JP2017205332A - 脈波計測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】脈波センサにおけるゲインを適切に制御できる脈波計測装置を提供すること。【解決手段】脈波計測装置1は、脈波信号の振幅がゲイン変更条件を充足するか否かを判断し、充足する場合、ゲインを変更する。脈波計測装置は、振幅記憶ユニット9、モード進行ユニット15を備える。振幅記憶ユニット9は、一連の順番が付された複数のゲイン変更条件を記憶している。モード進行ユニット15は、モード進行条件を充足すると判断した場合、ゲイン変更条件を、順番が1つ後のゲイン変更条件に変更する。ゲイン変更条件は、X1個の振幅のうち、Y1個以上の振幅が、上限値U1を超えるか、下限値L1を下回るという条件である。設定されているゲイン変更条件の順番が後であるほど、X1が大きい。【選択図】 図2

Description

本発明は脈波計測装置に関する。
従来、脈波センサを用いて、被験者の脈波信号を取得する脈波計測装置が知られている。脈波計測装置は、取得した脈波信号を用いて血圧等を演算する。脈波信号の信号レベルは変動することがある。そのため、脈波計測装置は、脈波センサにおけるゲインを制御する。この技術は特許文献1に開示されている。
特許第3584140号公報
ゲインの制御方法として、以下の方法が考えられる。所定時間の脈波信号を取得し、その脈波信号における振幅を算出する。そのように算出した振幅を複数蓄積し、蓄積した複数の振幅に基づいてゲインを制御する。
上記の方法の場合、蓄積する振幅の数が多いと、必要な数の振幅が蓄積されるまでに長時間を要する。その結果、脈波信号の信号レベルに応じてゲイン制御を行うタイミングが遅れてしまう。一方、蓄積する振幅の数が少ないと、短時間の外乱等に起因して、本来は不要なゲイン制御を行ってしまう。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであり、脈波センサにおけるゲインを適切に制御できる脈波計測装置を提供することを目的としている。
本発明の脈波計測装置(1)は、脈波センサ(23)を用いて脈波信号を取得する信号取得ユニット(7)と、前記信号取得ユニットにより取得した前記脈波信号の振幅を記憶する振幅記憶ユニット(9)と、前記振幅記憶ユニットに記憶された前記振幅が、設定されているゲイン変更条件を充足するか否かを判断するゲイン判断ユニット(11)と、前記ゲイン変更条件を充足すると前記ゲイン判断ユニットが判断した場合、前記脈波センサにおけるゲインを変更するゲイン変更ユニット(13)とを備える。
本発明の脈波計測装置は、さらに、一連の順番が付された複数の前記ゲイン変更条件を記憶した条件記憶ユニット(5)と、前記振幅記憶ユニットに記憶された前記振幅が予め設定されたモード進行条件を充足するか否かを判断するモード進行判断ユニット(15)と、現時点における前記ゲイン変更条件の前記順番が最後ではなく、前記モード進行条件を充足すると前記モード進行判断ユニットが判断した場合、前記ゲイン判断ユニットが使用する前記ゲイン変更条件を、現時点における前記ゲイン変更条件よりも、前記順番が1つ後の前記ゲイン変更条件に変更するモード進行ユニット(15)とを備える。
前記ゲイン変更条件は、前記振幅記憶ユニットに記憶された最新のX個の前記振幅のうち、Y個以上の前記振幅が、上限値Uを超えるか、下限値Lを下回るという条件であって、前記順番が後であるほど、前記Xが大きい。
前記モード進行条件は、前記振幅記憶ユニットに記憶された最新のX個の前記振幅のうち、Y個以上の前記振幅が、そのままの値で、又は、前記ゲイン変更ユニットによる変更後の前記ゲインで補正された値で、上限値U以下であり、且つ、下限値L以上であるという条件であって、現時点で設定されている前記ゲイン変更条件における前記順番が後であるほど、前記Xが大きい。
、Y、X、Yは自然数であり、U、L、U、Lは0以上の実数である。XはY以上であり、XはY以上である。UはL以上であり、UはL以上である。
本発明の脈波計測装置によれば、ゲイン制御のタイミングが過度に遅くなることを抑制できる。また、本発明の脈波計測装置によれば、短時間の外乱等に起因して、本来は不要なゲイン制御を行ってしまうことを抑制できる。
なお、この欄及び特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
脈波計測装置1の構成を表すブロック図である。 脈波計測装置1の機能的構成を表すブロック図である。 脈波計測装置1が実行する処理の全体を表すフローチャートである。 脈波計測装置1が実行するモード設定処理を表すフローチャートである。 バッファB1〜B10の構成を表す説明図である。 モード1〜3におけるゲイン変更条件及びゲイン変更範囲を表す説明図である。 1−2進行条件、2−3進行条件、及び3−2退行条件を表す説明図である。 入力データ1と、入力データ1に対しゲイン制御を行った脈波信号とを表す説明図である。 入力データ2と、入力データ2に対しゲイン制御を行った脈波信号とを表す説明図である。 入力データ3と、入力データ3に対しゲイン制御を行った脈波信号とを表す説明図である。 待機時間と、予測推定時間との関係を表すグラフである。
本開示の実施形態を図面に基づき説明する。
<第1実施形態>
1.脈波計測装置1の構成
脈波計測装置1の構成を図1、図2に基づき説明する。脈波計測装置1は、CPU3と、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ(以下、メモリ5とする)と、を有する周知のマイクロコンピュータを中心に構成される。脈波計測装置1の各種機能は、CPU3が非遷移的実体的記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。この例では、メモリ5が、プログラムを格納した非遷移的実体的記録媒体に該当する。また、このプログラムの実行により、プログラムに対応する方法が実行される。なお、脈波計測装置1を構成するマイクロコンピュータの数は1つでも複数でもよい。
脈波計測装置1は、CPU3がプログラムを実行することで実現される機能の構成として、図2に示すように、信号取得ユニット7と、振幅記憶ユニット9と、ゲイン判断ユニット11と、ゲイン変更ユニット13と、モード設定ユニット15と、補正ユニット17と、装着検出ユニット19と、血圧演算ユニット21と、表示・通信ユニット22と、を備える。脈波計測装置1を構成するこれらの要素を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その一部又は全部の要素を、論理回路やアナログ回路等を組み合わせたハードウェアを用いて実現してもよい。モード設定ユニット15は、モード進行判断ユニット、モード進行ユニット、モード退行判断ユニット、モード退行ユニット、飽和判断ユニット、及び禁止ユニットに対応する。
脈波計測装置1は、脈波センサ23、ディスプレイ25、及び通信装置27と組み合わせて使用することができる。これらの構成を説明する。脈波センサ23は被験者37における身体の一部に装着可能である。身体の一部として、例えば手首、指先等が挙げられる。脈波センサ23は、LED29、PD31、ノイズフィルタ33、及び増幅回路35を備える。
LED29は発光ダイオードである。LED29は、被験者37の皮膚に対して可視光の光を照射する。この光の波長は、5000Å〜7000Åである。LED29が照射した光の一部は皮膚の毛細血管内において反射される。
PD31はフォトダイオードである。PD31は、LED29が照射した光のうち、毛細血管内で反射された光を受光し、電気信号として取り出す。取り出した電気信号は、被験者37の脈波を反映して変動する脈波信号である。
ノイズフィルタ33は、脈波信号におけるノイズを除去する。増幅回路35は、ノイズを除去した後の脈波信号を増幅する。脈波センサ23は、増幅された脈波信号を、脈波計測装置1に出力する。脈波センサ23におけるゲインは、LED29の光量と、増幅回路35における増幅率とにより決まる。LED29の光量が大きいほど、ゲインは高くなる。また、増幅回路35における増幅率が大きいほど、ゲインは高くなる。LED29の光量及び増幅回路35における増幅率は、脈波計測装置1により制御される。すなわち、脈波センサ23のゲインは、脈波計測装置1により制御される。
ディスプレイ25は、脈波計測装置1から出力された情報に応じて画像を表示する。通信装置27は、脈波計測装置1から出力された情報を外部機器に向けて送信する。
2.脈波計測装置1が実行する処理
脈波計測装置1が実行する処理を、図3〜図7に基づき説明する。図3に示す処理は、脈波計測装置1の電源をオンにしたときに実行される。図3のステップ1では、脈波センサ23が被験者37に装着されているか否かを装着検出ユニット19が判断する。装着検出ユニット19は、脈波センサ23が出力する脈波信号における信号レベルの大きさに基づき、脈波センサ23が被験者37に装着されているか否かを判断する。脈波センサ23が被験者37に装着されていると判断した場合はステップ2に進み、装着されていないと判断した場合はステップ1の前に戻る。
ステップ2では、モード設定ユニット15が初期設定を行う。初期設定とは、脈波センサ23のゲインを初期値にするとともに、モードとして、モード1を設定する処理である。ゲインの初期値は、過去に、脈波計測装置1の電源をオフにした直前におけるゲインの平均値である。また、ゲインの初期値は固定値であってもよい。
モードとは、図6に示すように、ゲイン変更条件と、ゲイン変更範囲とを規定するものである。ゲイン判断条件とは、それを充足すると、ゲインを変更し、それを充足しないと、ゲインを変更しないという条件である。ゲイン変更範囲とは、ゲインを変更する場合に、許容される変更範囲である。ゲイン変更条件及びゲイン変更範囲の詳細は後述する。
モードには、モード1〜3の3種類がある。モード1〜3は、それぞれ、ゲイン変更条件と、ゲイン変更範囲とを規定している。モード1〜3に付されている1〜3の数字は、一連の順番に対応する。モード1は順番が最先のモードである。モード2、3は、順番が最先ではないモードである。モード3は、順番が最後のモードである。モード1〜3はメモリ5に予め記憶されている。メモリ5は条件記憶ユニットに対応する。
図3に戻り、ステップ3では、前記ステップ1において脈波センサ23を装着していると判断した時点から、所定の待機時間が経過するまで待つ。待機時間は、0.5〜1.5秒間の範囲内の時間である。
ステップ4では、信号取得ユニット7が、脈波センサ23を用いて、脈波信号を取得する。取得する脈波信号の長さは1秒間である。
ステップ5では、振幅記憶ユニット9が、前記ステップ4で取得した脈波信号の振幅を算出し、バッファに記憶する。図5に示すように、メモリ5には、B1〜B10の10個のバッファが設けられている。本ステップ5では、直前のステップ4で取得した脈波信号における振幅をバッファB1に記憶する。それまでバッファB1〜B9に記憶されていた過去の振幅は、それぞれ、バッファB2〜B10に移動する。それまでバッファB10に記憶されていた振幅は消去される。
ステップ6では、モード設定ユニット15がモードを設定する。この処理を図4に基づき説明する。
図4のステップ21では、現時点においてモード1が設定されているか否かを判断する。モード1が設定されている場合はステップ22に進み、モード1が設定されていない場合はステップ25に進む。
ステップ22では、モード1からモード2に進行する条件(以下では1−2進行条件とする)を充足するか否かを判断する。1−2進行条件とは、(1)バッファB1に記憶された最新の1個の振幅が、そのままの値で、2000以下であり、且つ、800以上であるか、あるいは、(2)バッファB1に記憶された最新の1個の振幅を補正すれば、2000以下であり、且つ、800以上とすることができる、という条件である。1−2進行条件は、モード進行条件に対応する。
前記の補正とは、モード1におけるゲイン変更範囲内でゲインを変更し、変更後のゲインで振幅を補正することである。例えば、バッファB1に記憶された最新の1個の振幅が500であるとする。モード1におけるゲイン変更範囲内でゲインを2倍に変更し、変更後のゲインで振幅を補正すると、1000となる。1000は、2000以下であり、且つ、800以上であるから、前記(2)を充足する。
なお、1−2進行条件を充足するか否かの判断に用いられる振幅の個数である1個は、Xに対応する。また、1−2進行条件を充足するために、2000以下であり、且つ、800以上である必要がある振幅の個数である1個は、Yに対応する。また、2000は上限値Uに対応し、800は下限値Lに対応する。
1−2進行条件を充足する場合はステップ23に進み、充足しない場合は、モード1を維持し、モード設定処理を終了する。
ステップ23では、直前の前記ステップ4で取得した脈波信号が、脈波センサ23において飽和しているか否かを判断する。飽和していない場合はステップ24に進む。一方、飽和している場合は、モード1を維持し、モード設定処理を終了する。なお、脈波信号が飽和している場合にモード1を維持することは、モード1からモード2への変更を禁止することに対応する。
ステップ24では、脈波計測装置1において設定するモードを、モード1からモード2に変更する。
前記ステップ21で否定判断した場合はステップ25に進む。ステップ25では、現時点においてモード2が設定されているか否かを判断する。モード2が設定されている場合はステップ26に進み、モード2が設定されていない場合はステップ28に進む。
ステップ26では、モード2からモード3に進行する条件(以下では2−3進行条件とする)を充足するか否かを判断する。2−3進行条件とは、(1)バッファB1〜B3に記憶された最新の3個の振幅のうち、3個全てが、そのままの値で、2500以下であり、且つ、600以上であるか、あるいは、(2)バッファB1〜B3に記憶された最新の3個の振幅のうち、3個全てが、補正すれば、2500以下であり、且つ、600以上とすることができる値である、という条件である。2−3進行条件は、モード進行条件に対応する。
前記の補正とは、モード2におけるゲイン変更範囲内でゲインを変更し、変更後のゲインで振幅を補正することである。例えば、バッファB1〜B3に記憶された最新の3個の振幅の値が、それぞれ500であるとする。モード2におけるゲイン変更範囲内でゲインを1.5倍に変更し、変更後のゲインで振幅を補正すると、3個の振幅はそれぞれ750となる。750は、2500以下であり、且つ、600以上であるから、前記(2)を充足する。
なお、2−3進行条件を充足するか否かの判断に用いられる振幅の個数である3個は、Xに対応する。また、2−3進行条件を充足するために、2500以下であり、且つ、600以上である必要がある振幅の個数である3個は、Yに対応する。また、2500は上限値Uに対応し、600は下限値Lに対応する。
2−3進行条件を充足する場合はステップ27に進み、充足しない場合は、モード2を維持し、モード設定処理を終了する。
ステップ27では、脈波計測装置1において設定するモードを、モード2からモード3に変更する。
前記ステップ25で否定判断した場合はステップ28に進む。ステップ28に進む場合とは、現時点においてモード3が設定されている場合である。
ステップ28では、モード3からモード2に退行する条件(以下では3−2退行条件とする)を充足するか否かを判断する。3−2退行条件とは、バッファB1〜B10に記憶された最新の10個の振幅のうち、7個以上の振幅が、2500を超えるか、600を下回るという条件である。3−2退行条件はモード退行条件に対応する。
なお、3−2退行条件を充足するか否かの判断の対象になる振幅の個数である10個は、Xに対応する。また、3−2退行条件を充足するために、2500を超えるか、600を下回る必要がある振幅の個数である7個は、Yに対応する。また、2500は上限値Uに対応し、600は下限値Lに対応する。
3−2退行条件を充足する場合はステップ29に進み、充足しない場合は、モード3を維持し、モード設定処理を終了する。
図3に戻り、ステップ7では、ゲイン変更条件を充足するか否かをゲイン判断ユニット11が判断する。ここで使用するゲイン変更条件は、前記ステップ6で設定したモードにおいて規定されたゲイン変更条件である。現時点でモード1が設定されている場合のゲイン変更条件は、バッファB1に記憶された最新の1個の振幅が、2000を超えるか、800を下回るという条件である。
なお、ゲイン変更条件を充足するか否かの判断に用いる振幅の個数である1個は、Xに対応する。ゲイン変更条件を充足するために、2000を超えるか、800を下回る必要がある振幅の個数である1個は、Yに対応する。2000は上限値Uに対応し、800は下限値Lに対応する。
また、現時点でモード2が設定されている場合のゲイン変更条件は、バッファB1〜B3に記憶された最新の3個の振幅のうち、2個以上の振幅が、2500を超えるか、600を下回るという条件である。
なお、ゲイン変更条件を充足するか否かの判断に用いる振幅の個数である3個は、Xに対応する。ゲイン変更条件を充足するために、2500を超えるか、600を下回る必要がある振幅の個数である2個は、Yに対応する。2500は上限値Uに対応し、600は下限値Lに対応する。
また、現時点でモード3が設定されている場合のゲイン変更条件は、バッファB1〜B10に記憶された最新の10個の振幅のうち、7個以上の振幅が、2500を超えるか、600を下回るという条件である。
なお、ゲイン変更条件を充足するか否かの判断に用いる振幅の個数である10個は、Xに対応する。ゲイン変更条件を充足するために、2500を超えるか、600を下回る必要がある振幅の個数である7個は、Yに対応する。2500は上限値Uに対応し、600は下限値Lに対応する。モード1〜3におけるX、Y、下限値L、上限値Uを図6に示す。Xの値は、モード1、モード2、モード3の順に大きくなる。
ゲイン変更条件を充足する場合はステップ8に進み、ゲイン変更条件を充足しない場合はステップ10に進む。
ステップ8では、ゲイン変更ユニット13がゲインを変更する。ゲイン変更ユニット13は、バッファB1〜B10に記憶された最新のX個の振幅のうち、なるべく多くの振幅が下限値Lと上限値Uとの間の値となるように、変更後のゲイン決める。よって、ゲイン変更ユニット13は、バッファB1〜B10に記憶された最新のX個の振幅に応じて、ゲインの変更量を調整する。ここで、X、下限値L、上限値Uは、現時点で設定されているモードにより規定される値である。ただし、ゲインの変更量は、モードごとに決められたゲイン変更範囲内に制限される。モードごとに決められたゲイン変更範囲を図6に示す。
ステップ9では、補正ユニット17が、バッファB1〜B10に記憶されている振幅を、前記ステップ8で変更したゲインに応じて補正する。例えば、バッファB1に、振幅の値である1000が記憶されており、前記ステップ9でゲインを2倍に変更したとする。この場合、バッファB1に記憶されている振幅を2000に補正する。なお、これ以降に行う前記ステップ6、7の処理では、補正後の振幅を使用する。
ステップ10では、血圧演算ユニット21が、前記ステップ4で取得した脈波信号を用いて、周知の方法で血圧を演算する。
ステップ11では、表示・通信ユニットが、前記ステップ10で演算した血圧をディスプレイ25に表示する。また、表示・通信ユニットが、前記ステップ10で演算した血圧を、通信装置27を用いて外部機器に送信する。
ステップ12では、脈波センサ23が被験者37から外されたか否かを装着検出ユニット19が判断する。装着検出ユニット19は、脈波センサ23が出力する脈波信号における信号レベルの大きさに基づき、脈波センサ23が被験者37から外されたか否かを判断する。脈波センサ23が被験者37から外されていないと判断した場合はステップ4に戻り、外されたと判断した場合は本処理を終了する。
3.脈波計測装置1が奏する効果
(1A)脈波計測装置1は、モード1が設定されているとき、1−2進行条件が充足されると、新たにモード2を設定する。また、脈波計測装置1は、モード2が設定されているとき、2−3進行条件が充足されると、新たにモード3を設定する。
モード2はモード1に比べて、ゲイン変更条件におけるXが大きい。また、モード3は、モード2に比べて、ゲイン変更条件におけるXが大きい。そのことにより、脈波センサ23におけるゲインをより適切に制御することができる。この効果を、以下の具体例に基づき説明する。
図8における「入力データ1」は、時間の経過とともに振幅が徐々に大きくなる脈波信号である。
図8における「モード3のみ」は、脈波計測装置1と基本的には同様の構成を有するが、モードがモード3に固定された参考例の脈波計測装置に、前記「入力データ1」を入力した場合の脈波信号である。
モード3では、バッファB1〜B10に10個の振幅が蓄積されてから、ゲイン変更条件を充足するか否かを判断するため、ゲイン変更条件を充足すると判断し、ゲインを増加させるタイミングが遅くなってしまう。その結果、振幅が小さい脈波信号が、長時間にわたって現れてしまう。
図8における「モード1〜3」は、脈波計測装置1に、前記「入力データ1」を入力した場合の脈波信号である。脈波計測装置1は、当初は、モード1、2を用いる。モード1、2では、判断対象となる振幅の個数が少ないため、早期に、ゲイン変更条件を充足すると判断し、ゲインを増加させることができる。すなわち、ゲイン制御を行うタイミングが過度に遅くなることを抑制できる。その結果、早期に、脈波信号の振幅を増大させることができる。
図9における「入力データ2」は、脈波信号の計測開始時点から15秒経過すると、短時間の外乱が周期的に重畳された脈波信号である。
図9における「モード1のみ」は、脈波計測装置1と基本的には同様の構成を有するが、モードがモード1に固定された参考例の脈波計測装置に、前記「入力データ2」を入力した場合の脈波信号である。
モード1では、1個の振幅のみに基づき、ゲインを変更するか否かを判断する。そのため、短時間の外乱に応じてゲインを減少させてしまう。その結果、外乱の後の時間帯では、脈波信号の振幅が過度に小さくなってしまう。
図9における「モード1〜3」は、脈波計測装置1に、前記「入力データ2」を入力した場合の脈波信号である。脈波計測装置1は、外乱が現れるときには、モード3を設定している。モード3では10個の振幅に基づき、ゲインを変更するか否かを判断する。そのため、短時間の外乱が現れても、ゲインを減少させにくい。その結果、短時間の外乱に起因して、本来は不要なゲイン制御を行ってしまうことを抑制できる。
脈波計測装置1は、モード1〜3を備えることにより、以下に示すように、2つのモードを備える場合よりも、脈波センサ23におけるゲインを一層適切に制御することができる。
脈波計測装置1は、モード1〜3を備えることにより、例えば、モード1、2のみを備える場合よりも、脈波信号における長期的な安定性を一層確保することができる。それは、モード3において、10個の振幅のうち、7個以上の振幅が所定の値であることに基づき、ゲインを変更するか否かを判断することができるためである。
また、脈波計測装置1は、モード1〜3を備えることにより、例えば、モード1、3のみを備える場合よりも、以下のような状況において、脈波信号を一層適切に制御することができる。上記の状況とは、計測の初期において、脈波信号は不安定であるが、偶然に、モード進行条件を充足し、順番がモード1よりも1つ先のモードに進行した状況である。この状況において、モード1〜3を備えていれば、いきなりモード3に進行するのではなく、モード2に進行する。その結果、いきなりモード3に進行する場合よりも、脈波信号の振幅を短時間で適切に制御できる。
また、脈波計測装置1は、モード1〜3を備えることにより、例えば、モード2、3のみを備える場合よりも、計測の初期において、脈波信号の振幅を短時間で適切に制御できる。それは、計測の初期でのモード1において、1個の振幅の値に基づき、ゲインを変更するか否かを短時間で判断することができるためである。
(1B)2−3進行条件を充足することは、モード2においてゲイン変更条件を充足しないことよりも困難である。すなわち、2−3進行条件を充足する場合は、必ず、モード2においてゲイン変更条件を充足しない。一方、モード2においてゲイン変更条件を充足しない場合でも、2−3進行条件を充足しないことがある。
そのことにより、ゲイン制御の応答性を早くすることができるとともに、ゲインを過剰に制御してしまうことを抑制できる。
(1C)モード2における下限値Lは、モード1における下限値Lより小さい。モード3における下限値Lは、モード2における下限値Lと同じである。モード2における上限値Uは、モード1における上限値Uより小さい。モード3における上限値Uは、モード2における上限値Uと同じである。すなわち、モード1、モード2、モード3と進行するにつれて、上限値Uは、増加するか、同じ値を維持し、下限値Lは、減少するか、同じ値を維持する。
上記のように下限値L及び上限値Uを設定することで、モード1においてゲインを適切に制御しておき、モード2、3におけるゲイン制御を抑制することができる。
(1D)脈波計測装置1は、ゲインの変更量を、予め設定された範囲内で調整可能である。そのことにより、ゲインを一層適切に制御することができる。また、ゲインが過度に変化してしまうことを抑制できる。
(1E)脈波計測装置1は、モード3が設定されているとき、3−2退行条件が充足されると、新たにモード2を設定する。そのことにより、脈波センサ23におけるゲインをより適切に制御することができる。この効果を、以下の具体例に基づき説明する。
図10における「入力データ3」は、脈波信号の計測開始時点から15秒経過すると、振幅が減少した脈波信号である。
図10における「モード3のみ」は、脈波計測装置1と基本的には同様の構成を有するが、モードがモード3に固定された参考例の脈波計測装置に、前記「入力データ3」を入力した場合の脈波信号である。
モード3では、バッファB1〜B10に10個の振幅が蓄積されてから、ゲイン変更条件を充足するか否かを判断するため、ゲイン変更条件を充足すると判断し、ゲインを増加させるタイミングが遅くなってしまう。その結果、「入力データ3」において振幅が減少し始めてから、ゲインを増大させるまでに長時間を要してしまう。
図10における「モード1〜3」は、脈波計測装置1に、前記「入力データ3」を入力した場合の脈波信号である。「入力データ3」において振幅が減少する時点で、脈波計測装置1では、モード3が設定されている。「入力データ3」において振幅が減少し始めると、3−2退行条件が充足され、脈波計測装置1はモード2を設定する。モード2では、判断対象となる振幅の個数が少ないため、早期に、ゲイン変更条件を充足すると判断し、ゲインを増加させることができる。その結果、早期に、脈波信号の振幅を増大させることができる。
(1F)脈波計測装置1は、脈波信号が飽和している場合は、モード1からモード2への進行を禁止する。そのことにより、本来は1−2進行条件を充足しないのに、モード2へ進行してしまうことを抑制できる。
(1G)脈波計測装置1は、ゲインを変更したとき、変更後のゲインに応じて、バッファB1〜B10に記憶されている振幅を補正する。そのことにより、ゲインの変更前に記憶した振幅も、ゲイン充足条件、1−2進行条件、2−3進行条件、及び3−2退行条件の判断に使用することができる。その結果、ゲイン制御やモードの変更を一層早期に行うことができる。
(1H)モード1では、XとYとが等しく、モード2、3では、XがYより大きい。そのことにより、ゲイン制御の応答性を一層早くすることができる。
(1I)1−2進行条件では、XとYとが等しい。また、2−3進行条件でも、XとYとが等しい。そのことにより、モードの変化に対する信頼性を一層高くすることができる。
(1J)脈波計測装置1は、脈波センサ23を被験者に装着したことを検出してから、待機時間が経過してから、脈波信号の取得を開始する。そして、待機時間は、0.5〜1.5秒間の範囲内である。そのことにより、脈波信号において、一定の数の拍を安定して取得するまでの時間を短縮できる。ここで、安定して取得するとは、途中でゲインを変更せずに取得することを意味する。この効果を以下の実験データに基づき説明する。
図11における横軸は、待機時間である。図11における縦軸は、脈波センサ23を装着してから、10拍を安定して取得できるまでの時間(以下では予想推定時間とする)である。複数の被験者について、それぞれ、待機時間を変えながら、予想推定時間を計測した。図11における「平均値」は、複数の被験者における予想推定時間の平均値である。図11に示されているように、待機時間が0.5〜1.5秒間の範囲内であると、他の時間帯に比べて、予想推定時間が短くなった。よって、図11に示す実験結果は、上記の効果を裏付けている。
(1K)脈波計測装置1は、脈波信号を用いて血圧を演算することができる。
<他の実施形態>
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
(1)脈波計測装置1は、ゲインを変更した場合、その時点までにバッファB1〜B10に記憶されていた振幅をリセットし、ゲインを変更した後に記憶された振幅を使用して、ゲイン変更条件、1−2進行条件、2−3進行条件、及び3−2退行条件を判断してもよい。
図10における「モード1〜3(バッファリセット)は、第1実施形態の脈波計測装置1と基本的には同様の構成を有するが、上記のように、ゲインを変更した場合、その時点までに記憶されていた振幅をリセットし、ゲインを変更した後に記憶された振幅を使用して、ゲイン変更条件、1−2進行条件、2−3進行条件、3−2退行条件を判断する脈波計測装置1(以下ではリセットタイプの脈波計測装置1とする)に、前記「入力データ3」を入力した場合の脈波信号である。
リセットタイプの脈波計測装置1は、「モード3のみ」と比べると、早期に、脈波信号の振幅を増大させることができる。
(2)脈波計測装置1が使用するモードの数は、3以外であってもよく、例えば、2、4、5・・・とすることができる。
(3)脈波計測装置1がゲインを変更するときの変化量は固定値であってもよい。
(4)脈波計測装置1は、電源がオンである期間中は、モード3から他のモードにモードを変更しないものであってもよい。脈波計測装置1は、所定の退行条件が充足された場合、モード3からモード1にモードを変更するものであってもよい。脈波計測装置1は、所定の退行条件が充足された場合、モード2からモード1にモードを変更するものであってもよい。
(5)脈波計測装置1は、脈波信号が飽和しているか否かによらず、モードの変更を許可するものであってもよい。
(6)脈波計測装置1は、脈波信号を用いて、血圧以外の状態量を演算する機能を備えていてもよい。また、脈波計測装置1は、脈波信号を、通信装置27を用いて、外部機器に送信してもよい。その外部機器は、送信された脈波信号を用いて、血圧等を演算することができる。
(7)上限値U、U、U、下限値L、L、Lは、初期の値に、1より小さい係数を乗算して算出された値であってもよい。また、脈波信号から算出された振幅に、1より大きい係数を乗算する補正を行ってから、バッファB1〜B10に記憶するようにしてもよい。
こうすることにより、脈波信号から算出された振幅が、真の値より小さい場合でも、その影響を軽減することができる。
(8)脈波センサ23を被験者に装着しているか否かの判断は、他の方法で行ってもよい。例えば、脈波センサ23にタッチセンサを設けておき、そのタッチセンサがオンの状態であれば、脈波センサ23を被験者に装着していると判断してもよい。
(9)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。なお、特許請求の範囲に記載した文言のみによって特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
(10)上述した脈波計測装置の他、当該脈波計測装置を構成要素とするシステム、当該脈波計測装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体、脈波計測方法、血圧推定方法等、種々の形態で本発明を実現することもできる。
1…脈波計測装置、7…信号取得ユニット、9…振幅記憶ユニット、11…ゲイン判断ユニット、13…ゲイン変更ユニット、15…モード設定ユニット、17…補正ユニット、23…脈波センサ

Claims (13)

  1. 脈波計測装置(1)であって、
    脈波センサ(23)を用いて脈波信号を取得する信号取得ユニット(7)と、
    前記信号取得ユニットにより取得した前記脈波信号の振幅を記憶する振幅記憶ユニット(9)と、
    前記振幅記憶ユニットに記憶された前記振幅が、設定されているゲイン変更条件を充足するか否かを判断するゲイン判断ユニット(11)と、
    前記ゲイン変更条件を充足すると前記ゲイン判断ユニットが判断した場合、前記脈波センサにおけるゲインを変更するゲイン変更ユニット(13)と、
    一連の順番が付された複数の前記ゲイン変更条件を記憶した条件記憶ユニット(5)と、
    前記振幅記憶ユニットに記憶された前記振幅が予め設定されたモード進行条件を充足するか否かを判断するモード進行判断ユニット(15)と、
    現時点における前記ゲイン変更条件の前記順番が最後ではなく、前記モード進行条件を充足すると前記モード進行判断ユニットが判断した場合、前記ゲイン判断ユニットが使用する前記ゲイン変更条件を、現時点における前記ゲイン変更条件よりも、前記順番が1つ後の前記ゲイン変更条件に変更するモード進行ユニット(15)と、
    を備え、
    前記ゲイン変更条件は、前記振幅記憶ユニットに記憶された最新のX個の前記振幅のうち、Y個以上の前記振幅が、上限値Uを超えるか、下限値Lを下回るという条件であって、前記順番が後であるほど、前記Xが大きく、
    前記モード進行条件は、前記振幅記憶ユニットに記憶された最新のX個の前記振幅のうち、Y個以上の前記振幅が、そのままの値で、又は、前記ゲイン変更ユニットによる変更後の前記ゲインで補正された値で、上限値U以下であり、且つ、下限値L以上であるという条件であって、現時点で設定されている前記ゲイン変更条件における前記順番が後であるほど、前記Xが大きい脈波計測装置。
    、Y、X、Yは自然数であり、U、L、U、Lは0以上の実数である。XはY以上であり、XはY以上である。UはL以上であり、UはL以上である。
  2. 請求項1に記載の脈波計測装置であって、
    前記条件記憶ユニットは、3以上の前記ゲイン変更条件を記憶している脈波計測装置。
  3. 請求項1又は2に記載の脈波計測装置であって、
    少なくとも1つの前記ゲイン変更条件を、前記順番が1つ後の前記ゲイン変更条件に変更するための前記モード進行条件を充足することは、変更前の前記ゲイン変更条件を充足しないことよりも困難である脈波計測装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の脈波計測装置であって、
    前記順番が進むにつれて、前記上限値Uは、増加するか、同じ値を維持し、前記下限値Lは、減少するか、同じ値を維持する脈波計測装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の脈波計測装置であって、
    前記ゲイン変更ユニットは、前記ゲインの変更量を、予め設定された範囲内で調整可能である脈波計測装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の脈波計測装置であって、
    前記振幅記憶ユニットに記憶された前記振幅が予め設定されたモード退行条件を充足するか否かを判断するモード退行判断ユニット(15)と、
    現時点における前記ゲイン変更条件の前記順番が最先でなく、前記モード退行条件を充足すると前記モード退行判断ユニットが判断した場合、前記ゲイン判断ユニットが使用する前記ゲイン変更条件を、現時点における前記ゲイン変更条件よりも、前記順番が先である前記ゲイン変更条件に変更するモード退行ユニット(15)と、
    をさらに備え、
    前記モード退行条件は、前記振幅記憶ユニットに記憶された最新のX個の前記振幅のうち、Y個以上の前記振幅が、上限値Uを超えるか、下限値Lを下回るという条件である脈波計測装置。
    、Yは自然数であり、U、Lは0以上の実数である。XはY以上である。UはL以上である。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の脈波計測装置であって、
    前記信号取得ユニットで取得した前記脈波信号が飽和しているか否かを判断する飽和判断ユニット(15)と、
    最新の前記脈波信号が飽和していると前記飽和判断ユニットが判断した場合、少なくとも、前記順番が最先である前記ゲイン変更条件から、前記順番が1つ後の前記ゲイン変更条件への変更を禁止する禁止ユニット(15)と、
    をさらに備える脈波計測装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の脈波計測装置であって、
    前記ゲイン変更ユニットが前記ゲインを変更したとき、変更後の前記ゲインに応じて、前記振幅記憶ユニットに記憶されている前記振幅の値を補正する補正ユニット(17)をさらに備える脈波計測装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の脈波計測装置であって、
    少なくとも、前記順番が最先の前記ゲイン変更条件では、XとYとが等しく、
    少なくとも、前記順番が最後の前記ゲイン変更条件では、XがYより大きい脈波計測装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の脈波計測装置であって、
    少なくとも、前記順番が最先の前記ゲイン変更条件が設定されているとき、XとYとが等しく、
    少なくとも、いずれかの順番の前記ゲイン変更条件が設定されているとき、XがYより大きいか、等しい脈波計測装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の脈波計測装置であって、
    前記脈波センサを被験者に装着したことを検出する装着検出ユニット(19)をさらに備え、
    前記信号取得ユニットは、前記装着検出ユニットが前記装着を検出してから、予め設定された待機時間が経過してから、前記脈波信号の取得を開始する脈波計測装置。
  12. 請求項11に記載の脈波計測装置であって、
    前記待機時間は、0.5〜1.5秒間である脈波計測装置。
  13. 請求項1〜12に記載の脈波計測装置であって、
    前記信号取得ユニットにより増幅した前記脈波信号を用いて血圧を演算する血圧演算ユニット(21)をさらに備える脈波計測装置。
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