JP2017204084A - 入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電力消費の増大を招くことなく、また、プランジャー等による押し付け力の調整機構を設けることなく、操作フィーリングの調節を可能とする入力装置を提供する。
【解決手段】仮想の操作平面OPに沿う方向の操作力が入力される入力装置において、コイル41と、コイルに挿入される板状のコイル側ヨーク51と、コイル側ヨークと対向するように配置される板状の対向ヨーク71、72と、コイル側ヨークと対向ヨークとの対向する面のいずれかに配置されてコイル側ヨーク及び対向ヨーク間で磁束を発生させる磁石61、62と、コイル側ヨークあるいは対向ヨークに接続されており操作力が入力される操作ノブ73と、を備え、操作ノブに接続されて、操作ノブと共に摺動するスライダ75と、スライダの摺動を受ける受け部50bと、コイル側ヨークと対向ヨークとの距離を機械的に調節可能とする距離調節部77とを設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、操作力が入力される入力装置に関する。
従来、例えば特許文献1には、操作力が入力される操作ノブと、操作力の入力によって移動可能なよう操作ノブを支持する本体部とを備える入力装置が開示されている。この入力装置は、更に、二つのボイスコイルモータを備えている。二つのボイスコイルモータは、それぞれ、磁極を形成する一対のマグネット、及びマグネットの発生磁束を通過させるボイスコイル(第一、第二コイル)を有しており、アクチュエータとして機能するようになっている。二つのボイスコイルモータにおいて、各ボイスコイルへの電流の印加によって発生する各電磁力は、互いに直交する方向への操作反力として操作ノブに作用し、操作ノブを通してユーザに操作反力を感じさせるようになっている。
特許文献1では、各ボイスコイルに設けられるそれぞれのヨークの一端側同士は、連結部にて連結されており、一方のボイスコイルにおける発生磁束を他方のボイスコイルに導くと共に、他方のボイスコイルにおける発生磁束を一方のボイルコイルに導いて磁気回路を形成する磁路形成体が設けられている。これにより、各ボイスコイルを通過する磁束の密度を向上させることができ、形成材料の使用量を抑えつつ、各電磁力、つまり操作反力を高めるようにしている。
特開2015−125552号公報
しかしながら、上記特許文献1では、通常、操作ノブを操作する際の操作フィーリング(可動部の摩擦感)は、操作者の好みに関わらず一定(固定)となっている。
操作フィーリングを操作者の好みに応じて可変するためには、通常の操作において、意図的にボイスコイルへ電流を印加すると共に、印加電流を変えることが考えられるが、いたずらに電力消費を増大させてしまう。
また、機械的なプランジャー等を設けて、可動部を押し付け、プランジャーの押し付け力を調節する方法も考えられるが、押し付け力を操作者の好みに応じて調節するための機構が必要となる。更に、プランジャーを押し付ける面の平面度が充分に得られていないと、引っ掛かりや摩擦の不均一等により、逆に操作フィーリングの悪化を招いてしまう。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、電力消費の増大を招くことなく、また、プランジャー等による押し付け力の調整機構を設けることなく、操作フィーリングの調節を可能とする入力装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
本発明では、仮想の操作平面(OP)に沿う方向の操作力が入力される入力装置において、
巻線の巻回しによって形成されるコイル(41)と、
コイルに挿入される板状のコイル側ヨーク(51)と、
コイル側ヨークと対向するように配置される板状の対向ヨーク(71、72)と、
コイル側ヨークと対向ヨークとの対向する面のいずれかに配置されて、コイル側ヨーク及び対向ヨーク間で磁束を発生させる磁石(61、62)と、
コイル側ヨーク、あるいは対向ヨークに接続されており、操作力が入力される操作ノブ(73)と、を備え、
コイルへの電流の印加によって発生する電磁力が、操作力に対する操作反力として操作ノブに作用されるようになっており、
操作ノブに接続されて、操作ノブと共に摺動するスライダ(75)と、
スライダの摺動を受ける受け部(50b)と、
コイル側ヨークと対向ヨークとの距離を機械的に調節可能とする距離調節部(77)と、が設けられたことを特徴としている。
この発明によれば、距離調節部(77)によって、コイル側ヨーク(51)と対向ヨーク(71、72)との間の距離が調節されると、両ヨーク間の距離に応じて磁石(61、62)による磁力(吸引力)が変化する。この磁力の変化は、操作ノブ(73)に伝わり、更に、スライダ(75)に伝わる。よって、受け部(50b)に対するスライダの押し付け力を変化させることができるので、操作ノブを操作する際のスライダによる摩擦力を変化させて、操作フィーリングを容易に調整することができる。このとき、電力消費の増大を招くことなく、また、プランジャー等による押し付け力の調整機構を設けることなく、対応が可能である。
尚、上記括弧内の参照番号は、本発明の理解を容易にすべく、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、本発明の範囲を何ら制限するものではない。
本発明の第一実施形態による操作入力装置を備えた表示システムの構成を説明するための図である。 操作入力装置の車室内での配置を説明するための図である。 操作入力装置の機械的構成を説明するための断面図である。 反力発生部を示す斜視図である。 図4の矢印Vから見た反力発生部を示す底面図である。 磁気回路を巡る磁束の態様を模式的に示す図であって、図5のVI−VI線断面図である。 磁気回路を巡る磁束の態様を模式的に示す図であって、図5のVII−VII線断面図である。 反力発生部を分解した斜視図であって、磁気回路を巡る磁束の態様を模式的に示す図である。 固定ヨークを上側の可動ヨークに近づけたときの作動状態を示す説明図である。 固定ヨークを下側の可動ヨークに近づけたときの作動状態を示す説明図である。 第二実施形態(その1)の距離調節部を示す斜視図である。 第二実施形態(その2)の距離調節部を示す正面図である。 第二実施形態(その3)の距離調節部を示す正面図である。 第三実施形態の距離調節部を示す説明図である。 第三実施形態において、上側の可動ヨークを固定ヨークに近づけたときの作動状態を示す説明図である。 第三実施形態の変形例として、下側の可動ヨークを固定ヨークに近づけたときの作動状態を示す説明図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることができる。そして、複数の実施形態及び変形例に記述された構成同士の明示されていない組み合わせも、以下の説明によって開示されているものとする。
(第一実施形態)
図1に示す本発明の第一実施形態による操作入力装置100は、車両に搭載され、車室内の表示器、例えばナビゲーション装置20又はヘッドアップディスプレイ装置120(図2参照)等と共に表示システム10を構成している。操作入力装置100は、図2に示すように、車両のセンターコンソールにてパームレスト19と隣接する位置に設置され、操作者の手の届き易い範囲に操作ノブ73を露出させている。この操作ノブ73は、操作者の手H等によって操作力が入力されると、入力された操作力の方向に変位する。
ナビゲーション装置20は、車両のインストルメントパネル内に設置され、運転席に向けて表示画面22を露出させている。表示画面22には、所定の機能が関連付けられた複数のアイコン、及び任意のアイコンを選択するためのポインタ80等が表示されている。操作ノブ73に水平方向の操作力が入力されると、ポインタ80は、操作力の入力方向に対応した方向に、表示画面22上を移動する。ナビゲーション装置20は、図1及び図2に示すように、通信バス90と接続され、操作入力装置100等とネットワーク通信可能である。ナビゲーション装置20は、表示画面22に表示される画像を描画する表示制御部23、及び表示制御部23によって描画された画像を表示画面22に連続的に表示する液晶ディスプレイ21を有している。
以上の操作入力装置100の各構成を詳しく説明する。操作入力装置100は、図1に示すように、通信バス90及び外部のバッテリ95等と接続されている。操作入力装置100は、通信バス90を通じて、離れて位置するナビゲーション装置20と通信可能とされている。また操作入力装置100は、各構成の作動に必要な電力が、バッテリ95から供給される。
操作入力装置100は、通信制御部35、操作検出部31、反力発生部39、反力制御部37、及び操作制御部33等によって電気的に構成されている。
通信制御部35は、操作制御部33によって処理された情報を通信バス90に出力する。加えて通信制御部35は、他の車載装置から通信バス90に出力された情報を取得し、操作制御部33に出力する。
操作検出部31は、操作力の入力によって移動した操作ノブ73(図2参照)の位置を検出する。操作検出部31は、検出した操作ノブ73の位置を示す操作情報を、操作制御部33に出力する。
反力発生部39は、操作ノブ73に操作反力を生じさせる構成であって、ボイスコイルモータ等のアクチュエータを含んでいる。反力発生部39は、例えば表示画面22上においてポインタ80(図2参照)がアイコンと重なる際に、操作反力を操作ノブ73(図2参照)に印加することで、所謂、反力フィードバックにより、擬似的なアイコンの触感を操作者に惹起させる。
反力制御部37は、例えば種々の演算を行うためのマイクロコンピュータ等によって構成されている。反力制御部37は、操作制御部33から取得する反力情報に基づいて、反力発生部39から操作ノブ73に印加される操作反力の方向及び強さを制御する。
操作制御部33は、例えば種々の演算を行うためのマイクロコンピュータ等によって構成されている。操作制御部33は、操作検出部31によって検出された操作情報を取得し、通信制御部35を通じて通信バス90に出力する。加えて操作制御部33は、操作ノブ73(図2参照)に印加する操作反力の方向及び強さを演算し、演算結果を反力情報として反力制御部37に出力する。
操作入力装置100は、図3に示すように、可動部70及び固定部50等によって機械的に構成されている。
可動部70は、後述する一対の可動ヨーク71、72、上記の操作ノブ73、及びノブベース74、スライダ75を有している。可動部70は、固定部50に対し、仮想の操作平面OPに沿うx軸方向及びy軸方向に相対移動可能に設けられている。可動部70は、x軸方向及びy軸方向のそれぞれに移動可能な範囲を、固定部50によって予め規定されている。可動部70は、印加されていた操作力から解放されると、基準となる基準位置に帰着する。
ノブベース74は、操作ノブ73に軸部材のように形成されて、後述する固定部50のハウジング50a内に延びている。ノブベース74は、操作ノブ73に一体的に接続されており、操作ノブ73と共に移動可能となっている。そして、このノブベース74には、可動ヨーク71、72、及びスライダ75が接続されている。
スライダ75は、板状の部材であり、操作ノブ73に隣接するようにノブベース74に接続されている。スライダ75の板面は、仮想の操作平面OPに沿うように配置されている。そして、スライダ75の操作ノブ73とは反対側には、固定部50の1つを構成する板状の受け部50bが設けられている。受け部50bは、スライダ75と平行となるように配置されている。スライダ75の板面方向の端部で、受け部50bと対向する面は、受け部50bに当接しており、スライダ75は、受け部50bに対して摩擦を伴って移動(摺動)するようになっている。
尚、スライダ75に発生する摩擦力は、スライダ75に発生する重力、スライダ75に作用するトータル磁力F(後述する図9、図10)、及びスライダ75と受け部50bとの間の摩擦係数等によって定まる。
固定部50は、ハウジング50a、受け部50b、及び回路基板等を有しており、後述する固定ヨーク51を保持している。ハウジング50aは、可動部70を相対移動可能に支持しつつ、受け部50b、回路基板、及び反力発生部39等の各構成を収容する。受け部50bは、上記スライダ75が移動される際の受板となっており、ハウジング50a内に固定されている。回路基板は、その板面方向を、操作平面OPに沿わせた姿勢にて、ハウジング50a内に固定されている。回路基板は、例えばハウジング50aの底面(下側の面)と対向するように配置されている。回路基板には、操作制御部33及び反力制御部37等を構成するマイクロコンピュータ等が実装されている。
以上の可動部70及び固定部50間において、図3〜図5に示す反力発生部39が反力フィードバックを実施する。反力発生部39は、2組のアクチュエータとして機能する第一ボイスコイルモータ(VCM)39x及び第二VCM39y、並びに固定ヨーク51及び二つの可動ヨーク71、72等によって構成されている。
第一VCM39xは、第一コイル41、二つの磁石61、62、固定ヨーク51(第一コイル側ヨーク部52)、及び可動ヨーク71、72を有している。第二VCM39yは、第二コイル42、二つの磁石63、64、固定ヨーク51(第二コイル側ヨーク部53)、及び可動ヨーク71、72を有している。以下、各コイル41、42、各磁石61〜64、固定ヨーク51、及び各可動ヨーク71、72の詳細を、順に説明する。
各コイル41、42は、銅等の非磁性材料よりなる線材を巻線49として、扁平の筒状に巻回しすることにより形成されている。各コイル41、42において、巻線49の巻回軸方向と直交する横断面は、長方形状に形成されている。各巻線49は、各コイル41、42における筒壁の厚さが例えば3mm程度となるまで巻回しされている。各コイル41、42において、巻回しされた巻線49の内周側には、巻回軸方向に延伸する収容室41a、42aが形成されている。各コイル41、42は、回路基板に設けられた配線パターンを介して反力制御部37と電気的に接続され、当該反力制御部37によって各巻線49に個別に電流が印加される。
各コイル41、42は、互いに僅かな隙間を開けつつ、y軸に沿って並べられている。各コイル41、42は、巻線49の巻回軸方向を操作平面OPに沿わせた姿勢にて、回路基板等の固定部50に対し固定されている。一方のコイル(以下、「第一コイル」)41の巻回軸方向は、x軸に沿っている。他方のコイル(以下、「第二コイル」)42の巻回軸方向は、y軸に沿っている。各コイル41、42は、操作平面OPに沿った一対のコイル側面41u、41d、42u、42dをそれぞれ形成している。各コイル41、42において、操作ノブ73側を向く各一方を上側コイル側面41u、42uとし、回路基板側(ハウジング50aの底面側)を向く各他方を下側コイル側面41d、42dとする。各コイル側面41u、41d、42u、42dは、各辺がx軸又はy軸に沿った略四辺形状に形成されている。
各磁石61〜64は、ネオジウム磁石等であって、長手方向を有する略四辺形の板状に形成されている。二つの磁石61、62は、操作平面OPと実質直交するz軸方向において互いに離れて位置し、且つ、当該z軸方向に並んでいる。同様に、他の二つの磁石63、64は、z軸方向において互いに離れて位置し、且つ、当該z軸方向に並んでいる。各磁石61〜64のそれぞれには、平滑な平面状に形成された着磁面68及び取付面69が設けられている。各磁石61〜64において、着磁面68及び取付面69の磁極は、互いに異なっている(図6及び図7も参照)。
磁石61、63の各取付面69は、長辺をx軸に沿わせた姿勢にて、可動ヨーク71に取り付けられている。可動ヨーク71に保持された磁石61の着磁面68は、z軸方向において所定の間隔を開けつつ、第一コイル41の上側コイル側面41uと対向している。可動ヨーク71に保持された磁石63の着磁面68は、z軸方向において所定の間隔を開けつつ、第二コイル42の上側コイル側面42uと対向している。
磁石62、64の各取付面69は、長辺をx軸に沿わせた姿勢にて、可動ヨーク72に取り付けられている。可動ヨーク72に保持された磁石62の着磁面68は、z軸方向において所定の間隔を開けつつ、第一コイル41の下側コイル側面41dと対向している。可動ヨーク72に保持された磁石64の着磁面68は、z軸方向において所定の間隔を開けつつ、第二コイル42の下側コイル側面42dと対向している。各着磁面68は、可動部70が基準位置に帰着している場合において、対向する各コイル側面41u、41d、42u、42dの中央に位置する。
以上の構成では、図6に示すように、各磁石61、62の発生磁束は、第一コイル41の巻線49をz軸方向に通過(貫通)する。故に、第一コイル41への電流の印加により、磁場中に置かれた巻線49内を電荷が移動すると、各電荷にはローレンツ力が生じる。こうして第一VCM39xは、第一コイル41及び各磁石61、62間にて、x軸方向(第一方向)の電磁力EMF_xを生じさせる。第一コイル41に印加する電流の向きを反転させることにより、発生する電磁力EMF_xも反転し、x軸に沿った逆向きの方向となる。
また、図7に示すように、各磁石63、64の発生磁束は、第二コイル42の巻線49をz軸方向に通過(貫通)する。故に、第二コイル42への電流の印加により、磁場中に置かれた巻線49内を電荷が移動すると、各電荷にはローレンツ力が生じる。こうして第二VCM39yは、第二コイル42及び各磁石63、64間にて、y軸方向(第二方向)の電磁力EMF_yを生じさせる。第二コイル42に印加する電流の向きを反転させることにより、発生する電磁力EMF_yも反転し、y軸に沿った逆向きの方向となる。
固定ヨーク51は、例えば軟鉄及び電磁鋼板等の磁性材料によって形成されている。固定ヨーク51は、本発明のコイル側ヨークに対応する。固定ヨーク51には、図3〜5に示すように、二つのコイル側ヨーク部52、53、及び連結部54が設けられている。コイル側ヨーク部52、53、及び連結部54は、平板状に形成されている。
一方のコイル側ヨーク部(以下、「第一コイル側ヨーク部」)52は、第一コイル41の収容室41aに挿入され、当該収容室41aを貫通している。収容室41aに収容された第一コイル側ヨーク部52の両面には、第一対向面52aが形成されている。二つの第一対向面52aは、第一コイル41の内周側に位置し、第一コイル41の外周側に配置された各磁石61、62と共に当該コイル41を内外の両側から挟むよう、これら磁石61、62の各着磁面68と個々に対向配置されている。以上の第一コイル側ヨーク部52に誘導された各磁石61、62の発生磁束は、第一コイル41の巻線49をz軸方向に通過(貫通)する。
他方のコイル側ヨーク部(以下、「第二コイル側ヨーク部」)53は、第二コイル42の収容室42aに挿入され、当該収容室42aを貫通している。収容室42aに収容された第二コイル側ヨーク部53の両面には、第二対向面53aが形成されている。二つの第二対向面53aは、第二コイル42の内周側に位置し、第二コイル42の外周側に配置された各磁石63、64と共に当該コイル42を内外の両側から挟むよう、これら磁石63、64の各着磁面68と個々に対向配置されている。以上の第二コイル側ヨーク部53に誘導された各磁石63、64の発生磁束は、第二コイル42の巻線49をz軸方向に通過(貫通)する。
連結部54は、各コイル41、42に沿ってL字状に屈曲している。連結部54は、第一コイル41に収容された第一コイル側ヨーク部52から、第二コイル42に収容された第二コイル側ヨーク部53まで延伸することにより、二つのコイル側ヨーク部52、53を連結させている。以上により、第一コイル41の収容室41aから、第二コイル42の収容室42aまで延伸する固定ヨーク51が形成されている。尚、固定ヨーク51に対して、各コイル41、42は、一体的に形成されている。
各可動ヨーク71、72は、固定ヨーク51と同様に、軟鉄及び電磁鋼板等の磁性材料によって形成されている。可動ヨーク71、72は、本発明の対向ヨークに対応する。各可動ヨーク71、72は、共に長方形状の平板材によって形成されており、互いに実質同一の形状とされている。各可動ヨーク71、72は、固定ヨーク51(第一コイル側ヨーク部52、第二コイル側ヨーク部53)の両面側に対向するように平行配置されている。各可動ヨーク71、72は、二つのコイル41、42をz軸方向において挟みつつ対向する配置にて、ノブベース74に保持(接続)されている。
各可動ヨーク71、72のそれぞれには、第一保持面71a、72a及び第二保持面71b、72bが形成されている。一方の可動ヨーク71は、第一保持面71aによって磁石61の取付面69を保持し、第二保持面71bによって磁石63の取付面69を保持している。他方の可動ヨーク72は、第一保持面72aによって磁石62の取付面69を保持しつつ、第二保持面72bによって磁石64の取付面69を保持している。
そして、固定ヨーク51(例えば、第二コイル側ヨーク部53)には、対向する可動ヨーク71、72との距離(対向する方向の距離)を機械的に調節可能とする距離調節部77が設けられている。距離調節部77は、例えば、支持部77aと、調節ピン77bとを有している。調節ピン77b(摘み部77b1)に対応するハウジング50aの底面には、開口部50a1が設けられている。距離調節部77が設けられる固定ヨーク51は、操作ノブ73(ノブベース74)に接続されていない側のヨークである。
支持部77aは、板状に形成されており、ハウジング50aの底面と隣接するように配置されて、ハウジング50aに固定されている。
調節ピン77bは、摘み部77b1と、ネジ部77b2とを有している。摘み部77b1は、操作者によって回転操作される偏平円柱状の部位であり、支持部77aに回転可能に支持されている。摘み部77b1は、本発明の回転操作部に対応する。ネジ部77b2は、雄ネジの形成された部位であり、摘み部77b1から固定ヨーク51に向けて延びている。固定ヨーク51のネジ部77b2に対応する位置には、雌ネジが形成されており、この雌ネジにネジ部77b2が螺合されている。ネジ部77b2は、本発明の移動部に対応する。
操作者は、摘み部77b1を一方側へ回転させると、相対的にネジ部77b2が固定ヨーク51の雌ネジを後退するように移動して、総じて、固定ヨーク51(及び各コイル41、42)は可動ヨーク71側に近づくように平行移動される。逆に、操作者は、摘み部77b1を他方側へ回転させると、相対的にネジ部77b2が固定ヨーク51の雌ネジを進行するように移動して、総じて、固定ヨーク51(及び各コイル41、42)は可動ヨーク71から離れる(可動ヨーク72に側に近づく)ように平行移動される。
以上説明した固定ヨーク51及び二つの可動ヨーク71、72等は、磁路形成体66として、図6〜図8に示す反力発生部39の磁気回路65を形成している。磁気回路65は、固定ヨーク51及び各可動ヨーク71、72を巡る形状により、第一VCM39xの各磁石61、62の発生磁束を第二VCM39yに導くと共に、第二VCM39yの各磁石63、64の発生磁束を第一VCM39xに導く。
詳記すると、図6及び図8に示す第一VCM39xの各磁石61、62において、第一コイル41を向く各着磁面68の磁極は、同一とされている。故に、各磁石61、62が発生させる磁束の方向は、z軸に沿って互いに反対の方向となる。そのため、各第一対向面52aから、各第一保持面71a、72aに向かう磁束が生じる。これらの磁束は、各第一保持面71a、72aから各可動ヨーク71、72に入り、各可動ヨーク71、72のそれぞれにおいて、第一保持面71a、72aから第二保持面71b、72bに向う。
更に、図7及び図8に示す第二VCM39yの各磁石63、64において、第二コイル42を向く各着磁面68の磁極は、互いに同一とされ、且つ、第一コイル41と対向する二つの着磁面68(図6も参照)の磁極とは異なっている。故に、各磁石63、64が発生させる磁束の方向は、z軸に沿って互いに対向する方向となる。そのため、各第二保持面71b、72bから、各第二対向面53aに向かう磁束が生じる。以上により、各可動ヨーク71、72によって誘導された磁束は、各第二対向面53aから第二コイル側ヨーク部53に入り、連結部54を通過して、第一コイル側ヨーク部52へと向かう。そして、固定ヨーク51内を誘導された磁束は、再び各第一対向面52aから各第一保持面71a、72a(図6参照)へと向かう。
以上により、図6〜図8に示す反力発生部39では、第一VCM39xにおける各磁石61、62の発生磁束は、当該VCM39xの第一コイル41を通過するだけでなく、磁気回路65によって導かれることで、第二VCM39yの第二コイル42を通過する。同様に、第二VCM39yにおける各磁石63、64の発生磁束は、第二コイル42を通過するだけでなく、磁気回路65によって導かれることにより、第一VCM39xの第一コイル41を通過する。よって、各第一対向面52a及び各第一保持面71a、72a間の磁束密度、並びに、各第二対向面53a及び各第二保持面71b、72b間の磁束密度は共に、二つのVCM39x、39yの磁気回路を個別に形成した形態と比較して、高くなる。こうして、第一コイル41の巻線49をz軸方向に貫通する磁束密度が向上することにより、第一VCM39xにて発生可能な電磁力EMF_xが増加する。同様に、第二コイル42の巻線49をz軸方向に貫通する磁束密度の向上により、第二VCM39yにて発生可能な電磁力EMF_xが増加する。したがって、各磁石61〜64の形成材料の使用量を抑えつつ、可動部70の操作ノブ73、ひいては操作者に作用可能な各操作反力RF_x、RF_yを高めることができるようになっている。
ここで、固定ヨーク51が、可動ヨーク71、72の中間位置にある場合は、固定ヨーク51と可動ヨーク71との距離、及び固定ヨーク51と可動ヨーク72との距離が等しい。よって、磁石61、63による固定ヨーク51と可動ヨーク71との間の磁力(吸引力)F1と、磁石62、64による固定ヨーク51と可動ヨーク72との間の磁力(吸引力)F2とは、等しくなり、釣り合う形となっている。このとき、スライダ75と受け部50bとの間には所定の摩擦力が作用して、操作ノブ73には、所定の操作フィーリング(可動部の摩擦感)が得られる。
しかしながら、操作者が距離調節部77によって、例えば、図9に示すように、固定ヨーク51の位置を可動ヨーク71側に移動させると、固定ヨーク51と可動ヨーク71との間の距離が小さくなり、また、固定ヨーク51と可動ヨーク72との間の距離が大きくなる。尚、各コイル41、42は、固定ヨーク51に一体的に設けられていることから、固定ヨーク51の位置を移動させると、各コイル41、42も共に移動する形となる。
よって、固定ヨーク51と可動ヨーク71との間の磁力F1が、固定ヨーク51と可動ヨーク72との間の磁力F2よりも大きくなる。したがって、トータル磁力Fは、可動ヨーク71側から固定ヨーク51側に向かう力となり、可動ヨーク71が固定ヨーク51側に引き寄せられる形となる。
すると、ノブベース74を介してスライダ75にもトータル磁力Fが作用することになり、受け部50bに対する押し付け力が大きくなり、スライダ75が操作される際のスライダ75と受け部50bとの間の摩擦力が大きくなる。よって、操作ノブ73に対する操作時の操作フィーリングを大きく(重く)することが可能となる。
逆に、操作者が距離調節部77によって、例えば、図10に示すように、固定ヨーク51の位置を可動ヨーク72側に移動させると、固定ヨーク51と可動ヨーク71との間の距離が大きくなり、また、固定ヨーク51と可動ヨーク72との間の距離が小さくなる。
よって、固定ヨーク51と可動ヨーク71との間の磁力F1が、上記図9の場合よりも小さくなる。逆に、固定ヨーク51と可動ヨーク72との間の磁力F2が、上記図9の場合よりも大きくなる。よって、可動ヨーク71が固定ヨーク51側に引き寄せられるトータル磁力Fが、上記図9の場合より小さくなる。
すると、ノブベース74を介してスライダ75に対して作用するトータル磁力Fが、上記図9で説明した場合よりも図10のように小さくなるため、受け部50bに対する押し付け力が小さくなり、スライダ75が操作される際のスライダ75と受け部50bとの間の摩擦力が小さくなる。よって、操作ノブ73に対する操作時の操作フィーリングを小さく(軽く)することが可能となる。
このように、本実施形態では、距離調節部77を用いることで、受け部50bに対するスライダ75の押し付け力を変化させることができるので、操作ノブ73を操作する際のスライダ75による摩擦力を変化させて、操作フィーリングを容易に調節することができる。このとき、電力消費の増大を招くことなく、また、プランジャー等による押し付け力の調整機構を設けることなく、対応が可能である。
また、距離調節部77として、主に摘み部77b1とネジ部77b2とを有するものとして構成して、固定ヨーク51を移動させるようにしており、簡素な構造での対応が可能である。
また、距離調節部77のネジ部77b2は、固定ヨーク51と可動ヨーク71、72のうち、操作ノブ73(ノブベース74)に接続されていない側の固定ヨーク51を移動させるようにしているので、可動ヨーク71、72側を移動させるよりも簡単な構造での対応が可能となる。
(第二実施形態)
第二実施形態の距離調節部の変形バリエーション(77A、77B、77C)を図11〜図13に示す。第二実施形態の距離調節部77A、77B、77Cは、上記第一実施形態の距離調節部77に対して、それぞれ基本構造を変更したものである。
その1(図11)
距離調節部77Aは、回転操作部としてピニオンギヤ77A1を採用し、また、移動部としてラック77A2を採用したものである。ラック77A2の一端側は、固定ヨーク51に接続されている。ピニオンギヤ77A1が回転されると、ラック77A2は、z軸方向に移動されて、固定ヨーク51の位置を移動させるようになっている。
その2(図12)
距離調節部77Bは、回転操作部としてクランク77B1を採用し、また、移動部としてロッド77B2及びスライダ77B3を採用したものである。スライダ77B3は、固定ヨーク51に接続されている。クランク77B1が回転されると、スライダ77B3は、ロッド77B2を介して、z軸方向に移動されて、固定ヨーク51の位置を移動させるようになっている。
その3(図13)
距離調節部77Cは、回転操作部としてカム77C1を採用し、また、移動部としてカムフォロア77C2及びスライダ77C3を採用したものである。スライダ77C3は、固定ヨーク51に接続されている。カム77C1が回転されると、スライダ77C3は、カムフォロア77C2を介して、z軸方向に移動されて、固定ヨーク51の位置を移動させるようになっている。
上記距離調節部77A、77B、77Cを用いた場合も、上記第一実施形態と同様の作動が可能となり、同様の効果を奏することができる。
(第三実施形態)
第三実施形態の操作入力装置100Aを図14、図15に示す。第三実施形態の操作入力装置100Aは、上記第一実施形態の操作入力装置100に対して、距離調節部77を距離調節部77Dとし、例えば、可動ヨーク71、72のうち、可動ヨーク71の位置を調節するようにしたものである。
距離調節部77Dは、調節ピン77D1を有している。調節ピン77D1(摘み部77D2)の位置に対応するハウジング50aの上面には、開口部50a2が設けられている。
調節ピン77D1は、摘み部77D2と、ネジ部77D3とを有している。摘み部77D2は、操作者によって回転操作される偏平円柱状の部位であり、スライダ75に回転可能に支持されている。摘み部77D2は、本発明の回転操作部に対応する。ネジ部77D3は、雄ネジの形成された部位であり、摘み部77D2から可動ヨーク71に向けて延びている。可動ヨーク71のネジ部77D3に対応する位置には、雌ネジが形成されており、この雌ネジにネジ部77D3が螺合されている。ネジ部77D3は、本発明の移動部に対応する。
本実施形態では、可動ヨーク71は、ネジ部77D3の動きに伴って、ノブベース74に対して、z軸方向には移動可能となっている。そして、可動ヨーク71は、調節ピン77D1を介して、スライダ75に接続される形となっている。
操作者は、摘み部77D2を一方側へ回転させると、相対的にネジ部77D3が可動ヨーク71の雌ネジを後退するように移動して、総じて、可動ヨーク71は、固定ヨーク51側に近づくように平行移動される。逆に、操作者は、摘み部77D2を他方側へ回転させると、相対的にネジ部77D3が可動ヨーク71の雌ネジを進行するように移動して、総じて、可動ヨーク71は、固定ヨーク51から離れるように平行移動される。
本実施形態では、操作者が距離調節部77Dによって、例えば、図15に示すように、可動ヨーク71の位置を固定ヨーク51側に移動させると、固定ヨーク51と可動ヨーク71との間の距離が、固定ヨーク51と可動ヨーク72との間の距離よりも小さくなる。
よって、固定ヨーク51と可動ヨーク71との間の磁力F1が、固定ヨーク51と可動ヨーク72との間の磁力F2よりも大きくなる。したがって、トータル磁力Fは、可動ヨーク71側から固定ヨーク51側に向かう力となり、可動ヨーク71が固定ヨーク51側に引き寄せられる形となる。
すると、調節ピン77D1を介してスライダ75にもトータル磁力Fが作用することになり、受け部50bに対する押し付け力が大きくなり、スライダ75が操作される際のスライダ75と受け部50bとの間の摩擦力が大きくなる。よって、操作ノブ73に対する操作時の操作フィーリングを大きく(重く)することが可能となる。
逆に、操作者が距離調節部77Dによって、可動ヨーク71の位置を固定ヨーク51から離れる側に移動させると、固定ヨーク51と可動ヨーク71との間の距離が大きくなる。
よって、固定ヨーク51と可動ヨーク71との間の磁力F1が、上記図15の場合よりも小さくなる。よって、可動ヨーク71が固定ヨーク51側に引き寄せられるトータル磁力Fが、上記図15の場合より小さくなる。
すると、調節ピン77D1を介してスライダ75に対して作用するトータル磁力Fが、上記図15で説明した場合よりも小さくなるため、受け部50bに対する押し付け力が小さくなり、スライダ75が操作される際のスライダ75と受け部50bとの間の摩擦力が小さくなる。よって、操作ノブ73に対する操作時の操作フィーリングを小さく(軽く)することが可能となる。
このように、本実施形態においても、上記第一、第二実施形態と同様の効果を奏することができる。
第三実施形態の変形例として、図16に示すように、距離調節部77Dを可動ヨーク72とスライダ75との間に設けるようにしてもよい。この場合は、可動ヨーク72を、ネジ部77D3の動きに伴って、ノブベース74に対して、z軸方向には移動可能とする。そして、可動ヨーク72は、調節ピン77D1を介して、スライダ75に接続される形とする。
これにより、固定ヨーク51に対する可動ヨーク72の位置を調節することが可能となり、上記第三実施形態と同様の作動が可能となり、同様の効果を奏することができる。
また、上記第三実施形態、及び第三実施形態の変形例においては、距離調節部77Dの機構としては、上記第二実施形態で説明した各種機構(図11〜図13)に置き換えてもよい。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、反力発生部39のアクチュエータとして、第一VCM39xと第二VCM39yとを備えるものとして説明したが、これに限定されることなく、第一VCM39x、第二VCM39yのうち、いずれが一方のみを備えるものとしてもよい。この場合は、2方向(x軸、y軸)のうち、一方のみの操作反力が得られるものとなる。
また、上記各実施形態に対して、固定ヨーク51を可動ヨークに置き換え、新たな可動ヨークに各磁石61〜64を設け、更に、対向する可動ヨーク71、72をそれぞれ固定ヨークに置き換えたものとしてもよい。
また、上記各実施形態に対して、固定ヨーク51を可動ヨークに置き換え、更に、対向する可動ヨーク71、72をそれぞれ固定ヨークに置き換え、新たな固定ヨークに各磁石61〜64を設けたものとしてもよい。
また、上記各実施形態に対して、各磁石61〜64を、各コイル41、42の収容室41a、42a内に収容して、固定ヨーク51の各対向面52a、53aにそれぞれ固定したものとしてもよい。
また、上記各実施形態の表示システム10は、ナビゲーション装置20に替えて、又はナビゲーション装置20と共に、図2に示すヘッドアップディスプレイ装置120(参照)を備えたものとしてもよい。ヘッドアップディスプレイ装置120は、運転席の前方において車両のインストルメントパネル内に収容されており、ウィンドウシールド内に規定された投影領域122に向けて画像を投影することにより、当該画像の虚像表示を行う。運転席に着座した操作者は、投影領域122を通して、所定の機能が関連付けられた複数のアイコン、及び任意のアイコンを選択するためのポインタ80等が視認可能となる。ポインタ80は、表示画面22に表示された場合と同様に、操作ノブ73への水平方向の操作入力により、操作力の入力方向に対応した方向に投影領域122内を移動可能である。
また、上記各実施形態では、ナビゲーション装置等を操作するための遠隔操作デバイスとして、センターコンソールに設置された操作入力装置に、本発明を適用した例を説明した。しかし本発明は、センターコンソールに設置されたシフトレバー等のセレクタ、及びステアリングに設けられたステアリングスイッチ等に、適用可能である。更に、インストルメントパネル、ドア等に設けられたアームレスト、及び後部座席の近傍等に設けられた種々の車両の機能操作デバイスにも、本発明は適用可能である。そして更に、車両用に限らず、各種輸送用機器及び各種情報端末等に用いられる操作系全般に、本発明を適用された操作入力装置は、採用可能である。
41 第一コイル(コイル)
50b 受け部
51 固定ヨーク(コイル側ヨーク)
61、62 磁石
71 可動ヨーク(対向ヨーク)
72 可動ヨーク(対向ヨーク)
73 操作ノブ
75 スライダ
77 距離調節部
77b1 摘み部(回転操作部)
77b2 ネジ部(移動部)
100、100A 操作入力装置(入力装置)
OP 操作平面

Claims (3)

  1. 仮想の操作平面(OP)に沿う方向の操作力が入力される入力装置において、
    巻線の巻回しによって形成されるコイル(41)と、
    前記コイルに挿入される板状のコイル側ヨーク(51)と、
    前記コイル側ヨークと対向するように配置される板状の対向ヨーク(71、72)と、
    前記コイル側ヨークと前記対向ヨークとの対向する面のいずれかに配置されて、前記コイル側ヨーク及び前記対向ヨーク間で磁束を発生させる磁石(61、62)と、
    前記コイル側ヨーク、あるいは前記対向ヨークに接続されており、前記操作力が入力される操作ノブ(73)と、を備え、
    前記コイルへの電流の印加によって発生する電磁力が、前記操作力に対する操作反力として前記操作ノブに作用されるようになっており、
    前記操作ノブに接続されて、前記操作ノブと共に摺動するスライダ(75)と、
    前記スライダの摺動を受ける受け部(50b)と、
    前記コイル側ヨークと前記対向ヨークとの距離を機械的に調節可能とする距離調節部(77)と、が設けられた入力装置。
  2. 前記距離調節部は、
    回転操作される回転操作部(77b1)と、
    前記回転操作部の回転に伴って、前記コイル側ヨークと前記対向ヨークとのうちの一方を、前記コイル側ヨークと前記対向ヨークとが対向する方向に移動させる移動部(77b2)とを備える請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記移動部は、前記コイル側ヨーク、及び前記対向ヨークのうち、前記操作ノブに接続されていない側のヨークを移動させる請求項2に記載の入力装置。
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