JP2017207452A - 半導体装置、電池監視システムおよび診断方法 - Google Patents

半導体装置、電池監視システムおよび診断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の主配線を含む半導体装置の自己診断を行う場合に、該複数の主配線のうち、診断対象として選択された主配線と、それ以外の主配線との間のリークを検出する。【解決手段】直列接続された複数の電池セルの各ノードに対応して設けられた複数の主配線を含む半導体装置において、複数の主配線のうち、選択された一対の診断対象配線の間に電圧を印加し、一対の診断対象配線の一方を第1のノードに接続し、一対の診断対象配線の他方を第2のノードに接続すると共に、複数の主配線のうちの一対の診断対象配線以外の少なくとも1つの主配線を第1のノードまたは第2のノードに接続した状態で第1のノードと第2のノードとの間の電位差に応じた電圧を取得する。【選択図】図2

Description

本発明は、半導体装置、電池監視システムおよび診断方法に関する。
直列接続された複数の電池セルを備えた組電池の各電池セルの状態を監視する電池監視システムが知られている。例えば、特許文献1には、直列に接続された複数の電池の各々に接続された複数の電源線と、複数の電源線から2つの電源線を選択する選択手段と、選択手段により選択された2つの電源線に流れる電気信号が入力された場合は、当該2つの電源線に流れる電気信号の差分をデジタル信号に変換して出力する計測手段と、計測手段から出力されたデジタル信号に対して予め定められた演算を行い、演算結果に応じた電気信号を出力する演算手段と、複数の電源線のうちから、第1基準電圧に応じた電気信号が流れる電源線と、第1基準電圧と異なる第2基準電圧に応じた電気信号が流れる電源線とを選択するように選択手段を制御する第1制御、及び第2基準電圧に応じた電気信号をデジタル信号に変換させて出力するように計測手段を制御する第2制御を行う制御手段と、を備えた半導体回路が記載されている。
また、特許文献2には、上記の特許文献1に記載のものと同様の複数の電源線、選択手段、計測手段および演算手段と、第1の基準電圧を分圧した第2の基準電圧を電源線に供給する基準電圧分圧部と、を備えた組電池システムが記載されている。この組電池システムにおいて、計測手段の自己診断は、計測手段から出力された第1の基準電圧と第2の基準電圧との差分と、第2の基準電圧と第2の基準電圧よりも小さい第3の基準電圧との差分との加算値が、第1の基準電圧に応じた値となる否かにより行われる。
特開2013−195157号公報 特開2014−240818号公報
上記の特許文献1および特許文献2に記載の装置によれば、自己診断を行う場合に、複数の電源線から選択される2つの電源線に電圧が印加され、選択されない他の電源線はフローティング状態とされる。このため、選択された2つの電源線と、選択されない他の電源線との間のリークが生じていたとしても、これを検出することができない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、直列接続された複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線を含む半導体装置の自己診断を行う場合に、該複数の主配線のうち、診断対象として選択された主配線と、それ以外の主配線との間のリークについても検出することができる半導体装置、電池監視システムおよび診断方法を提供することを目的とする。
本発明に係る半導体装置は、直列接続された複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線と、前記複数の主配線のうちの選択された一対の診断対象配線に電圧を印加する電圧印加手段と、前記複数の主配線の各々の第1のノードまたは第2のノードへの接続および非接続を切り替える複数のスイッチを含むスイッチ群と、前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力する電圧出力部と、前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続すると共に、前記複数の主配線のうちの前記一対の診断対象配線以外の少なくとも1つの主配線を前記第1のノードまたは前記第2のノードに接続するように前記スイッチ群を制御する制御部と、を含む。
本発明に係る他の半導体装置は、直列接続された複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線と、前記複数の主配線のうちの選択された一対の診断対象配線に電圧を印加する電圧印加手段と、前記複数の主配線の各々の第1のノードまたは第2のノードへの接続および非接続を切り替える複数のスイッチを含む第1のスイッチ群と、前記複数の主配線の各々に対応して設けられ、前記複数の電池セルの各ノードのうちの対応するノードに接続され、他端が前記複数の主配線のうちの対応する主配線に接続された複数のスイッチを含む第2のスイッチ群と、前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力する電圧出力部と、前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続すると共に、前記複数の主配線のうちの前記一対の診断対象配線以外の少なくとも1つの主配線を前記複数の電池セルの各ノードのうちの対応するノードに接続するように前記第1のスイッチ群および前記第2のスイッチ群を制御する制御部と、を含む。
本発明に係る電池監視システムは、直列接続された複数の電池セルと、前記複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線と、前記複数の主配線のうちの選択された一対の診断対象配線に電圧を印加する電圧印加手段と、前記複数の主配線の各々の第1のノードまたは第2のノードへの接続および非接続を切り替える複数のスイッチを含むスイッチ群と、前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力する電圧出力部と、前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続すると共に、前記複数の主配線のうちの前記一対の診断対象配線以外の少なくとも1つの主配線を前記第1のノードまたは前記第2のノードに接続するように前記スイッチ群を制御する制御部と、を含む。
本発明に係る他の電池監視システムは、直列接続された複数の電池セルと、前記複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線と、前記複数の主配線のうちの選択された一対の診断対象配線に電圧を印加する電圧印加手段と、前記複数の主配線の各々の第1のノードまたは第2のノードへの接続および非接続を切り替える複数のスイッチを含む第1のスイッチ群と、前記複数の主配線の各々に対応して設けられ、前記複数の電池セルの各ノードのうちの対応するノードに接続され、他端が前記複数の主配線のうちの対応する主配線に接続された複数のスイッチを含む第2のスイッチ群と、前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力する電圧出力部と、前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続すると共に、前記複数の主配線のうちの前記一対の診断対象配線以外の少なくとも1つの主配線を前記複数の電池セルの各ノードのうちの対応するノードに接続するように前記第1のスイッチ群および前記第2のスイッチ群を制御する制御部と、を含む。
本発明に係る診断方法は、直列接続された複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線を含む半導体装置の診断方法であって、前記複数の主配線のうち、選択された一対の診断対象配線に電圧を印加するステップと、前記一対の診断対象配線の一方を第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を第2のノードに接続すると共に、前記複数の主配線のうちの前記一対の診断対象配線以外の少なくとも1つの主配線を前記第1のノードまたは前記第2のノードに接続した状態で前記第1のノードと前記第2のノードとの間の電位差に応じた電圧を取得するステップと、を含む。
本発明に係る他の診断方法は、直列接続された複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線を含む半導体装置の診断方法であって、前記複数の主配線のうち、選択された一対の診断対象配線に電圧を印加するステップと、前記一対の診断対象配線の一方を第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を第2のノードに接続すると共に、前記複数の主配線のうちの前記診断対象配線以外の少なくとも1つの主配線を前記複数の電池セルの各ノードのうちの対応するノードに接続した状態で前記第1のノードと前記第2のノードとの間の電位差に応じた電圧を取得するステップと、を含む。
本発明によれば、直列接続された複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線を含む半導体装置の自己診断を行う場合に、該複数の主配線のうち、診断対象として選択された主配線と、それ以外の主配線との間のリークについても検出することが可能となる。
本発明の実施形態に係る電池監視システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る検査回路の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の自己診断を行う場合の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る半導体装置の自己診断を行う場合に検査回路において形成される接続状態の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の自己診断を行う場合に検査回路において形成される接続状態の他の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の自己診断を行う場合に検査回路において形成される接続状態の他の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の自己診断を行う場合に検査回路において形成される接続状態の他の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の自己診断を行う場合に検査回路において形成される接続状態の他の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る検査回路の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の自己診断を行う場合の動作の流れを示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る池監視システムの構成を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態に係る電池セル選択用スイッチ群の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一または等価な構成要素および部分には同一の参照符号を付与している。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の実施形態に係る電池監視システム1の構成を示すブロック図である。電池監視システム1は、直列接続された複数の電池セルC、・・・、Cn−1、CおよびCn+1を含む組電池200と、各電池セルC、・・・、Cn−1、CおよびCn+1の状態を監視する半導体装置100を含んで構成されている。
半導体装置100は、電池セルC〜Cn+1の互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた入力端子T〜Tn+1と、入力端子T〜Tn+1に接続された検査回路10と、検査回路10に接続された制御部110と、制御部110に接続された記憶部120および出力端子Toutと、を有する。
半導体装置100は、入力端子T〜Tn+1を介して入力される電池セルC〜Cn+1の各セル電圧を測定するセル電圧測定機能と、検査回路10に異常が生じているか否かを診断する自己診断機能を有する。制御部110が、検査回路10に制御信号を供給して検査回路10の動作を制御することにより、上記のセル電圧測定機能および自己診断機能が実現される。制御部110は、検査回路10から出力されるデータを受信する。記憶部120には、制御部110による制御の下で検査回路10から出力されるデータ等が格納される。制御部110は、例えば、図示しない上位システムからの要求に応じて、記憶部120に格納されたデータを読み出して、出力端子Toutから出力する。また、制御部110は、検査回路10から出力されるデータに基づいて検査回路10に異常が生じているか否かを診断し、診断結果を出力端子Toutから出力する。
図2は、検査回路10の詳細な構成を示す図である。検査回路10は、入力端子T〜Tn+1の各々に対応して設けられた複数の主配線W〜Wn+1を有する。すなわち、主配線W〜Wn+1は、直列接続された電池セルC〜Cn+1の互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられている。また、検査回路10は、電池セル接続用スイッチ群11、第1の電源接続用スイッチ群12、第2の電源接続用スイッチ群13、電池セル選択用スイッチ群20、レベルシフタ30、基準電源40、分圧回路50、ADコンバータ70およびスイッチ61〜65を備えている。
電池セル接続用スイッチ群11は、入力端子T〜Tn+1の各々および主配線W〜Wn+1の各々に対応して設けられた複数のスイッチ11〜11n+1を含んで構成されている。複数のスイッチ11〜11n+1は、それぞれ、一端が対応する入力端子T〜Tn+1に接続され、他端が対応する主配線W〜Wn+1に接続されている。例えば、スイッチ11は、一端が入力端子Tに接続され、他端が主配線Wに接続されており、スイッチ11がオン状態となることにより、主配線Wと入力端子Tとが接続されて主配線Wに電池セルの各ノードのうちの対応するノードの電位が印加される。
第1の電源接続用スイッチ群12は、複数の主配線W〜Wn+1のうち、最低電位に対応する主配線W以外の主配線の各々に対応して設けられた複数のスイッチを含んで構成されている。第1の電源接続用スイッチ群12を構成する複数のスイッチは、それぞれ、一端が対応する主配線に接続され、他端が高電位側の電源配線Wに接続されている。例えば、スイッチ12は、一端が主配線Wに接続され、他端が高電位側の電源配線Wに接続されており、スイッチ12がオン状態となることにより高電位側の電源配線Wの電位が主配線Wに印加される。
第2の電源接続用スイッチ群13は、複数の主配線W〜Wn+1のうち、最高電位に対応する主配線Wn+1以外の主配線の各々に対応して設けられた複数のスイッチを含んで構成されている。第2の電源接続用スイッチ群13を構成する複数のスイッチは、それぞれ、一端が対応する主配線に接続され、他端が低電位側の電源配線Wに接続されている。例えば、スイッチ13n−1は、一端が主配線Wn−1に接続され、他端が低電位側の電源配線Wに接続されており、スイッチ13n−1がオン状態となることにより低電位側の電源配線Wの電位が主配線Wn−1に印加される。
電池セル選択用スイッチ群20は、第1の電池セル選択用スイッチ群21および第2の電池セル選択用スイッチ群22を有する。第1の電池セル選択用スイッチ群21および第2の電池セル選択用スイッチ群22は、それぞれ、主配線W〜Wn+1の各々に対応して設けられた複数のスイッチ21〜21n+1および複数のスイッチ22〜22n+1を含んで構成されている。
第1の電池セル選択用スイッチ群21を構成する複数のスイッチ21〜21n+1は、それぞれ、一端が対応する主配線に接続され、他端が第1のノードnに接続されている。例えば、スイッチ21は、一端が主配線Wに接続され、他端が第1のノードnに接続されており、スイッチ21がオン状態となることにより主配線Wの電位が第1のノードnに印加される。第2の電池セル選択用スイッチ群22を構成する複数のスイッチ22〜22n+1は、それぞれ、一端が対応する主配線に接続され、他端が第2のノードnに接続されている。例えば、スイッチ22n−1は、一端が主配線Wn−1に接続され、他端が第2のノードnに接続されており、スイッチ22n−1がオン状態となることにより主配線Wn−1の電位が第2のノードnに印加される。
レベルシフタ30は、第1のノードnと第2のノードnとの間の電位差を、接地電位を基準とする電圧に変換して出力する。レベルシフタ30から出力される電圧は、スイッチ63がオン状態となることによりADコンバータ70に供給される。
基準電源40は、半導体装置100の自己診断を行う場合に用いられる基準電圧Vを出力する。基準電圧Vは、分圧回路50およびADコンバータ70に供給されるとともに、スイッチ61がオン状態となることにより高電位側の電源配線Wに供給される。
分圧回路50は、直列接続された複数の抵抗素子Rと、一端がこれらの抵抗素子同士の接続部の各々に接続され、他端が分圧電圧Vの出力ラインWに接続された複数のスイッチ51を含んで構成されている。また、抵抗素子Rの一方の終端とグランドラインとの間にはスイッチ65が設けられている。抵抗素子Rの他方の終端は、基準電源40の出力ラインに接続されている。分圧回路50は、スイッチ65がオン状態とされ、複数のスイッチ51のうちのいずれかがオン状態となることにより、基準電圧Vを分圧した分圧電圧Vを出力ラインWに出力する。出力ラインWから出力される分圧電圧Vの大きさは、複数のスイッチ51のうちオン状態とするスイッチを切り替えることで変化させることが可能である。例えば、診断対象として選択される主配線に対して固有の分圧電圧Vが印加されるようにスイッチ51を切り替えてもよい。分圧電圧Vは、スイッチ62がオン状態となることにより低電位側の電源配線Wに供給され、スイッチ64がオン状態となることによりADコンバータ70に供給される。
ADコンバータ70は、入力された電圧の大きさを示すデジタル値を出力する。
電池セル接続用スイッチ群11、第1の電源接続用スイッチ群12、第2の電源接続用スイッチ群13および電池セル選択用スイッチ群20を構成する各スイッチ並びにスイッチ51、61〜65は、制御部110から供給される制御信号に基づいてオンオフする。
以下に、半導体装置100の動作について説明する。初めに、電池セルのセル電圧を測定する場合の動作について、電池セルCのセル電圧を測定する場合を例に説明する。
電池セルのセル電圧を測定する場合には、第1の電源接続用スイッチ群12および第2の電源接続用スイッチ群13を構成する各スイッチ並びにスイッチ61、62、64、65はオフ状態とされる。一方、電池セルCのセル電圧を測定する場合、電池セル接続用スイッチ群11を構成するスイッチのうちのスイッチ11n−1および11がオン状態とされる。これにより、主配線Wに電池セルCの陽極の電位が印加され、主配線Wn−1に電池セルCの陰極の電位が印加される。更に、第1の電池セル選択用スイッチ群21を構成するスイッチのうちのスイッチ21がオン状態とされると共に、第2の電池セル選択用スイッチ群22を構成するスイッチのうちのスイッチ22n−1がオン状態とされる。これにより、主配線Wに印加されている電池セルCの陽極の電位が第1のノードnに印加されると共に、主配線Wn−1に印加されている電池セルCの陰極の電位が第2のノードnに印加される。
レベルシフタ30は、第1のノードnと第2のノードnとの間の電位差、すなわち、電池セルCのセル電圧に相当する電圧を出力する。検査回路10において電池セルのセル電圧を測定する場合には、スイッチ63はオン状態とされ、レベルシフタ30から出力された電圧は、ADコンバータ70に供給される。ADコンバータ70は、レベルシフタ30から供給された電池セルCのセル電圧に相当するデジタル値を出力し、これを制御部110に供給する。制御部110は、ADコンバータ70から受信した電池セルCのセル電圧に相当するデジタル値を記憶部120に格納する。
次に、半導体装置100において検査回路10の異常を検出する自己診断を行う場合の動作について説明する。図3は、半導体装置100の自己診断を行う場合の動作の流れを示すフローチャートである。自己診断においては、複数の主配線W〜Wn+1のうち、2つの主配線が診断対象として選択される。以下では、主配線WおよびWn−1を診断対象として選択する場合を例に説明する。
ステップS1において、高電位側の電源配線Wに基準電圧Vを印加する。具体的には、電池セル接続用スイッチ群11を構成するスイッチ11〜11n+1は全てオフ状態とされる一方、スイッチ61がオン状態とされる。
ステップS2において、低電位側の電源配線Wに分圧電圧Vを印加する。具体的には、スイッチ62および65がオン状態とされる。更に、分圧電圧Vのレベルが所望のレベルとなるように、複数のスイッチ51のうちの1つが選択的にオン状態とされる。
ステップS3において、診断対象として選択された一方の主配線Wに基準電圧Vを印加するとともに、診断対象として選択された他方の主配線Wn−1に分圧電圧Vを印加する。具体的には、第1の電源接続用スイッチ群12を構成するスイッチのうちのスイッチ12がオン状態とされ、第2の電源接続用スイッチ群13を構成するスイッチのうちのスイッチ13n−1がオン状態とされる。
ステップS4において、主配線Wを第1のノードnに接続するとともに主配線Wn−1を第2のノードnに接続する。具体的には、第1の電池セル選択用スイッチ群21を構成するスイッチのうちのスイッチ21がオン状態とされ、第2の電池セル選択用スイッチ群22を構成するスイッチのうちのスイッチ22n−1がオン状態とされる。これにより、第1のノードnに基準電圧Vが印加され、第2のノードnに分圧電圧Vが印加される。
ステップS5において、レベルシフタ30が第1のノードnと第2のノードnとの間の電位差に応じた電圧を出力する。すなわち、レベルシフタ30は、基準電圧Vと分圧電圧Vとの差分(V−V)に相当する電圧を出力する。
ステップS6において、ADコンバータ70がレベルシフタ30の出力電圧に相当するデジタル値Aを出力する。具体的には、スイッチ63がオン状態とされ、ADコンバータ70は、レベルシフタ30から出力された基準電圧Vと分圧電圧Vとの差分(V−V)に相当するデジタル値Aを出力し、これを制御部110に供給する。
ステップS7において、制御部110は、ADコンバータ70から出力されたデジタル値Aを記憶部120に格納する。
ステップS8において、ADコンバータ70が分圧回路50から出力された分圧電圧Vに相当するデジタル値Bを出力する。具体的には、スイッチ63がオフ状態とされ、スイッチ64がオン状態とされて分圧電圧Vの出力ラインWがADコンバータ70に接続される。ADコンバータ70は、分圧電圧Vに相当するデジタル値Bを出力し、これを制御部110に供給する。
ステップS9において、制御部110は、ADコンバータ70から出力されたデジタル値Bを記憶部120に格納する。
ステップS10において、制御部110は、記憶部120に格納されたデジタル値Aおよびデジタル値Bを読み出してこれらの合算値C(=A+B)を算出する。
ステップS11において、制御部110は、合算値Cが基準電圧Vに相当する値であるか否かを判定し、合算値Cが基準電圧Vに相当する値であると判定した場合には処理をステップS12に移行し、合算値Cが基準電圧Vに相当する値ではないと判定した場合には処理をステップS13に移行する。
ステップS12において、制御部110は、診断対象として選択された主配線W、Wn−1およびこれらに対応するスイッチ21、21n−1、22、22n−1に異常はないものと判定する。すなわち、主配線W、Wn−1およびこれらに対応するスイッチ21、21n−1、22、22n−1に異常がない場合には、C=A+B=(V−V)+V=Vとなるため、合算値Cは、基準電圧Vに相当する値となる。
ステップS13において、制御部110は、診断対象として選択された主配線W、Wn−1およびこれらに対応するスイッチ21、21n−1、22、22n−1に異常があるものと判定する。
ステップS14において、制御部110は、ステップS12またはステップS13における判定結果を出力端子TOUTから出力する。
本実施形態に係る半導体装置100および電池監視システム1においては、自己診断を行う場合に検査回路10において以下に示す接続状態を形成することにより、診断対象として選択された主配線に生じている異常のみならず、診断対象として選択された主配線と診断対象として選択されていない主配線との間に生じているリークや、電池セル選択用スイッチ群20を構成するスイッチのうちオフ状態とされているスイッチに生じているリーク(オフリーク)についても検出可能としている。
以下に、半導体装置100の自己診断を行う場合に検査回路10において形成される接続状態について説明する。なお、以下の説明においても、主配線WおよびWn−1を診断対象として選択する場合を例示する。
<第1の接続状態>
図4は、半導体装置100の自己診断を行う場合に検査回路10において形成される接続状態の一例を示す図である。なお、図4に示す第1の接続状態は、主配線Wに印加された基準電圧Vと主配線Wn−1に印加された分圧電圧Vの差分(V−V)に相当するデジタル値AをADコンバータ70に出力させる段階の接続状態であり、図3に示すフローチャートのステップS1〜ステップS6を実行する場合に形成される接続状態である。
第1の接続状態では、スイッチ61、62、63、65がオン状態とされ、第1の電源接続用スイッチ群12を構成するスイッチのうちのスイッチ12がオン状態とされ、第2の電源接続用スイッチ群13を構成するスイッチのうちのスイッチ13n−1がオン状態とされる。これにより、基準電圧Vが、診断対象として選択された主配線Wに印加されると共に、分圧電圧Vが診断対象として選択された主配線Wn−1に印加される。
また、第1の接続状態では、第1の電池セル選択用スイッチ群21において、診断対象として選択された主配線Wに対応するスイッチ21がオン状態とされるとともに、診断対象として選択されない全ての主配線に対応するスイッチがオン状態とされる。すなわち、第1の電池セル選択用スイッチ群21において、スイッチ21n−1以外の全てのスイッチがオン状態とされる。これにより、診断対象として選択された主配線Wのみならず、診断対象として選択されない全ての主配線が第1のノードnに接続される。従って、診断対象として選択された主配線Wのみならず、診断対象として選択されない全ての主配線に対しても基準電圧Vが印加される。
また、第1の接続状態では、第2の電池セル選択用スイッチ群22において、診断対象として選択された主配線Wn−1に対応するスイッチ22n―1がオン状態とされ、それ以外のスイッチはオフ状態とされる。これにより、診断対象として選択された主配線Wn−1のみが第2のノードnに接続される。なお、図4には、検査回路10において基準電圧Vが印加されるラインに沿って実線が描画され、分圧電圧Vが印加されるラインに沿って破線が描画されている。
第1の接続状態を形成する場合、制御部110は、診断対象として選択された一対の主配線(以下、診断対象配線ともいう)の一方を第1のノードnに接続し、一対の診断対象配線の他方を第2のノードnに接続すると共に、複数の主配線W〜Wn+1のうちの診断対象配線以外の全ての主配線を第1のノードnに接続するように第1の電池セル選択用スイッチ群21および第2の電池セル選択用スイッチ群22を構成する各スイッチを制御する。これにより、診断対象として選択された主配線WおよびWn−1自体の異常のみならず、以下の異常も検出することが可能となる。すなわち、第1の接続状態を形成することにより、(1)主配線Wn−1と、主配線Wn−1以外の全ての主配線との間のリーク、(2)第1の電池セル選択用スイッチ群21を構成するスイッチのうちのスイッチ21n−1のオフリーク、(3)第2の電池セル選択用スイッチ群22を構成するスイッチのうちのスイッチ22n−1以外の全てのスイッチのオフリークについても検出することが可能である。
なお、上記の例では、第1の電池セル選択用スイッチ群21において、診断対象として選択された主配線Wに対応するスイッチ21をオン状態とすると共に、診断対象として選択されない全ての主配線に対応するスイッチをオン状態とすることとしたが、この態様に限定されるものではない。例えば、第1の電池セル選択用スイッチ群21において、診断対象として選択された主配線Wに対応するスイッチ21をオン状態とすると共に、診断対象として選択されない主配線の少なくとも1つをオン状態としてもよい。
<第2の接続状態>
図5は、半導体装置100の自己診断を行う場合に検査回路10において形成される接続状態の他の例を示す図である。なお、図5に示す第2の接続状態は、第1の接続状態の場合と同様、主配線Wに印加された基準電圧Vと主配線Wn−1に印加された分圧電圧Vの差分(V−V)に相当するデジタル値AをADコンバータ70に出力させる段階の接続状態であり、図3に示すフローチャートのステップS1〜ステップS6を実行する場合に形成される接続状態である。
第2の接続状態では、第1の接続状態と同様、スイッチ61、62、63、65がオン状態とされ、第1の電源接続用スイッチ群12を構成するスイッチのうちのスイッチ12がオン状態とされ、第2の電源接続用スイッチ群13を構成するスイッチのうちのスイッチ13n−1がオン状態とされる。これにより、基準電圧Vが、診断対象として選択された主配線Wに印加されると共に、分圧電圧Vが診断対象として選択された主配線Wn−1に印加される。
また、第2の接続状態では、第1の電池セル選択用スイッチ群21において、診断対象として選択された主配線Wに対応するスイッチ21がオン状態とされ、それ以外のスイッチはオフ状態とされる。これにより、診断対象として選択された主配線Wのみが第1のノードnに接続される。
また、第2の接続状態では、第2の電池セル選択用スイッチ群22において、診断対象として選択された主配線Wn−1に対応するスイッチ22n−1がオン状態とされるとともに、診断対象として選択されない全ての主配線に対応するスイッチがオン状態とされる。すなわち、第2の電池セル選択用スイッチ群22において、スイッチ22以外の全てのスイッチがオン状態とされる。これにより、診断対象として選択された主配線Wn−1のみならず、診断対象として選択されない全ての主配線が第2のノードnに接続される。従って、診断対象として選択された主配線Wn−1のみならず、診断対象として選択されない全ての主配線に対しても分圧電圧Vが印加される。なお、図5には、検査回路10において基準電圧Vが印加されるラインに沿って実線が描画され、分圧電圧Vが印加されるラインに沿って破線が描画されている。
第2の接続状態を形成する場合、制御部110は、一対の診断対象配線の一方を第1のノードnに接続し、一対の診断対象配線の他方を第2のノードnに接続するとともに、複数の主配線W〜Wn+1のうちの一対の診断対象配線以外の全ての主配線を第2のノードnに接続するように第1の電池セル選択用スイッチ群21および第2の電池セル選択用スイッチ群22を構成する各スイッチを制御する。これにより、診断対象として選択された主配線WおよびWn−1自体の異常のみならず、以下の異常も検出することが可能となる。すなわち、第2の接続状態を形成することにより、(1)主配線Wと、主配線W以外の全ての主配線との間のリーク、(2)第2の電池セル選択用スイッチ群22を構成するスイッチのうちのスイッチ22のオフリーク、(3)第1の電池セル選択用スイッチ群21を構成するスイッチのうちのスイッチ21以外の全てのスイッチのオフリークについても検出することが可能である。
なお、上記の例では、第2の電池セル選択用スイッチ群22において、診断対象として選択された主配線Wn−1に対応するスイッチ22n−1をオン状態とすると共に、診断対象として選択されない全ての主配線に対応するスイッチをオン状態とすることとしたが、この態様に限定されるものではない。例えば、第2の電池セル選択用スイッチ群22において、診断対象として選択された主配線Wn−1に対応するスイッチ22n−1をオン状態とすると共に、診断対象として選択されない主配線の少なくとも1つをオン状態としてもよい。
<第3の接続状態>
図6は、半導体装置100の自己診断を行う場合に検査回路10において形成される接続状態の他の例を示す図である。なお、図6に示す第3の接続状態は、主配線Wに印加された基準電圧Vと主配線Wn−1に印加された分圧電圧Vの差分(V−V)に相当するデジタル値AをADコンバータ70に出力させる段階の接続状態であり、図3に示すフローチャートのステップS1〜ステップS6を実行する場合に形成される接続状態である。
第3の接続状態では、第1の接続状態と同様、スイッチ61、62、63、65がオン状態とされ、第1の電源接続用スイッチ群12を構成するスイッチのうちのスイッチ12がオン状態とされ、第2の電源接続用スイッチ群13を構成するスイッチのうちのスイッチ13n−1がオン状態とされる。これにより、基準電圧Vが、診断対象として選択された主配線Wに印加されると共に、分圧電圧Vが診断対象として選択された主配線Wn−1に印加される。
また、第3の接続状態では、第1の電池セル選択用スイッチ群21において、診断対象として選択された主配線Wに対応するスイッチ21がオン状態とされ、第2の電池セル選択用スイッチ群22において、診断対象として選択された主配線Wn−1に対応するスイッチ22n−1がオン状態とされる。
また、第3の接続状態では、電池セル接続用スイッチ群11を構成するスイッチのうち、診断対象として選択された主配線WおよびWn−1に対応するスイッチ11および11n−1以外の全てのスイッチがオン状態とされる。これにより、診断対象として選択された主配線WおよびWn−1以外の全ての主配線に対して、電池セルの各ノードのうち対応するノードの電位が印加される。なお、図6には、検査回路10において基準電圧Vが印加されるラインに沿って実線が描画され、分圧電圧Vが印加されるラインおよび電池セルの電位が印加されるラインに沿って破線が描画されている。
第3の接続状態を形成する場合、制御部110は、一対の診断対象配線の一方を第1のノードnに接続し、一対の診断対象配線の他方を第2のノードnに接続するとともに、複数の主配線W〜Wn+1のうちの一対の診断対象配線以外の全ての主配線を、複数の電池セルC〜Cn+1の各ノードのうち対応するノードに接続するように第1の電池セル選択用スイッチ群21、第2の電池セル選択用スイッチ群22および電池セル接続用スイッチ群11を構成する各スイッチを制御する。これにより、診断対象として選択された主配線WおよびWn−1自体の異常のみならず、以下の異常も検出することが可能となる。すなわち、第3の接続状態を形成することにより、(1)主配線Wと、主配線W以外の全ての主配線との間のリーク、(2)主配線Wn−1と、主配線Wn−1以外の全ての主配線との間のリーク、(3)第1の電池セル選択用スイッチ群21を構成するスイッチのうちのスイッチ21以外の全てのスイッチのオフリーク、(4)第2の電池セル選択用スイッチ群22を構成するスイッチのうちのスイッチ22n−1以外の全てのスイッチのオフリークについても検出することが可能である。
なお、上記の例では、電池セル接続用スイッチ群11を構成するスイッチのうち、診断対象として選択された主配線に対応するスイッチ以外の全てのスイッチをオン状態とする場合について例示したが、電池セル接続用スイッチ群11を構成するスイッチのうち、診断対象として選択された主配線に対応するスイッチ以外の少なくとも1つのスイッチをオン状態としてもよい。
<第4の接続状態>
図7は、半導体装置100の自己診断を行う場合に検査回路10において形成される接続状態の他の例を示す図である。なお、図7に示す第4の接続状態は、主配線Wに印加された基準電圧Vと主配線Wn−1に印加された分圧電圧Vの差分(V−V)に相当するデジタル値AをADコンバータ70に出力させる段階の接続状態であり、図3に示すフローチャートのステップS1〜ステップS6を実行する場合に形成される接続状態である。
第4の接続状態では、第1の接続状態と同様、スイッチ61、62、63、65がオン状態とされ、第1の電源接続用スイッチ群12を構成するスイッチのうちのスイッチ12がオン状態とされ、第2の電源接続用スイッチ群13を構成するスイッチのうちのスイッチ13n−1がオン状態とされる。これにより、基準電圧Vが、診断対象として選択された主配線Wに印加されると共に、分圧電圧Vが診断対象として選択された主配線Wn−1に印加される。
また、第4の接続状態では、第1の電池セル選択用スイッチ群21において、診断対象として選択された主配線Wに対応するスイッチ21がオン状態とされるとともに、診断対象として選択されない主配線のうち、主配線Wを除く全ての主配線に対応するスイッチがオン状態とされる。すなわち、第1の電池セル選択用スイッチ群21において、スイッチ21n−1および21以外の全てのスイッチがオン状態とされる。これにより、診断対象として選択された主配線Wのみならず、診断対象として選択されない主配線のうちの主配線Wを除く全ての主配線が第1のノードnに接続される。従って、診断対象として選択された主配線Wのみならず、診断対象として選択されない主配線のうちの主配線Wを除く全ての主配線に対しても基準電圧Vが印加される。
また、第4の接続状態では、第2の電池セル選択用スイッチ群22において、診断対象として選択された主配線Wn−1に対応するスイッチ22n―1がオン状態とされ、それ以外のスイッチはオフ状態とされる。これにより、診断対象として選択された主配線Wn−1のみが第2のノードnに接続される。
また、第4の接続状態では、電池セル接続用スイッチ群11を構成するスイッチのうち、主配線Wに対応するスイッチ11がオン状態とされる。これにより、主配線Wに対して電池セルの各ノードのうちの対応するノードの電位が印加される。なお、図7には、検査回路10において基準電圧Vが印加されるラインに沿って実線が描画され、分圧電圧Vが印加されるラインおよび電池セルの電位が印加されるラインに沿って破線が描画されている。
第4の接続状態を形成する場合、制御部110は、一対の診断対象配線の一方を第1のノードnに接続し、一対の診断対象配線の他方を第2のノードnに接続すると共に、複数の主配線W〜Wn+1のうちの一対の診断対象配線以外の一部の主配線を第1のノードnに接続し、複数の主配線W〜Wn+1のうちの一対の診断対象配線以外の他の一部の主配線を複数の電池セルC〜Cn+1の各ノードのうちの対応するノードに接続するように第1の電池セル選択用スイッチ群21、第2の電池セル選択用スイッチ群22および電池セル接続用スイッチ群11を構成する各スイッチを制御する。これにより、診断対象として選択された主配線WおよびWn−1自体の異常のみならず、以下の異常も検出することが可能となる。すなわち、第4の接続状態を形成することにより、(1)主配線Wn−1と、主配線Wn−1以外の全ての主配線との間のリーク、(2)第1の電池セル選択用スイッチ群21を構成するスイッチのうちのスイッチ21n−1および21のオフリーク、(3)第2の電池セル選択用スイッチ群22を構成するスイッチのうちのスイッチ22n−1以外の全てのスイッチのオフリークについても検出することが可能である。
なお、上記の例では、主配線Wに電池セルの電位を印加すると共に診断対象として選択されない主配線のうち、主配線Wを除く全ての主配線に基準電圧Vを印加する場合を例示したが、複数の主配線に対して電池セルの電位を印加してもよい。また、電池セルの電位を印加する主配線および基準電圧Vを印加する主配線の選択を適宜変更することが可能である。
<第5の接続状態>
図8は、半導体装置100の自己診断を行う場合に検査回路10において形成される接続状態の他の例を示す図である。なお、図8に示す第5の接続状態は、主配線Wに印加された基準電圧Vと主配線Wn−1に印加された分圧電圧Vの差分(V−V)に相当するデジタル値AをADコンバータ70に出力させる段階の接続状態であり、図3に示すフローチャートのステップS1〜ステップS6を実行する場合に形成される接続状態である。
第5の接続状態では、第1の接続状態と同様、スイッチ61、62、63、65がオン状態とされ、第1の電源接続用スイッチ群12を構成するスイッチのうちのスイッチ12がオン状態とされ、第2の電源接続用スイッチ群13を構成するスイッチのうちのスイッチ13n−1がオン状態とされる。これにより、基準電圧Vが、診断対象として選択された主配線Wに印加されると共に、分圧電圧Vが診断対象として選択された主配線Wn−1に印加される。
また、第5の接続状態では、第1の電池セル選択用スイッチ群21において、診断対象として選択された主配線Wに対応するスイッチ21がオン状態とされ、それ以外のスイッチはオフ状態とされる。これにより、診断対象として選択された主配線Wのみが第1のノードnに接続される。
また、第5の接続状態では、第2の電池セル選択用スイッチ群22において、診断対象として選択された主配線Wn−1に対応するスイッチ22n−1がオン状態とされるとともに、診断対象として選択されない主配線のうち、主配線Wを除く全ての主配線に対応するスイッチがオン状態とされる。すなわち、第2の電池セル選択用スイッチ群22において、スイッチ22および22以外の全てのスイッチがオン状態とされる。これにより、診断対象として選択された主配線Wn−1のみならず、診断対象として選択されない主配線のうちの主配線Wを除く全ての主配線が第2のノードnに接続される。従って、診断対象として選択された主配線Wn−1のみならず、診断対象として選択されない主配線のうち主配線Wを除く全ての主配線に対しても分圧電圧Vが印加される。
また、第5の接続状態では、電池セル接続用スイッチ群11を構成するスイッチのうち、主配線Wに対応するスイッチ11がオン状態とされる。これにより、主配線Wに対して電池セルの各ノードのうちの対応するノードの電位が印加される。なお、図8には、検査回路10において基準電圧Vが印加されるラインに沿って実線が描画され、分圧電圧Vが印加されるラインおよび電池セルの電位が印加されるラインに沿って破線が描画されている。
第5の接続状態を形成する場合、制御部110は、一対の診断対象配線の一方を第1のノードnに接続し、一対の診断対象配線の他方を第2のノードnに接続すると共に、複数の主配線W〜Wn+1のうちの一対の診断対象配線以外の一部の主配線を第2のノードnに接続し、複数の主配線W〜Wn+1のうちの一対の診断対象配線以外の他の一部の主配線を複数の電池セルC〜Cn+1の各ノードのうちの対応するノードに接続するように第1の電池セル選択用スイッチ群21、第2の電池セル選択用スイッチ群22および電池セル接続用スイッチ群11を構成する各スイッチを制御する。これにより、診断対象として選択された主配線WおよびWn−1自体の異常のみならず、以下の異常も検出することが可能となる。すなわち、第4の接続状態を形成することにより、(1)主配線Wと、主配線W以外の全ての主配線との間のリーク、(2)第1の電池セル選択用スイッチ群21を構成するスイッチのうちのスイッチ21以外の全てのスイッチのオフリーク、(3)第2の電池セル選択用スイッチ群22を構成するスイッチのうちのスイッチ22および22のオフリーク、についても検出することが可能である。
なお、上記の例では、主配線Wに電池セルの電位を印加すると共に診断対象として選択されない主配線のうち、主配線Wを除く全ての主配線に分圧電圧Vを印加する場合を例示したが、複数の主配線に対して電池セルの電位を印加してもよい。また、電池セルの電位を印加する主配線および分圧電圧Vを印加する主配線の選択を適宜変更することが可能である。
[第2の実施形態]
図9は、本発明の第2の実施形態に係る検査回路10Aの構成を示す図である。第2の実施形態に係る検査回路10Aにおいて、第1の実施形態に係る検査回路10におけるスイッチ63および64が削除され、ADコンバータ70がスイッチを介さずにレベルシフタ30に接続されている。また、第2のノードnとグランドラインとの間にスイッチ66が設けられている。上記以外の構成は、第1の実施形態に係る検査回路10と同様である。
図10は、検査回路10Aを含む半導体装置100の自己診断を行う場合の動作の流れを示すフローチャートである。自己診断においては、複数の主配線W〜Wn+1のうち、2つの主配線が診断対象として選択される。以下では、主配線WおよびWn−1を診断対象として選択する場合を例に説明する。また、第2の実施形態に係る自己診断におけるステップS21〜ステップS27の処理は、図3に示すフローチャートと同様であるため、説明を省略し、ステップS28以降の処理について説明する。
ステップS28において、主配線Wn−1を第1のノードnに接続する。具体的には、第1の電池セル選択用スイッチ群21を構成するスイッチのうちのスイッチ21n−1がオン状態とされる。これにより、第1のノードnに分圧電圧Vが印加される。
ステップS29において、第2のノードnに接地電位VGNDを印加する。具体的には、スイッチ66をオン状態とすることにより、第2のノードnをグランドラインに接続する。
ステップS30において、レベルシフタ30が第1のノードnと第2のノードnとの間の電位差に応じた電圧を出力する。すなわち、レベルシフタ30は、分圧電圧Vと接地電位VGNDとの差分(V−VGND)に相当する電圧を出力する。
ステップS31において、ADコンバータ70がレベルシフタ30の出力電圧に相当するデジタル値Dを出力する。すなわち、ADコンバータ70は、レベルシフタ30から出力された分圧電圧Vと接地電位VGNDとの差分(V−VGND)に相当するデジタル値Dを出力し、これを制御部110に供給する。
ステップS32において、制御部110は、ADコンバータ70から出力されたデジタル値Dを記憶部120に格納する。
ステップS33において、制御部110は、記憶部120に格納されたデジタル値Aおよびデジタル値Dを読み出してこれらの合算値E(=A+D)を算出する。
ステップS34において、制御部110は、合算値Eが基準電圧Vから接地電位VGNDを差し引いた大きさに相当する値であるか否かを判定し、合算値Eが基準電圧Vから接地電位VGNDを差し引いた大きさ相当する値であると判定した場合には処理をステップS35に移行し、合算値Eが基準電圧Vから接地電位VGNDを差し引いた大きさに相当する値ではないと判定した場合には処理をステップS36に移行する。
ステップS35において、制御部110は、診断対象として選択された主配線W、Wn−1およびこれらに対応するスイッチ21、21n−1、22、22n−1に異常はないものと判定する。すなわち、主配線W、Wn−1およびこれらに対応するスイッチ21、21n−1、22、22n−1に異常がない場合には、E=A+D=(V−V)+V−VGND=V−VGNDとなるため、合算値Eは、基準電圧Vから接地電位VGNDを差し引いた大きさに相当する値となる
ステップS36において、制御部110は、診断対象として選択された主配線W、Wn−1およびこれらに対応するスイッチ21、21n−1、22、22n−1に異常があるものと判定する。
ステップS37において、制御部110は、ステップS35またはステップS36における判定結果を出力端子TOUTから出力する。
上記の構成を有する検査回路10Aを備えた半導体装置100および電池監視システム1においても、自己診断を行う場合に検査回路10Aにおいて、図4〜図8に示す第1の接続状態〜第5の接続状態に相当する接続状態を形成することにより、診断対象として選択された主配線に生じている異常のみならず、診断対象として選択された主配線と診断対象として選択されない主配線との間に生じているリークや、電池セル選択用スイッチ群20を構成するスイッチのオフリークについても検出可能である。
なお、上記の各実施形態において、検査回路10(10A)、制御部110および記憶部120を単一の半導体チップに形成する場合について例示したが、例えば図11に示すように、電池監視システムは、検査回路10(10A)を備えた第1の半導体チップ100Aと、制御部110および記憶部120を備えた第1の半導体チップ100Aとは別体の第2の半導体チップ100Bと、複数の電池セルを含む組電池200と、を含んで構成されていてもよい。
また、上記の各実施形態の検査回路10および10Aの電池セル選択用スイッチ群20は、複数の主配線W〜Wn+1の各々に対応して設けられ、一端が対応する主配線に接続され、他端が第1のノードnに接続された複数のスイッチ21〜21n+1を含む第1の電池セル選択用スイッチ群21および、複数の主配線W〜Wn+1の各々に対応して設けられ、一端が対応する主配線に接続され、他端が第2のノードnに接続された複数のスイッチ22〜22n+1を含む第2の電池セル選択用スイッチ群22を含んで構成されるものであった。電池セル選択用スイッチ群20は、図12に示す構成の電池セル選択用スイッチ群20Aに置換することが可能である。
電池セル選択用スイッチ群20Aは、複数の主配線W〜Wn+1の各々に対応して設けられた複数のスイッチ23〜23n+1を含んで構成されている。スイッチ23〜23n+1は、それぞれ接点a、bおよびcを有する3接点スイッチであり、接点aが対応する主配線に接続され、接点bが第1のノードnに接続され、接点cが第2のノードnに接続されている。複数のスイッチ23〜23n+1は、制御部110からの制御に基づいて、接点aが接点bおよび接点cのいずれかに接続された状態および接点aが接点bおよび接点cのいずれにも接続されていない状態のいずれかに切り替えることが可能である。
検査回路10および10Aにおいて、電池セル選択用スイッチ群20Aを適用する場合でも、電池セル選択用スイッチ群20を適用した場合と同様の効果を得ることができる。すなわち、電池セル選択用スイッチ群は、複数の主配線W〜Wn+1の各々の第1のノードnまたは第2のノードnへの接続および非接続を切り替えるものであれば、いかなる構成を有していてもよい。
1 電池監視システム
10、10A 検査回路
11 電池セル接続用スイッチ群
12 第1の電源接続用スイッチ群
13 第2の電源接続用スイッチ群
20 電池セル選択用スイッチ群
21 第1の電池セル選択用スイッチ群
22 第2の電池セル選択用スイッチ群
30 レベルシフタ
40 基準電源
50 分圧回路
70 ADコンバータ
100 半導体装置
110 制御部
120 記憶部
〜Cn+1 電池セル
〜Wn+1 主配線
第1のノード
第2のノード

Claims (13)

  1. 直列接続された複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線と、
    前記複数の主配線のうちの選択された一対の診断対象配線に電圧を印加する電圧印加手段と、
    前記複数の主配線の各々の第1のノードまたは第2のノードへの接続および非接続を切り替える複数のスイッチを含むスイッチ群と、
    前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力する電圧出力部と、
    前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続すると共に、前記複数の主配線のうちの前記一対の診断対象配線以外の少なくとも1つの主配線を前記第1のノードまたは前記第2のノードに接続するように前記スイッチ群を制御する制御部と、
    を含む半導体装置。
  2. 前記制御部は、前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続すると共に、前記複数の主配線のうちの前記一対の診断対象配線以外の全ての主配線を前記第1のノードに接続するように前記スイッチ群を制御する
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記制御部は、前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続すると共に、前記複数の主配線のうちの前記一対の診断対象配線以外の全ての主配線を前記第2のノードに接続するように前記スイッチ群を制御する
    請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記スイッチ群は、
    前記複数の主配線の各々に対応して設けられ、一端が対応する主配線に接続され、他端が第1のノードに接続された複数のスイッチと、
    前記複数の主配線の各々に対応して設けられ、一端が対応する主配線に接続され、他端が第2のノードに接続された複数のスイッチと、
    を含む請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 直列接続された複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線と、
    前記複数の主配線のうちの選択された一対の診断対象配線に電圧を印加する電圧印加手段と、
    前記複数の主配線の各々の第1のノードまたは第2のノードへの接続および非接続を切り替える複数のスイッチを含む第1のスイッチ群と、
    前記複数の主配線の各々に対応して設けられ、前記複数の電池セルの各ノードのうちの対応するノードに接続され、他端が前記複数の主配線のうちの対応する主配線に接続された複数のスイッチを含む第2のスイッチ群と、
    前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力する電圧出力部と、
    前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続すると共に、前記複数の主配線のうちの前記一対の診断対象配線以外の少なくとも1つの主配線を前記複数の電池セルの各ノードのうちの対応するノードに接続するように前記第1のスイッチ群および前記第2のスイッチ群を制御する制御部と、
    を含む半導体装置。
  6. 前記制御部は、前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続すると共に、前記複数の主配線のうちの前記一対の診断対象配線以外の全ての主配線を前記複数の電池セルの各ノードのうちの対応するノードに接続するように前記第1のスイッチ群および前記第2のスイッチ群を制御する
    請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記制御部は、前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続すると共に、前記複数の主配線のうちの前記一対の診断対象配線以外の一部の主配線を前記第1のノードに接続し、前記複数の主配線のうちの前記一対の診断対象配線以外の他の一部の主配線を前記複数の電池セルの各ノードのうちの対応するノードに接続するように前記第1のスイッチ群および前記第2のスイッチ群を制御する
    請求項5に記載の半導体装置。
  8. 前記制御部は、前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続すると共に、前記複数の主配線のうちの前記一対の診断対象配線以外の一部の主配線を前記第2のノードに接続し、前記複数の主配線のうちの前記一対の診断対象配線以外の他の一部の主配線を前記複数の電池セルの各ノードのうちの対応するノードに接続するように前記第1のスイッチ群および前記第2のスイッチ群を制御する
    請求項5に記載の半導体装置。
  9. 前記第1のスイッチ群は、
    前記複数の主配線の各々に対応して設けられ、一端が対応する主配線に接続され、他端が第1のノードに接続された複数のスイッチと、
    前記複数の主配線の各々に対応して設けられ、一端が対応する主配線に接続され、他端が第2のノードに接続された複数のスイッチと、
    を含む請求項5から請求項8のいずれか1項に記載の半導体装置。
  10. 直列接続された複数の電池セルと、
    前記複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線と、
    前記複数の主配線のうちの選択された一対の診断対象配線に電圧を印加する電圧印加手段と、
    前記複数の主配線の各々の第1のノードまたは第2のノードへの接続および非接続を切り替える複数のスイッチを含むスイッチ群と、
    前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力する電圧出力部と、
    前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続すると共に、前記複数の主配線のうちの前記一対の診断対象配線以外の少なくとも1つの主配線を前記第1のノードまたは前記第2のノードに接続するように前記スイッチ群を制御する制御部と、
    を含む電池監視システム。
  11. 直列接続された複数の電池セルと、
    前記複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線と、
    前記複数の主配線のうちの選択された一対の診断対象配線に電圧を印加する電圧印加手段と、
    前記複数の主配線の各々の第1のノードまたは第2のノードへの接続および非接続を切り替える複数のスイッチを含む第1のスイッチ群と、
    前記複数の主配線の各々に対応して設けられ、前記複数の電池セルの各ノードのうちの対応するノードに接続され、他端が前記複数の主配線のうちの対応する主配線に接続された複数のスイッチを含む第2のスイッチ群と、
    前記第1のノードの電位と前記第2のノードの電位との差分に応じた電圧を出力する電圧出力部と、
    前記一対の診断対象配線の一方を前記第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を前記第2のノードに接続すると共に、前記複数の主配線のうちの前記一対の診断対象配線以外の少なくとも1つの主配線を前記複数の電池セルの各ノードのうちの対応するノードに接続するように前記第1のスイッチ群および前記第2のスイッチ群を制御する制御部と、
    を含む電池監視システム。
  12. 直列接続された複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線を含む半導体装置の診断方法であって、
    前記複数の主配線のうち、選択された一対の診断対象配線に電圧を印加するステップと、
    前記一対の診断対象配線の一方を第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を第2のノードに接続すると共に、前記複数の主配線のうちの前記一対の診断対象配線以外の少なくとも1つの主配線を前記第1のノードまたは前記第2のノードに接続した状態で前記第1のノードと前記第2のノードとの間の電位差に応じた電圧を取得するステップと、
    を含む診断方法。
  13. 直列接続された複数の電池セルの互いに異なる電位を生じるノードの各々に対応して設けられた複数の主配線を含む半導体装置の診断方法であって、
    前記複数の主配線のうち、選択された一対の診断対象配線に電圧を印加するステップと、
    前記一対の診断対象配線の一方を第1のノードに接続し、前記一対の診断対象配線の他方を第2のノードに接続すると共に、前記複数の主配線のうちの前記一対の診断対象配線以外の少なくとも1つの主配線を前記複数の電池セルの各ノードのうちの対応するノードに接続した状態で前記第1のノードと前記第2のノードとの間の電位差に応じた電圧を取得するステップと、
    を含む診断方法。
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