JP2017202070A - 放射線画像撮影装置 - Google Patents
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Abstract
Description
的広い範囲を放射線撮影(すなわちいわゆる長尺撮影)するための撮影台として、近年、例えば図11(A)に示すように、撮影台100のホルダー101内に予め複数の放射線画像撮影装置P1〜P3を患者Hの体軸Aの方向(図11(A)の場合は上下方向)に並べて配置しておくタイプの撮影台の開発が進められている(例えば特許文献1等参照)。なお、ホルダー101内に装填される放射線画像撮影装置Pは3枚とは限らない。
センサーパネルは、撮像可能となる領域を広くする必要上、筐体に対して極力大きくする必要がある。このため、上述のように、センサーパネルの端部からフレキシブル回路基板が引き出されると、センサーパネルの端部に対向する筐体の側壁内面に凹部を形成してフレキシブル回路基板を通すスペースを確保する必要があった(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2のように筐体の側壁内部に複数のフレキシブル回路基板を通す凹部を設けた場合、複数の凹部が側壁内面に並ぶことにより、側壁から垂直に突出した凸部が形成されているのと同じ構造になる。このように側壁から凸部が突出する場合、側壁に対して平行な方向となる画像成分はソフトウェアによる補正が比較的有効であるが、凸部の両側面のような側壁に対して垂直な方向となる画像成分はソフトウェアによる補正に不適であり、撮像画像への影響を十分に抑えることはできなかった。
複数の放射線検出素子が二次元状に配列されたセンサーパネルと、
前記センサーパネルが収納された筐体とを備え、
前記筐体が、放射線が入射する側のフロント板と、当該フロント板とは反対側のバック板と、側壁部とを有する放射線画像撮影装置において、
前記側壁部は、当該側壁部の内側壁面から突出し、当該側壁部の高さ方向に沿って一様に突出した凸条部を有し、
前記凸条部における前記側壁部の長手方向の両側の側面部に、前記高さ方向の高さが徐変する高さ変化部が形成されていることを特徴とする。
前記高さ変化部は、前記高さ方向の高さが1.5[mm]以上且つ前記側壁部の長手方向の幅が1 [mm]以上の範囲で高さが徐変する形状であることを特徴とする。
前記凸条部における前記側壁部の長手方向の両側の側面部は、前記高さ方向から見た形状が、前記側壁部の長手方向に垂直となる方向に対して傾斜していることを特徴とする。
前記筐体と前記筐体に装備された部材とが、それぞれ、アルミニウム合金、マグネシウム合金、繊維強化樹脂のいずれかを形成材料とすることを特徴とする。
前記凸条部が形成された前記側壁部と、前記凸条部が形成された前記側壁部に装備された部材とが、それぞれ、アルミニウム合金、マグネシウム合金、繊維強化樹脂のいずれかを形成材料とすることを特徴とする。
前記側壁部には、前記筐体の内側となる面に、当該側壁部の厚さ方向の厚さが徐変する厚さ変化部が形成されていることを特徴とする。
複数の放射線検出素子が二次元状に配列されたセンサーパネルと、
前記センサーパネルが収納された筐体とを備え、
前記筐体が、放射線が入射する側のフロント板と、当該フロント板とは反対側のバック板と、側壁部とを有する放射線画像撮影装置において、
前記筐体と前記筐体に装備された部材とが、それぞれ、アルミニウム合金、マグネシウム合金、繊維強化樹脂のいずれかを形成材料とすることを特徴とする。
複数の放射線検出素子が二次元状に配列されたセンサーパネルと、
前記センサーパネルが収納された筐体とを備え、
前記筐体が、放射線が入射する側のフロント板と、当該フロント板とは反対側のバック板と、側壁部とを有する放射線画像撮影装置において、
一つの前記側壁部と、前記一つの側壁部に装備された部材とが、それぞれ、アルミニウム合金、マグネシウム合金、繊維強化樹脂のいずれかを形成材料とすることを特徴とする。
前記フロント板と前記バック板とが、それぞれ別体で形成されており、
前記フロント板と前記バック板の一端部に、前記フロント板と前記バック板のいずれ一方に凸部、他方に凹部が設けられ、前記凸部と前記凹部の嵌合により前記フロント板と前記バック板の一端部が連結されていることを特徴とする。
複数の放射線検出素子が二次元状に配列されたセンサーパネルと、
前記センサーパネルが収納された筐体とを備え、
前記筐体が、放射線が入射する側のフロント板と、当該フロント板とは反対側のバック板と、側壁部とを有する放射線画像撮影装置において、
前記フロント板と前記バック板とが、それぞれ別体で形成されており、
前記フロント板と前記バック板の一端部に、前記フロント板と前記バック板のいずれ一方に凸部、他方に凹部が設けられ、前記凸部と前記凹部の嵌合により前記フロント板と前記バック板の一端部が連結されていることを特徴とする。
複数の放射線検出素子が二次元状に配列されたセンサーパネルと、
前記センサーパネルが収納された筐体とを備え、
前記筐体が、放射線が入射する側のフロント板と、当該フロント板とは反対側のバック板と、側壁部とを有する放射線画像撮影装置において、
前記側壁部は、当該側壁部の厚さ方向の厚さが徐変する厚さ変化部が形成されていることを特徴とする。
前記厚さ変化部は、高さ方向の高さが3.0[mm]以上且つ前記側壁部の厚さ方向の幅が3.0[mm]以上の範囲で厚さが徐変する形状であることを特徴とする。
以下、本発明に係る可搬型放射線画像撮影装置の第一の実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、本実施形態に係る放射線画像撮影装置の回路構成等について説明する。図1は、本実施形態に係る放射線画像撮影装置の等価回路を表すブロック図である。図1に示すように、放射線画像撮影装置1には、後述するセンサー基板51(後述する図2参照)上に複数の放射線検出素子7が二次元状(マトリクス状)に配列されている。
図2は、本実施形態に係る可搬型放射線画像撮影装置の構成を示す断面図である。放射線画像撮影装置1は、図2に示すように、筐体40内にセンサーパネルSP(TFTパネル等ともいう。)が収納されて構成されている。なお、図2では、放射線画像撮影装置1が、放射線が照射される放射線入射面41Aが図中下側になるように配置された状態で表されている。また、以下では、特に明言した場合を除いて、放射線画像撮影装置1における上下方向について、放射線画像撮影装置1を図2の状態に配置した場合に基づいて説明する。
なお、筐体40の構造については、より詳細に後述する。
次に、図3(A)〜図3(D)に基づいて筐体40の構造について詳細に説明する。図3(A)は筐体40のフロント板41を放射線入射面41Aとは逆側の面(以下、裏面とする)から見た部分平面図であり、図3(B)は図3(A)のA−A線に沿った断面図である。
筐体40を構成するフロント板41及びバック板42は、いずれも平面視で長方形状であり、同一サイズである。
筐体40のバック板42は、フロント板41に形成された後述する四つの側壁部41B,41Cによって囲繞されて形成された矩形の開口部を閉塞する蓋として機能する。
なお、図3(A)及び図3(B)に示すように、フロント板41の長辺に沿った方向をX方向、短辺に沿った方向をY方向、フロント板41に垂直な方向をZ方向として以下の説明を行う。
なお、前述した複数の放射線検出素子7は、X方向とY方向とに並ぶように配列されている。
なお、図3(A)に示した側壁部41B,41Cはその構造を明確に示すために、実物よりも厚さを厚くして図示している。
この凸条部45は、側壁部41Bの内側壁面からセンサーパネルSP側に突出し、当該側壁部41Bの高さ方向に沿って一様に突出し、Z方向に沿った略レール状を呈している。
側壁部41Bの内側壁面に凸条部45を設ける目的としては、例えば、バック板42をフロント板41に固定するためのネジのネジ穴を形成するのに側壁部41Bが薄過ぎる場合に、凸条部45を形成して、部分的に側壁部41Bの厚みを増やす部位を形成する場合や、側壁部41Bを補強するために凸条部45を形成する場合、或いは、センサーパネルSPに設けられたフレキシブル回路基板56が側壁部41B側に突出するので互いの接触を回避するために側壁部41Bに複数の凹部を形成した結果、凹部と凹部との間に凸条部が形成される場合もある。従って、凸条部45を形成する目的については限定されないが、本実施形態では、フレキシブル回路基板56との接触を回避する複数の凹部により形成された凸条部45をネジ穴45aの形成にも利用した場合を例示する。
仮に、図4に示すように、上記高さ変化部46を凸条部45に形成しなかった場合には、凸条部45の側面部451は、全体的にX方向に平行且つフロント板41に対して垂直な面となる。その結果、側面部451を境界としてY方向の一方(図示左側)と他方(図示右側)とで側壁部41Bの全高に相当する高低差が生じ、信号強度が大きく生じた側面部451の画像の写り込みが生じることになる。
しかしながら、高さ変化部46を設けた場合には高さが徐々に変化しているので、信号強度もY方向について徐々に変化した側面部451の画像が写り込むこととなる。信号強度差が大きく写り込み画像が鮮明になる程、補正が困難になるが、信号強度が徐々に変化した写り込み画像であれば、補正はより容易に行うことが可能となる。
また、図3(D)のように、X軸方向から見た高さ変化部46Bの形状は、高さ変化部46と同様に、側面部451から離れるにつれてフロント板41からの高さが低くなる方向に傾斜した傾斜面を有している。
そして、ネジ43は、フロント板41及びバック板42と同様に、アルミニウム合金、マグネシウム合金又は繊維強化樹脂(GFRPやCFRP等)等のような放射線の吸収率が低く、ある程度の強度を得ることが可能な材料から形成されている。なお、これらの材料のいずれかであればよく、フロント板41やバック板42と一致していなくともよい。
上記放射線画像撮影装置1の筐体40は、側壁部41Bの凸条部45のY方向の両側の側面部451の全高にわたって、Z方向の高さが徐変する高さ変化部46が形成されているので、側面部451を境界とするY方向の両側における高さ変化量を低減することができる。従って、放射線画像撮影装置の端部同士を重ねて1ショット長尺撮影を行い、側壁部41Bの凸条部45が後側の放射線画像撮影装置1の撮像画像に写り込みを生じた場合に、凸条部45の側面部451のY方向の両側における高低差に起因する信号強度の差を低減することができ、撮像画像データに対する補正をより容易に行うことが可能となる。
構造物成分の除去を行うための補正処理は、被写体の存在しない状態での1ショット長尺撮影により取得されたキャリブレーション用画像から、前方の放射線画像撮影装置1の重複部分における構造物成分画像データを抽出し、ここから、さらに、構造物に写り込みによる各画素の信号強度の低下を補正する画素値からなる未調整の補正用データを作成すると共に、各画素ごとに個別の係数を乗じて調整された調整後の補正用データを作成する。そして、この補正用データによって、被写体を撮像した放射線画像データに対する補正を行い、構造物成分の除去が行われる。
また、前方の放射線画像撮影装置1の重複部分には、筐体の側壁部分のエッジなどにより、Y方向に沿って広範囲にわたって筋状の写り込みが生じ易いため、横筋成分の除去を行うための補正処理が行われる。この補正処理は、横筋の発生領域に対して、ローパスフィルター等により水平方向(Y方向)に沿って平滑化処理が行われる。
1ショット長尺撮影による前方の放射線画像撮影装置1の重複部分の写り込みが生じる領域はY方向に沿った長尺の領域であること、また、写り込みによって生じるY方向に沿った横筋成分は、Y方向に長い筋である場合が多いこと、等の理由により、横筋成分の除去を行うための補正処理を行った場合には、効率的に写り込み成分の除去を行うことができる。一方、垂直方向(X方向)については、放射線画像撮影装置1の重複部分の写り込みが生じる領域はX方向については幅が狭く、写り込みによって生じるX方向に沿った縦筋成分は長さも短いので、効率的に写り込み成分の除去を行うことができないことから、縦筋成分の除去を行うための補正処理は通常は実行されない。
前述したフロント板41の短辺に沿った一方の側壁部41Bには、高さ変化部46を有する複数の凸条部45を形成し、アルミニウム合金、マグネシウム合金又は繊維強化樹脂等からなるネジ43でバック板42を連結しているが、これに限られない。
例えば、バック板42のX方向の一端部とフロント板41の一方の側壁部41Bとの間に凹凸構造を形成し、この凹凸構造によりネジ43を使用することなく相互間を連結しても良い。
即ち、図5(A)に示すように、バック板42のX方向の一端部に、側壁部41Bの外側に位置し、X方向に沿って当該側壁部41Bの外側面に向かって突出した凸部421が形成されており、側壁部41Bの外側面にはX方向に沿って凸部421に対して凹んだ凹部411Bが形成されている。なお、この凸部421と凹部411Bとは、バック板42及びフロント板41のY方向のほぼ全幅に渡って形成しても良いし、Y方向に沿って複数箇所に形成しても良い。
そして、バック板42の他端部を前述したネジによりフロント板41の他方の側壁部41Bに固定する。これにより、バック板42は、凸部421を引き抜く方向に移動できなくなり、凹凸構造とネジとの協働により、フロント板41とバック板42とを効果的に連結することができる。
また、図5(A)と図5(B)のいずれの場合も、フロント板41側に凸部を設け、バック板42側に凹部を設けてもよい。
高さ変化部46を有する凸条部45を短辺に沿った側壁部41Bに形成した場合を例示したが、1ショット長尺撮影の際に、長辺に沿った側壁部41Cを他の放射線画像撮影装置1と重ねる場合には、側壁部41C側に高さ変化部46を有する凸条部45を形成することが望ましい。或いは、いずれにも対応できるように両方の側壁部41B,41Cに凸条部45を形成してもよい。
また、その場合、図6(B)に示す高さ変化部46Bのように、当該高さ変化部46Bをフロント板41側に一体的に設けてもよいし、図6(C)に示す高さ変化部46Bのように、当該高さ変化部46Bを側壁部41B側に一体的に設けてもよい(高さ変化部46Aの場合も同様である)。これらによってそれぞれの部品形状を簡略化し、トータルの生産コストが低くできる場合がある。
また、その場合も、図6(A)〜図6(C)のように、側壁部41B、41Cをバック板42と別体として接着しても良いし、高さ変化部46A,46Bを側壁部41B又はバック板42と一体的に形成しても良い。
前述した第一の実施形態では、放射線画像撮影装置1の筐体40の凸条部45の両側の側面部451の向きが、Z方向から見てX方向に沿っている場合を例示したが、この向きについては変更可能である。
以下、図7(A)及び図7(B)に基づいて、Z方向から見た向きを変更した側面部を備える凸条部について説明する。
なお、この第二の実施形態に示す放射線画像撮影装置は、以下に説明する構成以外の構成については、前述した第一の実施形態の放射線画像撮影装置1と同一であることから、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
また、図7(A)における符号46Dは、凸条部45Dのフロント板41側の端部に形成された高さ変化部である。
これにより、凸条部45Dが1ショット長尺撮影の際に、他の放射線画像撮影装置1と重ねて配置されて、後方の放射線画像撮影装置1に写り込みを生じた場合であっても、凸条部45Dの側面部451Dに沿ったラインはX方向に沿った画像とはならないことから、その補正を容易且つ効果的に行うことが可能となる。
また、図7(B)における符号46Eは、凸条部45Eのフロント板41側の端部に形成された高さ変化部である。
これにより、凸条部45Eが1ショット長尺撮影の際に、他の放射線画像撮影装置1と重ねて配置されて、後方の放射線画像撮影装置1に写り込みを生じた場合にも、凸条部45Dと同様に凸条部45Eの側面部451Eに沿ったラインはX方向に沿った画像とはならないことから、その補正を容易且つ効果的に行うことが可能となる。
図8(A)に示すように、前述した第一の実施形態又は第二の実施形態のいずれかの特徴を備える筐体40の側壁部41B又は41Cのいずれか一方又は両方に対して、側壁部41B又は41Cの厚さ方向の厚さが徐変する厚さ変化部47Fを形成してもよい。
この厚さ変化部47Fは、側壁部41B又は41Cの内側面(筐体40の内側となる面)において、Z方向の全高に渡って形成されており、側壁部41B又は41Cにおけるバック板42側の端部からフロント板41に向かうにつれて、その厚さ方向(側壁部41Bの場合にはX方向、側壁部41Cの場合にはY方向)の厚さが徐々に増加している。
なお、この第三の実施形態に示す放射線画像撮影装置は、厚さ変化部47F以外の構成については、前述した第一の実施形態又は第二の実施形態の放射線画像撮影装置1と同一であり、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
また、図8(C)のように、側壁部41B又は41Cの長手方向から見た厚さ変化部47Hの断面形状は、フロント板41に近づくにつれて側壁部41B又は41Cの厚さが厚くなる方向に傾斜した傾斜面を有している。
このような、側壁部41B又は41Cに対して、上記数値範囲に従う厚さ変化部47G,47Hを形成した場合、側壁部41B又は41Cの内側面を境界とするX方向又はY方向の一方と他方との高低差を低減し、信号強度が大きく生じた、側壁部41B又は41Cの写り込み画像の信号強度差を低減して、その補正をより容易に行うことが可能となる。
なお、側壁部41B又は41Cの写り込む範囲は、前述した凸条部45よりも広いので、高低差を低減する効果がより高い数値範囲が選択されている。
図9(A)に示すように、前述した第一〜第三の実施形態のいずれかの特徴を備える筐体40の側壁部41B又は41Cのいずれか一方又は両方に対して、側壁部41B又は41Cの厚さ方向の厚さが徐変する厚さ変化部47Iを形成してもよい。
この厚さ変化部47Iは、側壁部41B又は41Cの外側面(筐体40の外側となる面)において、Z方向の全高に渡って形成されており、側壁部41B又は41Cにおけるフロント板41側の端部からバック板42に向かうにつれて、その厚さ方向(側壁部41Bの場合にはX方向、側壁部41Cの場合にはY方向)の厚さが徐々に増加している。
なお、この第四の実施形態に示す放射線画像撮影装置は、厚さ変化部47I以外の構成については、前述した第一の実施形態、第二の実施形態又は第三の実施形態の放射線画像撮影装置1と同一であり、同一の符号を付して重複する説明は省略する。
また、図9(C)のように、側壁部41B又は41Cの長手方向から見た厚さ変化部47Kの断面形状は、フロント板41に近づくにつれて側壁部41B又は41Cの厚さが薄くなる方向に傾斜した傾斜面を有している。
このような、側壁部41B又は41Cに対して、上記数値範囲に従う厚さ変化部47J,47Kを形成した場合、側壁部41B又は41Cの外側面を境界とするX方向又はY方向の一方と他方との高低差を低減し、信号強度が大きく生じた、側壁部41B又は41Cの写り込み画像の信号強度差を低減して、その補正をより容易に行うことが可能となる。
なお、側壁部41B又は41Cの写り込む範囲は、前述した凸条部45よりも広いので、これらの厚さ変化部47J,47Kの場合も、高低差を低減する効果がより高い数値範囲が選択されている。
図10(A)及び図10(B)に示すように、筐体40の一つの側壁部41B、具体的には、1ショット長尺撮影において、前側に配置される場合に後側の放射線画像撮影装置1の撮像画像に写り込みを生じる側壁部41Bのみについて、アルミニウム合金、マグネシウム合金又は繊維強化樹脂等のような放射線の吸収率が低い材料から形成し、筐体40のそれ以外の部分については放射線の吸収率が高い他の材料(例えば、強度が得られやすい材料や安価な材料等)で形成しても良い(但し、フロント板41の放射線の照射領域は放射線の透過性の良好な材料で形成する)。
また、その場合、側壁部41Bに形成される凸条部45及び高さ変化部46も側壁部41Bと同一材料とすることが望ましい。
また、側壁部41B及び凸条部45を放射線の吸収率が低い材料から形成した場合には、凸条部45の側面部451がX方向に沿った成分で写り込んだ場合でも,その影響を低減できるので、図10(C)に示すように、凸条部45の側面部451には高さ変化部46を形成しなくとも良い。
22 制御手段
40 筐体
41 フロント板
41A 放射線入射面
41B 側壁部
41C 側壁部
42 バック板
43 ネジ
45,45D,45E 凸条部
46,46A,46B 高さ変化部
47F,47G,47H,47I,47J,47K 変化部
50 基台
51 センサー基板
54 シンチレーター基板
55 シンチレーター
56 フレキシブル回路基板
56 フレキシブル回路基板
57 基板
58 電子機器
411B 凹部
421 凸部
451,451D,451E 側面部
SP センサーパネル
Claims (12)
- 複数の放射線検出素子が二次元状に配列されたセンサーパネルと、
前記センサーパネルが収納された筐体とを備え、
前記筐体が、放射線が入射する側のフロント板と、当該フロント板とは反対側のバック板と、側壁部とを有する放射線画像撮影装置において、
前記側壁部は、当該側壁部の内側壁面から突出し、当該側壁部の高さ方向に沿って一様に突出した凸条部を有し、
前記凸条部における前記側壁部の長手方向の両側の側面部に、前記高さ方向の高さが徐変する高さ変化部が形成されていることを特徴とする放射線画像撮影装置。 - 前記高さ変化部は、前記高さ方向の高さが1.5[mm]以上且つ前記側壁部の長手方向の幅が1[mm]以上の範囲で高さが徐変する形状であることを特徴とする請求項1記載の放射線画像撮影装置。
- 前記凸条部における前記側壁部の長手方向の両側の側面部は、前記高さ方向から見た形状が、前記側壁部の長手方向に垂直となる方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1又は2記載の放射線画像撮影装置。
- 前記筐体と前記筐体に装備された部材とが、それぞれ、アルミニウム合金、マグネシウム合金、繊維強化樹脂のいずれかを形成材料とすることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の放射線画像撮影装置。
- 前記凸条部が形成された前記側壁部と、前記凸条部が形成された前記側壁部に装備された部材とが、それぞれ、アルミニウム合金、マグネシウム合金、繊維強化樹脂のいずれかを形成材料とすることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の放射線画像撮影装置。
- 前記側壁部には、前記筐体の内側となる面に、当該側壁部の厚さ方向の厚さが徐変する厚さ変化部が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の放射線画像撮影装置。
- 複数の放射線検出素子が二次元状に配列されたセンサーパネルと、
前記センサーパネルが収納された筐体とを備え、
前記筐体が、放射線が入射する側のフロント板と、当該フロント板とは反対側のバック板と、側壁部とを有する放射線画像撮影装置において、
前記筐体と前記筐体に装備された部材とが、それぞれ、アルミニウム合金、マグネシウム合金、繊維強化樹脂のいずれかを形成材料とすることを特徴とする放射線画像撮影装置。 - 複数の放射線検出素子が二次元状に配列されたセンサーパネルと、
前記センサーパネルが収納された筐体とを備え、
前記筐体が、放射線が入射する側のフロント板と、当該フロント板とは反対側のバック板と、側壁部とを有する放射線画像撮影装置において、
一つの前記側壁部と、前記一つの側壁部に装備された部材とが、それぞれ、アルミニウム合金、マグネシウム合金、繊維強化樹脂のいずれかを形成材料とすることを特徴とする放射線画像撮影装置。 - 前記フロント板と前記バック板とが、それぞれ別体で形成されており、
前記フロント板と前記バック板の一端部に、前記フロント板と前記バック板のいずれ一方に凸部、他方に凹部が設けられ、前記凸部と前記凹部の嵌合により前記フロント板と前記バック板の一端部が連結されていることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の放射線画像撮影装置。 - 複数の放射線検出素子が二次元状に配列されたセンサーパネルと、
前記センサーパネルが収納された筐体とを備え、
前記筐体が、放射線が入射する側のフロント板と、当該フロント板とは反対側のバック板と、側壁部とを有する放射線画像撮影装置において、
前記フロント板と前記バック板とが、それぞれ別体で形成されており、
前記フロント板と前記バック板の一端部に、前記フロント板と前記バック板のいずれ一方に凸部、他方に凹部が設けられ、前記凸部と前記凹部の嵌合により前記フロント板と前記バック板の一端部が連結されていることを特徴とする放射線画像撮影装置。 - 複数の放射線検出素子が二次元状に配列されたセンサーパネルと、
前記センサーパネルが収納された筐体とを備え、
前記筐体が、放射線が入射する側のフロント板と、当該フロント板とは反対側のバック板と、側壁部とを有する放射線画像撮影装置において、
前記側壁部は、当該側壁部の厚さ方向の厚さが徐変する厚さ変化部が形成されていることを特徴とする放射線画像撮影装置。 - 前記厚さ変化部は、高さ方向の高さが3.0[mm]以上且つ前記側壁部の厚さ方向の幅が3.0[mm]以上の範囲で厚さが徐変する形状であることを特徴とする請求項6又は11記載の放射線画像撮影装置。
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