JP2017204754A - 動画再生装置、動画再生方法、及びプログラム - Google Patents

動画再生装置、動画再生方法、及びプログラム Download PDF

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存史 松本
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Abstract

【課題】チャンク長を動的に変動させて、動画再生プレイヤーにおいて適切なチャンク長での動画データの受信及び再生を実現可能にする。【解決手段】アダプティブビットレート(ABR)動画配信方式に従って動画配信サーバから動画データを受信して再生する動画再生装置は、動画データの受信環境又は再生環境の変化に応じて、複数のチャンク長の候補の中から、動画データのチャンク長を選択するチャンク長選択部と、前記選択されたチャンク長の動画データを前記動画配信サーバから受信して再生する動画再生部とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、動画再生装置、動画再生方法、及びプログラムに関し、特に、アダプティブビットレート動画配信方式において、受信するチャンク長を動的に変動させる動画再生装置、動画再生方法、及びプログラムに関する。
近年のモバイルネットワークの普及にともない、ネットワークを介したアプリケーションやサービスが多数提供されている。中でも大量のトラフィック転送が必要となり、アプリケーションでの品質制御がユーザ体感品質に大きく影響するサービスとして、動画配信サービスがある。
動画配信サービスは、再生開始待ち時間低減のため、全てダウンロードしてから再生するという形式ではなく、ダウンロードしながら同時に再生を行うという形式をとっていることが多い。この形式はストリーミング型と呼ばれており、YouTube(登録商標)をはじめとした多くの動画配信サービスで利用されている。また、サーバに何パターンかの符号化レート等の条件でエンコードされた動画ファイルを用意しておき、ネットワーク品質やバッファ量に応じてどの品質で配信するかを動的に決定する、アダプティブビットレート(ABR:Adaptive Bitrate)方式の利用も広がっている。ABR方式の配信においては、視聴開始時からのネットワークの可用帯域(スループット)の変動履歴に応じて受信する符号化レートの動画を選択する。また、ABR方式の配信においては、符号化レートごとに用意された動画データを2〜10秒程度に分割したチャンクと呼ばれる断片としてサーバに保持されており、動画再生プレイヤーはチャンク単位でデータを受信し、またスループット変動履歴に応じた符号化レートのデータをチャンク単位で切り替えてながら受信する。
"OPTIMAL SEGMENT LENGTH FOR ADAPTIVE STREAMING FORMATS LIKE MPEG-DASH & HLS", Apr. 9, 2015, インターネット,<http://www.dash-player.com/blog/2015/04/using-the-optimal-segment-length-for-adaptive-streaming-formats-like-mpeg-dash-hls/>, 2016年4月4日取得
ABR動画配信方式では、予め決められたサイズに動画データが分割され、チャンクとして保持されている。この時チャンク長が長ければ、動画データの符号化効率が高まり、より高品質の動画データを少ない転送データ量で配信することができる。また、ネットワークのスループットについても、大きいデータを1回で受信する方が、小さなデータを複数回に分けて受信するよりも転送効率が高まる。一方でチャンク長が長ければ、利用可能なネットワーク帯域が急激に変化した場合への追従のタイミングが遅れることになる。例えば、ネットワークの利用可能帯域が急激に低下した場合には、より低い符号化レートのチャンクを受信するように切り替えることで、ストリーミング動画再生を停止させることなく継続させる必要があるが、現在受信中のチャンクの受信が完了した後でなければ、より符号化レートのチャンクを選択して受信することができないため、チャンク長が長ければ符号化レートの切り替えの機会が減ることになる。
非特許文献1では、このチャンク長の大小それぞれの長所短所、及び最適なチャンク長を選択することの重要性について述べている。
このように、ABR動画配信方式では、符号化効率やスループットと、ネットワーク帯域変化への追従の即時性に関するトレードオフを考慮して、チャンク長を適切に設定する必要がある。一般にABR動画配信におけるネットワーク帯域状況は時々刻々変化するため、適切なチャンク長は必ずしも一定でない。しかし、従来のABR動画配信方式では、動画データのチャンク長が予め固定的に決定される必要がある。例えばネットワーク帯域状況が変化すると、動画データの配信時に予め決定されたチャンク長は適切でなくなる可能性がある。
本発明は、このようなチャンク長の大小におけるトレードオフを考慮して、チャンク長を動的に変動させて、動画再生プレイヤーにおいて適切なチャンク長での動画データの受信及び再生を実現可能にする。
本発明の一形態に係る動画再生装置は、
アダプティブビットレート(ABR)動画配信方式に従って動画配信サーバから動画データを受信して再生する動画再生装置であって、
動画データの受信環境又は再生環境の変化に応じて、複数のチャンク長の候補の中から、動画データのチャンク長を選択するチャンク長選択部と、
前記選択されたチャンク長の動画データを前記動画配信サーバから受信して再生する動画再生部と、
を有することを特徴とする。
また、本発明の一形態に係る動画再生方法は、
アダプティブビットレート(ABR)動画配信方式に従って動画配信サーバから動画データを受信して再生する動画再生装置における動画再生方法であって、
動画データの受信環境又は再生環境の変化に応じて、複数のチャンク長の候補の中から、動画データのチャンク長を選択するステップと、
前記選択されたチャンク長の動画データを前記動画配信サーバから受信して再生するステップと、
を有することを特徴とする。
また、本発明の一形態に係るプログラムは、
アダプティブビットレート(ABR)動画配信方式に従って動画配信サーバから動画データを受信して再生するために、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、当該コンピュータを、
動画データの受信環境又は再生環境の変化に応じて、複数のチャンク長の候補の中から、動画データのチャンク長を選択するチャンク長選択手段、及び
前記選択されたチャンク長の動画データを前記動画配信サーバから受信して再生する動画再生手段、
として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、チャンク長を動的に変動させて、動画再生プレイヤーにおいて適切なチャンク長での動画データの受信及び再生が実現可能になる。
本発明の第1実施例に係る動画再生プレイヤー及び動画配信サーバの全体構成図 本発明の第1実施例に係る動画再生プレイヤーの品質情報蓄積部に保持されるスループット履歴の例を示す図 本発明の第1実施例におけるスループット履歴とチャンク長の対応例を示す図 本発明の第2実施例に係る動画再生プレイヤー及び動画配信サーバの全体構成図 本発明の第2実施例に係る動画再生プレイヤーの品質情報蓄積部に保持される停止履歴の例を示す図 本発明の第2実施例に係る動画再生プレイヤーにおいてチャンク長を決定する処理のフローチャート 本発明の第3実施例に係る動画再生プレイヤー及び動画配信サーバの全体構成図 本発明の第3実施例における符号化レートとチャンク長の対応例を示す図 本発明の第4実施例に係る動画再生プレイヤー及び動画配信サーバの全体構成図 本発明の第4実施例におけるバッテリ残量とチャンク長の対応例を示す図 本発明の第5実施例に係る動画再生プレイヤー及び動画配信サーバの全体構成図 本発明の第5実施例におけるバッファ残量とチャンク長の対応例を示す図 本発明の実施例に係る動画再生プレイヤーのハードウェア構成例を示す図
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例では、アダプティブビットレート(ABR)動画配信方式に従って動画配信サーバから動画データを受信して再生する動画再生装置について説明する。なお、以下の実施例の説明において、動画再生装置を動画再生プレイヤーと呼ぶ。
本発明の実施例では、動画再生プレイヤーは、チャンク長を予め固定的に決定するのではなく、例えば、ネットワーク帯域状況の変化、動画再生プレイヤーの状態の変化等の、動画データの受信環境又は再生環境の変化に応じて、動画受信中にチャンク長を動的に変動させて、最適なチャンク長での動画データの受信及び再生を行う。動画データの受信環境の変化には、スループットなどのネットワークの通信品質の変化と、受信環境の劣化に伴う再生停止回数などのアプリケーション品質の変化が含まれる。また、動画データの再生環境の変化には、動画再生プレイヤーのバッテリ残量、動画再生バッファ残量などの動画再生プレイヤーが動画を再生する際に使用するコンピュータリソースの変化が含まれる。
<第1実施例>
図1は、本発明の第1実施例に係る動画再生プレイヤー100及び動画配信サーバ200の全体構成図である。
動画配信サーバ200内部では、符号化レートごとの動画データをチャンクと呼ばれる数秒程度の単位に分けて保持している。図1に示す例では、動画配信サーバ200は、300kbpsと600kbpsの2種類の符号化レートのデータを保持しており、そのデータをさらに1秒の長さのチャンクと2秒の長さのチャンクの2種類に分けて保持している。さらに、2秒チャンクについては、その秒単位の句切れ目によって奇数秒から始まるチャンク(220,250)と、偶数秒から始まるチャンク(230,260)の2種類を保持しており、符号化レートごとに3種類(210,220,230と240,250,260)、合計6種類の動画データを保持している。なお、3秒の長さのチャンクが更に用いられる場合には、(3n-2)秒から始まるチャンクと、(3n-1)秒から始まるチャンクと、3n秒から始まるチャンクの3種類の3秒チャンクを更に保持すればよい(nは正の整数)。このように、動画配信サーバ200におけるチャンク長の種類は、2種類に限らず、3種類以上でもよい。
動画再生プレイヤー100は動画配信サーバ200より動画データを受信し、動画を再生する。
動画再生プレイヤー100は、動画再生部110と、スループット計算部120と、品質情報蓄積部130と、チャンク長選択部140とを有する。
動画再生部110は、動画データを動画配信サーバ200から受信して再生する。
スループット計算部120は、動画視聴中のネットワークのスループットを計算し、品質情報蓄積部130に蓄積する。
品質情報蓄積部130は、スループット計算部120により計算されたスループットの履歴情報(スループット履歴)を保持する。スループット履歴は、例えば図2の形式で保持される。スループット履歴には、動画再生部110が動画配信サーバ200から取得したチャンク項番毎に、データサイズ及びスループット値が記録される。データサイズは、該当するチャンク項番の動画データのサイズであり、スループット値は、データサイズと、該当するチャンク項番を受信するのに要した時間とを用いてスループット計算部120で計算された値である。
アダプティブビットレート(ABR)動画配信方式では、スループット計算部120が計算した過去のスループット履歴を品質情報蓄積部130に格納しておき、動画再生部110は、スループット履歴の平均値に基づいて受信する符号化レートを計算しており、例えば、スループット履歴の平均値を超えない最大の符号化レートを選択する。
チャンク長選択部140は、スループットの変化に応じて、複数のチャンク長の候補の中から、動画データのチャンク長を選択する。
動画データの受信環境の変化に応じて適切なチャンク長を選択するため、動画再生中に動画データのチャンクを受信した際にスループット計算部120で計算されたスループット値を品質情報蓄積部130に蓄積する。
スループット計算部120はチャンク長選択部140からスループット要求を受けた際に、品質情報蓄積部130にデータを要求し、予め決められた最新n個の履歴データを取得する。そのスループット履歴データをもとにスループット平均と標準偏差を計算し、チャンク長選択部140にスループット応答を返す。
動画再生部110が動画データを受信する際に、チャンク長選択部140は、スループット計算部120よりスループット値の平均と標準偏差を取得し、その2つの値によってチャンク長選択部140が保持する図3に示す対応表を検索し、スループット値の平均と標準偏差に該当する行のチャンク長を決定する。例えばスループット平均が300kbps、スループット標準偏差が50kbpsというスループット履歴があれば、図3の1行目に該当し、チャンク長は2が使用される。
図3に示すスループット履歴とチャンク長の対応表の作成方法としては、動画配信サーバ200に用意されたチャンク長種別と、予想されるスループット平均、スループット標準偏差の範囲を基に、スループットの平均に対する標準偏差が大きければ短いチャンク長を選択し、小さければ長いチャンク長を選択するような表を設定するという方法が考えられる。その結果、チャンク長選択部140は、動画配信サーバ200から動画データを受信した際のスループット履歴の変動が大きくなるほど、短いチャンク長を選択し、スループット履歴の変動が小さくなるほど、長いチャンク長を選択することになる。この場合、スループットの変動を加味して、動画の再生停止を抑制し、またスループットの変動が少ない場合はより動画の画質の向上が期待できる。
動画再生部110は図2に示すように1〜4までのチャンクを取得済みであり、過去の最新2個のスループット履歴を用いて平均を計算する場合、スループット平均値は400kbps、標準偏差は100kbpsとなり、選択ビットレートは300kbps、チャンク長は2となる。この場合、動画再生部110は次に受信するチャンクとして、"300kbps 2秒チャンク"220の5-6のチャンクを受信することになる。ここで、奇数秒のチャンクまで取得済みであった場合は、"300kbps 2秒チャンク"230の該当部分を取得する。
<第2実施例>
図4は、本発明の第2実施例に係る動画再生プレイヤー100及び動画配信サーバ200の全体構成図である。動画配信サーバ200の構成は第1実施例と同じであり、以下、第1実施例と異なる点について説明する。
動画再生プレイヤー100は、動画再生部110と、品質情報蓄積部130と、停止率計算部150と、チャンク長選択部140とを有する。
図示しないが、第1実施例と同様に、動画を受信し始めるときに、動画再生部110は、スループット計算部120が計算した過去のスループット履歴に基づいて、符号化レートを選択し、符号化レートに対応するいずれかのチャンク長を選択して動画データを受信してもよい。
動画再生部110は、動画データを動画配信サーバ200から受信して再生する。その際に再生停止が発生した場合は、再生停止した時間長を、例えば図5の形式で品質情報蓄積部130に蓄積する。再生停止データには、再生停止が始まった停止開始時刻と、再生停止した時間長である停止時間が記録される。なお、チャンク長の変更が発生した場合は、品質情報蓄積部130が蓄積した再生停止データはクリアされる。
停止率計算部150において、動画視聴中の再生停止時間を再生時間で割ることで再生停止率を計算する。
停止率計算部150では、チャンク長選択部140から停止率要求があった際に、品質情報蓄積部130に蓄積された再生停止履歴データを取得し、その合計再生停止時間を、前回チャンク長を変更してから現在までの時間で割ることで、再生停止率を計算し、停止率応答として返す。
チャンク長選択部140は、再生停止率に応じて動画データのチャンク長を決定する。具体的には、チャンク長選択部140は、再生停止率が多くなるほど、短いチャンク長を選択し、再生停止率が少なくなるほど、長いチャンク長を選択する。例えば、チャンク長選択部140は、図6に示すフローにより、動画再生中のチャンク長を動的に切り替えて受信する。チャンク長選択部140は、動画再生部110においてチャンクを受信する際に、再生停止率を停止率計算部150より取得する(S101)。チャンク長選択部140はその再生停止率と予め設定された閾値A、閾値Bを用いて次に受信するチャンクのチャンク長を決定する(S103)。再生停止率が閾値A以下である場合、より長いチャンク長の動画データが存在する場合には、チャンク長を長く変更する(S105)。再生停止率が閾値Aより大きく、閾値B以下である場合には、チャンク長は変更しない(S107)。再生停止率が閾値Bより大きい場合には、より短いチャンク長の動画データが存在する場合には、チャンク長を短く変更する(S109)。
動画再生部110は、第1実施例と同様に、符号化レート、チャンク長、過去に受信したチャンクデータから、次に受信するチャンクとその該当部分を決定し、動画配信サーバ200より、動画データを受信する。
<第3実施例>
図7は、本発明の第3実施例に係る動画再生プレイヤー100及び動画配信サーバ200の全体構成図である。動画配信サーバ200の構成は第1実施例と同じであり、以下、第1実施例と異なる点について説明する。
動画再生プレイヤー100は、動画再生部110と、符号化レート決定部160と、チャンク長選択部140とを有する。
符号化レート決定部160は、第1実施例と同様に、動画を受信し始めるときに、スループット計算部120が計算した過去のスループット履歴に基づいて、符号化レートを選択してもよく、動画再生部110は、符号化レートに対応するいずれかのチャンク長を選択して動画データを受信してもよい。符号化レート決定部160は、スループットなどのネットワークの通信品質が変化した場合、適切な符号化レートを決定し直す。
チャンク長選択部140は、選択された符号化レートに応じてチャンク長を決定する。具体的には、チャンク長選択部140は、符号化レートが高いほど、短いチャンク長を選択し、符号化レートが低いほど、長いチャンク長を選択する。例えば、図8に示す符号化レートとチャンク長の対応表をチャンク長選択部140において保持し、チャンクデータを取得するタイミングで符号化レートに応じてチャンク長を選択する。動画再生部110は、該当するチャンクデータを動画配信サーバ200から取得する。
<第4実施例>
図9は、本発明の第4実施例に係る動画再生プレイヤー100及び動画配信サーバ200の全体構成図である。動画配信サーバ200の構成は第1実施例と同じであり、以下、第1実施例と異なる点について説明する。
動画再生プレイヤー100は、動画再生部110と、バッテリ残量測定部170と、チャンク長選択部140とを有する。
図示しないが、第1実施例と同様に、動画を受信し始めるときに、動画再生部110は、スループット計算部120が計算した過去のスループット履歴に基づいて、符号化レートを選択し、符号化レートに対応するいずれかのチャンク長を選択して動画データを受信してもよい。
バッテリ残量測定部170は、端末におけるバッテリ残量を測定する。
チャンク長選択部140は、測定されたバッテリ残量に応じてチャンク長を決定する。具体的には、チャンク長選択部140は、バッテリ残量が多くなるほど、短いチャンク長を選択し、バッテリ残量が少なくなるほど、長いチャンク長を選択する。このようにすることで、動画再生プレイヤーのバッテリが枯渇してきた際に、バッテリ消費を抑えるために、動画再生部110は、より長いチャンク長のデータを受信することができる。逆に、バッテリが潤沢な状況においては、動画再生部110は、より短いチャンク長のデータを受信することができる。例えば、図10に示すバッテリ残量とチャンク長の対応表をチャンク長選択部140において保持し、チャンクデータを取得するタイミングでバッファ残量に応じてチャンク長を選択する。動画再生部110は、該当するチャンクデータを動画配信サーバ200から取得する。
<第5実施例>
図11は、本発明の第5実施例に係る動画再生プレイヤー100及び動画配信サーバ200の全体構成図である。動画配信サーバ200の構成は第1実施例と同じであり、以下、第1実施例と異なる点について説明する。
動画再生プレイヤー100は、動画再生部110と、バッファ残量測定部180と、チャンク長選択部140とを有する。
図示しないが、第1実施例と同様に、動画を受信し始めるときに、動画再生部110は、スループット計算部120が計算した過去のスループット履歴に基づいて、符号化レートを選択し、符号化レートに対応するいずれかのチャンク長を選択して動画データを受信してもよい。
バッファ残量測定部180は、端末における動画再生バッファ残量を測定する。動画再生バッファ残量とは、動画再生部110に受信済みの未再生チャンクデータの時間長を、動画再生部110に蓄積可能な未再生チャンクデータ時間長の最大値で割った割合である。
チャンク長選択部140は、測定された動画再生バッファ残量に応じてチャンク長を決定する。具体的には、チャンク長選択部140は、動画再生バッファ残量が少なくなるほど、短いチャンク長を選択し、動画再生バッファ残量が多くなるほど、長いチャンク長を選択する。例えば、図12に示すバッファ残量とチャンク長の対応表をチャンク長選択部140において保持し、チャンクデータを取得するタイミングでバッファ残量に応じてチャンク長を選択する。動画再生部110は、該当するチャンクデータを動画配信サーバ200から取得する。
<ハードウェア構成例>
図13は、本発明の実施例に係る動画再生プレイヤー100及び動画配信サーバ200のハードウェア構成の例を示す図である。動画再生プレイヤー100及び動画配信サーバ200は、CPU(Central Processing Unit)351等のプロセッサ、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等のメモリ装置352、ハードディスク等の記憶装置353等から構成されたコンピュータでもよい。例えば、動画再生プレイヤー100及び動画配信サーバ200の機能及び処理は、記憶装置353又はメモリ装置352に格納されているデータやプログラムをCPU351が実行することによって実現される。また、動画再生プレイヤー100及び動画配信サーバ200に必要な情報は、入出力インタフェース装置354から入力され、動画再生プレイヤー100及び動画配信サーバ200において求められた結果は、入出力インタフェース装置354から出力されてもよい。
<本発明の実施例の効果>
本発明の実施例によれば、動画再生プレイヤーが、ネットワークの可用帯域などの通信品質変動に応じて動的に受信する動画データのチャンク長を切り替え、適切なチャンク長を選択して動画再生を行うことが可能になる。
本発明の実施例では、チャンク長を1つに限定することなく、動画再生プレイヤー側の受信環境の変動や、サーバや途中ネットワークの通信品質などの変動に応じて、適切なチャンク長を動的に選択しながら動画配信を行うことになり、それによって、動画再生の停止を抑え、また動画の画質を向上させることで、より体感品質の高い動画配信を動画再生プレイヤー側の受信環境や通信品質の変動等に応じた適切なチャンク長で実現可能となる。
<補足>
上記の実施例において、チャンク長を選択する基準に基づき、第1実施例〜第5実施例に分けて説明したが、第1実施例〜第5実施例のいずれかを組み合わせることも可能である。例えば、第1実施例及び第2実施例を組み合わせて、スループットの変化に応じて、チャンク長を選択しつつ、再生停止率に応じて、チャンク長を選択してもよい。或いは、スループットの変化と、再生停止率と、チャンク長との関係を表す対応表を定義し、スループットの変化及び再生停止率に該当するチャンク長が選択されてもよい。他の実施例の組み合わせについても同様に実現可能である。
説明の便宜上、本発明の実施例に係る動画再生プレイヤー及び動画配信サーバは機能的なブロック図を用いて説明しているが、本発明の実施例に係る動画再生プレイヤー及び動画配信サーバは、ハードウェア、ソフトウェア又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。例えば、本発明の実施例は、コンピュータに対して本発明の実施例に係る動画再生プレイヤー及び動画配信サーバの各機能を実現させるプログラム、コンピュータに対して本発明の実施例に係る方法の各手順を実行させるプログラム等により、実現されてもよい。また、各機能部が必要に応じて組み合わせて使用されてもよい。また、本発明の実施例に係る方法は、実施例に示す順序と異なる順序で実施されてもよい。
以上、チャンク長を動的に変動させて、動画再生プレイヤーにおいて適切なチャンク長での動画データの受信及び再生を実現可能にするための手法について説明したが、本発明は、上記の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変更・応用が可能である。
100 動画再生プレイヤー
110 動画再生部
120 スループット計算部
130 品質情報蓄積部
140 チャンク長選択部
150 停止率計算部
160 符号化レート決定部
170 バッテリ残量測定部
180 バッファ残量測定部
200 動画配信サーバ
351 CPU
352 メモリ装置
353 記憶装置
354 入出力インタフェース装置

Claims (8)

  1. アダプティブビットレート(ABR)動画配信方式に従って動画配信サーバから動画データを受信して再生する動画再生装置であって、
    動画データの受信環境又は再生環境の変化に応じて、複数のチャンク長の候補の中から、動画データのチャンク長を選択するチャンク長選択部と、
    前記選択されたチャンク長の動画データを前記動画配信サーバから受信して再生する動画再生部と、
    を有する動画再生装置。
  2. 前記チャンク長選択部は、前記動画配信サーバから動画データを受信した際のスループット履歴の変動が大きくなるほど、短いチャンク長を選択し、スループット履歴の変動が小さくなるほど、長いチャンク長を選択する、請求項1に記載の動画再生装置。
  3. 前記チャンク長選択部は、動画データの再生停止率が多くなるほど、短いチャンク長を選択し、再生停止率が少なくなるほど、長いチャンク長を選択する、請求項1又は2に記載の動画再生装置。
  4. 前記チャンク長選択部は、動画データの符号化レートが高いほど、短いチャンク長を選択し、符号化レートが低いほど、長いチャンク長を選択する、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の動画再生装置。
  5. 前記チャンク長選択部は、当該動画再生装置のバッテリ残量が多くなるほど、短いチャンク長を選択し、バッテリ残量が少なくなるほど、長いチャンク長を選択する、請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の動画再生装置。
  6. 前記チャンク長選択部は、当該動画再生装置の動画再生バッファ残量が少なくなるほど、短いチャンク長を選択し、動画再生バッファ残量が多くなるほど、長いチャンク長を選択する、請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の動画再生装置。
  7. アダプティブビットレート(ABR)動画配信方式に従って動画配信サーバから動画データを受信して再生する動画再生装置における動画再生方法であって、
    動画データの受信環境又は再生環境の変化に応じて、複数のチャンク長の候補の中から、動画データのチャンク長を選択するステップと、
    前記選択されたチャンク長の動画データを前記動画配信サーバから受信して再生するステップと、
    を有する動画再生方法。
  8. アダプティブビットレート(ABR)動画配信方式に従って動画配信サーバから動画データを受信して再生するために、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、当該コンピュータを、
    動画データの受信環境又は再生環境の変化に応じて、複数のチャンク長の候補の中から、動画データのチャンク長を選択するチャンク長選択手段、及び
    前記選択されたチャンク長の動画データを前記動画配信サーバから受信して再生する動画再生手段、
    として機能させるためのプログラム。
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