JP2017197161A - 底なし船 - Google Patents
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Abstract
【課題】船舶の走行抵抗、特に水、海水または各種の液体との摩擦抵抗を減少させる船体構造を提供する。
【解決手段】底部以外を密閉した複数の中空浮力槽を持ち、それら複数の浮力槽によって得られた安定な浮力によって船体と積載物を支え、船体底部における水との摩擦抵抗を減少させる。具体的には、左右隔壁および前後隔壁6によって前後左右に分けられたつの浮力槽により、船体はどの方向に傾いても傾いた部分の浮力槽が深く沈み込むことによる復元力を持つために安定な浮力を持つことができ、しかも船底がないために船底による水との摩擦抵抗は発生しない。しかし、船体側面は喫水線下で水と接しているため摩擦抵抗を受ける。したがって船体は必要な浮力を得るために底面積を大きくとり、船体側面の摩擦抵抗を減じるために喫水部分を浅くすることによってぜんたいの摩擦抵抗を減ずることができる。
【選択図】図1
【解決手段】底部以外を密閉した複数の中空浮力槽を持ち、それら複数の浮力槽によって得られた安定な浮力によって船体と積載物を支え、船体底部における水との摩擦抵抗を減少させる。具体的には、左右隔壁および前後隔壁6によって前後左右に分けられたつの浮力槽により、船体はどの方向に傾いても傾いた部分の浮力槽が深く沈み込むことによる復元力を持つために安定な浮力を持つことができ、しかも船底がないために船底による水との摩擦抵抗は発生しない。しかし、船体側面は喫水線下で水と接しているため摩擦抵抗を受ける。したがって船体は必要な浮力を得るために底面積を大きくとり、船体側面の摩擦抵抗を減じるために喫水部分を浅くすることによってぜんたいの摩擦抵抗を減ずることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は船舶の走行抵抗に関し、特に水、海水または各種の液体との摩擦抵抗を減少させることに関するものである。
本発明は船舶の走行抵抗に関し、特に水、海水または各種の液体との摩擦抵抗を減少させることに関するものである。
以下の説明で水、水上あるいは水面という表現は水や海水そのほかの液体をも含めたものに関連する事象を指している。
本発明は、底部以外を密閉した複数の中空浮力槽を持ち、それら複数の浮力槽によって得られた安定な浮力によって船体と積載物を支え、船体底部における水との摩擦抵抗を減少させようとするものである。
船体は船体の内部と外部にそれぞれ喫水線を持つ。内部喫水線と外部喫水線との差によって浮力が生じているので、内部喫水線は外部喫水線よりも低い位置にある。各浮力槽の内部喫水線と浮力槽下端との差が波に対するマージンとなる。各浮力槽の圧力を調整することにより、マージンを変化させることができる。各浮力槽の圧力を減じるには、各浮力槽の上側(甲板)に設置された排気弁を開放して浮力槽内の気体を排出することによって行う。各浮力槽の圧力を増やすには、ポンプによる気体の圧入、エンジンからの排気ガスの導入、爆薬を含む化学的な気体の発生によっておこなう。
左右隔壁および前後隔壁によって前後左右に分けられたつの浮力槽により、船体はどの方向に傾いても傾いた部分の浮力槽が深く沈み込むことによる復元力を持つために安定な浮力を持つことができる。しかも船底がないために船底による水との摩擦抵抗はない。しかし、船体側面は喫水線下で水と接しているため摩擦抵抗を受ける。したがって船体は必要な浮力を得るために底面積を大きくとり、船体側面の摩擦抵抗を減じるために喫水部分を浅くすることによってぜんたいの摩擦抵抗を減ずることができる。
波が高い時には各浮力槽の喫水マージンを大きくとって安定な走行を優先させる。波が低い時には喫水マージンを小さくして摩擦抵抗を低くする。内部喫水線は各浮力槽ごとに調整できるので、波を受けたときに浮力槽内の圧力を調整して波による船体姿勢の影響を減じることができる。
浮力槽内の空間を利用して、サイドスラスト機構を収納し、使用しないときには水面上に引き上げておくことができる。
浮力槽内の空間を利用して、緊急用前方操舵機構を収納し、使用しないときには水面上に引き上げておくことができる。
浮力槽内の空間を利用して、通常船体の球状船首に相当する造波抵抗をキャンセルする機構を設置することができる。この機構は前後の位置を可変とすることができるため、速度に応じた位置で造波抵抗をキャンセルすることができる。
浮力槽内の気体には水面から蒸発した水蒸気が豊富に含まれているので、気体を加圧したまま浮力槽と冷却器の間で循環させることによって真水を取り出すことができる。
1 外部喫水線
2 内部喫水線
3 浮力槽下端
4 排気弁
5 左右隔壁
6 前後隔壁
7 前部造波抵抗キャンセル機構
8 後部造波抵抗キャンセル機構
9 船殻
10 船首
11 船尾
2 内部喫水線
3 浮力槽下端
4 排気弁
5 左右隔壁
6 前後隔壁
7 前部造波抵抗キャンセル機構
8 後部造波抵抗キャンセル機構
9 船殻
10 船首
11 船尾
Claims (6)
- 底部以外を密閉した3個以上の中空浮力槽を持ち、それら複数の浮力槽によって得られた安定な浮力によって船体と積載物を支え、船体底部における水との摩擦抵抗を減少させようとする船体構造。
- 底部以外を密閉した中空浮力槽の圧力を調整することによって波による船体姿勢の影響を減じることができる請求乗1記載の船体構造。
- 底部以外を密閉した中空浮力槽内に引き上げ可能なサイドスラスト機構を設置し、必要な時のみ水中におろしてサイドスラスト機能を発揮できる請求項1、または請求項2記載の船体構造。
- 底部以外を密閉した中空浮力槽内に引き上げ可能な緊急用操舵装置を設置し、必要な時のみ水中におろして緊急操舵機能を発揮できる請求項1、または請求項2記載の船体構造。
- 底部以外を密閉した中空浮力槽内に前後に位置を変更できる造波抵抗キャンセル機構を設置し、速度に応じた位置で造波抵抗をキャンセルすることができる請求項1、または請求項2記載の船体構造。
- 底部以外を密閉した中空浮力槽内に発生した水蒸気を凝縮するための冷却装置を持ち、冷却装置によって真水を生成することができる請求項1、または請求項2記載の船体構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016100892A JP2017197161A (ja) | 2016-04-28 | 2016-04-28 | 底なし船 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016100892A JP2017197161A (ja) | 2016-04-28 | 2016-04-28 | 底なし船 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017197161A true JP2017197161A (ja) | 2017-11-02 |
Family
ID=60238696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016100892A Pending JP2017197161A (ja) | 2016-04-28 | 2016-04-28 | 底なし船 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017197161A (ja) |
-
2016
- 2016-04-28 JP JP2016100892A patent/JP2017197161A/ja active Pending
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