JP2017204206A - アバターを表示させるスマートフォン装置および健康管理システム - Google Patents

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Eiichi Noguchi
瑛一 野口
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Norimasa Egusa
典政 江草
壮吉 馬庭
Sokichi Maniwa
壮吉 馬庭
康生 酒井
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康生 酒井
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守彦 中村
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Abstract

【課題】健康状態を常々意識できるようにするスマートフォン装置及び健康管理システムを提供する。
【解決手段】アバターを表示させるスマートフォン100であって、所持者自身の健康情報を入力する健康情報入力部501と、履歴情報を入力する履歴情報入力部502と、両情報を格納する主情報記録部503と、表示要求があった場合に、健康情報と履歴情報とに応じて、所持者に似せた身体外観の構成要素を決定し、最新の自分アバターを作成するアバター作成部507と、当該アバターをタッチパネル画面に出力するアバター出力部508と、を具備する。自分アバターは仮想都市内で病院施設を介して、先生アバターへ質問をおこなったり、先生アバターから検査結果をもらったり指導を受けたりすることにより、切れ目ないフォローが可能となる。
【選択図】図5

Description

本発明は、自身の健康意識を高めることの可能なアバターを表示させるスマートフォン装置、および、病院を含んだ仮想都市にアバターを所在させることにより積極的に健康管理をおこなえるようになる健康管理システムに関する。
近年、健康意識が高まっており、テレビを初めとしたメディアなどでも様々な医療情報が取り上げられ、健康啓蒙番組などが放映されている。
また、個々人も、人間ドッグその他健康診断などを利用して健康状態を知る手段が提供されている。
また、スマートフォン装置やウェアラブル端末装置を介して、歩数や脈拍、体温を計測する環境が整いつつある。
しかしながら、従来の技術では以下の問題点があった。
まず、一般的には健康意識が高まっていることは事実であるが、健康にそもそも無頓着な人もいるのも事実であり、情報やツールがあっても、感心を示さない。したがって、このような人には、まず自身の健康について感心を持ってもらい、意識を高める必要がある。
次に、健康意識が高い場合であっても、個人でおこなえるのは、生活習慣の管理、具体的には、運動(ウォーキングやスポーツ、筋力トレーニングなど)、食事(摂取カロリー、栄養バランス、食事時間など)、規則正し寝起き程度に過ぎない。これらは、定常的におこなえるというメリットがあるものの、必ずしも専門的な指導があるわけでなく、ほとんどの場合、自身が「よかれ」と思っておこなうに過ぎない。
一方、人間ドッグや健康診断の結果に基づき、医学的見地から改善点を把握することができる。しかしながら、これは、あくまで医師等からの一方通行の情報伝達に過ぎず、次回の健康診断まで病院側からかアクションがあるわけではない。かといって、次回の人間ドックや健康診断があるまでの間、受診者が闇雲に病院に来るのであっては、その必要性、緊急性が必ずしも高いわけでない場合もあり、それはそれで病院にとっても必ずしもよいことではない。
すなわち、病院は専門的であるがスポット的な「医」に過ぎず、個人では継続性があるが独りよがりに陥りやすい、という問題点があった。
特開2012−123803 特開2008−176816 特開2007−310632 特開2006−110340 特開2002−233507
先行技術文献は、特許情報プラットフォームにて、特許・実用新案テキスト検索をおこなった。具体的には、種別を公開特許公報」に設定し、検索項目および検索キーワードを以下とした。
[<公報全文>=アバターor分身]&[<公報全文>=病院or健康]&[<公報全文>=運動or歩行]&[<公報全文>=携帯orスマートフォン]
ヒット件数は、2015年11月10日の時点で207件であり、全文献を確認して近似しているものと考えられるものを上記した。
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、自身の健康に感心を持ってもらい、健康状態を常々意識できるようにすることを目的とする。
また、病院に行くことを習慣づけるとともに病院側も混雑を避けることの可能な健康管理システムを提供することを目的とする。
また、ウォーキングないし外出を促し、精神衛生上の観点からも健康の維持増進を促せるシステムを提供することを目的とする。
請求項1に記載のスマートフォン装置は、アバターを表示させるスマートフォン装置であって、スマートフォン装置の所持者自身の健康に関する情報である健康情報を入力する健康情報入力手段と、食事履歴および/または運動履歴および/または睡眠履歴に関する情報である履歴情報を入力する履歴情報入力手段と、健康情報入力手段により入力された健康情報および履歴情報入力手段により入力された履歴情報を格納する情報格納手段と、所持者に対応させた外観を有するアバターの表示要求をタッチパネル画面を介して入力する外観表示要求手段と、外観表示要求手段による入力があった場合に、当該入力時における情報格納手段に格納された健康情報と履歴情報とに応じて、描画すべき身体外観の構成要素を決定し、最新のアバターを作成するアバター作成手段と、アバター作成手段により作成されたアバターをタッチパネル画面に出力するアバター出力手段と、を具備したことを特徴とする。
すなわち、請求項1にかかる発明は、自身を投影したアバターであって、ベースの健康状態に、健康に影響する運動履歴等を常時反映させることによって、アバターの外観が変化し、これを日々客観的に目視することにより、使命感ないし義務感も持ちながら自身の健康状態が常々意識できるようになる。
スマートフォン装置は広義であり、いわゆるスマートフォン単体のみならず、スマートフォンに接続する補助機器、たとえば、Bluetooth(登録商標)接続するヘッドマウントディスプレイが含まれていてもよく、また、コネクタ等を介して拡張される脈拍測定パーツなどが含まれていてもよいものとする。この他、いわゆるスマートウォッチもここではスマートフォンに含まれる。すなわち、本発明では、スマートフォン装置は、いわゆる電話(フォン)機能ありきの端末装置に必ずしも限定されない。
健康情報とは、健康に関する情報であれば特に限定されないが、たとえば、基本的な情報として、性別、年齢、身長、体重の他、平時の血圧・脈拍数、既往歴、体脂肪率、などが挙げられる。この他、血液型、γ−GTP値、健康診断や人間ドックの結果の情報を含ませることができる。毎日の顔写真を撮影しその画像データが含まれていてもよい。入力の方法は、自分でタッチが面を介して入力する態様であっても、別途所有する自身のPCや後述のサーバ装置等から情報を受信して自動入力する態様であっても良い。
履歴情報とは、生活習慣に関係する総じて健康に影響を与える因子情報をいう。このうち、食事履歴とは、たとえば、摂取カロリーや摂取栄養素の推移に関する情報を挙げることができる。運動履歴とは、たとえば、歩数や、どのような運動・スポーツをどれだけの時間おこなったかを履歴化した情報を挙げることができる。睡眠履歴とは、就寝時刻、起床時刻、睡眠時間の推移に関する情報を挙げることができる。仕様の態様により、スマートフォン装置に内蔵された加速度センサまたは歩数計機能(万歩計機能と表現することもできる。ただし万歩計は登録商標である。)により、就寝中に何度便所に起きたかを算出して、その推移に関する情報を含ませてもよい。入力の方法は、自分で入力する態様の他、たとえば、食事履歴については、写真撮影することにより自動的にカロリー計算をおこない、これが入力されるようにしてもよい。
タッチパネルを介した表示要求の入力とは、画面タップやアバタータップなどの入力態様を挙げることができる。
身体外観の構成要素とは、頭、胴、手、足、を更に細分化したパーツ、様相をいう。一般的にアバターはデフォルメされ、特に頭(顔)が相対的に大きく描画されるため、たとえば、顔については、顔色、髪型、頬の膨らみ/こけ、目つき、目の下のクマの有無、ほくろを挙げることができる。それ以外の部位では、腹囲の大小などを挙げることができる。各構成要素は多数用意され、頬の膨らみまたはこけ、だけでも20段階程度のバリエーションを持たせるようにしている。なお、仕様の態様によっては、状態の悪い部位は、点滅させ、また、あり得ない色、大きさで描画するなどして、強調する態様も含ませることもできる。構成要素に対応した、描画すべき画像は、スマートフォン装置に保存されていてもよいし、サーバ装置やクラウド上に保存され、必要部分をダウンロードする態様であってもよい。
スマートフォン装置を用いるので、表示が小さな部分は、引き延ばすなどの操作により拡大して表示させることは、当然ながら可能である。
請求項2に記載のスマートフォン装置は、請求項1に記載のスマートフォン装置において、所持者に対応させた身体内部器官を有するアバターの表示要求をタッチパネル画面を介して入力する内部表示要求手段を具備し、内部表示要求手段による入力があった場合に、アバター作成手段は、当該入力時における情報格納手段に格納された健康情報と履歴情報とに応じて、描画すべき身体内部器官の構成要素を決定し、最新のアバターを作成することを特徴とする。
すなわち、請求項2にかかる発明は、各種臓器等の状態を透視表示でき、アバターを通じ、自身の健康状態を内観も含めて常々意識できるようになる。
身体内部器官の構成要素とは、内蔵を中心として、肺、胃、肝臓、大腸、小腸を挙げることができ、その他、眼球、口腔、食道、内耳、爪、筋肉、骨等が含まれていてもよい。また、各構成要素も多数用意されているのは、外観の構成要素と同様である。表示色についても、たとえば、常々意識しておかないといけない部位は、赤色表示や大きめの表示、また、点滅などにより強調するようにしてもよい。この他、体脂肪率を意識させるべく、胴を輪切りにした描画を採用してもよいし、各臓器を指定して、更に詳細に表示させるようにしてもよい。また、スマートフォン装置の機能により、拡大、縮小させて表示するようにしてもよい。構成要素に対応した、描画すべき画像は、スマートフォン装置に保存されていてもよいし、サーバ装置やクラウド上に保存され、必要部分をダウンロードする態様であってもよい。
請求項3に記載の健康管理システムは、病院側に配されるサーバ装置と、請求項1または2に記載のスマートフォン装置と、を含むアバターを介した健康管理システムであって、サーバ装置が、健康診断および/または身体能力測定および/または人間ドックおよび/または認知機能検査についての結果に基づき構築された健康情報をスマートフォン装置の所持者毎にそれぞれ記録する健康情報記録手段と、健康情報記録手段に記録された健康情報を、該当する所持者のスマートフォン装置へ送信する健康情報送信手段と、を具備し、スマートフォン装置は、健康情報入力手段が、健康情報送信手段により送信された健康情報を入力することを特徴とする。
すなわち、請求項3にかかる発明は、病院と連動して各種診断結果等を自動反映させることができる。これにより、所持者側は入力の手間が省けることとなり、また、病院側はいち早く結果を通知することができる。また、病院との連動ないし連携したシステムを構築可能となるため、後述のように利用者と病院との間で柔軟に意思疎通ができるようになる。
健康情報の送信タイミングは、サーバ装置がスマートフォン装置に自動的に送出する(プッシュ)態様であっても良いし、スマートフォン装置の要求があってから送信する(プル)態様であってもよい。
請求項4に記載の健康管理システムは、請求項3に記載の健康管理システムにおいて、スマートフォン装置が、仮想都市を構築させるパラメータその他のデータである都市情報を読み込む都市情報読込手段と、都市情報読込手段により読み込まれた都市情報に基づき、仮想都市を構築してタッチパネル画面上に描画する構築描画手段と、を具備し、アバター出力手段は、構築描画手段による描画の際に、アバターの大きさを調整して仮想都市内で活動させるアバターを出力することを特徴とする。
すなわち、請求項4にかかる発明は、アバターを仮想都市で所在、活動させることにより一層親近感を持たせ、元気なアバターを願う心理を利用して、自身の健康管理を常々意識させることが可能となる。
仮想都市は、コンピュータ上で様々に構築されている既存技術・ソフトを利用することができる。道路、住宅、消防署、警察署、公園、学校、工場、スーパーマーケットなど、を適宜配置する。
都市情報とは、仮想都市を構築するためのデータであり、多くは、パラメータ群である。各パラメータに対応した、描画すべき画像は、スマートフォン装置に保存されていてもよいし、サーバ装置に保存されていてもよい。仕様の態様によっては、クラウド上に保存されていてもよい。
請求項5に記載の健康管理システムは、請求項4に記載の健康管理システムにおいて、仮想都市には前記病院に対応した病院施設が含まれ、サーバ装置が、所持者に通知すべき通知情報をスマートフォン装置の所持者毎にそれぞれに記録する通知情報記録手段と、通知情報記録手段により記録された通知情報を、該当する所持者のスマートフォン装置へ送信する通知情報送信手段と、を具備し、スマートフォン装置が、通知情報送信手段により送信された通知情報を受信する通知情報受信手段と、通知情報受信手段により入力された通知情報を病院施設を介してタッチパネル画面上に表示する通知情報表示手段と、を具備したことを特徴とする。
すなわち、請求項5にかかる発明は、病院からの各種通知を受け取ることができ、健康状態を常々意識できるようになる。汎用的な通知でなく、一人一人に対応した個別の通知とすることもできる。病院は、従来、単に診察や検査というポイント的な存在であったところ、通知により診察と診察の間(点と点)を埋めることができ、より充実した医療が相互に構築可能となる。
病院施設を含ませるとは、病院施設の情報(たとえば、描画パラメータ)が都市情報に含まれていることをいう。
通知情報の内容は、たとえば、服薬は忘れずおこなっているかといった呼びかけであったり、具合を尋ねるような回答を求める内容であったり、健康ニュースの配信であったりと、特に限定されるものでない。運動指導や栄養指導を通知内容としてもよい。健康教室ビデオの配信を通知情報とすることもできる。
通知情報受信手段により受信された通知情報は、一旦、スマートフォン装置内に記憶ないし保存、格納する態様であってもよい。
病院施設を介してタッチパネル画面上に表示するとは、病院施設を画面上でタップしたことを契機として通知情報を表示する態様や、アバターが病院施設にいるときまたは到着したときを契機として通知情報を表示する態様を挙げることができる。
なお、以降では、単に病院と表現する場合は、現実の病院を、病院施設と表現する場合は、仮想都市内の病院を意味するものとする。
請求項6に記載の健康管理システムは、請求項5に記載の健康管理システムにおいて、通知情報記録手段が、通知情報の作成者である医療従事者のIDを併せて記録し、アバター出力手段が、医療従事者のIDに対応した絵面を有する先生アバターもタッチパネル画面に出力し、通知情報表示手段が、通知情報の表示の際に病院施設の先生アバターを介して当該先生アバターに係る通知情報を表示することを特徴とする。
すなわち、請求項6にかかる発明は、実際の病院に近づけることができ、先生アバターからの声かけ等も可能となる。詳細には、実際の検診では、たとえば内科と脳外科とを二つ回る必要があり、別々の医者や看護師が対応することがある。請求項6では、先生アバターもそれぞれに対応しているので、どの先生(看護師)から通知されているかが分かり、当該所持者に対する担当スタッフとして固定化され、より現実に近く親近感がわくとともに、真剣みをもって健康管理に取り組める仕組みを構築可能となる。また、いわば文責が明示されるので、病院側もより注意力を払って通知をおこなえ、過誤の生じにくいシステムを構築可能となる。
医療従事者とは、広く、医師、看護師、医療事務その他の病院関係者が含まれる。
なお、先生アバターには、実際の先生の名前も表示するようにしてもよい。
病院施設の先生アバターを介して表示するとは、先生アバターが画面に表示された際、または、先生アバターを画面上でタップした際、通知情報が表示される態様を挙げることができる。
請求項7に記載の健康管理システムは、請求項5または6に記載の健康管理システムにおいて、スマートフォン装置が、病院側への質問事項や通知情報に基づいて返信する返信事項である返信質問情報を病院施設を介して入力する返信質問入力手段と、返信質問入力手段により入力された返信質問情報をサーバ装置へ送信する返信質問送信手段と、を具備し、サーバ装置が、返信質問送信手段により送信された返信質問情報を受信する返信質問受信手段と、返信質問受信手段により受信された返信質問情報に基づいて病院側の医療従事者により当該所持者に対して作成されるべき通知情報を入力する通知情報入力手段と、を具備し、通知情報記録手段が、通知情報入力手段により入力された通知情報を記録することを特徴とする。
すなわち、請求項7にかかる発明は、現実の来診と来診との間にも、所持者一人一人に対応したきめ細かな双方向の意思疎通が可能となり、仮想都市上で病院施設に行くことが習慣化されて健康意識が高まり、現実の病院へ行くことへの障壁も取り払われる。病院側も不要な来診がなくなるとともに効率的・効果的なアフターフォローが可能となる。一過性でなく双方向の意思疎通が構築されるので、対応スタッフが事実上固定化し、相手が明確となり、何を前提として話せばよいかといった、所持者の返信事項、質問事項の入力の心理的な抵抗、ためらい、戸惑いが取り除かれ、より効果的な健康管理が可能となる。
返信質問入力手段により入力された返信質問情報は、一旦、スマートフォン装置内に記憶ないし保存、格納してもよい。
返信質問受信手段により受信された返信質問情報は、一旦、サーバ装置内に記憶ないし保存、格納してもよい。
病院施設を介して入力するとは、病院施設を画面上でタップしたことを契機として文字入力が可能となる態様や、アバターが病院施設にいるときまたは到着したときを契機として文字入力が可能となる態様を挙げることができる。病院施設を介することで、仮想都市上の病院(病院施設)に足繁く行くこととなり、健康状態を常々意識できるようになる。また、入力内容は、テキストに限らず、たとえば、脈拍を自動的に取得してもよく、また、顔その他の身体部位を写真撮影した画像データを取り込む態様であっても良い。
請求項8に記載の健康管理システムは、請求項7に記載の健康管理システムにおいて、スマートフォン装置が、履歴情報入力手段により入力された履歴情報をサーバ装置へ送信する履歴情報送信手段を具備し、サーバ装置が、履歴情報送信手段により送信された履歴情報を受信する履歴情報受信手段を具備し、通知情報入力手段が、返信質問受信手段により受信された返信質問情報と履歴情報受信手段により受信された履歴情報と健康情報記録手段に記録された健康情報とに基づいて病院側の医療従事者により当該所持者に対して作成される通知情報を入力することを特徴とする。
すなわち、請求項8にかかる発明は、診察と診察等の間の所持者側の日々の基礎情報も病院側で把握可能となり、通知情報をより細やかに構築することが可能となる。
なお、履歴情報入力手段により入力された履歴情報は、情報格納手段にも格納されるので、格納された最新の履歴情報を読み出してサーバ装置へ送信する態様も、履歴情報入力手段により入力された履歴情報をサーバ装置へ送信する、に該当する。
請求項9に記載の健康管理システムは、請求項4〜8のいずれか一つに記載の健康管理システムにおいて、スマートフォン装置が、歩数計機能および/またはGPS機能を介した所持者の現実の移動情報に基づいて仮想都市内にてアバターを移動させる移動量を決定する移動量決定手段と、移動量決定手段により決定された移動量に応じて仮想都市内にてアバターを移動させるアバター移動手段と、を具備したことを特徴とする。
すなわち、請求項9にかかる発明は、所持者の実際の歩行や移動にしたがってアバターの移動が可能となるので、ウォーキングないし外出が促され、歩くことによる健康維持に加えて、気分転換等の精神衛生上の観点からも健康の維持増進を促せるシステムが提供可能となる。
仮想都市内には、別途アバターが多数存在していてもよいが、ここでいうアバターを移動させるとは、自身のアバターをいう。
また、移動させる、とは、移動可能とする、ことも含まれる。すなわち、出不精であると、アバターが動かない(動かすことができない)ので、逆に、アバターを動かしたく、自身が意識して徒歩移動等をおこなうといった効果が期待できる。
移動の態様は、行き先の施設等をタッチすることにより、アバターを現在地から歩かせる例を挙げることができる。道路や通路を指でなぞって経路を指定するようにしてもよい。
移動量に応じた移動とは、現実の10歩をアバターの1歩とする例を挙げることができる。
仕様の態様により、病院施設への来訪回数をポイントとしてカウントし、カウントに応じてメリット、たとえば、ソフトウェアのアップデートを可能とし、また、後述するような割引がつくようにすることもできる。
請求項10に記載の健康管理システムは、請求項5〜9のいずれか一つに記載の健康管理システムにおいて、スマートフォン装置が、通知情報表示手段を制御して、アバターが病院施設内に到着したまたは病院施設内にいる場合にのみ、通知情報をタッチパネル画面に表示可能にする通知制御手段を具備したことを特徴とする。
すなわち、請求項10にかかる発明は、仮想都市内の病院施設に頻繁に行く必要が生じるため、健康状態を主体的に意識させるようにすることが可能となる。また、現実の歩数に応じてアバターの移動量が決定する場合には、所持者が行こうとする目的地が少し遠いところであっても歩いて行こうとすることが期待できる。
請求項11に記載の健康管理システムは、請求項4〜10のいずれか一つに記載の健康管理システムにおいて、仮想都市は所持者の住所または居所を含んだエリアを模して形成されており、サーバ装置が、実際のイベント情報、レジャー情報その他の行楽観光情報、および/または、実際の飲食店、服飾店、食料品店、雑貨店、その他の店舗の催事情報ないし割引情報、および/または、実際の公共機関からのお知らせその他の広報を生活情報として記録する生活情報記録手段と、生活情報記録手段により記録された生活情報をスマートフォン装置へ送信する生活情報送信手段と、を具備し、スマートフォン装置が、生活情報送信手段により送信された生活情報を入力する生活情報受信手段と、生活情報入力手段により入力された生活情報をタッチパネル画面上に表示する生活情報表示手段と、を具備したことを特徴とする。
すなわち、請求項11にかかる発明は、病院施設だけでなく現実に相応した空間とし、かつ、いわゆるお得な情報に基づき、実空間の移動を動機付け、所持者人の散歩、外出等を積極的に誘導し、反射的に、アバターの仮想都市上で活動・生活をより充実させることを通じて、自らの健康維持管理が実現される。自分の町に対応した仮想空間であるので、頻繁にソフトを起動し、必然的に病院からの通知を目にする機会も多くなり、この点からも健康管理が可能となる。
仮想都市がエリアを模して形成されており、とは、実際の道路や施設等の情報(たとえば、描画パラメータ)が都市情報に含まれていることをいう。
生活情報の入力は、現実の各種店舗等からサーバ装置にログインして情報を追加する例を挙げることができる。
割引情報とは、たとえば、入館料の割引や、ポイント加算、クーポン付与、等の例を挙げることができる。
観光行楽情報や割引情報や施設情報は、明確な区別がつかない場合も存在する。たとえば、観光先の施設で、本システムを導入しているユーザ(所持者)に対しては割引特典やポイントが付加されるような場合もある。これらは、観光行楽情報に含ませてもよいし、割引情報や施設情報に含ませてもよい。
生活情報送信手段による送信タイミングは、サーバ装置がスマートフォン装置に自動的に送出する(プッシュ)態様であっても良いし、スマートフォン装置の要求があってから送信する(プル)態様であってもよい。
広報には、市報や公民館からの情報を含ませてもよい。
なお、請求項10と同様に、その場所に移動しないと情報が表示されない態様としてもよい(通知制御手段があってもよい)。
以上各請求項において、コンピュータプログラム(ソフトウェアまたはアプリケーションと称することもできる)として、スマートフォン装置および/またはサーバ装置を、請求項の構成にいう各手段として機能させる態様としてもよい。当該アプリケーションをスマートフォン装置および/またはサーバ装置にインストールすることにより、本発明にいうスマートフォン装置、健康管理システムが実現される。
本発明によれば、自身の健康に感心を持ってもらい健康状態を常々意識できるようにすることができる(請求項1,2,3,4)。更に、病院に行くことを習慣づけるとともに(請求項4,5,6)病院側も混雑を避けることの可能な健康管理システムを提供することができる(請求項7,8)。を目的とする。
また、ウォーキングないし外出を促し、精神衛生上の観点からも健康の維持増進を促せるシステムを提供できる(請求項9,10,11)。
なお、本発明の技術思想の一つは、アバターを介した健康管理の橋渡しである。
事実上アバターのみが存在して自身の健康管理をおこなう態様があり(請求項1、2等)、病院も介在して自身の健康管理を専門的な見地からおこないうる態様があり(請求項3〜8等)、地域も参画し健康管理が促される態様(請求項9〜11等)がある。
本発明の健康管理システム1の外観構成図である。 スマートフォン100のハードウェア構成の例を示した図である。 サーバ200のハードウェア構成の例を示した図である。 飲食店施設FのPC300のストレージ構成を示した説明図である。 健康管理システム1における主としてスマートフォン100により果たされる機能的構成を説明したブロック図である。 健康管理システム1における主としてサーバ200とPC300により果たされる機能的構成を説明したブロック図である。 自分アバターAの外観を示した説明図である。 自分アバターAの内観を示した説明図である。 仮想都市Cの描画例を示した説明図である。 病院施設M内における、通知情報と返信質問情報とのやりとりを説明する図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
ここでは、病院側のサーバと複数のスマートフォンとによりネットワークが形成された健康管理システムについて説明する。スマートフォンのアプリケーション上では、そのユーザ(所持者)A0がいる町C0を模した仮想都市Cが構築され、病院施設Mをはじめ町並みや道路配置、市役所やスーパーマーケット等の建造物が、現実の町C0と同様に存在しているものとする。なお、町C0には様々な店舗等が存在するが、本実施の形態では代表例として現実の飲食店F0のPCがネットワーク上にあり健康管理システムの一部を構築しているとして説明する。また、同様に、ユーザは複数いるが、そのうちの一人である所持者A0を代表例として説明する(当該所持者A0の所持するスマートフォンを中心に説明する)。
以降では、説明の便宜上、特に断らない限り、病院と表記した場合は、実際の病院を意味し、病院「施設」と表記した場合は、仮想都市上の病院であるものとする。他の表記も、「施設」が付加されている場合は、仮想都市上の対応施設等であるものとする。
<健康管理システムの外観構成>
図1は、本発明の健康管理システムの外観構成図である。
健康管理システム1は、スマートフォン100と、サーバ200と、飲食店F0のPC300と、により構成される。これらはインターネットに接続されネットワークを形成し、病院施設Mを初めとし仮想都市Cとその中に住まわせるアバターAを介して所持者A0の健康管理がおこなわれる。アバターは後述するように複数いるため、説明の便宜上、所持者A0のアバターAを自分アバターAと適宜称することとする。なお、所持者A0,アバターA以外は、模式的な人物描写、アバター描写としている。
[表記の定義]
既述部分を含み、以下のように表記を定義する。
・町C0:所持者A0がいる現実の町
・仮想都市C=町C0を模した仮想都市
・病院M0:町C0にある現実の病院であってサーバ200が配され、所持者A0が適宜検診等を受けに行く病院
・病院施設M:病院M0に対応した仮想都市C内の病院
・飲食店F0:町C0にある現実の飲食店
・飲食店施設F:飲食店F0に対応した仮想都市C内の飲食店
・所持者A0:本実施の形態で着目する一人のユーザであってスマートフォン100の所持者
・自分アバターA:所持者A0に対応した仮想都市C内で活動するアバター
・先生アバターT:病院M0にいる現実の医療従事者に対応した、病院施設Mにいるアバター
・店員アバターS:飲食店施設Fにいるアバター
[用語の定義]
・健康情報:所持者A0の健康に関する情報であって、健康診断や身体能力測定や人間ドックや認知機能検査といった、医療機関等における検査に基づき得られ、一定の範囲内であれば健康であると判定できるような主として数値化できる情報をいう。なお、健康を判断する基礎情報、たとえば、性別、年齢、身長、体重、血液型、平時の血圧・脈拍数、既往歴、体脂肪率等も含まれる。顔写真データも含まれる。
・履歴情報:生活習慣に関係する総じて健康に影響を与える因子情報であり、所持者A0の食事履歴や運動履歴や睡眠履歴に関する情報をいう。
・都市情報:スマートフォン100にて仮想都市Cを構築させるパラメータその他のデータをいう。
・通知情報:病院M0(または医療従事者)から、病院施設M(または先生アバターT)と自分アバターAとを介して、所持者A0へ通知される各種の情報をいい、診察と診察の間を埋め(点と点とをつなげ)、所持者A0が自身の健康状態を常々意識できるようにする情報をいう。たとえば、服薬は忘れずおこなっているかといった呼びかけであったり、具合を尋ね回答を求める内容であったり、健康ニュースの配信であったりと、特に限定されるものでない。運動指導や栄養指導を通知内容としてもよい。健康教室ビデオ(動画)の配信を通知情報とすることもできる。
・返信質問情報:所持者A0から、自分アバターAと病院施設M(または先生アバターT)を介して病院M0へ送出する、通知情報に対する返信や、各種の質問をいう。当該情報も、診察と診察の間を埋める(点と点とをつなげる)ものであり、一過性/一方通行でなく双方向の意思疎通の構築に資する情報である。
・生活情報:実際のイベント情報、レジャー情報その他の行楽観光情報、実際の飲食店、服飾店、食料品店、雑貨店、その他の店舗の割引情報、実際の公共機関からのお知らせその他の広報をいう。行楽、イベント参加、飲食、ショッピング等を通じて精神衛生の面から間接的に健康の向上が期待できる情報である。
・構成要素:アバターを構成する、外観または内部器官を構成する描画要素をいう。自分アバターAについては、特に細分化されている。たとえば、鼻であれば、形状、長さ、高さ、色等により構成され、形状だけでも多数、50パターン用意される。ほくろの場合は座標情報などもここでいう構成要素に該当する。パーツの画像そのものである場合や、パーツを決定するパラメータであってもよい。
・都市情報:仮想都市Cを構築させるパラメータその他のデータをいう。施設等の画像そのものである場合や、画像を決定するパラメータであってもよい。
<スマートフォン100のハードウェア構成>
図2は、スマートフォン100のハードウェア構成の例を示した図である。
スマートフォン100は、そのハードウェア構成として、CPU101と、RAM103と、ストレージ104と、GPU105と、タッチパネル画面106と、通信部107と、通信コネクタ108と、カメラ部109と、通話部110と、マイク111と、スピーカ112と、加速度センサ113と、GPS部114と、を有する。
CPU101は、OSと共にスマートフォン100全体を制御し、自分アバターAの生成やその描画、仮想都市Cの生成やその描画をおこなう。また、自分アバターAを介した各種アクション、サーバ200との間で各種情報(健康情報、履歴情報、都市情報、通知情報、返信質問情報、生活情報等)の授受をおこなう。
RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用する。具体的には、ストレージ104から読み出された情報やプログラム、通信部107から受信したデータや情報などを一時的に格納する。
ストレージ104は、オペレーティングシステム(OS)、アプリケーションプログラム、各種のデータを記憶する。ストレージ104の構成については後述する。
GPU105は、タッチパネル画面106へ出力すべき画像を処理する。また、表示画面の拡大、縮小処理もおこなう。具体的には、たとえば、自分アバターAや先生アバターT、店員アバターSの描画、仮想都市Cの描画をおこなう。また、近年そうであるように、各アバターは、バーチャル3Dとして描画され(3Dアバター)、息づかい等で体が若干動き、立体感を感じ取れるように描画処理される。また、通知情報等に動画(動画のリンク先であってもよい)が含まれている場合はその再生処理もおこなう。
タッチパネル画面106は、GPU105から送信された画像を描画し、また、所持者A0からのタッチを感知して、そのアクション(シングルタッチ、トリプルタッチ、多点タッチ、持続タッチ)と座標とを取得してCPU101やRAM103等に送出する。
通信部107は、wi−fi通信と、3GまたはLTE通信と、をおこなうハードウェア群であり、スマートフォン100を、アクセスポイントまたは基地局を介してサーバ200との間でネットワークを構築し、各種データの送受信をおこなう。
通信コネクタ108は、いわゆる周辺機器、拡張機器を接続するコネクタである。たとえば、脈拍計を接続する例を挙げることができる。コネクタ形式は特に限定されずたとえばmicroUSBを挙げることができる。
カメラ部109は、対象を撮影、録画する部分である。フラッシュ、オートフォーカスを含んだ薄型の汎用のデジカメ機能部を採用することができる。なお、顔や肌を撮影する際には、室内灯の下などでは色味が全体としてシフトするので、小型の色見本シールを撮影対象近傍に張り付け、データを自動補正して保存するようにする。画像や動画は、健康情報としても、履歴情報としても、返信質問情報としても用いることもできる。
通話部110は、スマートフォン100の通話機能を司るモジュールである。通話方式は3G方式を挙げることができる。
マイク111とスピーカ112は、それぞれ音声を入力し、出力する。通知情報の中に音声データがある場合は、スピーカ112から音声出力される。また、返信質問情報として、質問を音声にて吹き込んだデータであっても良く、この際は、マイク111から音声入力される。
加速度センサ113は、いわゆる歩数計機能部として作動する。所持者A0が一日にどれだけ歩いたかのデータが取得できる。
GPS部114は、所在地が分かるので、どのように移動したかを把握可能となる。なお、たとえば車に乗っているときは、加速度センサ113の揺れ(≒歩数)は非常に少なくなるが、移動距離は大きくなる。この場合、純粋にこの部分の歩数をカットしてもよいし、逆に、歩く歩かないにかかわらず、移動距離や滞在場所を重視するようにしてもよい。また、所持者A0が飲食店F0に訪れたときなど、GPS機能と連動して、自分アバターAを飲食店施設Fに移動させるなどのアクションが生じるようにしてもよい。
次にストレージ104について説明する。
ストレージ104は、アプリケーション部120とデータ格納部140とにより構成される。アプリケーション部120は、スマートフォン100全体を制御するOS121と、各種情報の作成・授受・表示・再生、自分アバターの作成・更新・移動・アクション処理、病院施設Mを含み仮想都市Cの描画処理等をおこなうクライアント側健康管理プログラム群122とにより構成される。
クライアント側健康管理プログラム群122は、
・健康情報や履歴情報といった所持者A0自身の健康内容に関する情報の入出力制御をおこなうクライアント側健康内容入出力プログラム131と、
・自身の健康状態を投影した最新の自分アバターAを作成し描画をおこなうアバター作成プログラム132と、
・所持者A0の住む町C0を模した都市であって自分アバターAを活動させる仮想都市Cをタッチパネル画面106上に構築する仮想都市構築プログラム133と、
・自分アバターAを仮想都市C内で移動させるなど活動させ、また、病院施設M内では画面を切り替えて先生アバターTと対話その他のやりとりをおこなわせ、飲食店施設F等でも必要に応じて画面を切り替えて店員アバターS等と対話その他のやりとりをおこなわせるアバターアクションプログラム134と、
・所持者A0と病院M0との間で授受する通知情報や返信質問情報といった、所持者A0の健康意識を高め双方向にやりとりされる補助情報の入出力制御をおこなうクライアント側補助情報入出力プログラム135と、
・歩数を含み所持者A0の現実の移動情報を取得する移動情報取得プログラム136と、
・サーバ200から送られてくる生活情報の入力・更新制御をおこなう生活情報入力更新プログラム137と、
を有する。
なお、上記プログラムは、スマートフォン100が果たす役割の観点から集約したプログラム群を説明したものであって、実際のプログラムは多数のコンポーネントやライブラリなどにより構成される。後述する機能的構成は、これらのプログラムが単体もしくは複数で、場合によってはデータ格納部140と協働して各種実現されるものである。
次に、データ格納部140について説明する。
データ格納部140は、
健康情報と履歴情報とを格納する健康状態格納部141と、
アバターの身体各部(内蔵等の各種臓器も含む。)を、長さ、太さ、形状、大きさ、配色、表示方法(点滅など)等で細分化したパラメータないし画像であって自分アバターAや、先生アバターT、店員アバターSを作成の際に使用されるところの構成要素を格納する構成要素格納部142と、
病院施設Mや飲食店施設Fを含み各種施設、道路施設、鉄道施設等の描画パーツのパーツ情報やパラメータ、座標や配置情報といった、仮想都市Cを構築する際に使用されるところの都市情報を格納する都市情報格納部143と、
通知情報や返信質問情報といった補助情報を格納する補助情報格納部144と、
生活情報を格納する生活情報格納部145と、
を有する。
<サーバ200のハードウェア構成>
図3は、サーバ200のハードウェア構成の例を示した図である。
サーバ200は、そのハードウェア構成として、CPU201と、ROM202と、RAM203と、ストレージ204と、グラフィックスカード205と、モニタ206と、ネットワークインターフェースカード(NIC)207と、キーボード208と、マウス209と、を有する。
CPU201は、OSと共にサーバ200全体を制御し、病院施設Mと自分アバターAを介し、スマートフォン100との間で各種情報の授受もおこないながら、各種処理をし、所持者A0の健康管理をおこなう。
ROM202は、ブートプログラム等を記憶する。使用の態様によっては、ROM202は、サーバ200の制御プログラムを格納しておいてもよい。
RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用する。具体的には、ストレージ204から読み出された情報やプログラムなどを一時的に格納する。また、NIC207から受信した情報も一時的に格納する。
ストレージ204は、オペレーティングシステム(OS)、アプリケーションプログラム、各種のデータを記憶する。ストレージ204の構成については後述する。
グラフィックスカード205は、モニタ206へ出力すべき画像信号を送出する。医療の場合は、高精細に出力する必要があるため、色温度やコントラストを含め、高解像度で出力可能なスペックとしている。
モニタ206は、グラフィックスカード205から送信された画像を描画し、動画を再生する。特にモニタ206には、高精細・高解像度のものを用いる。
NIC207は、LANケーブル、ターミナルアダプタを介してサーバ200をネットワークに接続し、スマートフォン100や飲食店のPC300との間で各種データの送受信をおこなう。
キーボード208とマウス209とは、通知情報の入力、その他の入力作業に用いられる。
次にストレージ204について説明する。
ストレージ204は、アプリケーション部220とデータ格納部240とにより構成される。アプリケーション部220は、サーバ200全体を制御するOS221と、各種情報の授受・表示・再生、アバター管理、仮想都市管理等をおこなうサーバ側健康管理プログラム群222と、により構成される。
サーバ側健康管理プログラム群222は、
・多数のユーザに係る健康情報と履歴情報との入出力制御をおこなうサーバ側健康内容入出力プログラム231と、
・通知情報を、その内容と共に、誰宛であるか、どの医療従事者が作成した内容であるか、を含めて入出力制御をおこなう通知情報入出力プログラム232と、
・病院M0と所持者A0との間で授受する通知情報や返信事項や質問事項であって、誰宛であり発信元が誰であるかといった情報も含めた補助情報の入出力制御をおこなうサーバ側補助情報入出力プログラム233と、
・スマートフォン100へ送る生活情報の入出力制御をおこなう生活情報入出力プログラム234と、
を有する。
なお、上記プログラムは、サーバ200が果たす役割の観点から集約したプログラム群を説明したものであって、実際のプログラムは多数のコンポーネントやライブラリなどにより構成される。後述する機能的構成は、これらのプログラムが単体もしくは複数で、場合によってはデータ格納部240と協働して各種実現されるものである。
次に、データ格納部240について説明する。
データ格納部240は、
・健康情報、履歴情報、返信質問情報等を格納する主副情報格納部241と、
・生活情報を格納する生活情報格納部242と、
・スマートフォン100にてインストールされ、スマートフォン100を健康管理システム1の一部として機能させるためのダウンロードプログラムを格納したインストールプログラム格納部243と、
を有する。
<飲食店施設FのPC300のハードウェア構成>
PC300は、汎用のPCであり、ハードウェア構成は、サーバ200と同様であり、ここでは、ストレージ304について簡単に説明する。
図4は、飲食店施設FのPC300のストレージ構成を示した説明図である。ストレージ304は、アプリケーション部320とデータ格納部340とにより構成される。
アプリケーション部320は、PC300全体を制御するOS321と、主として生活情報、特に、飲食店F0の催事情報や割引情報をサーバ200へ送り、また、店員アバターSを設定するシステム補助プログラム群322と、により構成される。
システム補助プログラム群322は、
・サーバ200からスマートフォン100へ送出しまた表示させる生活情報の送信制御をおこなう生活情報送信プログラム331と、
・仮想都市Cを構成する飲食店施設Fの描画要素を指定する、すなわち、都市情報の一部を指定する施設構築プログラム332と、
・飲食店施設Fの店員アバターSの構成要素を指定するアバター指定プログラム333と、
を有する。
データ格納部340は、生活情報を記録する生活情報記録部341と、自分アバターAが飲食店施設Fに訪れたとき、店員アバターSが紹介する店舗案内等のコメント格納するコメント格納部342と、により構成される。
<健康管理システム1の機能的構成>
次に、健康管理システム1の機能的構成について説明する。図5、図6は、健康管理システム1の機能的構成を説明したブロック図である。
健康管理システム1は、その機能的構成として、主としてスマートフォン100につき、健康情報入力部501と、履歴情報入力部502と、主情報記録部503と、履歴情報送信部504と、外観表示要求部505と、内観表示要求部506と、アバター作成部507と、アバター出力部508と、都市情報読込部509と、構築描画部510と、通知情報受信部511と、通知情報表示部512と、返信質問入力部513と、返信質問送信部514と、移動量決定部515と、アバター移動部516と、通知制御部517と、生活情報受信部518と、生活情報表示部519と、を有する。
健康管理システム1は、その機能的構成として、主としてサーバ200につき、健康情報記録部601と、健康情報送信部602と、履歴情報受信部603と、返信質問受信部604と、通知情報入力部605と、通知情報記録部606と、通知情報送信部607と、生活情報記録部608と、生活情報送信部609と、を有する。
健康管理システム1は、機能的構成として、主としてPC300につき、生活情報作成部701と、アバター設定部702と、店舗設定部703と、を有する。
まず、主としてスマートフォン100が果たす機能的構成について説明する。
健康情報入力部501は、所持者A0自身の健康情報を入力する。これは、自身でタッチパネル画面106から入力する場合と、サーバ200の健康情報送信部602により送信された健康情報を入力する場合の、いずれをも含む。顔写真データも含まれる。
健康情報入力部501は、たとえば、タッチパネル画面106と、通信部107と、RAM103と、クライアント側健康内容入出力プログラム131と、カメラ部109などによりその機能を実現することができる。
履歴情報入力部502は、所持者A0自身の履歴情報を入力する。これは、自身でタッチパネル画面106から入力する場合もあれば、たとえば、スマートフォン100に内蔵された加速度センサ113を使って歩数を入力するのであってもよい。食事を写真撮影してメニュー判断してカロリー計算をさせその履歴を入力するのであっても良い。食事内容を手入力することによって一般的な摂取カロリーを自動計算させ、その遍歴を取り込む態様であってもよい。
履歴情報入力部502は、たとえば、タッチパネル画面106と、通信部107と、RAM103と、クライアント側健康内容入出力プログラム131と、加速度センサ113と、カメラ部109などによりその機能を実現することができる。
主情報記録部503は、健康情報入力部501により入力された健康情報および履歴情報入力部502により入力された履歴情報を格納する。これらは、自分アバターAを描画する際に使用される。
主情報記録部503は、たとえば、RAM103と、クライアント側健康内容入出力プログラム131と、健康状態格納部141などによりその機能を実現することができる。
履歴情報送信部504は、履歴情報入力部502により入力された履歴情報をサーバ200へ送信する。なお、健康情報のほとんどは病院M0側から得られるので、スマートフォン100側からは履歴情報を送信すれば、病院M0の医師その他の医療従事者は、所持者A0がどのような生活習慣を送っているかの傾向を把握でき、次回の診察までの間とうにおいてもきめ細かな指導、意思疎通が可能となる。
履歴情報送信部504は、たとえば、健康状態格納部141と、クライアント側健康内容入出力プログラム131と、RAM103と、通信部107などによりその機能を実現することができる。
外観表示要求部505は、所持者A0に対応させた外観を有する自分アバターA表示要求をタッチパネル画面106をタッチすることによりおこなう。これは、アプリケーションの起動である場合もあれば、次に説明する内観表示から元に戻って外観表示とする表示切替え、また、仮想都市C内で小さく表示されている場合に、その自分アバターAをタップしてタッチパネル画面106に大写しする(通常表示に戻す)場合もある。
外観表示要求部505は、たとえば、タッチパネル画面106と、GPU105と、アバターアクションプログラム134と、OS121と、RAM103などによりその機能を実現する。
内観表示要求部506は、所持者A0に対応させた身体内部器官を有する自分アバターAの表示要求をタッチパネル画面106をタッチすることによりおこなう。これは、外観表示されている場合に、自分アバターAを長押しすることにより要求する他、メニュー画面から内観表示切替と表された項目をタッチすることにより要求してもよい。また、更に、臓器を長押しすることにより、当該臓器を大写しする要求も含まれる。CT画像等による輪切り画像を表示する要求も含まれる。
内観表示要求部506は、たとえば、タッチパネル画面106と、GPU105と、アバターアクションプログラム134と、OS121と、RAM103などによりその機能を実現することができる。
アバター作成部507は、外観表示要求部505による入力があった場合に、当該入力時における健康情報と履歴情報とに応じて、描画すべき身体外観の構成要素を決定し、最新の自分アバターAを作成する。内観表示要求部506による入力である場合には、同様に、当該入力時における健康情報と履歴情報とに応じて、描画すべき身体内部器官の構成要素を決定し、最新の自分アバターAを作成する。作成にあたっては、健康情報と履歴情報を、様々な観点から数値化し、どの部位は、基本がどのパーツであって、それをどのように太く/細く表示させるか、といったことを細かく決定していくアルゴリズムなどによりおこなう。
アバター作成部507は、たとえば、アバター作成プログラム132と、健康状態格納部141と、構成要素格納部142と、RAM103と、CPU101などによりその機能を実現することができる。
図7は、自分アバターAの外観の例を示した説明図である。図7aは、ある日の外観であり、図7bは、次の日の外観である。ここでは、前日にカロリー摂取過多であったことを反映して、パラメータ数値が変わり、ふっくらとした外観で描画されている(説明の便宜上顔部分のみ描画しているが、適宜胴回りも膨らませて描画するようにしてもよい。また、ここでは、わかりやすくするため、かなり太らせた描画としている)。このように、リアルタイムないしアップツーデートの外観となるので、所持者A0は、自分アバターAを介して自身の健康状態を意識できるようになる。換言すれば、自分の外観は自分ではその変化に気づきにくいものの、自分アバターAを介して自身を客観視出来るので、どのようなアバター外観となっているかが気になり、頻繁にアプリケーションを立ち上げることにつながる。すなわち、常々健康に意識が向くようになる。
図8は、自分アバターAの内観を示した説明図である。図8aは、スケルトン画像を、図8bは、胴回りをタッチした後にあらわれる腹囲の輪切りの様子を示している。なお、所持者A0の体型に沿って内蔵を描画してもよいが、生々しいので、図8aでは、一般的な模型表示としている。
内臓の外観は、具体的に見ても専門でないので分かり難いが、たとえば、腹囲の輪切り画像であれば思いの外脂肪がついていることが素人ながらに分かるので、これを目視させて印象を形成させ、たとえば外食の際に、カロリー等を考えながら注文することとにつながっていく。すなわち、内観を見させることによっても健康を常々意識させえることができるようになる。
同様に、肝臓自体の絵(外観)を見せられても何も意識できないが、γ−GTP値を反映して、標準範囲であれば赤、数値が高くなるにつれ、黄色→黄色と黒のストライプ→黄色と黒のストライプの点滅、等の表示態様とすれば、単なる数値であれば意識しにくいところ、視覚的に把握できて印象に残り、酒量を控えることにつながっていく。すなわち、健康を常々意識できる。
なお、図8aは、スマートフォン100のタッチパネル画面全体を示しているが、右上の女性に数字15が重なっている画像は、新着の生活情報が15あることを示している。同様に、病院マークに数字3が重なっている画像は、新着の通知情報が3あることを示している。足跡マークと278の数字は、アバターAの移動可能量(後述)が278歩であることを示している。
アバター出力部508は、アバター作成部507により作成された自分アバターAをタッチパネル画面106に出力する。また、構築描画部510により仮想都市Cが描画される際には、当該仮想都市C内で活動させる自分アバターAを、その大きさを調整して出力する。すなわち、仮想都市C内の道路等に大きさを合わせて出力する。この他、アバター出力部508は、病院M0の医者、看護師、事務等に対応した絵面を有する先生アバターTもタッチパネル画面106に出力する。なお、実際の、医者等に対応しているので、3人の医師、5人の看護師、2人の事務がいる場合は、それぞれ先生アバターT1〜T3,先生アバターT4〜T8,先生アバターT9〜T10として異なるアバターとして表示する。現実と対応して、また、絵面も似せてあるので、所持者Aは、質問等をする場合も、実質的にいつもの先生、いつもの看護師あてに質問でき、また、アバターを介した間接行為であるので、質問すること自体の心理的抵抗が緩和され、病院M0とのつながりを事実上常態化とすることができる。すなわち、所持者A0にとっては診察を受けっぱなしとならず、病院M0にとっても処置や助言をしっぱなしとならず、効率的・効果的な医が実現される。
なお、出力に際しては、よりリアル感を高めるため、バーチャル3Dとして表示し、留まっているときであっても、適宜、呼吸等により微妙に揺れ動くように描画するようにする。
アバター出力部508は、たとえば、アバター作成プログラム132と、CPU101と、RAM103と、GPU105と、タッチパネル画面106などによりその機能を実現することができる。
都市情報読込部509は、仮想都市Cを構築させる都市情報を読み込む。なお、この都市情報はサーバ200から送られてくるが、元となるパラメータ等は、飲食店F0が自身の飲食店施設Fを実店舗似せるべく、また、仮想都市C上の他の施設等も実店舗に似せるべく、サーバ200にアクセスし設定したパラメータである。
都市情報読込部509は、仮想都市構築プログラム133と、OS121と、RAM103と、都市情報格納部143などによりその機能を実現することができる。
構築描画部510は、都市情報読込部509により読み込まれた都市情報に基づき、仮想都市Cを構築してタッチパネル画面106上に描画する。なお、自分アバターAを単独で画面上に大写しして表示するか、仮想都市C上に縮尺を調製して表示するか、は適宜切替ることができ、また、自分アバターAが仮想都市C上で病院施設Mに到着したときは、屋内画面に切り替え、先生アバターTと自分アバターAが表示されるように描画をおこなう(都市情報に当該屋内画面を描画する情報を含ませておくことにより実現できる)。
構築描画部510は、仮想都市構築プログラム133と、都市情報格納部143と、アバター作成プログラム132と、RAM103と、CPU101と、GPU105と、タッチパネル画面106などによりその機能を実現することができる。
図9は、仮想都市Cの描画例を示した説明図である。図にあるように、仮想都市Cでは、病院施設Mと飲食店施設Fとが存在し、また、自分アバターAにはわかりやすく紡錘形の目印が描画されている。
通知情報受信部511は、サーバ200の通知情報送信部607により送信された通知情報を受信する。通知情報は、病院M0が自発的に伝達する内容でもよく、所持者A0が自分アバターAと病院施設Mを介して病院M0に送った質問事項等に返答する形で送った内容であっても良い。
通知情報受信部511は、たとえば、通信部107と、OS121と、クライアント側補助情報入出力プログラム135と、補助情報格納部144などによりその機能を実現することができる。
通知情報表示部512は、通知情報受信部511により受信された通知情報を病院施設Mの先生アバターTを介してタッチパネル画面106上に表示する。なお、後述するように、この通知情報の受け取りは、自分アバターAが病院施設Mに到着した際、または、病院施設M内にいる場合にのみ可能としている。すなわち、アプリケーションを立ち上げたとき、病院施設Mからの通知があること自体は知らされるが、その内容は、自分アバターAがそこにたどり着かなければ表示されないようにしている。また、ここでは説明の便宜上「先生」と表記しているが、医師に限定されず、理学療法士、栄養管理士、や看護師、事務員であってもよい。通知情報の内容は、先生アバターT(医師)の場合は「火傷の経過を見てみたいので写真を送って下さい」、看護師の場合は「明日は検便採取をお願いします。検査キットが新しくなっているので、説明書をよく読んで下さい」、理学療法士の場合は「昨日の温熱療法の結果はいかがでしたか?今朝まだ膝が痛みますか?」、事務員の場合は「次回の予約をご連絡頂く予定でしたが、〇日△時はいかがですか?」等、様々な通知内容とすることができる。健康管理に関するショートムービーを再生させるビデオ再生ボタンを表示する態様であっても良い。
通知情報表示部512は、たとえば、クライアント側補助情報入出力プログラム135と、RAM103と、補助情報格納部144と、GPU105と、タッチパネル画面106などによりその機能を実現することができる。
返信質問入力部513は、病院施設Mを介した病院M0からの通知情報に対して返信する返信事項や、所持者A0からの、自分アバターAと病院施設M(または先生アバターT)とを介した病院M0側への問合せや質問事項である返信質問情報を入力する。通知情報と返信質問情報とが自分アバターAや仮想都市C(病院施設Mや先生アバターT)を介してやりとりされるので、連綿とした健康管理ないし医療が実現される。
返信質問入力部513は、たとえば、タッチパネル画面106と、OS121と、補助情報格納部144と、クライアント側補助情報入出力プログラム135などによりその機能を実現することができる。
図10は、病院施設M内における、通知情報と返信質問情報とのやりとりを説明する図である。図10aは、先生アバターT1(医師)の通知情報に対する、自分アバターAを介した返信の例である。適宜追加情報を見せてもよい。たとえば、レーダーチャートにより、所持者Aが各項目においてどの程度平均からずれているか見せ、この状態が続けば、どのような病気がどのような確率で発生するかのリスク通知とすることもできる。図10bは、先生アバターT6(事務)に対しての、自分アバターAを介した診察予約・確認のやりとりである。なお、予約が成立した場合、スマートフォン100のスケジュール管理ソフトに連動させて予定を追加する制御をおこなっても良い。
返信質問送信部514は、返信質問入力部513により入力された返信質問情報をサーバ200へ送信する。
返信質問送信部514は、たとえば、補助情報格納部144と、クライアント側補助情報入出力プログラム135と、OS121と、通信部107などによりその機能を実現することができる。
移動量決定部515は、加速度センサ113とGPS部114による所持者A0の現実の移動情報に基づいて自分アバターAを仮想都市C内にて移動させるための移動量を決定する。たとえば、現実の歩数10に対してアバターを1歩または1マス移動可能とするように設定する例を挙げることができる。厚生労働省の目標歩数は、男性で一日8500歩、女性で8000歩としているが、仮想都市Cの大きさによって、適宜変換比率を設定すればよい。自分アバターAの移動可能量がもう少しあれば、もう一つ行きたい場所に行けるようになる、また、より快適な仮想都市生活ができる、という程度とするのが好ましい。このような、いわば移動制限を設けることにより、所持者A0にウォーキングを心がけさせることにつながり、また、スマートフォンを携帯し忘れることがなくなり、反射的にソフトウェアの起動回数が増え、自身の健康状態をより意識させる機会が増えていく。
移動量決定部515は、加速度センサ113と、GPS部114と、OS121と、移動情報取得プログラム136と、健康状態格納部141などによりその機能を実現することができる。
アバター移動部516は、移動量決定部515により決定された移動量に応じて仮想都市C内で自分アバターAを移動させる。移動は、仮想都市C内にて移動したい行き先、たとえば病院施設Mや飲食店施設Fをタップすることによりおこなう。タップにより、自分アバターAが仮想都市内Cをタップ先まで移動していく。移動可能歩数を残量表示として画面に表示させてもよい。
アバター移動部516は、たとえば、アバターアクションプログラム134と、仮想都市構築プログラム133と、都市情報格納部143と、RAM103と、GPU105と、タッチパネル画面106などによりその機能を実現することができる。
通知制御部517は、通知情報表示部512を制御して、自分アバターAが病院施設M内に到着したまたは病院施設M内にいる場合にのみ、通知情報をタッチパネル画面106に表示するように制御する。この制限を設けることにより、病院施設Mに自分アバターAをたどり着かせるために、ウォーキングへと誘うことができ、自然と健康管理がなされることとなる。また、分身である自分アバターAを現実を模した病院施設Mに頻繁に行かせるようになるので、所持者A0自身の病院への心理的な障壁がなくなり、自身の健康を意識して仮想空間内で適宜質問をしたり、適時に病院M0に出向くことができるようになる。
通知制御部517は、移動情報取得プログラム136と、アバターアクションプログラム134と、都市情報格納部143と、GPS部114などによりその機能を実現することができる。
生活情報受信部518は、サーバ200の生活情報送信部609により送信された生活情報を入力する。新たに更新されたらその情報も入力する。また、生活情報表示部519は、生活情報受信部518により入力された生活情報をタッチパネル画面106上に表示する。飲食店施設Fについては、催事情報や割引情報といったいわゆるお得情報の部類である。自分アバターAを病院施設Mだけでなく、飲食店施設Fへ出かけさせることにつながり、所持者A0を、実際に外出させたり、気分転換させたりすることができ、精神衛生の維持向上が図られる。この例では、飲食店施設Fのみを例示したが、多数の施設で案内があれば、町の活性化にもつながる。
生活情報受信部518は、たとえば、通信部107と、OS121と、生活情報入力更新プログラム137などによりその機能を実現することができる。
生活情報表示部519は、たとえば、生活情報格納部145と、生活情報入力更新プログラムと、GPU105と、タッチパネル画面106などによりその機能を実現することができる。
次に、主としてサーバ200が果たす機能的構成について説明する。
健康情報記録部601は、病院M0にて実施されたもしくは病院M0がデータを有する健康診断結果、身体能力測定結果、人間ドック結果、認知機能検査結果等に基づき構築された健康情報を、所持者A0を含み、スマートフォン100の所持者毎にそれぞれ記録する。健康管理システム1は、多数のスマートフォンとデータの送受信をおこなうので、所持者のIDと共に健康情報を格納する。病院M0が所持する既存の電子カルテからIDやデータを抽出してもよい。
健康情報記録部601は、たとえば、サーバ側健康内容入出力プログラム231と、主副情報格納部241と、RAM203などによりその機能を実現することができる。
健康情報送信部602は、健康情報記録部601に記録された健康情報を、該当する所持者のスマートフォンへ送信する。ここでは、所持者A0の健康情報をスマートフォン100へ送信する。送信態様は特に限定されないが、たとえば、最新の健康情報がある旨のみをスマートフォン100へ送信し、所持者A0が自分アバターAを病院施設Mに向かわせて、病院施設Mに到着した場合にその送信要求をサーバ200へ送り、サーバ200が該当する健康情報を送出する例を挙げることができる。初めから更新された健康情報を送っておいてもよい。
健康情報送信部602は、たとえば、主副情報格納部241と、サーバ側健康内容入出力プログラム231と、OS221と、NIC207などによりその機能を実現することができる。
履歴情報受信部603は、スマートフォン100の履歴情報送信部504により送信された履歴情報を受信する。病院M0側で、所持者A0の日々の生活習慣の実体等を把握可能となる。
履歴情報受信部603は、たとえば、NIC207と、OS221と、サーバ側健康内容入出力プログラム231と、主副情報格納部241などによりその機能を実現することができる。
返信質問受信部604は、スマートフォン100の返信質問送信部514により送信された返信質問情報を受信する。健康情報はそもそも病院M0が有し、履歴情報も所持者A0側から受け取り、更に、返信質問情報も受け取るので、所持者A0が次回病院M0に足を運ぶまでに充実したフォローをおこなうことができるようになる。換言すれば、所持者A0の健康管理はより充実し、病院M0は不必要な来診を避けることが可能となる。
返信質問受信部604は、たとえば、NIC207と、サーバ側補助情報入出力プログラム233と、主副情報格納部241などによりその機能を実現することができる。
通知情報入力部605は、返信質問受信部604により受信された事項と履歴情報受信部603により受信された履歴情報と、健康情報と、に基づいて医療従事者により当該所持者に対して作成されるべき通知情報を入力する。ここでは、所持者A0宛の通知情報が入力される。これにより上述のフォローが可能となる。
通知情報入力部605は、たとえば、キーボード208と、マウス209と、モニタ206と、通知情報入出力プログラム232と、RAM203などによりその機能を実現することができる。
通知情報記録部606は、所持者に通知すべき通知情報をスマートフォンの所持者毎にそれぞれに記録する。ここでは、所持者A0宛の通知情報が記録される。なお、通知情報の作成者である医療従事者のIDも併せて記録する。所持者A0にとっては、単に、病院施設Mから通知があった、ということでなく、病院施設Mのどの先生アバターTから来たかが分かるので、実際の病院M0のどの医療従事者からということを透かして把握でき、健康に常々より意識を高めることにつながっていく。
通知情報記録部606は、たとえば、通知情報入出力プログラム232と、主副情報格納部241などによりその機能を実現することができる。
通知情報送信部607は、通知情報記録部606により記録された通知情報を、該当する所持者のスマートフォンへ送信する。所持者A0にとっては、スマートフォン100を介して知得可能となる。このとき、誰から送られたかは先生アバターTを介して把握可能となる。
通知情報送信部607は、たとえば、主副情報格納部241と、通知情報入出力プログラム232と、OS221と、NIC207などによりその機能を実現することができる。
生活情報記録部608は、生活情報を記録する。仮想都市Cには多数の店舗施設等が存在するが、飲食店施設Fからは飲食店F0の催事情報や割引情報、クーポンなどの情報が記録される。
生活情報記録部608は、たとえば、NIC207と、OS221と、生活情報入出力プログラム234と、生活情報格納部242などによりその機能を実現することができる。
生活情報送信部609は、生活情報記録部608により記録された生活情報をスマートフォン100へ送信する。プッシュ型配信としてもよいし、オンデマンドで送出する態様であっても良い。
生活情報送信部609は、たとえば、NIC207と、OS221と、生活情報入出力プログラム234と、生活情報格納部242などによりその機能を実現することができる。
最後に、主としてPC300が果たす機能的構成について説明する。
生活情報作成部701は、サーバ200に送るべき生活情報や付随するコメント(誘い文句)を作成する。ここでは、飲食店F0における割引情報等を記入する。
生活情報作成部701は、PC300のキーボードと、モニタと、生活情報記録部341と、生活情報送信プログラム331と、コメント格納部342などによりその機能を実現することができる。
アバター設定部702は、飲食店施設Fの店員アバターSを設定する。実在する店員に似せて設定するのが好ましい。サーバ200にアクセスして設定画面を見ながら決定してもよい。自分アバターAの構成要素を流用してもよい。
アバター設定部702は、PC300のNICとアバター指定プログラム333などによりその機能を実現することができる。
店舗設定部703は、飲食店施設Fの描画要素を設定する。実在する飲食店F0に似せて設定するのが好ましい。サーバ200にアクセスして設定画面を見ながら決定してもよい。
店舗設定部703は、PC300のNICと施設構築プログラム332などによりその機能を実現することができる。
以上説明したように、本発明の健康管理システム1によれば、個々のユーザに見合ったオーダーメイド的な指導、健康管理が実現される。
アバターを介して自身を投影できるので、一般人でも一目で自分の健康状態を把握でき、常時、身体状況や健康管理に興味や関心を持つことができる。
次回の診察がおこなわれるまでに補完がおこなわれ、フォローが可能となる(指導等が後手も回らない)。
ウォーキングの動機付けがちりばめられた仮想都市が構築され、一層システムの利用が進み、ひいては、健康管理がより充実したものとなる。
本システムは、使えば使うほど健康意識を高め、また、病院との一層の連携が実現して健康管理がおこなわれる。
町の魅力をアピールできる有用なツールでもあるので、行政側も導入・参画しやすい。
1 健康管理システム
100 スマートフォン
104 ストレージ
105 GPU
106 タッチパネル画面
107 通信部
108 通信コネクタ
109 カメラ部
110 通話部
113 加速度センサ
114 GPS部
120 アプリケーション部
121 OS
122 クライアント側健康管理プログラム群
131 クライアント側健康内容入出力プログラム
132 アバター作成プログラム
133 仮想都市構築プログラム
134 アバターアクションプログラム
135 クライアント側補助情報入出力プログラム
136 移動情報取得プログラム
137 生活情報入力更新プログラム
140 データ格納部
141 健康状態格納部
142 構成要素格納部
143 都市情報格納部
144 補助情報格納部
145 生活情報格納部
200 サーバ
204 ストレージ
206 モニタ
208 キーボード
209 マウス
220 アプリケーション部
221 OS
222 サーバ側健康管理プログラム群
231 サーバ側健康内容入出力プログラム
232 通知情報入出力プログラム
233 サーバ側補助情報入出力プログラム
234 生活情報入出力プログラム
240 データ格納部
241 主副情報格納部
242 生活情報格納部
243 インストールプログラム格納部
304 ストレージ
320 アプリケーション部
322 システム補助プログラム群
331 生活情報送信プログラム
332 施設構築プログラム
333 アバター指定プログラム
340 データ格納部
341 生活情報記録部
342 コメント格納部
501 健康情報入力部
502 履歴情報入力部
503 主情報記録部
504 履歴情報送信部
505 外観表示要求部
506 内観表示要求部
507 アバター作成部
508 アバター出力部
509 都市情報読込部
510 構築描画部
511 通知情報受信部
512 通知情報表示部
513 返信質問入力部
514 返信質問送信部
515 移動量決定部
516 アバター移動部
517 通知制御部
518 生活情報受信部
519 生活情報表示部
601 健康情報記録部
602 健康情報送信部
603 履歴情報受信部
604 返信質問受信部
605 通知情報入力部
606 通知情報記録部
607 通知情報送信部
608 生活情報記録部
609 生活情報送信部
701 生活情報作成部
702 アバター設定部
703 店舗設定部

Claims (11)

  1. アバターを表示させるスマートフォン装置であって、
    スマートフォン装置の所持者自身の健康に関する情報である健康情報を入力する健康情報入力手段と、
    食事履歴および/または運動履歴および/または睡眠履歴に関する情報である履歴情報を入力する履歴情報入力手段と、
    健康情報入力手段により入力された健康情報および履歴情報入力手段により入力された履歴情報を格納する情報格納手段と、
    所持者に対応させた外観を有するアバターの表示要求をタッチパネル画面を介して入力する外観表示要求手段と、
    外観表示要求手段による入力があった場合に、当該入力時における情報格納手段に格納された健康情報と履歴情報とに応じて、描画すべき身体外観の構成要素を決定し、最新のアバターを作成するアバター作成手段と、
    アバター作成手段により作成されたアバターをタッチパネル画面に出力するアバター出力手段と、
    を具備したことを特徴とするスマートフォン装置。
  2. 所持者に対応させた身体内部器官を有するアバターの表示要求をタッチパネル画面を介して入力する内部表示要求手段を具備し、
    内部表示要求手段による入力があった場合に、アバター作成手段は、当該入力時における情報格納手段に格納された健康情報と履歴情報とに応じて、描画すべき身体内部器官の構成要素を決定し、最新のアバターを作成することを特徴とする請求項1に記載のスマートフォン装置。
  3. 病院側に配されるサーバ装置と、請求項1または2に記載のスマートフォン装置と、を含むアバターを介した健康管理システムであって、
    サーバ装置は、
    健康診断および/または身体能力測定および/または人間ドックおよび/または認知機能検査についての結果に基づき構築された健康情報をスマートフォン装置の所持者毎にそれぞれ記録する健康情報記録手段と、
    健康情報記録手段に記録された健康情報を、該当する所持者のスマートフォン装置へ送信する健康情報送信手段と、
    を具備し、
    スマートフォン装置は、
    健康情報入力手段が、健康情報送信手段により送信された健康情報を入力することを特徴とする健康管理システム。
  4. スマートフォン装置は、
    仮想都市を構築させるパラメータその他のデータである都市情報を読み込む都市情報読込手段と、
    都市情報読込手段により読み込まれた都市情報に基づき、仮想都市を構築してタッチパネル画面上に描画する構築描画手段と、
    を具備し、
    アバター出力手段は、構築描画手段による描画の際に、アバターの大きさを調整して仮想都市内で活動させるアバターを出力することを特徴とする請求項3に記載の健康管理システム。
  5. 仮想都市には前記病院に対応した病院施設が含まれ、
    サーバ装置は、
    所持者に通知すべき通知情報をスマートフォン装置の所持者毎にそれぞれに記録する通知情報記録手段と、
    通知情報記録手段により記録された通知情報を、該当する所持者のスマートフォン装置へ送信する通知情報送信手段と、
    を具備し、
    スマートフォン装置は、
    通知情報送信手段により送信された通知情報を受信する通知情報受信手段と、
    通知情報受信手段により受信された通知情報を病院施設を介してタッチパネル画面上に表示する通知情報表示手段と、
    を具備したことを特徴とする請求項4に記載の健康管理システム。
  6. 通知情報記録手段は、通知情報の作成者である医療従事者のIDを併せて記録し、
    アバター出力手段は、医療従事者のIDに対応した絵面を有する先生アバターもタッチパネル画面に出力し、
    通知情報表示手段は、通知情報の表示の際に病院施設の先生アバターを介して当該先生アバターに係る通知情報を表示することを特徴とする請求項5に記載の健康管理システム。
  7. スマートフォン装置は、
    病院側への質問事項や通知情報に基づいて返信する返信事項である返信質問情報を病院施設を介して入力する返信質問入力手段と、
    返信質問入力手段により入力された返信質問情報をサーバ装置へ送信する返信質問送信手段と、
    を具備し、
    サーバ装置は、
    返信質問送信手段により送信された返信質問情報を受信する返信質問受信手段と、
    返信質問受信手段により受信された返信質問情報に基づいて病院側の医療従事者により当該所持者に対して作成されるべき通知情報を入力する通知情報入力手段と、
    を具備し、
    通知情報記録手段は、通知情報入力手段により入力された通知情報を記録することを特徴とする請求項5または6に記載の健康管理システム。
  8. スマートフォン装置は、
    履歴情報入力手段により入力された履歴情報をサーバ装置へ送信する履歴情報送信手段を具備し、
    サーバ装置は、
    履歴情報送信手段により送信された履歴情報を受信する履歴情報受信手段を具備し、
    通知情報入力手段は、返信質問受信手段により受信された返信質問情報と履歴情報受信手段により受信された履歴情報と健康情報記録手段に記録された健康情報とに基づいて病院側の医療従事者により当該所持者に対して作成される通知情報を入力することを特徴とする請求項7に記載の健康管理システム。
  9. スマートフォン装置は、
    歩数計機能および/またはGPS機能を介した所持者の現実の移動情報に基づいて仮想都市内にてアバターを移動させる移動量を決定する移動量決定手段と、
    移動量決定手段により決定された移動量に応じて仮想都市内にてアバターを移動させるアバター移動手段と、
    を具備したことを特徴とする請求項4〜8のいずれか一つに記載の健康管理システム。
  10. スマートフォン装置は、
    通知情報表示手段を制御して、アバターが病院施設内に到着したまたは病院施設内にいる場合にのみ、通知情報をタッチパネル画面に表示可能にする通知制御手段を具備したことを特徴とする請求項5〜9のいずれか一つに記載の健康管理システム。
  11. 仮想都市は所持者の住所または居所を含んだエリアを模して形成されており、
    サーバ装置は、
    実際のイベント情報、レジャー情報その他の行楽観光情報、および/または、実際の飲食店、服飾店、食料品店、雑貨店、その他の店舗の催事情報ないし割引情報、および/または、実際の公共機関からのお知らせその他の広報を生活情報として記録する生活情報記録手段と、
    生活情報記録手段により記録された生活情報をスマートフォン装置へ送信する生活情報送信手段と、
    を具備し、
    スマートフォン装置は、
    生活情報送信手段により送信された生活情報を入力する生活情報受信手段と、
    生活情報入力手段により入力された生活情報をタッチパネル画面上に表示する生活情報表示手段と、
    を具備したことを特徴とする請求項4〜10のいずれか一つに記載の健康管理システム。
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