JP2017202083A - ズボン仕上げ機及びこれに使用する膨張袋 - Google Patents

ズボン仕上げ機及びこれに使用する膨張袋 Download PDF

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Abstract

【課題】 脚に折り目がないタイプのズボンと、折り目があるタイプのズボンの両方を、一台で仕上げることを可能にし、最小限の設備、スペースでタイプの異なるズボンを、効率良く、また作業者に肉体的な負担を強いることなく、楽な姿勢で仕上げることができるようにする。
【解決手段】 本発明は、ズボン1の股上部分1aを下方から被せてズボン1を懸吊状に取り付けるためのパッド2を備え、このパッド2に膨張袋6を被覆状に取り付け、この膨張袋6でズボン1の股上部分1aを外方に緊張するズボン仕上げ機である。上記の膨張袋6を、ズボン1の左右の脚1bの中に配置させて脚1bを外方に緊張する左右一対の長袋部分6aと、この長袋部分6aをズボン1の脚1bの緊張仕上げ後に引き上げてズボン1をパッド2から取り外し可能にする操作手段6bとを備えて形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、洗濯したズボンを吊下げた状態で緊張仕上げできるよう形成したズボン仕上げ機に関し、更に詳しくはズボン仕上げ機及びこれに使用する膨張袋に関するものである。
従来、この種の仕上げ機としては、例えば特許文献1に記載されているものがある。
この従来機は、ズボンの股上部分を下方から被せてズボンを懸吊状に取り付けるためのパッドを備えて形成されている。そして、この従来機は、パッドに膨張袋が被覆状に取り付けられ、この膨張袋でズボンの股上部分を外方に緊張可能に形成されている。
ところで、ズボンは、背広のズボンのように、折り目のあるタイプと、ニット製のパンツやジーンズ製のパンツのように、脚(股下部分)に折り目のないタイプとがある。
従来、前者のズボン仕上げ機は、パッドに、ズボンの股上部分だけを緊張する大きさの膨張袋が設けられていた。また後者の仕上げ機の場合は、膨張袋がズボンの脚も緊張できるよう長く形成されていた。
従って、従来、クリーニング工場では、ズボンのタイプに応じて膨張袋の仕様が異なる二種類の仕上げ機を揃える必要があった。
その結果、従来は、工場内に、この種仕上げ機を設置するスペースが広く必要になり、また導入コストや設備コストがかかる、という問題点があった。
また従来、例えばズボンのタイプに応じて膨張袋を交換し、一台で処理しているクリーニング工場もあった。しかしながら、この場合は、膨張袋の交換作業に多大な手間暇がかかり、その結果、作業能率が低下するのを避けられなかった。
また後者のズボン仕上げ機は、膨張袋の寸法が長いため、作業者はかがんでズボンの股上部分をパッドに被せる必要があった。
そのため、従来、この種の仕上げ機の場合は、作業が不便であっただけではなく、作業者に肉体的な負担を強いる、という問題点があった。
特開2007−117390号公報
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑み、提案されたものである。
従って、本発明の解決しようとする技術的課題は、脚に折り目がないタイプのズボンと、折り目があるタイプのズボンの両方を、一台で仕上げることを可能にし、最小限の設備、スペースでタイプの異なるズボンを、効率良く、また作業者に肉体的な負担を強いることなく、楽な姿勢で作業できるよう形成したズボン仕上げ機及びこれに使用する膨張袋を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するため、次のような技術的手段を採る。
即ち、本発明は、図1等に示されるように、ズボン1の股上部分1aを下方から被せてズボン1を懸吊状に取り付けるためのパッド2を備え、このパッド2に膨張袋6が被覆状に取り付けられ、この膨張袋6でズボン1の股上部分1aが外方に緊張されるズボン仕上げ機であって、上記の膨張袋6が、ズボン1の左右の脚1bの中に配置されて脚1bを外方に緊張する左右一対の長袋部分6aと、この長袋部分6aをズボン1の脚1bの緊張仕上げ後に引き上げてズボン1をパッド2から取り外し可能にする操作手段6bとを備えて形成されていることを特徴とする(請求項1)。
本発明の場合、膨張袋6が、ズボン1の股上部分1aをパッド2に被せる際に、ズボン1の股上部分1aの両側面に対応する膨張袋6の側面箇所6cを下方に緊張する重り9を備えて形成されているのが好ましい(請求項2)。
なぜならこれによると、ズボン1のセット時に、重り9によって、膨張袋6の捲れを防止でき、ズボン1の股上部分1aをパッド2に被せ易くなるからである。またこの場合は、重り9によって膨張袋6を下方に緊張でき、膨張袋6の側面箇所6cに弛み(皴)が発生することを防止できる。そのため、ズボン1の股上部分1aの側面をタック押え5で押えたとき、この種の弛みが、ズボン1の股上部分1aの側面に不要な皴を付けることを防止でき、ズボン1の股上部分1aの両側面を綺麗に仕上げることができるからである。
また本発明は、図1、図3等に示されるように、操作手段6bが線状部材であり、この線状部材の一端が膨張袋6の長袋部分6a内の下端に連結され、他端が膨張袋6の腰周りの細筒状の折り返し部6eに通されると共に、膨張袋6の前側から引き出されて露出状に垂れ下げられているのが好ましい(請求項3)。
本発明の場合、操作手段6bは、線状部材には限られず、例えば伸縮自在の棒状部材でも良い。但し、操作手段6bが線状部材で形成される場合は、線状部材の他端を持って、長袋部分6aを手動で引き上げ、引き下ろしでき、この種の操作を、楽に且つ簡単な構造でできる、という利点がある。またこの場合は、長袋部分6a内に広いスペースを必要としないから、膨張袋6の内部に操作手段6bを講じ易くなる。なお、線状部材としては、例えば紐、ワイヤー、チェーンなどがある。
また本発明は、図14に示されるように、操作手段6bが線状部材であり、この線状部材の一端が膨張袋6の長袋部分6a内の下端に連結され、他端が長袋部分6aをズボン1の脚1bの緊張仕上げ後に引き上げる牽引手段11に連結されているのでも良い(請求項4)。
なぜならこれによると、膨張袋6の長袋部分6aの引き上げ操作を牽引手段11で自動化でき、この種の操作を、楽に且つ迅速にできるからである。なお、牽引手段11としては、例えばモータやシリンダ等がある。
而して、本発明のズボン仕上げ機に使用する膨張袋6としては、図1等に示されるように、ズボン1の左右の脚1bの中に配置されて脚1bを外方に緊張する左右一対の長袋部分6aと、この長袋部分6aをズボン1の脚1bの緊張仕上げ後に引き上げてズボン1をパッド2から取り外し可能にする操作手段6bとを備えて形成されていることを特徴とするものがある(請求項5)。
この場合、本発明の膨張袋6は、ズボン1の股上部分1aをパッド2に被せる際に、ズボン1の股上部分1aの両側面に対応する膨張袋6の側面箇所6cを下方に緊張する重り9を備えて形成されているのが好ましい(請求項6)。
なぜならこれによると、ズボン1のセット時に、膨張袋6の捲れを防止でき、パッド2にズボン1の股上部分1aを被せ易くなるからである。またこれによると、膨張袋6の側面箇所6cに皴が付くことを防止でき、この種の皴がズボン1の股上部分1aの両側面に悪影響を及ぼすことを防止でき、ズボン1を綺麗に仕上げることができるからである。
また本発明の膨張袋6は、図1〜図3等に示されるように、操作手段6bが線状部材であり、この線状部材の一端が膨張袋6の長袋部分6a内の下端に連結され、他端が膨張袋6の腰周りの細筒状の折り返し部6eに通されると共に、膨張袋6の前側から引き出されて露出状に垂れ下げられているのが好ましい(請求項7)。
なぜならこれによると、操作手段6bが線状部材のため、この線状部材の他端を持って、長袋部分6aを手動で引き上げ、引き下ろしでき、長袋部分6aを簡便に上下動できるからである。またこの場合は、操作手段6bの配設スペースが小さくて済むため、膨張袋6内に操作手段6bを講じ易いからである。なお、線状部材としては、例えば紐、ワイヤー、チェーンなどがある。
また本発明の膨張袋6は、図14に示されるように、操作手段6bが線状部材であり、この線状部材の一端が膨張袋6の長袋部分6a内の下端に連結され、他端が長袋部分6aをズボン1の脚1bの緊張仕上げ後に引き上げる牽引手段11に連結可能に形成されているのでも良い(請求項8)。
なぜならこれによると、牽引手段11で膨張袋6の長袋部分6aを自動で引き上げることができ、引き上げ操作を、楽に且つ迅速にできるからである。ここで、牽引手段11としては、例えばモータやシリンダ等がある。
本発明の仕上げ機及び膨張袋は、このように形成されている。
従って、これによれば、脚に折り目がないタイプのズボンと、折り目があるタイプのズボンの両方を、一台で仕上げることができる。
それ故、本発明によると、一台で済む分、設置スペースの節減化や導入コストの軽減化を図ることができる。
また本発明の場合は、膨張袋の長袋部分を上げ下ろしするだけで良いから、これによれば、タイプの異なるズボンを、簡単な操作で効率良く処理できる。
また本発明は、長袋部分を引き上げて高い位置に配置した状態でズボンをセットできる。
従って、これによると、作業者はかがむことなく、楽な姿勢で作業を行うことができる。
本発明の好適な一実施形態を示す使用状態時の要部正面図である。 本発明の使用状態時の要部正面図である。 本発明の使用状態時の要部側面図である。 本発明の使用状態時の要部側面図である。 図4の膨張袋の状態を示す要部断面図である。 本発明の使用状態時の要部側面図である。 図6の膨張袋の状態を示す要部断面図である。 膨張袋の作用を説明するための要部断面図である。 膨張袋の作用を説明するための要部断面図である。 膨張袋の他の実施形態を示す要部断面図である。 図10の実施形態の膨張袋の作用を説明するための要部断面図である。 図10の実施形態の膨張袋の作用を説明するための要部断面図である。 図10の実施形態の膨張袋の作用を説明するための要部断面図である。 本発明の他の実施形態を示す要部構成図である。
以下、本発明の仕上げ機、及びこれに使用する膨張袋の好適な一実施形態を、添付図面に従って説明する。
本発明の仕上げ機は、図1等に示されるように、ズボン1の股上部分1aを下方から被せてズボン1を懸吊状に取り付けるためのパッド2を備えて形成されている。
パッド2は、支柱3の上部のフレーム4の前端部に、垂下状に設けられている。5は、左右一対状のタック押えである。このタック押え5は、ハンドル5aを内方に操作することで、ズボン1のタックをパッド2に押し付け可能に形成されている。
6は、パッド2に被覆状に取り付けられる膨張袋である。この膨張袋6は、スチームや熱風で膨張し、ズボン1の股上部分1aを外方に緊張して仕上げるものである。
なお、この実施形態の場合、膨張袋6は、水平状の案内棒7(図3等参照)に沿って後方に牽引可能に形成されている。従って、ズボン1の股上部分1aは、膨張袋6の後方への移動で拡げられ、その状態でスチームや熱風で緊張される。
而して、膨張袋6は、ズボン1の左右の脚1bの中に配置されて脚1bを外方に緊張する左右一対の長袋部分6aと、この長袋部分6aをズボン1の脚1bの緊張仕上げ後に引き上げてズボン1をパッド2から取り外し可能にする操作手段6bとを備えて形成されている。長袋部分6aは、ズボン1の裾までしっかりと緊張できる長さに形成されている。また操作手段6bは、この実施形態では線状部材としての紐である。この紐は、膨張袋6の腰周りの前側に設けられているクリップ8で締付状態の解除と固定が可能になるよう設けられている。
また膨張袋6は、長袋部分6aの引き上げ時に、ズボン1の股上部分1aの両側面に対応する側面箇所6cを下方に緊張する重り9を備えて形成されている。膨張袋6の側面箇所6cは、この重り9によって緊張する。従って、作業者は、長袋部分6aを引き上げる際に、例えば長袋部分6aを捲し上げることなく、ズボン1の股上部分1aを、パッド2に楽に被せることができる。
また本発明は、この重り9によって、膨張袋6の側面箇所6cに皴が生じない。従って、これによれば、タック押え5でズボン1の股上部分1aの側面をプレスしたとき、この種の皴が原因となるプレス皴を、ズボン1の股上部分1aの側面に付けることがない。
10は、袋下降用重りである。この袋下降用重り10は、長袋部分6aの底の閉塞空間部6dに、転動自在に収納されている。作業者は、この袋下降用重り10によって、操作手段6bとしての紐の固定を解いたとき、膨張袋6の長袋部分6aを下まで円滑に且つ確実に下げることができる。また操作手段6bとしての紐を引いて膨張袋6の長袋部分6aを手動で引き上げるとき、作業者は、手応えを感じながら確実に引き上げることができる。
また上記の操作手段6bとしての紐は、一端が膨張袋6の長袋部分6a内の下端に連結されている。また他端は、膨張袋6の腰周りの細筒状の折り返し部6eに通されると共に、膨張袋6の前側から引き出されて露出状に垂れ下げられている。
なお、本発明の場合、操作手段6bは紐には限れず、その他、例えばワイヤー等の線状部材で形成されているのでも良い。
次に、本発明の作用を、ズボン1のタイプに分けて説明する。
先ず、脚1b(股下部分)に折り目のないズボン1(例えばニット製のパンツやジーンズ製のパンツ等)の場合は、図2に示されるように、本発明は、膨張袋6の長袋部分6aが引き上げられている状態で使用される。具体的には、同図に矢示されるように、作業者は、先ずズボン1の股上部分1aを、膨張袋6が装着されているパッド2に、下方から被せる。この場合、本発明は、長袋部分6aが引き上げられているから、作業者は、腰をかがめることなく、楽にズボン1をセットできる。
次に作業者は、ズボン1の腰周りの前側が肌蹴けないよう、前側の中央部を押え鏝(図示せず)で固定する。そして、水平状の案内棒7(図3、図4参照)に沿って腰周りの後側を、後方にスライドさせる。これにより、ズボン1の股上部分1aが後方へ拡げられる。
次に作業者は、左右一対のタック押え5を夫々手動でズボン1のタックに向けて回動させ、ズボン1のタックをタック押え5でパッド2に押し付ける。これにより、ズボン1は、パッド2に懸吊状に固定される(図1、図4等の鎖線状態参照) 。
その後、作業者は、操作手段6bとしての紐の締付状態を解き、膨張袋6の長袋部分6aを下げる(図6、図7の状態参照)。具体的には、先ず作業者は、クリップ8を介して紐を緩める。すると、長袋部分6aは、重り9と袋下降用重り10の作用で下降する。そこで、次に作業者は、紐の他端を持って長袋部分6aを徐々に下ろして行くものである。
次にこの状態で、蒸気が、膨張袋6内に所定時間だけ噴射される。すると、膨張袋6が、長袋部分6aと共に膨張し、ズボン1の全体を蒸らして緊張する。その後、膨張袋6内に熱風が送られる。これにより、ズボン1は、股上部分1aから脚1bの先まで、しっかりと緊張され、乾燥仕上げされる。
その後、作業者は、操作手段6bとしての紐の他端を、袋下降用重り10の下向きに働く力に抗して牽引する。これにより、膨張袋6の長袋部分6aが、図8、図9に示されるように、徐々に引き上げられ、図5に示される当初の位置に復帰する。なお、紐を牽引する長さは、この実施形態では60cm程度に選定されている。
而して、当初の位置に復帰した膨張袋6は、その側面箇所6cが、重り9によって下方に引っ張られている。そのため、膨張袋6の長袋部分6aは、側面箇所6cの内側に整然と納まって、配置される。
それ故、本発明によれば、ズボン1の股上部分1aをパッド2から脱がしたり、パッド2に被せるとき、この種の作業を容易にできる。また本発明の場合は、膨張袋6の側面箇所6cに皴が寄らないため、これによると、この種の皴が原因となるプレス皴を、ズボン1の股上部分1aの両側面に付けることがない。
而して、ズボン1の緊張仕上げが完了したら、作業者は、ズボン1をパッド2から下方に引いて取り外す。この場合、本発明は、長袋部分6aが引き上げられ、高い位置に配置されている。従って、セットのときと同様、作業者は高い位置でズボン1を楽に取り外すことができる。
次に脚1bに折り目のあるズボン1を仕上げる場合について説明する。
この場合は、膨張袋6の長袋部分6aが引き上げられている状態で作業が行われる。即ち、図2等に示されるように、作業者は、長袋部分6aが高い位置に配置されている状態で、先ずズボン1の股上部分1aを、パッド2に被せてセットする。
次に作業者は、ズボン1の股上部分1aの後側を後方に引き、タック押え5でタックを固定した後、膨張袋6に蒸気を所定時間だけ噴射して、股上部分1aを蒸らす。そして、膨張袋6に熱風を吹き込み、股上部分1aを乾燥させて緊張仕上げする。
その後、作業者は、パッド2から股上部分1aを取り外し、その後、脚1bをアイロン等の専用の装置で仕上げる。
なお、本発明の仕上げ機が、ズボン1の裾を下方に牽引するクランパ―を備えて形成されている場合は、クランパーを支柱3に沿って下降させ、このクランパ―で脚1bを牽引した状態で、ズボン1の緊張仕上げを行うのが良い。
以上の処において、上例では、重り9と共に、袋下降用重り10が設けられているが、本発明は、これに限定されるものではない。
即ち、本発明は、図10〜図13に示されるように、袋下降用重り10が省略され、重り9だけで構成されているのでも良い。この場合は、重り9が袋下降用重り10の役目も果たすことができるよう、その重さを適宜選定する。
長袋部分6aは、図11に示される状態において、操作手段6bとしての紐が引かれると、図12、図13に示されるように、徐々に引き上げられ、最終的には図10に示される当初の状態に復帰する。この実施形態のように、袋下降用重り10が省略されて形成される場合は、部品数を減らすことができ、構造を簡素化できる分、コストを低減化できる、という利点がある。
また本発明の仕上げ機は、図14に示されるように形成されているのでも良い。即ち、この実施形態の場合は、操作手段6bが、紐等の線状部材で形成され、この線状部材としての紐の一端が膨張袋6の長袋部分6a内の下端に連結され、他端が長袋部分6aをズボン1の脚1bの緊張仕上げ後に引き上げる牽引手段11に連結されている。
この実施形態の場合、牽引手段11はモータで形成されている。操作手段6bとしての線状部材の他端は、膨張袋6の上方に配置されている滑車12を介して牽引手段11としてのモータに接続されている。
この実施形態に係る本発明の場合は、長袋部分6aの引き上げ、引き下ろし動作を、牽引手段11としてのモータで自動化できる。従って、これによると、作業者の労力を軽減でき、作業効率をアップできる。
1 ズボン
1a 股上部分
1b 脚
2 パッド
6 膨張袋
6a 長袋部分
6b 操作手段

Claims (8)

  1. ズボンの股上部分を下方から被せてズボンを懸吊状に取り付けるためのパッドを備え、このパッドに膨張袋が被覆状に取り付けられ、この膨張袋でズボンの股上部分が外方に緊張されるズボン仕上げ機であって、上記の膨張袋が、ズボンの左右の脚の中に配置されて脚を外方に緊張する左右一対の長袋部分と、この長袋部分をズボンの脚の緊張仕上げ後に引き上げてズボンをパッドから取り外し可能にする操作手段とを備えて形成されていることを特徴とするズボン仕上げ機。
  2. 請求項1記載のズボン仕上げ機であって、膨張袋が、ズボンの股上部分をパッドに被せる際に、ズボンの股上部分の両側面に対応する膨張袋の側面箇所を下方に緊張する重りを備えて形成されていることを特徴とするズボン仕上げ機。
  3. 請求項1又は2記載のズボン仕上げ機であって、操作手段が線状部材であり、この線状部材の一端が膨張袋の長袋部分内の下端に連結され、他端が膨張袋の腰周りの細筒状の折り返し部に通されると共に、膨張袋の前側から引き出されて露出状に垂れ下げられていることを特徴とするズボン仕上げ機。
  4. 請求項1又は2記載のズボン仕上げ機であって、操作手段が線状部材であり、この線状部材の一端が膨張袋の長袋部分内の下端に連結され、他端が長袋部分をズボンの脚の緊張仕上げ後に引き上げる牽引手段に連結されていることを特徴とするズボン仕上げ機。
  5. 請求項1記載のズボン仕上げ機に使用する膨張袋であって、ズボンの左右の脚の中に配置されて脚を外方に緊張する左右一対の長袋部分と、この長袋部分をズボンの脚の緊張仕上げ後に引き上げてズボンをパッドから取り外し可能にする操作手段とを備えて形成されていることを特徴とする膨張袋。
  6. 請求項5記載のズボン仕上げ機に使用する膨張袋であって、ズボンの股上部分をパッドに被せる際に、ズボンの股上部分の両側面に対応する膨張袋の側面箇所を下方に緊張する重りを備えて形成されていることを特徴とする膨張袋。
  7. 請求項5又は6記載のズボン仕上げ機に使用する膨張袋であって、操作手段が線状部材であり、この線状部材の一端が膨張袋の長袋部分内の下端に連結され、他端が膨張袋の腰周りの細筒状の折り返し部に通されると共に、膨張袋の前側から引き出されて露出状に垂れ下げられていることを特徴とする膨張袋。
  8. 請求項5又は6記載のズボン仕上げ機に使用する膨張袋であって、操作手段が線状部材であり、この線状部材の一端が膨張袋の長袋部分内の下端に連結され、他端が長袋部分をズボンの脚の緊張仕上げ後に引き上げる牽引手段に連結可能に形成されていることを特徴とする膨張袋。
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