JP2017198021A - ブラインド - Google Patents

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Abstract

【課題】操作部材がバネの付勢力によって勢いよく上昇しながら跳ね上がってしまうことを防止できるブラインドを提供する。【解決手段】ブラインド100は、遮蔽材110を昇降させるための回転軸120と、回転軸に回転を伝達するプーリ200と、回転軸及びプーリを回転可能に支持する回転支持部130、210と、プーリを収容するプーリ収容部220と、プーリに巻取り及び巻解き可能に連結されてプーリ収容部から垂下し、プーリの回転を操作する操作部材230と、操作部材をプーリの巻取方向に付勢するバネ240と、プーリの一方向のみの回転を回転軸に伝達可能とするクラッチ機構180とを備え、プーリ又はプーリに連動するクラッチ機構若しくは操作部材と、プーリに連動しない回転支持部又はプーリ収容部と、の間に、バネの付勢によるプーリの回転速度を減速するブレーキ部を設けた。【選択図】図2

Description

本発明は、ブラインドに関する。
従来のブラインドとして特開2006−241693号公報(特許文献1)に開示されるものがある。この特許文献1に開示されるブラインドは、遮蔽材の昇降操作を行う操作部が、回転自在なプーリと、プーリに一端が巻取り及び巻解き可能に連結される操作部材と、操作部材を常時プーリに巻き取られる方向に付勢するバネと、操作部材のプーリへの所定量以上の巻取りを規制するストッパと、を備える。そして、ブラインドは、ストッパによって巻取りが規制された操作部材の垂下部分を、操作者が把持可能な把持部としている。
このような構成によれば、非操作時にバネの付勢力によりプーリが操作部材を巻き取ることができるので、操作部材をコンパクトにしておくことができる。このように、操作部材がループ状でないため、居住者が引っ掛かることを防止することができる。また操作部材の操作は、常に、操作部材をプーリから巻解く方向に限られるので、操作者は操作方向を迷うことなく操作することができる。さらに、ストッパによって操作部材のプーリへの巻取量を規制することで、操作部材がプーリに過度に巻き取られて操作部材に操作者の手が届かなくなってしまうことを防止できる。
特開2006−241693号公報
ところで、特許文献1に開示されるブラインドには、操作部材をプーリに巻き取るために操作部材を常時プーリに巻き取られる方向に付勢するバネが設けられている。よって、操作者が操作部材を引いた後に操作部材から手を放すと、プーリがバネによって操作部材巻取り方向に回転して操作部材を巻き取っていく。しかしながら、操作者が操作部材から急に手を離してしまうと、操作部材はバネの付勢力によって勢いよく上昇しながら跳ね上がってしまうという問題があった。
そこで本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、操作者が操作部材から急に手を離しても、操作部材がバネの付勢力によって勢いよく上昇しながら跳ね上がってしまうことを防止できるブラインドを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明によれば、遮蔽材を昇降させるための回転軸と、前記回転軸に回転を伝達するプーリと、前記回転軸及び前記プーリを回転可能に支持する回転支持部と、前記プーリを収容するプーリ収容部と、前記プーリに巻取り及び巻解き可能に連結されて前記プーリ収容部から垂下し、前記プーリの回転を操作する操作部材と、前記操作部材を前記プーリの巻取方向に付勢するバネと、前記プーリの一方向のみの回転を前記回転軸に伝達可能とするクラッチ機構と、を備えたブラインドであって、前記プーリ又は前記プーリに連動する前記クラッチ機構若しくは前記操作部材と、前記プーリに連動しない前記回転支持部又は前記プーリ収容部と、の間に、前記バネの付勢による前記プーリの回転速度を減速するブレーキ部を設けたことを特徴とする、ブラインドが提供される。
かかる構成によれば、プーリ又はプーリに連動するクラッチ機構若しくは操作部材と、プーリに連動しない回転支持部又はプーリ収容部と、の間にバネの付勢によるプーリの回転速度を減速するブレーキ部を設けることで、プーリが操作部材を巻き取っていくときは常時ブレーキが作動する。このため、プーリが操作部材を巻き取る速度が減速するため、操作時に操作部材から急に手を離してしまっても、操作部材は減速されながらプーリに巻き取られていき、跳ね上がりを防止できる。
本発明は様々な応用が可能である。例えば、前記回転軸は前記回転支持部に回転自在に支持される巻取りパイプであり、前記巻取りパイプの端部に前記クラッチ機構が設けられ、前記ブレーキ部は、前記回転支持部と前記クラッチ機構との間に設けられ、前記ブレーキ部は、前記回転支持部に固定される内側固定軸と、前記クラッチ機構に連動して回転し、前記内側固定軸の周りを回転するローターと、前記内側固定軸と前記ローターとの間に配される抵抗体と、からなり、前記ブレーキ部は、前記ローターが回転することで、前記バネの付勢による前記プーリの回転速度を減速するようにしてもよい。このように、巻取りパイプの端部のクラッチ機構と回転支持部の間にブレーキ部を設けることで、プーリを収容するプーリ収容部内にブレーキ部を配置する必要がないため、プーリ収容部のコンパクト化が図れて意匠性が向上する。
また、前記ブレーキ部は、前記プーリを回転可能に支持する前記回転支持部と前記プーリの内周面との間に設けられ、前記ブレーキ部は、前記回転支持部に固定される内側固定軸と、前記プーリに一体に回転するように連結され、前記回転支持部の周りを回転するローターと、前記内側固定軸とローターとの間に配される抵抗体と、からなり、前記ブレーキ部は、前記ローターが回転することで、前記バネの付勢による前記プーリの回転速度を減速するようにしてもよい。このように、プーリの内周面と、プーリを回転可能に支持する回転支持部との間にブレーキ部を設けることで、プーリ収容部をプーリの軸方向に長くする必要がないため、ブラインドを固定面に設置したときの遮蔽材端部と固定面との間の隙間が大きくなることを防ぐことができる。
また、前記ブレーキ部は、前記プーリ収容部と前記プーリの側面との間に設けられ、前記プーリが前記ブレーキ部に接触することで、前記バネの付勢による前記プーリの回転速度を減速するようにしてもよい。このように、プーリの側面と、プーリを収容するプーリ収容部との間にブレーキ部を設けることで、プーリの側面を利用してプーリ収容部との接触面を大きくすることができるようになり、安定したブレーキ力を得ることができる。
また、前記ブレーキ部は、前記プーリ収容部の前記操作部材の導出口に設けられ、前記ブレーキ部は前記操作部材が接触することで前記バネの付勢による前記プーリの回転速度を減速するようにしてもよい。このように、プーリ収容部の操作部材の導出口にブレーキ部を設けることで、プーリ収容部内においてスペースを考慮することなく容易にブレーキ部を設置することができる。
また、前記ブレーキ部は、前記ケースの導出口において前記操作部材に接触しながら開閉可能に設けられるベーンであり、前記操作部材が前記プーリ収容部から引き出される方向に移動するときは前記ベーンが開いてブレーキ力が弱まり、前記操作部材が前記プーリ収容部に巻き取られる方向に移動するときは前記ベーンが閉じてブレーキ力が強まるようにしてもよい。このように、ブレーキ部は操作部材がプーリ収容部から引き出される方向に移動するときは開いてブレーキ力が弱まるため、操作部材を引き操作するときに操作荷重が増えることを防止できる。
本発明のブラインドによれば、操作者が操作部材から急に手を離しても、操作部材がバネの付勢力によって勢いよく上昇しながら跳ね上がってしまうことを防止することができる。本発明のその他の効果については、後述する発明を実施するための形態においても説明する。
第1の実施形態のロールスクリーン100の全体構成を示す正面図である。 操作部とクラッチ機構の構成を示す断面図である。 クラッチ機構とブレーキ装置の分解斜視図である。 図2の4−4断面図である。 操作部の構成を説明するための図であり、(a)はプーリが操作コードを全て巻き取った状態を示し、(b)はプーリが操作コードを巻き解いた状態を示す。 操作部の側面図であり、(a)はプーリが操作コードを全て巻き取った状態を示し、(b)はプーリが操作コードを巻き解いた状態を示す。 クラッチ機構の側面図であり、(a)は巻取りパイプがスクリーンを全て巻き取った状態を示し、(b)は巻取りパイプがスクリーンを巻き解いた状態を示す。 ロールスクリーン100の昇降動作の様子を示し、巻取りパイプがスクリーンを全て巻き取った状態を示す斜視図である。 ロールスクリーン100の昇降動作の様子を示し、巻取りパイプがスクリーンを巻解く途中の状態を示す斜視図である。 ロールスクリーン100の昇降動作の様子を示し、プーリが操作コードを巻き取る途中の状態を示す斜視図である。 ロールスクリーン100の昇降動作の様子を示し、巻取りパイプがスクリーンを巻解く途中の状態を示す斜視図である。 ロールスクリーン100の昇降動作の様子を示し、巻取りパイプがスクリーンを全て巻き解いた状態を示す斜視図である。 ロールスクリーン100の昇降動作の様子を示し、操作コードを少し引いてロールスクリーンの停止を解除する状態を示す斜視図である。 ロールスクリーン100の昇降動作の様子を示し、巻取りパイプがスクリーンを巻き取っていく状態を示す斜視図である。 第2の実施形態のブレーキ装置を説明するための操作部の断面図である。 第3の実施形態のブレーキ装置を説明するための操作部の断面図である。 第4の実施形態のブレーキ装置を説明するための図であり、(a)は操作コードを引き下げる状態を示す断面図であり、(b)はプーリが操作コードを巻き取る状態を示す断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係るロールスクリーン100の構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本実施形態のロールスクリーン100の全体構成を示す正面図である。なお、本実施形態では、ブラインドとしてロールスクリーン100を例にとって説明するが、回転軸の回転によって遮蔽材が昇降するブラインドであれば、横型ブランド、プリーツスクリーン、ハニカムスクリーンなどであってもよい。
本実施形態のロールスクリーン100は、図1に示したように、スクリーン(遮蔽材)110を昇降させるための巻取りパイプ(回転軸)120と、巻取りパイプ120に回転を伝達するプーリ200と、巻取りパイプ120を回転可能に支持する巻取りパイプ回転支持部(回転支持部)130と、プーリ200を回転可能に支持するプーリ回転支持部(回転支持部)210と、プーリ200を収容するプーリ収容部220と、プーリ200に巻取り及び巻解き可能に連結されてプーリ収容部220から垂下し、プーリ200の回転を操作する操作コード(操作部材)230と、操作コード230をプーリ200の巻取り方向に付勢するバネ240と、プーリ200の一方向のみの回転を巻取りパイプ120に伝達可能とする第1クラッチ機構180とを備えて構成される。
ロールスクリーン100を構成する構成要素のうち、第1クラッチ機構180及び操作コード230はプーリ200に連動する構成要素(連動部材)であり、巻取りパイプ回転支持部130、プーリ回転支持部210及びプーリ収容部220は、プーリ200に連動しない構成要素(非連動部材)である。そして、ロールスクリーン100には、プーリ200及び連動部材と非連動部材との間に、バネ240の付勢による操作コード230の巻取り速度を減速するブレーキ装置(ブレーキ部)300を設けた。
以下、ロールスクリーン100の各部の構成について説明する。なお、以下の説明において、プーリ200、プーリ回転支持部210、プーリ収容部220、操作コード230及びバネ240を、巻取りパイプ120の回転を操作する操作ユニット250と総称する。
(スクリーン110)
スクリーン110は、開口部を開放及び閉鎖するものである。スクリーン110は、図1に示したように、巻取りパイプ120に上端が連結されて、巻取りパイプ120に巻き取り及び巻き解き可能に吊り下げられる。スクリーン110の下端には、スクリーン110に張力を与えるウエイトバー112が設けられている。
(巻取りパイプ120)
巻取りパイプ120は、図1に示したように、図示していない窓枠や天井等に固定される正面視略コ字状の支持部材140に両端が回転可能に支持されている。巻取りパイプ120には、スクリーン110の上端が連結されており、巻取りパイプ120の外周面にスクリーン110を巻取り及び巻解き可能である。
また、巻取りパイプ120内には、図1に示したように、巻取りパイプ120をスクリーン110の巻き取り方向に回転させる巻取りスプリング150と、巻取りパイプ120のスクリーン110の巻き取り方向への回転を減速させる第1ブレーキ160と、巻き取りの最終段階において第1ブレーキ160を補助する第2ブレーキ170と、プーリ200の回転を巻取りパイプ120に伝達をしたり伝達を解除したりする第1クラッチ機構180と、巻取りパイプ120と巻取りパイプ回転支持部130とを連結したり連結を解除したりする第2クラッチ機構190と、が収容されている。
巻取りスプリング150は、巻取りパイプ120をスクリーン110の巻き取り方向に回転させるものである。巻取りスプリング150は、図1に示したように、一端が支持部材の一方の端部140aに間接的に固定され、他端が第1ブレーキ160を介して巻取りパイプ120に固定される。
巻取りパイプ120がスクリーン110の巻解き方向に回転すると、巻取りスプリング150の他端が巻取りパイプ120と一体に回転して蓄勢される。巻取りパイプ120の巻取り方向への回転が許容されると巻取りスプリング150によって巻取りパイプ120が巻取り方向へと回転する。
第1ブレーキ160は、巻取りスプリング150によって回転する巻取りパイプ120の回転速度を減速させるものである。第1ブレーキ160は、図1に示したように、巻取りパイプ120と巻取りスプリング150の間に設けられる。第1ブレーキ160は、巻取りスプリング150を貫通する図示しない支持軸に内側固定軸が連結され、内側固定軸を収容するローターが巻取りパイプ120と共に回転する。内側固定軸を収容するローターが巻取りパイプ120と共に回転すると、ローターと内側固定軸との間の抵抗が発生し、巻取りパイプ120は、第1ブレーキ160によって常時減速されながら、スクリーン110を巻き取る。
第2ブレーキ170はスクリーン110の巻き取りの最終段階において第1ブレーキ160を補助するものである。第2ブレーキ170は、図1に示したように、支持部材の他方の端部140bに、操作ユニット250を介して間接的に固定される。第2ブレーキ170は、巻取りパイプ回転支持部130の延長線上に固定されるネジ軸と、ネジ軸上を移動可能な移動コマと、ネジ軸の端部に連結される内側固定軸と、内側固定軸を収容するローターと、からなる。スクリーン110が巻き取られていくと、巻取りパイプ120とともに回転する移動コマがネジ軸上をローター方向に向かって移動する。巻き取りの最終段階において移動コマがローターと係合すると、ローターの回転によって内側固定軸との間の抵抗が発生し、巻取りパイプ120は、第2ブレーキ170によってさらに減速されながら、スクリーン110を最後まで巻き取る。
第1ブレーキ160がスクリーン110の巻取りの初期段階から継続的に作動するのに対して、第2ブレーキ170は、巻取りの最終段階において第1ブレーキ160の補助ブレーキとして機能する。すなわち、第1ブレーキ160だけでは、スクリーン110の巻取りの最終段階においてスクリーンの巻取速度が速くなってしまい、完全に巻き取ったときにウエイトバー112による衝撃音や衝撃力が過大になるため、巻取りの最終段階において第2ブレーキ170が作動して巻取りパイプ120を減速することで、上記衝撃音や衝撃力を緩和させる。
(第1クラッチ機構180)
第1クラッチ機構180は、プーリ200の回転を巻取りパイプ120に伝達したり伝達を解除したりするものである。第1クラッチ機構180は、図2に示したように、巻取りパイプ120の端部と操作ユニット250との間に設けられて、巻取りパイプ回転支持部130に回転可能に支持されている。
第1クラッチ機構180は、図3に示したように、クラッチドラム181、ガイドワッシャ182、ガイドピン183、クラッチ部材184、カムドライブ185、止め輪186からなる。
クラッチドラム181は、円筒形の形状をしており、巻取りパイプ回転支持部130に嵌め合わされる。ガイドワッシャ182は、円板状の形状をしておりクラッチドラム181の一方の端部に回転自在に嵌め合わされる。ガイドワッシャ182には、軸方向に突出し、ガイドピン183の径方向への出没を案内する案内部182aが円周方向3か所に設けられている。また、ガイドワッシャ182の案内部182aが設けられている面とは反対側の面には、後述するブレーキ装置300に係合する係合突起182bが円周方向4か所に設けられている。
ガイドピン183は径方向に突出すると巻取りパイプ120に係合してガイドワッシャ182と巻取りパイプ120が一体に回転する。一方、ガイドピン183が没すると巻取りパイプ120との係合が解除されてガイドワッシャ182と巻取りパイプ120とが相対回転する。
クラッチ部材184は、コイルバネであり、クラッチドラム181に相対回転可能に嵌め合わされている。クラッチ部材184は、一端がガイドワッシャ182に係合可能とされ、他端がカムドライブ185に係合可能とされる。クラッチ部材184は、カムドライブ185が一方向に回転して、ガイドワッシャ182とカムドライブ185が一体に回転しているときはガイドワッシャ182と係合して緩み、クラッチドラム181と相対回転する。また、カムドライブ185が他方向に回転して、ガイドワッシャ182とカムドライブ185が一体に回転しているときはカムドライブ185と係合して緩み、クラッチドラム181と相対回転する。一方、巻取りパイプ120からの回転により、ガイドピン183を介してガイドワッシャ182が他方向にカムドライブ185とともに回転すると、クラッチ部材184はガイドワッシャ185と係合し、縮径してクラッチドラム181に締結して、ガイドワッシャ182を回転不能にするとともにカムドライブ185を所定角度相対回転可能にする。これにより、ガイドピン183がガイドワッシャ182の内側に沈み巻取りパイプ120との係合が解除されるようになっている
カムドライブ185は、クラッチドラム181の他端に回転可能に嵌め合わされる円板状の部材であり、連結孔185aが円周方向に3つ形成されている。各連結孔185aには、後述するプーリ200の突起200bがそれぞれ挿入されて連結される。よって、カムドライブ185はプーリ200と一体に回転する。
止め輪186は、カムドライブ185の外側から巻取りパイプ回転支持部130に嵌め合わされて、第1クラッチ機構180が巻取りパイプ回転支持部130から脱落することを防止する。
第2クラッチ機構190は、巻取りパイプ120と、巻取りパイプ回転支持部130とを連結したり、連結を解除したりするものである。第2クラッチ機構190は、図2に示したように、巻取りパイプ120内に設けられて、巻取りパイプ回転支持部130に支持されている。第2クラッチ機構190としては、例えば特許第2661829号など公知の機構を採用することができる。第2クラッチ機構190の作用により、巻取りパイプ120が所定量を超えて回転したときは、巻取りパイプ120が巻取りパイプ回転支持部130と連結されて回転不能となり、巻取りパイプ120が所定量まで回転したときは、巻取りパイプ120が巻取りパイプ回転支持部130との連結が解除されて回転可能となる。
(巻取りパイプ回転支持部130)
巻取りパイプ回転支持部130は、巻取りパイプ120、第1クラッチ機構180、第2クラッチ機構190を回転可能に支持するものであり、図2に示したように、巻取りパイプ120、第1クラッチ機構180、第2クラッチ機構190の軸心を貫通している。巻取りパイプ回転支持部130の一端は、プーリ回転支持部210の後述する連結空間部210aに挿入されて相対回転不能に連結されている。
(ブレーキ装置300)
ブレーキ装置300は、バネ240の付勢による操作コード230のプーリ200への巻取り速度を減速するものである。ブレーキ装置300は、図2に示したように、第1クラッチ機構180と第2クラッチ機構190との間に挟まれた位置において、プーリ200に連動する連動部材である第1クラッチ機構180とプーリ200に連動しない非連動部材である巻取りパイプ回転支持部130との間に設けられる。
ブレーキ装置300は、図3及び図4に示したように、ドーナツ形状をしており、巻取りパイプ回転支持部130に固定される内側固定軸310と、第1クラッチ機構180に固定され、内側固定軸310との間で抵抗体としてのオイル320を封入し内側固定軸310の周りを回転するローター330と、からなる。
ローター330には、円周方向4か所に係合溝330aが設けられている。係合溝330aに第1クラッチ機構180のガイドワッシャ182の係合突起182bが係合することによって、ローター330とガイドワッシャ182が一体に回転する。ブレーキ装置300は、ローター330が回転することで作動してガイドワッシャ182の回転を減速させる。よって、第1クラッチ機構180を介してプーリ200の回転が減速する。
操作ユニット250は、使用者の昇降操作に応じてスクリーン110を昇降させる機能を有する。操作ユニット250は、前述のように、プーリ200、プーリ回転支持部210、プーリ収容部220、操作コード230、バネ240によって構成されている。以下、操作ユニット250の詳細について、主に図2、図5及び図6を参照しながら説明する。
(プーリ200)
プーリ200は、巻取りパイプ120に回転を伝達するものである。プーリ200は、図2に示したように、断面略コ字状に構成されており、プーリ回転支持部210に回転可能に支持されている。プーリ回転支持部210は支持部材の他方の端部140bに固定されている。プーリ200の外周には操作コード230が巻きかけられている。プーリ200の外周には操作コード230が巻きかけられている。プーリ200の内部には、図5に示したようにバネ240が同軸に配置される。プーリ200の内周にはバネ240の一端が連結されるバネ連結部200aが突出している。
また、プーリ200は、図6に示したように、巻取りパイプ120方向に突出する突起200bが円周方向に3つ形成されている。突起200bは、第1クラッチ機構180のカムドライブ185の連結孔185aに連結される。後述する把持コード234が引き下げられると、プーリ200が回転し、突起200bは、図6(a)に示す位置から図6(b)に示す位置に反時計回りで回転する。このように、プーリ200の回転によって突起200bが回転することによって、プーリ200の回転が第1クラッチ機構180に伝達される。
第1クラッチ機構180では、プーリ200の回転によって、突起200bが連結されている連結孔185aが図7(a)に示す位置から図7(b)に示す位置に突起200bとともに時計回りに回転する。よって、プーリ200の回転が第1クラッチ機構180を介して巻取りパイプ120を回転させるため、図7(b)に示したように、巻取りパイプ120からスクリーン110が巻き解かれる。
(プーリ回転支持部210)
プーリ回転支持部210は、プーリ200を回転可能に支持するものであり、図2に示したように、支持部材の他方の端部140bに固定されている。プーリ回転支持部210は、図2に示したように、軸方向の長さがプーリ200を軸支するために十分な程度のものとなっている。プーリ回転支持部210の軸心には、巻取りパイプ120を支持する巻取りパイプ回転支持部130の一端が挿入されて連結される連結空間部210aが形成されている。
(プーリ収容部220)
プーリ収容部220は、プーリ200を収容するケースであり、図2に示したように、支持部材の他方の端部140bに固定されている。プーリ収容部220には、図5に示したように、プーリ200の他に、プーリ回転支持部210、操作コード230、及びバネ240が収容される。プーリ収容部220の底部には、操作コード230が導出される導出口220aが設けられている。
(操作コード230)
操作コード230は、プーリ200の回転を操作するものである。操作コード230は、図5に示したように、プーリ200の外周に巻き取り及び巻き解き可能に連結される巻取りコード232と、上端が巻取りコード232の下端と結ばれてプーリ収容部220から垂下する把持コード234からなる。把持コード234の端部には、グリップ236が取り付けられている。
また、巻取りコード232と把持コード234との結び目にはストッパ238が設けられている。ストッパ238は、操作コード230がプーリ200に所定長さ巻き取られると、プーリ収容部220の導出口220aに当接して、操作コード230のそれ以上の巻き取りを防止する。よって、ストッパ238によって、操作コード230が過度に巻き取られてグリップ236に操作者の手が届かなくなることが防止される。
(バネ240)
バネ240は、巻取りコード232を巻き取る方向にプーリ200を付勢するゼンマイバネである。バネ240は、図5に示したように、プーリ200とプーリ回転支持部210との間に配置されて、一端がプーリ200のバネ連結部200aに連結され、他端がプーリ回転支持部210に連結される。把持コード234が引き下げられ、プーリ200から巻取りコード232が巻き解かれると、図5(b)に示したように、バネ240は締め付けられて、蓄勢される。よって、把持コード234から手を放すと、バネ240によって巻取りコード232がプーリ200に巻き取られる。
以上、本実施形態のロールブラインド100の全体構成について説明した。次に、本実施形態のロールブラインド100の動作について、図8〜図14を参照しながら説明する。図8〜図14は、ロールスクリーン100のスクリーン110の昇降動作の様子を示した斜視図である。
スクリーン110が巻取りパイプ120に上限まで巻き取られている状態を図8に示す。この状態では、巻取りパイプ120には、巻取りスプリング150によるスクリーン巻き取り方向の回転が作用しているが、ウエイトバー112が支持部材140に当接することで、スクリーン110の停止状態を維持している。またこの状態では、巻取りコード232がプーリ200に巻き取られており、ストッパ238はプーリ収容部220に当接している。
この状態から、図9に示したように、操作者がグリップ236を図9の矢印Aの方向に引き下ろす。すると、巻取りコード232がプーリ200から巻解かれてプーリ収容部220外へと引き出され、プーリ200が巻解き方向に回転する。これにより、第1クラッチ機構180を介して巻取りパイプ120が回転し、スクリーン110が、操作者が引き下ろした分だけ図9の矢印Bの方向に下降する。この下降に伴い、前述のように、図5(b)に示したように、バネ240はプーリ回転支持部210に締め付けられるため、バネ240にはバネ反力が蓄積される。
続いて、図10に示すように、操作者がグリップ236の引き下ろし操作を止めて手を離すと、バネ240の蓄積力によってプーリ200が巻取り方向に回転する。よって、巻取りコード232がプーリ200に巻き取られ、把持コード234及びグリップ236が図10の矢印Cの方向へ上昇する。
このとき、第1クラッチ機構180は、前述のように、図7(a)に示したように、プーリ200と一体にガイドワッシャ182が回転するため、ガイドピン183がガイドワッシャ182の内側に沈み巻取りパイプ120との係合が解除される。このため、プーリ200は、巻取りパイプ120に回転を伝達することなく回転する。
また、ガイドワッシャ182と一体にブレーキ装置300のローター330が回転するため、ブレーキ装置300が作動し、プーリ200が巻取りコード232を巻き取る速度が減速される。よって、操作者がグリップ236を勢いよく離した場合でも、把持コード234が跳ね上がってスクリーン110とともに巻取りパイプ120に巻き取られてしまったり、周囲の物に当たって破損させてしまったりすることが防止される。
プーリ200との連結が解除されると、巻取りパイプ120は巻取りスプリング150の作用によりスクリーン110を巻取る方向に回転しようとする。しかし、第2クラッチ機構190が作動するため、巻取りパイプ120と巻取りパイプ回転支持部130とが連結される。よって、スクリーン110は操作者が操作を止めた位置で停止する。
続いて、図11に示すように、操作者がグリップ236を図11の矢印Dの方向にさらに引き下ろすと、上記と同様の動作によって巻取りパイプ120が回転してスクリーン110が図11の矢印Eの方向にさらに下降する。そして、上記引き下ろし操作が繰り返されることで、図12に示したように、スクリーン110は下限位置まで下降する。またこの操作の回数を調整することで、操作者は所望の位置までスクリーン110を下降させて停止させることができる。
下降した状態のスクリーン110を上昇させる際には、図13に示したように、操作者は、グリップ236を所定量(第2クラッチ機構を解除可能な回転量)だけ図13の矢印Fの方向に引く。これにより、巻取りパイプ120がスクリーン110を巻解く方向にわずかに回転して、スクリーンが図13の矢印Gの方向にわずかに下降する。
そして、操作者がグリップ236から手を離すと、第2クラッチ機構190が巻取りパイプ120と巻取りパイプ回転支持部130との連結を解除する。よって、巻取りパイプ120が巻取りスプリング150の作用によって巻取り方向に回転し、図14の矢印Hの方向にスクリーン110を巻き取っていく。このとき、巻取りパイプ120の回転速度は第1ブレーキ160によって減速されるが、上述のように、巻取りの最終段階においては第2ブレーキ170が作動してさらにスクリーン110を減速させ、ウエイトバー112が支持部材140に当接するときの衝撃を緩和する。
また、操作者がグリップ236から手を放すと、上述のように、バネ240の蓄積力によってプーリ200が巻取り方向に回転する。よって、巻取りコード232がプーリ200に巻き取られ、把持コード234及びグリップ236が図14の矢印Jの方向へ上昇する。このとき、操作者がグリップ236を勢いよく離した場合でも、上述したように、ブレーキ装置300が作動してプーリ200が巻取りコード232を巻き取る速度が減速される。よって、把持コード234が跳ね上がってスクリーン110とともに巻取りパイプ120に巻き取られてしまったり、周囲の物に当たって破損させてしまったりすることが防止される。
さらに、このスクリーン110の上昇中に操作者がグリップ236を引き下ろすと、プーリ200が巻解き方向に回転し、巻取りパイプ120が反転して巻解き方向に所定量回転した後に、グリップ236の引き下ろし操作を止めて手を離すと、スクリーン110は、第2クラッチ機構190の作動によって巻取りパイプ120と巻取りパイプ回転支持部130とが連結されることで、停止する。これにより操作者は所望の位置でスクリーン110の上昇を停止させることができる。
(第1の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、巻取りパイプ120の端部の第1のクラッチ機構180と巻取りパイプ回転支持部130の間にブレーキ装置300を設けることで、プーリ200が巻取りコード232を巻取っていくときは常時ブレーキが作動する。このため、操作時にグリップ236から急に手を離してしまっても、巻取りコード232はプーリ200に減速されながら巻き取られていく。よって、把持コード234及びグリップ236の跳ね上がりを防止できる。
また、巻取りパイプ120の端部の第1のクラッチ機構180と巻取りパイプ回転支持部130の間にブレーキ装置300を設けることで、プーリ200を収容するプーリ収容部220内にブレーキ装置300を配置する必要がないため、プーリ収容部220のコンパクト化が図れて意匠性が向上する。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るロールスクリーン400の構成について、図15を参照しながら説明する。図15は、第2の実施形態の操作ユニット460の概略図である。本実施形態は、ブレーキ装置500の取り付け位置が操作ユニット460のプーリ410とプーリ回転支持部420との間である点が上記第1の実施形態とは異なるものである。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態のロールスクリーン400、プーリ410、プーリ回転支持部420、プーリ収容部430、操作コード440、巻取りコード442、ストッパ448、バネ450、操作ユニット460、ブレーキ装置500、内側固定軸510、抵抗体としてのオイル520、及びローター530は、第1の実施形態のロールスクリーン100、プーリ200、プーリ回転支持部210、プーリ収容部220、操作コード230、巻取りコード232、ストッパ238、バネ240、操作ユニット250、ブレーキ装置300、内側固定軸310、オイル320、及びローター330に対応するため、説明を省略する。
ブレーキ装置500は、図15に示したように、プーリ410の内周面とプーリ回転支持部420の間に配置される。ブレーキ装置500の内側固定軸510はプーリ回転支持部420に固定され、ローター530がプーリ410に一体回転するように固定される。よって、プーリ410が回転すると、ローター530はプーリ410と一体に回転して作動し、プーリ410の巻取りコード442の巻取り速度が減速される。
(第2の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、本実施形態によれば、プーリ410の内周面とプーリ回転支持部420の間にブレーキ装置500を設けることで、プーリ410が巻取りコード442を巻取っていくときは常時ブレーキが作動する。このため、操作時に操作コード440から急に手を離してしまっても、巻取りコード442はプーリ410に減速されながら巻き取られていく。よって、操作コード440の跳ね上がりを防止できる。
また、プーリ410の内周面と、プーリ410を回転可能に支持するプーリ回転支持部420との間にブレーキ装置500を設けることで、プーリ収容部430をプーリ410の軸方向に長くする必要がないため、ロールスクリーン400を固定面に設置したときのスクリーンの端部と固定面との間の隙間が大きくなることを防ぐことができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係るロールスクリーン600の構成について、図16を参照しながら説明する。図16は、第3の実施形態の操作ユニット660の概略図である。本実施形態は、ブレーキ部700の構成及び取り付け位置が上記第1の実施形態とは異なるものである。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態のロールスクリーン600、プーリ610、プーリ回転支持部620、プーリ収容部630、操作コード640、巻取りコード642、ストッパ648、バネ650、及び操作ユニット660は、第1の実施形態のロールスクリーン100、プーリ200、プーリ回転支持部210、プーリ収容部220、操作コード230、巻取りコード232、把持コード234、ストッパ238、バネ240、及び操作ユニット250に対応するため、説明を省略する。
ブレーキ部700は、図16に示したように、摩擦体であり、プーリ610の側面とプーリ収容部630の間に設けられている。ブレーキ部700は、プーリ収容部630に固定されており、プーリ610とは接触している。よって、プーリ610が回転すると、プーリ610はブレーキ部700に接触しながら回転するため、プーリ610の巻取りコード642の巻取り速度が減速される。
(第3の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、プーリ610の側面とプーリ収容部630の間にブレーキ部700を設けることで、プーリ610が巻取りコード642を巻取っていくときは常時ブレーキが作動する。このため、操作時に操作コード640から急に手を離してしまっても、巻取りコード642はプーリ610に減速されながら巻き取られていく。よって、操作コード640の跳ね上がりを防止できる。
また、プーリ610の側面と、プーリ610を収容するプーリ収容部630との間にブレーキ部を設けることで、プーリ610の側面を利用してプーリ収容部630との接触面を大きくすることができるようになり、安定したブレーキ力を得ることができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態に係るロールスクリーン800の構成について、図17を参照しながら説明する。図17(a)はプーリ810が巻取りコード842を巻解くときの状態を示し、図17(b)はプーリ810が巻取りコード842を巻き取るときの状態を示す。本実施形態は、ブレーキ部900の構成及び取り付け位置が上記第1の実施形態とは異なるものである。本実施形態では、上記第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態のロールスクリーン800、プーリ810、プーリ回転支持部820、プーリ収容部830、導出口830a、操作コード840、巻取りコード842、把持コード844、グリップ846、ストッパ848、バネ850、及び操作ユニット860は、第1の実施形態のロールスクリーン100、プーリ200、プーリ回転支持部210、プーリ収容部220、導出口220a、操作コード230、巻取りコード232、把持コード234、グリップ236、ストッパ238、バネ240、及び操作ユニット250に対応するため、説明を省略する。
ブレーキ部900は、図17に示したように、プーリ収容部830の導出口830aに設けられる2つのベーン910、920であり、各ベーン910、920の上端が導出口830aに揺動自在に取り付けられている。2つのベーン910、920は、摩擦体で構成されている。巻取りコード842は2つのベーン910、920の間を挿通して導出されている。
本実施形態の動作について説明する。操作者がグリップ846を引き下ろし、図17(a)に示したように、巻取りコード842をプーリ810から巻き解かせる。すると、プーリ収容部830から導出される巻取りコード842によって2つのベーン910、920は、図17(a)の矢印Kに示したように、下端が互いに離間する方向に揺動する。よって、巻取りコード842はベーン910、920からの抵抗をあまり受けることなく導出される。
操作者がグリップ846の引き下ろし操作を止めて手を離すと、前述のように、バネ850の蓄積力によってプーリ810が巻取り方向に回転する。よって、巻取りコード842がプーリ810に巻き取られ、巻取りコード842、把持コード844及びグリップ846が図17(b)の矢印Lの方向へ上昇する。巻取りコード842が上昇することによって、2つのベーン910、920は、図17(b)の矢印Mに示したように、下端が互いに接近する方向に揺動する。よって、巻取りコード842は2つのベーン910、920に挟み付けられながら上昇するため、プーリ810の巻取りコード842の巻取り速度が減速される。
(第4の実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態によれば、プーリ収容部830の巻取りコード842の導出口830aにブレーキ部900を設けることで、プーリ810が巻取りコード842を巻き取っていくときは常時ブレーキが作動する。このため、操作時にグリップ846から急に手を離してしまっても、巻取りコード842はプーリ810に減速されながら巻き取られていく。よって、把持コード844及びグリップ846の跳ね上がりを防止できる。
また、プーリ収容部830の巻取りコード842の導出口830aにブレーキ部900を設けることで、プーリ収容部830内においてスペースを考慮することなく容易にブレーキ部900を設置することができる。
また、ブレーキ部900は2つのベーン910、920から構成されており、巻取りコード842がプーリ収容部830から引き出される方向に移動するときは開いてブレーキ力が弱まるため、巻取りコード842を引き操作するときに操作荷重が増えることを防止できる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、ブレーキ部を設ける位置及びブレーキ部の数は上記実施形態の位置に限定されない。例えば、プーリ及びプーリに連動する連動部材と、プーリに連動しない非連動部材と、の間であれば、どの位置に設けてもよく、またいくつ設けてもよい。
また、ブレーキ部の構成は、上記実施形態のブレーキ部の構成に限定されない。例えば、バネの付勢による操作部材の巻き取り速度を減速することができる構成であれば、遠心ブレーキ、油圧ブレーキあるいは空気ブレーキであってもよい。
また、上記第4の実施形態では、ブレーキ部900を揺動する2つのベーン910、920によって構成したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、導出口830aに固定された揺動しない摩擦体であってもよい。
100、400、600、800 ロールスクリーン(ブラインド)
110 スクリーン(遮蔽材)
112 ウエイトバー
120 巻取りパイプ(回転軸)
130 巻取りパイプ回転支持部(回転支持部)
140 支持部材
140a 支持部材の一方の端部
140b 支持部材の他方の端部
150 巻取りスプリング
160 第1ブレーキ
170 第2ブレーキ
180 第1クラッチ機構
181 クラッチドラム
182 ガイドワッシャ
182a 案内部
182b 係合突起
183 ガイドピン
184 クラッチ部材
185 カムドライブ
185a 連結孔
186 止め輪
190 第2クラッチ機構
200、410、610、810 プーリ
200a バネ連結部
200b 突起
210、420、620、820 プーリ回転支持部(回転支持部)
210a 連結空間部
220、430、630、830 プーリ収容部
220a、830a 導出口
230、440、640、840 操作コード(操作部材)
232、442、642、842 巻取りコード
234、844 把持コード
236、846 グリップ
238、448、648、848 ストッパ
240、450、650、850 バネ
250、460、660、860 操作ユニット
300、500 ブレーキ装置(ブレーキ部)
310、510 内側固定軸
320、520 オイル(抵抗体)
330、530 ローター
330a 係合溝
700、900 ブレーキ部

Claims (6)

  1. 遮蔽材を昇降させるための回転軸と、
    前記回転軸に回転を伝達するプーリと、
    前記回転軸及び前記プーリを回転可能に支持する回転支持部と、
    前記プーリを収容するプーリ収容部と、
    前記プーリに巻取り及び巻解き可能に連結されて前記プーリ収容部から垂下し、前記プーリの回転を操作する操作部材と、
    前記プーリを前記操作部材の巻取方向に付勢するバネと、
    前記プーリの一方向のみの回転を前記回転軸に伝達可能とするクラッチ機構と、
    を備えたブラインドであって、
    前記プーリ又は前記プーリに連動する前記クラッチ機構若しくは前記操作部材と、前記プーリに連動しない前記回転支持部又は前記プーリ収容部と、の間に、前記バネの付勢による前記プーリの回転速度を減速するブレーキ部を設けたことを特徴とする、ブラインド。
  2. 前記回転軸は前記回転支持部に回転自在に支持される巻取りパイプであり、
    前記巻取りパイプの端部に前記クラッチ機構が設けられ、
    前記ブレーキ部は、前記回転支持部と前記クラッチ機構との間に設けられ、
    前記ブレーキ部は、前記回転支持部に固定される内側固定軸と、前記クラッチ機構に連動して回転し、前記内側固定軸の周りを回転するローターと、前記内側固定軸と前記ローターとの間に配される抵抗体と、からなり、
    前記ブレーキ部は、前記ローターが回転することで、前記バネの付勢による前記プーリの回転速度を減速することを特徴とする、請求項1に記載のブラインド。
  3. 前記ブレーキ部は、前記プーリを回転可能に支持する前記回転支持部と前記プーリの内周面との間に設けられ、
    前記ブレーキ部は、前記回転支持部に固定される内側固定軸と、前記プーリに一体に回転するように連結され、前記回転支持部の周りを回転するローターと、前記内側固定軸とローターとの間に配される抵抗体と、からなり、
    前記ブレーキ部は、前記ローターが回転することで、前記バネの付勢による前記プーリの回転速度を減速することを特徴とする、請求項1に記載のブラインド
  4. 前記ブレーキ部は、前記プーリ収容部と前記プーリの側面との間に設けられ、
    前記プーリが前記ブレーキ部に接触することで、前記バネの付勢による前記プーリの回転速度を減速することを特徴とする、請求項1に記載のブラインド
  5. 前記ブレーキ部は、前記プーリ収容部の前記操作部材の導出口に設けられ、
    前記ブレーキ部は前記操作部材が接触することで、前記バネの付勢による前記プーリの回転速度を減速することを特徴とする、請求項1に記載のブラインド。
  6. 前記ブレーキ部は、前記ケースの導出口において前記操作部材に接触しながら開閉可能に設けられるベーンであり、
    前記操作部材が前記プーリ収容部から引き出される方向に移動するときは前記ベーンが開いてブレーキ力が弱まり、前記操作部材が前記プーリ収容部に巻取られる方向に移動するときは前記ベーンが閉じてブレーキ力が強まることを特徴とする、請求項5に記載のブラインド。

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