する。可動枠4は、内外周が光偏向器1の上下方向に縦長の楕円輪郭の環状枠として形成され、内周側において内側圧電アクチュエータ3a,3bから構成される楕円環を包囲する。
音叉型ジャイロセンサ11a,11b,11c,11dは、共に、可動枠4に対してy軸の方向の外側に配設され、可動枠4と一体に変位するように、可動枠4に結合している。音叉型ジャイロセンサ11a,11bは可動枠4に対して上側に配置され、音叉型ジャイロセンサ11c,11dは可動枠4に対して下側に配置される。音叉型ジャイロセンサ11a,11cは、第2軸線Lyの左側に配設され、音叉型ジャイロセンサ11b,11dは第2軸線Lyの右側に配設される。
音叉型ジャイロセンサ11a,11bと音叉型ジャイロセンサ11c,11dとは第1軸線Lxに対して対称の配置となっている。音叉型ジャイロセンサ11a,11cと音叉型ジャイロセンサ11b,11dとは、第2軸線Lyに対して対称の配置となっている。音叉型ジャイロセンサ11a〜11dについては、後述の図2〜図4において別途説明する。
トーションバー21a,21bは、ミラー部2からy軸に沿ってそれぞれ上下に直線状に突出し、中間部において内側圧電アクチュエータ3a,3bの結合部に結合し、突出端において可動枠4の内周に結合する。第2軸線Lyは、トーションバー21a,21bの中心線に一致するので、第1軸線Lxの回りのミラー部2の往復回動中、ミラー部2と共に上下方向に首振りする。
外側圧電アクチュエータ5a,5bは、矩形の固定枠6の内周側でかつ可動枠4に対してそれぞれ左側及び右側に配設される。外側圧電アクチュエータ5は、ミアンダ配列の複数のカンチレバー23から構成される。
具体的には、各カンチレバー23は、長手方向を上下方向に揃えて、左右方向に一列に配列される。複数のカンチレバー23は、全体として直列接続となるように、上下の端部において左隣り又は右隣りのカンチレバー23に結合している。なお、配列における左右両端のカンチレバー23の長さは、他のカンチレバー23の長さの半分となっており、該左右両端のカンチレバー23は、それぞれ第1軸線Lx上の端部において可動枠4及び固定枠6に結合している。
電極パッド16a,16bは、横長の矩形の固定枠6の左右の側辺部の表面に複数ずつ配設されている。電極パッド16aは、光偏向器1の左半部の電気素子(例:内側圧電アクチュエータ3a及び外側圧電アクチュエータ5a)に積層方向下側の連続導電層(図5で後述)や積層方向上側の配線を介して接続されている。電極パッド16bは、光偏向器1の右半部の電気素子(例:内側圧電アクチュエータ3b及び外側圧電アクチュエータ5b)に積層方向下側の連続導電層(図5で後述)や積層方向上側の配線を介して接続されている。
音叉型ジャイロセンサ11a〜11dは、駆動振動(図4の駆動振動方向Wdの振動)を行う駆動電圧を共通にし、出力信号を個々に出力するようになっている。音叉型ジャイロセンサ11a〜11dの駆動電圧は、同一であるので、電極パッド16a,16bのどちらからでも供給されてよい。音叉型ジャイロセンサ11a〜11dの各出力については、例えば、音叉型ジャイロセンサ11a,11bは電極パッド16aの方から、また、音叉型ジャイロセンサ11c,11dは電極パッド16bの方からというように、分配することもできる。
光偏向器1の全体的な作用について説明する。なお、以下、内側圧電アクチュエータ3a,3bを特に区別しないときは、「内側圧電アクチュエータ3」と総称する。外側圧電アクチュエータ5a,5bを特に区別しないときは、「外側圧電アクチュエータ5」と総称する。電極パッド16a,16bを特に区別しないときは、「電極パッド16」と総称する。
光偏向器1は、二次元スキャナとして、映像器や車両用ヘッドライト等に装備される。光偏向器1は、パッケージ内に収納されて、光偏向器1の電極パッド16とパッケージの端子とは、ボンディングワイヤにより接続されている。内側圧電アクチュエータ3及び外側圧電アクチュエータ5には、電極パッド16から印加電圧が供給される。
図示していない光源(例:レーザ光源)からの光(例:レーザ光)が、光偏向器1のミラー部2の中心oに入射する。
外側圧電アクチュエータ5は、電極パッド16からの駆動電圧により作動して、可動枠4を第1軸線Lxの回りに往復回動させる。外側圧電アクチュエータ5の作動について詳説する。各外側圧電アクチュエータ5は、ミアンダ配列の複数のカンチレバー23から成り、第1軸線に平行な軸線の回りの各カンチレバー23の両端の相対回転量の合計が、第1軸線Lxの回りの可動枠4の回動量に関係するようになっている。したがって、外側圧電アクチュエータ5における固定枠6との結合端側から可動枠4との結合端の方に順番にカンチレバー23に番号を付けると、奇数番のカンチレバー23と偶数番のカンチレバー23とは、印加電圧を逆位相にして、湾曲変形の向きが逆になるように設定される。
各外側圧電アクチュエータ5において、奇数番のカンチレバー23と偶数番のカンチレバー23とに、逆位相の電圧を印加するために、電極パッド16において、奇数番のカンチレバー23の上側電極に印加電圧を供給する電極パッドと偶数番のカンチレバー23の上側電極に印加電圧を供給する電極パッドとを別々にしている。
外側圧電アクチュエータ5の駆動電圧の周波数は、例えば60Hzであり、ミラー部2の共振周波数(例:30kHz)よりはるかに小さい。なお、共振周波数を考える際、トーションバー21の質量はミラー部2の質量に対して無視できる。
第1軸線Lxの回りの可動枠4の往復回動により、ミラー部2及び可動枠4は第1軸線Lxの回りに一体的に往復回動する。
内側圧電アクチュエータ3は、電極パッド16からの駆動電圧により作動して、トーションバー21を第2軸線Lyの回りに往復回動させる。内側圧電アクチュエータ3の作動について詳説する。内側圧電アクチュエータ3a,3bは、逆位相の駆動電圧を供給されて、トーションバー21を左右両側から光偏向器1の厚み方向に逆向きに変位させて、回転駆動する。内側圧電アクチュエータ3による第2軸線Lyの回りのミラー部2の往復回動の周波数は、y軸の回りのミラー部2の共振周波数に整合される。
こうして、ミラー部2は、第2軸線Lyの回りに共振周波数で往復回動しつつ、第1軸線Lxの回りに非共振周波数で往復回動する。この結果、ミラー部2は、中心oを中心に左右には共振周波数で、上下には非共振周波数で首振りする。
光源から光偏向器1の入射光は、ミラー部2の中心oに入射する。そして、法線としてのz軸を間に挟んで反射角=入射角となる反射角でz軸の向きに応じた方向の反射光となって出射する。
図2は図1の音叉型ジャイロセンサ11a,11bの範囲の拡大図である。音叉型ジャイロセンサ11c,11dの範囲の拡大図は省略しているが、図2と同一となる。
図2において、音叉型ジャイロセンサ11a,11bは、U字形状の音叉型ジャイロセンサである。U字形状の音叉型ジャイロセンサ自体の構造は、周知の圧電式であり、1対のアームとして第2軸線Ly方向の外側(可動枠4から遠い側)のアーム31aと、第2軸線Lyの内側(可動枠4に近い側)のアーム31bとを有する。アーム31a,31bの間には基体層32が形成されている。
音叉型ジャイロセンサ11a,11bは、共通の基体層32の上に、上部積層体35を積層したものから構成される。上部積層体35は、アーム31a,31bの対応位置に配置されている。間隙36は、アーム31a,31bとの間に形成されている。なお、上部積層体35の具体的な構造は、図6で後述するように、下側電極層70を含む圧電構造である。
基体層32は、長手方向中心部において音叉型ジャイロセンサ11a,11bの基端部を第1軸線Lxの方向に相互に結合するとともに、第2軸線Lyの方向に可動枠4の長軸の上端部に結合している。
図3は、可動枠4をx軸の方向視(図1の正面図において左から右の向き)で見た側面図である。図3において、ミラー部2は、可動枠4の後ろに隠れている。z軸は、ミラー部2のミラー面の中心oにおける法線方向として定義されている。図3において右側が光偏向器1の正面側、左側が光偏向器1の背面側になっている。
図3において、ミラー部2及び可動枠4も、音叉型ジャイロセンサ11と同様に、基体層32を有している。ただし、ミラー部2及び可動枠4は、上部積層体35を有しない。
以下、音叉型ジャイロセンサ11a〜11dを、特に区別しないときは、「音叉型ジャイロセンサ11」と総称する。アーム31a,31bを、特に区別しないときは、「アーム31」と総称する。
図4は、音叉型ジャイロセンサ11による加速度検出の原理を説明する図である。図4において、Wdは音叉型ジャイロセンサ11の駆動振動方向を示し、Fcはコリオリ力を示している。駆動振動方向Wdは、第2軸線Ly及びy軸に平行な方向であり、コリオリ力Fcの方向はz軸に平行な方向である。音叉型ジャイロセンサ11は第1軸線Lxの回りに可動枠4と一体的に回動する。第1軸線Lxの回りの加速度(ここでは、角加速度ではなく、単に加速度について言及している)は、第1軸線Lxから遠くなるほど、増大するので、コリオリ力Fcは、第1軸線Lxから遠いアーム31aと第1軸線Lxに近いアーム31bとでは、第1軸線Lxの回りの回動方向に逆向きになる。この結果、アーム31aとアーム31bとは、第1軸線Lxの回りの回動方向に逆向きに変形し、アーム31aの上部積層体35とアーム31bの上部積層体35とから逆位相の電圧が第1軸線Lxの回りの加速度として出力される。
アーム31a,31bの詳細な構造及び作動については図6及び図7で後述する。
図5は光偏向器1の製造方法の工程図である。STEP1では、ウェハ基板60が用意される。1枚のウェハ基板60からは複数の光偏向器1が同時に製造される。ウェハ基板60は、裏面側から表面側に順番にSi61、SiO62及びSi63が配設される3層の積層構造を有している。STEP1では、ウェハ基板60の裏面側及び表面側にSiO64及びSiO65を形成する。
STEP2では、SiO65の表面側に下側電極層70、圧電層としてのPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)層71及び上側電極層72を順次、形成する。
STEP3では、表面側及び裏面側からのエッチングにより可動枠4、外側圧電アクチュエータ5、固定枠6及び音叉型ジャイロセンサ11の各素子の輪郭を形成する。なお、ミラー部2は、可動枠4の後ろに隠れるので、図示されていない。
STEP3における各素子の積層構造を裏面側から表面側へ順番に述べる。可動枠4は、Si63及びSiO65の積層構造になっている。外側圧電アクチュエータ5は、Si63、SiO65、下側電極層70、PZT層71及び上側電極層72の積層構造になっている。固定枠6は、SiO64、Si61、SiO62、Si63及びSiO65の積層構造になっている。
図6は、可動枠4及び音叉型ジャイロセンサ11の積層構造の拡大図である。音叉型ジャイロセンサ11のアーム31a,31bの積層構造は、下から順番に、Si63、SiO65、下側電極層70、PZT層71及び上側電極層72の層から構成される。Si63及びSiO65は、基体層32(図2及び図3)を構成する。下側電極層70、PZT層71及び上側電極層72は上部積層体35を構成する。
アーム31aは、第2軸線Ly方向に音叉型ジャイロセンサ11の外側から内側(ミラー部2側)へ駆動電極D+、出力電極S−及び駆動電極D−が配列される。アーム31bは、第2軸線Ly方向に外側から内側へ駆動電極D−、出力電極S+及び駆動電極D+が配列される。
アーム31aにおける駆動電極D+、出力電極S−及び駆動電極D−は、PZT層71及び上側電極層72は、個々に有するものの、下側電極層70とそれより下の積層構造が共通になっている。アーム31bにおける駆動電極D−、出力電極S+及び駆動電極D+も、PZT層71及び上側電極層72は個々に有するものの、下側電極層70とそれより下の積層構造が共通になっている。
光偏向器1では、下側電極層70は、内側圧電アクチュエータ3、可動枠4、外側圧電アクチュエータ5及び固定枠6に共通に存在する。そして、下側電極層70は、固定枠6から外側圧電アクチュエータ5及び可動枠4を経由し、可動枠4から内側圧電アクチュエータ3と音叉型ジャイロセンサ11とに分岐して、内側圧電アクチュエータ3及び音叉型ジャイロセンサ11に連続的に延びる導電層(以下、「連続導電層」という)として形成されている(図6と共に、図5のSTEP3の構造図参照)。連続導電層としての下側電極層70は、内側圧電アクチュエータ3及び可動枠4において圧電構造の下側電極層を構成するとともに、音叉型ジャイロセンサ11の駆動電極D+等の各電極の下側電極層を構成する。これにより、音叉型ジャイロセンサ11の配線を低減することができる。
なお、下側電極層70は、固定枠6においてアース用の電極パッド16のうちのアースの電極パッドに接続されている。この結果、下側電極層70が構成する下側電極層はアース電位に維持される。
アーム31aの駆動電極D+とアーム31bの駆動電極D+、及びアーム31aの駆動電極D−とアーム31bの駆動電極D−は、同一電位がミラー部2及び可動枠4の共振周波数で供給される。これにより、アーム31a,31bの自由端は、第2軸線Ly方向に音叉型ジャイロセンサ11の共振周波数で振動する。
音叉型ジャイロセンサ11が第1軸線Lxの回りの可動枠4の回動方向に加速度を受けると、アーム31a,31bにはコリオリ力Fcが発生し、アーム31a,31bに該回動方向に相互に逆向きに変形する。この逆向きの変形に伴い、出力電極S+,S−には電圧差が生じ、この電圧差が音叉型ジャイロセンサ11から出力される。
音叉型ジャイロセンサ11は、第1軸線Lxの回りの可動枠4の往復回動に伴い、図4で説明したコリオリ力Fcを受ける。コリオリ力Fcは、アーム31aとアーム31bとで逆向きであるので、アーム31aとアーム31bとは逆向きに変形し、出力電極S+と出力電極S−の出力は逆位相になる。
図7は音叉型ジャイロセンサ11の制御装置の回路図である。振幅自動調整器41は、発振回路42の発振周波数が音叉型ジャイロセンサ11の共振周波数になるように、発振回路42の発振周波数を制御する。駆動アンプ43は、発振回路42からの発振電圧を増幅して、音叉型ジャイロセンサ11の駆動電極D+及び駆動電極D−に供給する。
センスアンプ47は、音叉型ジャイロセンサ11の出力電極S+及び出力電極S−から出力される信号を増幅する。バンドパスフィルタ48は、センスアンプ47の出力から所定の周波数帯域の信号成分を抽出して、同期検波器49に出力する。該所定の周波数帯域には、第1軸線Lxの回りの可動枠4の往復回動周波数を含むものとなっている。
90°位相シフト器50は、発振回路42の出力を90°シフトする。同期検波器49は、バンドパスフィルタ48の出力と90°位相シフト器50の出力とに基づいて、バンドパスフィルタ48の出力から第1軸線Lxの回りの可動枠4の往復回動周波数に係る信号を検波する。ローパスフィルタ54は、同期検波器49からの検波信号のうち、遮断周波数以下の周波数成分を抽出し、アンプ55へ出力する。アンプ55は、ローパスフィルタ54の出力を増幅し、第1軸線Lxの回りの可動枠4の回動角に係る信号として出力する。
図8は外側圧電アクチュエータ5の駆動電圧と音叉型ジャイロセンサ11の出力との関係を示すタイミングチャートである。外側圧電アクチュエータ5の駆動電圧は、時刻t1で漸増開始して時刻t2で立下がるのこぎり波となっている。図8では、図示の簡便化上、のこぎり波は1つしか記載されていないが、光偏向器1を実際に作動させるときの外側圧電アクチュエータ5の駆動電圧は、図8ののこぎり波が一定の周期で繰り返される。
図8の外側圧電アクチュエータ5の駆動電圧は、奇数番のカンチレバー23の駆動電圧をカンチレバー23の代表として示している。なお、外側圧電アクチュエータ5の駆動電圧の周波数は、例えば60Hzであり、ミラー部2及び内側圧電アクチュエータ3の共振周波数(例:30kHz)より十分に低い。
音叉型ジャイロセンサ11は、第1軸線Lxの回りの可動支持体の角加速度をコリオリ力により検出するので、第1軸線Lxの回りの可動枠4の往復回動周波数が低くても、音叉型ジャイロセンサ11の出力低下を抑制して、十分なS/N比の出力を確保することができる。
光偏向器1は、振動式ジャイロセンサとして音叉型ジャイロセンサ11を選択している。音叉型ジャイロセンサ11は、1対のアーム31a,31bの対峙方向を駆動振動方向に一致させている。この結果、第1軸線Lxに対する直交方向における可動枠4と振動式ジャイロセンサとを合わせた寸法を短くして、光偏向器を小型にすることができる。
音叉型ジャイロセンサ11の圧電構造と、内側圧電アクチュエータ3及び外側圧電アクチュエータ5の圧電構造とを同一工程で製造することが可能である。したがって、音叉型ジャイロセンサ11を装備する光偏向器1の製造を簡単化することができる。
連続導電層としての下側電極層70が第1アクチュエータとしての外側圧電アクチュエータ5及び音叉型ジャイロセンサ11の下側電極層として使用される。したがって、配線を簡単化することができる。
音叉型ジャイロセンサ11は、第1軸線Lxに対する直交方向として第2軸線Lyの方向に可動枠4の両側に備えられる。各側の音叉型ジャイロセンサ11の出力の絶対値は、第1軸線に対する第2軸線Lyの方向の第1軸線Lxと音叉型ジャイロセンサ11との間の距離に関係する。第1軸線Lxは、ミラー部2の中心点としての中心oからずれることがあるが、各側の音叉型ジャイロセンサ11からの出力を利用して、第1軸線Lxの回りのミラー部2の回動角以外の因子の値(例:第1軸線Lxのずれの方向や量)を検出することも可能になる。
この光偏向器1は、音叉型ジャイロセンサ11を異なる位置に計4つの音叉型ジャイロセンサ11を備える。これら4つの音叉型ジャイロセンサ11の出力を利用して、第1軸線Lxの回りのミラー部2の回動角以外の因子の値(例:第1軸線Lxのずれの方向や量)を検出することも可能になる。
音叉型ジャイロセンサ11は、コリオリ力を利用して非共振周波数で第1軸線Lxの回りを往復回動するミラー部2の回動角を検出する。非共振周波数での第1軸線Lxの回りのミラー部2の往復回動は、周波数が低く、加速度も低下するが、コリオリ力を利用して加速度を検出することにより、十分に大きなS/N比の出力を音叉型ジャイロセンサ11から得ることができる。
光偏向器1は、第1軸線Lx及び第2軸線Lyの回りにミラー部2を回動させる二軸式となっている。このような二軸式の光偏向器1において、第1軸線Lxの回りに非共振周波数で往復回動するミラー部2の回動角を円滑に検出することができる。
本発明は、実施形態に限定されることなく、本発明の技術思想の範囲内で種々に変形例を含む。
実施形態の光偏向器1では、計4つの音叉型ジャイロセンサ11から第1軸線Lxの回りのミラー部2の回動角(図3の回動角θ)を個々に検出している。しかしながら、4つの音叉型ジャイロセンサ11を第1軸線Lx及び第2軸線Lyの両方に対して対称に配置したのは、主に、ミラー部2が第1軸線Lx及び第2軸線Lyの回りに往復回動する時の往復回動を円滑化するための重量バランスを得るためである。したがって、4つの音叉型ジャイロセンサ11のうちの1つのみから出力を得るようにして、他の3つからは出力を得ないようにしてもよい。
ただし、音叉型ジャイロセンサ11を第2軸線Lyの方向に可動枠4の両側にそれぞれ1以上とする場合には、複数の音叉型ジャイロセンサ11の出力を平均化して、出力のばらつきを抑制することができる。また、複数の音叉型ジャイロセンサ11の出力のうち、逆位相のものは位相を逆転した後、複数の出力を合計して、出力を増大させることができる。
さらに、第1軸線Lxは、ミラー部2の往復回動中、静止しておらず、その直角方向に変位することがある。一方、音叉型ジャイロセンサ11に作用するコリオリ力は、第1軸線Lxから第2軸線Lyの方向に遠くなるほど、増大する。4つの音叉型ジャイロセンサ11をそれぞれ異なる位置に配設し、各位置のコリオリ力を検出することにより、4つの音叉型ジャイロセンサ11の出力の組合せにより、第1軸線Lxの回りのミラー部2の回動角以外の因子の値(例:基準位置からの第1軸線Lxの偏倚量)を検出することも可能になる。
実施形態における外側圧電アクチュエータ5の駆動電圧は、のこぎり波となっている(図8)。本発明の第1アクチュエータの駆動電圧の波形は、のこぎり波に限定されず、正弦波や三角波とすることも可能である。
実施形態の光偏向器1では、ミラー部を支持する可動支持体として可動枠4の形状は楕円環状であるが、本発明の可動支持体は、線形、円環又は矩形等のその他の形状を採用可能である。
実施形態の可動枠4において、第1軸線Lxに対して上側及び下側の部分は、本発明において第1軸線に対する直交方向に、該第1軸線に対して一方の側に配置されている部分と他方の側に配置されている部分とにそれぞれ対応する。
実施形態の光偏向器1では、固定支持体として固定枠6の形状は矩形であるが、本発明の固定支持体は円形や正方形等のその他の形状を採用可能である。
実施形態の光偏向器1では、第1アクチュエータとしての外側圧電アクチュエータ5及び第2アクチュエータとしての内側圧電アクチュエータ3は共にカンチレバー型であるが、本発明のアクチュエータはカンチレバー型に限定されない。
1・・・光偏向器、2・・・ミラー部、3・・・内側圧電アクチュエータ(第2アクチュエータ及び圧電アクチュエータ)、4・・・可動枠(可動支持体)、5・・・外側圧電アクチュエータ(第1アクチュエータ及び圧電アクチュエータ)、6・・・固定枠(固定支持体)、11・・・音叉型ジャイロセンサ(振動式ジャイロセンサ)、15・・・固定枠、16・・・電極パッド、23・・・カンチレバー、31・・・アーム、70・・・下側電極層、71・・・PZT層(圧電層)。

Claims (7)

  1. 光を反射するミラー部と、
    前記ミラー部を支持する可動支持体と、
    前記可動支持体を支持する固定支持体と、
    前記可動支持体を第1軸線の回りに往復回動させる第1アクチュエータと、
    前記第1軸線に対する直交方向を駆動振動方向にして前記可動支持体に結合する振動式ジャイロセンサとを備えることを特徴とする光偏向器。
  2. 請求項1記載の光偏向器において、
    前記振動式ジャイロセンサは、1対のアームの対峙方向を前記駆動振動方向に一致させた音叉型ジャイロセンサであることを特徴とする光偏向器。
  3. 請求項2記載の光偏向器において、
    前記第1アクチュエータは圧電アクチュエータであり、
    前記音叉型ジャイロセンサは圧電式であることを特徴とする光偏向器。
  4. 請求項3記載の光偏向器において、
    前記第1アクチュエータ及び前記音叉型ジャイロセンサは、圧電層と該圧電層の下側に配設された下側電極層とを有し、
    前記固定支持体から前記第1アクチュエータ及び前記可動支持体を経由して前記音叉型ジャイロセンサに連続的に延びる導電層が形成され、
    前記導電層は前記第1アクチュエータ及び前記音叉型ジャイロセンサの位置において前記第1アクチュエータ及び前記音叉型ジャイロセンサの前記下側電極層を構成することを特徴とする光偏向器。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の光偏向器において、
    前記振動式ジャイロセンサを、前記第1軸線から前記直交方向の一方及び他方に離してそれぞれ1以上備えることを特徴とする光偏向器。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の光偏向器において、
    前記第1アクチュエータは、前記ミラー部を、前記第1軸線の回りに非共振周波数で往復回動させることを特徴とする光偏向器。
  7. 請求項6記載の光偏向器において、
    前記可動支持体に支持された前記ミラー部を、該ミラー部の中心において前記第1軸線と直交する第2軸線の回りに、前記非共振周波数より高い前記ミラー部の共振周波数で往復回動させる第2アクチュエータを備えることを特徴とする光偏向器。
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