JP2017199994A - 映像配信装置及び映像配信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】早送りまたは巻き戻し等の操作の際に、トラフィックの発生を抑制し、配信用帯域を圧迫することなく安定した配信を実現する。【解決手段】振り分け部10は、リソース空き情報に基づいて、映像コンテンツの信号を振り分ける。動画ファイル生成部14−1は、映像コンテンツの信号を所定のレートにてエンコードし、動画ファイル(通常用)を生成する。動画ファイル生成部14−2は、映像コンテンツの信号のフレームを、早送り速度に応じて間引き、動画ファイル生成部14−1と同じレートにてエンコードし、動画ファイル(早送り用)を生成する。また、動画ファイル生成部14−3は、映像コンテンツの信号のフレームを、巻き戻し速度に応じて間引いてバッファリングし、逆順に並び替え、動画ファイル生成部14−1と同じレートにてエンコードし、動画ファイル(巻き戻し用)を生成する。【選択図】図3
Description
本発明は、複数の受信装置に映像コンテンツを配信する映像配信装置及び映像配信方法に関する。
従来、映像コンテンツを視聴するために、DVD等の蓄積型メディアを利用していたが、蓄積型メディアに代わり、インターネットによるストリーミング型配信を利用する形態が普及している。
ライブ番組の映像コンテンツをリアルタイムに配信する方式として、ストリーミング型配信が発展してきた。ストリーミング型配信では、映像コンテンツを選択するだけで即座に視聴を開始することができる。このため、ストリーミング型配信は、収録した映像コンテンツをオンデマンドで配信する際にも利用される。
DVD等の蓄積型メディアは、早送りまたは巻き戻しの操作によって、ユーザが見たいシーンをサーチして再生することが可能である。一方、ストリーミング型配信においては、受信装置が保持する映像コンテンツのデータは、現在再生中の部分のみである。
このため、ストリーミング型配信では、早送りまたは巻き戻しの操作によって映像コンテンツを再生するためには、映像配信装置が、短時間に該当部分のデータを大量に受信装置へ送信する必要がある。しかし、早送りまたは巻き戻しの操作に応じて大量のデータを配信するのは、現実的でない。
この問題を解決するために、ストリーミング型配信における早送りまたは巻き戻しのサーチ操作を補助する手法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。この特許文献1の手法は、映像配信装置が映像コンテンツを一定時間毎にキャプチャしてサムネール画像を生成し、映像配信装置から受信装置へサムネール画像を予め送信しておくものである。受信装置は、サムネール画像をユーザへ提示することで、サーチ操作を補助することができる。
一般に、映像コンテンツのデータ容量は膨大であることから、映像配信装置から受信装置へ映像コンテンツを配信することにより、インターネット等のネットワークの帯域は圧迫される。このため、動画視聴により増大するトラフィックを削減する配信方式が求められている。
前述のストリーミング型配信は、ユーザの要求に応じて、視聴する映像コンテンツを、サーバである映像配信装置からクライアントである受信装置へ逐一送信するものである。しかし、従来の蓄積型メディアにて容易であった早送りまたは巻き戻しのサーチ操作をストリーミング型配信においても実現しようとした場合、トラフィックが急増してしまうという問題がある。
また、前述の特許文献1の手法は、映像配信装置から受信装置へサムネール画像を予め送信しておき、これを、早送りまたは巻き戻しのサーチ操作の際に利用するものである。しかし、この手法は、映像コンテンツとは別にサムネール画像を送受信する必要があるから、サムネール画像の生成処理及び送信処理が必要となり、負荷がかかるという問題がある。また、この手法は、サーチ操作を補助して快適な視聴形態を提供することを目的とするものであり、サーチ操作に伴うトラフィックを抑制するものではない。
そこで、本発明は前記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、早送りまたは巻き戻し等の操作の際に、トラフィックの発生を抑制し、配信用帯域を圧迫することなく安定した配信を実現可能な映像配信装置及び映像配信方法を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1の映像配信装置は、映像コンテンツから動画ファイルを生成し、前記動画ファイルをメモリに格納し、視聴要求に応じて、前記メモリから前記動画ファイルを読み出して配信する映像配信装置において、前記映像コンテンツを視聴するための第1の動画ファイルを生成する第1の動画ファイル生成部と、前記第1の動画ファイルによる視聴とは異なる形態で視聴させるための第2の動画ファイルを生成する第2の動画ファイル生成部と、前記第1の動画ファイル生成部及び前記第2の動画ファイル生成部のリソースの状況をそれぞれ監視し、前記リソースの空きの有無を示すリソース空き情報を生成するリソース監視部と、前記リソース監視部により生成された前記リソース空き情報に基づいて、当該リソース空き情報が空きありを示す前記第1の動画ファイル生成部及び前記第2の動画ファイル生成部に対し、前記映像コンテンツを振り分ける振り分け部と、を備え、前記第1の動画ファイル生成部が、前記振り分け部により振り分けられた前記映像コンテンツを、所定のレートにてエンコードし、前記第1の動画ファイルを生成し、前記第2の動画ファイル生成部が、前記振り分け部により振り分けられた前記映像コンテンツに対し、前記第1の動画ファイルによる視聴とは異なる形態で視聴させるための処理を行い、前記処理を行った後の映像コンテンツを、前記所定のレートと同じレートにてエンコードし、前記第2の動画ファイルを生成する、ことを特徴とする。
また、請求項2の映像配信装置は、映像コンテンツから動画ファイルを生成し、前記動画ファイルをメモリに格納し、視聴要求に応じて、前記メモリから前記動画ファイルを読み出して配信する映像配信装置において、前記映像コンテンツを視聴するための通常用の動画ファイルを生成する第3の動画ファイル生成部と、前記映像コンテンツを早送りで視聴するための早送り用の動画ファイルを生成する第4の動画ファイル生成部と、前記映像コンテンツを巻き戻しで視聴するための巻き戻し用の動画ファイルを生成する第5の動画ファイル生成部と、前記第3の動画ファイル生成部、前記第4の動画ファイル生成部及び前記第5の動画ファイル生成部のリソースの状況をそれぞれ監視し、前記リソースの空きの有無を示すリソース空き情報を生成するリソース監視部と、前記リソース監視部により生成された前記リソース空き情報に基づいて、当該リソース空き情報が空きありを示す前記第3の動画ファイル生成部、前記第4の動画ファイル生成部及び前記第5の動画ファイル生成部に対し、前記映像コンテンツを振り分ける振り分け部と、を備え、前記第3の動画ファイル生成部が、前記振り分け部により振り分けられた前記映像コンテンツを、所定のレートにてエンコードし、前記通常用の動画ファイルを生成し、前記第4の動画ファイル生成部が、前記振り分け部により振り分けられた前記映像コンテンツについて、当該映像コンテンツのフレームを間引き、前記フレームを間引いた後の映像コンテンツを、前記所定のレートと同じレートにてエンコードし、前記早送り用の動画ファイルを生成し、前記第5の動画ファイル生成部が、前記振り分け部により振り分けられた前記映像コンテンツについて、当該映像コンテンツのフレームを間引き、前記フレームを間引いた後の映像コンテンツのフレームの順番を逆に並び替え、前記並び替えた後の映像コンテンツを、前記所定のレートと同じレートにてエンコードし、前記巻き戻し用の動画ファイルを生成する、ことを特徴とする。
また、請求項3の映像配信装置は、映像コンテンツから動画ファイルを生成し、前記動画ファイルをメモリに格納し、視聴要求に応じて、前記メモリから前記動画ファイルを読み出して配信する映像配信装置において、前記映像コンテンツを視聴するための通常用の動画ファイルを生成する第6の動画ファイル生成部と、前記映像コンテンツのハイライトシーンを視聴するためのハイライトシーン用の動画ファイルを生成する第7の動画ファイル生成部と、前記第6の動画ファイル生成部及び前記第7の動画ファイル生成部のリソースの状況をそれぞれ監視し、前記リソースの空きの有無を示すリソース空き情報を生成するリソース監視部と、前記リソース監視部により生成された前記リソース空き情報に基づいて、当該リソース空き情報が空きありを示す前記第6の動画ファイル生成部及び前記第7の動画ファイル生成部に対し、前記映像コンテンツを振り分ける振り分け部と、を備え、前記第6の動画ファイル生成部が、前記振り分け部により振り分けられた前記映像コンテンツを、所定のレートにてエンコードし、前記通常用の動画ファイルを生成し、前記第7の動画ファイル生成部が、前記振り分け部により振り分けられた前記映像コンテンツに基づいて、前記ハイライトシーンの映像コンテンツを生成し、前記ハイライトシーンの映像コンテンツを、前記所定のレートと同じレートにてエンコードし、前記ハイライトシーン用の動画ファイルを生成する、ことを特徴とする。
また、請求項4の映像配信装置は、請求項3に記載の映像配信装置において、前記第7の動画ファイル生成部が、前記振り分け部により振り分けられた異なるカメラアングル毎の複数の前記映像コンテンツについて、当該複数の前記映像コンテンツを合成し、前記合成した後の映像コンテンツを、前記所定のレートと同じレートにてエンコードし、前記ハイライトシーン用の動画ファイルを生成する、ことを特徴とする。
また、請求項5の映像配信装置は、請求項3に記載の映像配信装置において、前記第7の動画ファイル生成部が、前記振り分け部により振り分けられた前記映像コンテンツについて、当該映像コンテンツのフレームを複製し、前記フレームを複製した後の映像コンテンツを、前記所定のレートと同じレートにてエンコードし、前記ハイライトシーン用の動画ファイルを生成する、ことを特徴とする。
また、請求項6の映像配信装置は、請求項2から5までのいずれか一項に記載の映像配信装置において、さらに、前記映像コンテンツを視聴するユーザに、前記映像コンテンツのハイライトシーンを選択させるための、当該映像コンテンツのハイライトシーンのサムネールを生成するサムネール生成部を備え、前記サムネールを前記通常用の動画ファイルと共に配信する、ことを特徴とする。
また、請求項7の映像配信装置は、請求項1から6までのいずれか一項に記載の映像配信装置において、前記動画ファイル生成部毎に優先順位が予め設定され、前記振り分け部が、前記リソース空き情報が、所定の優先順位が設定された動画ファイル生成部について空きありを示している場合、前記所定の優先順位が設定された動画ファイル生成部に対し、前記映像コンテンツを振り分け、前記リソース空き情報が、前記所定の優先順位が設定された動画ファイル生成部について前記空きありから空きなしに変化した場合、前記所定の優先順位が設定された動画ファイル生成部に対する前記映像コンテンツの振り分けを中断し、前記リソース空き情報が、前記所定の優先順位が設定された動画ファイル生成部について前記空きありが継続し、かつ前記所定の優先順位よりも低い優先順位が設定された動画ファイル生成部について空きありを示している場合、前記所定の優先順位よりも低い優先順位が設定された動画ファイル生成部に対し、前記映像コンテンツを振り分ける、ことを特徴とする。
さらに、請求項8の映像配信方法は、映像コンテンツから動画ファイルを生成し、前記動画ファイルをメモリに格納し、視聴要求に応じて、前記メモリから前記動画ファイルを読み出して配信する映像配信方法において、前記映像コンテンツを視聴するための第1の動画ファイルを生成する第1の動画ファイル生成部、及び前記第1の動画ファイルによる視聴とは異なる形態で視聴させるための第2の動画ファイルを生成する第2の動画ファイル生成部のリソースの状況をそれぞれ監視し、前記リソースの空きの有無を示すリソース空き情報を生成するステップと、前記リソース空き情報に基づいて、当該リソース空き情報が空きありを示す前記第1の動画ファイル生成部及び前記第2の動画ファイル生成部に対し、前記映像コンテンツを振り分けるステップと、前記第1の動画ファイル生成部に対して振り分けた前記映像コンテンツを、前記第1の動画ファイル生成部において所定のレートでエンコードし、前記第1の動画ファイルを生成するステップと、前記第2の動画ファイル生成部に対して振り分けた前記映像コンテンツに対し、前記第2の動画ファイル生成部において、前記第1の動画ファイルによる視聴とは異なる形態で視聴させるための処理を行い、前記処理を行った後の映像コンテンツを、前記所定のレートと同じレートにてエンコードし、前記第2の動画ファイルを生成するステップと、を有することを特徴とする。
また、請求項9の映像配信方法は、映像コンテンツから動画ファイルを生成し、前記動画ファイルをメモリに格納し、視聴要求に応じて、前記メモリから前記動画ファイルを読み出して配信する映像配信方法において、前記映像コンテンツを視聴するための通常用の動画ファイルを生成する第3の動画ファイル生成部、前記映像コンテンツを早送りで視聴するための早送り用の動画ファイルを生成する第4の動画ファイル生成部、及び前記映像コンテンツを巻き戻しで視聴するための巻き戻し用の動画ファイルを生成する第5の動画ファイル生成部のリソースの状況をそれぞれ監視し、前記リソースの空きの有無を示すリソース空き情報を生成するステップと、前記リソース空き情報に基づいて、当該リソース空き情報が空きありを示す前記第3の動画ファイル生成部、前記第4の動画ファイル生成部及び前記第5の動画ファイル生成部に対し、前記映像コンテンツを振り分けるステップと、前記第3の動画ファイル生成部に対して振り分けた前記映像コンテンツを、前記第3の動画ファイル生成部において所定のレートにてエンコードし、前記通常用の動画ファイルを生成するステップと、前記第4の動画ファイル生成部に対して振り分けた前記映像コンテンツにつき、前記第4の動画ファイル生成部において、当該映像コンテンツのフレームを間引き、前記フレームを間引いた後の映像コンテンツを、前記所定のレートと同じレートにてエンコードし、前記早送り用の動画ファイルを生成するステップと、前記第5の動画ファイル生成部に対して振り分けた前記映像コンテンツにつき、前記第5の動画ファイル生成部において、当該映像コンテンツのフレームを間引き、前記フレームを間引いた後の映像コンテンツのフレームの順番を逆に並び替え、前記並び替えた後の映像コンテンツを、前記所定のレートと同じレートにてエンコードし、前記巻き戻し用の動画ファイルを生成するステップと、を有することを特徴とする。
また、請求項10の映像配信方法は、映像コンテンツから動画ファイルを生成し、前記動画ファイルをメモリに格納し、視聴要求に応じて、前記メモリから前記動画ファイルを読み出して配信する映像配信方法において、前記映像コンテンツを視聴するための通常用の動画ファイルを生成する第6の動画ファイル生成部、及び前記映像コンテンツのハイライトシーンを視聴するためのハイライトシーン用の動画ファイルを生成する第7の動画ファイル生成部のリソースの状況をそれぞれ監視し、前記リソースの空きの有無を示すリソース空き情報を生成するステップと、前記リソース空き情報に基づいて、当該リソース空き情報が空きありを示す前記第6の動画ファイル生成部及び前記第7の動画ファイル生成部に対し、前記映像コンテンツを振り分けるステップと、前記第6の動画ファイル生成部に対して振り分けた前記映像コンテンツを、前記第6の動画ファイル生成部において所定のレートにてエンコードし、前記通常用の動画ファイルを生成するステップと、前記第7の動画ファイル生成部に対して振り分けた前記映像コンテンツに基づき、前記第7の動画ファイル生成部において、前記ハイライトシーンの映像コンテンツを生成し、前記ハイライトシーンの映像コンテンツを、前記所定のレートと同じレートにてエンコードし、前記ハイライトシーン用の動画ファイルを生成するステップと、を有することを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、早送りまたは巻き戻し等の操作の際に、トラフィックの発生を抑制することができ、配信用帯域を圧迫することなく安定した配信を実現することが可能となる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて詳細に説明する。本発明は、早送り用の動画ファイル、ハイライトシーン用の動画ファイル等の異なる視聴形態の動画ファイルを、通常用(通常速度での視聴用)の動画ファイルと同じエンコードレートにて予め作成しておくことを特徴とする。そして、受信装置から視聴要求があると、その視聴要求の形態に応じた動画ファイルが選択され配信される。これにより、異なる形態の視聴要求があっても、トラフィックの発生を抑制することができ、配信用帯域を圧迫することなく安定した配信を実現することが可能となる。
〔ストリーミング型配信の例〕
まず、本発明の実施形態について、MPEG−DASH(Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)の規格に従い、複数の映像コンテンツを複数の伝送レートにて配信するストリーミング型配信の例を挙げて説明する。この例は、後述する実施例1〜3の前提となるものである。配信対象の映像コンテンツは、リアルタイムに生成されるライブ番組の映像、事前に収録及び編集された非リアルタイム映像(例えば、VoD(Video on Demand)映像)等である。
まず、本発明の実施形態について、MPEG−DASH(Dynamic Adaptive Streaming over HTTP)の規格に従い、複数の映像コンテンツを複数の伝送レートにて配信するストリーミング型配信の例を挙げて説明する。この例は、後述する実施例1〜3の前提となるものである。配信対象の映像コンテンツは、リアルタイムに生成されるライブ番組の映像、事前に収録及び編集された非リアルタイム映像(例えば、VoD(Video on Demand)映像)等である。
図1は、実施例1〜3の前提となる映像配信装置の構成例を示すブロック図であり、図2は、映像配信装置の処理例を示すフローチャートである。この映像配信装置1は、振り分け部10、リソース監視部11、動画ファイル生成部12−1〜12−3及び配信部13を備えている。
尚、図1では、映像配信装置1は、画質の異なる動画ファイルを生成する3つの動画ファイル生成部12−1〜12−3を備えているが、4つ以上の動画ファイル生成部を備えるようにしてもよい。
図1を参照して、映像配信装置1は、ライブ映像、非リアルタイム映像等の複数の映像コンテンツを入力し、複数の映像コンテンツのそれぞれについて動画ファイルを生成し、動画ファイルから配信用動画ファイルを生成する。そして、映像配信装置1は、配信用動画ファイルを、ネットワーク2を介して受信装置3へ配信する。映像配信装置1と受信装置3とは、インターネット等のネットワークを介して接続される。
受信装置3は、ユーザの操作に従って、ユーザが視聴したい映像コンテンツを指定し、当該映像コンテンツの配信用動画ファイルの送信を要求し、映像配信装置1から当該映像コンテンツの配信用動画ファイルをダウンロードする。
ここで、映像配信装置1と受信装置3との間の通信は、Webコンテンツと同じ仕組みで配信用動画ファイルを送受信できるように、MPEG−DASHと呼ばれる規格が用いられる。MPEG−DASHは、HTTPプロトコルによるアダプティブストリーミング技術の標準規格であり、ネットワーク2の帯域に合わせた画質の配信用動画ファイルを送受信することができる。
具体的には、映像配信装置1は、受信装置3からの要求に対応した映像コンテンツの配信用動画ファイルを、ネットワーク2の帯域の伝送レートに応じた画面解像度にて配信する。映像配信装置1は、ネットワーク2の帯域が広い場合、画面解像度の高い高画質の配信用動画ファイルを配信し、ネットワーク2の帯域が狭い場合、画面解像度の低い低画質の配信用動画ファイルを配信する。
(映像配信装置1の処理)
次に、図2を参照して、図1に示す映像配信装置1の処理の概要を説明する。図1において、動画ファイル生成部12−1〜12−3は、複数の異なる映像コンテンツのそれぞれに対応して存在する。図2では、動画ファイル生成部12−1〜12−3が、1つの映像コンテンツに対し異なる画質の動画ファイルを生成するものとして説明する。
次に、図2を参照して、図1に示す映像配信装置1の処理の概要を説明する。図1において、動画ファイル生成部12−1〜12−3は、複数の異なる映像コンテンツのそれぞれに対応して存在する。図2では、動画ファイル生成部12−1〜12−3が、1つの映像コンテンツに対し異なる画質の動画ファイルを生成するものとして説明する。
振り分け部10は、配信対象の映像コンテンツを入力する(ステップS201)。リソース監視部11は、動画ファイル生成部12−1〜12−3のそれぞれについてリソース状況を監視する。
振り分け部10は、リソース監視部11により監視されたリソース状況を判定する(ステップS202)。振り分け部10は、ステップS202において、リソースが空きなしの場合(ステップS202:空きなし)、映像コンテンツの信号をバッファに格納し、空きがあるまで待機する(ステップS203)。
振り分け部10は、ステップS202において、リソースが空きありの場合(ステップS202:空きあり)、映像コンテンツの信号を、空いている動画ファイル生成部12−1〜12−3に振り分ける(ステップS204)。
動画ファイル生成部12−1〜12−3は、リソース監視部11により振り分けられた映像コンテンツの信号を所定のレートにてエンコードする等して、動画ファイルを生成する(ステップS205)。
配信部13は、動画ファイルから配信用動画ファイルを生成し、メモリに格納する。そして、配信部13は、受信装置3からの要求により、メモリから動画ファイルを読み出して配信用動画ファイルを生成し、配信用動画ファイルを、ネットワーク2を介して受信装置3へ送信する(ステップS206)。
(映像配信装置1の構成)
次に、図1を参照して、映像配信装置1の各構成部について説明する。振り分け部10は、複数の映像コンテンツを入力すると共に、後述するリソース監視部11からリソース空き情報を入力し、リソース空き情報に基づいて、リソースが空いている動画ファイル生成部12−1〜12−3に映像コンテンツの信号を振り分ける。そして、振り分け部10は、振り分けた映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部12−1〜12−3のいずれかに出力する。
次に、図1を参照して、映像配信装置1の各構成部について説明する。振り分け部10は、複数の映像コンテンツを入力すると共に、後述するリソース監視部11からリソース空き情報を入力し、リソース空き情報に基づいて、リソースが空いている動画ファイル生成部12−1〜12−3に映像コンテンツの信号を振り分ける。そして、振り分け部10は、振り分けた映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部12−1〜12−3のいずれかに出力する。
これにより、映像コンテンツは、映像処理が可能な動画ファイル生成部12−1〜12−3に振り分けられる。
リソース空き情報は、動画ファイル生成部12−1〜12−3のそれぞれについて、リソースが空いているか否かを示す情報である。リソースが空いているとは、映像処理が可能であり動画ファイルを生成することができることを示している。リソースが空いていないとは、映像処理が不可能であり動画ファイルを生成することができないことを示している。
振り分け部10は、複数の映像コンテンツを同時に入力することができ、例えば映像コンテンツがライブ映像の場合、一定の伝送レートにてライブ映像の映像コンテンツを入力する。また、振り分け部10は、例えば映像コンテンツがVoD映像の場合、受信装置3にて再生するときのレートよりも早い伝送レートまたは遅い伝送レートにてVoD映像の映像コンテンツを入力してもよい。
振り分け部10における振り分けの最小単位は、映像コンテンツの1フレームである。振り分け部10は、動画ファイル生成部12−1〜12−3においてエンコードの前に編集等の処理が行われる場合、フレーム単位で映像コンテンツを振り分ける。
一方、振り分けの最大単位は、映像コンテンツの1GOP(Group Of Picture)である。振り分け部10は、動画ファイル生成部12−1〜12−3において映像コンテンツがそのまま配信用にエンコードされる場合、GOP単位で映像コンテンツを振り分ける。動画ファイル生成部12−1〜12−3においてエンコードの前に編集処理が行われることの情報、動画ファイル生成部12−1〜12−3において映像コンテンツがそのまま配信用にエンコードされることの情報は、予め設定されているものとする。
リソース監視部11は、動画ファイル生成部12−1〜12−3の稼動状況を監視し、映像コンテンツを処理して動画ファイルを生成するための計算機資源(リソース:例えばCPU、メモリ)の空き状況(空きの有無)を示すリソース空き情報を生成する。そして、リソース監視部11は、リソース空き情報を振り分け部10に出力する。
動画ファイル生成部12−1は、高画質用の動画ファイルを生成するための映像編集処理、エンコード処理等を行う。動画ファイル生成部12−1は、振り分け部10から振り分けられた映像コンテンツの信号を入力し、映像コンテンツの信号に対し、高画質用の動画ファイルを生成するためのレートにてエンコードして連番を付けることで、高画質用の動画ファイルを生成する。そして、動画ファイル生成部12−1は、高画質用の動画ファイルを配信部13に出力する。
動画ファイル生成部12−2は、中画質用の動画ファイルを生成するための映像編集処理、エンコード処理等を行う。動画ファイル生成部12−2は、振り分け部10から振り分けられた映像コンテンツの信号を入力し、映像コンテンツの信号に対し、中画質用の動画ファイルを生成するためのレートにてエンコードして連番を付けることで、中画質用の動画ファイルを生成する。そして、動画ファイル生成部12−2は、中画質用の動画ファイルを配信部13に出力する。
動画ファイル生成部12−3は、低画質用の動画ファイルを生成するための映像編集処理、エンコード処理等を行う。動画ファイル生成部12−3は、振り分け部10から振り分けられた映像コンテンツの信号を入力し、映像コンテンツの信号に対し、低画質用の動画ファイルを生成するためのレートにてエンコードして連番を付けることで、低画質用の動画ファイルを生成する。そして、動画ファイル生成部12−3は、低画質用の動画ファイルを配信部13に出力する。
配信部13は、動画ファイル生成部12−1から高画質用の動画ファイルを入力し、動画ファイル生成部12−2から中画質用の動画ファイルを入力し、動画ファイル生成部12−3から低画質用の動画ファイルを入力する。そして、配信部13は、高画質用の動画ファイル、中画質用の動画ファイル及び低画質用の動画ファイルを、これらの画質毎に区別したメモリにそれぞれ格納する。これにより、各メモリには、画質毎の動画ファイルが格納される。
配信部13は、受信装置3からの要求により、MPEG−DASHの規格に従った処理にてネットワーク2の帯域に応じた配信を行うため、動画ファイルを選択し、いずれかのメモリからその動画ファイルを読み出して配信用動画ファイルを生成する。そして、配信部13は、配信用動画ファイルを、ネットワーク2を介して受信装置3へ送信する。
このように、動画ファイル生成部12−1〜12−3を、仮想マシンを搭載したPC上でソフトウェア処理にて構成することにより、当該動画ファイル生成部12−1〜12−3の構成部を柔軟に増減することができる。また、動画ファイル生成部12−1〜12−3におけるCPU、メモリ等のリソースの割り当て量を柔軟に変更することもできる。さらに、必要となるリソース量の異なる複数の映像処理を同時に行いながら、動画ファイルの生成完了までの時間を調節することも可能となる。例えば、映像配信装置1は、最も視聴される可能性が高いVoD映像を優先的にエンコードすることにより、円滑に動画配信するといった処理が可能となる。
図1に示した映像配信装置1において、振り分け部10は、同一の映像コンテンツを動画ファイル生成部12−1〜12−3にそれぞれ振り分ける。そして、動画ファイル生成部12−1〜12−3は、同一の映像コンテンツについて、異なるレートにてエンコードし、高画質用の動画ファイル、中画質用の動画ファイル及び低画質用の動画ファイルをそれぞれ生成する。これにより、映像配信装置1は、MPEG−DASHの規格に従い、ネットワーク2の帯域に合わせた画質の動画ファイルを選択し、その配信用動画ファイルを送信することができる。
〔実施例1〕
次に、実施例1について説明する。実施例1は、早送り用の動画ファイル及び巻き戻し用の動画ファイルを生成し、通常用の動画ファイルと同様の伝送レートにて、これらの配信用動画ファイルを送信する例である。これにより、トラフィックを増加させることなく、受信装置3にて視聴映像の早送り及び巻き戻しを行うことができ、配信用帯域を圧迫することなく安定した配信を実現することが可能となる。
次に、実施例1について説明する。実施例1は、早送り用の動画ファイル及び巻き戻し用の動画ファイルを生成し、通常用の動画ファイルと同様の伝送レートにて、これらの配信用動画ファイルを送信する例である。これにより、トラフィックを増加させることなく、受信装置3にて視聴映像の早送り及び巻き戻しを行うことができ、配信用帯域を圧迫することなく安定した配信を実現することが可能となる。
例えば、後述する図13(1)に示すように、受信装置3の視聴画面の画面200内に、ユーザインターフェースとして巻き戻しボタン105及び早送りボタン106が配置されているものとする。受信装置3を操作するユーザは、巻き戻しボタン105及び早送りボタン106を押下することで、2倍速〜数10倍速の巻き戻し映像及び早送り映像が再生され、見たいシーンをサーチする。
従来の映像配信装置は、受信装置3から例えば2倍速の早送り映像の要求があると、通常の2倍の伝送レートで配信用動画ファイルを受信装置3へ送信し、受信装置3は、受信した配信用動画ファイルに基づいて、早送り再生する。
ここで、従来の映像配信装置では、GOP単位で映像コンテンツが圧縮されているため、受信装置3は、倍速再生のために必要なフレームのみを要求して受信することが困難である。また、配信用動画ファイルは、通常の2倍の伝送レートにて従来の映像配信装置から受信装置3へ送信されることから、トラフィックが増加してしまう。そこで、実施例1では、通常と同様の伝送レートにて、早送り用の配信用動画ファイル及び巻き戻し用の配信用動画ファイルを送信する。
図3は、実施例1の映像配信装置1の構成例を示すブロック図である。この映像配信装置1−1は、振り分け部10、リソース監視部11、動画ファイル生成部14−1〜14−3及び配信部13を備えている。映像配信装置1−1は、1つの映像コンテンツを入力し、同じ映像コンテンツについて、通常用の動画ファイル、早送り用の動画ファイル及び巻き戻し用の動画ファイルを生成するものとする。
尚、図3では、映像配信装置1−1は、所定倍速の早送り用の動画ファイルを生成する1つの動画ファイル生成部14−2、及び所定倍速の巻き戻し用の動画ファイルを生成する1つの動画ファイル生成部14−3を備えている。これに対し、映像配信装置1−1は、2倍速、3倍速、4倍速等の各倍速の早送り用の動画ファイルを生成する複数の動画ファイル生成部を備えるようにしてもよい。また、映像配信装置1−1は、2倍速、3倍速、4倍速等の各倍速の巻き戻し用の動画ファイルを生成する複数の動画ファイル生成部を備えるようにしてもよい。
振り分け部10は、1つの映像コンテンツを入力し、リソース監視部11から入力したリソース空き情報に基づいて、映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部14−1〜14−3に振り分ける。そして、振り分け部10は、同じ映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部14−1〜14−3に出力する。
動画ファイル生成部14−1は、通常用の動画ファイルを生成するためのエンコード処理、連番付け処理等を行う。図4は、動画ファイル生成部14−1の処理例を示すフローチャートである。
動画ファイル生成部14−1は、振り分け部10から映像コンテンツの信号を入力する(ステップS401)。そして、動画ファイル生成部14−1は、映像コンテンツの信号に対し、通常用の動画ファイルを生成するためのレートにてエンコードし、動画ファイル(通常用)を生成する(ステップS402)。
動画ファイル生成部14−1は、動画ファイル(通常用)に連番を付けて配信部13に出力する(ステップS403、ステップS404)。
図3に戻って、動画ファイル生成部14−2は、早送り用の動画ファイルを生成するための間引き処理、エンコード処理、連番付け処理等を行う。図5は、動画ファイル生成部14−2の処理例を示すフローチャートである。
動画ファイル生成部14−2は、振り分け部10から映像コンテンツの信号を入力し(ステップS501)、映像コンテンツの信号に対し、所定間隔でフレームの間引きを行う(ステップS502)。所定間隔は、早送り速度に応じた間隔とし、予め設定されている。例えば2倍速の場合、所定間隔は、映像コンテンツのフレームが半分に削減される間隔である。
動画ファイル生成部14−2は、間引き後の映像コンテンツの信号に対し、動画ファイル生成部14−1と同じレートにてエンコードし、動画ファイル(早送り用)を生成する(ステップS503)。そして、動画ファイル生成部14−2は、動画ファイル(早送り用)に連番を付けて配信部13に出力する(ステップS504、ステップS505)。
これにより、動画ファイル(早送り用)は、早送り速度に応じてフレームが間引きされ、動画ファイル(通常用)と同じレートにてエンコードされることで生成される。そして、後段の配信部13により、早送り用の配信用動画ファイルは、通常用の配信用動画ファイルと同じ伝送レートにて送信される。
図3に戻って、動画ファイル生成部14−3は、巻き戻し用の動画ファイルを生成するための間引き処理、並び替え処理、エンコード処理、連番付け処理等を行う。図6は、動画ファイル生成部14−3の処理例を示すフローチャートである。
動画ファイル生成部14−3は、振り分け部10から映像コンテンツの信号を入力し(ステップS601)、映像コンテンツの信号に対し、所定間隔でフレームの間引きを行う(ステップS602)。
所定間隔は、巻き戻し速度に応じた間隔とし、予め設定されている。例えば2倍速の場合、所定間隔は、映像コンテンツのフレームが半分に削減される間隔である。尚、通常と同じ速度にて巻き戻しが行われる場合、動画ファイル生成部14−3は、ステップS602の間引き処理を行わない。
動画ファイル生成部14−3は、間引き後の映像コンテンツの信号について、1GOP分のフレームをバッファに格納することでバッファリングし、バッファリングしたフレームを逆順に並び替える(ステップS603)。
動画ファイル生成部14−3は、並び替え後の映像コンテンツの信号に対し、動画ファイル生成部14−1と同じレートにてエンコードし、動画ファイル(巻き戻し用)を生成する(ステップS604)。
動画ファイル生成部14−3は、動画ファイル(巻き戻し用)に連番を付けて配信部13に出力する(ステップS605、ステップS606)。
これにより、動画ファイル(巻き戻し用)は、巻き戻し速度に応じてフレームが間引きされ、動画ファイル(通常用)と同じレートにてエンコードされることで生成される。そして、後段の配信部13により、巻き戻し用の配信用動画ファイルは、通常用の配信用動画ファイルと同じ伝送レートにて送信される。
以上のように、実施例1の映像配信装置1−1によれば、動画ファイル生成部14−1は、映像コンテンツの信号を所定のレートにてエンコードし、動画ファイル(通常用)を生成する。また、動画ファイル生成部14−2は、映像コンテンツの信号のフレームを、早送り速度に応じて間引き、動画ファイル生成部14−1と同じ所定のレートにてエンコードし、動画ファイル(早送り用)を生成する。また、動画ファイル生成部14−3は、映像コンテンツの信号のフレームを、巻き戻し速度に応じて間引いてバッファリングし、逆順に並び替え、動画ファイル生成部14−1と同じ所定のレートにてエンコードし、動画ファイル(巻き戻し用)を生成する。
これにより、早送り用の配信用動画ファイルは、通常用の配信用動画ファイルと同じ伝送レートにて映像配信装置1−1から受信装置3へ送信され、巻き戻し用の配信用動画ファイルも、通常用の配信用動画ファイルと同じ伝送レートにて映像配信装置1−1から受信装置3へ送信される。
ここで、映像配信装置1−1は、動画ファイル生成部14−1〜14−3に加え、さらに複数の動画ファイル生成部を備えるようにしてもよい。これらの動画ファイル生成部14−1〜14−3等は、受信装置3にて実現する倍速再生数(2倍速、3倍速、10倍速等)の動画ファイル(早送り用)及び動画ファイル(巻き戻し用)をそれぞれ生成する。そして、配信部13は、これらの動画ファイルをメモリに格納しておく。
配信部13は、受信装置3から例えば10倍速の早送り再生要求があると、10倍速の動画ファイル(早送り用)を選択しメモリから読み出して10倍速の早送り用の配信用動画ファイルを生成する。そして、配信部13は、10倍速の早送り用の配信用動画ファイルを、通常用の配信用動画ファイルと同じ伝送レートにて受信装置3へ送信する。これにより、早送り用の配信用動画ファイルは、通常用の配信用動画ファイルよりも10倍の伝送レートにて送信する必要がない。
同様に、配信部13は、受信装置3から例えば3倍速の巻き戻し再生要求があると、3倍速の動画ファイル(巻き戻し用)を選択しメモリから読み出して3倍速の巻き戻し用の配信用動画ファイルを生成する。そして、配信部13は、3倍速の巻き戻し用の配信用動画ファイルを、通常用の配信用動画ファイルと同じ伝送レートにて受信装置3へ送信する。これにより、巻き戻し用の配信用動画ファイルは、通常用の配信用動画ファイルよりも3倍の伝送レートにて送信する必要がない。
したがって、早送り及び巻き戻しのサーチ操作の際に、トラフィックの発生を抑制し、配信用帯域を圧迫することなく安定した配信を実現することが可能となる。つまり、通常の映像再生に加え、早送り再生、巻き戻し再生、ライブ映像の追いかけ再生等の多彩な再生手段(トリックプレー)を提供しつつ、ユーザの要求に伴う不要なトラフィックの発生を抑制することができる。また、1台の受信装置3あたりに必要な配信用帯域を一定に保つことができる。さらに、ユーザは、早送り及び巻き戻しのサーチ操作により、ネットワーク2に負荷をかけることなく、所望のシーンを容易に探索することができる。
〔実施例2〕
次に、実施例2について説明する。実施例2は、ハイライトシーン編集用の動画ファイル及びハイライトシーンスロー再生用の動画ファイルを生成し、通常用の動画ファイルと同様の伝送レートにて、これらの配信用動画ファイルを送信する例である。これにより、トラフィックを増加させることなく、受信装置3にて視聴映像のハイライトシーンの再生を行うことができ、配信用帯域を圧迫することなく安定した配信を実現することが可能となる。
次に、実施例2について説明する。実施例2は、ハイライトシーン編集用の動画ファイル及びハイライトシーンスロー再生用の動画ファイルを生成し、通常用の動画ファイルと同様の伝送レートにて、これらの配信用動画ファイルを送信する例である。これにより、トラフィックを増加させることなく、受信装置3にて視聴映像のハイライトシーンの再生を行うことができ、配信用帯域を圧迫することなく安定した配信を実現することが可能となる。
図7は、実施例2の映像配信装置1の構成例を示すブロック図である。この映像配信装置1−2は、振り分け部15、リソース監視部11、動画ファイル生成部16−1〜16−3及び配信部13を備えている。ここでは、サッカー等のスポーツのライブ番組をリアルタイムに配信する例を想定する。映像配信装置1−2は、複数のアングルから撮影したカメラ映像の映像コンテンツ(異なるカメラアングル毎の複数の映像コンテンツ)を同時に入力する。そして、映像配信装置1−2は、様々な角度からの映像に合成した動画ファイルを生成し、また、スローで再生するための動画ファイルを生成する。
尚、図7では、映像配信装置1−2は、ハイライトシーン編集用の動画ファイルを生成する1つの動画ファイル生成部16−2、及びハイライトシーンスロー再生用の動画ファイルを生成する1つの動画ファイル生成部16−3を備えている。これに対し、映像配信装置1−2は、複数の異なるハイライトシーン編集用の動画ファイルを生成する複数の動画ファイル生成部を備えるようにしてもよい。また、映像配信装置1−2は、複数の異なる(倍速の)ハイライトシーンスロー再生用の動画ファイルを生成する複数の動画ファイル生成部を備えるようにしてもよい。
振り分け部15は、複数の異なるアングルから撮影したカメラ映像の映像コンテンツを入力すると共に、リソース監視部11からリソース空き情報を、映像編集装置4からハイライトシーン生成指示をそれぞれ入力する。振り分け部15は、リソース空き情報及びハイライトシーン生成指示に基づいて、映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部16−1〜16−3に振り分ける。そして、振り分け部10は、映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部16−1〜16−3に出力する。
映像編集装置4は、サッカー等のスポーツのライブ番組においてハイライトシーンがあった場合に、そのときの複数の異なるアングルから撮影したカメラ映像を編集して再生したり、スローモーションで再生したりするための装置である。例えば、映像編集装置4は、サッカーのゴールシーンをハイライトシーンとして、そのゴールシーンを複数のアングルで編集して再生したり、ゴールシーンをスローモーションで再生したりする。
映像編集装置4は、ハイライトシーンにおける映像コンテンツのフレーム番号、編集形態等の情報を含むハイライトシーン生成指示を生成し、ハイライトシーン生成指示を振り分け部15及び動画ファイル生成部16−1〜16−3に出力する。
例えば、振り分け部15は、ハイライトシーン生成指示が示す編集形態に対応する動画ファイル生成部16−2,16−3を特定し、ハイライトシーン生成指示が示すフレーム番号のみの映像コンテンツの信号を抽出する。そして、振り分け部15は、抽出した映像コンテンツの信号を、特定した動画ファイル生成部16−2,16−3に出力する。
この場合、振り分け部15は、複数の異なるアングルから撮影したカメラ映像の映像コンテンツについて、ハイライトシーン生成指示が示すフレームのみの信号を動画ファイル生成部16−2に出力する。これにより、様々な角度からの映像に合成して動画ファイルを生成するために、複数の異なるアングルから撮影したカメラ映像の映像コンテンツの全てについて、その対象となるフレームのみが、動画ファイル生成部16−2に出力される。
また、振り分け部15は、複数の異なるアングルから撮影したカメラ映像の映像コンテンツのうち、ハイライトシーン生成指示が示す映像コンテンツのフレームのみの信号を動画ファイル生成部16−3に出力する。これにより、ハイライトシーンスロー再生用の動画ファイルを生成するために、スロー再生の対象となる映像コンテンツのフレームのみが動画ファイル生成部16−3に出力される。
動画ファイル生成部16−1は、図3に示した動画ファイル生成部14−1と同様に、通常用の動画ファイルを生成するためのエンコード処理、連番付け処理等を行う。動画ファイル生成部16−1は、動画ファイル生成部14−1と同様の処理を行うから、ここでは説明を省略する。
動画ファイル生成部16−2は、ハイライトシーン編集用の動画ファイルを生成するための合成処理、エンコード処理、連番付け処理等を行う。図8は、動画ファイル生成部16−2の処理例を示すフローチャートである。
動画ファイル生成部16−2は、振り分け部10から、複数の異なるアングルから撮影したカメラ映像の映像コンテンツにおける所定のフレームの信号を入力すると共に、映像編集装置4からハイライトシーン生成指示を入力する(ステップS801)。
動画ファイル生成部16−2は、ハイライト生成指示に含まれる編集形態に従って、複数の異なるアングルから撮影したカメラ映像の映像コンテンツにおける所定のフレームの信号に対し、合成処理を行ったり、差し替え処理を行ったりする(ステップS802)。これにより、編集形態に従ったハイライトシーンの映像コンテンツが生成される。
動画ファイル生成部16−2は、合成処理及び差し替え処理後の映像コンテンツの信号をバッファリングする(ステップS803)。合成処理とは、例えば、複数の異なるアングルから撮影したカメラ映像の映像コンテンツのうち、同じ時刻の第1のアングルの映像コンテンツ及び第2のアングルの映像コンテンツを順番に並べる処理をいう。差し替え処理は、前記例において、第2のアングルの映像コンテンツの代わりに、第3のアングルの映像コンテンツに差し替える処理をいう。
動画ファイル生成部16−2は、バッファリングした映像コンテンツの信号を、動画ファイル生成部16−1と同じレートにてエンコードし、動画ファイル(ハイライトシーン編集用)を生成する(ステップS804)。そして、動画ファイル生成部16−2は、動画ファイル(ハイライトシーン編集用)に連番を付けて配信部13に出力する(ステップS805、ステップS806)。
これにより、動画ファイル(ハイライトシーン編集用)は、動画ファイル(通常用)と同じレートにてエンコードされることで生成される。そして、後段の配信部13により、ハイライトシーン編集用の配信用動画ファイルは、通常用の配信用動画ファイルと同じ伝送レートにて送信される。
図7に戻って、動画ファイル生成部16−3は、ハイライトシーンスロー再生用の動画ファイルを生成するための複製処理、エンコード処理、連番付け処理等を行う。図9は、動画ファイル生成部16−3の処理例を示すフローチャートである。
動画ファイル生成部16−3は、振り分け部10から、映像コンテンツにおける所定のフレームの信号を入力すると共に、映像編集装置4からハイライトシーン生成指示を入力する(ステップS901)。
動画ファイル生成部16−3は、ハイライト生成指示に含まれる編集形態に従って、映像コンテンツにおける所定のフレームの信号に対し、フレームの複製処理を行う(ステップS902)。動画ファイル生成部16−3は、複製処理後の映像コンテンツの信号をバッファリングする(ステップS903)。
例えば、動画ファイル生成部16−3は、ハイライト生成指示に含まれる編集形態が0.5倍速再生シーンの編集である場合、映像コンテンツにおける所定のフレームの信号に対し、各フレームを2倍に複製する。これにより、編集形態に従ったハイライトシーンの映像コンテンツが生成される。
動画ファイル生成部16−3は、バッファリングした映像コンテンツの信号を、動画ファイル生成部16−1と同じレートにてエンコードし、動画ファイル(ハイライトシーンスロー再生用)を生成する(ステップS904)。そして、動画ファイル生成部16−3は、動画ファイル(ハイライトシーンスロー再生用)に連番を付けて配信部13に出力する(ステップS905、ステップS906)。
これにより、動画ファイル(ハイライトシーンスロー再生用)は、動画ファイル(通常用)と同じレートにてエンコードされることで生成される。そして、後段の配信部13により、ハイライトシーンスロー再生用の配信用動画ファイルは、通常用の配信用動画ファイルと同じ伝送レートにて送信される。
受信装置3は、ハイライトシーンスロー再生用の配信用動画ファイルを受信し、当該配信用動画ファイルに基づいて映像を再生することで、ハイライトシーンをスローに再生することができる。ここで、配信部13から配信されるハイライトシーンスロー再生用の配信用動画ファイルの伝送レート(通常用の配信用動画ファイルの伝送レート)よりも、映像配信装置1−2が入力するカメラ映像の映像コンテンツのフレームレートが高い場合を想定する。この場合には、通常用の配信用動画ファイルを受信して単に再生速度を遅くしスロー映像を再生する手法に比べ、より滑らかなスロー映像を再生することができる。
以上のように、実施例2の映像配信装置1−2によれば、振り分け部15は、リソース空き情報、及び、ハイライトシーン用の動画ファイルを生成するための映像コンテンツのフレーム番号、編集形態等の情報を含むハイライトシーン生成指示に基づいて、複数の異なるアングルから撮影したカメラ映像の映像コンテンツを振り分ける。
動画ファイル生成部16−1は、所定の映像コンテンツの信号を所定のレートにてエンコードし、動画ファイル(通常用)を生成する。また、動画ファイル生成部16−2は、ハイライト生成指示に含まれる編集形態に従って、複数の異なるアングルから撮影したカメラ映像の映像コンテンツにおける所定のフレームの信号に対し、合成処理等を行う。そして、動画ファイル生成部16−2は、動画ファイル生成部16−1と同じ所定のレートにてエンコードし、動画ファイル(ハイライトシーン編集用)を生成する。
動画ファイル生成部16−3は、ハイライト生成指示に含まれる編集形態に従って、所定の映像コンテンツにおける所定のフレームの信号に対し、フレームの複製処理を行う。そして、動画ファイル生成部16−3は、動画ファイル生成部16−1と同じ所定のレートにてエンコードし、動画ファイル(ハイライトシーンスロー再生用)を生成する。
これにより、ハイライトシーン編集用の配信用動画ファイルは、通常用の配信用動画ファイルと同じ伝送レートにて映像配信装置1−2から受信装置3へ送信され、ハイライトシーンスロー再生用の配信用動画ファイルも、通常用の配信用動画ファイルと同じ伝送レートにて映像配信装置1−2から受信装置3へ送信される。
ここで、映像配信装置1−2は、動画ファイル生成部16−1〜16−3に加え、さらに複数の動画ファイル生成部を備えるようにしてもよい。これらの動画ファイル生成部16−1〜16−3等は、受信装置3にて実現する様々な形態のハイライト用の動画ファイルをそれぞれ生成する。そして、配信部13は、これらの動画ファイルをメモリに格納しておく。
配信部13は、受信装置3から例えば2倍速のハイライトシーン編集要求があると、2倍速の動画ファイル(ハイライトシーン編集用)をメモリから読み出して2倍速のハイライトシーン編集用の配信用動画ファイルを生成する。そして、配信部13は、2倍速のハイライトシーン編集用の配信用動画ファイルを、通常用の配信用動画ファイルと同じ伝送レートにて受信装置3へ送信する。これにより、2倍速のハイライトシーン編集用の配信用動画ファイルは、通常用の配信用動画ファイルよりも高い伝送レートにて送信する必要がない。
したがって、ダイジェスト再生等のハイライトシーン再生の操作の際に、トラフィックの発生を抑制し、配信用帯域を圧迫することなく安定した配信を実現することが可能となる。つまり、通常の映像再生に加え、様々な角度でのハイライトシーンの再生、スロー再生等の多彩な再生手段(トリックプレー)を提供しつつ、ユーザ要求に伴う不要なトラフィックの発生を抑制することができる。また、1台の受信装置3あたりに必要な配信用帯域を一定に保つことができる。
尚、映像配信装置1−2は、ハイライトシーンに対応する映像コンテンツのサムネール及びそのコメントを、予め受信装置3へ送信するようにしてもよい。具体的には、映像配信装置1−2は、図7に示した構成に加え、サムネール及びコメント生成部を備える。
サムネール及びコメント生成部は、映像編集装置4から、ハイライトシーンに対応する映像コンテンツのサムネールとするフレームのフレーム番号、サムネール生成の編集形態、当該ハイライトシーンのコメントを含むハイライトシーン生成指示を入力する。また、サムネール及びコメント生成部は、振り分け部15により前記ハイライトシーン生成指示に基づいて振り分けられた映像コンテンツの信号を入力する。
サムネール及びコメント生成部は、ハイライトシーン生成指示に基づいて、ハイライトシーンに対応する映像コンテンツのサムネールを生成すると共に、そのコメントを設定し、サムネール及びコメントを配信部13に出力する。配信部13は、サムネール及びコメントを受信装置3へ送信する。
受信装置3は、映像配信装置1−2からサムネール及びコメントを受信し、映像を再生しているときに、ハイライトシーンのサムネール及びコメントを表示する。例えば、後述する図13(1)に示すように、受信装置3の視聴画面の画面200内に、ハイライトシーン画像201及びそのコメント202が表示される。
これにより、ユーザは、ハイライトシーン画像としてサムネールを見ることができ、コメントを読むことで、そのハイライトシーンの内容を容易かつ簡潔に把握することができる。そして、ユーザは、そのハイライトシーンを視聴したい場合、当該ハイライトシーン画像201について、例えばスロー再生要求を指定する。
そうすると、受信装置3は、ハイライトシーン画像201のスロー再生要求を映像配信装置1−2へ送信し、映像配信装置1−2の配信部13は、当該ハイライトシーン画像201のハイライトシーンスロー再生用の配信用動画ファイルを受信装置3へ送信する。これにより、ユーザは、当該ハイライトシーン画像201のスロー映像を視聴することができる。
この場合、従来の受信装置3では、後述する図12(1)に示すように、ユーザは、シークバー101にカーソル102をスライドさせ、その位置のサムネール103を見て、所望のハイライトシーンをサーチする。このとき、ハイライトシーンの映像を確認する毎に、トラフィックが増加してしまう。これに対し、前記例では、このようなハイライトシーンをサーチする必要がないから、ユーザによる不要なサーチ操作をなくし、操作性を向上させることができると共に、サーチ操作に伴ってトラフィックは増加することがない。
尚、映像配信装置1−2は、サムネール及びコメント生成部の代わりに、サムネール生成部を備えるようにしてもよい。この場合、サムネール生成部は、映像編集装置4から入力したハイライトシーン生成指示に基づいて、ハイライトシーンに対応する映像コンテンツのサムネールのみを生成する。受信装置3は、映像配信装置1−2からサムネールを受信し、映像を再生しているときに、ハイライトシーンのサムネールのみを表示する
〔トラフィック量〕
次に、従来技術においてネットワーク2に発生するトラフィック量、及び前述の実施例1,2においてネットワーク2に発生するトラフィック量について比較し、実施例1,2の方が従来技術よりもトラフィック量は少ないことを説明する。
次に、従来技術においてネットワーク2に発生するトラフィック量、及び前述の実施例1,2においてネットワーク2に発生するトラフィック量について比較し、実施例1,2の方が従来技術よりもトラフィック量は少ないことを説明する。
図12(1)は、従来技術の視聴画面を説明する図であり、図12(2)は、従来技術のトラフィック量を説明する図である。また、図13(1)は、実施例1,2の視聴画面を説明する図であり、図13(2)は、実施例1,2のトラフィック量を説明する図である。図13(1)(2)は、後述する実施例3についても同様である。
図12(1)に示す従来の視聴画面において、画面100は、映像コンテンツが表示される画面であり、画面100内に、シークバー101、カーソル102及びサムネール103が配置されている。シークバー101は、映像コンテンツを視聴する時間位置を表しており、視聴位置104は、実際の視聴の時間位置を示す。サムネール103は、映像コンテンツにおける所定時間位置の画像であり、ユーザがシークバー101内の時間位置をカーソル102にて指定することで表示される。
ユーザが所定の映像コンテンツ(例えばライブ映像)の視聴を開始すると、図12(2)の視聴開始の箇所に示すように、トラフィックは、一時的に増加して元の量に戻る。これは、MPEG−DASHの規格に従った処理において、新たな映像コンテンツのダウンロードの開始に伴い、視聴の安定化のために、受信装置3のバッファに所定期間の配信用動画ファイルを一時的に格納する必要があるからである。このため、一時的に伝送レートが上昇し、トラフィックが一時的に増加する。
そして、ユーザは、所定のシーンをサーチするために、シークバー101上でカーソル102を移動させ、カーソル102の時間位置に表示されたサムネール103を指定し、当該時間位置の映像を再生する。ユーザによりカーソル102が移動し、3つの時間位置のサムネール103が順次指定されたとすると、図12(2)のサムネール指定の箇所に示すように、トラフィックは、その指定に伴い、増加して元の量に戻る推移を3回繰り返す。
そして、サーチした所定のシーンの視聴が完了し、その後、現在の視聴位置まで3倍速で早送りがなされたと仮定する。そうすると、図12(2)の早送りの箇所に示すように、トラフィックは、一時的に増加し、その後減少して、通常よりも3倍の量となって維持し、現在の視聴位置に到達すると、元の量に戻る。
そして、見逃したシーンを視聴するために、3倍速で巻き戻しがなされたと仮定する。そうすると、図12(2)の巻き戻しの箇所に示すように、トラフィックは、一時的に増加し、その後減少して、通常よりも3倍の量となって維持し、巻き戻しの操作を止めると、元の量に戻る。
このように、視聴開始から所定のシーンのサーチ、早送り及び巻き戻しの動作に伴って、図12(2)に示すようなトラフィック量の推移となる。
一方、図13(1)に示す実施例1,2の視聴画面において、画面200は、映像コンテンツが表示される画面であり、画面200内に、シークバー101、カーソル102、サムネール103、巻き戻しボタン105、早送りボタン106、ハイライトシーン画像201及びコメント202が配置されている。シークバー101、カーソル102及びサムネール103は、図12(1)と同様である。視聴位置104も図12(1)と同様に、シークバー101内において、実際の視聴の時間位置を示す。
ハイライトシーン画像201及びコメント202は、前記例において、映像配信装置1−2のサムネール及びコメント生成部により生成され、配信部13により送信され、受信装置3により表示されるデータである。
ユーザが所定の映像コンテンツ(例えばライブ映像)の視聴を開始すると、図13(2)の視聴開始の箇所に示すように、トラフィックは、一時的に増加して元の量に戻る。これは、図12(2)と同様に、MPEG−DASHの規格に従った処理によるものである。
そして、所定のシーンを視聴するために、画面200の下部に表示されたハイライトシーン画像201を指定する(再視聴の指示を行う)。そうすると、図13(2)のハイライトシーン指定の箇所に示すように、トラフィックは、一時的に増加して元の量に戻る。これは、実施例1,2にて説明したとおり、ハイライトシーンを再生するための配信用動画ファイルの伝送レートは、通常の視聴のときと変わらないからである。
そして、ハイライトシーンの視聴が完了すると、自動的に(または早送りボタン106を押下することで)、現在の視聴位置に到達するまで、例えば3倍速の早送りの映像が表示される。現在の視聴位置に到達すると、通常のライブ映像が表示される。トラフィックは、元の量で維持する。
そして、ユーザが見逃したシーンを視聴するために、巻き戻しボタン105を押下することで、例えば3倍速の巻き戻し操作を行う。そうすると、図13(2)の巻き戻しの箇所に示すように、トラフィックは、一時的に増加して元の量に戻る。
このように、視聴開始から所定のシーンの視聴、そして、早送り及び巻き戻しの動作に伴って、図13(2)に示すようなトラフィック量の推移となる。
図12(2)に示した従来技術のトラフィック量と、図13(2)に示した実施例1,2のトラフィック量とを比較すると、図13(2)に示した実施例1,2のトラフィック量の方が少ないことがわかる。
具体的には、図12(2)の従来技術では、α1,α2に示すように、サムネールの指定に伴ってトラフィックがスパイク状に増加する回数が増えるが、図13(2)の実施例1,2では、α1,α2に相当するトラフィックの増加がない。つまり、受信装置3は、明らかに繰り返し視聴のニーズが高いシーンについて、映像配信装置1−2から予めサムネール及びコメントを受信してハイライトシーン画像201及びコメント202として表示する。これにより、シークバー101上にカーソル102を移動させてサーチする従来技術に比べ、スパイク状に増加するトラフィックの発生を抑制することができる。
また、図12(2)の従来技術では、α3に示すように、早送りの動作に伴って、その倍速分のトラフィックが定常的に増加するが、図13(2)の実施例1,2では、α3に相当するトラフィックの増加がない。同様に、図12(2)の従来技術では、α4に示すように、巻き戻しの動作に伴って、その倍速分のトラフィックが定常的に増加するが、図13(2)の実施例1,2では、α4に相当するトラフィックの増加がない。
以上のように、ハイライトシーンの再生、早送り及び巻き戻しの際に、実施例1,2では、従来技術よりもトラフィックの発生を抑制することができ、配信用帯域を圧迫することなく安定した配信を実現することが可能となる。また、実施例1,2では、不要なサーチ操作を行う必要がないから、従来技術よりも操作性が向上する。
〔実施例3〕
次に、実施例3について説明する。実施例3は、動画ファイル生成部の処理能力に限界があり、同時に生成可能な動画ファイルの数に限りがある場合に、予め設定された優先順位に従って、動画ファイルを生成する例である。これにより、トラフィックを増加させることなく、受信装置3にて映像の再生を行うことができると共に、配信側のリソースの割り当てを最適化することができる。
次に、実施例3について説明する。実施例3は、動画ファイル生成部の処理能力に限界があり、同時に生成可能な動画ファイルの数に限りがある場合に、予め設定された優先順位に従って、動画ファイルを生成する例である。これにより、トラフィックを増加させることなく、受信装置3にて映像の再生を行うことができると共に、配信側のリソースの割り当てを最適化することができる。
図10は、実施例3の映像配信装置1の構成例を示すブロック図である。この映像配信装置1−3は、振り分け部17、リソース監視部11、動画ファイル生成部18−1〜18−3及び配信部13を備えている。実施例3において、配信対象の映像コンテンツはライブ映像及びVoD映像のどちらにも適用可能であるが、ここでは、サッカー等のスポーツのライブ番組をリアルタイムに配信する場合を想定する。
尚、図10では、映像配信装置1−3は、所定倍速の早送り用の動画ファイルを生成する1つの動画ファイル生成部18−2、及びハイライトシーンスロー再生用の動画ファイルを生成する1つの動画ファイル生成部18−3を備えている。これに対し、映像配信装置1−3は、2倍速、3倍速、4倍速等の各倍速の早送り用の動画ファイルを生成する複数の動画ファイル生成部を備えるようにしてもよい。また、映像配信装置1−3は、複数の異なるハイライトシーン用の動画ファイルを生成する複数の動画ファイル生成部等、他の複数の動画ファイル生成部を備えるようにしてもよい。
映像配信装置1−3は、ライブ番組の映像コンテンツを入力し、予め設定された優先順位に従って、リソースの空き状況に応じて映像コンテンツを振り分けることで、通常用の動画ファイル、早送り用の動画ファイル及びスロー再生用の動画ファイルを生成する。
振り分け部17は、映像コンテンツを入力すると共に、リソース監視部11からリソース空き情報を、映像編集装置4からハイライトシーン生成指示を入力する。また、振り分け部17は、予め設定された優先順位を入力する。そして、振り分け部17は、リソース空き情報、ハイライトシーン生成指示及び優先順位に基づいて、映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部18−1〜18−3に振り分ける。そして、振り分け部17は、映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部18−1〜18−3に出力する。
優先順位は、早送り用の各倍速の動画ファイルを生成するそれぞれの動画ファイル生成部、巻き戻し用の各倍速の動画ファイルを生成するそれぞれの動画ファイル生成部、ハイライトシーン編集用、ハイライトシーンスロー再生用等のハイライト用の動画ファイルを生成するそれぞれの動画ファイル生成部等に対し、予め設定される。
一般に、スポーツ番組等のライブ映像が配信される場合、追いかけ再生の視聴ニーズが最も高いものと想定される。また、得点シーン等のハイライトシーン再生の視聴ニーズが次に高いものと想定され、さらに、巻き戻し再生の視聴ニーズがその次に高いものと想定される。
そこで、優先順位は、早送り用の各倍速の動画ファイルを生成するそれぞれの動画ファイル生成部、ハイライトシーン編集用、ハイライトシーンスロー再生用等のハイライト用の動画ファイルを生成するそれぞれの動画ファイル生成部、巻き戻し用の各倍速の動画ファイルを生成するそれぞれの動画ファイル生成部の順番に設定されることが望ましい。
図10に示す実施例3の構成例では、早送り用の動画ファイルを生成する動画ファイル生成部18−2に対し、1番目の優先順位が予め設定されるものとする。また、ハイライトシーンスロー再生用の動画ファイルを生成する動画ファイル生成部18−3に対し、2番目の優先順位が予め設定されるものとする。ここでは、動画ファイル生成部18−1のリソースが常に確保されており空いているものとし、動画ファイル生成部18−1に対する優先順位は設定されない。振り分け部17は、このようにして予め設定された優先順位を入力する。
図11は、振り分け部17の処理例を示すフローチャートである。振り分け部17は、映像コンテンツ、リソース空き情報、優先順位及びハイライトシーン生成指示を入力する(ステップS1101)。振り分け部17は、当該振り分け部17の処理が終了しない限り、後述のステップS1103〜ステップS1112を繰り返す(ステップS1102)。
振り分け部17は、リソース空き情報に基づいて、動画ファイル生成部18−1のリソースが空いていることを判断し(ステップS1103)、映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部18−1に振り分けて出力する(ステップS1104)。前述のとおり、動画ファイル生成部18−1のリソースは常に確保されている。このため、振り分け部17により、常に動画ファイル生成部18−1のリソースが空いていることが判断される。
振り分け部17は、リソース空き情報に基づいて、第1番目の優先順位(P1)に対応する動画ファイル生成部18−2のリソース状況を判定する(ステップS1105)。振り分け部17は、ステップS1105において、空きありの場合(ステップS1105:空きあり)、ステップS1106へ移行する。一方、振り分け部17は、ステップS1105において、空きなしの場合(ステップS1105:空きなし)、ステップS1102へ移行し、ステップS1102〜ステップS1105の処理を繰り返す。つまり、振り分け部17は、映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部18−1に振り分けて出力するステップS1105の処理を、繰り返し行う。
振り分け部17は、ステップS1105から移行して、第1番目の優先順位(P1)に対応する動画ファイル生成部18−2のリソースが空きありの場合、映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部18−2に振り分けて出力する(ステップS1106)。
このように、振り分け部17は、ステップS1104にて、映像コンテンツのGOP部分の信号を動画ファイル生成部18−1に振り分けて出力した後、ステップS1105にて、第1番目の優先順位(P1)に対応する動画ファイル生成部18−2のリソース状況を判定する。そして、振り分け部17は、そのリソース状況から、動画ファイル生成部18−1における動画ファイルの生成に影響を与えないようであれば、ステップS1106にて、映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部18−2に振り分けて出力する。
振り分け部17は、ステップS1106の後、ステップS1105と同様に、リソース空き情報に基づいて、第1番目の優先順位(P1)に対応する動画ファイル生成部18−2のリソース状況を判定する(ステップS1107)。振り分け部17は、ステップS1107において、空きありの場合(ステップS1107:空きあり)、すなわちステップS1106の前後で空きありが継続した場合、ステップS1109へ移行する。
一方、振り分け部17は、ステップS1107において、空きなしの場合(ステップS1107:空きなし)、映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部18−2に振り分けて出力する処理を中断する(ステップS1108)。そして、振り分け部17は、ステップS1102へ移行する。ステップS1107において、空きなしの場合(ステップS1107:空きなし)は、ステップS1106の前後で空きありから空きなしに変化したことを意味する。
これにより、第1番目の優先順位(P1)に対応する動画ファイル生成部18−2のリソースの空きがあれば、動画ファイル生成部18−2への振り分け及び出力処理が随時行われるが、空きがなくなった時点で、一旦その振り分け及び出力処理が中断される。
振り分け部17は、ステップS1107から移行して、第1番目の優先順位(P1)に対応する動画ファイル生成部18−2のリソースが空きありの場合、リソース空き情報に基づいて、第2番目の優先順位(P2)に対応する動画ファイル生成部18−3のリソース状況を判定する(ステップS1109)。
振り分け部17は、ステップS1109において、空きありの場合(ステップS1109:空きあり)、ステップS1110へ移行する。一方、振り分け部17は、ステップS1109において、空きなしの場合(ステップS1109:空きなし)、ステップS1102へ移行し、ステップS1102〜ステップS1109の処理を繰り返す。つまり、振り分け部17は、映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部18−1に振り分けて出力するステップS1105の処理、及び映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部18−2に振り分けて出力するステップS1106の処理を、繰り返し行う。
振り分け部17は、ステップS1109から移行して、第2番目の優先順位(P2)に対応する動画ファイル生成部18−3のリソースが空きありの場合、映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部18−3に振り分けて出力する(ステップS1110)。
このように、振り分け部17は、ステップS1106にて、映像コンテンツのGOP部分の信号を動画ファイル生成部18−2に振り分けて出力した後、ステップS1109にて、第2番目の優先順位(P2)に対応する動画ファイル生成部18−3のリソース状況を判定する。そして、振り分け部17は、そのリソース状況から、動画ファイル生成部18−1,18−2における動画ファイルの生成に影響を与えないようであれば、ステップS1110にて、映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部18−3に振り分けて出力する。
振り分け部17は、ステップS1110の後、ステップS1109と同様に、リソース空き情報に基づいて、第2番目の優先順位(P2)に対応する動画ファイル生成部18−3のリソース状況を判定する(ステップS1111)。振り分け部17は、ステップS1111において、空きありの場合(ステップS1111:空きあり)、すなわちステップS1110前後で空きありが継続した場合、ステップS1102へ移行する。
一方、振り分け部17は、ステップS1111において、空きなしの場合(ステップS1111:空きなし)、映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部18−3に振り分けて出力する処理を中断する(ステップS1112)。そして、振り分け部17は、ステップS1102へ移行する。ステップS1111において、空きなしの場合(ステップS1111:空きなし)は、ステップS1110前後で空きありから空きなしに変化したことを意味する。
これにより、第2番目の優先順位(P2)に対応する動画ファイル生成部18−3のリソースの空きがあれば、動画ファイル生成部18−3への振り分け及び出力処理が随時行われるが、空きがなくなった時点で、一旦その振り分け及び出力処理が中断される。
このように、振り分け部17は、動画ファイル生成部18−2,18−3のリソース状況に応じて、随時次の優先順位の振り分け及び出力処理の実行及び中断を繰り返す。これにより、動画ファイル生成部18−1〜18−3のリソースに限りがある場合であっても、優先順位の高い動画ファイルが優先して生成される。
図10に戻って、動画ファイル生成部18−1は、図3に示した動画ファイル生成部14−1及び図7に示した動画ファイル生成部16−1と同様の処理を行う。動画ファイル生成部18−2は、図3に示した動画ファイル生成部14−2と同様の処理を行い、動画ファイル生成部18−3は、図7に示した動画ファイル生成部16−3と同様の処理を行う。配信部13は、図3及び図7に示した配信部13と同様の処理を行う。
以上のように、実施例3の映像配信装置1−3によれば、振り分け部17は、予め設定された優先順位及びリソース空き情報に基づいて、優先順位が高くかつリソースの空いている動画ファイル生成部に、映像コンテンツの信号を優先して振り分けるようにした。
具体的には、優先順位として、動画ファイル生成部18−2に対して1番目の優先順位が予め設定され、動画ファイル生成部18−3に対して2番目の優先順位が予め設定されているものとする。振り分け部17は、動画ファイル生成部18−2,18−3のリソースが空きなしの場合、映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部18−1に振り分ける。
振り分け部17は、動画ファイル生成部18−1,18−2のリソースが空きありの場合、映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部18−1,18−2に振り分け、その後、動画ファイル生成部18−2のリソースが空きなしとなった場合、動画ファイル生成部18−2への振り分けを中断する。
振り分け部17は、動画ファイル生成部18−1〜18−3のリソースが空きありの場合、映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部18−1〜18−3に振り分け、その後、動画ファイル生成部18−3のリソースが空きなしとなった場合、動画ファイル生成部18−3への振り分けを中断する。
これにより、動画ファイル生成部18−1〜18−3のリソースに限りがある場合であっても、優先順位の高い動画ファイルが優先して生成される。前記例では、早送り用の動画ファイルの映像コンテンツに対する視聴ニーズが最も高いと考えられるから、動画ファイル生成部18−2に対して1番目の優先順位が予め設定されるようにした。これにより、早送り用の動画ファイルが優先的に作成されるようになる。
したがって、通常以外の映像に対する視聴要求の操作の際に、トラフィックの発生を抑制し、配信用帯域を圧迫することなく安定した配信を実現すると共に、映像配信装置1−3におけるリソースの割り当てを、優先順位に応じて最適化することができる。
尚、優先順位は、予め設定されるようにしたが、例えば映像編集装置4におけるハイライトシーンの編集状況に応じて動的に変更されるようにしてもよい。
また、実施例3では、振り分け部17は、映像コンテンツを入力すると共に、リソース監視部11からリソース空き情報を入力し、映像編集装置4からハイライトシーン生成指示を入力し、予め設定された優先順位を入力する。そして、振り分け部17は、これらのデータに基づいて、映像コンテンツの信号を振り分ける。これに対し、リソース監視部11は、振り分け部17の代わりに、優先順位に応じた処理を行うようにしてもよい。つまり、リソース監視部11は、予め設定された優先順位を入力し、生成したリソース空き情報及び入力した優先順位に基づいて、図11に示した処理を行い、振り分け指示を生成する。リソース監視部11は、振り分け指示を振り分け部17に出力し、振り分け部17は、リソース監視部11から振り分け指示を入力し、振り分け指示に基づいて、映像コンテンツの信号を振り分ける。
この場合、リソース監視部11は、図11に示したステップS1104において、映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部18−1に振り分けるための振り分け指示を生成する。また、リソース監視部11は、ステップS1106において、映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部18−2に振り分けるための振り分け指示を生成する。また、リソース監視部11は、ステップS1110において、映像コンテンツの信号を動画ファイル生成部18−3に振り分けるための振り分け指示を生成する。さらに、リソース監視部11は、ステップS1108において、動画ファイル生成部18−2への振り分けを中断するための振り分け指示を生成し、ステップS1112において、動画ファイル生成部18−3への振り分けを中断するための振り分け指示を生成する。
以上、実施例1〜3を挙げて具体的に説明したが、図1に示した映像配信装置1は、実施例1〜3に示した動画ファイル生成部14−2(18−2),14−3,16−2,16−3(18−3)を、動画ファイル生成部12−1〜12−3のそれぞれに対応して備えるようにしてもよい。つまり、映像配信装置1は、動画ファイル生成部12−1〜12−3にそれぞれ対応する伝送レート毎に、早送り用の動画ファイルを生成する動画ファイル生成部14−2(18−2)、巻き戻し用の動画ファイルを生成する動画ファイル生成部14−3等を備える。
これにより、MPEG−DASHの規格に従って3段階の伝送レートの配信を実現する際に、各伝送レートにおいて、早送り、巻き戻し及びハイライトシーン等の複数の視聴形態に応じた配信を実現することができる。つまり、MPEG−DASHの規格に従った配信をさらに拡張することができ、ユーザの所望する視聴形態に応じた配信を、伝送レートに依存することなく、かつトラフィックを増加させることなく実現することができる。
尚、本発明の実施例1〜3の映像配信装置1−1〜1−3のハードウェア構成としては、通常のコンピュータを使用することができる。映像配信装置1−1〜1−3は、CPU、RAM等の揮発性の記憶媒体、ROM等の不揮発性の記憶媒体、及びインターフェース等を備えたコンピュータによって構成される。映像配信装置1−1に備えた振り分け部10、リソース監視部11、動画ファイル生成部14−1〜14−3及び配信部13の各機能は、これらの機能を記述したプログラムをCPUに実行させることによりそれぞれ実現される。映像配信装置1−2に備えた振り分け部15、リソース監視部11、動画ファイル生成部16−1〜16−3及び配信部13、並びに、映像配信装置1−3に備えた振り分け部17、リソース監視部11、動画ファイル生成部18−1〜18−3及び配信部13についても同様である。また、図1の映像配信装置1に備えた振り分け部10、リソース監視部11、動画ファイル生成部12−1〜12−3及び配信部13についても同様である。
これらのプログラム(映像配信プログラム)は、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記憶媒体に格納して頒布することもでき、ネットワークを介して送受信することもできる。
1 映像配信装置
2 ネットワーク
3 受信装置
4 映像編集装置
10,15,17 振り分け部
11 リソース監視部
12,14,16,18 動画ファイル生成部
13 配信部
100,200 画面
101 シークバー
102 カーソル
103 サムネール
104 視聴位置
105 巻き戻しボタン
106 早送りボタン
201 ハイライトシーン画像
202 コメント
2 ネットワーク
3 受信装置
4 映像編集装置
10,15,17 振り分け部
11 リソース監視部
12,14,16,18 動画ファイル生成部
13 配信部
100,200 画面
101 シークバー
102 カーソル
103 サムネール
104 視聴位置
105 巻き戻しボタン
106 早送りボタン
201 ハイライトシーン画像
202 コメント
Claims (10)
- 映像コンテンツから動画ファイルを生成し、前記動画ファイルをメモリに格納し、視聴要求に応じて、前記メモリから前記動画ファイルを読み出して配信する映像配信装置において、
前記映像コンテンツを視聴するための第1の動画ファイルを生成する第1の動画ファイル生成部と、
前記第1の動画ファイルによる視聴とは異なる形態で視聴させるための第2の動画ファイルを生成する第2の動画ファイル生成部と、
前記第1の動画ファイル生成部及び前記第2の動画ファイル生成部のリソースの状況をそれぞれ監視し、前記リソースの空きの有無を示すリソース空き情報を生成するリソース監視部と、
前記リソース監視部により生成された前記リソース空き情報に基づいて、当該リソース空き情報が空きありを示す前記第1の動画ファイル生成部及び前記第2の動画ファイル生成部に対し、前記映像コンテンツを振り分ける振り分け部と、を備え、
前記第1の動画ファイル生成部は、
前記振り分け部により振り分けられた前記映像コンテンツを、所定のレートにてエンコードし、前記第1の動画ファイルを生成し、
前記第2の動画ファイル生成部は、
前記振り分け部により振り分けられた前記映像コンテンツに対し、前記第1の動画ファイルによる視聴とは異なる形態で視聴させるための処理を行い、前記処理を行った後の映像コンテンツを、前記所定のレートと同じレートにてエンコードし、前記第2の動画ファイルを生成する、ことを特徴とする映像配信装置。 - 映像コンテンツから動画ファイルを生成し、前記動画ファイルをメモリに格納し、視聴要求に応じて、前記メモリから前記動画ファイルを読み出して配信する映像配信装置において、
前記映像コンテンツを視聴するための通常用の動画ファイルを生成する第3の動画ファイル生成部と、
前記映像コンテンツを早送りで視聴するための早送り用の動画ファイルを生成する第4の動画ファイル生成部と、
前記映像コンテンツを巻き戻しで視聴するための巻き戻し用の動画ファイルを生成する第5の動画ファイル生成部と、
前記第3の動画ファイル生成部、前記第4の動画ファイル生成部及び前記第5の動画ファイル生成部のリソースの状況をそれぞれ監視し、前記リソースの空きの有無を示すリソース空き情報を生成するリソース監視部と、
前記リソース監視部により生成された前記リソース空き情報に基づいて、当該リソース空き情報が空きありを示す前記第3の動画ファイル生成部、前記第4の動画ファイル生成部及び前記第5の動画ファイル生成部に対し、前記映像コンテンツを振り分ける振り分け部と、を備え、
前記第3の動画ファイル生成部は、
前記振り分け部により振り分けられた前記映像コンテンツを、所定のレートにてエンコードし、前記通常用の動画ファイルを生成し、
前記第4の動画ファイル生成部は、
前記振り分け部により振り分けられた前記映像コンテンツについて、当該映像コンテンツのフレームを間引き、前記フレームを間引いた後の映像コンテンツを、前記所定のレートと同じレートにてエンコードし、前記早送り用の動画ファイルを生成し、
前記第5の動画ファイル生成部は、
前記振り分け部により振り分けられた前記映像コンテンツについて、当該映像コンテンツのフレームを間引き、前記フレームを間引いた後の映像コンテンツのフレームの順番を逆に並び替え、前記並び替えた後の映像コンテンツを、前記所定のレートと同じレートにてエンコードし、前記巻き戻し用の動画ファイルを生成する、ことを特徴とする映像配信装置。 - 映像コンテンツから動画ファイルを生成し、前記動画ファイルをメモリに格納し、視聴要求に応じて、前記メモリから前記動画ファイルを読み出して配信する映像配信装置において、
前記映像コンテンツを視聴するための通常用の動画ファイルを生成する第6の動画ファイル生成部と、
前記映像コンテンツのハイライトシーンを視聴するためのハイライトシーン用の動画ファイルを生成する第7の動画ファイル生成部と、
前記第6の動画ファイル生成部及び前記第7の動画ファイル生成部のリソースの状況をそれぞれ監視し、前記リソースの空きの有無を示すリソース空き情報を生成するリソース監視部と、
前記リソース監視部により生成された前記リソース空き情報に基づいて、当該リソース空き情報が空きありを示す前記第6の動画ファイル生成部及び前記第7の動画ファイル生成部に対し、前記映像コンテンツを振り分ける振り分け部と、を備え、
前記第6の動画ファイル生成部は、
前記振り分け部により振り分けられた前記映像コンテンツを、所定のレートにてエンコードし、前記通常用の動画ファイルを生成し、
前記第7の動画ファイル生成部は、
前記振り分け部により振り分けられた前記映像コンテンツに基づいて、前記ハイライトシーンの映像コンテンツを生成し、前記ハイライトシーンの映像コンテンツを、前記所定のレートと同じレートにてエンコードし、前記ハイライトシーン用の動画ファイルを生成する、ことを特徴とする映像配信装置。 - 請求項3に記載の映像配信装置において、
前記第7の動画ファイル生成部は、
前記振り分け部により振り分けられた異なるカメラアングル毎の複数の前記映像コンテンツについて、当該複数の前記映像コンテンツを合成し、前記合成した後の映像コンテンツを、前記所定のレートと同じレートにてエンコードし、前記ハイライトシーン用の動画ファイルを生成する、ことを特徴とする映像配信装置。 - 請求項3に記載の映像配信装置において、
前記第7の動画ファイル生成部は、
前記振り分け部により振り分けられた前記映像コンテンツについて、当該映像コンテンツのフレームを複製し、前記フレームを複製した後の映像コンテンツを、前記所定のレートと同じレートにてエンコードし、前記ハイライトシーン用の動画ファイルを生成する、ことを特徴とする映像配信装置。 - 請求項2から5までのいずれか一項に記載の映像配信装置において、
さらに、前記映像コンテンツを視聴するユーザに、前記映像コンテンツのハイライトシーンを選択させるための、当該映像コンテンツのハイライトシーンのサムネールを生成するサムネール生成部を備え、
前記サムネールを前記通常用の動画ファイルと共に配信する、ことを特徴とする映像配信装置。 - 請求項1から6までのいずれか一項に記載の映像配信装置において、
前記動画ファイル生成部毎に優先順位が予め設定され、
前記振り分け部は、
前記リソース空き情報が、所定の優先順位が設定された動画ファイル生成部について空きありを示している場合、前記所定の優先順位が設定された動画ファイル生成部に対し、前記映像コンテンツを振り分け、
前記リソース空き情報が、前記所定の優先順位が設定された動画ファイル生成部について前記空きありから空きなしに変化した場合、前記所定の優先順位が設定された動画ファイル生成部に対する前記映像コンテンツの振り分けを中断し、
前記リソース空き情報が、前記所定の優先順位が設定された動画ファイル生成部について前記空きありが継続し、かつ前記所定の優先順位よりも低い優先順位が設定された動画ファイル生成部について空きありを示している場合、前記所定の優先順位よりも低い優先順位が設定された動画ファイル生成部に対し、前記映像コンテンツを振り分ける、ことを特徴とする映像配信装置。 - 映像コンテンツから動画ファイルを生成し、前記動画ファイルをメモリに格納し、視聴要求に応じて、前記メモリから前記動画ファイルを読み出して配信する映像配信方法において、
前記映像コンテンツを視聴するための第1の動画ファイルを生成する第1の動画ファイル生成部、及び前記第1の動画ファイルによる視聴とは異なる形態で視聴させるための第2の動画ファイルを生成する第2の動画ファイル生成部のリソースの状況をそれぞれ監視し、前記リソースの空きの有無を示すリソース空き情報を生成するステップと、
前記リソース空き情報に基づいて、当該リソース空き情報が空きありを示す前記第1の動画ファイル生成部及び前記第2の動画ファイル生成部に対し、前記映像コンテンツを振り分けるステップと、
前記第1の動画ファイル生成部に対して振り分けた前記映像コンテンツを、前記第1の動画ファイル生成部において所定のレートでエンコードし、前記第1の動画ファイルを生成するステップと、
前記第2の動画ファイル生成部に対して振り分けた前記映像コンテンツに対し、前記第2の動画ファイル生成部において、前記第1の動画ファイルによる視聴とは異なる形態で視聴させるための処理を行い、前記処理を行った後の映像コンテンツを、前記所定のレートと同じレートにてエンコードし、前記第2の動画ファイルを生成するステップと、
を有することを特徴とする映像配信方法。 - 映像コンテンツから動画ファイルを生成し、前記動画ファイルをメモリに格納し、視聴要求に応じて、前記メモリから前記動画ファイルを読み出して配信する映像配信方法において、
前記映像コンテンツを視聴するための通常用の動画ファイルを生成する第3の動画ファイル生成部、前記映像コンテンツを早送りで視聴するための早送り用の動画ファイルを生成する第4の動画ファイル生成部、及び前記映像コンテンツを巻き戻しで視聴するための巻き戻し用の動画ファイルを生成する第5の動画ファイル生成部のリソースの状況をそれぞれ監視し、前記リソースの空きの有無を示すリソース空き情報を生成するステップと、
前記リソース空き情報に基づいて、当該リソース空き情報が空きありを示す前記第3の動画ファイル生成部、前記第4の動画ファイル生成部及び前記第5の動画ファイル生成部に対し、前記映像コンテンツを振り分けるステップと、
前記第3の動画ファイル生成部に対して振り分けた前記映像コンテンツを、前記第3の動画ファイル生成部において所定のレートにてエンコードし、前記通常用の動画ファイルを生成するステップと、
前記第4の動画ファイル生成部に対して振り分けた前記映像コンテンツにつき、前記第4の動画ファイル生成部において、当該映像コンテンツのフレームを間引き、前記フレームを間引いた後の映像コンテンツを、前記所定のレートと同じレートにてエンコードし、前記早送り用の動画ファイルを生成するステップと、
前記第5の動画ファイル生成部に対して振り分けた前記映像コンテンツにつき、前記第5の動画ファイル生成部において、当該映像コンテンツのフレームを間引き、前記フレームを間引いた後の映像コンテンツのフレームの順番を逆に並び替え、前記並び替えた後の映像コンテンツを、前記所定のレートと同じレートにてエンコードし、前記巻き戻し用の動画ファイルを生成するステップと、
を有することを特徴とする映像配信方法。 - 映像コンテンツから動画ファイルを生成し、前記動画ファイルをメモリに格納し、視聴要求に応じて、前記メモリから前記動画ファイルを読み出して配信する映像配信方法において、
前記映像コンテンツを視聴するための通常用の動画ファイルを生成する第6の動画ファイル生成部、及び前記映像コンテンツのハイライトシーンを視聴するためのハイライトシーン用の動画ファイルを生成する第7の動画ファイル生成部のリソースの状況をそれぞれ監視し、前記リソースの空きの有無を示すリソース空き情報を生成するステップと、
前記リソース空き情報に基づいて、当該リソース空き情報が空きありを示す前記第6の動画ファイル生成部及び前記第7の動画ファイル生成部に対し、前記映像コンテンツを振り分けるステップと、
前記第6の動画ファイル生成部に対して振り分けた前記映像コンテンツを、前記第6の動画ファイル生成部において所定のレートにてエンコードし、前記通常用の動画ファイルを生成するステップと、
前記第7の動画ファイル生成部に対して振り分けた前記映像コンテンツに基づき、前記第7の動画ファイル生成部において、前記ハイライトシーンの映像コンテンツを生成し、前記ハイライトシーンの映像コンテンツを、前記所定のレートと同じレートにてエンコードし、前記ハイライトシーン用の動画ファイルを生成するステップと、
を有することを特徴とする映像配信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016087780A JP2017199994A (ja) | 2016-04-26 | 2016-04-26 | 映像配信装置及び映像配信方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|
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JP7444250B2 (ja) | 2020-05-26 | 2024-03-06 | 日本電気株式会社 | 情報処理装置、制御方法、及び、プログラム |
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