JP2017205246A - ゲルマニウムを含有した導子 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気筋肉刺激装置と接続され、身体各部への装着が可能な電極パッドを保持し、身体と電極パッドとの密着性を高めるシリコンゴムにゲルマニウムを含有した導子を提供する。【解決手段】利用者の身体内部の筋肉を電気刺激するための電気筋肉刺激装置と接続される一又は複数の電極パッド20を備えた導子100であって、電極パッドは基材シート10と電極パッドと利用者身体とを密着させるシリコンゴム30で保持され、シリコンゴムの利用者身体と密着させる面の表層には粉末状のゲルマニウムが0.5%から1%質量配合されていることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は、利用者の身体内部の筋肉を電気的に刺激する電気筋肉刺激装置に接続する導子に関する。
従来技術の導子として例えば、特開2002−136605号公報には、複数の電極パッドを任意の場所へ固定することが可能なベルトが開示されている。
また、シリコンゴムにゲルマニウムを配合した治療器として例えば、特開2005-328907号公報には、シリコンを主剤とし、副材としてチタンやゲルマニウムを添加した貼付パッドに磁石を埋設した磁気治療器が開示されている。
また、シリコンゴムにゲルマニウムを配合した治療器として例えば、特開2005-328907号公報には、シリコンを主剤とし、副材としてチタンやゲルマニウムを添加した貼付パッドに磁石を埋設した磁気治療器が開示されている。
しかしながら、上記特許文献1に開示されたベルト付き導子は、導子が設置された場所以外の場所には隙間があり、利用者身体との密着性が悪く、効果的な電気治療をすることが出来なかった。また、電極パッド以外の場所も身体に接しているにも関わらず、何らの刺激を与えることができないという課題があった。また上記特許文献2に開示された従来の磁気治療器では、磁力やゲルマニウム等の温熱効果だけしか享受しえないという課題があった。
本発明は、以上の課題を解決するために、次の構成を採用する。
〈構成〉
本発明に係る導子は、利用者の身体内部の筋肉を電気刺激するための電気筋肉刺激装置と接続される一又は複数の電極パッドを備えた導子であって、上記した電極パッドは基材シートと、上記した電極パッドと利用者身体とを密着させるシリコンゴムで保持され、上記したシリコンゴムには粉末状のゲルマニウムが配合され、上記したシリコンゴムの上記ゲルマニウムの配合量は0.5%から1%質量であることを特徴とする。
本発明に係る導子は、利用者の身体内部の筋肉を電気刺激するための電気筋肉刺激装置と接続される一又は複数の電極パッドを備えた導子であって、上記した電極パッドは基材シートと、上記した電極パッドと利用者身体とを密着させるシリコンゴムで保持され、上記したシリコンゴムには粉末状のゲルマニウムが配合され、上記したシリコンゴムの上記ゲルマニウムの配合量は0.5%から1%質量であることを特徴とする。
また、本発明に係る導子の別の構成は、ゲルマニウムの粒径は0.1μmから50μmであることを特徴とする。
本発明の導子によれば、電気筋肉刺激装置による電極パッドからの電気刺激の効果だけでなく、該電極パッドの周辺に設置されたシリコンゴムに含有されるゲルマニウムによる温熱効果をも享受することができる。また、電気筋肉刺激装置の発する電気パルスにより電極パッド周辺のゲルマニウムを活性させ、ゲルマニウムの持つ温熱効果を効果的に引き上げることができる。これにより滞っていた血流を増進させることで血流不足による様々な障害を緩和することが可能となる。
ゲルマニウムには温熱効果があり、ゲルマニウムを湯に溶かして温浴するゲルマニウム温浴などが温熱療法として知られている。
そして、ゲルマニウムは加熱、光、X線、電界などの影響を受け活性化し、活性化したゲルマニウムは温熱機能が増す効果が得られることが知られている。
そして、ゲルマニウムは加熱、光、X線、電界などの影響を受け活性化し、活性化したゲルマニウムは温熱機能が増す効果が得られることが知られている。
本発明はこの特性に着目して、導子の電極パッドを保持し、利用者身体と導子との密着性を高めるシリコンゴム中に粉末状のゲルマニウムを配合することで、電気筋肉刺激装置が出力する電気パルスによりシリコンゴムに配合されているゲルマニウムを活性化させ、電気刺激及び温熱効果の機能を向上させようとするものである。
以下、本発明の導子について説明する。
以下、本発明の導子について説明する。
本発明に係る導子100は、図1、図2に示す様に、非導電性の基材シート10の上に導電性物質としてカーボンを練り込んだ電極パッド20と該電極パッド20の周辺に粉末ゲルマニウム含有したシリコンゴム30が設置されている。このシリコンゴム30の利用者のトリートメント部位と接する面を表層とし、基材シート10と接する面を下層とする。
非導電性の基材シート10は、非導電性であれば特に材質は問わないが、利用者の身体に密着させるので、ある程度の柔軟性があればよい。この基材シート10に電極パッド20の裏面を固定する。
電極パッド20の背面はリード線が接続され、後述する電気筋肉刺激装置と電気的に接続されており、利用者の身体に電気刺激を与える。
シリコンゴム30は、基材シート10と共に、電極パッド20を保持、固定し、導子100と利用者所望するトリートメント部位とを密着させるものである。
ゲルマニウムを0.5%から1%程度配合していることで、電極パッドによる電気刺激が無いところでもゲルマニウムの温熱効果を与えることが出来る。
また、電極パッドの発する電気パルスによりゲルマニウムが活性化し、より効率的に温熱効果を与えることができる。
ゲルマニウムを0.5%から1%程度配合していることで、電極パッドによる電気刺激が無いところでもゲルマニウムの温熱効果を与えることが出来る。
また、電極パッドの発する電気パルスによりゲルマニウムが活性化し、より効率的に温熱効果を与えることができる。
ゲルマニウムは粉末状の物を用いる。ゲルマニウム粉末の粒径は小さいほど好ましく、具体的には粒径0.1〜50μmが好ましい。
粒径が50μmより大きいと、シリコンゴムとの混合が0.5%質量以上になると崩れやすくなるからである。また、粒径が小さければ小さいほどシリコンゴムに好適に混合できるからである。
粒径が50μmより大きいと、シリコンゴムとの混合が0.5%質量以上になると崩れやすくなるからである。また、粒径が小さければ小さいほどシリコンゴムに好適に混合できるからである。
シリコンゴムの表層にゲルマニウムの配合量を多く調整するために、下層のシリコンゲルには、ゲルマニウムの配合量を0.2%質量程度に調整したゲルを用意し、該ゴムが固まる前にゲルマニウムの配合量を5%から10%質量に配合したゲルを乗せ、軽く攪拌し、成型する。このように調整することで表層にゲルマニウムを多く含んだシリコンゲルが生成できる。
ゲルマニウム濃度を0.5%から1%質量としたのは、ゲルマニウム濃度が0.5%以下であると利用者は温熱効果を感じにくく、逆にゲルマニウム濃度が1%以上であるとシリコンゴムが崩れやすいからである。
導子100を構成する他の部分は既存の物を用いるので詳細は省略する。例えば、電気筋肉刺激装置と接合する接合端子やリード線は所定の導電性物質を用いて形成される。
このような導子100は、単体をトリートメント部位に密着させて使用しても良いが、図3に示した様に導子100を複数個使用し、ベルト状のものに固定して使用しても良い。
また、導子100に設置される電極パッドの数は5個と3個の構成としたが、これは一例を示したものに過ぎず、任意の個数を設置することが出来ることを確認的に記載しておく。
また、導子100に設置される電極パッドの数は5個と3個の構成としたが、これは一例を示したものに過ぎず、任意の個数を設置することが出来ることを確認的に記載しておく。
電極パッド20の設置数は、所望するトリートメント部位によって変わる。例えば、図1に示したように電極パッド20を5個設置したものは腰部又は腹部に使用し、図2に示したような電極パッド20を3個設置したものは足部や腕部に使用する。
以下、この導子に接続する電気筋肉刺激装置(以下、コントローラと記す)について述べる。
コントローラ40は、チャネル1、チャネル2からなる2つの出力系を有し、低周波パルス信号を出力して、前記導子100への低周波パルス電圧の供給を行う。
コントローラ40の上面部には、チャネル1とチャネル2の差込口がそれぞれ設けられている。 この差込口に導子100のプラグ端子と接続されたプラグ端子を挿入して使用される。
コントローラ40は、これらの差込口を介して、導子100を密着させたトリートメント部位の筋肉に電気刺激を与えるべく、低周波パルス電圧の供給を行う。
コントローラ40の正面部には、出力状況や充電状態を示す液晶パネルと電源ボタンと、プログラム設定ボタンと出力調整ボタンとが設けられている。
電源ボタンは、コントローラ40の電源をON/OFFするための操作ボタンであ
る。
る。
プログラム設定ボタンは、動作モードを選択するための操作ボタンである。コントローラ40は、予めトリートメント部位や体型等に応じて選択可能な複数の動作モードが設定されている。
利用者は、電源ボタンを押下して、電源をONにした後、プログラム設定ボタンを押下して、所望の動作モードを選択する。動作モードが選択されると、その識別番号であるモード番号が、液晶パネルのモード表示部に表示される。
出力調整ボタンは、チャネル1又はチャネル2の出力レベルを設定するための操作ボタンである。本実施例のコントローラは、0〜40段階の出力レベルを設定可能である。チャネル1に設定された出力レベルは、液晶パネルのレベル表示部に表示される。
液晶パネルは、上記したモード表示部及びレベル表示部の他に、タイマ表示部を有する。タイマ表示部には、動作時間の残り時間が表示される。尚、本実施例のコントローラでは、1回のトリートメント処理に要する動作時間は、15分に設定されている。
コントローラ40の下部には接続口が設けられている。接続口には電源コードが接続される。
次に、コントローラ40の制御系統について、図3を用いて説明する。
図3は、コントローラの機能構成を示すブロック図である。
図3は、コントローラの機能構成を示すブロック図である。
コントローラ40は、図3に示されるように、電源回路49、スイッチ回路50、ブザー回路51、表示パネル部52、チャネル制御部53−1、チャネル制御部53−2及び制御部54を含んで構成される。
電源回路49は、電源コードを介して商用交流電源に接続し、各部への電力供給を行う回路である。
スイッチ回路50は、電源ボタン、プログラム設定ボタン及び出力調整ボタンの各操作ボタンを含んで構成される。スイッチ回路50は、各操作ボタンの操作に基づき、対応する信号を生成し、制御部54に入力する。
ブザー回路51は、制御部54の制御に基づき、ブザー音を出力し、動作時間の終了やエラー発生等の報知を行う。
表示パネル部52は、液晶パネル及びパネル駆動回路を含み、制御部54の制御に基づき、選択された動作モードのモード番号や出力レベル、残り時間等の表示を行う。
チャネル制御部53−1及びチャネル制御部53−2は、制御部54の制御に基づき、低周波パルス信号の出力を制御する回路からなる。
チャネル制御部53−1は、チャネル1の出力口である各差込口50aを介する出力を制御するために、定常パルス信号発生部55−1、EMS信号発生部56−1及び出力制御部57−1を備えている。
同様に、チャネル制御部53−2は、チャネル2の出力口である各差込口50bを介する出力を制御するために、定常パルス信号発生部55−2、EMS信号発生部56−2及び出力制御部57−2を備えている。
チャネル制御部53−1は、制御部54の制御に基づき、第1供給部として、チャネル1の出力を制御する。また、チャネル制御部53−2は、制御部54の制御に基づき、第2供給部として、チャネル2の出力を制御する。
定常パルス信号発生部55−1、55−2は、定常パルス信号を発生させる回路からなる。
図5は、定常パルス信号の信号パターンを示す説明図である。
図5は、定常パルス信号の信号パターンを示す説明図である。
定常パルス信号は、図5に示されるように、所定の振幅電圧Vp及びパルス幅Wpを有するプラス及びマイナス電圧の各パルス信号からなり、パルス周波数fpで出力される。ここで、振幅電圧Vp、パルス幅Wp及びパルス周波数fpは、それぞれパラメータであり、各動作モードに応じて設定される。
EMS信号発生部56−1、56−2は、EMS信号を発生させる回路からなる。
図5は、EMS信号の信号パターンを示す説明図である。
図5は、EMS信号の信号パターンを示す説明図である。
EMS信号は、図6に示されるように、パルス幅Wpは一定で、出力電圧Vが変調する複数のパルス信号からなる。EMS信号発生部56−1、56−2は、パルス信号の出力電圧Vを0から所定の振幅電圧Vpまで上昇させ、一定時間Th維持した後、Vpから0まで下降させる。その後、休止時間Trをはさんで、次のEMS信号が出力される。出力電圧Vを0からVpまで上昇させるために要する時間を、ランプアップ時間Tuとし、Vpから0まで下降させるために要する時間を、ランプダウン時間Tdとすると、各EMS信号の通電時間Toは、To=Tu+Th+Tdとなる。通電時間To及び休止時間Trは、パラメータであり、各動作モードに応じて設定される。EMS信号は、トリートメント部位の筋肉に、サージ刺激を与えるために利用される。
出力制御部57−1、57−2は、それぞれチャネル1、チャネル2の出力系を制御する機能を有する。即ち、出力制御部57−1は、チャネル1の差込口50aを介する出力を制御する。また、出力制御部57−2は、チャネル2の差込口50bを介する出力を制御する。
上述した電気筋肉刺激装置の使用方法は既存の電気筋肉刺激装置と同様であるため説明は省略する。
本発明に係る導子を使用することで、筋肉を電気刺激する治療の効果だけでなく、電気筋肉刺激装置の発する電気パルスによりゲルマニウムを活性させるので、ゲルマニウムの持つ温熱効果を効果的に引き上げることができる。これにより、血流を増進させるので血流低下による障害を緩和することが可能となる。
100 導子
10 基板シート
20 電極パッド
30 シリコンゴム
40 コントローラ
10 基板シート
20 電極パッド
30 シリコンゴム
40 コントローラ
Claims (2)
- 利用者の身体内部の筋肉を電気刺激するための電気筋肉刺激装置と接続される一又は複数の電極パッドを備えた導子であって、
前記電極パッドは基材シートと前記電極パッドと利用者身体とを密着させるシリコンゴムで保持され、
前記シリコンゴムの前記利用者身体と密着させる面の表層には粉末状のゲルマニウムが0.5%から1%質量配合されていることを特徴とする導子。 - 前記粉末状ゲルマニウムの粒径は0.1μmから50μmであることを特徴とする請求項1に記載の導子。
Priority Applications (1)
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JP2016099176A JP2017205246A (ja) | 2016-05-18 | 2016-05-18 | ゲルマニウムを含有した導子 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
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