JP2017201271A - 鉄筋ガス圧接部測定用ゲージ - Google Patents

鉄筋ガス圧接部測定用ゲージ Download PDF

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Abstract

【課題】ガス圧接された鉄筋の圧接ふくらみの直径、巾、倍率、偏心量、折れ曲がり角度等の測定に加えて、圧接面のずれ、圧接部の片ふくらみの測定をする鉄筋ガス圧接部測定用ゲージを提供する。【解決手段】ふくらみ表示目盛とふくらみ指示定規縁の一致にて第1、第2当定規縁の間に挟まれた圧接ふくらみの直径D、ふくらみ巾Wを測定すると共に、倍率表示目盛の何れかと倍率指示定規縁の一致にて第1、第2当定規縁間に挟まれた圧接ふくらみPの規格径による鉄筋に対する倍率を測定する鉄筋ガス圧接部測定用ゲージとする。鉄筋ガス圧接部測定用ゲージは、第1、第2当定規縁の間にて縦軸方向に移動自在となって前記第1定規板1および第2定規板2に重畳取付けしてなる第3定規板20を備え、該第3定規板20は、縦軸方向に圧接部の片ふくらみ表示目盛、横軸方向に鉄筋の圧接面ずれ表示目盛それぞれを付する。【選択図】図2

Description

本発明は、鉄筋のガス圧接継手における圧接部の外観検査に使用される鉄筋ガス圧接部測定用ゲージに関する。
従来、鉄筋工事における継手工法としては、鉄筋とコンクリートの間の付着作用を介して応力を伝達する重ね継手のほかに、鉄筋同士を直接つなぐガス圧接継手、溶接継手および各種の機械式継手がある。ガス圧接継手工法は、一般の鉄筋コンクリート構造物における鉄筋の継手として用いられるものであり、鉄筋コンクリート用棒鋼を酸素・アセチレン炎を用いて加熱し、圧力を加えながら接合する工法であり、ガス圧接継手の性能を引張力に対する性能で表している。引張力に対する性能を満足するガス圧接継手に圧縮力が作用する場合には母材と同等以上の性能が期待でき、圧縮力を受ける場合であっても引張力に対する性能の規定を準用することが安全側であるため、鉄筋の応力が引張であるか圧縮であるかによらず、引張力に対する性能を満足することを要件としている。
ところで、鉄筋継手が備えるべき性能は、構造物に作用する荷重によって鉄筋に生じる応力が継手を介して確実に伝達できることである。しかし、実際の荷重の不確定性などを考慮すると、鉄筋継手には設計時に計算される応力に対して余裕のある性能が必要となる。従来、鉄筋継手は、構造部材における引張力の小さい部材断面に設けることを原則としているため、ガス圧接継手による場合は、構造部材における引張力の小さい部分に設けることを規定している。荷重の不確定性などを考慮したとしても、これらの断面にある鉄筋の降伏は生じ得ないため、このような部分に設けられるガス圧接継手の性能としては強度に関する性能を規定することで十分である。そして、引張強さが母材の規格値以上であることを満足すれば実際に生じる鉄筋応力に対して余裕のある性能となる。
ガス圧接継手は、平成3年以前に一般的な鉄筋継手工法として普及しており、「特殊な鉄筋継手」としての評定・評価が不要とされる一方で、その継手位置は、構造部材における引張力の小さい部分に限られていた。しかし、その後、建築基準法令の改正に伴って、平成12年建設省告示第1463号「鉄筋の継手の構造方法を定める件」では、ガス圧接継手、溶接継手、機械式継手の構造方法が規定され、構造部材における引張力の小さい部分に設ける継手は、本告示に適合すれば評定・評価を経ずに使用できることとなった。
ここで、ガス圧接継手の圧接部の検査は、外観検査と超音波探傷検査によって行われる。外観検査の検査項目は、圧接部のふくらみの直径及び長さ、圧接面のずれ、圧接部における鉄筋中心軸の偏心量、圧接部の折れ曲がり、片ふくらみ、過熱による著しい垂れ下がり、へこみ、焼き割れ、その他有害と認められる欠陥とする。一方、超音波探傷検査の検査項目は、内部欠陥の検出とするもので、そのための超音波探傷検査の方法は、鉄筋コンクリート用異形棒鋼ガス圧接部の超音波探傷試験方法及び判定基準による。圧接部の合否判定基準は、合否判定レベルを基準レベルの−24dBとし、これ以上のエコーが検出された場合は、不合格とする。
ガス圧接継手の合否判定基準としては、圧接部のふくらみの直径は、鉄筋径(径の異なる場合は、細いほうの鉄筋径)の1.4倍以上とする。圧接部のふくらみの長さは、鉄筋径の1.1倍以上とし、その形状はなだらかなものとする。圧接部のふくらみの直径は、直交する2方向で測定を行い、それらの平均値とする。ほとんどの圧接部が鉄筋径の1.4〜1.8倍の範囲に入っており、平均値は1.63倍となっている。なお、圧接部の疲労強度は継手強度が確保できる範囲でふくらみの形状がなだらかな(一般にはふくらみの直径が小さい)ほうが有利である。したがって、疲労を考慮した圧接部のふくらみの直径を規定する場合には、設計図書に示す必要がある。
圧接部のふくらみの長さは、突き合わせた鉄筋同士のリブが通っている圧接部の場合は、一方の鉄筋のリブ上のふくらみの始端位置から他方の鉄筋の同様の位置までの長さとする。リブが通っていない圧接部の場合は、一方はリブ上のふくらみの始端位置とし、他方は鉄筋母材表面のふくらみ始端位置とする。
圧接面のずれは、加熱中心位置が圧接面からずれることによって生じる。圧接面のずれが大きくなると圧接面での破断が増え、圧接部の引張強さが母材強度よりも低下する場合も生じる。このような試験結果より、圧接面のずれは鉄筋径の1/4以下とした。
圧接部における鉄筋中心軸の偏心量と圧接部の引張強さとの間には、相関関係は認められていないが、偏心量の大小は施工の良否の一つの指標であるので、鉄筋径の1/5以下と定めた。工事現場において測定された直径32mm(D32)の鉄筋圧接部の偏心量の頻度分布によれば、3平均値が1.97mm(鉄筋径の1/16)であり、鉄筋径の1/5(6.4mm)を超える偏心量を有するものは468体中7体(1.5%)である。偏心が生じる理由は、鉄筋の圧接器への固定が不完全な場合や鉄筋端面が著しく傾斜している場合などが考えられる。器具が十分に整備され、鉄筋の端面加工が良好であれば著しい偏心は生じない。
工事現場における圧接部の折れ曲がり角度の頻度分布の例としては、平均値が約1.5°で、3.5°を超えるものも見られるが、鉄筋の組立てなどを考慮して、2°以下としている。なお、2°という角度は、1mでおおよそ35mm折れ曲がっている状態である。
圧接部の片ふくらみは、鉄筋の圧接器への固定が不十分な場合や鉄筋端面間の隙間が大きい場合に生じる。ふくらみの小さい側の圧接面には十分な加圧力が作用していないため不完全な接合となり、圧接部の引張強さが低下することがある。この場合、圧接部の片ふくらみは、鉄筋径の1/5以下とする。
圧接における過熱による垂れ下がり、へこみ、焼き割れが著しい場合は,適正な圧接施工ができなかったことを意味するもので不合格とした。なお、技量検定の判定基準では、垂れ下がりは6mm以下としている。
鉄筋のリブ上の締付けボルト傷や他の部分での深い締付けボルト傷を起点として脆性的な破壊を生じやすいので、外観検査時にこれらの著しい締付けボルト傷の有無を確認する必要がある。
ここで、特許文献1に開示されているように、前記した圧接ふくらみの直径とふくらみ巾の測定と同時に、その各種規格の鉄筋径に対する圧接ふくらみの直径の倍率を測定可能にした鉄筋ガス圧接部測定用ゲージが提案されている。すなわち、その手段として、前記第1あご板部の内側縁で形成した縦軸方向第1当定規縁と第2あご板部の内側縁で形成した縦軸方向第2当定規縁とで前記圧接ふくらみを直接挟み付け、この圧接ふくらみの直径とふくらみ巾を第1定規板の下端縁に付したふくらみ表示目盛と前記縦軸方向第2当定規縁上端のふくらみ表示目盛指示縁とによって読み取り得るようにすると共に、前記第2定規板の左側端縁にて縦軸方向の倍率指示定規縁を形成し、該倍率指示定規縁が重畳された第1定規板表面に同倍率指示定規縁と交叉する横軸方向の倍率表示目盛を規格鉄筋毎に複数並設し、前記ふくらみ表示目盛による圧接ふくらみの直径測定と同時に前記倍率表示目盛の何れかにて前記第1、第2当定規縁間に挟まれた圧接ふくらみの規格鉄筋径に対する倍率を測定する構成としたものである。
特公平7−46041号公報
しかしながら、前記した特許文献1による鉄筋ガス圧接部測定用ゲージには、前記した圧接面のずれと圧接部の片ふくらみとを共に測定するための手段が何等考慮されていなかった。
そこで、本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、その目的は、ガス圧接された鉄筋の圧接ふくらみの直径、ふくらみ巾、鉄筋径に対する圧接ふくらみの倍率、圧接部における鉄筋の中心軸の偏心量等の測定に加えて、圧接面のずれと圧接部の片ふくらみとの測定を可能にするよう改良された鉄筋ガス圧接部測定用ゲージを提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、移動手段により縦軸方向と横軸方向とに相互に移動自在となって重畳取付けしてなる第1定規板1および第2定規板2とを有し、該第1定規板1および第2定規板2間に挟まれた圧接ふくらみPの直径Dまたはふくらみ巾Wを測定すると共に、圧接ふくらみPの規格径による鉄筋Fに対する倍率を測定する構成とした鉄筋ガス圧接部測定用ゲージにおいて、第1定規板1および第2定規板2間にて縦軸方向に移動自在となって当該第1定規板1および第2定規板2に重畳取付けしてなる第3定規板20を備え、該第3定規板20は、縦軸方向に圧接部における鉄筋Fの片ふくらみ表示目盛20a、横軸方向に圧接部における鉄筋Fの圧接面ずれ表示目盛20bそれぞれを有することを特徴とする。
前記移動手段は、前記第1定規板1、第2定規板2、第3定規板20を相互に揺動自在となし、前記第1定規板1には、圧接部における鉄筋Fの折れ曲がり角度表示目盛22を付加したものとすることができる。
前記移動手段は、前記第2定規板2に縦軸方向ガイド溝3と横軸方向ガイド溝4を交叉して設け、前記第3定規板20に縦軸方向ガイド溝21を設け、該各ガイド溝3,4,21に前記第1定規板1に立設したガイド軸5を滑合し、該ガイド軸5の端部に設けたストッパ6にて前記第3定規板20および第2定規板2を第1定規板1へ押え抜止めとしてなるものとすることができる。
前記第1定規板1の左方下端部に連成した第1あご板部7と、該第1あご板部7の内側縁にて圧接部における鉄筋Fの圧接ふくらみPの一側または外周に当接される縦軸方向の第1当定規縁9と、前記第2定規板2の右方下端部に連成した第2あご板部8と、該第2あご板部8の内側縁にて前記圧接ふくらみPの他側または外周に当接される縦軸方向の第2当定規縁10と、前記第1当定規縁9の上端から直角に連成された縁部の表面に付した横軸方向の圧接ふくらみPのふくらみ表示目盛14と、前記第2当定規縁10は第1当定規縁9より長くしてその上端部を前記ふくらみ表示目盛14のふくらみ指示定規縁10aとなし、さらに前記第2定規板2の左側端縁にて形成した縦軸方向の倍率指示定規縁15と、該倍率指示定規縁15が重畳された第1定規板1表面に同倍率指示定規縁15と交叉するよう規格毎に複数並設した鉄筋Fの横軸方向の圧接ふくらみ径/鉄筋径表示用の倍率表示目盛16と、圧接部における鉄筋Fの偏心量Sを測定するために前記倍率指示定規縁15に沿う第1定規板1表面に付した芯ずれ表示目盛17とを有し、前記ふくらみ表示目盛14とふくらみ指示定規縁10aの一致にて前記第1、第2当定規縁9,10の間に挟まれた圧接ふくらみPの直径Dまたはふくらみ巾Wを測定すると共に、前記倍率表示目盛16の何れかと倍率指示定規縁15の一致にて前記第1、第2当定規縁9,10の間に挟まれた圧接ふくらみPの圧接部における規格径による鉄筋Fの直径Dに対する倍率を測定する構成を含むものとすることができる。
以上のように構成された本発明に係る鉄筋ガス圧接部測定用ゲージにあって、第1、第2定規板1,2は、移動手段により、縦軸方向ガイド溝3とガイド軸5の案内にて縦軸方向に相互に移動させ、且つ横軸方向ガイド溝4とガイド軸5の案内にて横軸方向に相互に移動させると同時に、第3定規板20は、移動手段により、縦軸方向ガイド溝21とガイド軸5の案内にて縦軸方向に移動させる。
第3定規板20の縦軸方向の圧接面ずれ表示目盛20bは、当該第3定規板20の移動手段による縦軸方向ガイド溝21に沿っての縦軸方向の移動後において、圧接部における加熱中心位置の圧接面からのずれδを測定可能にさせる。
第3定規板20の横軸方向の片ふくらみ表示目盛20aは、当該第3定規板20の移動手段による縦軸方向ガイド溝21に沿っての縦軸方向の移動によって、圧接部の不完全な接合による片ふくらみΔh=h1−h2(h1≧h2)を測定可能にさせる。
第1定規板1の折れ曲がり角度表示目盛22は、移動手段による第1定規板1、第2定規板2の相互の揺動によって圧接部の折れ曲がり角度θを測定可能にさせる。
本発明は以上説明したように構成されているため、ガス圧接された圧接部における鉄筋Fの圧接面のずれδと圧接部の片ふくらみΔhとの測定を可能にするのであり、更には圧接部における鉄筋Fの圧接ふくらみPの直径D、ふくらみ巾W、鉄筋径に対する圧接ふくらみPの倍率、圧接部における鉄筋Fの中心軸の偏心量S等の、加えて圧接部の折れ曲がり角度θとの測定をも可能にする。
すなわちこれは、本発明が、第1定規板1および第2定規板2間にて縦軸方向に移動自在となって当該第1定規板1および第2定規板2に重畳取付けしてなる第3定規板20を備え、該第3定規板20は、縦軸方向に圧接部の片ふくらみ表示目盛20a、横軸方向に圧接部における鉄筋Fの圧接面ずれ表示目盛20bそれぞれを有するからである。これにより、ガス圧接された圧接部における鉄筋Fの圧接面ずれδと片ふくらみΔhとの測定を、圧接面ずれ表示目盛20bと片ふくらみ表示目盛20aとによって可能にし、圧接させた鉄筋Fの圧接部の測定作業を簡略化し、面倒な手間が一切かからず、現場での検査時間を大幅に短縮できることで、従来のゲージに比してその作業をさらに向上できる。
また、前記移動手段は、前記第1定規板1、第2定規板2、第3定規板を相互に揺動自在となし、前記第1定規板1には、圧接部における鉄筋Fの折れ曲がり角度表示目盛22を付加したので、圧接部の引張強さの低下を招く折れ曲がり角度の存否を確実に検査することができる。
前記移動手段は、前記第2定規板2に縦軸方向ガイド溝3と横軸方向ガイド溝4を交叉して設け、前記第3定規板20に縦軸方向ガイド溝21を設け、該各ガイド溝3,4,21に前記第1定規板1に立設したガイド軸5を滑合し、該ガイド軸5端部に設けたストッパ6にて前記第3定規板20および第2定規板2を第1定規板1へ押え抜止めとしてなるものとしたので、第1定規板1、第2定規板2、第3定規板20それぞれにガタを生起させずに圧接部の正確な測定作業が可能となる。これと同時に構造の簡素化とコスト削減を図ることができる。
前記第1定規板1の左方下端部に連成した第1あご板部7と、該第1あご板部7の内側縁にて圧接部における鉄筋Fの圧接ふくらみPの一側または外周に当接される縦軸方向の第1当定規縁9と、前記第2定規板2の右方下端部に連成した第2あご板部8と、該第2あご板部8の内側縁にて前記圧接ふくらみPの他側または外周に当接される縦軸方向の第2当定規縁10と、前記第1当定規縁9の上端から直角に連成された縁部の表面に付した横軸方向の圧接ふくらみPのふくらみ表示目盛14と、前記第2当定規縁10は第1当定規縁9より長くしてその上端部を前記ふくらみ表示目盛14のふくらみ指示定規縁10aとなし、さらに前記第2定規板2の左側端縁にて形成した縦軸方向の倍率指示定規縁15と、該倍率指示定規縁15が重畳された第1定規板1表面に同倍率指示定規縁15と交叉するよう規格毎に複数並設した鉄筋Fの横軸方向の圧接ふくらみ径/鉄筋径表示用の倍率表示目盛16と、圧接部における鉄筋Fの偏心量Sを測定するために前記倍率指示定規縁15に沿う第1定規板1表面に付した芯ずれ表示目盛17とを有し、前記ふくらみ表示目盛14とふくらみ指示定規縁10aの一致にて前記第1、第2当定規縁9,10の間に挟まれた圧接ふくらみPの直径Dまたはふくらみ巾Wを測定すると共に、前記倍率表示目盛16の何れかと倍率指示定規縁15の一致にて前記第1、第2当定規縁9,10の間に挟まれた圧接ふくらみPの圧接部における規格径による鉄筋Fの直径Dに対する倍率を測定する構成を含むものとしたので、前記圧接面のずれδと圧接部の片ふくらみΔhと圧接部の折れ曲がり角度θとの測定に加えて、ガス圧接された鉄筋Fの圧接ふくらみPの直径Dと、ふくらみ巾Wと、圧接部における鉄筋Fの直径Dに対する圧接ふくらみPの倍率と、圧接部における鉄筋Fの中心軸の偏心量S等の測定を各個別に正確に行うことができ、ガス圧接された鉄筋Fの圧接部の詳細な測定結果を容易に得ることができる。
尚、前記の課題を解決するための手段、発明の効果の項それぞれにおいて付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付した。本発明は、これらの記載、図面中の符号等によって示された構造・形状等に限定されない。
本発明を実施するための一形態を示す斜視図である。 図1におけるA−A線矢視断面図である。 本実施形態の使用状態を示すもので、(a)は鉄筋の圧接ふくらみの直径を測定している状態の平面図、(b)は同じくふくらみ巾を測定している状態の平面図、(c)は鉄筋の芯ずれを測定している状態の平面図、(d)は圧接面ずれを測定している状態の平面図、(e)は圧接部の片ふくらみを測定している状態の平面図、(f)は圧接部の折れ曲がり角度を測定している状態の平面図である。 第1定規板に対して第2定規板を回転させてコンパクトに纏めた状態の斜視図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための一形態を説明すると、図において示される符号1は本発明に係る鉄筋ガス圧接部測定用ゲージを構成する平板からなる第1定規板を示し、該第1定規板1には後述の移動手段によって平板からなる第2定規板2が縦軸方向と横軸方向とに相互に移動自在となって重畳し取り付けられている。また、第2定規板2には同じく後述の移動手段によって第3定規板20が縦軸方向に移動自在となって重畳し取り付けられている。なお、これらの第1定規板1、第2定規板2、第3定規板20は、同じく後述の移動手段によって相互に揺動自在となしてある。
前記移動手段としては、図1に示すように、第2定規板2に縦方向短尺な縦軸方向ガイド溝3と横方向長尺な横軸方向ガイド溝4を略十文字状に交叉して設け、該ガイド溝3,4に、前記第1定規板1に立設したガイド軸5に滑合し、また第3定規板20に縦軸方向ガイド溝21を設け、該縦軸方向ガイド溝21を、前記第1定規板1に立設したガイド軸5に滑合し、該ガイド軸5端部に設けたストッパ6にて第3定規板20および第2定規板2を第1定規板1へ押え抜止めとしてある。第1、第2定規板1,2は縦軸方向ガイド溝3とガイド軸5の案内にて縦軸方向に相互に移動し、横軸方向ガイド溝4とガイド軸5の案内にて横軸方向に相互に移動する。また、第3定規板20は、縦軸方向ガイド溝21とガイド軸5の案内にて縦軸方向に移動する(図3(a)、(b)、(c)参照)。
前記ストッパ6の具体的構成の一例としては、図2に示すように、断面略コ字形皿状の第1保持部材6aがガイド軸5に装着されて前記第3定規板20の前面に当該第1保持部材6aの外面が当接され、第1保持部材6aの内側に、ガイド軸5に縮装したコイルスプリング6cの一端側が座金を介して当接されている。また、コイルスプリング6cの他端側は、ガイド軸5に装着された断面略コ字形皿状の第2保持部材6bの内側に座金を介して当接されている。そして、ガイド軸5の先端一部に形成されているネジ部に断面略T字形のナット6dがねじ込まれることで、両保持部材6a,6b間に挟持されているコイルスプリング6cを圧縮しつつ第1保持部材6aの外面が前記第3定規板20の前面に圧接され、これによって第3定規板20および第2定規板2を第1定規板1へ押え抜止めさせるものとしてある。
前記第1定規板1の左方下端部には第1あご板部7が連成され、同様に前記第2定規板2の右方下端部には第2あご板部8が連成されている。そして前記第1あご板部7の内側縁にて圧接部における鉄筋Fの圧接ふくらみPの一側または外周に当接される縦軸方向に延びる第1当定規縁9が形成され、前記第2あご板部8の内側縁にて圧接部における鉄筋Fの圧接ふくらみPの他側または外周に当接される縦軸方向に延びる第2当定規縁10が形成されている。前記第1、第2当定規縁9,10は互いに平行に対向し、その間に圧接ふくらみPの挟持口11が形成されている。
前記第1あご板部7の下端縁には、前記第1当定規縁9に連設する横軸方向の第1当定規縁12が形成されていると共に、前記第2あご板部8の下端縁には、前記第2当定規縁10に連設する横軸方向の第2当定規縁13が形成されている。更に前記第1定規板1の縦軸方向の第1当定規縁9の上端から第2当定規縁10に向って連設された挟持口11の奥部の縁部表面に横軸方向の圧接ふくらみPのふくらみ表示目盛14を付すると共に、前記第2定規板2の縦軸方向の第2当定規縁10は第1当定規縁9より長くしてその上端をふくらみ表示目盛14のふくらみ指示定規縁10aとなしてある。
前記ふくらみ指示定規縁10aの上端からふくらみ表示目盛14に沿う第2定規板2の左側下端縁を図示のように欠き込み、目盛露出窓19を形成する。また、前記第2定規板2の左側端縁にて縦軸方向の倍率指示定規縁15を形成し、該倍率指示定規縁15の下端を前記ふくらみ表示目盛14の一端に交叉する位置まで延ばして突片18を形成して前記目盛露出窓19の一端を画成すると共に、該倍率指示定規縁15が重畳された第1定規板1表面に倍率指示定規縁15と交叉する横軸方向の倍率表示目盛16を複数並設する。この倍率表示目盛16は直径D差によって分類される圧接部における規格径による鉄筋Fの径(D/mm)に相当して、例えばD19、D22、D25、D29、D32等と鉄筋Fの規格径毎に設けられ、当該規格径に対する圧接部における鉄筋Fの圧接ふくらみ径の倍率を測定する目盛表示とする。
なお、鉄筋径は規格径となっているも、その大小等に対応して、比較的に小径な鉄筋Fに対応して例えばD19、D22、D25、D29、D32等の目盛が付された小形タイプのものと、比較的に大径な鉄筋Fに対応して例えばD35、D38、D41、D51等が付された大形タイプのものとが別個に用意される。もとより、これらは鉄筋径に対応して区別されて構成されるにすぎず、これらに限定されるものではない。
前記倍率指示定規縁15に沿う第1定規板1の表面に圧接部における鉄筋Fの芯ずれ表示目盛17が設けられている。この芯ずれ表示目盛17は前記第1、第2あご板部7,8の下端縁に形成された第1、第2当定規縁12,13を、圧接ふくらみPを境にする圧接部における鉄筋Fの母線上に当てたときに、芯ずれ(偏心量S)に応じた第1、第2定規板1,2の縦軸方向ガイド溝3に沿う移動量を読み取るものである。なお、読み取り用として前記縦軸方向の倍率指示定規縁15に芯ずれ指示目盛15aを付してある(図3(c)参照)。更に、図2に示すように、第2当定規縁13は第1定規板1側へ直角に折曲してなる折曲定規片13aにて形成する。
前記第3定規板20は、第1、第2当定規縁9,10間にて前記縦軸方向ガイド溝21に沿って縦軸方向に移動自在となっていて、第3定規板20の幅方向一端側には縦軸方向に沿って圧接部の片ふくらみ表示目盛20aが設けられ、第3定規板20の長手方向下端側には横軸方向に沿って圧接部における鉄筋Fの圧接面ずれ表示目盛20bが設けられている(図3(d)参照)。
前記したように移動手段は、前記第1定規板1、第2定規板2、第3定規板を相互に揺動自在となし、前記第1定規板1の上端中央には、圧接部の例えば±10°程度の範囲の折れ曲がり角度θを正確に測定するための折れ曲がり角度表示目盛22を付設し、これに対応すべく読み取り用として前記第2定規板2の上端に折れ曲がり角度指示目盛22aを付してある(図3(f)参照)。
なお、第2定規板2は第1定規板1に立設したガイド軸5を回転軸としてその廻りに角度約270°程度まで回転させることで、前記折曲定規片13aが第1当定規縁12の角部に係止され、これによって全体をコンパクトに纏めることができ(図4参照)、鉄筋ガス圧接部測定用ゲージ自体を不図示の収納ケース等にコンパクトに収納保管できるようにしている。
次に、以上のように構成された形態についての使用の一例について説明する。なお、図3(a)、図3(b)、図3(c)、図3(f)は、ガス圧接された圧接部における鉄筋Fの圧接ふくらみPの直径Dの測定と、ふくらみ巾Wの測定と、鉄筋径に対する圧接ふくらみPの倍率の測定と、圧接部における鉄筋F中心軸の偏心量Sの測定との各説明を容易とするために、第3定規板20の図示を省略している。
図3(a)、図3(b)に示すように、ふくらみ表示目盛14にて前記縦軸方向の第1、第2当定規縁9,10間に挟まれた圧接部における鉄筋Fの圧接ふくらみPの直径Dまたはふくらみ巾Wを測定すると同時に、前記倍率表示目盛16の何れかにて前記第1、第2当定規縁9,10間に挟まれた圧接ふくらみPの規格鉄筋径に対する倍率を測定する。
例えば図3(a)に示すように、縦軸方向の第1、第2当定規縁9,10にて圧接部における鉄筋Fの軸線と直交する側の側面を挟み、仮に、直径D=32mmの圧接部における鉄筋Fのガス圧接において形成された圧接ふくらみPの直径Dがふくらみ表示目盛14にて48mmと測定された場合、前記倍率表示目盛16中のD32の表示目盛にて前記鉄筋Fの規格径に対する圧接ふくらみ径48/32が1.5倍であることを測定する。
図3(c)に示すように、第1、第2あご板部7,8の下端縁の第1、第2当定規縁12,13を、圧接ふくらみPを境にする圧接部における鉄筋Fの母線上に当て、前記倍率指示定規縁15に沿う第1定規板1の圧接部における鉄筋Fの芯ずれ表示目盛17にて、芯ずれ(図中、偏心量S)に応じた第1、第2定規板1,2の縦軸方向ガイド溝3に沿う移動量を読み取る。この場合、圧接部における鉄筋Fの中心軸の偏心量Sは鉄筋径の1/5以下であることを確認する。鉄筋径の1/5以上の偏心量Sが生じた場合、その原因を検討して適正な処置をとらなければならない。
図3(d)に示すように、第1、第2あご板部7,8の下端縁の第1、第2当定規縁12,13を、圧接ふくらみPを境にする圧接部における鉄筋Fの母線上に当て、移動手段により第3定規板20を縦軸方向ガイド溝21に沿って縦軸方向に移動させて当該第3定規板20の下縁を圧接ふくらみPに当接させ、第3定規板20の圧接面ずれ表示目盛20bによって、圧接部における加熱中心位置の圧接面からのずれδを測定する。圧接面のずれδは圧接部における鉄筋Fの直径Dの1/4以下であることを確認する。圧接部における鉄筋Fの直径Dの1/4以上のずれδが生じた場合、その原因を検討して適正な処置をとらなければならない。
図3(e)に示すように、第1、第2あご板部7,8の下端縁の第1、第2当定規縁12,13を、圧接ふくらみPを境にする圧接部における鉄筋Fの母線上の少なくとも鉄筋軸方向の廻りの2箇所(図中、h1およびh2の測定位置に相当)に当て、第3定規板20の移動手段による縦軸方向ガイド溝21に沿っての縦軸方向の移動にともなう、片ふくらみ表示目盛20aの指示によって、圧接部の接合による片ふくらみΔh=h1−h2(h1≧h2)の大きさを測定する。この場合、圧接部の片ふくらみΔhは、圧接部における鉄筋Fの直径Dの1/5以下であることを確認する。圧接部における鉄筋Fの直径Dの1/5以上の片ふくらみΔhが生じた場合、その原因を検討して適正な処置をとらなければならない。
図3(f)に示すように、第1、第2あご板部7,8の下端縁の第1、第2当定規縁12,13を、圧接ふくらみPを境にする圧接部における鉄筋Fの母線上に当て、第3定規板20の移動手段によるガイド軸5の廻りの揺動にともなう、折れ曲がり角度表示目盛22に対する折れ曲がり角度指示目盛22aの指示によって、圧接部の例えば±10°程度の範囲の折れ曲がり角度θを正確に測定する。折れ曲がり角度θが2°以下であることを確認する。折れ曲がり角度θが2°以上の場合、その原因を検討して適正な処置をとらなければならない。
P…圧接ふくらみ F…鉄筋
D…直径 W…ふくらみ巾
δ…ずれ θ…折れ曲がり角度
Δh…片ふくらみ S…芯ずれ(偏心量)
1…第1定規板 2…第2定規板
3…縦軸方向ガイド溝 4…横軸方向ガイド溝
5…ガイド軸 6…ストッパ
6a…第1保持部材 6b…第2保持部材
6c…コイルスプリング 6d…ナット
7…第1あご板部 8…第2あご板部
9…第1当定規縁 10…第2当定規縁
10a…ふくらみ指示定規縁 11…挟持口
12…第1当定規縁 13…第2当定規縁
13a…折曲定規片 14…ふくらみ表示目盛
15…倍率指示定規縁 15a…芯ずれ指示目盛
16…倍率表示目盛 17…芯ずれ表示目盛
18…突片 19…目盛露出窓
20…第3定規板 20a…片ふくらみ表示目盛
20b…圧接面ずれ表示目盛 21…縦軸方向ガイド溝
22…折れ曲がり角度表示目盛 22a…折れ曲がり角度指示目盛
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、移動手段により縦軸方向と横軸方向とに相互に移動自在となって重畳取付けしてなる第1定規板1および第2定規板2とを有し、該第1定規板1および第2定規板2間に挟まれた測定部分内で圧接ふくらみPの直径Dまたはふくらみ巾Wを測定すると共に、圧接ふくらみPの規格径による鉄筋Fに対する倍率を測定する構成とした鉄筋ガス圧接部測定用ゲージにおいて、第1定規板1および第2定規板2間の前記測定部分内に縦軸方向に移動自在となって当該第1定規板1および第2定規板2に同軸で重畳取付けしてなる第3定規板20を備え、該第3定規板20は、縦軸方向に圧接部における鉄筋Fの片ふくらみ表示目盛20a、横軸方向に圧接部における鉄筋Fの圧接面ずれ表示目盛20bそれぞれを有し、圧接面ずれ表示目盛は、圧接ふくらみ面に当接する横軸方向の端縁の中央に表示した「0」目盛を基点として横軸方向に沿って左右に表記してあることを特徴とする。
前記移動手段は、前記第1定規板1、第2定規板2、第3定規板20を相互に揺動自在となし、一方の鉄筋F面に下端縁が宛がわれる前記第1定規板1の上端中央には、同じく他方の鉄筋F面に下端縁が宛がわれる第2定規板2の揺動角度に対応した、圧接部における鉄筋Fの折れ曲がり角度表示目盛22を付加したものとすることができる。
前記移動手段は、前記第2定規板2に縦軸方向ガイド溝3と横軸方向ガイド溝4を交叉して設け、前記第3定規板20に縦軸方向ガイド溝21を設け、該各ガイド溝3,4,21に前記第1定規板1に立設したガイド軸5を滑合し、該ガイド軸5の端部に設けたストッパ6にて前記第3定規板20および第2定規板2を第1定規板1へ押え抜止めとしてなるものとすることができる。
前記第1定規板1の左方下端部に連成した第1あご板部7と、該第1あご板部7の内側縁にて圧接部における鉄筋Fの圧接ふくらみPの一側または外周に当接される縦軸方向の第1当定規縁9と、前記第2定規板2の右方下端部に連成した第2あご板部8と、該第2あご板部8の内側縁にて前記圧接ふくらみPの他側または外周に当接される縦軸方向の第2当定規縁10と、前記第1当定規縁9の上端から直角に連成された縁部の表面に付した横軸方向の圧接ふくらみPのふくらみ表示目盛14と、前記第2当定規縁10は第1当定規縁9より長くしてその上端部を前記ふくらみ表示目盛14のふくらみ指示定規縁10aとなし、さらに前記第2定規板2の左側端縁にて形成した縦軸方向の倍率指示定規縁15と、該倍率指示定規縁15が重畳された第1定規板1表面に同倍率指示定規縁15と交叉するよう規格毎に複数並設した鉄筋Fの横軸方向の圧接ふくらみ径/鉄筋径表示用の倍率表示目盛16と、圧接部における鉄筋Fの偏心量Sを測定するために前記倍率指示定規縁15に沿う第1定規板1表面に付した芯ずれ表示目盛17とを有し、前記ふくらみ表示目盛14とふくらみ指示定規縁10aの一致にて前記第1、第2当定規縁9,10の間に挟まれた圧接ふくらみPの直径Dまたはふくらみ巾Wを測定すると共に、前記倍率表示目盛16の何れかと倍率指示定規縁15の一致にて前記第1、第2当定規縁9,10の間に挟まれた圧接ふくらみPの圧接部における規格径による鉄筋Fの直径Dに対する倍率を測定する構成を含むものとすることができる。
前記第3定規板20は、第1、第2当定規縁9,10間にて前記縦軸方向ガイド溝21に沿って縦軸方向に移動自在となっていて、第3定規板20の幅方向一端側には縦軸方向に沿って圧接部の片ふくらみ表示目盛20aが設けられ、第3定規板20の長手方向下端側には横軸方向に沿って圧接部における鉄筋Fの圧接面ずれ表示目盛20bが設けられている。この圧接面ずれ表示目盛20bは、図1に示すように、圧接ふくらみP面に当接する横軸方向の端縁の中央に表示した「0」目盛を基点として横軸方向に沿って左右に表記してあり、図3(d)に示すように、圧接ふくらみP面に宛がわれたとき、圧接面位置と圧接部における加熱中心位置とのずれδを、「0」目盛の基点位置からの間隔を直接に読み取ることで測定できるようにしている。
前記したように移動手段は、前記第1定規板1、第2定規板2、第3定規板を相互に揺動自在となし、前記第1定規板1の上端中央には、一方の鉄筋F面に下端縁が宛がわれる第1定規板1に対して、同じく他方の鉄筋F面に下端縁が宛がわれる第2定規板2が、鉄筋F相互の折れ曲りによって揺動状態となるのに対応して、圧接部の例えばア10ー程度の範囲の折れ曲がり角度θを正確に測定するための折れ曲がり角度表示目盛22を付設し、これに対応すべく読み取り用として前記第2定規板2の上端に折れ曲がり角度指示目盛22aを付してある(図3(f)参照)。

Claims (4)

  1. 移動手段により縦軸方向と横軸方向とに相互に移動自在となって重畳取付けしてなる第1定規板および第2定規板とを有し、該第1定規板および第2定規板間に挟まれた圧接ふくらみの直径またはふくらみ巾を測定すると共に、圧接ふくらみの規格径による鉄筋に対する倍率を測定する構成とした鉄筋ガス圧接部測定用ゲージにおいて、第1定規板および第2定規板間にて縦軸方向に移動自在となって当該第1定規板および第2定規板に重畳取付けしてなる第3定規板を備え、該第3定規板は、縦軸方向に圧接部における鉄筋の片ふくらみ表示目盛、横軸方向に圧接部における鉄筋の圧接面ずれ表示目盛それぞれを有することを特徴とする鉄筋ガス圧接部測定用ゲージ。
  2. 前記移動手段は、前記第1定規板、第2定規板、第3定規板を相互に揺動自在となし、前記第1定規板には、圧接部における鉄筋の折れ曲がり角度表示目盛を付加した請求項1記載の鉄筋ガス圧接部測定用ゲージ。
  3. 前記移動手段は、前記第2定規板に縦軸方向ガイド溝と横軸方向ガイド溝を交叉して設け、前記第3定規板に縦軸方向ガイド溝を設け、該各ガイド溝に前記第1定規板に立設したガイド軸を滑合し、該ガイド軸の端部に設けたストッパにて前記第3定規板および第2定規板を第1定規板へ押え抜止めとしてなる請求項1または2記載の鉄筋ガス圧接部測定用ゲージ。
  4. 前記第1定規板の左方下端部に連成した第1あご板部と、該第1あご板部の内側縁にて圧接部における鉄筋の圧接ふくらみの一側または外周に当接される縦軸方向の第1当定規縁と、前記第2定規板の右方下端部に連成した第2あご板部と、該第2あご板部の内側縁にて前記圧接ふくらみの他側または外周に当接される縦軸方向の第2当定規縁と、前記第1当定規縁の上端から直角に連成された縁部の表面に付した横軸方向の圧接ふくらみのふくらみ表示目盛と、前記第2当定規縁は第1当定規縁より長くしてその上端部を前記ふくらみ表示目盛のふくらみ指示定規縁となし、さらに前記第2定規板の左側端縁にて形成した縦軸方向の倍率指示定規縁と、該倍率指示定規縁が重畳された第1定規板表面に同倍率指示定規縁と交叉するよう規格毎に複数並設した鉄筋の横軸方向の圧接ふくらみ径/鉄筋径表示用の倍率表示目盛と、圧接部における鉄筋の偏心量を測定するために前記倍率指示定規縁に沿う第1定規板表面に付した芯ずれ表示目盛とを有し、前記ふくらみ表示目盛とふくらみ指示定規縁の一致にて前記第1、第2当定規縁の間に挟まれた圧接ふくらみの直径またはふくらみ巾を測定すると共に、前記倍率表示目盛の何れかと倍率指示定規縁の一致にて前記第1、第2当定規縁の間に挟まれた圧接ふくらみの圧接部における規格径による鉄筋の直径に対する倍率を測定する構成を含む請求項1乃至3のいずれか記載の鉄筋ガス圧接部測定用ゲージ。
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