JP2017197906A - Soundproof floor material - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、裏面にスリットが形成された木質基材を有した防音床材に関する。 The present invention relates to a soundproof flooring material having a wood base material having a slit formed on the back surface.
この種の防音床材として、スリットが形成された木質基材の裏面にクッション材を積層したものが種々提案されている(たとえば、特許文献1参照)。このような防音床材によれば、スリットを設けたことによる木質基材の曲げ剛性の低減化と、クッション材を設けたことによる吸音性、遮音性、衝撃緩和性の向上とにより、防音性能の向上を図ることができる。 As this type of soundproof flooring material, various types of cushioning materials laminated on the back surface of a wooden base material on which slits are formed have been proposed (for example, see Patent Document 1). According to such a soundproofing flooring material, the soundproofing performance is achieved by reducing the bending rigidity of the wooden base material by providing slits and improving sound absorption, sound insulation and shock relaxation by providing cushioning materials. Can be improved.
しかしながら、上記のような防音床材では、木質基材の裏面の全面に設けたクッション材のクッション性が利きすぎて歩行の際にふわふわするような感覚の沈み込みが発生し、歩行感が悪くなるおそれがある。 However, in the above-mentioned soundproof flooring material, the cushioning property of the cushioning material provided on the entire back surface of the wooden base material is too good, and the feeling of walking that is fluffy during walking occurs and the walking feeling is poor. There is a risk.
このように、スリットとクッション材を組み合わせて防音性能の向上を図るようにした防音床材においては、防音性とクッション性とのバランスを図ることが必要であり、適切なものとするために種々の研究が従来ではなされていた。 As described above, in the soundproofing floor material in which the slit and the cushioning material are combined to improve the soundproofing performance, it is necessary to balance the soundproofing property and the cushioning property. This has been done in the past.
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、防音性能の低下を抑制しつつ、歩行時のふわふわ感を低減することができる防音床材を提供することにある。 The present invention has been proposed in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a soundproof flooring material capable of reducing a fluffy feeling during walking while suppressing a decrease in soundproof performance. is there.
上記目的を達成するために、本発明の防音床材は、裏面にスリットが形成された木質基材を有した防音床材において、スリットごとに挿入されたクッション材を有した構成とされており、クッション材は、上部がスリット内に収容されている一方、下部が木質基材の裏面側に突出していることを特徴とする。 In order to achieve the above object, the soundproof flooring of the present invention is configured to have a cushioning material inserted into each slit in the soundproofing flooring having a wooden base material with slits formed on the back surface. The cushion material is characterized in that the upper part is accommodated in the slit and the lower part protrudes to the back side of the wooden substrate.
本発明の防音床材によれば、上述した構成となっているため、防音性能の低下を抑制しつつ、歩行時のふわふわ感を低減することができる。 According to the soundproof floor material of the present invention, since it has the above-described configuration, it is possible to reduce a fluffy feeling during walking while suppressing a decrease in soundproof performance.
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。まず、以下の実施形態に係る防音床材1の概略基本構成について説明する。
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. First, a schematic basic configuration of a
本防音床材1は、裏面にスリット15が形成された木質基材10を有した床材である。この防音床材1は、スリット15ごとに挿入されたクッション材20を有した構成とされている。クッション材20は、上部21がスリット15内に収容されている一方、下部22が木質基材10の裏面側に突出している(以上、図1および図2参照)。
The
このような防音床材1によれば、クッション材20の下部22が木質基材10の裏面側に突出しているため、施工後にはクッション材20の下端23が床下地5に当接して減衰力が発揮される。この場合、クッション材20は木質基材10の裏面の全面にはないため、歩行時のふわふわ感を低減することができる。また、防音床材1はスリット15およびクッション材20を有した構造であるため、それらにより防音効果の低下を抑制することができる。
According to such a
ついで、防音床材1の詳細について説明する。
Next, details of the
この防音床材1の木質基材10としては、複数の単板を重ねてなる合板を用いることができる。合板としては、5プライ、7プライなど種々のものを使用できる。もちろん、合板以外の他の材料を木質基材10として用いてもよい。
As the
防音床材1の長手方向、短手方向のいずれの方向においても、木質基材10の各方向の一方の辺縁部11には実結合用の雄実部13が形成され、他方の辺縁部12には雄実部13が嵌合可能な形状とされる雌実部14が形成されている(図1参照)。なお、図1(b)には、図1(a)に示した防音床材1における、長手方向の一部を省略した拡大縦断面図を示した。
In both the longitudinal direction and the short direction of the
また、木質基材10の表面には、突き板や化粧シートよりなる化粧材35が貼着されている。
A
一方、木質基材10の裏面には、長手方向、短手方向のそれぞれに沿って延びる、縦断面視でほぼ同形状の複数のスリット15が形成されている。これらのスリット15は木質基材10の側端から反対側の側端まで貫通するように鋸加工などにより形成されている(図1(b)参照)。木質基材10は、これらのスリット15により剛性が低下し、衝撃緩和作用がもたらされるようになっている。
On the other hand, a plurality of
上述したように、これらのスリット15のそれぞれには、下部22が木質基材10の裏面側に突出するようにクッション材20が挿入されている。クッション材20の素材は、軟質ウレタン発泡体などの多孔質材料とされるが、これには限定されない。クッション材20は、スリット15に対して1対1に対応した薄厚の面材で構成されていることが望ましい。
As described above, the
それらの薄厚のクッション材20は図1(b)に示すように、防音床材1の表面に対して直交する方向に起立した状態で配されている。つまり、クッション材20は、その厚さ方向が防音床材1の表面に平行な方向(図例では長手方向)に合致するように配されている。
As shown in FIG. 1B, the
また、木質基材10において相互に対辺の関係とされる両辺縁部11、12のすくなくとも一方に対応した裏面に、クッション材20の下端23よりも突出しない、硬質材よりなる釘打ち固定部30が設けられていることが望ましい。図1に示した防音床材1は、長手方向の両辺縁部11、12のそれぞれに相当する木質基材10の裏面に、硬質材よりなる釘打ち固定部30が設けられている。釘打ちは、後述するように、防音床材1を床下地5に固定するために、雄実部13の上面の隅部から斜め下方に向けてなされる(図2参照)。
Further, the nailing and
釘打ち固定部30は、釘3などの固定具が挿通する、木質基材10の辺縁部11に対応する裏面に雄実部13に沿って積層固着された固定部材とされる。また、雌実部14側の辺縁部12も同様に、木質基材10の裏面に釘打ち固定部30が積層固着されている。
The nail driving
本実施形態の防音床材1は、図1(a)に示すように、釘打ち固定部30が木質基材10の短辺辺縁部11、12に対応して設けてあるが、これには限定されず、長辺辺縁部に設けてもよい。また、釘打ち固定部30は木質基材10の短辺辺縁部11、12の全長に設けなくてもよく、短辺辺縁部11、12の全長のうちの釘打ちする箇所に対応した部位にのみ設けるようにしてもよい。
As shown in FIG. 1A, the
この釘打ち固定部30は、後述する沈み込み防止材31と同様、沈み込み防止作用を発揮させるために取り付けられたもので、木質材または硬質ウレタン発泡体などの硬質材で形成してあればよい。硬質の程度としては、釘打ちしたときに上下方向にほとんど変形(圧縮)しないものであればよい。
The
さらに本実施形態の防音床材1は、図1(b)に示すように、長手方向の中央部に、断面視で釘打ち固定部30と略同形状で同素材よりなる沈み込み防止部31を備えている。
Furthermore, as shown in FIG. 1B, the
両辺縁部11、12の釘打ち固定部30および中央部の沈み込み防止部31はいずれも、木質基材10の裏面を切削して形成した凹所16に嵌め入れ固着されている。また、釘打ち固定部30および沈み込み防止部31の各裏面はいずれも、クッション材20の下端23よりも下方に突出せず、上方の位置にある。なお、凹所16有しないものでもよいが、このような凹所16が形成してあれば、防音床材1の製造の際に、釘打ち固定部30および沈み込み防止部31の位置合わせができ、取り付けがしやすくなる。
Both of the
図1に例示した防音床材1の長手方向の全長は約1818mmである。厚さ寸法については、化粧材35を加味した厚みが約9mmの木質基材10を用いた場合、表面から釘打ち固定部30の裏面までの厚みT1が約12mmである。釘打ち防止部30、沈み込み防止部31の厚みT2は約5mmである。また、釘打ち防止部30、沈み込み防止部31を取り付けた凹所16の深さは約2〜3mmである。
The total length of the
また、木質基材10の裏面からクッション材20の下端23までの突出長T4は約3mmであり、クッション材20の下端23は釘打ち防止部30の裏面よりわずかに下方に位置している。この段差は約2〜3mmとなることが望ましい。
Further, the protruding length T4 from the back surface of the
以上の数値からもわかるように、また図1(b)にも図示されているように、この防音床材1は施工前においては、クッション材20の下端23が防音床材1における最下端となっている。
As can be seen from the above numerical values and as shown in FIG. 1B, the
このような防音床材1は、既設の防音床材1Aと実結合させて床下地5に設置、固着され、雄実部13側を釘打ちすることで床下地5に固定される(図2参照)。
Such a
図2に示すように、クッション材20は防音床材1の床下地5への釘打ち固定により上下方向から押圧され、クッション材20の下方に突出した下部22は圧縮された状態となる。そして、クッション材20の下端23の位置は釘打ち固定部30の裏面と略同一位置レベルとなる。なお、防音床材1を施工した場合に、クッション材20の弾性により、辺縁部11、12間の中央部が、見た目上ほとんど違和感がない程度にわずかに膨出するものでもよい。
As shown in FIG. 2, the
以上のような防音床材1によれば、スリットに挿入されたクッション材20の下部22が木質基材10の裏面側に突出しているため、施工後にクッション材20の下部22が床下地5に当接して減衰力が発揮され、歩行時のふわふわ感を低減することができる。つまり、クッション材20は木質基材10の裏面の全面に積層されたものではなく、複数のものが起立した状態にあるため柔軟性は緩和される。特に、本実施形態の防音床材1は釘打ち固定部30が辺縁部11、12に設けてあるため、図2に示すように、施工後には、クッション材20は床下地5への当接により変形して硬度が上がった状態が維持される。その結果、ふわふわ感がさらに低減される。
According to the
また、本実施形態では釘打ち固定部30が短辺辺縁部11、12に設けてあるため、辺縁部11、12間の距離が長い。そのため、柔軟なクッション材20を木質基材10に積層した構成であれば中央部が撓みやすくなるが、複数のクッション材20が立て配置された構成であるため沈み込みを食い止めることができ、効果が大きい。また、本実施形態の防音床材1は長手方向の中央に沈み込み防止部31を備えているため、踏み込みが繰り返されてもクッション材20が図2に示した状態よりも扁平なものにはならず、この沈み込み防止部31が沈み込みの非常限として作用する。
Further, in the present embodiment, since the
また、辺縁部11、12には釘打ち固定部30が配されているため、辺縁部11、12での沈み込みを当然に防止することができる。つまり、この防音床材1によれば、どの位置でもそれほど変わらない、ふわふわ感のない均一な歩行感が得られる。
Moreover, since the nail driving | fixing
もちろん、スリット15およびそれに挿入されたクッション材20による防音性能が発揮され、防音効果の低下を抑制することができる。
Of course, the soundproofing performance by the
なお、釘打ち固定部30は硬質材料よりなり、それにより防音性能がある程度低下するおそれがある。しかしながら、木質基材10にはスリット15が形成され、かつクッション材20を有しているため、それらにより防音性能の低下を軽減することができる。また、この防音床材1は釘打ちを前提としているため、また上述したように防音性能も十分に考慮されているため、戸建て住宅の上層階に利用することが想定できるが、そのような用途には限定されない。
In addition, the nailing fixing | fixed
以上のように、この防音床材1は、防音性能と歩行性能はいずれもよく、それらのバランスもよい。また、クッション材20は、その下方への突出長やクッション材20の挿入個数を調整するなどすることで、設置対象に応じた適切な防音性能、歩行性能をバランスよく有した防音床材1を構成することができる。
As described above, the
本実施形態では、雄実部13側に釘打ちする例を示したが、雌実部14側にも釘打ち固定部30が積層されているため、雌実部14側で釘打ちした場合でも辺縁部12の沈み込みを防止することができる。また、図2のような施工を行うことを前提とすれば、雌実部14側の辺縁部12は既設の防音床材1Aの雄実部13側の釘打ち固定部30により沈み込みを防止できるようになっているため、釘打ち固定部30を雄実部13側だけに設けた構成であってもよい。このように、防音床材1は、釘打ち固定部30が対辺関係にある辺縁部11、12の一方のみに設けられた構成であってもよい。
In the present embodiment, an example in which nailing is performed on the male
また、釘打ち固定部30および沈み込み防止部31は、それらを取り付けるための凹所16の深さとの関係から、それらの裏面と木質基材10の裏面とを略面一にすることもできる。そのように裏面を略面一にすれば、クッション材20の下部22の突出長を数mm以下程度とすることができる。
Moreover, the
この場合、歩行した際にクッション材20の下部22が極薄状に圧縮され、木質基材10の裏面が床下地5に近接または接触するようになる。そのため歩行時のふわふわ感はほとんどなくなる。よって、このようなものでは、中央に沈み込み防止部31を設けなくてもよい。また、そのような防音床材であっても、スリット15およびクッション材20を有しているため、ある程度の防音性能を担保することができる。
In this case, when walking, the
以上には実施形態として雌雄実連結構成の防音床材1を示したが、相じゃくり形状の床材にも適用できることは言うまでもない。
In the above, the
1 防音床材
10 木質基材
11、12 (短辺)辺縁部
15 スリット
20 クッション材
21 上部
22 下部
23 下端
30 釘打ち固定部
DESCRIPTION OF
Claims (3)
前記スリットごとに挿入されたクッション材を有した構成とされており、
前記クッション材は、上部が前記スリット内に収容されている一方、下部が前記木質基材の裏面側に突出していることを特徴とする防音床材。 In the soundproofing flooring having a wooden substrate with slits on the back,
It is configured to have a cushion material inserted for each slit,
The cushioning material is characterized in that the upper part is accommodated in the slit, and the lower part protrudes to the back side of the wooden base material.
前記木質基材において相互に対辺の関係とされる両辺縁部のすくなくとも一方に対応した裏面に、前記クッション材の下端よりも突出しない、硬質材よりなる釘打ち固定部が設けられている、防音床材。 In claim 1,
A soundproofing, in which a nail fixing portion made of a hard material that does not protrude from the lower end of the cushion material is provided on the back surface corresponding to at least one of the two edge portions that are opposite to each other in the wood substrate. Flooring.
前記釘打ち固定部は、前記木質基材の短辺辺縁部に対応して設けられている、防音床材。
In claim 2,
The nailing and fixing portion is a soundproof floor material provided corresponding to a short side edge portion of the wooden base material.
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016086824A JP2017197906A (en) | 2016-04-25 | 2016-04-25 | Soundproof floor material |
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2016
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