JP2017203859A - 部品の位置決め支援機能を有する楽器及び用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】クラリネット又はサックスのマウスピース4に リード3を取り付ける時、取り付け毎に同じ位置に取り付かない(特に初心者は取り付けられない)バラツキがあり、音量、音質が変りリード3の選定にも影響する欠点があった。それらを解消するためリード位置決めを考案した。【解決手段】位置決め具を使って所定の位置に簡単にしかも確実に、毎回の取り付けにもバラツキのない位置に取り付け、最高の状態で演奏できることを可能にした。【選択図】図5

Description

本発明は、楽器に対して部品を適切な位置に取り付ける事を可能にすることに関するものである。より具体的には、部品の位置決め支援機能を有する楽器及び用具に関するものである。
サクソフォンやクラリネットのようにリードを使用する管楽器が知られている。図1は、従来の技術を説明するためのものである。図1において、葦で出来たリード3は、サクソフォンやクラリネット、等のマウスピース4のマウスピース吹口4-1の近傍に、リード押さえ具5(通称リガチャー)によって固定されている。
サクソフォンやクラリネット、等では、マウスピース4にリード3を装着し、リード押さえ具5(通称リガチャー)5で固定して、奏者が息を吹き込むことで、マウスピース4に装着されたリード3 をふるわせて発音する構造になっている。しかし、このリード3を交換する際には、リード3を適切な位置に位置決めすることが結構大変な作業となる。
具体的な位置決め方法を図2で説明する。マウスピース4の上にリード3を載せて上下左右方向(C、D、E)を目視しながら指でリード3の位置を決め、リード押さえ具5を装着し、リード押さえ具止めネジ5-1でリード3を固定する。
リード3を取り付ける位置が微妙に異なると、楽器の音量や音色が変わってしまうという問題がある。
リード3を暗い場所で交換したり、演奏中に素早く交換したりする必要が生じることもあり、適切な位置に位置決めすることは大変な熟練を必要としていた。
しかし、クラリネットやサクソフォン、等の楽器のマウスピース4に部品であるリード3を取り付ける際、適切な位置に位置決めすることが大変困難で、取り付け位置がバラツいてしまうという問題があった。
本発明の目的は、部品の位置決めを容易にした楽器を提供することである。もしくは、楽器への部品の位置決めを容易にし得る用具を提供することである。
本発明は、管楽器等の発音体である部品の交換性を改善することが出来る。
この改善策として、楽器に、部品であるリード3の位置決め支援機能を設けること、もしくは、楽器に取り付けられる部品の位置決め支援機能を有する用具を提供することにより、前述の問題を解決しようとするものである。クラリネット用の一般的なリード3のサイズは、図1に図示されているように長さが約68mm、先端部の幅が約12mm、振動する後端側の幅が約13mmである。
具体的には、発音体取り付け部と、操作部とを有する楽器において、発音体の取り付け位置支援機能を有する取り付け位置支援部材と、発音体を固定する固定手段とを設けた楽器を提供することである。取り付け位置支援部材は、発音体を固定する固定手段に設けられていることが望ましい。
もしくは、発音体取り付け部と、操作部とを有する楽器において使用する用具であって、発音体取り付け部に発音体を固定する固定手段と、発音体の位置決めを支援する位置決め支援部とを有する用具を提供することである。この用具は、発音体取り付け部にとりはずし可能な用具であっても構わない。
また、この用具は、発音体の取り付け位置を複数の方向に関する位置決めを支援する機能があることが望ましい。
この用具は、単一の用具であっても構わないし、複数の用具を用いて同時に使用するものであっても構わない。
以下、本発明を図面に示す実施例について詳細に説明する。
但し、本発明は説明する個々の実施例に限定されるものではない。
図3を用いて第1の実施例について説明する
第1の実施例は、位置決め支援機能を有する用具、部品位置決め用具1である。
部品位置決め用具1は、一つの実施例として図3に示されるような形状を有している。
部品位置決め用具1は、覗き穴1-1、マウスピース吹口4-1に挿入される延出部1-2、リード3の位置決めを支援する位置決め支援部1-3を有している。
覗き穴1-1は、所定の位置に所定の長さと幅で、部品位置決め用具1の後端側に設けられる。
部品位置決め用具1がマウスピース吹口4-1に所定量挿入されている状態で、覗き穴1-1からマウスピース4の一部を視認することが出来る。マウスピース4は、部品であるリード3を取り付ける部品取り付け部でもある。また、マウスピース4は、演奏者が口をつけて空気を吹き込む空気吹き込み部でもある。その視認状態で部品位置決め用具1の插入量の適否判断を行うようにすることも可能である。その場合、マウスピース4の一部もしくは、マウスピース吹口4-1の一部にマークを施したり着色部を設けたりしておくと、部品位置決め用具1の插入量を適切に行うことが出来る。
部品位置決め用具1本体の平面部の厚みは、0.3mmから1.2mmの厚みであることが望ましいが、適宜変更することが可能である。
部品位置決め用具1の先端部から位置決め支援部1-3までの長さは、マウスピース吹口4-1のサイズに合わせて所定の長さに設定されるが、好ましくは25mmであり、その一部もしくはほとんどが、マウスピース吹口部4-1内に插入される。延出部1-2の最大幅は、マウスピース吹口4-1の幅サイズに合わせて所定の大きさに設定されるが、好ましい事例としては、図3に示されるように10mm程度に設定される。マウスピース吹口4-1の幅と延出部1-2の幅がほぼ同一になるまで延出部1-2が插入されると、延出部1-2がマウスピース吹口4-1の幅方向に関するガタが生じなくなる。この状態が、部品位置決め用具1が位置決め支援機能を発揮する状態である。換言すれば、部品位置決め用具1とマウスピース吹口4-1との相対位置関係、すなわち、延出部1-2がマウスピース吹口4-1の幅方向に関するガタが生じないこの相対位置が、部品位置決め用具1が位置決め支援機能を発揮する位置である。延出部1-2の側面とマウスピース吹口4-1内部の面との間に生じる摩擦力で、部品位置決め用具1は、位置決め支援機能を発揮する作動位置に固定される。
位置決め支援部1-3の長手方向の長さは好ましくは7mmである。
図3において示されている実施例では、部品位置決め用具1の先端から後端までの長さは、40mmに設定されているが、適宜変更は可能である。
部品位置決め用具1の延出部1-2の先端部の幅は、8mm程度が好ましいが、マウスピース吹口4-1のサイズに合わせて適宜変更が可能である。
位置決め支援部1-3は、先端側の幅が13mmプラスαで後端側の幅が13.5mm程度に設定されていても良いし、先端側の幅が13.5mmで後端側の幅が13.mmプラスα程度に設定されていても良い。
部品位置決め用具1の材質は、金属、木材、樹脂、等で構成することが出来る。金属の具体的な材質は、鉄、銅、アルミニウム、チタン、真鍮、黄銅、ニッケル、等の金属材料で構成することが出来る。また、金、銀、プラチナ、ジュラルミン、ジルコニウム、等の貴金属で構成することも可能である。単一の材料で構成しても良いし、複数の材料を組み合わせたハイブリッド材料で構成しても良い。
金属の場合は、メッキで仕上げるとより美しい光沢が得られる。金メッキを施すと美しい上に、腐食しにくく、衛生的でもある。銀やプラチナでメッキすると美しさが際立つ。
また、メッキ以外に、ラッカー、ペンキ、等の着色料を用いて所望の色に着色することも出来る。白、赤、黄色、青色、等に着色すると綺麗であるばかりか目立たせることが出来る。着色は、刷毛塗りや吹きつけ塗装が可能である。
逆に、黒、茶色、灰色にすると目立たないようにすることが出来る。つや消し処理を行うことも出来る。つや消し処理を行うと色によってはより目立たなくなる。
図3においては、部品位置決め用具1の先端形状が直線状の実施例が図示されているが、先端形状は曲線状であってもよいし、先端部の両角部もしくは一方の角部が面取りもしくは曲線形状に加工されていても良い。また、部品位置決め用具1の後端形状も、直線状であっても曲線状であってもよいし、後端部の両角部もしくは一方の角部が面取りもしくは曲線形状に加工されていても良い。
また、図3においては、部品位置決め用具1は、平板状の形状を有する実施例が図示されているが、部品位置決め用具1の厚みが変化する形状であってもよい。具体的には、延出部1-2の先端部近傍の厚みより位置決め支援部1-3近傍の厚みの方が厚くなっていても良いし、その逆でも良い。マウスピース吹き込み口4-1の内部構造に応じて延出部の厚みを所定の厚みにすることにより、部品位置決め用具1が位置決め支援機能を発揮する位置に安定してとどめることが可能になる。
すなわち、マウスピース吹口4-1の空間の大きさと延出部1-2の厚みがほぼ同一になるまで延出部1-2が插入されると、延出部1-2がマウスピース吹口4-1の厚み方向に関するガタが生じなくなる。この状態が、部品位置決め用具1が位置決め支援機能を発揮する状態である。換言すれば、部品位置決め用具1とマウスピース吹口4-1との相対位置関係、すなわち、延出部1-2がマウスピース吹口4-1内において、延出部1-2の厚み方向に関するガタが生じないこの相対位置が、部品位置決め用具1が位置決め支援機能を発揮する位置である。延出部1-2とマウスピース吹口4-1内部との摩擦力で、部品位置決め用具1は、位置決め支援機能を発揮する作動位置に固定される。
位置決め支援部1-3は、部品位置決め用具1の側部から延出し折れ曲がった一対のアーム部から構成されている。このアーム部は、必ずしも一対設ける必要は無く、どちらか一方だけでも良い。その場合は、その一方のアーム部が位置決め支援機能を提供することになる。また、折れ曲がったアーム部が全くなくても構わない。その場合は、部品位置決め用具1の上面にリード3を適切に位置決めするための位置決め線や、マーク、覗き穴、溝、段差、等を設けておくと良い。それらが、位置決め支援機能を提供することになる。
また、図3の実施例では、位置決め支援部1-3は部品位置決め用具1本体からほぼ垂直に立ち上がっているが、内側に倒れ込んで立ち上がっていても良いし、外側に開いた角度で立ち上がっていてもよい。さらに、位置決め支援部1-3の一方のアーム部が他方のアーム部と立ち上がり角度が異なっていても良いし、同じであってもよい。具体的には、一方のアームがほぼ垂直か、外開き気味か、内側に倒れ込み気味であった場合に、他方のアームは、ほぼ垂直であっても、外開き気味や、内側に倒れ込んでいても構わない。
図3に示した部品位置決め用具1の実施例は、ほぼ板状の形状を有している。このような形状の部品位置決め用具1は、金属、木材、プラスチック材、樹脂材、等の板をほぼ十字架状の空間を有する型で打ち抜いて、その後に位置決め支援部1-3を折り曲げ加工して製造することが出来る。覗き穴1-1は、部品位置決め用具1を打ち抜いてから別の型で打ち抜いても良いし、単一の型で部品位置決め用具1と覗き穴1-1を1回で打ち抜いても良い。延出部1-2は先端の方の幅が狭い形状になっているが、その形状は、打ち抜く型がそのようになっていても良いし、打ち抜く型がほぼ長方形の形をしていても良い。型が長方形の形をしている場合は、やすりやグラインダー等で所望の形に削り加工すれば良い。
金属、等の板に対して型で打ち抜く方法以外にも、部品位置決め用具1を生産する方法はある。例えば、金属、木材、プラスチック材、樹脂材、等の板から電動のこぎり、やすり等で部品位置決め用具1を切り出して製造することができる。
部品位置決め用具1の製造方法は、前述の板金加工であってもよいし、鋳造や鍛造による製造も可能である。また、部品位置決め用具1を樹脂で製造する場合には、樹脂のインジェクションモールドで製造することが出来る。無垢の金属片から削り出し加工で製造することも可能である。
位置決め支援部1-3を有する部品位置決め用具1は、マウスピース4の所定の場所において固定されることが必要である。第1の実施例では、図3に示されるように部品位置決め用具1に延出部1-2を設け、この延出部1-2をマウスピース吹口4-1に挿入して所定の場所に固定されるように構成している。延出部1-2をマウスピース吹口4-1に挿入して幅方向のガタがない位置まで插入すると所定の位置になるように、延出部の幅を設定しておくことも出来る。その場合、幅方向のガタガ生じない位置まで、部品位置決め用具1をマウスピース吹口4-5に插入すれば良い。
部品位置決め用具1は所定の位置に固定されれば良いのであって、必ずしもマウスピース吹口4-1に挿入することが必須であるわけではない。延出部1-2にマウスピース4と嵌合するリング状の係合部もしくは、一対の湾曲したアーム部からなる可撓性を有する係合部を設けておけば、マウスピース4上の所定の位置に固定することが可能となる。
部品位置決め用具1は、前述の方法によりマウスピース4上の所定の位置に固定されるので、位置決め支援部1-3の両アーム部の間に振動して音を発する発音体となるリード3を插入し、リード3を図2におけるCやE、もしくはDの方向に位置をずらして適切な位置に配置し、その状態でリード3を指で押さえたり、輪ゴム等の弾性体を用いて固定したりすることによりリード3を所定の位置に仮止めすることが可能になる。
部品位置決め用具1の位置決め支援部1-3は、特に図2におけるCとE方向の位置決め支援に有効である。また、リード3と位置決め支援部1-3もしくは覗き穴1-1とのD方向の相対的位置関係により、D方向についても部品位置決め用具1は位置決め支援機能を有している。所定の位置に仮止めされたリード3は、リード押さえ具5によって改めて固定される。その後、仮位置決めを行っていた指や輪ゴム当の弾性体は取り除かれる。
さらに、部品位置決め用具1もマウスピース4から取り除かれる。延出部1-2をマウスピース吹口4-1に挿入して所定の場所に固定していた場合は、マウスピース吹口4-1から抜く方向に引き抜けば良い。延出部1-2に設けられた係合部で固定されている場合はその係合を解除して、部品位置決め用具1をマウスピース4から取り除けば良い。
図4を用いて第2の実施例について説明する
第2の実施例は、位置決め支援機能を有する用具、部品位置決め用具2である。
部品位置決め用具2は、一つの実施例として図4に示されるような形状を有している。
図4に示されるように位置決め用具2には、マウスピース4の外周に装着するための位置決めリング2-1、マウスピース4上の部品位置決め用具2の位置を固定するための位置決めリング止めネジ2-3、位置決めリング2-1と同体である微細調整ナット2-2、この微細調整ナット2-2に係合する微細調整ネジ2-4、この微細調整ネジ2-4の先端で押されることにより微細調整ネジ2-4の軸方向に移動する位置決めプレート2-5、この位置決めプレート2-5を微細調整ネジ2-4の軸方向に移動可能に位置決めリング2-1が保持するために位置決めリング2-1に設けられた切欠き部が設けられている。この切欠き部の幅は、ほぼ位置決めプレート2-5の幅と同じに設定されているので、位置決めプレート2-5は微細調整ネジ2-4の軸方向に移動可能であり、且つ、位置決めプレート2-5底部側面と位置決めリング2-1に設けられた切欠き部との間に生じる摩擦力により、位置決めプレート2-5は位置決めリング2-1に保持される。
位置決めプレート2-5は、図4に示されているように微細調整ネジ2-4の先端で押される背板を有している。また、位置決めプレート2-5は、リード3の基部(振動部の反対側)が当接するリード取り付け面2-6が有り、このリード取り付け面2-6の両端にはリード3の基部を規制するための凸部が設けられている。この両端設けられた凸部は、リード取り付け面に当接したリード3の基部がリード3の幅方向に位置がずれることを防ぐ機能を有している。
図4の実施例では、部品位置決め用具2はリード3の長手方向に微調整が可能な機構を有している。しかし、部品位置決め用具2は、微調整が可能な機構を設けず、リード3の長手方向の位置決め位置が固定されたものであっても構わない。
部品位置決め用具2の製造方法は、まず、金属、等のパイプを輪切りにして、位置決めリング2-1を作る。そして、位置決めリング2-1に微細調整ナット2-2を溶接・薬品溶着・ハンダ等の金属溶着・接着剤による接着、等で固着させる。その後、メッキ仕上げを行うと綺麗に仕上がる。位置決めリング2-1と微細調整ナット2-2をプラスチック等の樹脂材料もしくは金属材料で一体成型することも出来る。
微細調整ネジ2-4で、位置決めプレート2-5を1mmから2mm程度移動出来るように作る。
位置決めリング2-1の厚みは、1mmから3mm程度であることが望ましいが、増減は可能である。位置決めリングの径は、内部にマウスピース4が入り込むに十分な大きさが必要である。換言すれば、マウスピース4の外径(最大部の外形であることが望ましいが、マウスピースの形状により最大径である必要が無い場合もある。)より大きければ良い。
リード取り付け面2-6の長さは、リード3の基部の長さとほぼ同じであることが望ましい。
具体的には、約12mm程度にする。リード取り付け面2-6の両端もしくは一端に設けられた凸部の高さは、リード取り付け面2-6から約0.5mmもしくは、1mm程度あることが望ましい。
位置決めリング2-1や位置決めプレートの材質は、金属、木材、樹脂、等で構成することが出来る。金属の具体的な材質は、鉄、銅、アルミニウム、チタン、真鍮、黄銅、ニッケル、等で構成することが出来る。また、金、銀、プラチナ、ジルコニウム、等の貴金属で構成することも可能である。単一の材料で構成しても良いし、複数の材料を組み合わせたハイブリッド材料で構成しても良い。金属の場合は、メッキで仕上げるとより美しい光沢が得られる。金メッキを施すと美しい上に、腐食しにくく、衛生的でもある。銀やプラチナでメッキすると美しさが際立つ。
また、メッキ以外に、ラッカー、ペンキ、等の着色料を用いて所望の色に着色することも出来る。白、赤、黄色、青色、等に着色すると綺麗であるばかりか目立たせることが出来る。
逆に、黒、茶色、灰色にすると目立たないようにすることが出来る。つや消し処理を行うことも出来る。つや消し処理を行うと色によってはより目立たなくなる。
次に、部品位置決め用具2の使用方法と機能を説明する。
部品位置決め用具2は、マウスピース4の下方(マウスピース吹口4-1の反対側)から、もしくは、その反対側である上方側からマウスピース4に插入される。
マウスピース4の下方端付近(マウスピース吹口4-1の反対側)の位置に、はめ込み位置決めリング止めネジ2-3を締め込むことにより、マウスピース4の所定位置に取り付けられる。もちろん、図5は、部品位置決め用具1と部品位置決め用具2を同時に使用した態様の実施例を説明する図であるが、図5からリード押さえ具5と部品位置決め用具1とを取り除いた状態は、部品位置決め用具2だけをマウスピース4に取り付けた状態を示していることになる。
まず、マウスピース4の所定の位置に部品位置決め用具2を位置決めリング止めネジ2-3で固定する。この所定位置をマウスピース4にマーキングしておくと所定位置への位置決め再現性が良くなる。また、マウスピース4の所定位置に位置決めリング止めネジと係合する穴もしくは雌ねじが切られた穴を設けておくことも出来る。
次に、微細調整ネジ2-4を操作して位置決めプレート2-5を適切な位置になるように位置を調整する。その後、この位置決めプレート2-5のリード取り付け面2-6に、発音するための振動体となる部品リード3の基部を当接させた状態で、リード3を図2におけるCやE、もしくはDの方向に位置をずらして適切な位置に配置する。そして、その状態でリード3を指で押さえたり、輪ゴム等の弾性体を用いて固定したりすることによりリード3を所定の位置に仮止めする。リード3をDの方向に位置調整する場合は、微細調整ネジ2-4を操作すれば良い。リード3をCやEの方向に位置調整する場合は、位置決めリング止めネジ2-3を操作する。
所定の位置に仮止めされたリード3は、リード押さえ具5によって改めて固定される。
その後、仮位置決めを行っていた指や輪ゴム当の弾性体は取り除かれる。
さらに、部品位置決め用具2もマウスピース4から取り除くことが出来る。
部品位置決め用具2を取り外せば、楽器を演奏する際の障害とならない。
しかし、部品位置決め用具2はマウスピース4から取り除かず、そのままにしておいても良い。その場合は、再度リード3を交換する場合に、部品位置決め用具2をマウスピース4に取り付ける操作が不要になる。
また、その場合は、部品位置決め用具2は楽器の一部分であるともいえる。
より具体的にクラリネットを例にして説明すると、マウスピース、リード、キーシステム、タンポ、リガチャー、管体、バレる、ベル、そして、部品位置決め用具2で、楽器を構成している。
図5を用いて第3の実施例を説明する。
第3の実施例は、部品位置決め支援を行う部品位置決め用具1と、部品位置決め支援を行う部品位置決め用具2の両方を使用する。
まず、部品位置決め用具1と部品位置決め用具2のどちらか一方をマウスピース4に取り付けて、その後に他方をマウスピース4に取り付ける。
順序は、どちらを先に付けても構わないが、部品位置決め用具2を先に取り付けた場合を詳しく説明する。
(1)まず、部品位置決め用具2をマウスピース4に位置決めリングネジ2-3で所定の位置に止める。部品位置決め用具2をマウスピース4に插入する挿入方向は、マウスピース4の上方からであっても、下方からであってもよい。
(2)次に、マウスピース吹口4-1に部品位置決め用具1の延出部1-2を插入し左右に,もしくは、上下に動かないところでとめる。
(3)リード3を部品位置決め用具1の位置決め支援部1-3にある一対のアームの間に載せて、部品位置決め用具2の方にスライドさせる。位置決めプレート2-5のリード取り付け面2-6と位置決め支援部1-3の一対のアームの3点を利用してリード3を仮位置決めする。アームが片方しかない場合は、位置決めプレート2-5のリード取り付け面2-6と位置決め支援部1-3の一方のアームの2点を利用してリード3を仮位置決めする。
その際、指で押さえたり、輪ゴム等の弾性体を使用したりして、リード3に圧力を加えて、仮位置を保持することも出来る。
(4)従来から使用されているリード押さえ具5(通称リガチャー)をマウスピース4の上方からか、もしくは下方から插入し、図5に示されているように装着し、止めネジ5-1を締めて固定する。
(5)最後に、部品位置決め用具1を図5のF方向に引き抜く。
部品位置決め用具2は、取り外しても良いし、取り付けたままにしておいても良い。
取り付けたままにしておけば、次回から(1)の作業を省略出来る。
図6を用いて第4の実施例を説明する。
第4の実施例は、部品位置決め支援機能を有する部品位置決め用具2とリード押さえ具5(通称リガチャー)とを一体化した部品位置決め機能付リード押さえ6を使用する。
この部品位置決め機能付リード押さえ6は、それぞれが別体の部品位置決め用具2とリード押さえ具5(通称リガチャー)を連結部6-1で結合することにより実現することも出来る。連結部は金属であってもよいし、樹脂等の材料でも構成できる。連結部は、部品位置決め用具2とリード押さえ具5(通称リガチャー)のそれぞれに、金属や樹脂の場合は接着剤で接着するか、金属の場合は金属溶接等で固着することが出来る。
また、部品位置決め機能付リード押さえ6は、パイプ上の管を所定の長さ切り取った後に連結部6-1の上下部分をくりぬいて構成することも出来る。その後、止めネジや、微細調整ナット2-2、微細調整ネジ2-4、位置決めプレート2-5等を取り付ければ良い。
また、部品位置決め機能付リード押さえ6は、金属等の板を丸めて管状にし、その後、連結部6-1の上下部分をくりぬいて構成することも出来る。その後、止めネジや、微細調整ナット2-2、微細調整ネジ2-4、位置決めプレート2-5等を取り付ければ良い。
この第4の実施例では、部品位置決め用具1は、あってもなくても良い。
なお、部品位置決め機能付リード押さえ6は、マウスピース4に着脱可能な用具である。
着脱方法は、マウスピース4の上からでも、下方からでも良い。
図7を用いて第5の実施例を説明する。
第5の実施例は、部品位置決め支援機能を有する部品位置決め用具2と、リード押さえ具5(通称リガチャー)と、部品位置決め支援機能を有する部品位置決め用具1の機能を一体化した複数部品位置決め機能付リード押さえ7を使用する。
この複数部品位置決め機能付リード押さえ7は、図7に示されているように、第1の位置決め機能部7-1と第2の位置決め機能部7-2とを有している。
第2の位置決め機能部7-2は、図6に示されている第4の実施例のものと基本的には同じ構成である。第1の位置決め機能部7-1は、複数部品位置決め機能付リード押さえ7本体のマウスピース吹口4-1側に一体的に設けられている。より詳細には、第1の位置決め機能部7-1は、複数部品位置決め機能付リード押さえ7本体からマウスピース吹口4-1の方に向けて延出した延出部7-3と、その延出部7-3の両端部から下方に更に延出している一対の規制部7-4から構成されている。この規制部7-4の延出方向は、部品位置決め用具1に設けられた位置決め支援部1-3の延出方向とは逆方向である。その技術的な理由は、延出部7-3はリード3の上面に被さるような位置に設けられているので、規制部4は下方向に延出していないとリード3を位置決め規制することが出来ないからである。
第5の実施例の使用方法を説明する。
(1)まず、複数部品位置決め機能付リード押さえ7本体をマウスピース4の所定の位置に、位置決めネジ7-5により固定する。
(2)次に、延出部7-3とマウスピース4の間にリード3を插入する。リード3の幅方向は、規制部7-4で所定の位置に規制される。
(3)リード3を第2の位置決め機能部7-2に突き当たるまで插入する。第2の部品位置決め機能部7-2は、基本的には図4や図6に示すように、位置決めプレート2-5、リード取り付け面2-6が、微細調整ネジ2-4で事前に位置調整されている。従って、リード3は、第2の位置決め機能部7-2に設けられているリード取り付け面2-6に突き当ててリード3の長さ方向の仮位置決めが行われる。幅方向の仮位置決めは規制部7-4で行われる。その時の仮位置決め位置が所定の適性位置である場合はそのままで良い。しかし、微妙に違う場合は、指を使って微調整することが出来る。
(4)リード3がマウスピース4上で、第1の位置決め機能部7-1と第2の位置決め機能部7-2により仮位置決めされた状態で、リード押さえ止めネジ7-6を締め込んでリード3をマウスピース4の所定位置に固定する。
この第5の実施例では、規制部7-4が固定されているので、何回リード3を交換しても変動誤差を少なくする効果が期待できる。従って、音色や音量の変動が少なくなる効果がある。
なお、複数部品位置決め機能付きリード押さえ7は、マウスピース4に着脱可能な用具である。
また、第5の実施例の場合は、複数部品位置決め機能付きリード押さえ7は楽器の一部分であるともいえる。
より具体的にクラリネットを例にして説明すると、マウスピース4、リード3、キーシステム13、管体11、バレル12、ベル9、そして、複数部品位置決め機能付きリード押さえ7で、楽器を構成している。
図8を用いて第6の実施例を説明する。
第6の実施例は、リード3を仮位置決めする機能をマウスピース4に設けている。
詳細には、部品位置決め支援機能を有するリード3の幅方向位置決め手段と、部品位置決め支援機能を有するリード3の長手方向位置決め手段とをマウスピース4側に設けている。
図8に示す実施例では、幅方向位置決め手段は、4つの凸部で形成されている。
4つの凸部は、リード3の両側面に2つずつ配置されている。しかし、数はあまり問題ではない。両側面に3つ以上を配置しても良いし、逆に1つずつでも良い。
また、図8ではリード3の両側に凸部を配置しているが、必ずしも両側に配置する必要は無く、一方の側面側だけでも位置決め機能を達成することが出来る。
図8に実施例では、リード3の長手方向の位置決めはリード位置決めネジ8-1で行っている。この長手方向の位置決め手段は、必ずしもネジである必要が無く、幅方向位置決め手段のように1つもしくは複数の凸部であっても構わない。
マウスピース4のリード3を載置する平面は、仕上げ加工をしておくと良い。
長手方向や幅方向の位置決め手段が凸部で形成される場合は、マウスピースが成形される際に、同時に一体成形されても良いし、マウスピース4を成形後に一つないしは複数の凸部をマウスピース4に接着したり、埋め込んだりしても良い。その場合、マウスピース4と位置決め機能を有する凸部は、別材料で構成することも出来る。図8には、凸部の大きさや位置関係の距離を数値で示している。単位は、mmである。
長手方向や幅方向の位置決め支援手段は、凸部だけではなく、凹部で構成することも出来る。
具体的には、マウスピース4の上部にリード3を載置する溝部を構成しておけば良い。
溝部は、ほぼリード3がすっぽりとはまり込む面積があることが望ましい。
更に、溝部は、リード3がマウスピース4の適切な位置に位置決めされるような位置と形状を有していることが望ましい。溝部とリード3との間には,リード3の插入を容易にするために多少のガタガあってもよいが、なるべく少ない方が位置決め支援機能の性能は高まる。
リード押さえ具5は、マウスピース4の上方からか、マウスピース4の下方からマウスピース4にかぶせられ、その後にマウスピース4の所定位置まで移動し、しかる後にリード3をマウスピース4上で固定する。
従って、部品位置決め支援機能を有する幅方向位置決め手段の凸部や、長手方向位置決め手段は、リード押さえ具5の移動や固定機能を妨げない位置や、大きさに設定する必要がある。具体的には、位置決め手段の凸部の高さは、リード押さえ具5のマウスピース4上での移動を可能にする高さに設定する。また、位置決め手段の凸部の位置は、リード押さえ具5が、マウスピース4上でリード3を所定の位置で固定する位置から所定の距離だけ離れていることが望ましい。図8に示す実施例の場合、マウスピース4の長手方向に見て、位置決め手段の凸部と凸部の間の所定の固定位置にリード押さえ具5が插入されて、リード押さえ止めネジ7-6を締め込んでリード3をマウスピース4の所定位置に固定する。
リード3がマウスピース4にリード押さえ具5で固定された状態で、一方の位置決め手段の凸部は、リード押さえ具5とマウスピース4の空気吹き込み口(上端)との間に一つ、もしくは複数が存在することになる。
また、図9はリード押さえ具5とマウスピース4の下端との間に、他方の位置決め手段の凸部が、一つ、もしくは複数が存在することになる。
第6の実施例の使用方法を説明する。
リード3の長手方向位置決め手段と幅方向位置決め手段を用いて、リード3をマウスピース4上に仮位置決めを行う。
しかる後に、リード押さえ具5(通称リガチャー)を装着する。
リード押さえ具5は、マウスピース4の上方からか、マウスピース4の下方からマウスピース4にかぶせられ、その後にマウスピース4の所定位置まで移動する。そして、リード押さえ具5(通称リガチャー)に設けられているリード押さえ具止めネジ5-1を締め付けて、リード3をマウスピース4の所定位置に固定する。
また、第6の実施例の場合は、リード3の幅方向位置決め手段とリード3の長手方向位置決め手段とをマウスピース4に一体的に設けているので、各位置決め手段は楽器の一部分であるともいえる。
より具体的にクラリネットを例にして説明すると、リード3の幅方向位置決め手段を一体的に有するマウスピース4、リード3、キーシステム13(楽器の発音を変えるための操作部)、リガチャー5、管体11、空気放出部9(ベル)、で楽器を構成している。
図10は楽器全体の構成を示している。
本発明の実施例を適用できる管楽器の代表的なものは次のとおりである。
1:クラリネット
・ E♭クラリネット
・ Cクラリネット
・ B♭クラリネット
・ Aクラリネット
・E♭アルトクラリネット
・Fバセットホルン
・B♭バスクラリネット
・E♭コントラバスクラリネット(コントラアルトクラリネット)
・B♭コントラバスクラリネット
2:サックス
・ ソプラノサックス
・ アルトサックス
・ テナーサックス
・ バリトンサックス
特開平11−259064号公報
従来技術を説明する図 従来の使用方法を説明する図 部品位置決め用具1を説明する図 部品位置決め用具2を説明する図 部品位置決め用具1と部品位置決め用具2を使用した実施例 部品位置決め機能付きリード押さえ6を説明する図 複数部品位置決め機能付きリード押さえ7を説明する図 マウスピース4に位置決めを一体化した発明図 上記図8の凸部に押さえを加えリードを押さえつける発明 楽器全体を説明する図

Claims (2)

  1. 発音体取り付け部と、操作部とを有する楽器において、発音体の取り付け位置支援機能を有する取り付け位置支援部材と、発音体を固定する固定手段とを設けたことを特徴とする楽器。
  2. 発音体取り付け部と、操作部とを有する楽器において使用する用具であって、発音体取り付け部に発音体を固定する固定手段と、発音体の位置決めを支援する位置決め支援部とを有することを特徴とする用具。
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