JP2017207350A - 測量用ポール、測量方法、及び三次元位置情報の生産方法 - Google Patents

測量用ポール、測量方法、及び三次元位置情報の生産方法 Download PDF

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Abstract

【課題】地面が傾斜している場所や上空視界が不良の場所でも、簡単に精度良く測量を行うことができる測量用ポールを提供する。【解決手段】測量ポールに取り付けられた測量器12は、空間内における位置を示す三次元位置情報を取得する位置情報取得部125と、位置情報取得部125が取得した三次元位置情報を出力する位置情報出力部126とを具備する。この測量用ポールを用いることにより、地面上の測量ポールが設置された位置における三次元位置情報を簡単に精度良く取得することができる。【選択図】図2

Description

本発明は、地球表面上の点の位置情報を取得するための測量に用いられる測量用ポール等に関するものである。
例えば、地形図を作成するための測量においては、従来、既知点である基準点にトータルステーションなどの測量機器を設置し、未知点である測量点に測量用ポールを設置して測量機器により基準点から測量点までの距離と方向角を測定する測量方法が用いられている。
近年では、特許文献1に示されるように、衛星からの電波を受信して受信位置の情報を取得するGPS受信機を測量機器に用いた測量方法を用いられている。
特許2014−025882号公報
測量用ポール及び測量機器を用いた測量では、通常、三脚などの支持具を用いて測量用ポールと測量機器を測量点に予め決められた姿勢に固定して測量することが行われている。例えば、河川を含む地形図を作成するために、当該河川を横切る予め決められた測量線における断面の形状を測量する場合、測量場所によっては測量線上の地面の高さが大きく変化する場所があり、このような場所では、基準点や測量点に測量用ポールと測量機器を手作業で決められた姿勢に固定することが難しく、測量に長時間を要するという問題があった。
本第一の発明の測量用ポールは、空間内における位置を示す三次元位置情報を取得する位置情報取得部と、位置情報取得部が取得した三次元位置情報を出力する位置情報出力部とを具備する測量用ポールである。
かかる構成により、地面上の測量用ポールが設置された位置における三次元位置情報を簡単に取得することができる。
また、本第二の発明の測量用ポールは、第一の発明に対して、指示を受け付ける受付部をさらに具備し、前記指示に応じて、前記位置情報取得部が前記三次元位置情報を取得する、又は前記位置情報出力部が前記位置情報取得部の取得した三次元位置情報を出力する測量用ポールである。
かかる構成により、測量作業員の指示に応じて、位置情報取得部による三次元位置情報の取得、又は位置情報取得部が取得した三次元位置情報の出力を行うことができる。
また、本第三の発明の測量用ポールは、第一または第二の発明に対して、測量用ポールの地面側の端から三次元位置情報とは異なる三次元第二位置情報を取得する位置の距離である位置取得高さ情報を格納している格納部をさらに具備し、位置情報取得部は、位置取得高さ情報と三次元第二位置情報とを用いて、地面の高度を含む三次元位置情報を取得する測量用ポールである。
かかる構成により、三次元第二位置情報から位置取得高さ情報を用いて地面上の測量位置における高度を含む三次元位置情報を精度良く取得することができる。
また、本第四の発明の測量用ポールは、第一から第三のいずれか1つの発明に対して、測量用ポールの地面に対する傾きに関する傾斜情報を取得する傾斜情報部をさらに具備し、位置情報取得部は、傾斜情報を用いて、補正された地面の高度を含む三次元位置情報を取得する測量用ポールである。
かかる構成により、測量用ポールが地面に対して傾いた状態であっても地面上の測量位置における高度を含む三次元位置情報を精度良く取得することができる。
また、本第五の発明の測量用ポールは、第一から第四のいずれか1つの発明に対して、位置情報取得部は、時系列の2以上の三次元位置情報を取得し、位置情報出力部は、時系列の2以上の三次元位置情報を出力する測量用ポールである。
かかる構成により、2以上の測量位置で繰り返し測量することによって時系列の2以上の三次元位置情報を取得することができる。
また、本第六の発明の測量用ポールは、第三から第五のいずれか1つの発明に対して、測量用ポールは、伸縮可能であり、位置情報取得部は、測定時の測量用ポールの長さに関する長さ情報を用いて、地面の高度を含む三次元位置情報を取得する測量用ポールである。
かかる構成により、測量用ポールを伸縮して位置情報取得部の地面からの高さを変化させて測量を行った場合でも地面上の測量位置における高度を含む三次元位置情報を精度良く取得することができる。
また、本第七の発明の測量用ポールは、第一から第六のいずれか1つの発明に対して、測量する位置に関する1以上の測量場所情報が格納される測量場所情報格納部をさらに具備し、位置情報取得部は、1以上の各測量場所情報が示す位置において、三次元位置情報を取得する測量用ポールである。
かかる構成により、1以上の測量場所情報が示す位置において、各位置の三次元位置情報を簡単に取得することができる。
また、本第八の発明の測量用ポールは、第七の発明に対して、位置情報取得部が取得した二次元位置情報と1以上のうちのいずれかの測量場所情報とが予め決められた条件を満たすほど近いか否かを判断する判断部と、判断部における判断結果を出力する判断結果出力部とを具備する測量用ポールである。
かかる構成により、位置情報取得部が取得した二次元位置情報と1以上の測量場所情報のいずれかと、が所定の条件を満たすほど近いか否かの判断結果によって、測量作業員は、実測した位置が測量場所情報の示す位置であるか否かの確認を容易に行うことができる。
また、本第九の発明の測量用ポールは、第八の発明に対して、位置情報出力部は、判断結果が2つの位置情報が予め決められた条件を満たすほど近いと判断した場合に、位置情報取得部が取得した三次元位置情報を出力する測量用ポールである。
かかる構成により、位置情報取得部が取得した1以上の三次元位置情報のうち、予め決められた1以上の測量場所情報が示す位置の三次元位置情報を出力させることができる。
また、本第十の発明のプログラムは、コンピュータを、地面に設置された測量用ポールの当該地面上の設置位置を示す三次元位置情報を取得する位置情報取得部と、位置情報取得部が取得した三次元位置情報を出力する位置情報出力部と、して機能させるプログラムである。
かかる構成により、地面上の任意の位置における三次元位置情報を簡単に取得することができる。
また、本第十一の発明の測量方法は、位置情報取得部と位置情報出力部とを備えた測量用ポールを用いて地面上の測量点を測量する測量方法であって、位置情報取得部が、測量ポールを測量点に設置して位置情報取得部により当該測量点の三次元位置情報を取得する位置情報取得ステップと、位置情報出力部により、位置情報取得部が取得した三次元位置情報を出力する位置情報出力ステップと、を具備する測量方法である。
かかる構成により、地面上の任意の位置における三次元位置情報を簡単に取得することができる。
また、本第十二の発明の三次元位置情報の生産方法は、位置情報取得部と位置情報出力部とを用いて、空間内における位置を示す2以上の三次元位置情報を蓄積する測量用ポールにおける三次元位置情報の生産方法であって、位置情報取得部が、空間内における位置を示す三次元位置情報を取得する位置情報取得ステップと、位置情報出力部が、位置情報取得ステップで取得した2以上の三次元位置情報を蓄積する位置情報出力ステップと、を具備する三次元位置情報の生産方法である。
かかる構成により、地形図の作成のための三次元位置情報を簡単に生産することができる。
本発明による測量用ポール等によれば、地面上の任意の位置における三次元位置情報を簡単に取得することができる。
本実施の形態における伸縮可能な測量用ポールの外観を示す図 同測量用ポールが有する測量器のブロック図 同測量用ポールが取得する測量器の設定位置における三次元第二位置情報と地面上の測量点における三次元位置情報との関係を説明するための図 同測量用ポールを用いた測量における当該測量用ポールの動作を説明するためのフローチャート 同測量用ポールを用いてある地域の地形図を作成する場合の当該地域に予め決められた複数の測量点の一例を示す図 図5に示す複数の測量点が設けられた測量線における地形の断面形状を示す図 同測量用ポールの測量場所情報格納部に格納されている既知の測量点の三次元位置情報の一例を示す図 同測量用ポールの位置情報取得部が格納部から位置取得高さ情報を取得するための構成の一例を示す図 同測量用ポールの格納部に格納されている位置取得高さ情報の一例を示す図 同測量用ポールを予め決められた複数の測量点に順番に移動させて各測量点の測量を行う方法を示す図 同測量用ポールを用いて測量点付近で測量する場合の測量用ポールの設置方法の一例を示す図 同測量用ポールを用いて取得した予め決められた複数の測量点の時系列の三次元位置情報の一例を示す図 同測量用ポールの測量器を実現するコンピュータシステムの構成の一例を示す図
以下、本発明による測量用ポール等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。また、本実施の形態において説明する各種の情報の形式、内容などは、あくまで例示であり、形式、内容は問わない。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態における伸縮可能な測量用ポール1の外観を示す図である。図1(a)は、測量用ポール1を最小長にした状態を示し、図1(b)は、測量用ポール1を最大長にした状態を示している。
測量用ポール1は、地面上の測量しようとする任意の位置(以下、「測量点」と言う。)に垂直に設置して当該測量点の三次元位置情報を取得することができる測量機器である。三次元位置情報とは、例えば、測量点の位置を経度、緯度、高度の三次元の物理量で特定する位置情報である。地面の測量点の高度は、例えば、東京湾の平均海面を基準(標高0m)とした日本水準原点に対する高低差の情報であるが、日本水準原点を基準とした高低差の情報に限定されない。例えば、ある区域の地面上に予め設けられた複数の測量点に測量を行う場合、その複数の測量点のいずれかの測量点の高度情報を基準にして他の測量点の高度情報を取得するようにしてもよい。
測量用ポール1は、伸縮可能なポール11と、そのポール11の上端に取り付けられた測量器12を備える。測量器12は、衛星の電波を受信して受信位置(測量器12の設置位置)の経度、緯度、高度を含む三次元の位置情報を取得する機器であり、ポール11は、測量器12を地面上の測量点の上方位置に配置するために測量器12を支持する機能を果たす部材である。
以下の説明では、測量器12が取得する当該測量器12の空間上の設置位置の三次元の位置情報を測量用ポール1が取得する地面上の測量点の三次元位置情報と区別するため、測量器12が取得する三次元の位置情報を「三次元第二位置情報」と称して説明する。
ポール11は、例えば、断面円形の棒部材であるが、角棒部材などの他の断面形状を有する棒部材であってもよい。ポール11は、例えば、断面形状が相似形で大きさが異なる複数本(図1では3本)の中空の棒部材をテレスコピック構造で接合することにより、伸縮可能になっている。なお、テレスコピック構造は、断面形状の大きさの順に、断面形状の小さい棒部材を断面形状の大きい棒部材の内側に内蔵させ、内側の棒部材を外側の棒部材から繰り出したり、外側の棒部材に収納したりすることによって棒の長さを伸縮させることができる構造である。
図1に示すポール11は、径の異なる中空の3本の大ポール11A、中ポール11B、小ポール11Cをテレスコピック構造で接合した例である。大ポール11Aの基端には、地面上の測量点に測量用ポール1を設置するための、先端が尖った石突13が取り付けられている。また、小ポール11Cの先端(上端)には、固定台111が取り付けられ、その固定台111の上面に測量器12が固定されている。図示は省略しているが、大ポール11Aの先端部には中ポール11Bをロックするロック機構が設けられている。また、中ポール11Bの先端部にも小ポール11Cをロックするロック機構が設けられている。
図1において、石突13の先端から測量器12までの長さをLとし、中ポール11B及び小ポール11Cを大ポール11Aに収納した状態の長さをL1、中ポール11B全体を大ポール11Aから繰り出し、小ポール11C全体を中ポール11Bに収納した状態の長さをL2、中ポール11B全体を大ポール11Aから繰り出し、小ポール11C全体を中ポール11Bから繰り出した状態でのポール11の長さL3とする。図1の例では、中ポール11Bと中ポール11Bの繰り出しの有無によってポール11の長さLを、L1、L2、L3の三種類に段階的に変化させることができる。
図1に示すポール11では、中ポール11Bと小ポール11Cを段階的に繰り出すことによりポール11の長さを段階的に伸縮可能にしているが、中ポール11Bと小ポール11Cの任意の繰り出し位置でロック可能にすることにより、ポール11の長さLを連続的に変化させるようにしてもよい。また、図1に示すポール11では、3本の大ポール11A〜小ポール11Cを用いているが、ポールの数は3本に限定されるものではなく、任意の数を採用することができる。
また、図1に示すポール11では、測量器12を測量用ポール1の上端に固定しているが、測量用ポール1の下端(石突13の先端)から任意の高さ位置に測量器12を着脱自在に取り付けることができる構造にしても良い。
図2は、測量用ポール1が有する測量器12のブロック図である。図3は、測量用ポール1を用いて測量を行うときの構成の一例を示す図である。
測量器12は、格納部121、測量場所情報格納部122、受付部123、傾斜情報取得部124、位置情報取得部125、位置情報出力部126、判断部127、判断結果出力部128を備える。
格納部121は、測量用ポール1の地面側の端から三次元第二位置情報を取得する位置(測量器12の位置)までの距離である位置取得高さ情報を格納している。位置取得高さ情報は、上述した石突13の先端から測量器12までの距離Lである。測量用ポール1を用いた測量では、通常、測量作業員が石突13の先端を地面の測量点に付け、測量用ポール1を略垂直に保持した状態で測量器12により三次元の位置測定が行われる。
測量用ポール1の地面側の端から三次元第二位置情報を取得する位置までの距離Lは、地面から測量器12の配置位置までの距離(高さ)に相当している。
測量用ポール1を用いた測量では、通常、地面の測量点における三次元位置情報(例えば、経度、緯度、高度の情報)が測定される。測量用ポール1で取得される三次元第二位置情報は地面上の測量点よりも空間的に高い位置の位置情報であるので、その位置情報を地面上の測量点の三次元第二位置情報に補正する必要がある。位置取得高さ情報は、測量用ポール1の測量器12により取得される三次元第二位置情報を地面上の測量点の三次元位置情報に補正するための情報である。
例えば、三次元第二位置情報が測量用ポール1を地面上の測量点に垂直に設置して取得された場合は、三次元第二位置情報に含まれる緯度と経度はそれぞれ地面上の測量点の緯度と経度に対応するので、三次元第二位置情報に含まれる高度が地面上の測量点に置ける高度に補正される。三次元第二位置情報に含まれる高度をHmとすると、地面上の測量点に置ける高度Hは、(Hm−L)によって取得することができる。
図1の例では、上述したように、ポール11の石突13の先端から測量器12の測量位置までの長さLが中ポール11Bと小ポール11Cの繰り出しの有無によって3段階に変化するので、格納部121は、ポール11の各段の長さに対応した3種類の位置取得高さ情報を格納している。
測量場所情報格納部122は、測量する位置に関する1以上の測量場所情報を格納する。測量場所情報は、例えば、ある地域の地形図を作成するための測量においてその地域に予め決められた1以上の測量する位置に関する情報である。例えば、河川が含まれる地域の地形図を作成する場合、河川を横切る方向の測量線上に1以上の測量する位置(以下、「測量点」という。)が離散的に決められており、それらの測量点を実際に測量した三次元位置情報の集合(地点情報集合)を用いて河川の断面形状が分かる地形図が作成される。
測量場所情報格納部122に格納される1以上の測量場所情報で特定される測量点には、既知点である基準点が含まれる。測量場所情報格納部122に格納される測量場所情報は、緯度と経度の二次元位置情報である。また、測量場所情報は、測量点の位置を特定できる情報であれば、他の座標系を用いた二次元位置情報であってもよい。
格納部121と測量場所情報格納部122は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でもよい。格納部121と測量場所情報格納部122に情報が格納される過程は、問わない。例えば、当該情報は、記録媒体や、通信回線、入力デバイスなどを介して格納部121と測量場所情報格納部122に格納されてもよい。
受付部123は、指示を受け付ける。受付部123が受け付ける指示は、例えば、位置情報取得部125への三次元位置情報の取得の指示でも良く、位置情報出力部126への位置情報取得部125が取得した三次元位置情報の出力の指示でも良い。受け付けとは、例えば、測量作業員が測量器12に設けられたタッチパネルや、テンキーなどの入力デバイスを操作することにより当該入力デバイスから入力された情報を取得することや、測量作業員が携帯端末などの端末装置から有線もしくは無線の通信回線を介して測量器12に送信した情報を受信することなどを含む概念である。
傾斜情報取得部124は、測量用ポール1の地面に対する傾きに関する傾斜情報を取得する。傾斜情報は、図3に示すように、測量用ポール1が地面に対して傾斜した姿勢で設置された場合、例えば、地面に対する測量用ポール1の傾斜角θ若しくは地面と垂直なH軸に対する測量用ポール1の傾斜角ηの情報である。なお、傾斜角θと傾斜角ηの単位を[°]とすると、傾斜角θと傾斜角ηにはθ=90−η[°]の関係がある。傾斜情報取得部124は、例えば、加速度センサや傾斜センサなどのセンサを用いて傾斜角θ又は傾斜角ηを取得する。
なお、傾斜情報取得部124は、例えば、測量用ポール1を地面(図3の経度軸Eと緯度軸Nを含む平面)に正射影した軸の緯度軸Nに対する傾き角ζ又は同軸の経度軸Eに対する傾き角(90−ζ)をも取得するようにしてもよい。
位置情報取得部125は、空間内における測量器12の位置を示す三次元第二位置情報を取得する。三次元第二位置情報は、例えば、二次元の位置情報である経度E及び緯度Nと、空間内の測量器12が設置された位置における高度Hの情報とを含む位置情報である。なお、高度Hは、平均海面からの高さでもよく、地面から高さでも良い。
位置情報取得部125は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite Systems)測量によって測量器12の設置位置の三次元位置情報を取得する。GNSS測量とは、人工衛星からの信号を用いて位置を決定する衛星測位システムの総称で、GPS(Global Positioning System)、準天頂衛星システム、GLONASS、Galileoなどの衛星測位システムを含む。GPSを用いた測量方法は、周知であるので、その説明は省略する。
位置情報取得部125は、測量器12の設置位置における三次元第二位置情報を取得すると、その三次元第二位置情報に含まれる高度の情報を格納部121から取得した位置取得高さ情報と傾斜情報取得部124から入力される測量用ポール1の傾斜情報とを用いて地面の測量点における高度の情報を取得する。例えば、測量時に測量用ポール1が、図3に示すように、地面に対して傾斜した姿勢で設置されている場合、位置情報取得部125は、L×sin(θ)を演算して地面から測量器12までの垂直な高さL’を算出し、測量器12が取得した高度Hから高さL’を減算して地面の測量点Aの高度H(=H−L×sin(θ))を算出する。
また、位置情報取得部125は、L×cos(θ)×cos(ζ)とL×cos(θ)×sin(ζ)を演算して測量用ポール1を地面に正射影した軸の緯度軸Nの成分と経度軸Eの成分を算出する。そして、位置情報取得部125は、測量器12が取得した緯度Nから緯度軸Nの成分を減算して測量点Aの緯度N(=N−L×cos(θ)×cos(ζ))を算出し、測量器12が取得した経度Eから経度軸Eの成分を減算して測量点Aの経度E(=E−L×cos(θ)×sin(ζ))を算出する。この算出処理により、位置情報取得部125は、地面の測量点における緯度、経度及び高度を含む三次元位置情報を取得する。
位置情報取得部125は、三次元位置情報を取得すると、その三次元位置情報に含まれる二次元位置情報(例えば、経度と緯度の情報)を測量場所情報格納部122に格納されている1以上の測量場所情報が示す位置(予め決められた1以上の測量点)の二次元位置情報と比較する。そして、位置情報取得部125は、いずれかの測量場所情報が示す位置に対して測量した位置が予め決められた条件を満たすほど近い場合、例えば、取得した三次元位置情報をその測量場所情報に対応付けて測量場所情報格納部122に保存する。また、位置情報取得部125は、いずれの測量場所情報が示す位置に対しても測量した位置が上記の条件を満たすほど近くない場合は、取得した三次元位置情報の保存処理は行わない。
受付部123が位置情報取得の指示を受け付ける場合は、位置情報取得部125は、受付部123が位置情報取得の指示を受け付けるのに応じて三次元位置情報を取得し、その三次元位置情報を位置情報出力部126に入力する。なお、受付部123が三次元位置情報の出力指示を受け付ける場合は、位置情報取得部125は、予め決められた周期で2以上の三次元位置情報を連続的に取得するようにしてもよい。
受付部123、傾斜情報取得部124及び位置情報取得部125は、通常、MPUやメモリ等で実現することができる。受付部123等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。受付部123等は、ハードウェア(専用回路)で実現されてもよい。
位置情報出力部126は、位置情報取得部125が取得した地面上の測量点の三次元位置情報を出力する。三次元位置情報の出力は、通常、記憶手段への蓄積である。位置情報出力部126は、三次元位置情報の出力態様として、携帯端末や処理装置などの外部機器への三次元位置情報の送信や、測量器12や外部機器の表示部に三次元位置情報を表示してもよい。例えば、受付部123が位置情報取得の指示を受け付けるのに応じて位置情報取得部125が測量点の三次元位置情報を取得する場合は、位置情報出力部126は、位置情報取得部125が測量点の三次元位置情報を取得する毎にその三次元位置情報の出力を行う。
また、位置情報出力部126は、例えば、受付部123が位置情報出力の指示を受け付けた場合は、受付部123が位置情報出力の指示を受け付けた時点で位置情報取得部125が取得している1以上の三次元位置情報の出力を行う。位置情報取得部125は、前回の位置情報出力の指示から今回の位置情報出力の指示までの間に時系列の2以上の三次元位置情報を取得している場合、位置情報出力部126は、その時系列の2以上の三次元位置情報の出力を行う。
判断部127は、位置情報取得部125が取得した三次元位置情報に含まれる二次元位置情報と測量場所情報格納部122に格納されている1以上の測量場所情報のいずれかと、が予め決められた条件を満たすほど近いか否かを判断する。条件とは、例えば、位置情報取得部125が取得した二次元位置情報が示す位置と測量場所情報が示す位置との距離が、例えば、ゼロ又は閾値以下であるという条件である。
位置情報取得部125は、測量場所情報格納部122に格納されている1以上の測量場所情報が示す位置において、三次元位置情報を取得する。判断部127の判断処理は、位置情報取得部125が取得した三次元位置情報に含まれる経度及び緯度の二次元位置情報が測量場所情報格納部122に格納されている1以上の測量場所情報が示す二次元位置情報に一致するか否か又は一致しない場合はそのずれ量が閾値以下の条件を満たすほど近いか否かを判断する処理である。
判断部127は、位置情報取得部125が三次元位置情報を取得する毎に、測量場所情報格納部122に格納されている各測量場所情報について、各測量場所情報が示す位置と位置情報取得部125が取得した二次元位置情報が示す位置との距離を算出し、その距離がゼロ又は閾値以下となるほど近いか否かの判断を行う。
判断結果の情報は、位置情報取得部125の取得した二次元位置情報が示す位置に対して、測量場所情報格納部122に格納されている全ての測量場所情報が示す位置が閾値よりも大きい距離で離れている場合、例えば、位置情報取得部125が三次元位置情報を取得した測量点は測量場所情報格納部122に格納されている測量場所情報が示す位置ではないことを示す情報である。また、位置情報取得部125の取得した二次元位置情報が示す位置に対して、いずれかの測量場所情報が示す位置が閾値以下の距離で近接している場合、例えば、位置情報取得部125が三次元位置情報を取得した測量点は閾値以下の距離で近接している測量場所情報が示す位置に対応することを示す情報である。
判断結果を示す情報の形式は問わない。判断結果を示す情報は、例えば、三次元位置情報を取得した測量点がいずれかの測量場所情報が示す位置に対応することを示す情報と三次元位置情報を取得した測量点がいずれの測量場所情報が示す位置にも対応しないことを示す情報とからなるフラグ情報でもよい。
判断結果出力部128は、判断部127の判断結果を出力する。判断結果の出力は、測量作業員が判断結果を認識できる態様の出力であり、通常は、表示又は音声出力である。なお、判断結果を測量作業員が所持する携帯端末や処理装置などの外部機器に送信して表示又は音声出力をするようにしてもよい。
位置情報出力部126と判断結果出力部128は、表示手段又は音声出力手段で実現され得る。また、判断部127は、通常、MPUやメモリ等で実現することができる。判断部127の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。判断部127は、ハードウェア(専用回路)で実現されてもよい。
次に、測量用ポール1を用いた測量における当該測量用ポール1の動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。
以下の動作説明では、ある地域に予め決められた1以上の測量点が直線上に設定されており、1以上の測量点の二次元位置情報が測量場所情報格納部122に格納されているものとする。また、測量作業員が測量用ポール1を上記の測量点が設定された直線上に移動させながら測量点を探索し、各測量点が見つかった時点でその測量点について三次元位置情報を取得する場合の測量用ポール1の測量動作について説明する。測量作業員は、各測量点付近に測量用ポール1を設置する場合、手で測量用ポール1を垂直な姿勢に保持するものとする。
(ステップS101)位置情報取得部125は、測量器12により空間内の当該測量器12の位置における三次元第二位置情報を取得する。図3に示すように、空間内の当該測量器12の位置をPとすると、位置情報取得部125は、測量位置Pの三次元第二位置情報(E,N,H)を取得する。
(ステップS102)位置情報取得部125は、格納部121から測量用ポール1の石突13の先端から測量器12の測量位置までの長さLの情報である位置取得高さ情報Lを読み出す。
(ステップS103)傾斜情報取得部124は、測量用ポール1の地面に対する傾斜角θの情報を取得する。また、傾斜情報取得部124は、測量用ポール1を地面(図3の経度軸Eと緯度軸Nを含む平面)に正射影した軸の緯度軸Nに対する傾き角ζも取得する
(ステップS104)位置情報取得部125は、取得した三次元位置情報のうち、高度情報Hと、測量用ポール1の位置取得高さ情報Lと、測量用ポール1の傾斜情報θとを用いて地面の高度Hを取得する。また、位置情報取得部125は、経度情報E及び緯度情報Nと、測量用ポール1の位置取得高さ情報Lと、測量用ポール1の傾斜情報θ,ζを用いて、地面上の測量用ポール1が設置された位置(石突1が突き立てられた位置)Pにおける経度情報Eと緯度情報Nを取得する。
位置情報取得部125は、L×cos(θ)×cos(ζ)とL×cos(θ)×sin(ζ)を演算して測量用ポール1を地面に正射影した軸の緯度軸Nの成分と経度軸Eの成分を算出する。そして、位置情報取得部125は、測量器12が取得した緯度Nから緯度軸Nの成分を減算して測量位置Pの緯度情報N(=N−L×cos(θ)×cos(ζ))を取得し、測量器12が取得した経度Eから経度軸Eの成分を減算して測量点Pの経度情報E(=E−L×cos(θ)×sin(ζ))を取得する。
(ステップS105)判断部127は、位置情報取得部125が取得した三次元位置情報に含まれる二次元情報が示す位置(E,N)が予め決められた条件を満たすか否かを判断する。すなわち、判断部127は、二次元情報が示す位置(E,N)と測量場所情報格納部122に格納されている1以上の測量場所情報のいずれかとが予め決められた条件を満たすほど近いか否かを判断する。
(ステップS106)判断結果出力部128は、判断部127の判断結果を測量作業員が確認できる態様で出力する。判断結果出力部128は、例えば、判断部127の判断結果を表示部に表示する、又は音声出力により出力する。測量作業員は、二次元情報が示す位置(E,N)が場所情報格納部122に格納されているいずれかの測量場所情報が示す位置と見なせるほどに近いという判断結果が出力されると、取得した三次元位置情報を出力する指示の操作を行う。一方、測量作業員は、二次元情報が示す位置(E,N)が場所情報格納部122に格納されているいずれかの測量場所情報が示す位置にも該当しないという判断結果が出力されると、取得した三次元位置情報を出力する指示の操作を行うことなく、測量用ポール1の測量位置を変更する。
(ステップS107)位置情報出力部126は、受付部123が三次元位置情報の出力の指示を受け付けたか否かを判断する。受付部123が三次元位置情報の出力の指示を受け付けていなければ、ステップS101に戻り、受付部123が三次元位置情報の出力の指示を受け付けていれば、ステップS108に進む。
(ステップS108)位置情報出力部126は、位置情報取得部125が取得した三次元位置情報を測定時刻に対応付けて、例えば、測量場所情報格納部122に蓄積する。
ステップS101〜S108が繰り返されることにより、測量作業員は、測量用ポール1を予め決められた1以上の測量場所情報が示す位置(測量点)を探索しながら、地面上の各測量点に測量用ポール1を設置して各測量点の三次元位置情報を取得し、時系列の2以上の三次元位置情報の集合を蓄積することができる。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
(具体例)
次に、測量用ポール1を用いた測量方法の具体例について、説明する。
図5は、ある地域の地形図を作成するために当該地域に予め決められた複数の測量点P1〜P10の一例を示す図である。なお、実際の地形図には予め決められた方向に複数本の測量線Mが規定されており、各測量線Mに複数個の既知の測量点Piが予め設定されているが、図5に示す地形図では、説明の便宜上、1本の測量線Mしかか描いていない。また、図6は、測量点P1〜P10が設けられた測量線Mにおける地形の断面形状を示す図である。
測量線Mは、川Rを横切るように設定されており、複数の測量点P1〜P10は、測量線M上に一列に配列されている。図5において、縦軸を緯度Nの座標、横軸を経度Eの座標とし、図6において、縦軸を高度Hの座標とすると、測量点P1〜P10は、(経度、緯度)の二次元位置情報が既知となっている。そして、測量場所情報格納部122には、図7に示すように、測量点P1〜P10の二次元位置情報(E1,N1)〜(E10,N10)が格納されているものとする。
また、ポール11の中ポール11Bの基端部には中ポール11Bの繰り出し状態をロックする第1のロック機構が設けられ、小ポール11Cの基端部には小ポール11Cの繰り出し状態をロックする第2のロック機構が設けられている。そして、第1のロック機構にはロック状態とアンロック状態を示す信号を生成するスイッチSW1が設けられ、第2のロック機構にはロック状態とアンロック状態を示す信号を生成するスイッチSW2が設けられている。
図8は、スイッチSW1,SW2により中ポール11Bと小ポール11Cの繰り出しの有無を示す信号を位置情報取得部125に入力し、位置情報取得部125が両信号を用いて格納部121から測量用ポール1の位置取得高さ情報を取得する構成の一例を示す図である。
図8に示す回路構成は、スイッチSW1,SW2の一方の接点が位置情報取得部125に接続され、他方の接点が接地された回路構成である。中ポール11Bの全体が大ポール11Aから繰り出されてロック機構がロック状態になると、スイッチSW1がオンになる。また、小ポール11Cの全体が中ポール11Bから繰り出されてロック機構がロック状態をなると、スイッチSW2がオンになる。
スイッチSW1,SW2がオフ状態では、位置情報取得部125に接続されている両スイッチSW1,SW2の接点は、電気的にフローティング状態であるが、スイッチSW1,SW2がオン状態になると、位置情報値に接続されている両スイッチSW1,SW2の接点はローレベルになる。位置情報取得部125は、スイッチSW1,SW2がオフ状態では測量用ポール1が1段目の長さ(最小長)であると認識し、スイッチSW1に接続されている端子のレベルがローレベルに変化すると、中ポール11Bが繰り出された(測量用ポール1は2段目の長さ)と認識し、さらにスイッチSW2に接続されている端子のレベルがローレベルに変化することにより、小ポール11Cが繰り出された(測量用ポール1は3段目の長さ(最大長))と認識する。
なお、大ポール11A、中ポール11B及び中ポール11Bの内側面に長手方向に延びる抵抗膜を形成し、大ポール11Aと中ポール11Bの両抵抗膜を互いスライド可能に接触させるとともに、中ポール11Bと小ポール11Cの両抵抗膜を互いスライド可能に接触させて、中ポール11Bと小ポール11Cの繰り出し量に応じて測量用ポール1の長手方向に延びる抵抗膜の長さを可変にする構成を用いて、測量用ポール1の長さLを連続的に検出する構成にしても良い。
この構成では、測量用ポール1の長手方向に延びる長さ可変の抵抗膜の両端に電圧を印加し、抵抗膜に流れる電流を検出することにより測量用ポール1の長さLを検出すればよい。格納部121には、測量用ポール1の長さLを一定のピッチで分割し、多数の各分割点における位置取得高さ情報を格納しておき、位置情報出力部126は、抵抗膜に流れる電流の検出値を用いて、その検出値に対応する位置取得高さ情報を格納部121から読み出すことにより測量用ポール1の連続的な位置取得高さ情報を取得することができる。
図9は、格納部121に格納されている位置取得高さ情報の一例を示す図である。図9の「ID」は、位置取得高さ情報を識別するための識別番号である。「1」、「2」、「3」はそれぞれ第1段階、第2段階、第3段階の長さに対応し、数字が大きいほど測量用ポール1の長さLは大きくなる関係になっている。
弟1段階の長さL1は、中ポール11B及び小ポール11Cが大ポール11A内に収納されている状態の長さ(最小長)であり、弟2段階の長さL2は、中ポール11Bだけが大ポール11Aから繰り出されている状態の長さ(中間長)、弟3段階の長さL3は、中ポール11Bと小ポール11Cの両ポールが繰り出されている状態の長さ(最大長)である。
スイッチSW1,SW2がオフ状態(ポール11が最小長の状態)では、位置情報取得部125は、格納部121から第1段階に対応する位置取得高さ情報(L1)を取得する。
スイッチSW1がオン状態、スイッチSW2がオフ状態になると、長さ情報取得部124は、格納部121から中ポール11Bが繰り出された状態に対応する第2段階の位置取得高さ情報(L2)を取得する。また、位置情報取得部125は、スイッチSw1,SW2の両方がオン常態になると、格納部121から中ポール11B及び小ポール11Cが繰り出された状態に対応する第3段階の位置取得高さ情報(L3)を取得する。
以下の説明では、測量作業員が、図10に示すように、測量線M上に沿って測量点P1から測量点P10まで測量用ポール1を移動させ、各測量点付近で三次元位置情報を取得するものとする。測量点P1から測量点P10の各測量点で取得された時系列の三次元位置情報の集合である地点情報集合は、図5に示す地形図を作成するために利用されるものであり、以下に説明する測量用ポール1を用いた測量点P1から測量点P10の測量動作は、地形図を作成するための地点情報集合を生産する動作と言っても良い。
測量作業員Qは、最初の測量点P1付近に移動すると、図11に示すように、測量用ポール1の石突13を地面に突き刺し、手で測量用ポール1を垂直に保持して判断結果出力部128が判断部127の判断結果を出力するのを待つ。
この待ち時間に、位置情報取得部125は、衛星の電波を受信して測量器12が配置されている位置Pの三次元第二位置情報(経度E、緯度N、高度H)を取得する。位置情報取得部125は、スイッチSW1,SW2のオン/オフ状態を示す信号を用いて格納部121から取得した位置取得高さ情報取得する。例えば、図11に示すように、測量用ポール1が中ポール11Bと小ポール11Cを収納した状態の場合、位置情報取得部125は、スイッチSW1,SW2のオフ状態を示す信号を用いて格納部121から最小長(L1)の位置取得高さ情報を取得する。
また、位置情報取得部125は、傾斜情報取得部124から測量用ポール1の傾斜情報(図3に示す傾斜角θと傾き角ζの情報)を取得する。そして、位置情報取得部125は、取得した三次元第二位置情報に含まれる高度H1と、測量用ポール1の長さLと、測量用ポール1の傾斜角θを用いて、L×sin(θ)を演算することにより測量器12の配置位置Pの地面からの垂直な高さL’を算出する。
さらに、位置情報取得部125は、高さL’を用いて(H1−L’)を演算することにより、地面の測量位置Pにおける高度H1(=H1−L×sin(θ))を取得する。また、位置情報取得部125は、三次元第二位置情報に含まれる、経度E1、緯度N1と、測量用ポール1の長さLと、測量用ポール1の傾斜角θ及び傾き角ζとを用いて、N1−L×cos(θ)×cos(ζ)を演算することにより地面の測量位置Pにおける緯度Nを取得し、E−L×cos(θ)×sin(ζ)を演算することにより地面の測量位置Pにおける経度Eを取得する。
判断部127は、位置情報取得部125が取得した測量位置Pの二次元位置情報(経度E,緯度N)と、測量場所情報格納部122に格納されている10個の測量点Pi(iは、測量点の識別番号。i=1,2,…10.以下同じ)の二次元位置情報(経度Ei,緯度Ni)を用いて、各測量点Piと実測した測量位置Pとの距離ΔLiを算出する。距離ΔLiは、予め決められた測量点Piに対する実測した測量位置P1の位置ずれ量に相当するものである。判断部127は、算出した各位置ずれ量ΔLiを閾値ΔLTHと比較し、ΔLi≦ΔLTHの条件を満たす測量点Piがあるか否かを判断する。閾値ΔLTHは、実測した測量点を予め決められた測量点Piと見なすことができる位置ずれの許容範囲を示す閾値である。
最初の測量では、測量作業員Qは、最初の測量点P1の近くに測量用ポール1を設置して測量を行うので、最小のΔL1に対応する測量点Piは測量点P1となる。従って、ΔLi≦ΔLTHの条件を満たす測量点Piがある場合は、その測量点Piは測量点P1と見なすことができるので、判断部127は、実測した測量位置P1は測量点P1であるという判断をする。また、ΔLi≦ΔLTHの条件を満たす測量点Piがない場合は、判断部127は、実測した測量位置P1は測量点P1に該当しないという判断をする。
そして、判断結果出力部128は、判断部127の判断結果を、例えば、表示又は音声出力により出力する。測量作業員Qは、出力された判断結果により測量用ポール1を設置した位置が測量点P1であるか否かを確認し、測量用ポール1を設置した位置が測量点P1でないとの判断結果の場合は、測量用ポール1の設置位置をずらせて再度、その位置が測量点P1であるか否かを確認する。
測量用ポール1を設置した位置が測量点P1でないとの判断結果を出力する場合は、測量点P1に対する位置ずれ量ΔL1の情報を表示させるとよい。この表示により、測量作業員Qは、測量点P1を探索するときに測量用ポール1の設置位置を効率良く測量点P1の近傍位置に修正することができ、再測量の回数が可及的に少なくすることができる。
測量作業員Qは、判断部127の判断結果を確認しながら測量用ポール1を設置した位置を変更して測量点P1を探索する。そして、測量用ポール1を設置した位置が測量点P1であるとの判断結果が得られると、位置情報取得部125が取得した測量位置P1の三次元位置情報の出力(蓄積)を指示する操作をする。
受付部123が三次元位置情報の出力(蓄積)の指示を受け付けると、位置情報出力部126は、位置情報取得部125が取得した測量位置P1の三次元位置情報(E1,N1,H1)を測量点P1の三次元位置情報として蓄積する。位置情報出力部126は、図12に示すように、測量位置P1の三次元位置情報(E1,N1,H1)を測量点P1の測量値として測定時刻T1に対応付けて蓄積する。位置情報取得部205は、例えば、測量場所情報格納部122に測量位置P1の三次元位置情報(E1,N1,H1)を蓄積する。なお、位置情報取得部205は、測量位置P1の三次元位置情報(E1,N1,H1)を他の格納部に蓄積してもよい。
測量作業員Qは、測量点P1の測量が終了すると、測量用ポール1を次の測量点P2に移動させて、上述した測量点P1での測量動作と同様の測量動作を行う。そして、測量作業員Qは、測量点P2でも測量が終了すると、以下、測量用ポール1を測量点P3,P4,…の順に移動させ、各測量点Piで同様の測量動作を繰り返し、測量点P1〜P10について、三次元位置情報を取得する。
測量作業員Qが全ての測量点P1〜P10の測量を終了すると、測量器12には、図12に示すように、測量点P1〜P10で取得された時系列の2以上の三次元位置情報(T1,E1,N1,H1)〜(T10,E10,N10,H10)が蓄積されている。測量作業員Qは、測量結果の表示指示を行うことにより、測量結果を確認することができる。
なお、測量作業員Qは、任意のタイミングで測量結果の表示の指示をすることができる。測量作業員Qは、例えば、各測量点Piで測量を行う毎に測量結果の表示の指示を行って各測量点Piの測量結果を確認しても良く、何個かの測量点Piの測量を行う毎に測量結果の表示の指示を行って測量した箇所分の複数個の測量結果を纏めて確認するようにしても良い。
以上説明したように、本実施の形態に係る測量用ポール1によれば、測量用ポール1を地面の任意の位置(測量位置)に設置することによって、その測量位置の三次元位置情報を簡単に取得することができる。
また、本実施の形態に係る測量用ポール1によれば、測量用ポール1の石突13の先端から測量器12までの長さである位置取得高さ情報と測量用ポール1の地面に対する傾きに関する傾斜情報とを用いて、測量器12の配置位置における三次元第二位置情報を地面の測量用ポール1を設置した位置(測量位置)の三次元位置情報に補正するので、測量時の測量用ポール1の姿勢が正確な垂直姿勢に保持されていなくても地面の測量位置の三次元位置情報を簡単に取得することができる。測量作業員Qは、測量用ポール1を測量位置に設置し、手で測量用ポール1を略垂直の姿勢に保持した状態で測量ができるので、簡易に短時間に測量をすることができる。
また、本実施の形態に係る測量用ポール1によれば、予め決められた1以上の測量点Piについて測量をする場合、測量作業員Qが測量用ポール1を測量点Pi付近の測量点Piに設置して測量を行い、実測した測量点Piの三次元位置情報に含まれる二次元位置情報と既知の測量点Piの二次元位置情報との誤差から測量点Piに対する実測した測量点Piの位置ずれを判断するので、測量作業員Qは、その判断結果によって測量位置Piを測量点Piに容易に修正することができる。これにより、測量作業員Qは、少ない再測量回数で測量点Piの三次元位置情報を取得することができる。
また、本実施の形態に係る測量用ポール1によれば、測量作業員Qが予め決められた1以上の測量点Piに測量点Piを移動させて各測量点Piの三次元位置情報を繰り返し取得することにより、地形図の作成に用いる1以上の測量点Piの三次元位置情報の集合である地点情報集合を簡単に収集することができる。
上記の具体例では、測量作業員Qが予め決められた1以上の測量点Piについて繰り返し測量する作業を例に、本実施の形態に係る測量用ポール1を用いた測量作業を説明したが、その測量作業は一例であり、本実施の形態に係る測量用ポール1は、地面上や海面上の任意の位置を測量する場合に広く利用することができる。
また、本実施の形態では、測量作業員Qが各測量点Piに測量用ポール1を設置して測量する場合、測量作業員Qが測量用ポール1を垂直姿勢に保持するようにしていたが、測量用ポール1を三脚などの保持手段を用いて垂直姿勢に保持するようにしてもよい。
上記の実施の形態において、測量器12の各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、コンピュータシステムによってプログラムを実行することによって実現されてもよい。
本実施の形態における測量器12を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。
すなわち、コンピュータを、地面に設置された測量用ポールの当該地面上の設置位置を示す三次元位置情報を取得する位置情報取得部と、位置情報取得部が取得した三次元位置情報を出力する位置情報出力部と、して機能させるプログラムである。
また、上記のプログラムにおいて、コンピュータを、指示を受け付ける受付部としてさらに機能させ、指示に応じて、位置情報取得部が三次元情報を取得する、又は位置情報出力部が位置情報取得部の取得した三次元位置情報を出力するプログラムである。
また、上記のプログラムにおいて、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、測量用ポールの地面側の端から三次元位置情報と異なる三次元第二位置情報を取得する位置の距離である位置取得高さ情報を格納している格納部を具備し、位置情報取得部は、位置取得高さ情報を用いて、地面の高度を含む三次元位置情報を取得するプログラムである。
また、上記のプログラムにおいて、コンピュータを測量用ポールの地面に対する傾きに関する傾斜情報を取得する傾斜情報取得部としてさらに機能させ、位置情報取得部は、傾斜情報を用いて、補正された地面の高度を含む三次元位置情報を取得するプログラムである。
また、上記のプログラムにおいて、位置情報取得部は、時系列の2以上の三次元位置情報を取得し、位置情報出力部は、時系列の2以上の三次元位置情報を出力するプログラムである。
また、上記のプログラムにおいて、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、測量する位置に関する1以上の測量場所情報が格納される測量場所情報格納部をさらに具備し、位置情報取得部は、1以上の各測量場所情報が示す位置において、三次元位置情報を取得するプログラムである。
また、上記のプログラムにおいて、コンピュータを、位置情報取得部が取得した二次元位置情報と1以上のうちのいずれかの測量場所情報とが予め決められた条件を満たすほど近いか否かを判断する判断部と、判断部における判断結果を出力する判断結果出力部と、してさらに機能させるプログラムである。
図13は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態による測量器12を実現するコンピュータシステム900の一例を示す図である。
図13において、コンピュータシステム900は、MPU(Micro Processing Unit)911と、ブートアッププログラム等のプログラムや、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータが記憶されるフラッシュメモリ等のROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM913と、タッチパネル914と、無線通信モジュール915と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス916とを備える。なお、無線通信モジュール915に代えて、有線通信モジュールを備えていてもよい。また、タッチパネル914に代えて、ディスプレイと、マウスやキーボード等の入力デバイスとを備えていてもよい。
コンピュータシステム900に、上記実施の形態による測量器12の機能を実行させるプログラムは、無線通信モジュール915を介してROM912に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、ネットワークから直接、ロードされてもよい。
コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明に係る測量用ポール等は、地面上の任意の位置における三次元位置情報を簡単に精度良く取得できるという効果を有する。従って、例えば、地形図を作成するために予め決められた複数の測量点において、各測量点の三次元位置情報の取得するための測量機器として有用である。
1 測量用ポール
11 ポール
11A 大ポール
11B 中ポール
11C 小ポール
12 測量器
121 格納部
122 測量場所情報格納部
123 受付部
124 傾斜情報取得部
125 位置情報取得部
126 位置情報出力部
127 判断部
128 判断結果出力部
13 石突
14 固定台

Claims (12)

  1. 空間内における位置を示す三次元位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報取得部が取得した三次元位置情報を出力する位置情報出力部とを具備する測量用ポール。
  2. 指示を受け付ける受付部をさらに具備し、
    前記指示に応じて、前記位置情報取得部が前記三次元情報を取得する、又は前記位置情報出力部が前記位置情報取得部の取得した三次元位置情報を出力する請求項1記載の測量用ポール。
  3. 前記測量用ポールの地面側の端から前記三次元位置情報とは異なる三次元第二位置情報を取得する位置の距離である位置取得高さ情報を格納している格納部をさらに具備し、
    前記位置情報取得部は、
    前記位置取得高さ情報と前記三次元第二位置情報とを用いて、地面の高度を含む三次元位置情報を取得する請求項1または請求項2に記載の測量用ポール。
  4. 前記測量用ポールの地面に対する傾きに関する傾斜情報を取得する傾斜情報取得部をさらに具備し、
    前記位置情報取得部は、
    前記傾斜情報を用いて、補正された地面の高度を含む三次元位置情報を取得する請求項1から請求項3いずれか一項に記載の測量用ポール。
  5. 前記位置情報取得部は、
    時系列の2以上の三次元位置情報を取得し、
    前記位置情報出力部は、
    前記時系列の2以上の三次元位置情報を出力する請求項1から請求項4いずれか一項に記載の測量用ポール。
  6. 前記測量用ポールは、伸縮可能であり、
    前記位置情報取得部は、
    測定時の前記測量用ポールの長さに関する長さ情報を用いて、地面の高度を含む三次元位置情報を取得する請求項3から請求項5いずれか一項に記載の測量用ポール。
  7. 測量する位置に関する1以上の測量場所情報が格納される測量場所情報格納部をさらに具備し、
    前記位置情報取得部は、
    前記1以上の各測量場所情報が示す位置において、三次元位置情報を取得する請求項1から請求項6いずれか一項に記載の測量用ポール。
  8. 前記位置情報取得部が取得した二次元位置情報と前記1以上のうちのいずれかの測量場所情報とが予め決められた条件を満たすほど近いか否かを判断する判断部と、
    前記判断部における判断結果を出力する判断結果出力部とを具備する請求項7に記載の測量用ポール。
  9. 前記位置情報出力部は、
    前記判断結果が2つの位置情報が予め決められた条件を満たすほど近いと判断した場合に、前記位置情報取得部が取得した三次元位置情報を出力する請求項8記載の測量用ポール。
  10. コンピュータを、
    地面に設置された測量用ポールの当該地面上の設置位置を示す三次元位置情報を取得する位置情報取得部と、
    前記位置情報取得部が取得した三次元位置情報を出力する位置情報出力部と、
    して機能させるプログラム。
  11. 位置情報取得部と位置情報出力部とを備えた測量用ポールを用いて地面上の測量点を測量する測量方法であって、
    前記位置情報取得部が、前記測量ポールを前記測量点に設置して前記位置情報取得部により当該測量点の三次元位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記位置情報出力部により、前記位置情報取得部が取得した三次元位置情報を出力する位置情報出力ステップと、
    を具備する測量方法。
  12. 位置情報取得部と位置情報出力部とを用いて、空間内における位置を示す2以上の三次元位置情報を蓄積する測量用ポールにおける三次元位置情報の生産方法であって、
    前記位置情報取得部が、空間内における位置を示す三次元位置情報を取得する位置情報取得ステップと、
    前記位置情報出力部が、前記位置情報取得ステップで取得した2以上の三次元位置情報を蓄積する位置情報出力ステップと、
    を具備する三次元位置情報の生産方法。
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