JP2017205827A - バニシング工具用の押圧部材及びバニシング工具 - Google Patents

バニシング工具用の押圧部材及びバニシング工具 Download PDF

Info

Publication number
JP2017205827A
JP2017205827A JP2016099200A JP2016099200A JP2017205827A JP 2017205827 A JP2017205827 A JP 2017205827A JP 2016099200 A JP2016099200 A JP 2016099200A JP 2016099200 A JP2016099200 A JP 2016099200A JP 2017205827 A JP2017205827 A JP 2017205827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
pin
workpiece
burnishing tool
pressing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016099200A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6710576B2 (ja
Inventor
嘉保 二村
Yoshiyasu Futamura
嘉保 二村
充泰 漆谷
Mitsuyasu Urushiya
充泰 漆谷
陽太 星野
Yota Hoshino
陽太 星野
小林 正夫
Masao Kobayashi
正夫 小林
靖彦 尾方
Yasuhiko Ogata
靖彦 尾方
研二 西脇
Kenji Nishiwaki
研二 西脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Elemex Corp
Original Assignee
Ricoh Elemex Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Elemex Corp filed Critical Ricoh Elemex Corp
Priority to JP2016099200A priority Critical patent/JP6710576B2/ja
Publication of JP2017205827A publication Critical patent/JP2017205827A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6710576B2 publication Critical patent/JP6710576B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

【課題】工作物と工具の位置合わせが従来よりも容易で、なおかつ摩耗による交換頻度を減らすことができるバニシング工具用の押圧部材及びバニシング工具を提供する。【解決手段】所定の回転軸線1x周りを回転する工作物Wに対して圧接可能な先端加工部20を有し、回転軸線1x方向へのスライドに伴い工作物Wの外周表面を塑性変形させる形で平滑化するバニシング工具1用の押圧部材2であって、先端加工部20の先端20apが、圧接方向Yと回転軸線1xの方向との双方に対する直交方向1zにおいて所定長さZaを有し、その所定長さZaの区間が直交方向1zに向かう直線状をなすことを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、バニシング工具用の押圧部材及びバニシング工具に関する。
工作物表面の仕上げ加工にバニシング加工がある。バニシング加工では、工具先端の加工部を、所定の回転軸線周りを回転する工作物に圧接し、その圧接状態で回転軸線方向へとスライドさせる。これにより、工作物の外周表面の凹凸が圧接による塑性変形によって平滑化されていく(下記特許文献1参照)。
特許第3522142号公報
こうしたバニシング加工においては、図13に示すように、工具先端の加工部200がSR半球形状をなす。そして、図14に示すように、そのSR半球状の頂点200apを、回転する工作物Wの外表面に押し付けることにより加工が行われる。この押し付けは、SR半球状の加工部200の頂点200apを、回転する工作物Wの回転中心1xに向かう1点に対しずれることなく接近させて押し付ける必要がある。これがずれると、加工部200の押し圧が工作物Wに対し真っ直ぐに伝わらず、斜め方向から伝わることになり、本来与えるべき押し圧を工作物Wに与えることができなくなる。このため、従来のバニシング加工では、工作物Wと加工部200の先端200apとの位置合わせに非常に高い精度が求められていた。
また、従来のバニシング工具先端の加工部は、使用を重ねることで摩耗を生じる。加工部は、工具に着脱可能に取り付けられる押圧部材の先端部分であるから、摩耗が生じた場合には押圧部材ごと交換できるが、加工部にはダイヤモンド等が用いられているため非常に高価であり、摩耗のたびに交換することで非常にコストがかかってしまう。
本発明の課題は、工作物と工具の位置合わせが従来よりも容易で、なおかつ摩耗による交換頻度を減らすことができるバニシング工具用の押圧部材及びバニシング工具を提供することにある。
上記課題を解決するバニシング工具用の押圧部材は、
所定の回転軸線周りを回転する工作物に対して圧接可能な先端加工部を有し、前記回転軸線方向へのスライドに伴い前記工作物の外周表面を塑性変形させる形で平滑化するバニシング工具用の押圧部材であって、
前記工作物に圧接される前記先端加工部の先端が、その工作物に対する圧接方向と前記回転軸線方向との双方に対する直交方向において所定長さを有するとともに、その先端の所定長さの区間は、前記回転軸線方向の一方の側から見た場合に、前記直交方向の一方の側から他方の側に向かう直線状、又は前記工作物の回転半径よりも曲率半径が大きい凹曲線状をなすことを特徴とする。
上記課題を解決するバニシング工具は、前記バニシング工具用の押圧部材と、前記先端加工部の先端面が前記工作物に圧接するよう前記押圧部材を前記圧接方向に押圧する押圧手段を有した工具本体と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、従来のようにバニシング工具の加工部の頂点を工作物の1点を狙って接触させる、点と点の圧接ではなく、加工部の線状の先端を工作物の1点を狙って接する、線と点の圧接となる。このため、バニシング工具の加工部は、その線状の先端のいずれかの位置で工作物と接すればよく、従来のように点と点を合わせるような高精度の位置合わせは必要ない。また、線状の先端の一部に摩耗が生じたとしても、摩耗した位置からずらして工作物に接するようにすれば、継続して使用することができる。
本発明の第一実施例に係るバニシング工具の平面図。 図1のA−A断面図。 図2の部分拡大図。 図1の先端加工部と工作物とを示した斜視図。 図4の先端加工部による工作物の加工状態を示した側面図。 図4の先端加工部による工作物の加工状態を示した平面図。 図4の先端加工部に摩耗があるときの工作物の加工状態を示した側面図。 図4の先端加工部によって角部を有する工作物を加工する状態を示した平面図。 先端加工部の第一変形例を示した斜視図。 図9の先端加工部による工作物の加工状態を示した側面図。 先端加工部の第二変形例を、図5及び図10と同様の工作物の加工状態にて示した側面図。 本発明の第二実施例に係るバニシング工具を、図1のA−A断面と同じ断面にて示した図。 従来のバニシング工具の先端加工部の斜視図。 図13の先端加工部による工作物の加工状態を示した側面図。
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。
バニシング工具1は、図1及び図2に示すように、押圧部材(即ち、バニシング工具用の押圧部材)2と、その押圧部材2を押圧する押圧手段3を有した工具本体10と、を備える。押圧部材2は、その先端に先端加工部20を有する。先端加工部20は、工作物W(図4参照)に対し圧接する。押圧手段3は、その先端加工部20の先端20apが工作物Wに圧接するよう押圧部材2を圧接方向Yに押圧する。工作物Wは、所定の回転軸線1xの周りを回転する。先端加工部20は、工作物Wとの圧接状態で、その回転軸線1xの方向へスライドする。回転する工作物Wとの圧接と、その圧接状態での工作物Wに対するスライド移動とにより、工作物Wの凹凸ある外周表面は、その凸部が潰れて凹部が埋まる塑性変形が生じ、平滑化されていく。
押圧部材2は、バニシング工具1の先端となる圧接方向Yの前端の先端加工部20と、その後方にて段差を形成する形で拡径するフランジ状の中間部21と、その後方にて工具本体10に組み付けられる後端部22と、を有する。
押圧手段3は、押圧部材2を圧接方向Yに付勢する付勢部材3であり、工具本体10に着脱可能に取り付けられる。押圧手段3は、例えば弾性部材であるバネ部材3とすることができる。ここでは押圧手段3は圧縮バネである。
工具本体10は、図2に示すように、押圧部材2を着脱可能に保持する保持部5と、押圧部材2が工作物Wに向かう圧接方向Yへの移動をガイドするガイド部6と、押圧部材2を圧接方向Yの後方側から前方側へと付勢するバネ部材3と、バネ部材3を圧接方向Yの逆側で支持する支持部8と、図示しない加工機に取り付けられる加工機取付部7と、を有する。ここでの支持部8及び加工機取付部7は、それらを一体に備える加工機取付部材(いわゆるシャンク)9の一部である。
保持部5は、圧接方向Yに軸線1yを有する柱状の保持部材(ここでは円柱状部材)をなす。保持部5の圧接方向Yの前端部には、押圧部材2を嵌挿する嵌挿部51が設けられる。他方、保持部5の圧接方向Yの後端部には、バネ部材3を収容する収容部52が設けられる。収容部52は、収容したバネ部材3から圧接方向Yに向かう付勢力を受ける。
嵌挿部51は、図3に示すように、圧接方向Yの前端面51aに開口を有する有底筒状の凹部である。ここでの嵌挿部51は、前端面51aに対し押圧部材2においてフランジ状に突出する中間部21を当接させる形で、押圧部材2の後端部22を嵌挿する。
保持部5と押圧部材2とは抜け止め部材50によって抜け止め状態に保持される。ここでの抜け止め部材50はネジ部材である。保持部5は、嵌挿部51の筒状部分の内外を貫通する雌ネジ孔51hを有し、他方、押圧部材2は、後端部22にその雌ネジ孔51hと連通する凹部22hを有する。凹部22hは、円柱状の後端部22の外周部の一部がカットされた平坦面(即ち、Dカット面)25を底面として有する凹形状をなし、ネジ部材をなす抜け止め部材50は、雌ネジ孔51hに螺合する形で奥へと進入し、その先端を上記平坦面(即ち、Dカット面)25に押し付けた状態となる。これにより、保持部5は、押圧部材2を圧接方向Yへの抜けを阻止した抜け止め状態で保持する。なお、この抜け止め状態は、保持部5と押圧部材2との双方の軸線1y(工具軸線1yともいえる)の周りとなる周方向の位置決め状態でもあり、保持部5と押圧部材2との軸線1y周りの相対回転を阻止している。ネジ部材である抜け止め部材50を緩めれば、押圧部材2を保持部5から取り外すことができ、押圧部材2を交換できる。
ガイド部6は、保持部5の移動をガイドする筒状のガイド部材である。ガイド部6は、圧接方向Yの後端部62が、支持部8の圧縮方向Yの前端外周部82の内側に嵌挿されるとともに、圧接方向Yの後端側でフランジ状に突出する後端側外周部63が、支持部8の前端外周部82に対しボルト等の締結部材80により固定されて、加工機取付部材9(図2参照)と一体化される。
また、筒状をなすガイド部6の内側には、互いの軸線を一致させる形で柱状の保持部5が配置され、保持部5の圧接方向Yの往復移動をガイドする。一方、ガイド部6は、抜け止め部材をなすピン(ここでは貫通部材ともいえる)60によって、その保持部5を圧接方向Yへの抜けを阻止した抜け止め状態に保持する。ここでのガイド部6は、内外を貫通するピン挿通部(ここではピン挿通孔)61h,61hを有し、他方、保持部5も、それらピン挿通部61h,61hと連通するピン挿通部(ここではピン挿通孔)52hを有する。ピン60は、それらピン挿通部61h,52h,61hの全てに挿通された状態で配置され、これにより保持部5とガイド部6とが抜け止め状態となる。なお、この抜け止め状態は、保持部5とガイド部6との軸線1yの周りとなる周方向の位置決め状態でもあり、保持部5とガイド部6との軸線1y周りの相対回転を阻止している。
また、保持部5のピン挿通部52hは、内部に貫通配置されたピン60の圧接方向Yへの相対移動を禁止する形状をなす。ここでのピン挿通部52hは、ピン60に対応する形状の貫通孔、具体的にいえばピン60と同形状の貫通孔をなす。これにより、保持部5は、ピン60と一体となる形で、ガイド部6内を圧接方向Yに往復移動する。他方、ガイド部6のピン挿通部61h,61hは、内部に貫通配置されたピン60の圧接方向Yへの相対移動を、所定区間61dにおいて許容する形状をなす。ここでのピン挿通部61h,61hは、圧接方向Yを長手方向とする長孔形状(図1参照)をなす。これにより、保持部5は、ガイド部6に対しその内部を圧接方向Yに往復移動できる。ただし、保持部5は、ピン60と一体に移動するため、その移動可能区間は、長孔形状をなすピン挿通部61h,61hの長手方向における孔幅区間61dのみに規制される。
収容部52は、圧接方向Yの後端面52aに開口する有底筒状の凹部であり、バネ部材3の圧接方向Yの前端側を収容する。収容部52は、収容したバネ部材3の外周方向への位置ずれを規制するとともに、バネ部材3に接してその付勢力を受ける。一方で、支持部8は、バネ部材3の圧接方向Yの後端側に位置して、バネ部材3の圧縮を支持する。ここでの支持部8は、圧接方向Yの前端面81aに開口する有底筒状の凹部をなす収容部81を有し、バネ部材3の圧接方向Yの後端側を収容する。収容部81は、収容したバネ部材3の外周方向への位置ずれを規制するとともに、バネ部材3に接してその付勢力を支持する。圧縮バネであるバネ部材3は、前端側の保持部5と後端側の支持部8との間に形成される収容空間4内で、所定量の圧縮状態で収容される。バネ部材3は、その圧縮により生じる付勢力で保持部5を圧接方向Yに向けて押し付ける。収容空間4は、バネ部材3の圧縮量に応じてその容積が変化するため、支持部8には、収容空間4と外部とを連通させる通気孔40が設けられている。
バネ部材3の付勢力は、前端側の保持部5と後端側の支持部8とがより接近して、バネ部材3の圧縮量が増すほど大きくなり、これに伴い押圧部材2による工作物Wへの押圧力も大きくなる。つまり、バネ部材3の圧縮量が増すほど、押圧部材2が工作物Wを圧接するときに予め設定される予圧が増大する。この予圧は作業者によって調整することが可能である。以下、その予圧調整について説明する。
バネ部材3の圧縮量は、保持部5と支持部8との距離に応じて決定される。また、この距離は、保持部5と一体に移動するピン60が、ガイド部6の長孔形状をなすピン挿通部61h、61hの孔幅区間61d内のどの位置に保持されているかで決定される。したがって、押圧部材2が工作物Wを圧接するときの予圧は、このピン60の保持位置により決定される。
ここでのピン60は、その端部(ピン端部)60Aがガイド部6のピン挿通孔61h、61hから外部に突出している。一方、ガイド部6には、その外周上を圧接方向Yに往復移動可能な環状部材(ピン移動規制部材ともいえる)70が配置される。そして、この環状部材70は、ガイド部6のピン挿通孔61h、61h上に重なって位置することで、圧接方向Yに付勢されるピン60の端部60Aに対し当接し、ピン60の圧接方向Yへの移動を規制し、ピン60をその当接位置に保持する。つまり、環状部材70の位置を調整することにより、ピン挿通部61h,61hの孔幅区間61dの任意の位置に、ピン60を位置保持できる。このように、保持部5と一体に移動するピン60と、ピン挿通孔61h、61hが設けられたガイド部6と、環状部材70とが、予圧の調整手段として機能している。
なお、ここでの環状部材70は、内周面に雌ネジが形成されたリングネジであり、ガイド部6には、その雌ネジに螺挿する雄ネジが外周面に形成されている。環状部材70は、ガイド部6を内側に螺挿する形で、ガイド部6の外周上を圧接方向Yに往復移動できる。また、環状部材70は、バネ部材3の付勢力により、自身のネジ山をガイド部6のネジ山に押し付けた押付状態で位置保持されている。ここでの環状部材70は、ガイド部6上で圧接方向Yに隣接する形で複数設けられることで、圧接方向Yへの位置ずれを抑制している。
本実施例のバニシング工具1は、その先端加工部20の先端面形状(即ち加工面形状)に特徴を有する。
工作物Wは、図5に示すように所定の回転軸線1xの周りを回転する。バニシング工具1の先端加工部20は、回転する工作物Wの回転軸線1xに向かう方向(即ち圧接方向Y)に先端20apを接近させて圧接する。そして、先端加工部20は、図6に示すように、この圧接状態で回転軸線1xの方向(以下、回転軸線方向1xともいう)へスライドする。これにより、工作物Wの外周表面を塑性変形させる形で平滑化していく。
先端加工部20の先端20apは、図5に示すように、回転する工作物Wに対しその回転軸線方向1xと圧接方向Yとの双方に対し直交する直交方向1zにおいて所定長さZaを有する。また、その先端20apの所定長さZaの区間は、図5のように回転軸線方向1xの一方の側から見た場合に、直交方向1zの一方の側(図5の上側)から他方の側(図5の下側)に向かって直線状をなす。さらにいえば、ここでの先端20apは、所定長さZaの区間が直交方向1zにおいて直線状に延出する形状をなしている。
このため、先端加工部20と、回転する工作物Wとの圧接は、先端加工部20の先端20apの直線と、工作物Wの点とを接近させて接触させる圧接となる。したがって、先端加工部20は、その先端20apの直線区間のいずれかの位置で工作物Wと接すればよく、従来のように点と点を合わせるような高精度の位置合わせは必要ない。
また、直線状の先端20apの一部に摩耗が生じたとしても、図7に示すように、摩耗20uの位置からずらして工作物Wに接するようにすれば、継続して使用することができる。これにより、ダイヤモンド等が用いられる非常に高価な先端加工部を有する押圧部材2を、摩耗が生じるたびに交換する必要が無い。バニシング工具1が取り付けられる加工機(図示なし)には、バニシング工具1(具体的にいえば加工機取付部7)を取り付ける工具取付部が設けられている。作業者は、先端20apの工作物Wに対する直交方向1zにおける圧接位置を調整し、摩耗20uを避けることができる。なお、工具取付部に、直交方向1zにおける先端20apの位置を調整する位置調整機構(位置調整手段ともいえる)を設け、作業者がその位置調整機構を操作することにより、先端20apの工作物Wに対する圧接位置を調整するようにしてもよい。
先端加工部20の先端面20aは、その先端20apから回転軸線方向1xの両側に連続する面であり、少なくとも回転軸線方向1xおける双方の外端部において、外側に向かうほど工作物Wから離間して位置する面形状をなす。ここでの先端面20aは、直交方向1zにおいて直線状をなす先端20apから、回転軸線方向1xの両外側へと連続する面であって、回転軸線方向1xの両外側に向かうほど工作物Wとの離間距離が増すよう湾曲する湾曲面である。さらに具体的にいえば、先端面20aは、回転軸線方向1xにおいて圧接方向Yに突出する円弧形状が、直交方向1zの所定長さZaの区間にかけて連続する面ともいえる。ここでの先端加工部20は、全体がかまぼこ形状をなしている。
また、このような先端20apが直線状の先端加工部20の場合、回転軸線方向1xにおける幅Xaを従来よりも小さくすることが可能である。図13及び図14に示す従来のSR半球状の先端加工部200の場合、工作物Wの回転軸線方向1xにおける幅Xaを小さくすることは、その先端200apが先鋭となることを意味し、その形状は、バニシング工具の加工部よりも切削工具の加工部に近くなる。このため、従来のSR半球状の先端加工部200では、図8のように、角部WAを有する工作物Wに対し、角部WAのぎりぎりまでバニシング加工をしたい場合であっても、角部WAから先端加工部200の半径幅arまでの区間を加工することができなかった。加工できない区間を減じるためには、SR半球状の先端加工部200の径Xaを小さくする他ないが、そうすると上記したように切削工具の加工部に形状が近くなり、バニシングではなく切削が生じ、表面の平滑化ができない。これに対し、本実施例のような先端加工部20の場合、先端20aが工作物Wに対し線接触のような形で接するため、回転軸線方向1xにおける幅Xaを小さくしても切削は生じにくい。よって、ここでの先端加工部20の回転軸線方向1xの長さXaは、先端20apの直交方向1zの長さZaよりも短い。具体的にいえば、長さXaは、1.0mm以上3.0mm以下の極小幅とすることができる。SR半球状の先端加工部200がこの幅の直径を有していた場合には切削が生じる可能性があるが、本実施例では生じない。
また、先端加工部20は、直線状の先端20apが直交方向1zに延出していなければ、その先端20apが工作物Wに対し線接触のような形で接することはできない。このため、工具本体10に押圧部材2を組み付けたときの先端加工部20の先端20apの延出方向の把握は、非常に重要となる。ここでは、ガイド部6と保持部5のピン挿通部61h,52h,61h内に配置されたピン60の挿通方向(即ち、ピン挿通方向)と、直交方向1zとが一致しており、ピン挿通部61h,52h,61hにピン60が挿通されて保持部5が組み付けられていれば、先端加工部20の先端20apの延出方向(直線方向)は、直交方向1zと同じ方向となる。つまり、ピン60の挿通方向と、先端加工部20の先端20apの延出方向とが同じであるから、ピン60の挿通方向から先端加工部20の先端20apの延出方向を直感的に把握しやすい。仮にバニシング工具1を軸線1yの周りに回転させて使用するような場合であっても、ピン60の挿通方向を見れば、先端加工部20の先端20apの延出方向はすぐに把握できる。
以上、本発明の一実施例を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、追加及び省略等の種々の変更が可能である。
以下、上記実施例とは異なる別の実施例や変形例について説明する。なお、上記実施例と共通の機能を有する部位には同一符号を付して詳細な説明を省略する。また、上記実施例と下記例とは、技術的な矛盾を生じない範囲において適宜組み合わせて実施できる。
上記実施例の先端加工部20は、かまぼこ形状をなしているが、回転する工作物Wに対し線接触のような形で接する形状であれば、他の形状であってもよい。
例えば図9及び図10に示すように、先端加工部20の先端面20aは、圧接方向Y(工具軸線1y)と回転軸線方向1xとの双方に対する直交方向1zにおいて所定長さZaを有するとともに、その所定長さZaの区間はその直交方向の一方の側から他方の側に向かって直線状をなす形で、回転軸線方向1xの両外側へと連続する平坦面とすることができる。図9及び図10の場合、先端加工部20の先端面20aは、所定長さZaの区間が直交方向に対し直線状をなす形で回転軸線方向1xの両外側へと連続する平坦面となっている。なお、先端面20aは、中心部をなす平坦面に対しその外周側に位置する外周部(外端部ともいえる)が外側に向かうほど工作物Wから離間して位置する面取り形状をなす。この面取り形状は、湾曲面形状(即ち、R形状)をなすことが望ましい。
また、図11に示すように、先端加工部20の先端20apは、直交方向1zにおいて所定長さを有するとともに、その所定長さZaの区間は、前記回転軸線方向1xの一方の側から見た場合に、直交方向1zの一方の側から他方の側に向かって、工作物Wの回転半径よりも曲率半径が大きい凹曲線状をなすものでもよい。さらにいえば、先端加工部20の先端面20aは、直交方向1zにおいて所定長さZaの区間がその凹曲線状をなす形で回転軸線方向1xの両外側へと連続する凹状湾曲面であってもよい。
なお、上記先端加工部20の先端20apは、直交方向1zにおいて所定長さZaを有するとともに、その所定長さZaの区間が、回転軸線方向1xの一方の側から見た場合に、直交方向1zの一方の側から他方の側に向かう直線状や上述の凹曲線状をなしていればよい。この形状には、先端20apの所定長さZaの区間が直交方向1zに対し傾斜した形状や、先端面20aを圧接方向Yの正面側から見た場合に先端20apが直線状ではない形状等も含まれる。
また、上記実施例の環状部材70に代わって、スペーサ700を配置することもできる。スペーサ700は、例えば図12に示すようなガイド部6を内側に嵌挿する筒状部材とすることができる。スペーサ700は、圧接方向Yにおいて所定の長さ700dを有しており、ピン挿通部61h,61hに対し一定長さ重なって、ピン60の移動可能範囲を減少させる。ただし、スペーサ700を用いる場合、スペーサ700の圧接方向Yへの移動を規制するスペーサ移動規制部材が必要となる。図12の場合、スペーサ移動規制部材は、ガイド部6の外周を取り囲むように配置されるスペーサ700の圧接方向Yの前方側に、同様にガイド部6の外周を取り囲むように配置される押さえ部材701である。ここでの押さえ部材701は、ガイド部6に対し着脱可能に固定されている。具体的にいえば、押さえ部材701は、ガイド部6の外周を取り囲む後端筒状部712と、ガイド部6の圧接方向Yの前端と当接するとともに保持部5が貫通する前端環状部711と、を有しており、その前端環状部711に対しボルト等の締結部材702によってガイド部6に対し固定されている。
スペーサ700は、長さ700dが異なる複数種のものが用意されており、必要な予圧に応じて交換して使用される。一定の長さ700dを有するスペーサ700は、押さえ部材701が存在することで位置ずれの心配が無く、常に一定の予圧を設定することができる。スペーサ700と押さえ部材701とがピン移動規制部材として機能し、予圧の調整手段としての役割も果たす。また、押圧部材2が工作物に対して連続的に圧接するのではなく、断続的に圧接する場合には、その時の押圧部材2の突出量を規制する突出量規制手段としての役割も果たす。なお、図3の環状部材70もこの突出量規制手段としての役割を果たす。
1 バニシング工具
10 工具本体
2 押圧部材(バニシング工具用の押圧部材)
3 押圧手段(バネ部材)
5 保持部
6 ガイド部
8 支持部
70 環状部材
700 スペーサ
701 押さえ部材
20 先端加工部
20a 先端加工部の先端面
20ap 先端加工部の先端
W 工作物
Y 圧接方向

Claims (13)

  1. 所定の回転軸線周りを回転する工作物に対して圧接可能な先端加工部を有し、前記回転軸線方向へのスライドに伴い前記工作物の外周表面を塑性変形させる形で平滑化するバニシング工具用の押圧部材であって、
    前記工作物に圧接される前記先端加工部の先端が、その工作物に対する圧接方向と前記回転軸線方向との双方に対する直交方向において所定長さを有するとともに、その先端の所定長さの区間は、前記回転軸線方向の一方の側から見た場合に、前記直交方向の一方の側から他方の側に向かう直線状、又は前記工作物の回転半径よりも曲率半径が大きい凹曲線状をなすことを特徴とするバニシング工具用の押圧部材。
  2. 前記先端加工部の前記回転軸線方向の長さは、前記先端加工部の先端の前記直交方向の長さよりも短い請求項1に記載のバニシング工具用の押圧部材。
  3. 前記先端加工部の先端面は、少なくとも前記回転軸線方向おける双方の外端部において、外側に向かうほど前記工作物から離間して位置する形状をなす請求項1又は請求項2に記載のバニシング工具用の押圧部材。
  4. 前記先端加工部の先端面は、前記直交方向において直線状をなす形で前記先端から前記回転軸線方向の両外側へと連続する面であり、かつ前記先端から前記回転軸線方向の両外側に向かうほど前記工作物との離間距離が増すよう湾曲する湾曲面をなす請求項3に記載のバニシング工具用の押圧部材。
  5. 前記先端加工部の先端面は、前記直交方向において直線状をなす形で前記回転軸線方向の両外側へと連続する平坦面をなす請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のバニシング工具用の押圧部材。
  6. 前記先端加工部の先端面は、前記直交方向において前記凹曲線状をなす形で前記回転軸線方向の両外側へと連続する湾曲面をなす請求項1又は請求項2に記載のバニシング工具用の押圧部材。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のバニシング工具用の押圧部材と、前記押圧部材における前記先端加工部の先端面が前記工作物に圧接するよう前記押圧部材を前記圧接方向に押圧する押圧手段を有した工具本体と、を備えることを特徴とするバニシング工具。
  8. 前記工具本体は、
    前記押圧部材を先端に取り付けて保持する保持部と、
    前記押圧手段として、前記保持部を前記圧接方向の後方側から前方側へと付勢する付勢手段と、
    前記保持部の前記圧接方向への移動をガイドするガイド部と、を有する請求項7に記載のバニシング工具。
  9. 前記ガイド部は、前記保持部の外周を取り囲む筒状部材であり、前記保持部及び前記ガイド部には、それら双方を貫通する形でピンが配置されており、それら双方の軸線周りの相対回転が阻止される一方で、
    前記保持部のピン挿通部は、内部に配置された前記ピンの前記圧接方向への相対移動を禁止する形状をなし、他方、前記ガイド部のピン挿通部は、内部に配置された前記ピンの前記圧接方向への相対移動を所定区間において許容する長孔形状をなしており、前記保持部は、筒状の前記ガイド部に対しその内部を前記ピンと一体をなす形で、前記ピンが移動可能な前記所定区間に対応する区間を、前記圧接方向に移動可能とされている請求項8に記載のバニシング工具。
  10. 前記ガイド部と前記保持部との双方に設けられたピン挿通部のピン挿通方向と、前記直交方向とが一致する請求項9に記載のバニシング工具。
  11. 前記付勢手段は、前記工具本体をなす前記圧接方向の前方側の前記保持部と前記圧接方向の後方側の支持部との間で、前記圧接方向に圧縮配置される圧縮バネであり、それら保持部と支持部との距離に応じた圧縮量により定められる付勢力で、前記保持部と一体に移動する前記ピンを、前記ガイド部のピン挿通部の前記所定区間において前記圧接方向の前端側に押し付けて位置保持するものであり、そのピンの保持位置により、前記押圧部材が前記工作物を圧接するときの予圧が決定される一方、
    前記ピンは、そのピン端部が前記ガイド部のピン挿通孔から外部に突出し、
    前記ガイド部には、その外周上を前記圧接方向に往復移動可能なピン移動規制部材が配置され、
    前記ピン移動規制部材は、前記ガイド部のピン挿通孔に重なる形で配置された場合に、前記ピン端部に対し前記圧接方向の前方側から当接して、その当接位置に前記ピンを位置保持させることにより、前記所定区間内における前記ピンの保持位置を調整する請求項9又は請求項10に記載のバニシング工具。
  12. 前記ピン移動規制部材は、外周に雄ネジが形成された前記ガイド部を螺挿する形で当該ガイド部上を前記圧接方向に往復移動可能となるよう、内周に雌ネジが形成された複数の環状部材である請求項11に記載のバニシング工具。
  13. 前記ピン移動規制部材は、前記ガイド部を嵌挿する筒状のスペーサと、前記スペーサの前記圧接方向の前方側に位置して当該スペーサの前記圧接方向への移動を規制するよう前記ガイド部に組み付けられるスペーサ移動規制部材と、である請求項11に記載のバニシング工具。
JP2016099200A 2016-05-18 2016-05-18 バニシング工具 Active JP6710576B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016099200A JP6710576B2 (ja) 2016-05-18 2016-05-18 バニシング工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016099200A JP6710576B2 (ja) 2016-05-18 2016-05-18 バニシング工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017205827A true JP2017205827A (ja) 2017-11-24
JP6710576B2 JP6710576B2 (ja) 2020-06-17

Family

ID=60415252

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016099200A Active JP6710576B2 (ja) 2016-05-18 2016-05-18 バニシング工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6710576B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110695808A (zh) * 2019-11-15 2020-01-17 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 一种单轴抛光机构
US11154962B2 (en) 2017-05-31 2021-10-26 Sugino Machine Limited Burnishing tool

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4118846A (en) * 1975-12-11 1978-10-10 Autospin, Inc. Burnishing attachment
JPS63156655A (ja) * 1986-12-19 1988-06-29 Fuji Photo Film Co Ltd バ−ニツシユ用ブレ−ド
JP3522142B2 (ja) * 1999-02-08 2004-04-26 ダイハツ工業株式会社 ポイントバニッシング工具
JP2008246590A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Sugino Mach Ltd 平面用バニシング工具およびバニシング加工方法
JP2013202733A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Institute Of National Colleges Of Technology Japan 切削摩擦加工用チップ
US20150343597A1 (en) * 2012-12-17 2015-12-03 Aktiebolaget Skf Method for machining a surface region of a rolling bearing ring, and rolling bearing ring and rolling bearing
WO2017148588A1 (de) * 2016-03-04 2017-09-08 Baublies Ag Glättwerkzeug

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4118846A (en) * 1975-12-11 1978-10-10 Autospin, Inc. Burnishing attachment
JPS63156655A (ja) * 1986-12-19 1988-06-29 Fuji Photo Film Co Ltd バ−ニツシユ用ブレ−ド
JP3522142B2 (ja) * 1999-02-08 2004-04-26 ダイハツ工業株式会社 ポイントバニッシング工具
JP2008246590A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Sugino Mach Ltd 平面用バニシング工具およびバニシング加工方法
JP2013202733A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Institute Of National Colleges Of Technology Japan 切削摩擦加工用チップ
US20150343597A1 (en) * 2012-12-17 2015-12-03 Aktiebolaget Skf Method for machining a surface region of a rolling bearing ring, and rolling bearing ring and rolling bearing
WO2017148588A1 (de) * 2016-03-04 2017-09-08 Baublies Ag Glättwerkzeug

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11154962B2 (en) 2017-05-31 2021-10-26 Sugino Machine Limited Burnishing tool
CN110695808A (zh) * 2019-11-15 2020-01-17 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 一种单轴抛光机构

Also Published As

Publication number Publication date
JP6710576B2 (ja) 2020-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8241093B2 (en) Precision guiding device in a machine for machining cylindrical components
KR101201251B1 (ko) 펀칭기기의 바이어싱 어셈블리
US10414024B2 (en) Tool holder, polishing tool, polishing tool unit, and method of adjusting protruding amount of grinding member
EP3156144B1 (en) Pipe-bending mold unit
CN105102145B (zh) 冲压设备
JP4844210B2 (ja) 切削工具及び仕上切刃の突出量補正方法
CN108778582B (zh) 切削工具
KR102226391B1 (ko) 버니싱 공구
JP2017205827A (ja) バニシング工具用の押圧部材及びバニシング工具
WO2010101094A1 (ja) パンチ金型
JP7463454B2 (ja) 調整可能なパンチ本体組立体
JP2006297466A (ja) パンチ金型
US10675667B2 (en) Pipe bend die unit
KR20200036878A (ko) 절삭 공구 및 조절 장치가 장착된 절삭 공구를 위한 조절 장치
JP4955376B2 (ja) パンチング金型
JP2022108609A (ja) 工具本体
JP7471404B2 (ja) パンチング装置
JP2748846B2 (ja) 切削工具
CN216632723U (zh) 铣刀装置
JP2019034365A (ja) 工具ボデー
JP2008000830A (ja) 球面カッタ用インサート及びインサート着脱式球面カッタ
KR102207808B1 (ko) 위치 보정 기능 구비 작업 기계
JP2023008636A (ja) クランプ装置
US10271860B2 (en) Tap guide device and systems and methods for using same
JP2008006568A (ja) インサート着脱式球面カッタ及び球面カッタ用インサート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200414

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200525

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200527

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6710576

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250