JP2017202913A - 給紙装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

給紙装置、及び、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】分離パッドの交換作業性が高い、給紙装置、及び、画像形成装置を提供する。【解決手段】給送ローラ43に当接してニップを形成する分離部4に、分離パッド45と、分離パッド45を保持する第1保持部材46と、第1保持部材46を上下方向に移動可能に着脱可能に保持する第2保持部材47と、第2保持部材47に対して第1保持部材46を離間する方向に付勢する第1圧縮スプリング48(付勢部材)と、が設けられている。そして、分離部44が給送ローラ43に当接している状態のときには、第1保持部材46と第2保持部材47とが当接(又は、近接)して、分離部44が給送ローラ43に当接していない状態のときには、第1保持部材46が第2保持部材47に対して離間する。【選択図】図3

Description

この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置と、そこに設置される給紙装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ等の画像形成装置に設置された給紙装置において、給送方向に沿うように回転する給紙ローラ(給送ローラ)に対して分離パッド(フリクションパッド)を当接させて、給紙ローラと分離パッドとの間(ニップ)から複数の用紙を重送させずに1枚の用紙のみを給送させるフリクションパッド方式のものが広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、特許文献1には、フリクションパッド方式の給紙装置において分離パッドの交換性(メンテナンス性)を向上させることを目的として、分離パッドの保持部材を2分割できるように構成して、分離パッドの交換をおこなうときには分割可能に構成された保持部材に外力を加えて双方の保持部材の係止を解除して、分離パッドの主部となる一方の保持部材を給紙装置から取り出す技術が開示されている。
上述した従来の給紙装置は、分離パッドの交換をおこなうときに、底板などの種々の部材が近接する狭いスペースにおいて、分割可能に構成された保持部材に外力を加えて双方の保持部材の係止を解除して一方の保持部材を摘んで給紙装置から取り出さなければならず、一方の保持部材を摘みにくかったり、双方の保持部材の係止を解除するための外力を加えにくかったりして、その交換作業性を充分に向上させることができなかった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、分離パッドの交換作業性が高い、給紙装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明における給紙装置は、載置部に載置された用紙を所定の給送方向に給送する給送ローラと、前記給送ローラに当接してニップを形成する分離部と、を備え、前記分離部は、前記給送ローラとの間に挟まれる用紙が複数であるときに最上方の用紙を分離して前記給送ローラによって給送させるための分離パッドと、前記分離パッドを保持する第1保持部材と、前記第1保持部材を上下方向に移動可能に保持するとともに、前記第1保持部材を着脱可能に保持する第2保持部材と、前記第2保持部材に対して前記第1保持部材を相対的に離間する方向に付勢する付勢部材と、を具備して、前記給送ローラに当接している状態のときには、前記第1保持部材と前記第2保持部材とが当接又は近接して、前記給送ローラに当接していない状態のときには、前記付勢部材によって前記第1保持部材を前記第2保持部材に対して離間させるものである。
本発明によれば、分離パッドの交換作業性が高い、給紙装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 給紙装置を示す構成図である。 (A)給紙装置の要部を示す拡大断面図と、(B)給送ローラが取り外された状態の給紙装置の要部を示す拡大断面図と、である。 給紙装置の分離部を分解した状態を示す斜視図である。 給送ローラが取り外された状態の給紙装置を示す斜視図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1にて、画像形成装置100における全体の構成・動作について説明する。
図1において、100は画像形成装置としてのプリンタ、6は感光体ドラム1上にトナー像(画像)を形成する作像部(プロセスカートリッジ)、7はパソコンなどから送信された画像情報に基いて感光体ドラム1上にレーザ光を照射する露光装置(書込み部)、19は感光体ドラム1上に形成されたトナー像を用紙Pに転写する転写装置(転写ローラ)、20は用紙P上に担持されたトナー像(未定着画像)を定着する定着装置、28は感光体ドラム1と転写装置19との転写ニップに向けて用紙Pを搬送するレジストローラ(タイミングローラ)、30は装置本体100の内部に設置された本体側給紙装置、40は装置本体100の外部に露呈可能に設置された給紙装置(手差し給紙装置)、を示す。
作像部6は、感光体ドラム1、帯電装置2、現像装置3、クリーニング装置2等で構成されている。また、定着装置20は、定着ローラ21、加圧ローラ22等で構成されている。
図1を参照して、画像形成装置100における、通常の画像形成時の動作について説明する。
まず、パソコンなどから送られた画像情報は、電気信号に変換された後に、露光装置7に送信される。そして、露光装置7からは、その電気信号の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、作像部6の感光体ドラム1上に向けて発せられる。
一方、感光体ドラム1は、図1の反時計方向に回転駆動されている。そして、帯電装置2の位置で、感光体ドラム1の表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1の表面は、露光装置7から発せられたレーザ光の照射位置に達して、この位置での露光走査によって静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1の表面は、現像装置3との対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、所望のトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1の表面は、転写装置19との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上のトナー像が用紙Pに転写される(転写工程である。)。このとき、転写工程後の感光体ドラム1上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1の表面は、クリーニング装置4との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上に残存した未転写トナーがクリーニング装置4内に回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム1の表面は、除電装置との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される(除電工程である。)。
こうして、感光体ドラム1上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
ここで、図1を参照して、感光体ドラム1と転写装置19との転写ニップの位置に搬送される用紙Pは、装置本体100の下方に配設された本体側給紙装置30(又は、手差し給紙装置40)から、給送ローラ33(又は、給送ローラ43)やレジストローラ28などが設置された搬送経路(又は、手差し搬送経路)を経由して搬送されたものである。
詳しくは、本体側給紙装置30の給紙カセット31には、用紙P(シート、記録媒体)が複数枚重ねて収容されている。そして、給送ローラ33が図1の反時計方向に回転駆動されると、一番上の用紙Pが給送ローラ33と分離パッド34(フリクションパッド)との間で他の用紙から分離されるように給送されて、搬送経路を経由してレジストローラ28に向けて搬送される。
レジストローラ28の位置に搬送された用紙Pは、レジストセンサ(紙検知センサ)によって検知された後に、回転駆動を停止したレジストローラ28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、感光体ドラム1上のトナー像にタイミングを合わせて、レジストローラ28が回転駆動されて、用紙Pが転写ニップに向けて搬送される。こうして、用紙P上に、所望の画像が転写される。
その後、転写ニップの位置で画像が転写された用紙Pは、定着装置20の位置(定着ニップ)に搬送される。そして、この位置で、定着ローラ21及び加圧ローラ22による熱と圧力とにより、表面に転写された画像(トナー像)が用紙P上に定着される(定着工程である。)。
その後、用紙Pは、排紙ローラ対によって装置外へと排出される。排紙ローラ対によって装置外に排出された用紙Pは、出力画像として、排紙トレイとして機能する外装カバー110上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
なお、装置本体100の内部に設置された本体側給紙装置30(給紙カセット31)から用紙Pの給送をおこなわずに、手差し給紙装置40(手差し台42)に載置された用紙Pを給送する場合(手差し給紙をおこなう場合である。)には、図1に示すように装置本体100の側面に沿うように収納された手差し台42が、ユーザーによって回転支軸42aを中心に図1の矢印方向に手動で回動される(図2の状態である。)。そして、開放された手差し台42上に、複数枚の用紙P(又は、1枚の用紙P)が、サイドフェンスによって幅方向の位置が規制され状態で、セットされる。そして、給送ローラ43(手差し給送ローラ)が図1の時計方向に回転駆動されると、手差し台42上にセットされた複数枚の用紙Pのうち最上方の用紙Pが給送ローラ43と分離部44(分離パッド45)との間で他の用紙から分離されるように給送されて、手差し搬送経路を経由してレジストローラ28に向けて搬送される。その後の用紙Pの動作は、上述したものと同様である。
以下、本実施の形態における画像形成装置100において特徴的な、給紙装置40(手差し給紙装置)の構成・動作について詳述する。
先に説明したように、給紙装置40(手差し給紙装置)は、手差し給紙をおこなう場合に、図1に示すように装置本体100の側面に沿うように収納された手差し台42が、ユーザーによって回転支軸42aを中心に図1の矢印方向に手動で回動された状態(図2、図3(A)の状態である。)で使用される。
図2、図3(A)等を参照して、本実施の形態における給紙装置40(手差し給紙装置)は、フリクションパッド方式の給紙装置であって、載置部としての手差し台42、給送ローラ43、分離部44、底板52、上ガイド板53、等で構成されている。
載置部としての手差し台42は、回転支軸42aを中心にして回動可能に本体フレーム41(画像形成装置本体100)に保持されている。また、手差し台42には、その上面に載置される用紙Pの幅方向(図2の紙面垂直方向である。)のサイズに応じて幅方向の位置を可変できるように、サイドフェンスが移動可能に設置されている。
底板52は、手差し台42に載置された用紙Pの先端部を給送ローラ43に当接する位置まで移動させるように昇降可能に構成されている。底板52を昇降させる昇降機構としては、公知のものを用いることができる。詳しくは、昇降機構は、用紙Pの先端部が底板52の所定位置にセットされると、その用紙Pの先端部が給送ローラ43に当接する位置まで底板52を上方に移動させる(図2の状態である。)。これに対して、昇降機構は、用紙Pの先端部が底板52の所定位置にセットされていない状態であると、底板52を下方の退避位置に移動させる(図3(A)の状態である。)。
給送ローラ43は、手差し台42(及び、底板52)に載置された用紙Pの上面に当接した状態で駆動機構によって所定方向(図2、図3(A)の時計方向である。)に回転駆動されて、その用紙Pを所定の給送方向(図2の矢印方向である。)に給送するためのものである。
上ガイド板53は、給送ローラ43によって給送される用紙Pを案内できるように、給送ローラ43に対して給送方向の上流側と下流側とに跨るように設置されている。
分離部44は、給送ローラ43に当接してニップを形成するものであって、図2〜図4等に示すように、分離パッド45(摩擦部材)、第1保持部材46、第2保持部材47、付勢部材(第1付勢部材)としての第1圧縮スプリング48、などで構成されている。
分離部44(分離パッド45)は、第2圧縮スプリング49(第2付勢部材)によって給送ローラ33に向けて付勢されていて、給送ローラ33に当接してニップを形成するように設置されている。
詳しくは、分離パッド45(フリクションパッド)は、給送ローラ43との間に挟まれる用紙Pが複数であるときに最上方の用紙Pを分離して給送ローラ43によって給送させるためのものである。分離パッド45の表面摩擦係数と、給送ローラ43の表面摩擦係数と、の大小関係は公知のものと同様に設定されている。
第1保持部材46は、分離パッド45を保持するものである。第1保持部材46は、樹脂材料で形成されていて、図4等を参照して、その上面に矩形板状の分離パッド45が両面テープを介して貼着されている。また、第1保持部材46の底部には、幅方向に離間した位置にそれぞれスライド軸部46aが下方に向けて起立するように形成されている。
分離パッド45が固定保持された状態の第1保持部材46は、交換パーツ(交換用ユニット)であって、分離部44において着脱可能に設置されている。分離パッド45は、用紙Pや給送ローラ43との摺接によって摩耗して経時劣化するものであるため、このように交換パーツとして構成して適宜に新品のものと交換することで、経時においても給紙装置40の給紙性能を安定的に維持することが可能になる。
第2保持部材47は、第1保持部材46を上下方向(給送ローラ43に対して分離部44が接離する方向である。)に移動可能に保持するとともに、第1保持部材46を着脱可能に保持するものである。なお、第2保持部材47は、第1保持部材46に比べて機械的強度が高い樹脂材料で形成されている。
付勢部材(第1付勢部材)としての第1圧縮スプリング48は、第2保持部材47に対して第1保持部材46を相対的に離間する方向(上方である。)に付勢するものである。
詳しくは、第2保持部材47は、第1保持部材46を保持する部分(第1保持部材46に対向する面部)に、3つの穴部47b1、47c1、47d1、幅方向に間隔をあけて形成されている。
幅方向両端部に位置する2つの穴部47b1、47c1は、それぞれ、下方に向けて起立するように形成されたボス部47b、47cを貫通するように形成されている。第1ボス部47bに形成された第1穴部47b1は円形状の穴部であって、第2ボス部47cに形成された第2穴部47c1は略小判形状の穴部(長穴)である。そして、これらの穴部47b1、47c1に、第1保持部材46の2つのスライド軸部46aが挿入されることで、第2保持部材47に対して第1保持部材46の上下方向のスライド移動が可能になる。
また、第1保持部材46のスライド軸部46aの先端部(下端部)には径方向に突起する係止部46a1(突起部)が形成されていて、その周囲が弾性変形可能になるように先端部から軸方向に沿うように切り込みが形成されている。これにより、係止部46a1が形成された部分を弾性変形させながら、第2保持部材47の穴部47b1、47c1に対して、第1保持部材46の2つのスライド軸部46aが挿脱されることで、第2保持部材47に対して第1保持部材46が着脱可能に設置されることになる。
幅方向中央部に位置する穴部47d1は、下方に向けて起立するように形成された第3ボス部47dを貫通しないように上面から所定の深さまでの範囲で形成されている。第3ボス部47dに形成された第3穴部47d1は円形状の穴部であって、第1圧縮スプリング48のスプリング機能を阻害することなく、第1圧縮スプリング48の下端側を保持できるように、そのスプリング外径よりも少し大きな穴径で形成されている。そして、第3穴部47d1に保持された第1圧縮スプリング48の上端が第1保持部材46の底部に接触することで、第2保持部材47に対して第1保持部材46が相対的に上方に付勢されることになる。
また、第2保持部材47は、給紙装置40(画像形成装置100)の本体フレーム41に対して、回転軸部47aを中心にして上下方向(給送ローラ43に対して分離部44が接離する方向である。)に回動可能に保持されている。そして、第2保持部材47の第3ボス部47d(図4を参照できる。)と、本体フレーム41と、の間には、第2保持部材47を上方に向けて付勢する第2付勢部材としての第2圧縮スプリング49が設置されている。
ここで、第2圧縮スプリング49(第2付勢部材)が第2保持部材47を上方に付勢する付勢力が、第1圧縮スプリング48(付勢部材)が第1保持部材46を離間する方向(上方向)に付勢する付勢力に比べて、充分に大きくなるように構成されている。このように構成することで、給送ローラ43に対する分離部44(分離パッド45)の圧接力は第2圧縮スプリング49による付勢力によってほぼ決定されることになる。したがって、給送ローラ43に対して分離部44(分離パッド45)が圧接(当接)した状態では、第1保持部材46は、第2保持部材47に対して離間した状態にはならず、第2保持部材47に対して当接(又は、近接)した状態になる(図2、図3(A)の状態である。)。
ここで、本実施の形態において、分離部44は、図3(A)に示すように、給送ローラ43に当接している状態のときには、第1圧縮スプリング48(付勢部材)の付勢力に抗するように第1保持部材46と第2保持部材47とが当接(又は、近接)する。具体的に、給送ローラ43が設置された通常状態では、第2圧縮スプリング49の付勢力によって、第3穴部47d1内に入り込むように第1圧縮スプリング48が押し潰されて、第1保持部材46が第2保持部材47にほぼ密着した状態で、分離パッド45(分離部44)が給送ローラ43に所定圧力で圧接することになる。
これに対して、分離部44は、図3(B)に示すように、給送ローラ43に当接していない状態のときには、第1圧縮スプリング48によって第1保持部材46を第2保持部材47に対して離間させる。具体的に、給送ローラ43が設置されていない状態では、第2圧縮スプリング49の付勢力によって第2保持部材47が上方に押し上げられて、第1圧縮スプリング48の付勢力によって第1保持部材46が第2保持部材47に対してさらに上方に押し上げられることになる。
本実施の形態において、給送ローラ43は、公知のものと同様に、少なくともそのローラ主部(分離パッド45に当接するローラ部であって、分離パッド45や用紙Pとの摺接によって経時劣化する部分である。)が、交換パーツとして、着脱可能(交換可能)に構成されている。そして、給送ローラ43を適宜に新品のものと交換することで、経時においても給紙装置40の給紙性能を安定的に維持することが可能になる。
このように、本実施の形態において、上述した「分離部44が給送ローラ43に当接していない状態」は、交換時(メンテナンス時)において「給紙装置40から給送ローラ43が取り出された状態」となる。そして、給紙装置40は、その状態で第1保持部材46を分離パッド45とともに第2保持部材47から分離して給紙装置40から取り出し可能に構成されている。
具体的に、交換パーツとして第1保持部材46に一体的に設置された分離パッド45の交換(メンテナンス)をおこなうときには、まず、手差し台42を開放した状態で給送ローラ43を装置本体100から取り外す。それにより、第1圧縮スプリング48の付勢力が作用して、分離パッド45が固設された第1保持部材46は、第2保持部材47に対して隙間をあけて離間した状態になる(図3(B)、図5の状態である。)。このとき、底板52は、先に説明した昇降機構によって下方の退避位置に移動した状態になっている。そして、図3(B)、図5に示すように、交換パーツとしての分離パッド45及び第1保持部材46が、上方に飛び出した状態で、この部材45、46を手差し台42側から差し入れた手によって摘んで、第1保持部材46の係止部46a1が形成された部分を弾性変形させながら、第2保持部材47の穴部47b1、47c1から第1保持部材46の2つのスライド軸部46aを抜き取る。このようにして、給紙装置40(画像形成装置100)から交換パーツとしての分離パッド45及び第1保持部材46の離脱作業が完了することになる。
なお、給紙装置40(画像形成装置100)への交換パーツとしての分離パッド45及び第1保持部材46の装着作業は、上述した離脱作業とは逆の手順でおこなわれることになる。
このように、本実施の形態では、分離パッド45の交換をおこなうときに、底板52や上ガイド板53などの種々の部材が近接する狭いスペースにおいて、着脱可能に構成された交換パーツ(分離パッド45及び第1保持部材46)が着脱操作をおこないやすい位置に飛び出すように構成されているため、その交換作業性(着脱作業性)を充分に向上させることができる。このような交換作業は、熟練のサービスマンでなくても、一般のユーザーであっても容易におこなえるものであるため、ユーザーにとってメンテナンス性の高く使い勝手が良い装置となる。
ここで、本実施の形態では、分離部44が給送ローラ43に当接していない状態(図3(B)、図5の状態である。)のとき、分離部44が給送ローラ43に当接している状態(図2、図3(A)の状態である。)のときに比べて、第2圧縮スプリング49(第2付勢部材)によって第2保持部材47が上方に移動するように構成されている。
具体的に、図3(A)に示すように、分離部44(分離パッド45)が給送ローラ43に当接しているときには、その当接する位置によって、第2保持部材47(分離部44)が回転軸部47aを中心にして回動する回動方向の位置(姿勢)が定められることになる。これに対して、図3(B)に示すように、分離部44(分離パッド45)が給送ローラ43に当接していないときには、第2保持部材47が底板52(退避位置にある状態のものである。)に当接する位置によって、第2保持部材47(分離部44)が回転軸部47aを中心にして回動する回動方向の位置(姿勢)が定められることになる。このとき、底板52は、第2圧縮スプリング49によって上方に付勢される第2保持部材47の位置を制限するストッパ部材として機能することになる。そして、後者の第2保持部材47の位置は、前者の第2保持部材47の位置に比べて、高くなるように設定されている。
このような構成により、交換パーツ(分離パッド45及び第1保持部材46)の交換時に、その交換パーツをさらに上方に飛び出させることができるため、その交換作業性(着脱作業性)をさらに向上させることができる。
また、上述したように底板52をストッパ部材として機能させることで、交換パーツの交換時に、交換パーツが上ガイド板53などの部材に干渉するまで上方に飛び出すぎて、かえって交換作業性(着脱作業性)が低下してしまう不具合を防止することができる。
また、本実施の形態では、分離部44が給送ローラ43に当接していない状態(図3(B)、図5の状態である。)のとき、第1圧縮スプリング48(付勢部材)によって第1保持部材46を第2保持部材47に対して離間させるとともに、第1保持部材46(スライド軸部46a)の係止部46a1が第2保持部材47の被係止部(第1、第2ボス部47b、47cの下端部である。)に当接して、その離間方向(上方)の移動が制限される。
このように構成することで、交換パーツ(分離パッド45及び第1保持部材46)の交換時に、その交換パーツが上ガイド板53などの部材に干渉するまで上方に飛び出すぎて、かえって交換作業性(着脱作業性)が低下してしまう不具合を防止することができる。
以上説明したように、本実施の形態における給紙装置40は、給送ローラ43に当接してニップを形成する分離部4に、分離パッド45と、分離パッド45を保持する第1保持部材46と、第1保持部材46を上下方向に移動可能に着脱可能に保持する第2保持部材47と、第2保持部材47に対して第1保持部材46を離間する方向に付勢する第1圧縮スプリング48(付勢部材)と、が設けられている。そして、分離部44が給送ローラ43に当接している状態のときには、第1保持部材46と第2保持部材47とが当接(又は、近接)して、分離部44が給送ローラ43に当接していない状態のときには、第1保持部材46が第2保持部材47に対して離間する。
これにより、分離パッド45の交換作業性を高くすることができる。
なお、本実施の形態では、モノクロの画像形成装置100に対して本発明を適用したが、カラーの画像形成装置に対しても当然に本発明を適用することができる。
また、本実施の形態では、電子写真方式の画像形成装置100に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されることなく、その他の方式の画像形成装置(例えば、インクジェット方式の画像形成装置や、オフセット印刷機などである。)に対しても当然に本発明を適用することができる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、装置本体100の外部に開放される手差し給紙装置40に対して本発明を適用したが、装置本体100の内部に設置された本体側給紙装置30に対しても、当然に本発明を適用することができる。
そして、そのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。ただし、本体側給紙装置30は、装置本体100に対して引き出し可能に構成されていて、本体側給紙装置30が引き出された状態で分離パッド34(分離部)が外部に露呈するため、手差し給紙装置40に比べて分離パッド34の交換性はもともと高くなっている。
なお、本願発明において、「用紙」とは、シート状の記録媒体のすべてを含むものと定義する。したがって、転写紙のほかOHPシートなども、本願発明における用紙に含まれることになる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、前記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
30 本体側給紙装置、
40 給紙装置(手差し給紙装置)、
41 本体フレーム、
42 手差し台(載置部)、
42a 回転支軸、
43 給送ローラ、
44 分離部、
45 分離パッド(摩擦部材)、
46 第1保持部材、
46a スライド軸部、 46a1 係止部、
47 第2保持部材、
47a 回転軸部、
47b 第1ボス部(被係止部)、 47b1 第1穴部、
47c 第2ボス部(被係止部)、 47c1 第2穴部、
47d 第3ボス部、 47d1 第3穴部、
48 第1圧縮スプリング(付勢部材、第1付勢部材)、
49 第2圧縮スプリング(第2付勢部材)、
52 底板、
53 上ガイド板(ガイド部材)、
100 画像形成装置(画像形成装置本体)、
P 用紙(記録媒体)。
特許第4378043号公報

Claims (6)

  1. 載置部に載置された用紙を所定の給送方向に給送する給送ローラと、
    前記給送ローラに当接してニップを形成する分離部と、
    を備え、
    前記分離部は、
    前記給送ローラとの間に挟まれる用紙が複数であるときに最上方の用紙を分離して前記給送ローラによって給送させるための分離パッドと、
    前記分離パッドを保持する第1保持部材と、
    前記第1保持部材を上下方向に移動可能に保持するとともに、前記第1保持部材を着脱可能に保持する第2保持部材と、
    前記第2保持部材に対して前記第1保持部材を相対的に離間する方向に付勢する付勢部材と、
    を具備して、前記給送ローラに当接している状態のときには、前記第1保持部材と前記第2保持部材とが当接又は近接して、前記給送ローラに当接していない状態のときには、前記付勢部材によって前記第1保持部材を前記第2保持部材に対して離間させることを特徴とする給紙装置。
  2. 前記第2保持部材は、当該給紙装置に対して上下方向に回動可能に保持され、
    前記第2保持部材を上方に向けて付勢する第2付勢部材を備え、
    前記第2付勢部材が前記第2保持部材を上方に付勢する付勢力が、前記付勢部材が前記第1保持部材を前記離間する方向に付勢する付勢力に比べて、大きくなるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記分離部が前記給送ローラに当接していない状態のとき、前記分離部が前記給送ローラに当接している状態のときに比べて、前記第2付勢部材によって前記第2保持部材が上方に移動することを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。
  4. 前記分離部が前記給送ローラに当接していない状態のとき、前記付勢部材によって前記第1保持部材を前記第2保持部材に対して離間させるとともに、前記第1保持部材の係止部が前記第2保持部材の被係止部に当接してその離間方向の移動が制限されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の給紙装置。
  5. 前記分離部が前記給送ローラに当接していない状態は、当該給紙装置から前記給送ローラが取り出された状態であって、その状態で前記第1保持部材を前記分離パッドとともに前記第2保持部材から分離して当該給紙装置から取り出し可能に構成されたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の給紙装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載された給紙装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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