JP2017195482A - 光伝送システム、伝送装置および波長制御方法 - Google Patents

光伝送システム、伝送装置および波長制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】伝送装置間でコヒーレント光の伝送を行う光伝送システムにおいて、各伝送装置が備える光源の数を減らす。
【解決手段】第1伝送装置301#1は、第1光源504#1が出力する第1の光を変調して得られる第1の光信号を第2伝送装置へ送信する第1送信部501#1と、第2伝送装置301#2が送信した第2の光信号を第1光源504#1が出力する第1の光を用いてコヒーレント受信する第1受信部502#1とを備える。第2伝送装置301#2は、第2光源504#2が出力する第2の光を変調して得られる第2の光信号を第1伝送装置301#1へ送信する第2送信部501#2と、第1伝送装置301#1が送信した第1の光信号を第2光源504#2が出力する第2の光を用いてコヒーレント受信する第2受信部502#2と、第2光源504#2が出力する第2光の波長を制御する制御部521とを備える。
【選択図】図5

Description

以下の開示は、光伝送システム、伝送装置および波長制御方法に関する。
大容量の情報伝送システムとして、光信号を用いる光伝送システムが実用化されている。また、光伝送システムの伝送容量を更に大きくするために、例えばコヒーレント光伝送技術が使用されている。このようなコヒーレント光伝送は、伝送装置間でネットワーク回線を介して双方向で行われる。即ち、各伝送装置はネットワーク回線に対して光の送受信を行う。
伝送装置には、このような光の送受信を行う機能を有する光送受信器(光モジュール)が搭載され、複数の伝送装置がネットワーク回線に接続される。複数の伝送装置に搭載される光送受信器は、それぞれ、光を送信する送信装置と光を受信する受信装置とを備えている。
コヒーレント光伝送技術において、受信装置は、局部発振光源の生成(発振)する光を用いてコヒーレント受信を行うことにより、ネットワーク回線から受信した光信号の光強度情報および位相情報を抽出する。
国際公開第2012/153856号 特開平03−290630号公報
このように、コヒーレント光伝送技術においては、光送受信器に搭載される受信装置においても光源が必要であるため、送信装置および受信装置のそれぞれに光源が配置される。このため、送信装置と受信装置とを一体として備える光送受信器は、送信光の光源と局部発振光源との2つの光源を有することになる。結果として、コヒーレント光の伝送を行う光伝送システムにおいては、光送受信装置の小型化が困難となり、製造コストが増大してしまうという問題がある。また、これらの問題は、動作時における消費電力の増大という問題にも繋がる。
以上に鑑み、以下の開示の目的の一つは、伝送装置間でコヒーレント光の伝送を行う光伝送システムにおいて、各伝送装置が備える光源の数を減らすことである。
一側面において、光伝送システムは、第1伝送装置と、第1伝送装置と光通信可能に接続された第2伝送装置と、を備える。第1伝送装置は、第1光源と、第1送信部と、第1受信部と、を備える。第2伝送装置は、第2光源と、第2送信部と、第2受信部と、制御部とを備える。第1送信部は、第1光源が出力する第1の光を変調して得られる第1の光信号を第2伝送装置へ送信する。第1受信部は、第2伝送装置が送信した第2の光信号を、前記第1光源が出力する第1の光を用いてコヒーレント受信する。第2送信部は、第2光源が出力する第2の光を変調して得られる第2の光信号を第1伝送装置へ送信する。第2受信部は、第1伝送装置が送信した第1の光信号を、第2光源が出力する第2の光を用いてコヒーレント受信する。制御部は、第2受信部による第1の光信号の受信結果に基づいて第2光源が出力する第2の光の波長を制御する。
一側面として、伝送装置間でコヒーレント光の伝送を行う光伝送システムにおいて、各伝送装置が備える光源の数を減らすことができる。
実施形態1に係る伝送装置を用いた光伝送システムの全体図である。 実施形態1に係る伝送装置を用いたノードの機能ブロック図である。 実施形態1に係るTRSP(TRanSPonder)の機能ブロック図である。 実施形態1に係るTRSPを用いた光伝送システムの一例を示す図である。 実施形態1に係るTRSPを用いた光伝送システムの機能ブロック図である。 (A)および(B)は、光伝送システム内において入出力される光信号の波長の関係を示す図である。 実施形態1に係る伝送装置を用いた光伝送システムにおける光源の波長を制御する処理のフローチャートである。 実施形態1に係る伝送装置を用いた光伝送システムにおける光源の波長を制御する処理のフローチャートである。 実施形態2に係る伝送装置を用いた光伝送システムにおける光源の波長を制御する処理のフローチャートである。 (A)〜(J)は、図9のフローチャートが示す処理の実行例を説明する図である。 (A)および(B)は、波長の分解能を変更した場合における光源が出力する光のスペクトルと受信される光信号のスペクトルとの一例を示す図である。 第1変形例に係る伝送装置を用いた光伝送システムの機能ブロック図である。 第2変形例に係る伝送装置を用いた光伝送システムの機能ブロック図である。 第3変形例に係る伝送装置を用いた光伝送システムの機能ブロック図である。 比較例に係る伝送装置を用いた光伝送システムの機能ブロック図である。
以下、図面を参照して実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。なお、以下の実施形態に用いる図面において、同一符号を付した部分は、特に断らない限り、同一もしくは同様の部分を表わす。また、図面に同一または同様の部分が複数示されるときには、#k(kは自然数)により区別する。
(実施形態1)
図1は、ノード101#1〜#8を用いた光伝送システム100の全体図である。後に説明するように、ノード101は、実施形態1に係る伝送装置を有する。光伝送システム100においては、ロングホール光ネットワークの一例である地域ネットワーク(Regional Network)102に、ノード101#1〜#8を様々なトポロジーで接続することができる。例えば、ノード101#1〜#4およびノード101#5〜#8のそれぞれにより光コア網が形成されている。また、ノード101#2〜#4は、リング状に接続され、ノード101#2が、ノード101#1を介して地域ネットワーク102に接続される。また、ノード101#6〜#8は、ツリー状に接続され、ルート(root)に位置するノード101#6が、ノード101#5を介して地域ネットワーク102に接続されている。
図1に示す光伝送システム100により、ノード101#1〜#8に種々の機器を接続し、機器間において光通信を実施することができる。
図2は、ノード101の機能ブロック図である。図2において、ノード101は、ROADM201と、第1入出力部202と、第2入出力部203とを備える。
ROADMは、Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexerの略である。ROADM201は、光コア網などの上位網側から光信号を分岐することにより光信号を受信したり、上位網側に光信号を送信することにより上位網側に光信号を追加したりすることができる。
第1入出力部202は、MXP(MuXPonder)およびTRSP(TRanSPonder)などとして機能する伝送装置を有している。また、第2入出力部203は、TDM、Packet、OTNなどとのインターフェース機能を有する装置がUniversal Switch Fabricを介してROADMに接続されている。したがって、第2入出力部203を用いることにより、TDM、PacketおよびOTNのいずれかに限定されることなく、TDM、PacketおよびOTNの相互間の通信が可能になる。なお、TDMはTime Division Multiplexerの略であり、OTNはOptical Transport Networkの略である。
したがって、第1入出力部202および第2入出力部203により、ROADM201を介して、上位網側から光信号を分岐し受信したり、また、上位網に光信号を送信したりすることができる。
なお、第1入出力部202のMXPおよびTRSP、ならびに、第2入出力部203のTDM、Packet、OTNおよびUniversal Switch Fabricは、筐体に挿抜なカードの形態として提供されていてもよい。別言すれば、MXP、TRSP、TDM、Packet、OTNおよびUniversal Switch Fabricの機能は、ノード101の筐体を構成するモジュールとして提供され、モジュールの形態がカード形式となっていてもよい。
伝送装置の一例としてTRSPについて説明する。図3は、TRSP301の機能ブロック図である。TRSP301は、送受信部302と、DSP303と、フレーマ304と、CFP305とを備える。DSPは、Digital Signal Processorの略であり、CFPは、Centum Gigabit Form Factor Pluggableの略である。
CFP305は、トランシーバの一例である。トランシーバは、送受信部302を介して送受信されるデータを入出力するインターフェースである。TRSP301の外部より受信された光信号は、送受信部302、DSP303およびフレーマ304を介して電気信号に変換され、CFP305に接続される機器に出力される。また、CFP305に接続される機器から入力された電気信号は、フレーマ304、DSP303および送受信部302を介して最終的に光信号に変換され、当該光信号がTRSP301の外部に出力される。
フレーマ304は、CFP305を介して入出力される電気信号(例えばアナログ電気信号)のデータと、フレーム形式のデジタルデータと、の間の変換を実施する。別言すれば、フレーマ304は、DSP303から出力される信号をフレーム形式のデジタルデータへ復調し、復調された信号をCFP305に出力する。また、フレーマ304は、CFP305が出力する電気信号をフレーム形式のデジタルデータに変換し、変換されたデジタルデータをDSP303に出力する。
DSP303は、デジタル信号を処理するプロセッサである。DSP303は、フレーマ304が出力するフレーム形式のデジタル信号を多重化し、多重化信号を送受信部302に出力する。また、DSP303は、送受信部302が受信した光信号のデジタル信号への変換およびデジタル信号処理を実施した結果の信号をフレーマ304に出力する。DSP303は、プログラムを実行するプロセッサおよびメモリを有することができる。プロセッサがプログラムを実行することにより、光伝送路を光信号が伝送される際の波形の歪などの影響が除去され得る。また、DSP303は、プログラムを用いることなく、ハードウェアを含むようにすることもできる。
送受信部302は、DSP303の出力する多重化信号により光信号を変調し、変調された光信号を送信する。また、送受信部302は、コヒーレント受信した光信号を電気信号に変換し、変換された電気信号をDSP303へ出力する。
送受信部302は、光信号を送受信するので、「光送受信器」と呼称される場合がある。
なお、伝送装置の一例であるTRSP301は、送受信部302、DSP303、フレーマ304およびCFP305をモジュールとして備えていてもよい。例えば送受信部302は、TRSP301に挿抜可能な光送受信モジュールとしてそなえられていてもよい。
図4は、複数地点間での光通信を実施する光伝送システムの一例である。別言すれば、TRSP301#1および301#2を複数地点のうちの2地点に設置し、光伝送路により接続することにより、光通信を実現することができる。図4に示すように、2地点にそれぞれ設置されたTRSP301#1とTRSP301#2とが光伝送路401を介して対向して接続されることになる。なお、図4に、さらに、TRSP301#1とTRSP301#2との間に設置される光中継器、また、TRSP301#1とTRSP301#2がノードに備えられていてもよい。
図5は、図4に示したようにTRSP301#1とTRSP301#2とが対向して接続されている光伝送システム500のより詳細な機能ブロック図である。
TRSP301#1は、送信部501#1および受信部502#1を有する。送信部501#1および受信部502#1が、図3に示すTRSP301の送受信部302(光送受信器)に対応する。また、TRSP301#2は、送信部501#2および受信部502#2を有する。送信部501#2および受信部502#2が、図3に示す別のTRSP301の送受信部302に対応する。なお、送信部501#1および受信部502#1が対応する送受信部302を有するTRSP301と、送信部501#2および受信部502#2が対応する送受信部302を有するTRSP301とは、異なるTransponderとする。
送信部501#1と受信部502#2とが光伝送路401#1により接続され、送信部501#2と受信部502#1とが光伝送路401#2により接続されている。光伝送路401#1および401#2は、図5に示すように異なる光伝送路であってもよいし、図4の光伝送路401として示すように、双方向に光信号を伝送する1つの光伝送路となっていてもよい。
また、TRSP301#2には、制御部521が備わっている。制御部521は、光源504#2が生成し出力する光の波長を制御する。図5に示すように、制御部521は、TRSP301#2に備わっているが、TRSP301#1には備わっていなくてもよい。あるいは、TRSP301#1にも制御部521が備わっていてもよい。
なお、TRSP301#1とTRSP302#2との両方に制御部521が備わっているときには、光伝送システム500の運用時には、どちらか一方が動作するのが好ましい。例えば、TRSP301#1とTRSP301#2とのうち電源投入の早い方の制御部521が作動し、遅い方の制御部521が作動しないようになっていてもよい。あるいは、TRSP301#1とTRSP301#2とが製造番号などの異なる番号を記憶しておいてもよい。TRSP301#1とTRSP301#2との互いが、記憶している製造番号を交換し合い、例えば製造番号の大きい方の制御部521が動作し、製造番号の小さい方の制御部521が動作しないようになっていてもよい。制御部521を動作させるかどうかは、例えば図示されていない選択制御部により選択され得る。
図5において、受信部502#1の構成と受信部502#2の構成とは同一であり、送信部501#1の構成と送信部501#2の構成とはほぼ同様である。そこで、以下では、送信部501#1と送信部501#2とのいずれかの部分について説明する場合には、#k(k=1または2)を付して区別し、それ以外の部分については、#kを省略する場合がある。
送信部501は、MUX303−1と、変調部503と、光源504と、光分岐部505とを有する。
MUX303−1は、フレーマ304から入力されるフレーム形式のデジタル信号を多重化して変調部503に出力する。なお、MUX303−1は、DSP303の一部であるとしてよい。
光源504は、光を出力(生成)する。あるいは、光源504は光を発振すると呼称する場合があり、出力される光の波長を発振波長と呼称する場合がある。光源504が出力した光は、光分岐部505に出力される。光源504が出力する光はコヒーレントな光であり、コヒーレントな光の一例としてはレーザ光がある。光源504の一例としては、レーザーダイオードがある。
光源504#1および504#2のうち、光源504#1が出力する光の波長(あるいは周波数)は固定されていてもよい。一方、光源504#1および504#2のうち、光源504#2が出力する光の波長は、制御部521による制御により、可変となっている。例えば、複数の光波長から波長の選択が可能となっており、制御部521は、選択された波長の光を光源504#2に出力させるようになっていてもよい。また、制御部521は、選択された波長の近傍の波長に光源504#2の出力する光の波長を変更(調整)することができる。
光分岐部505は、光源504の出力した光を分岐し、一方の光を変調部503に出力し、他方の光を受信部502に出力する。光分岐部505による光の分岐比は、例えば1:1など、適宜設定される。光分岐部505の一例としては、スプリッタ(あるいはカプラ)を挙げることができる。
したがって、変調部503および受信部502には、同じ波長の光が光分岐部505から出力される。
なお、光源504は、図5においては送信部501の内部に配置されている。別言すれば、光源504が送信部501に一体化されている。これにより、光通信に用いる機器の数を減らし、機器間の接続を容易とすることができる。ただし、光源504は、送信部501の内部に配置されることには限定されない。例えば、後に説明するように、受信部502の内部に光源504が配置されていてもよい。
したがって、送受信部302(光送受信器)は、光源504と、送信部501と、受信部502とを備えているといえる。
また、TRSP301の外部に光源504が配置されていてもよく、光源504から光分岐部505までは導波路により接続される。このように、TRSP301の外部に光源504が配置されることにより、TRSP301の小型化を実現することができる。
変調部503は、光分岐部505から出力される光を、MUX303−1からの出力信号に応じて変調し、変調された光信号を出力する。したがって、光分岐部505が分岐した一方の光が変調され光信号となる。図5に示す変調部503は、4つのエレメントを有しており、各エレメントに、光分岐部505からの光が供給される。変調部503のエレメントとしては、例えばマッハツェンダ変調器を用いることができる。
図5に示す変調部503が4つのエレメントを有する場合には、偏波多重を実施することができる。別言すれば、4つのうちの2つのエレメントには、X偏波信号XI+jXQ(jは虚数単位)のXIおよびXQが出力され、残りの2つのエレメントには、Y偏波信号YI+jYQのYIおよびYQが出力される。
なお、変調部503による変調方式は、対向するTRSP301の受信部502によりコヒーレント光伝送が可能な方式であれば、偏波多重方式に限定されることはない。したがって、変調部503のエレメントの数は、変調方式に応じて適宜選択され得る。
偏波多重が行なわれる場合、変調部503のエレメントの出力光は、X偏波信号XI+jXQに対応する光信号が多重化されX偏波信号に対応するX偏波光となる。また、Y偏波信号YI+jYQに対応する光信号が多重化されY偏波信号に対応するY偏波光となる。X偏波光とY偏波光とが偏光ビームコンバイナに入力され、X偏波光とY偏波光とが偏波多重された光信号となり、当該光信号が変調部503から光伝送路401に出力される。
受信部502は、90度光ハイブリッド回路507および508と、アンプ509および510と、ADC(Analog Digital Convertor)/DSP303−2と、を有する。
光伝送路401から伝送された光が、第1の偏光ビームスプリッタに入力され、第1の偏光ビームスプリッタから互いに直交する1組の偏波光が90度光ハイブリッド回路507および508のそれぞれに入力される。別言すれば、90度光ハイブリッド回路507および508の一方には、X偏波信号により変調された偏波光が入力され、他方には、Y偏波信号により変調された偏波光が入力される。
また、90度光ハイブリッド回路507および508のそれぞれには、光分岐部505により分岐された他方の光が受信部502に導かれ、第2の偏光ビームスプリッタにより互いに直交する1組の偏波光に分離される。第2の偏光ビームスプリッタにより分離された光の一方が90度光ハイブリッド回路507に導かれ、他方が90度光ハイブリッド回路508に導かれる。
90度光ハイブリッド回路507には、第1の偏光ビームスプリッタの出力の一方と第2の偏光ビームスプリッタの出力の一方とが入力される。この結果、90度光ハイブリッド回路507から、X偏波信号に対応するI成分光(XIに対応する光信号)とQ成分光(XQに対応する光信号)とに対応する電気信号が出力される。また、90度光ハイブリッド回路508には、第1の偏光ビームスプリッタの出力の他方と第2の偏光ビームスプリッタの出力の他方とが入力され、Y偏波信号に対応するI成分光とQ成分光とが出力される。したがって、送信部501の光源504は、受信部502の局部発振光源としても機能する。別言すれば、送信部501の光源504により出力された光のうち、光分岐部505により受信部502に導かれた光を、コヒーレント受信における局所発振光源光として用いることができる。
90度光ハイブリッド回路507および508が出力する電気信号は、アンプ509および510に入力され、増幅される。
アンプ509および510により増幅された電気信号は、ADC/DSP303−2に入力され、デジタル信号に変換され、デジタル信号処理を経て、フレーマ304に出力される。デジタル信号処理として、例えば、光伝送路401により発生する波形歪を補償し、また、波長分散を補償する処理がされる。なお、ADC/DSP303−2は、DSP303の一部であるとしてよい。
上述のように、送信部501#1の変調部503#1と、受信部502#1の90度光ハイブリッド回路507および508とには、光分岐部505#1から同じ波長の光が入力される。また、送信部501#2の変調部503#2と、受信部502#2の90度光ハイブリッド回路507および508とにも、光分岐部505#2から同じ波長の光が入力される。
以上の構成によれば、送信部501および受信部502につき1つの光源504を配置し、光源504を共用することにより、TRSP301が有する光源を1つに減らすことができる。したがって、TRSP301が有する光源を1つ分のスペースを削減でき、TRSP301を小型化することができる。また、光源を1つに減らすことにより、伝送装置の製造コストを削減することができ、伝送装置の動作時の消費電力を削減することもできる。
なお、変調部503#1に光分岐部505#1から出力される光の波長と、90度光ハイブリッド回路507#1および508#1が光伝送路401#2から受信する光信号の中心波長(搬送波波長)とが一致するとは限らない。また、変調部503#2に光分岐部505#2から出力される光の波長と、90度光ハイブリッド回路507#2および508#2が光伝送路401#1から受信する光の中心波長とが一致するとは限らない。このため、光源504#1および光源504#2の少なくとも一方の出力する光の波長の制御(調整)が実施される。
以下では、光源504#1および光源504#2の一方の出力する光の波長を調整する例を説明する。したがって、以上の構成により、光源504の出力する光の波長の調整を簡便に行なうこともできる。
図6(A)および図6(B)は、光伝送システム500において入出力される光の関係を示す図である。
図6(A)を参照すると、送信部501#1の光源504#1によりλの波長の光が出力されることを想定する。受信部502#2は、変調部503#1の変調のためと光伝送路401#1による波長分散のためとにより、搬送波波長λを中心とし、±Δの広がりを有する光信号を受信することになる。同様に、送信部501#2の光源504#2によりλの波長の光が出力されると、受信部502#1は、搬送波波長λを中心とし、±Δの広がりを有する光信号を受信することになる。
また、受信部502#1へは、送信部501#1の光源504#1により出力されるλの波長の光が出力され、受信部502#2へは、送信部501#2の光源504#2により出力されるλの波長の光が出力されることになる。
λとλとの差が大きいほど、受信部502におけるコヒーレント受信の受信品質は低下する。受信品質の低下は、アンプ509および510の出力電流が低下し、また、フレーマ304における復調信号のエラーレートが増加することにより検出される。そこで、アンプ509および510を受信品質の検出部として用いることができる。また、フレーマ304を受信品質の別の検出部として用いることができる。また、さらに別の検出部として、受信部502#2の受信する受信光と光分岐部505#2により分岐された光との周波数の一致の程度を測定する干渉計を用いることもできる。
制御部521により、λ2をλ1に等しくなるよう調整すると、図6(B)に示すように、受信部502#2は、λを中心とし、±Δの広がりを有する光信号を受信し、また、光分岐部505#2からλの波長を有する光信号が入力される。別言すると、90度光ハイブリッド回路507および508が受信する光信号の搬送波波長と光分岐部505#2から受ける光の波長とが一致する。したがって、受信部502#2における受信品質は高くなる。また同様に、受信部502#1においても、搬送波波長λを中心とし±Δの広がりを有する光信号が受信され、光分岐部505#1からλの波長を有する光が入力される。結果として、受信部502#1における受信品質も高くなる。
別言すると、受信部502#2における受信品質がより高くなるように制御部521により光源504#2の波長を制御すると、受信部502#1における受信品質をより高くすることができる。さらに別言すれば、光源504#2の波長を制御することにより、受信部301#1における受信品質の制御と、受信部301#2における受信品質の制御との両方を行なうことができる。
以下では、制御部521による光源504#2の波長の制御の処理について説明する。
図7は、複数の波長から、光源504#2の出力する光の波長の選択が可能である場合の制御部521による処理のフローチャートである。別言すれば、図7は、光源504#2の出力する光の波長が例えば20nm間隔で複数の波長から選択可能である場合、どの波長を選択するべきかを決定するフローチャートである。光源504#2の出力する光の波長を選択しなくてもよい場合には、図7の処理を実施せずに図8の処理を実施する。
図7の処理を実施する際には、光源504#1および504#2に光を出力させ、光信号を送信部501#1および501#2から光伝送路401#1および401#2に出力する。
ステップS701の処理として、変数nを1により初期化する。変数nは、選択される波長の番号である。ステップS702の処理として、光源504#2の出力する光の波長として第n波長を選択する。ステップS703において、出力が検出されるかどうか判断する。出力が検出されるとは、アンプ509#2および510#2の少なくとも一方の出力する電気信号の電流値が0でないことをいう。あるいは、出力が検出されるとは、フレーマ304#2による復調の結果が良好である(エラーレートが例えば3%より小さい)ことをいう。
ステップS703において出力が検出された場合には、処理をYESに分岐させ、ステップS704の処理として、第n波長における微調整処理を実施する。微調整処理は、図8に示されるフローチャートに従う処理である。
ステップS703において出力が検出されない場合には、処理をNOに分岐させ、ステップS705の処理として、変数nの値を1増加させる。ステップS706において、nの値が所定の数MAXを超えているかどうかを判断する。MAXは、光源504#2の出力する光の波長を選択できる波長の個数であってよい。
ステップS706において、nがMAXを超えていれば、処理をYESに分岐させ、ステップS707の処理として、エラー処理を実施する。例えば、TRSP301#2の有する表示装置などにエラーの表示を実施する。
ステップS706において、nがMAXを超えていなければ、処理をNOに分岐させ、ステップS702に処理を戻す。
続いて図8を参照する。図8のフローチャートを実行するときには、光源504#1の出力する光の波長と光源504#2の出力する光の波長とが同一であるか近似している。別言すれば、アンプ509#2および510#2の少なくとも一方の出力する電気信号の電流値が0でないか、フレーマ304#2による復調の結果が良好となっている。
図8は、光源504#2の発振波長の調整が可能な範囲の下限から上限までを所定のステップ幅δで走査し、受信品質を測定しメモリなどに記録し、より高い受信品質が検出された波長の光を、光源504#2に出力させる処理である。
ステップS801の処理として、変数lへ、選択された波長の調整が可能な下限の波長を代入する。ステップS802において、変数uへ、選択された波長の調整が可能な上限の波長を代入する。また、ステップS803において、変数mに0を代入する。変数mは、光源504#2の出力する波長の設定回数を表わす。なお、選択された波長の調整が可能な下限の波長以上であり、上限の波長以下の部分を選択波長域という場合がある。
ステップS804の処理として、光源504#2の発振波長を変数lの値で特定される波長に設定する。
ステップS805の処理として、配列rの要素r[m]に、現在の受信品質を代入し記録する。現在の受信品質は、アンプ509#2および510#2の出力電流値のうちのいずれかまたは両方、あるいは、フレーマ304#2による復調のエラーレートによる受信品質の表現値である。なお、アンプ509#2および510#2の出力電流値の両方を用いる場合には、両方の平均を算出したり、両方の最小値を算出したり、両方の最大値を算出したりした値を要素r[m]に代入することができる。
ステップS806の処理として、変数mの値を1増加させる。また、ステップS807の処理として、変数lの値をδ増加させる。
ステップS808の処理として、変数lの値が変数uの値を超えているかどうか判断する。
ステップS808の処理において、変数lの値が変数uの値を超えていなければ、調整が可能な波長の上限を超えていないので、処理をNOに分岐させ、ステップS804の処理を再び行なう。
ステップS808の処理において、変数lの値が変数uの値を超えていれば、調整が可能な波長の範囲を走査したので、処理をYESに分岐させ、ステップS809の処理を実施する。
ステップS809の処理として、配列rの要素r[0]、r[1]、…、r[m−1]の値が表わす受信品質のうち、受信品質のより高い値が格納されたr[i]を特定する。例えば、r[0]、r[1]、…、r[m−1]の値が表わす受信品質のうち最も高い値が格納されたr[i]を求める。受信品質として、電流値を用いる場合には、最大の電流値が代入されている配列rの要素を特定し、受信品質として、デジタル復調のエラーレートを用いる場合には、最小のエラーレートが代入されている配列rの要素を特定する。
ステップS810の処理として、光源504#2の発振波長を、選択波長域の下限の波長にi・δを加えた波長に設定する。
以上のように、本実施形態においては、送信部501#1および501#2のうちの送信部501#2に備えられた光源504#2の波長を調整することができる。これにより、送信部501#1および501#2の両方に設けられた2つの光源504#1および504#2の出力する波長を同じにすることができる。また、選択可能な波長が複数ある場合には、波長を選択し、選択された波長の範囲を走査し微調整することにより、波長の選択および調整を効率よく行なうことができる。また、送信部501#1および501#2のそれぞれにおいて、局部発振光源と送信光の光源とを1つの光源504#1および504#2としているので、光源の数を減らすことができる。
(実施形態2)
実施形態1で説明した図8の処理は、選択された波長の範囲を走査し、受信品質がより高くなる波長を探索する。一方、波長λを中心とし、±Δの範囲に広がっている場合は、受信される光信号のスペクトルの形状は上に凸であり、受信品質が極大となる波長と受信品質が最良となる波長とは一致すると考えられる。そこで、図8のフローチャートの処理を変形した処理として、図9のフローチャートの処理を説明する。
以下に説明するように、図9のフローチャートの処理は、光源504#1の出力する光の波長と光源504#2の出力する光の波長とが一致していることを確認する処理であると考えることができる。また、図9のフローチャートの処理は、光源504#1の出力する光の波長と光源504#2の出力する光の波長が同一でないが、近似している場合、同一になるように制御する処理でもある。
ステップS901において、変数dにδを代入する。δは、図9のフローチャートの処理の入力パラメータであり、波長を変更するステップ幅を定める。δの値は、図8のフローチャートの処理で使用するδの値と異なっていてもよい。また、δは0でなければよく、負の値であってもよい。
ステップS902において、変数pに光源504#2の現在の発振波長を代入する。
ステップS903の処理として、変数qに現在の受信品質を表わす値を代入する。受信品質がアンプ509#2および510#2が出力する電流値によって表現される場合には、当該電流値を取得して変数qに代入する。また、受信品質が、フレーマ304#2の復調のエラーレートの値によって表現される場合には、当該エラーレートの値を取得して変数qに代入する。
ステップS904において、変数pの値に変数dの値を加えた値を変数pに代入する。
ステップS905において、光源504#2の発振波長を変数pの値に設定する。
ステップS906において、変数qの値と、現在の受信品質を表現する値とを比較し、実質的に等しいかどうかを判断する。ここで、2つの値が実質的に等しいとは、2つの値の差の絶対値が所定の値以下であることをいう。例えば、所定の値としては、アンプ509#2および510#2の出力電流の最大値の1%とすることができる。別言すれば、発振波長の変化に対する受信品質の変動量が小さい発振波長を検出する。
また、所定の値は、δの値に応じて設定することもできる。δの値が小さいほど、所定の値を小さくすることができ、より精密に光源504#1の出力する光の波長と504#2の出力する光の波長を一致させることができる。
ステップS906において、変数qの値と、現在の受信品質を表現する値とが実質的に等しければ、ステップS907に処理を移し、光源504#2の発振波長をp−d/2の値に設定する。そして、処理を終了する。当該設定および終了の理由は、変数qの値と現在の受信品質を表現する値とが実質的に等しければ、p−dの値とpの値との間に受信品質の極大値が存在すると推定できることである。
ステップS906において、変数qの値と、現在の受信品質を表現する値とが実質的に等しくなければ、ステップS908に処理を移す。
ステップS908において、qと現在の受信品質を表現する値とを比較し、発振波長を変更して受信品質が改善した(「q<現在の受信品質」の場合)か、受信品質が低下した(「q>時現在の受信品質」の場合)かを判断する。別言すれば、受信品質を表現する値が、アンプ509#2および510#2の出力する電流値であれば、その大小関係をそのまま比較する。また、受信品質を表現する値が、フレーマ304#1による復調のエラーレートの値であれば、エラーレートが小さくなっていれば、受信品質がより高くなったと判断する。
ステップS908において、「q<現在の受信品質」と判断される場合には、ステップS903へ処理を移す。「q<現在の受信品質」と判断されれば、発振波長を変更させ続ければ、受信品質の極大値に到達すると考えられるので、ステップS903へ処理を移す。
一方、ステップS908において、「q>現在の受信品質」と判断される場合には、ステップS903に処理を移す。「q>現在の受信品質」と判断されれば、発振波長をδ変更させることにより、受信品質が低下したので、発振波長を−δ変更させることにより、受信品質の極大値に到達すると考えられる。そこで、ステップS909において、dに−dを代入し、ステップS910において、変数pの値に変数dの値を加えて変数pに代入する。ステップS911において、光源の発振波長を変数pの値に設定し、ステップS903へ処理を移行させる。
図10は、図9のフローチャートが示す処理の実行例の一例を示す図である。図10(A)および図10(B)は、図9のフローチャートが示す処理を実行する前の品質を説明する図である。図10(A)は、受信部502#2が送信部501#1から受信する光信号のスペクトル1002と、光源504#2が出力する光のスペクトル1003を示す図である。図10(B)は、受信部502#1が送信部501#2から受信する光信号のスペクトル1004と、光源504#1が出力する光のスペクトル1001を示す図である。
図10(A)の波長軸に示されるように、受信部502#2が送信部501#1から受信する光信号は、中心の波長をRとし、±Δの広がりを有し、光源504#2が出力する光の波長Lは、Rよりも大きい。同様に、図10(B)の波長軸に示されるように、受信部502#1が送信部501#2から受信する光信号は、中心の波長をLとし、±Δの広がりを有している。なお、説明を簡単にするために、光信号1002の広がりと光信号1004の広がりとを同じであるとしたが、異なっていてもよい。
図10(A)および図10(B)の状態において、ステップS901からステップS903が実行されると、変数pの値は、Lとなり、変数qには、受信部502#2における現在の受信品質を表わす値が代入される。例えば、変数qには、図10(A)の波長軸から、スペクトル1003の線分がスペクトル1002に交差するまで、の長さ代入される。
次にステップS904およびS905が実行されると、図10(C)および図10(D)に示されるように、送信部501#2の光源504#2の発振波長がL+δとなり、受信部502#2の受信する光信号は、スペクトル1006を有することになる。この品質でステップS906を実行すると、現在の受信品質を表わす値は、図10(C)の波長軸から、スペクトル1005の線分がスペクトル1002に交差するまでの長さに相当する値となる。ステップS906において、変数qの値と現在の受信品質を表わす値とが実質的に等しくないとすると、処理はステップS908に移行することになる。ここでは、「q>現在の受信品質」が成立し、また、変数qの値と現在の受信品質を表わす値とが実質的に等しくないことを仮定する。
ステップS908においては、「q>現在の受信品質」が成立するので、処理がステップS909に移行し、dに−dが代入され、ステップS909において、変数pには、Lが代入され、ステップS911において、光源504#2の発振波長はLになる。別言すれば、図10(E)および図10(F)に示すように、光源504#2の出力する光は、スペクトル1007を有し、受信部502#1が受信する光信号は、スペクトル1008となる。
図10(E)および図10(F)の品質において、ステップS903が実行されると、変数qには、波長軸から、半直線1007が波形1002に交差するまでの長さが代入される。
次にステップS904およびS905が実行されると、光源504#2の出力する光の波長がL−δとなる。これにより、図10(G)に示されるように、光源504#2の出力する光は、スペクトル1009を有し、図10(H)に示されるように、受信部502#1が受信する光信号は、スペクトル1010を有する。この品質でステップS906を実行すると、現在の受信品質を表わす値は、図10(G)の波長軸から、スペクトル1009の線分がスペクトル1002に交差するまでの長さとなる。ステップS906において、変数qの値と現在の受信品質を表わす値とが実質的に等しいと仮定すると、処理はステップS907に移行する。
ステップS907において、光源504#2の発振波長をp−d/2に設定する。このとき、変数pには、L−δが代入されており、dには、−δが代入されているので、ステップS907の処理の実行により、光源504#2の出力する光の波長は、L−δ/2に設定されることになる。図10(I)および図10(J)を参照すると、光源504#2の出力する光は、スペクトル1011を有し、受信部502#1が受信する光は、スペクトル1012となる。
図10(I)および図10(J)を参照すると、L−δ/2とRとがほぼ等しくなっている。また、図10(I)および図10(J)を参照すると、受信部502#2の受信する光信号が有するスペクトル1002と、受信部502#1の受信するスペクトル1012もほぼ等しくなっている。
したがって、送信部501#2の光源504#2の発振波長の制御により、送信部501#1の光源504#1の発振波長と送信部501#2の光源504#2の発振波長とを同一にすることができる。
なお、図9のフローチャートにおいては、発振波長のステップ幅は、δであるので、ステップS907において設定される光源504#2の発振波長は、理想的な発振波長と最大±δの相違があり得る。なお、理想的な発振波長とは、送信部501#1の光源504#1の発振波長である。
そこで、図11(A)および図11(B)に示すように、波長軸の精度を例えば10倍にして再度、図9の処理を実施する。波長軸の精度を10倍にすることは、δを10分の1にして再度図9に示すフローチャートの処理を実行することに相当する。波長軸の精度を上げると、図11(A)に示すように、受信部502#2が送信部501#1から受信する光信号のスペクトル1014の中心と、光源504#2が出力する光のスペクトル1015との違いがより明確となる。同様に、図11(B)に示すように、受信部502#1が送信部501#2から受信する光信号のスペクトル1016の中心と、光源504#1が出力する光のスペクトル1013との違いもより明確となる。なお、δを例えば10分の1にするように変更する場合には、ステップS906において、qと現在の受信品質を表わす値とが実質的に等しいかどうかを判断するときの所定の値も適宜変更される。
以上のように本実施形態においては、図8に示すフローチャートの処理のように選択された波長の調整可能な下限から上限までの全ての範囲を走査しないようにすることができ、より効率的に発振波長の制御を実施することができる。
(変形例)
以下において、上記の実施形態の変形例について説明する。
図12は、第1変形例に係るTRSP301#2を含む光伝送システムの機能ブロック図である。図5に示す機能ブロック図との違いは、図5に示す送信部501#2の光源504#2が、送信部501#2内に位置するのではなく、送信部501#2と受信部502#2との外に配置されている光源1211となっている点である。
光源1211が出力した光は、光分岐部1212に入力されると、送信部501#2および受信部502#2のそれぞれに分岐される。これにより、例えば、光分岐部1212から変調部503#2までの導波路の長さと、光分岐部1212から90度光ハイブリッド回路507#2および508#2までの導波路の長さを等しくし、導光路における光の損失量を等しくすることができる。したがって、例えば光分岐部1212の光の分岐比の設定を精密に行なうことができる。
図13は、第2変形例に係るTRSP301#2を含む光伝送システムの機能ブロック図である。図5に示す機能ブロック図との違いは、図5に示す送信部501#2の光源504#2が、送信部501#2内に位置するのではなく、受信部502#2に配置されている光源1311となっている点である。
光源1311が出力した光は、光分岐部1312に入力されると、90度光ハイブリッド回路507#2および508#2に向かう光と送信部501#2に向かう光とに分岐される。
光源504#2および光源1311は熱を発し、発する熱の量は、制御部521による制御により変動し得る。この場合、光源504#2の発する熱の量の変動により、変調部503#2の変調特性が影響を受け得る。したがって、光源1311を受信部502#2に配置することにより、変調部503#2の変調特性を安定化させることができる。
図14は、第3変形例に係るTRSP301#2を含む光伝送システム1400の機能ブロック図である。図5に示す機能ブロック図との違いは、図14において、光分岐部505#1から受信部502#1に向かう導波路の途中にアンプ1401を配置している点である。また、図5に示す機能ブロック図との別の違いは、図14において、光分岐部505#2から受信部502#1に向かう導光路の途中にアンプ1402を配置している点である。このようにアンプ1401および1402を配置することにより、受信部502#1および受信部502#2へ向かう導波路による光の損失を補償することができ、受信感度を上げることが可能となる。
なお、図12から図14に示すように、TRSP301#1の光源504#1の配置される位置は、TRSP301#2の光源504#2の配置される位置に対応する位置とは限らない。また、TRSP301#1として、次に説明する比較例に係るTRSPを用いることができる。TRSP301#1として、次に説明する比較例に係るTRSPを用いても、TRSP301#2は、受信した光信号の搬送波波長と同じ波長の搬送波波長の光信号を送信するので、TRSP#1の光源の発振波長の調整を比較例に係るよりも簡単にすることができる。
以上の各実施形態および各変形例によれば、伝送装置の一例としてのTRSPは、光送受信部302(例えば図3)を備えている。ここに、光送受信部302は、光源504#2(例えば図5)または1212(例えば図12)と送信部501#2(例えば図5または12)と受信部502#2(例えば図5または12)と制御部521(例えば図5または12)とを有する。送信部501#2は、光源1212が出力する第1の光を変調して得られる第1の光信号を送信する。受信部502#2は、受信した第2の光信号を、光源1212が出力する第1の光を用いてコヒーレント受信する。制御部521は、受信部502#2による第2の光信号の受信結果に基づいて前記第1の光の波長を制御する。また、光送受信部302は、光送受信器あるいは光送受信モジュールと呼称されてもよい。
また、上記の伝送装置の一例としてのTRSPと送受信を行なう第2のTRSPは、第2光送受信部302(例えば図3)を備えている。ここに、第2光送受信部302は、第2光源504#1(例えば図5)と第2送信部501#1(例えば図5)と第2受信部502#1(例えば図5)とを有する。第2送信部501#1は、第2光源504#1が出力する第2の光を変調して得られる第2の光信号を送信する。第2受信部502#1は、受信した第1の光信号を第2光源504#1が出力する第2の光を用いてコヒーレント受信する。第2光送受信部302は、第2の光送受信器あるいは第2の光送受信モジュールと呼称されてもよい。
(比較例)
最後に、比較例に係る光伝送システムについて説明する。図15は、比較例に係る光伝送システムの機能ブロック図である。
図15と、図5、図12、図13および図14とを比べると、まず、図15においては、光源504#1および504#2に加えて光源1501#2および1501#2が備わっている。光源1501#2および1501#2のそれぞれは、受信部502#1および502#2の局所発振光源として機能する。
したがって、上述の実施形態に係る光伝送システムにおいては、光源の数を、比較例に係る光伝送システムにおける光源の数よりも減らすことができ、コストの低減と、光源の数の減少による機器サイズの小型化および低消費電力とを実現することができる。
また、比較例に係る光伝送システムにおいては、発振波長の調整が煩雑である。別言すれば、送信部501#1の光源504#1および受信部502#2の光源1501#2の発振波長を同一にする作業と、送信部501#1の光源504#1および受信部502#1の光源1501#2の発振波長を同一にする作業とを実施することになる。TRSP301#1およびTRSP301#2は、通常、遠隔地に設置されるため、発振波長の調整はさらに煩雑となる。
一方、上述の実施形態に係る光伝送システムにおいては、1つの光源の発振波長の調整で済ませることができ、従来よりも短時間かつ簡便に調整を実施することができる。
以上の開示に係る各実施形態および変形例に関し、さらに以下の付記を追記する。
(付記1)
第1伝送装置と、前記第1伝送装置と光通信可能に接続された第2伝送装置と、を備え、
前記第1伝送装置は、
第1光源と、
前記第1光源が出力する第1の光を変調して得られる第1の光信号を前記第2伝送装置へ送信する第1送信部と、
前記第2伝送装置が送信した第2の光信号を、前記第1光源が出力する前記第1の光を用いてコヒーレント受信する第1受信部と、
を備え、
前記第2伝送装置は、
第2光源と、
前記第2光源が出力する第2の光を変調して得られる前記第2の光信号を前記第1伝送装置へ送信する第2送信部と、
前記第1伝送装置が送信した前記第1の光信号を、前記第2の光源が出力する前記第2の光を用いてコヒーレント受信する第2受信部と、
前記第2受信部による前記第1の光信号の受信結果に基づいて前記第2光源が出力する前記第2の光の波長を制御する制御部と、
を備える、光伝送システム。
(付記2)
前記第1光源の生成する光の波長は固定されている、付記1に記載の光伝送システム。
(付記3)
前記制御部は、前記第2受信部による前記第1の光信号の受信品質が高くなる方向に前記第2光源が出力する前記第2の光の波長を制御する、付記1または2に記載の光伝送システム。
(付記4)
前記制御部は、前記第2光源が出力する前記第2の光の波長を変化させながら、前記第2受信部による前記第1の光信号の受信品質を記録し、最も高い受信品質が記録された光の波長に前記第2光源の生成する光の波長を制御する、付記1から3のいずれか1項に記載の光伝送システム。
(付記5)
前記制御部は、
前記第2光源が出力する光の波長を大きくすることにより、前記第2受信部による前記第1の光信号の受信品質が高くなる間、前記第2光源の生成する光の波長を大きくし、
前記第2光源の生成する光の波長を小さくすることにより、前記第2受信部による前記第1の光信号の受信品質が高くなる間、前記第2光源の生成する光の波長を小さくする、付記1から4のいずれか1項に記載の光伝送システム。
(付記6)
前記第2伝送装置は前記第2光源が出力する第2の光を増幅するアンプを備え、
前記第2受信部は、前記アンプにより増幅された前記第2の光を用いて前記第2の光信号を前記コヒーレント受信する、付記1から5のいずれか1項に記載の光伝送システム。
(付記7)
光源と、
前記光源が出力する第1の光を変調して得られる第1の光信号を送信する送信部と、
受信した第2の光信号を、前記光源が出力する前記第1の光を用いてコヒーレント受信する受信部と、
前記受信部による前記第2の光信号の受信結果に基づいて前記第1の光の波長を制御する制御部と、
を備える、伝送装置。
(付記8)
前記制御部は、前記受信部による前記第2の光信号の受信品質が高くなる方向に前記第1光源の生成する光の波長を変更する、付記7に記載の伝送装置。
(付記9)
前記制御部は、前記光源の生成する光の波長を変化させながら、前記受信部による前記第2の光信号の受信品質を記録し、最も高い受信品質が記録された光の波長に前記第1光源の生成する光の波長を制御する、付記7または8に記載の伝送装置。
(付記10)
前記制御部は、
前記光源の生成する光の波長を大きくすることにより、前記受信部による前記第2の光信号の受信品質が高くなる間、前記光源の生成する光の波長を大きくし、
前記光源の生成する光の波長を小さくすることにより、前記受信部による前記第2の光信号の受信品質が高くなる間、前記光源の生成する光の波長を小さくする、付記7から9のいずれか1項に記載の伝送装置。
(付記11)
前記光源が出力する第1の光を増幅するアンプを備え、
前記受信部は、前記アンプにより増幅された前記第1の光を用いて前記第1の光信号を前記コヒーレント受信する、付記7から10のいずれか1項に記載の伝送装置。
(付記12)
第1伝送装置と、前記第1伝送装置と光通信可能に接続された第2伝送装置とを備える光伝送システムの波長制御方法であって、
前記第1伝送装置において、
第1光源が生成する第1の光を変調して得られる第1の光信号を前記第2伝送装置へ送信し、
前記第2伝送装置から第2の光信号を、前記第1光源が生成する前記第1の光を用いてコヒーレント受信し、
前記第2伝送装置において、
第2光源が生成する第2の光を変調して得られる前記第2の光信号を前記第1伝送装置へ送信し、
前記第1伝送装置が送信した前記第1の光信号を、前記第2の光源が出力する前記第2の光を用いてコヒーレント受信し、
前記第2受信部による前記第1の光信号の受信結果に基づいて前記第2光源の生成する光の波長を制御する、波長制御方法。
(付記13)
前記第1光源の生成する光の波長を固定する、付記12に記載の波長制御方法。
(付記14)
前記第1の光信号の受信品質がより高くなる方向に前記第2光源が出力する光の波長を制御する、付記12または13に記載の波長制御方法。
(付記15)
前記第2光源が出力する光の波長を変化させながら、前記第1の光信号の受信品質を記録し、最も高い受信品質が記録された光の波長に前記第2光源の生成する光の波長を変更する付記12から14のいずれか1項に記載の波長制御方法。
(付記16)
前記第2光源の生成する光の波長を大きくすることにより、検出される前記第1の光信号の受信品質が高くなる間、前記第2光源の生成する光の波長を大きくし、
前記第2光源の生成する光の波長を小さくすることにより、前記第1の光信号の受信品質が高くなる間、前記第2光源の生成する光の波長を小さくする、付記13から15のいずれか1項に記載の波長制御方法。
(付記17)
前記第2の光を増幅し、前記第1の光信号をコヒーレント受信する、付記13から16のいずれか1項に記載の波長制御方法。
100 光伝送システム
101(101#1〜101#8) ノード
201 ROADM
202 第1入出力部
203 第2入出力部
301(#1、#2) TRSP
302 NBO
303(#1、#2) DSP
304(#1、#2) フレーマ
305(#1、#2) CFP
303−1(#1、#2) MUX
303−2(#1、#2)ADC/DSP
401(#1、#2) 光伝送路
501(#1、#2) 送信部
502(#1、#2) 受信部
503(#1、#2) 変調部
504(#1、#2) 光源
505(#1、#2) 光分岐部
507(#1、#2) 90度光ハイブリッド回路
508(#1、#2) 90度光ハイブリッド回路
509(#1、#2) アンプ
510(#1、#2) アンプ
1311 光源
1312 光分岐部
1411 光源
1412 光分岐部
1501(#1、#2) 光源(局部発振光源)

Claims (8)

  1. 第1伝送装置と、
    前記第1伝送装置と光通信可能に接続された第2伝送装置と、を備え、
    前記第1伝送装置は、
    第1光源と、
    前記第1光源が出力する第1の光を変調して得られる第1の光信号を前記第2伝送装置へ送信する第1送信部と、
    前記第2伝送装置が送信した第2の光信号を、前記第1光源が出力する前記第1の光を用いてコヒーレント受信する第1受信部と、
    を備え、
    前記第2伝送装置は、
    第2光源と、
    前記第2光源が出力する第2の光を変調して得られる前記第2の光信号を前記第1伝送装置へ送信する第2送信部と、
    前記第1伝送装置が送信した前記第1の光信号を、前記第2光源が出力する前記第2の光を用いてコヒーレント受信する第2受信部と、
    前記第2受信部による前記第1の光信号の受信結果に基づいて前記第2光源が出力する前記第2の光の波長を制御する制御部と、
    を備えた、光伝送システム。
  2. 前記第1光源が出力する光の波長は固定されている、請求項1に記載の光伝送システム。
  3. 前記制御部は、前記第2受信部による前記第1の光信号の受信品質が高くなる方向に前記第2光源の生成する光の波長を変更する、請求項1または2に記載の光伝送システム。
  4. 前記制御部は、前記第2光源の生成する光の波長を変化させながら、前記第2受信部による前記第1の光信号の受信品質を記録し、最も高い受信品質が記録された光の波長に前記第2光源の生成する光の波長を変更する、請求項1から3のいずれか1項に記載の光伝送システム。
  5. 前記制御部は、
    前記第2光源の生成する光の波長を大きくすることにより、前記第2受信部による前記第1の光信号の受信品質がより高くなる間、前記第2光源の生成する光の波長を大きくし、
    前記第2光源の生成する光の波長を小さくすることにより、前記第2受信部による前記第1の光信号の受信品質がより高くなる間、前記第2光源の生成する光の波長を小さくする、請求項1から4のいずれか1項に記載の光伝送システム。
  6. 前記第2伝送装置は前記第2光源が出力する前記第2の光を増幅するアンプを備え、
    前記第2受信部は、前記アンプにより増幅された前記第2の光を用いて前記第2の光信号を前記コヒーレント受信する、請求項1から5のいずれか1項に記載の光伝送システム。
  7. 光源と、
    前記光源が出力する第1の光を変調して得られる第1の光信号を送信する送信部と、
    受信した第2の光信号を、前記光源が出力する前記第1の光を用いてコヒーレント受信する受信部と、
    前記受信部による前記第2の光信号の受信結果に基づいて前記第1の光の波長を制御する制御部と、
    を備える、伝送装置。
  8. 第1伝送装置と第1伝送装置に光通信可能に接続された第2伝送装置とを備える光伝送システムの波長制御方法であって、
    前記第1伝送装置において、
    第1光源が生成する第1の光を変調して得られる第1の光信号を前記第2伝送装置へ送信し、
    前記第2伝送装置が送信した第2の光信号を、前記第1光源が出力する前記第1の光を用いてコヒーレント受信し、
    前記第2伝送装置において、
    第2光源が出力する第2の光を変調して得られる前記第2の光信号を前記第1伝送装置へ送信し、
    前記第1伝送装置が送信した前記第1の光信号を、前記第2光源が出力する前記第2の光を用いてコヒーレント受信し、
    コヒーレント受信した前記第1の光信号の受信結果に基づいて前記第2光源の生成する前記第2の光の波長を制御する、波長制御方法。
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