JP2017200130A - 伝送路終端装置及び伝送管理方法 - Google Patents

伝送路終端装置及び伝送管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】物理インタフェースの数よりも多い台数の伝送路終端装置を効率的に収容することが可能となる伝送路終端装置及び伝送管理方法を提供する。
【解決手段】伝送路終端装置は、自装置と他装置との間に並列に配線された伝送レーンを終端するサブ物理インタフェース群と、伝送レーンにおけるタイムスロットに割り当てられた回線である仮想伝送レーンへのタイムスロットの割り当てを表すマッピング情報を定める全体監視部と、伝送レーンを含むリンクである仮想リンクを識別するための仮想リンク識別情報と、仮想リンクに属するサブ物理インタフェース群のサブ物理インタフェースを識別するためのサブ物理インタフェース識別情報と、マッピング情報とを、他装置に通知するサブ物理インタフェース管理部とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、伝送路終端装置及び伝送管理方法に関する。
イーサネット(登録商標)のインタフェース速度の高速化が、通信需要の増大とともに進んでいる。1リンク当たり1Mb/sクラスの低速なインタフェースから、1リンク当たり100Gb/sクラスの高速なインタフェースまで、通信回線の高速化の需要とともに多様な伝送速度のインタフェースが標準化された。標準化されたイーサネット(登録商標)の仕様によれば、1個の高速な物理インタフェースは、複数の伝送レーンを終端する場合がある。例えば、100Gb/sのイーサネット(登録商標)では、25Gbit/sの伝送速度を有する4本の伝送レーンが、データを並列に伝送する。
イーサネット(登録商標)のインタフェースの伝送速度を伝送レーンごとに変更するために、伝送レーンを論理的なグループに分類することが、非特許文献1に開示されている。非特許文献1では、伝送速度は、PHYレイヤ(physical layer)の物理的な制約に縛られずに柔軟に変更される。これにより、例えば、10Gb/sのトラフィックフローに100GBASE−Rの一部をサブレートとして割り当てるという柔軟なトラフィック割り当てが可能になる。例えば、100GBASE−Rのイーサネット(登録商標)の3本のケーブルを論理的に束ねることによって、300Gb/sのトラフィックフローの通信を実行するという柔軟なトラフィック割り当てが可能になる。例えば、物理インタフェースの余りの帯域を他のトラフィックに無駄なく割り当てることができるため、回線資源の利用の効率化が可能になる。
従来のマルチレーン伝送システムでは、送信装置は、クライアントの数や伝送速度に依存しない1又は複数の伝送レーンを介して、クライアントデータに基づく伝送路データを受信装置に伝送する。クライアントデータの伝送速度は、クライアントごとに異なってもよい。クライアントデータの伝送速度は、例えば、10Gb/s〜100Gb/sである。伝送レーン(伝送路)では、伝送路データは、一律な伝送速度で伝送される。一律な伝送速度は、例えば、100Gb/sである。
送信装置は、固定長のタイムスロットにクライアントデータを分割する。送信装置は、固定長のタイムスロットを多重することによって、異なるクライアントのクライアントデータが混在する仮想的なタイムスロット群を生成する。送信装置は、生成された仮想的なタイムスロット群から一定数のタイムスロットを伝送レーンに割り当てることによって、伝送路データを伝送レーンごとに生成する。
送信装置は、伝送路データにおけるブロックの位置とクライアントとの対応関係を表すタイムスロットマッピング情報を、伝送路データに定期的に付与されるオーバーヘッドタイムスロットに含める。送信装置は、タイムスロットマッピング情報を、伝送レーンごとに生成する。
受信装置は、送信装置の処理とは逆の処理を実行する。例えば、受信装置は、異なる伝送レーンの伝送路データを多重することによって、仮想的なタイムスロット群を生成する。受信装置は、タイムスロットマッピング情報に基づいて、仮想的なタイムスロット群からタイムスロットを分離する。受信装置は、分離されたタイムスロットを多重することによって、クライアントデータをクライアントごとに復元する(非特許文献2)。
Optical Internetworking Forum (OIF), "Flex Ethernet Implementation Agreement"(03/2016). 岡本聡 外6名,"B-12-7 シリアル伝送型Flex Ethernetにおける適応型リンクレート変更実現のためのダミー信号挿入手法の提案", 2015年 電子情報通信学会総合大会 通信講演論文集2, p.467.
従来、100Gbit/s以上のイーサネット(登録商標)では、送信装置と受信装置とが1対1で通信するようにネットワークが構成されている。これに対して、例えば、データセンタネットワークでは、データセンタラックの代表局に通信トラフィックが集中するように、スター型ネットワークが構成されることがある。また、例えば、メトロネットワークでは、メトロエリアの代表局に通信トラフィックが集中するように、スター型ネットワークが構成されることがある。
図10は、従来のマルチレーン伝送システムのネットワークの構成の例を示す図である。従来のマルチレーン伝送システムは、センタ局パケット装置100と、ケーブル200と、センタ局光伝送装置300と、光伝送網400と、リモート局光伝送装置500と、リンク600と、リモート局パケット装置700とを備える。
通信トラフィックを集約するセンタ局光伝送装置300(伝送路終端装置)は、イーサネット(登録商標)を用いてスター型ネットワークを構成する場合、収容するリモート局光伝送装置500(伝送路終端装置)の台数以上の物理インタフェースを備える。
センタ局光伝送装置300の物理インタフェースあたりのトラフィック量は、基幹ネットワークの物理インタフェースあたりのトラフィック量と比較して少ない。センタ局光伝送装置300の物理インタフェースの数は、収容するリモート局光伝送装置500の台数だけ必要であるため、基幹ネットワークの物理インタフェースの数と比較して多くなる。したがって、従来のマルチレーン伝送システムでは、比較的少ないトラフィック量であるにもかかわらず、保守の対象となる装置の数も多い。このように、従来の伝送路終端装置は、物理インタフェースの数よりも多い台数の伝送路終端装置を効率的に収容することができないという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、物理インタフェースの数よりも多い台数の伝送路終端装置を効率的に収容することが可能である伝送路終端装置及び伝送管理方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、自装置と他装置との間に並列に配線された伝送レーンを終端するサブ物理インタフェース群と、前記伝送レーンにおけるタイムスロットに割り当てられた回線である仮想伝送レーンへのタイムスロットの割り当てを表すマッピング情報を定める全体監視部と、前記伝送レーンを含むリンクである仮想リンクを識別するための仮想リンク識別情報と、前記仮想リンクに属する前記サブ物理インタフェース群のサブ物理インタフェースを識別するためのサブ物理インタフェース識別情報と、前記マッピング情報とを、前記他装置に通知するサブ物理インタフェース管理部とを備える伝送路終端装置である。
本発明の一態様は、上記の伝送路終端装置であって、前記仮想リンク識別情報は、伝送網を介して自装置と通信する他装置が複数である場合、前記伝送網を介して自装置と通信する前記他装置のそれぞれに対応付けられており、前記サブ物理インタフェース管理部は、前記仮想リンク識別情報と、前記サブ物理インタフェース識別情報と、前記仮想リンクに属する前記マッピング情報とを、前記伝送網を介して自装置と通信する前記他装置に通知する。
本発明の一態様は、上記の伝送路終端装置であって、前記サブ物理インタフェースは、多重化されている前記仮想伝送レーンから、前記仮想伝送レーンを選択する。
本発明の一態様は、上記の伝送路終端装置であって、前記全体監視部は、自装置と前記他装置との間のトラフィックの状態に応じて、前記サブ物理インタフェースの数を変更し、前記サブ物理インタフェースの数が変更されたことに応じて通信処理を変更することを要求するための信号を、前記他装置に通知する。
本発明の一態様は、伝送路終端装置が実行する伝送管理方法であって、自装置と他装置との間に並列に配線された伝送レーンを終端するサブ物理インタフェース群を自装置が備える場合、前記伝送レーンにおけるタイムスロットに割り当てられた回線である仮想伝送レーンへのタイムスロットの割り当てを表すマッピング情報を定めるステップと、前記伝送レーンを含むリンクである仮想リンクを識別するための仮想リンク識別情報と、前記仮想リンクに属する前記サブ物理インタフェース群のサブ物理インタフェースを識別するためのサブ物理インタフェース識別情報と、前記マッピング情報とを、前記他装置に通知するステップとを含む伝送管理方法である。
本発明により、物理インタフェースの数よりも多い台数の伝送路終端装置を効率的に収容することが可能となる。
第1実施形態における、マルチレーン伝送システムのネットワーク構成の例を示す図である。 第1実施形態における、マルチレーン伝送システムの管理モデルの例を示す図である。 第1実施形態における、サブ物理インタフェース及び仮想リンクの管理モデルの例を示す図である。 第1実施形態における、マルチレーン伝送システムの構成の例を示す図である。 第1実施形態における、センタ局パケット装置とセンタ局光伝送装置との構成の例を示す図である。 第2実施形態における、マルチレーン伝送システムの構成の例を示す図である。 第2実施形態における、センタ局パケット装置とセンタ局光伝送装置との構成の例を示す図である。 第3実施形態における、マルチレーン伝送システムの構成の例を示す図である。 第4実施形態における、センタ局パケット装置とセンタ局光伝送装置との構成の例を示す図である。 従来のマルチレーン伝送システムのネットワークの構成の例を示す図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、マルチレーン伝送システムのネットワーク構成の例を示す図である。第1実施形態のマルチレーン伝送システムのネットワークは、スター型ネットワークである。図1では、マルチレーン伝送システム、複数のセンタ局パケット装置10と、複数のケーブル20と、複数のセンタ局光伝送装置30と、光伝送網40と、複数のリモート局光伝送装置50と、複数の仮想リンク60と、複数のリモート局パケット装置70とを備える。
センタ局パケット装置10(伝送路終端装置、伝送装置)は、センタ局のパケット装置である。センタ局パケット装置10は、物理インタフェースを備える。以下、物理インタフェースが仮想的に分割されたインタフェースを、「サブ物理インタフェース」という。センタ局パケット装置10の物理インタフェースは、複数のサブ物理インタフェース11を備える。したがって、センタ局パケット装置10は、複数のサブ物理インタフェース11を備える。
センタ局パケット装置10のサブ物理インタフェース11は、ケーブル20を介して、センタ局光伝送装置30と通信する。ケーブル20は、例えば、光ファイバである。ケーブル20は、仮想リンク21を含む。仮想リンク21は複数でもよい。仮想リンクとは、仮想化されたリンク(仮想回線)である。すなわち、仮想化されたリンクとは、1以上の伝送レーンの集合体である。仮想リンク21は、1本の伝送レーンを含んでもよいし、複数の伝送レーンを含んでもよい。以下、伝送レーンにおけるタイムスロットに割り当てられた回線を「仮想伝送レーン」という。割り当てられた回線は、例えば、クライアントからセンタ局パケット装置10への仮想回線である。伝送レーンには、複数の仮想伝送レーンが存在する。仮想伝送レーンを図示する場合、仮想伝送レーンの図は伝送レーンの図と同じである。センタ局パケット装置10のサブ物理インタフェース11は、仮想リンク21を介して、センタ局光伝送装置30と通信する。
センタ局光伝送装置30(伝送路終端装置、中継伝送装置)は、センタ局の光伝送装置である。センタ局光伝送装置30の物理インタフェースは、複数のサブ物理インタフェース31を備える。したがって、センタ局光伝送装置30は、複数のサブ物理インタフェース31を備える。センタ局光伝送装置30は、複数の物理インタフェース32を更に備える。物理インタフェース32は、光伝送網40を介して、リモート局光伝送装置50に伝送路データを送信する。センタ局光伝送装置30は、センタ局光伝送装置30の物理インタフェース32の数よりも多い台数のリモート局光伝送装置50(伝送路終端装置)を、傘下に収容することが可能である。光伝送網40(多方路の伝送路)は、例えば、光ファイバ網である。
リモート局光伝送装置50(伝送路終端装置)は、リモート局の光伝送装置である。リモート局光伝送装置50は、複数の物理インタフェース51と、複数の物理インタフェース52とを備える。リモート局光伝送装置50の物理インタフェース51は、光伝送網40を介して、センタ局光伝送装置30と通信する。リモート局光伝送装置50の物理インタフェース52は、仮想リンク60を介して、リモート局パケット装置70と通信する。仮想リンク60は、1以上の伝送レーンの集合体でもよいし、1本の伝送レーンでもよい。
リモート局パケット装置70(伝送路終端装置)は、リモート局のパケット装置である。リモート局パケット装置70は、複数の物理インタフェース71を備える。リモート局パケット装置70の物理インタフェース71は、仮想リンク60を介して、リモート局光伝送装置50と通信する。
伝送路終端装置の一部または全部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、記憶部に記憶されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。記憶部は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の不揮発性の記憶媒体(非一時的な記録媒体)を有する記憶装置を用いて構成される。記憶部は、例えば、RAM(Random Access Memory)やレジスタなどの揮発性の記憶媒体を有していてもよい。
図2は、マルチレーン伝送システムの管理モデルの例を示す図である。図2では、マルチレーン伝送システムのネットワークは、センタ局パケット装置10と、ケーブル20と、センタ局光伝送装置30と、光伝送網40と、複数のリモート局光伝送装置50と、複数の仮想リンク60と、複数のリモート局パケット装置70とを備える。
図2では、光伝送網40は、1:N(Nは、2以上の整数)の構成のリンク形態となっている。1:Nの構成のリンク形態は、例えば、イーサネット(登録商標)における10Mビット/秒の10BaseT規格でも定義されている。
図3は、サブ物理インタフェース及び仮想リンクの管理モデルの例を示す図である。センタ局パケット装置10とセンタ局光伝送装置30とは、ケーブル20を介して、イーサネット(登録商標)のリンクを形成する。ケーブル20は、1本以上の仮想リンク21を含む。仮想リンク21は、1本以上の伝送レーン22を含む。
センタ局パケット装置10は、複数のサブ物理インタフェース11と、パケットフォワーダ12と、振分部13とを備える。サブ物理インタフェース11は、伝送レーン22の終端点となる。パケットフォワーダ12は、クライアントデータを振分部13に送信する。パケットフォワーダ12は、調停(Reconciliation)に関する処理を実行してもよい。パケットフォワーダ12は、メディア・アクセス・コントロール(MAC: Media Access Control)に関する処理を実行してもよい。
振分部13は、物理符号化副層(PCS: Physical Coding Sublayer)においてクライアントデータに符号化処理を施すことによって、イーサネット(登録商標)の伝送路データ(フレーム)を振り分ける。例えば、100Gb/sのイーサネット(登録商標)のリンクでは、振分部13は、クライアントデータ(主信号)を64ビットのタイムスロットに分割する。振分部13は、64ビットのタイムスロットに2ビットの冗長符号を付与することによって、66ビットのタイムスロットを生成する。振分部13は、伝送レーン22の伝送速度が25Gb/sである場合、66ビットのタイムスロットを含む伝送路データを4本の伝送レーン22に振り分ける。
振分部13は、66ビットのタイムスロットを含む伝送路データを4本の伝送レーン22に振り分ける方法を変更することによって、100Gb/sのイーサネット(登録商標)のリンクを、複数の伝送レーン22に分割することができる。例えば、振分部13は、100Gb/sのイーサネット(登録商標)のリンクを、75Gb/sの伝送レーン22と25Gb/sの伝送レーン22とに分割することができる。
以下、仮想リンクを識別するための情報(ID: identification)を「仮想リンクID」という。以下、伝送レーン22の終端点となるサブ物理インタフェースの集合体を「仮想インタフェース」という。以下、仮想伝送レーンへのタイムスロットのマッピング情報を「仮想伝送レーン・マッピング情報」という。仮想伝送レーン・マッピング情報(タイムスロットの収容情報)は、伝送レーン22の仮想伝送レーンを収容している仮想インタフェースを表す識別情報を更に含む。図3では、仮想伝送レーン・マッピング情報は、伝送レーン22の仮想伝送レーンを収容しているサブ物理インタフェース11を表す識別情報を更に含む。
イーサネット(登録商標)のリンクにおいて対向する伝送路終端装置は、仮想伝送レーン・マッピング情報を、仮想リンク21ごとに共有する。図3では、センタ局パケット装置10とセンタ局光伝送装置30とは、仮想伝送レーン・マッピング情報を共有する。
なお、100Gb/sのイーサネット(登録商標)のリンクを介して伝送路終端装置同士が1対1で通信する場合、伝送路終端装置同士は、4本の25Gb/sの伝送レーンにおける伝送路データのタイムスロットがどの伝送レーン22の仮想伝送レーンに割り当てられているかを表す情報を含む仮想伝送レーン・マッピング情報を、非特許文献2に示す方法を用いて交換してもよい。
センタ局光伝送装置30は、複数のサブ物理インタフェース31と、振分部33と、パケットフォワーダ34とを備える。サブ物理インタフェース31は、伝送レーン22の終端点となる。サブ物理インタフェース31は、クライアントデータに基づく伝送路データを、伝送レーン22を介してサブ物理インタフェース11から取得する。
振分部33は、クライアントデータに基づく伝送路データを、伝送レーン22を介してサブ物理インタフェース31から取得する。振分部33は、仮想伝送レーン・マッピング情報に基づいて、伝送路データを復元する。振分部33は、予め定められたマッピング処理に基づいて、伝送路データをOTN(Optical Transport Network)信号に変換する。振分部33は、OTN信号を送信先のリモート局光伝送装置50に接続された光パスに振り分ける。パケットフォワーダ34は、伝送路データとしてのOTN信号を、光伝送網40の光パスを介してリモート局光伝送装置50に送信する。
図4は、マルチレーン伝送システム1aの構成の例を示す図である。図4では、マルチレーン伝送システム1aは、センタ局パケット装置10と、ケーブル20と、センタ局光伝送装置30と、光伝送網40と、複数のリモート局光伝送装置50と、複数の仮想リンク60と、複数のリモート局パケット装置70とを備える。
センタ局パケット装置10とセンタ局光伝送装置30との間では、400Gb/sのイーサネット(登録商標)のリンクが形成可能である。400Gb/sのイーサネット(登録商標)のリンクは、50Gb/sの伝送レーンを含む仮想リンク21が8本あれば形成することが可能である。図4では、8本のうち6本の仮想リンク21が利用されている。すなわち、センタ局パケット装置10とセンタ局光伝送装置30との間では、300Gb/sのイーサネット(登録商標)のリンクが形成されている。
図4では、センタ局パケット装置10は、1本の伝送レーン22を含む仮想リンク21を4本利用して、4台のリモート局光伝送装置50と通信する。センタ局パケット装置10は、2本の伝送レーン22を含む仮想リンク21を1本利用して、1台のリモート局光伝送装置50と通信する。
センタ局光伝送装置30は、光伝送網40を介して、リモート局光伝送装置50と通信する。すなわち、センタ局光伝送装置30は、光パス41を介して、リモート局光伝送装置50と通信する。センタ局光伝送装置30とリモート局光伝送装置50とは、複数の伝送レーン22を用いてスター型ネットワークを構成する。センタ局光伝送装置30は、6本のうち4本の伝送レーン22を介して、リモート局光伝送装置50の通信を収容する。
リモート局光伝送装置50には、リモート局光伝送装置50が仮想リンク21を介して通信しているクライアントを識別するための情報(以下、「クライアントID」という。)が割り当てられる。リモート局光伝送装置50は、リモート局パケット装置70の通信を収容する。例えば、リモート局光伝送装置50のサブ物理インタフェース53は、仮想リンク60を介して、リモート局パケット装置70と通信する。
リモート局パケット装置70のサブ物理インタフェース72は、仮想リンク60を介して、リモート局光伝送装置50のサブ物理インタフェース53と通信する。リモート局パケット装置70には、リモート局パケット装置70の通信先であるクライアントを識別するための情報が割り当てられてもよい。
図5は、センタ局パケット装置10とセンタ局光伝送装置30との構成の例を示す図である。センタ局パケット装置10とセンタ局光伝送装置30とは、互いに対向する伝送路終端装置である。すなわち、センタ局パケット装置10とセンタ局光伝送装置30とは、対となっている伝送路終端装置である。図5では、センタ局パケット装置10とセンタ局光伝送装置30とは、仮想リンク21を含むケーブル20を介して通信する。
仮想リンク21(リンクグループ)は、サブ物理インタフェース11の集合体(仮想インタフェース)を終端点とする伝送レーン22を含む。ケーブル20は、5本の仮想リンク21を含む。5本のうち4本の仮想リンク21は、伝送レーン22を1本ずつ含む。5本のうち残りの1本の仮想リンク21は、2本の伝送レーン22を含む。
センタ局パケット装置10は、サブ物理インタフェース11と、パケットフォワーダ12と、振分部13と、全体監視部14とを備える。全体監視部14は、サブ物理インタフェース11の集合体を終端点とする伝送レーン22を含む仮想リンク21の仮想リンクIDを管理する。例えば、全体監視部14は、仮想リンクIDをサブ物理インタフェース11ごとに記憶する。例えば、全体監視部14は、仮想リンクIDが割り当てられた仮想リンク21に所属しているサブ物理インタフェース11の数及びサブ物理インタフェースIDを記憶する。全体監視部14は、仮想リンク21に所属しているサブ物理インタフェース11の数を表す情報と仮想リンクIDとを、複数のサブ物理インタフェース11を介してセンタ局光伝送装置30に送信する。
全体監視部14は、伝送路データのタイムスロットの番号と伝送路データの送信先のリモート局光伝送装置50に割り当てられたクライアントIDとの対応関係を表す情報を、仮想伝送レーン・マッピング情報に更に含める。タイムスロットの単位は、5Gb/s又は10Gb/s単位である。全体監視部14は、仮想リンクIDを仮想伝送レーン・マッピング情報に更に含める。全体監視部14は、仮想伝送レーン・マッピング情報を、64ビットのタイムスロットに含める。全体監視部14は、仮想伝送レーン・マッピング情報を含む64ビットのタイムスロットに2ビットの冗長信号を付与することによって、66ビットのオーバーヘッドタイムスロットを生成する。
全体監視部14は、クライアントデータ(主信号)を含む66ビットのタイムスロットが所定回数だけ伝送されるごとに、66ビットのオーバーヘッドタイムスロットを伝送路データに挿入する。所定回数は、例えば、512回、1024回又は2048回である。全体監視部14は、仮想伝送レーン・マッピング情報をオーバーヘッドタイムスロットに含む複数の伝送路データを、複数のサブ物理インタフェース11を介してセンタ局光伝送装置30に送信する。
サブ物理インタフェース11は、サブ物理インタフェース管理部110を備える。サブ物理インタフェース管理部110(タイムスロット管理部)は、伝送レーン22における伝送路データのタイムスロットを管理する。サブ物理インタフェース管理部110は、終端している伝送レーン22の伝送路データに、時間領域で分割多重処理を施す。例えば、サブ物理インタフェース管理部110は、サブ物理インタフェース11が収容しているリモート局光伝送装置50に割り当てられたクライアントIDを、伝送レーン22の伝送路データのタイムスロットに割り当てる。
サブ物理インタフェース管理部110は、サブ物理インタフェース管理部110が所属している仮想リンク21に割り当てられた仮想リンクIDを、センタ局光伝送装置30に送信する。サブ物理インタフェース管理部110は、サブ物理インタフェース11に割り当てられたサブ物理インタフェースIDを、センタ局光伝送装置30に送信する。
センタ局パケット装置10とセンタ局光伝送装置30とは、仮想伝送レーン・マッピング情報を交換する。例えば、サブ物理インタフェース11は、センタ局パケット装置10からセンタ局光伝送装置30に送信される伝送路データについて、伝送レーン22の仮想伝送レーンにおけるタイムスロットの割り当てを表す情報を含む仮想伝送レーン・マッピング情報を、センタ局光伝送装置30に送信する。例えば、サブ物理インタフェース11は、センタ局光伝送装置30からセンタ局パケット装置10に送信される伝送路データについて、伝送レーン22の仮想伝送レーンにおけるタイムスロットの割り当てを表す情報を含む仮想伝送レーン・マッピング情報を、リモート局光伝送装置50から取得する。
センタ局光伝送装置30は、複数のサブ物理インタフェース31と、振分部33と、パケットフォワーダ34と、全体監視部35とを備える。全体監視部35は、サブ物理インタフェース31の集合体を終端点とする伝送レーン22を含む仮想リンク21の仮想リンクIDを、全体監視部14と同様に管理する。例えば、全体監視部35は、仮想リンクIDをサブ物理インタフェース31ごとに記憶する。例えば、全体監視部35は、仮想リンクIDが割り当てられた仮想リンク21に所属しているサブ物理インタフェース31の数及びサブ物理インタフェースIDを記憶する。全体監視部35は、仮想リンク21に所属しているサブ物理インタフェース31の数を表す情報を、複数のサブ物理インタフェース31を介してセンタ局パケット装置10に送信する。
サブ物理インタフェース31は、サブ物理インタフェース管理部310を備える。サブ物理インタフェース管理部310(タイムスロット管理部)は、サブ物理インタフェース管理部110と同様に、伝送レーン22における伝送路データのタイムスロットを管理する。サブ物理インタフェース31は、伝送路データのオーバーヘッドタイムスロットから、仮想伝送レーン・マッピング情報を抽出する。サブ物理インタフェース31は、仮想伝送レーン・マッピング情報から、仮想リンクIDとクライアントIDとを抽出する。サブ物理インタフェース31は、仮想リンクIDとクライアントIDと割当情報とに基づいて、クライアントIDが割り当てられたリモート局光伝送装置50に送信するためのOTN信号をタイムスロットから生成する。
リモート局光伝送装置50とリモート局パケット装置70とは、センタ局パケット装置10とセンタ局光伝送装置30と同様に、仮想伝送レーン・マッピング情報を交換する。
以上のように、第1実施形態のセンタ局パケット装置10(伝送路終端装置)は、複数のサブ物理インタフェース11と、全体監視部14と、サブ物理インタフェース管理部110とを備える。単数又は複数のサブ物理インタフェース11は、センタ局パケット装置10とセンタ局光伝送装置30との間に並列に配線された伝送レーン22を終端する。全体監視部14は、伝送レーン22におけるタイムスロットに割り当てられた回線である仮想伝送レーンへのタイムスロットの割り当てを表す仮想伝送レーン・マッピング情報を定める。サブ物理インタフェース管理部110は、伝送レーン22を含むリンクである仮想リンク21を識別するための仮想リンク識別情報(仮想リンクID)と、仮想リンク21に属するサブ物理インタフェース群のサブ物理インタフェース11を識別するためのサブ物理インタフェース識別情報(サブ物理インタフェースID)と、仮想伝送レーン・マッピング情報とを、センタ局光伝送装置30に通知する。
これによって、第1実施形態の伝送路終端装置は、物理インタフェースの数よりも多い台数の伝送路終端装置を効率的に収容することが可能となる。
第1実施形態の伝送路終端装置は、スター型ネットワークにおいて、物理インタフェースの数よりも多い台数の伝送路終端装置を効率的に収容することが可能となる。第1実施形態の伝送路終端装置は、センタ局の伝送路終端装置における物理インタフェースの数を削減することができる。第1実施形態の伝送路終端装置は、センタ局の伝送路終端装置とリモート局の伝送路終端装置との間における1対Nの構成のネットワークを、100Gb/s以上のイーサネット(登録商標)の伝送レーン22を用いて安価に作成することができる。第1実施形態の伝送路終端装置は、センタ局の1台の伝送路終端装置とリモート局のN台の伝送路終端装置とに割り当てる論理チャネルの帯域幅を柔軟に変更することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、仮想伝送レーン・マッピング情報を交換する伝送路終端装置の範囲が、第1実施形態と相違する。第2実施形態では、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
図6は、マルチレーン伝送システム1bの構成の例を示す図である。第2実施形態では、センタ局パケット装置10とリモート局パケット装置50とが、仮想伝送レーン・マッピング情報を交換する。センタ局パケット装置10は、仮想伝送レーン・マッピング情報を、仮想リンク21を介してセンタ局光伝送装置30に送信する。センタ局光伝送装置30は、仮想伝送レーン・マッピング情報を、センタ局パケット装置10から取得する。センタ局光伝送装置30は、仮想伝送レーン・マッピング情報を、仮想リンク21を介してリモート局光伝送装置50に送信する。リモート局光伝送装置50は、仮想伝送レーン・マッピング情報を取得する。リモート局光伝送装置50は、仮想伝送レーン・マッピング情報を、リモート局パケット装置70に送信する。
図7は、センタ局パケット装置10とセンタ局光伝送装置30との構成の例を示す図である。全体監視部14は、伝送路データのタイムスロットの番号と伝送路データの送信先のリモート局光伝送装置50に割り当てられたクライアントIDとの対応関係を表す情報を、仮想伝送レーン・マッピング情報に更に含める。
サブ物理インタフェース31は、サブ物理インタフェース読取部311を備える。サブ物理インタフェース読取部311は、センタ局パケット装置10のサブ物理インタフェース11から送信された伝送路データから、仮想伝送レーン・マッピング情報を読み取る。振分部33は、センタ局パケット装置10のサブ物理インタフェース11から送信された伝送路データを、OTN信号に変換する。振分部33は、OTN信号を送信先のリモート局光伝送装置50に接続された光パスに振り分ける。すなわち、振分部33は、伝送路データに対応付けられた仮想リンクIDの仮想リンク21に含まれている光パス41にOTN信号を振り分ける。
以上のように、第2実施形態の仮想リンク識別情報(仮想リンクID)は、光伝送網40を介してセンタ局パケット装置10と通信するリモート局パケット装置70が複数(N台)である場合、リモート局パケット装置70のそれぞれに対応付けられている。サブ物理インタフェース管理部110は、仮想リンク識別情報(仮想リンクID)と、サブ物理インタフェース識別情報(サブ物理インタフェースID)と、仮想リンク21に属する仮想伝送レーン・マッピング情報とを、光伝送網40を介してセンタ局パケット装置10と通信するリモート局パケット装置70に通知する。
これによって、第2実施形態の伝送路終端装置は、物理インタフェースの数よりも多い台数の伝送路終端装置を効率的に収容することが可能となる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、センタ局パケット装置10とリモート局パケット装置50とが光カプラを介して通信する点が、第2実施形態と相違する。第3実施形態では、第2実施形態との相違点についてのみ説明する。
図8は、マルチレーン伝送システム1cの構成の例を示す図である。図8では、マルチレーン伝送システム1cは、センタ局パケット装置10と、複数の仮想リンク21と、センタ局光伝送装置30と、光伝送網40と、複数の光カプラ42と、光増幅器43と、複数の光カプラ44と、複数のリモート局光伝送装置50と、複数の仮想リンク60と、複数のリモート局パケット装置70とを備える。
センタ局光伝送装置30は、複数のサブ物理インタフェース31と、振分部33と、パケットフォワーダ34と、全体監視部35と、複数のサブ物理インタフェース36とを備える。サブ物理インタフェース36は、光フィルタ又はコヒーレント光検波回路を備える。サブ物理インタフェース36は、局発光源を更に備える。局発光源は、サブ物理インタフェース36が選択的に取得しようとする光信号であるOTN信号の周波数とほぼ同一の周波数の局発光を射出する。光信号の周波数と局発光の周波数との差は、例えば、5GHz以内である。局発光源は、局発光の波長を変更することができる。
サブ物理インタフェース36は、サブ物理インタフェース36と光カプラ42との間において多重化されている仮想伝送レーンから、仮想伝送レーンを選択する。すなわち、サブ物理インタフェースは、サブ物理インタフェース36と光カプラ42との間において多重化されている回線の光信号から、1台のリモート局光伝送装置50から送信された光信号を、デジタルコヒーレント検波技術によって選択的に取得する。例えば、サブ物理インタフェース36は、選択的に取得する光信号と局発光とに応じたビート信号に、デジタル信号処理を施す。
サブ物理インタフェース36は、通信部を更に備える。サブ物理インタフェース36の通信部は、低速レートの共通信号を伝送するために使用される光チャネルを介して、リモート局光伝送装置50と通信する。センタ局光伝送装置30とリモート局光伝送装置50とは、局発光の周波数(波長)に関する情報(以下、「光周波数情報」という。)を、仮想リンク21の光チャネルを介して交換する。
例えば、サブ物理インタフェース36の通信部は、光周波数情報をリモート局光伝送装置50から取得する。サブ物理インタフェース36の通信部が取得した光周波数情報は、センタ局光伝送装置30に割り当てられたノードIDと、リモート局光伝送装置50のサブ物理インタフェース54の局発光の周波数(波長)を表す情報とを含む。
例えば、サブ物理インタフェース36の通信部は、光周波数情報を複数のリモート局光伝送装置50にブロードキャスト送信する。サブ物理インタフェース36の通信部がブロードキャスト送信した光周波数情報は、リモート局光伝送装置50に割り当てられたノードIDと、センタ局光伝送装置30のサブ物理インタフェース36の局発光の周波数(波長)を表す情報とを含む。
光カプラ42は、光信号であるOTN信号を光増幅器43に送信する。光増幅器43は、OTN信号の振幅を増幅する。光増幅器43は、振幅が増幅されたOTN信号を光カプラ44に送信する。
リモート局光伝送装置50は、サブ物理インタフェース53と、サブ物理インタフェース54とを備える。サブ物理インタフェース54は、振幅が増幅されたOTN信号を光カプラ42から取得する。サブ物理インタフェース54は、仮想リンク21の光チャネルを介して、光周波数情報を取得する。
以上のように、第3実施形態のサブ物理インタフェース11は、多重化されている仮想伝送レーンから、仮想伝送レーンを選択する。これによって、第3実施形態の伝送路終端装置は、物理インタフェースの数よりも多い台数の伝送路終端装置を効率的に収容することが可能となる。
(第4実施形態)
第4実施形態では、イーサネット(登録商標)のリンクが1:Nの構成でない点が、第2実施形態と相違する。第4実施形態では、第2実施形態との相違点についてのみ説明する。
図9は、センタ局パケット装置10とセンタ局光伝送装置30との構成の例を示す図である。サブ物理インタフェース11は、流量監視部111を備える。流量監視部111は、サブ物理インタフェース11によって取得された伝送路データのタイムスロット(イーサネット(登録商標)のフレーム)の数(以下、「トラフィック流量」という。)を測定する。流量監視部111は、トラフィック流量を表す情報を全体監視部14に送信する。
全体監視部14は、流量監視部140(トラフィック監視部)を備える。流量監視部140は、トラフィック流量を表す情報を、複数の流量監視部111から取得する。流量監視部140は、複数の流量監視部111について、トラフィック流量を仮想リンク21ごとに計数する。流量監視部140は、複数の流量監視部111について、トラフィック流量をクライアントIDごとに計数してもよい。
全体監視部14は、仮想リンク21又はクライアントIDに対応付けられたトラフィック流量が閾値以上となった場合、振分部13及びサブ物理インタフェース管理部110に、増加指示信号を送信する。増加指示信号は、仮想リンク21又はクライアントIDに割り当てるタイムスロットの数を増加させることを表す信号である。増加指示信号は、サブ物理インタフェース11の新たな所属先となる仮想リンク21を示す仮想リンクIDを更に含む。
全体監視部14は、仮想リンク21又はクライアントIDに対応付けられたトラフィック流量が閾値以上となった場合、振分部13及びサブ物理インタフェース管理部110に、減少指示信号を送信する。減少指示信号は、仮想リンク21又はクライアントIDに割り当てるタイムスロットの数を減少させることを表す信号である。減少指示信号は、サブ物理インタフェース11の新たな所属先となる仮想リンク21を示す仮想リンクIDを更に含む。
サブ物理インタフェース管理部110(タイムスロット管理部)は、増加指示信号又は減少指示信号を取得した場合、光伝送網40を介して、センタ局光伝送装置30に要求信号を送信する。要求信号は、サブ物理インタフェースの数が変更されたことに応じて通信処理を変更することを要求するための信号である。サブ物理インタフェース管理部110は、要求信号に対する応答信号を、光伝送網40を介してリモート局光伝送装置50から取得する。
サブ物理インタフェース管理部110は、応答信号を取得した場合、タイムスロット変更メッセージ信号を、光伝送網40を介してリモート局光伝送装置50に送信する。タイムスロット変更メッセージ信号は、サブ物理インタフェース11と通信するサブ物理インタフェース31の数をサブ物理インタフェース11の数に応じてリモート局光伝送装置50が変更するためのメッセージ信号である。
タイムスロット変更メッセージ信号は、サブ物理インタフェース11が新たに所属する仮想リンク21の仮想リンクIDと、仮想リンク21に新たに所属するサブ物理インタフェース11の数と、サブ物理インタフェース11のサブ物理インタフェースIDと、仮想リンク21における伝送レーン22の仮想伝送レーン・マッピング情報とを含む。サブ物理インタフェース管理部110又は振分部13は、サブ物理インタフェース11がタイムスロット変更メッセージ信号を送信した場合、仮想伝送レーン・マッピング情報に基づいて、伝送レーン22ごとに仮想伝送レーンにタイムスロットを割り当てる。
振分部13は、流量監視部140から送信された増加指示信号又は減少指示信号に応じて、仮想リンク21に所属するサブ物理インタフェース11の数を変更する。
センタ局光伝送装置30は、複数のサブ物理インタフェース31と、振分部33と、パケットフォワーダ34と、全体監視部35とを備える。サブ物理インタフェース31は、サブ物理インタフェース読取部311と、流量監視部312とを備える。全体監視部35は、サブ物理インタフェース31の集合体を終端点とする伝送レーン22を含む仮想リンク21の仮想リンクIDを、全体監視部14と同様に管理する。全体監視部35は、流量監視部350を備える。
サブ物理インタフェース31(タイムスロット管理部)は、要求信号を取得した場合、応答信号(ACK信号)をセンタ局パケット装置10に送信する。サブ物理インタフェース管理部310又は振分部33は、タイムスロット変更メッセージ信号を取得した場合、更新された仮想伝送レーン・マッピング情報に基づいて、伝送路データを復元する。振分部33は、予め定められたマッピング処理に基づいて、復元された伝送路データをOTN信号に変換する。
以上のように、第4実施形態の伝送路終端装置は、全体監視部14は、センタ局パケット装置10とセンタ局光伝送装置30との間のトラフィックの状態に応じて、サブ物理インタフェース11の数を変更する。全体監視部14は、サブ物理インタフェース11の数が変更されたことに応じて通信処理を変更することを要求するための信号(要求信号)を、センタ局光伝送装置30に通知する。
これによって、第4実施形態の伝送路終端装置は、物理インタフェースの数よりも多い台数の伝送路終端装置を効率的に収容することが可能となる。
上述した実施形態におけるマルチレーン伝送システム及び伝送路終端装置の少なくとも一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
複数の伝送レーンを介して信号を伝送するマルチレーン伝送システムに利用可能である。
1a〜1c…マルチレーン伝送システム、10…センタ局パケット装置、11…サブ物理インタフェース、12…パケットフォワーダ、13…振分部、14…全体監視部、20…ケーブル、21…仮想リンク、22…伝送レーン、30…センタ局光伝送装置、31…サブ物理インタフェース、32…物理インタフェース、33…振分部、34…パケットフォワーダ、35…全体監視部、36…サブ物理インタフェース、40…光伝送網、41…光パス、42…光カプラ、43…光増幅器、44…光カプラ、50…リモート局光伝送装置、51…物理インタフェース、52…物理インタフェース、53…サブ物理インタフェース、54…サブ物理インタフェース、60…仮想リンク、70…リモート局パケット装置、71…物理インタフェース、72…サブ物理インタフェース、100…センタ局パケット装置、110…サブ物理インタフェース管理部、111…流量監視部、140…流量監視部、200…ケーブル、300…センタ局光伝送装置、310…サブ物理インタフェース管理部、311…サブ物理インタフェース読取部、312…流量監視部、350…流量監視部、400…光伝送網、500…リモート局光伝送装置、600…リンク、700…リモート局パケット装置

Claims (5)

  1. 自装置と他装置との間に並列に配線された伝送レーンを終端するサブ物理インタフェース群と、
    前記伝送レーンにおけるタイムスロットに割り当てられた回線である仮想伝送レーンへのタイムスロットの割り当てを表すマッピング情報を定める全体監視部と、
    前記伝送レーンを含むリンクである仮想リンクを識別するための仮想リンク識別情報と、前記仮想リンクに属する前記サブ物理インタフェース群のサブ物理インタフェースを識別するためのサブ物理インタフェース識別情報と、前記マッピング情報とを、前記他装置に通知するサブ物理インタフェース管理部と
    を備える伝送路終端装置。
  2. 前記仮想リンク識別情報は、伝送網を介して自装置と通信する他装置が複数である場合、前記伝送網を介して自装置と通信する前記他装置のそれぞれに対応付けられており、
    前記サブ物理インタフェース管理部は、前記仮想リンク識別情報と、前記サブ物理インタフェース識別情報と、前記仮想リンクに属する前記マッピング情報とを、前記伝送網を介して自装置と通信する前記他装置に通知する、請求項1に記載の伝送路終端装置。
  3. 前記サブ物理インタフェースは、多重化されている前記仮想伝送レーンから、前記仮想伝送レーンを選択する、請求項1又は請求項2に記載の伝送路終端装置。
  4. 前記全体監視部は、自装置と前記他装置との間のトラフィックの状態に応じて、前記サブ物理インタフェースの数を変更し、前記サブ物理インタフェースの数が変更されたことに応じて通信処理を変更することを要求するための信号を、前記他装置に通知する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の伝送路終端装置。
  5. 伝送路終端装置が実行する伝送管理方法であって、
    自装置と他装置との間に並列に配線された伝送レーンを終端するサブ物理インタフェース群を自装置が備える場合、前記伝送レーンにおけるタイムスロットに割り当てられた回線である仮想伝送レーンへのタイムスロットの割り当てを表すマッピング情報を定めるステップと、
    前記伝送レーンを含むリンクである仮想リンクを識別するための仮想リンク識別情報と、前記仮想リンクに属する前記サブ物理インタフェース群のサブ物理インタフェースを識別するためのサブ物理インタフェース識別情報と、前記マッピング情報とを、前記他装置に通知するステップと
    を含む伝送管理方法。
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