JP2017194478A - 車両用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】奥行き感を持たせた表示を可能とする車両用表示装置を提供する。【解決手段】車両に関連する車両情報を表示する情報表示部140を備える車両用表示装置において、光源部180と、透光性を有し、情報表示部140の視認側に配置される表示板170と、表示板170に形成されて、光源部180からの光によって所定形状に発光する反射部171とを設け、発光された反射部171が、情報表示部140による車両情報に重畳されて視認側に視認されるようにする。これにより、表示板170は、透光性を有するので、情報表示部140によって表示される本来の車両情報は、表示板170を透過して視認されることになる。そして、光源部180によって発光された反射部171が、車両情報に対して重畳されて視認側に視認されるので、奥行き感のある表示が可能となる。【選択図】図2

Description

本発明は、車両に関連する車両情報を表示する車両用表示装置に関するものである。
従来の車両用表示装置として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1の車両用表示装置には、表示領域内に指針表示部と液晶表示部とが設けられている。指針表示部は、複数設けられており、それぞれ指針の回動によって、車速、エンジン回転数、燃料残量、およびエンジン水温等をアナログ表示するものとなっている。また、液晶表示部は、液晶パネルに形成される画像によって、走行距離、平均燃費、シフト位置、およびウォーニング等をデジタル表示するものとなっている。
特開2012−58027号公報
しかしながら、従来の車両用表示装置では、指針表示部、および液晶表示部は、表示領域内において、平坦な表示板上に配置されているので、視認者側からの見栄えは、単なる平面的なものになっている。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、奥行き感を持たせた表示を可能とする車両用表示装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
本発明では、車両に関連する車両情報を表示する情報表示部(140、150)を備える車両用表示装置であって、
光源部(180)と、
透光性を有し、情報表示部(140、150)の視認側に配置される表示板(170)と、
表示板(170)に形成されて、光源部(180)からの光によって所定形状に発光する反射部(171)と、を備え、
発光された反射部(171)が、情報表示部(140、150)による車両情報に重畳されて視認側に視認されることを特徴としている。
この発明によれば、表示板(170)は、透光性を有するので、情報表示部(140、150)によって表示される本来の車両情報は、表示板(170)を透過して視認されることになる。そして、光源部(180)によって発光された反射部(171)が、車両情報に対して重畳されて視認側に視認されるので、奥行き感のある表示が可能となる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態におけるコンビネーションメータを示す正面図である。 図1におけるII−II部を示す断面図である。 図1におけるIII−III部を示す断面図である。 第1実施形態の透明表示板における反射部を示す拡大図である。 第1実施形態における反射部の作動状態を示す正面図である。 第2実施形態の透明表示板、および反射部を示す拡大図である。 第2実施形態における反射部の作動状態を示す正面図である。 第3実施形態における指針表示部を示す正面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について、図1〜図5を用いて説明する。第1実施形態の車両用表示装置は、コンビネーションメータ100に適用したものであり、車両のユーザ(視認者)に対して、図1、図5に示すように、車両に関連する各種車両情報を表示する装置となっている。コンビネーションメータ(以下、メータ)100は、車両のインストルメントパネル(以下、インパネ)において、ステアリングと対向する位置に設けられている。
メータ100は、図1〜図4に示すように、ケース110、基板120、表示板130、指針表示部140、液晶表示部150、制御部160、透明表示板170、および光源180等を備えている。
ケース110は、例えば、全体形状が有底筒状を成すと共に、ユーザ側から見た正面形状が横方向に延びる長円形を成す樹脂製の容器となっている。ケース110は、メータ100の本体部を形成している。ケース110の底に対応する部位が底部111となっており、外周部分が外周壁112となっている。上記のユーザ側というのは、本発明の視認側に対応する方向であり、図2〜図4中における左側となっている。
基板120は、例えば、ガラスエポキシ基板等から成り、メータ100の電気回路部を形成している。基板120は、ケース110に対応する長円形を成して、ケース110の底部111側に配置されて、外周壁112に固定されている。基板120には、後述するモータ144、光源146a、146b、147a、147b、および制御部160等が設けられている。
表示板130は、例えば、透明なポリカーボネートあるいはアクリル等の透光性材から形成された長円形の薄い板部材であり、ケース110において基板120よりもユーザ側に配置されて、外周壁112に固定されている。表示板130のユーザとは反対側(以下、反ユーザ側)の面において、後述する数字部141、および目盛部142を除く部位には、遮光性の印刷塗装(例えば黒色塗装)が施されている。そして、表示板130のユーザ側の面には、後述する指針表示部140、および液晶表示部150等が形成されている。表示板130の指針表示部140に対応する中心部には、指針143(軸部143a)用の円形の開口部131が形成され、液晶表示部150に対応する領域には、四角形の開口部132が形成されている。
指針表示部140は、指針を用いて車両情報を表示する表示部となっている。指針表示部は、本発明の情報表示部に対応する。ここでは、指針表示部140は、各種車両情報のうち、エンジンの回転速度を表示する部位となっており、円形状を成して表示板130の左側に配置されている。指針表示部140は、数字部141、目盛部142、指針143、モータ144、加飾部145、および光源146a、146b、147a、147b等を備えている。
数字部141、および目盛部142は、表示板130に形成されて、エンジンの回転速度を表示するための数字、および目盛となっており、円形の指針表示部140領域の外周側で周方向に並ぶように形成されている。数字部141は、指針表示部140の左下側から時計回転方向に、その表示値が順に大きくなるように配置されている。目盛部142は、数字部141の外側に配置されている。数字部141、および目盛部142は、表示板130における、遮光性の印刷塗装(例えば黒色塗装)が施されない部位として形成されている。
数字部141、および目盛部142が形成される部位の表示板130の反ユーザ側の面には、光の拡散効果を有するインク印刷(例えば、白色のインク印刷)が施されている。数字部141、および目盛部142は、後述する光源146a、146bからの光がユーザ側へ透過することにより発光するようになっている。数字部141、および目盛部142は、光源146a、146bの点灯、消灯の切替えによって、それぞれ独立して発光することが可能となっている。
指針143は、指針表示部140において、回動することでエンジン回転速度値を指し示す針となっている。指針143は、透光性材(例えば、透明なポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等)から形成されている。
指針143は、軸部143a、針部143b、およびキャップ部143cを有している。軸部143a、および針部143bは、一体的に形成されている。軸部143aは、表示板130の表側から基板120側に延びる棒状の部材であり、表示板130の開口部131を貫通するように配置されている。針部143bは、軸部143aのユーザ側となる先端部から表示板130の面に沿って目盛部142側に延びる棒状の部材となっている。キャップ部143cは、偏平な円筒状を成して、軸部143aのユーザ側先端部、および針部143bの付け根部を覆うように設けられている。
針部143b、およびキャップ部143cは、後述する光源147a、147bによって、発光するようになっている。針部143b、およびキャップ部143cは、光源147a、147bの点灯、消灯の切替えによって、それぞれ独立して発光することが可能となっている。
モータ144は、指針143を回動させる指針用の駆動部であり、指針表示部140に対応する基板120の反ユーザ側の面に配置されている。モータ144は、例えば、パルス電力に同期して動作する同期電動機としてのステッパモータが使用されている。モータ144は、後述する制御部160によって回転制御されるようになっている。
モータ144のシャフト144aは、指針143の軸部143a側に延びて、軸部143aと接続されている。よって、モータ144によって軸部143aが回転されると、針部143bは、表示板130上(指針表示部140上)で回動するようになっている。
加飾部145は、筒状、あるいはリング状を成して、表示板130においてユーザ側の面で、指針表示部140(目盛部142)の外周部に配置、固定されている。加飾部145は、ユーザに対して、指針表示部140の外周側の見栄えを向上させるための部材となっている。加飾部145は、樹脂材から成り、例えば、表面に金属色(銀色)の塗装が施されている。
光源146a、146b、147a、147bは、数字部141、目盛部142、および指針143を照明する(発光させる)ものであり、基板120のユーザ側の面に設けられている。光源146a、146b、147a、147bは、例えば、発光ダイオード(LED)が使用されている。
光源146aは、数字部141を照明する光源であり、光源146bは、目盛部142を照明する光源である。光源146a、146bは、数字部141、および目盛部142に対応して、それぞれ周方向に複数、設けられている。また、光源147aは、針部143bを照明する光源であり、光源147bは、キャップ部143cを照明する光源である。各光源146a、146b、147a、147bは、後述する制御部160によって、点灯、消灯が制御されるようになっている。
液晶表示部150は、デジタル画像によって各種車両情報を表示する表示部となっている。液晶表示部150は、本発明の情報表示部に対応する。液晶表示部150は、液晶パネル151、およびバックライト等を備えている。
液晶パネル151は、例えば、マトリックス状に配列された複数の画素を有するドットマトリクス型の透過型液晶パネルが使用されている。液晶パネル151は、表示板130の開口部132から表示面が視認されるように配置されている。液晶パネル151は、後述する制御部160からの制御信号によって各画素が駆動されることで、各種車両情報(車両情報の画像)を表示するようになっている。
液晶パネル151によって、形成される車両情報の画像は、例えば、図1、図5に示すような、車速画像151a、シフトポジション画像151b、充電量画像151c、燃料残量画像151d、航続可能距離画像151e、トリップ距離画像151f、平均燃費画像151g、走行距離画像151h、数字画像151i、指針画像151j、水温画像151k、および油温画像151l等である。数字画像151i、および指針画像151jは、車速画像151aと共に、車速を表示するための画像である。
尚、バックライトは、液晶パネル151の反ユーザ側に配置され、液晶パネル151を背面側から透過照明するようになっている。バックライトは、発光ダイオードおよび拡散板を有しており、液晶パネル151をムラなく照明するようになっている。バックライトから放出される光によって、液晶パネル151に形成される各種車両情報の画像が発光表示されるようになっている。
制御部160は、車両に設けられた各種センサ等から各種車両信号を取得し、指針表示部140、および液晶表示部150を制御することにより、取得した車両信号に対応する車両情報を指針表示部140、および液晶表示部150に表示させるようになっている。制御部160は、各種の演算処理を行うプロセッサ、当該演算処理に用いられるプログラム、車両に関する情報等が格納されたフラッシュメモリ、および演算の作業領域として機能するRAM等によって構成されている。
加えて、制御部160は、モータ144の回転を制御するための駆動回路、光源146a、146b、147a、147bの発光を制御するレギュレータ回路を有している。また、制御部160は、液晶パネル151の各画素を制御するための駆動回路、バックライトの発光を制御するためのレギュレータ回路を有している。
透明表示板170は、透光性を有する板部材であり、表示板130、即ち、指針表示部140、および液晶表示部150のユーザ側に配置されて、外周壁112に固定されている。透明表示板170は、本発明の表示板に対応する。透明表示板170には、後述する光源180からの光によって、所定の形状に発光する反射部171が形成されている。
反射部171は、ここでは、透明表示板170の反ユーザ側(表示部140、150側)の面に形成された、微細な多数の凹部171aの集合体によって形成されている。凹部171aの集合体が形成する所定の形状というのは、例えば、ユーザ側から見て、指針表示部140の目盛部142に重なる位置、および液晶表示部150の車速画像151aの外周部に重なる位置で(2カ所)、目盛を形成するものとなっている。凹部171aの集合体が形成する目盛は、例えば、指針表示部140における目盛部142よりも密度感の増したスポーティな目盛となっている。
上記の多数の凹部171aの集合体のうち、1つ1つの凹部171aの断面形状は、例えば、図4に示すように、反ユーザ側からユーザ側に向けて先細となる形状、例えば、三角形状を呈している。1つ1つの凹部171aの全体形状は、図4の紙面に対して垂直方向に延びる三角柱状を成すものとなっている。つまり、1つ1つの凹部171aによる空間部が微細なプリズムのような形状を成している。このような微細な凹部171aが多数設けられて、目盛の中の1つの目盛を形成し、更に全体の目盛を形成している。
光源180は、点灯されることで上記反射部171を発光させるものであり、透明表示板170に対して板面方向の端部側に配置されている。ここでは、光源180は、透明表示板170の下側に配置されている。光源180は、反射部171の全体形状(目盛全体)に対応するように、左右方向に複数設けられている。光源180は、例えば、赤色の発光ダイオード(LED)が使用されている。
上記のように、透明表示板170における反射部171は、微細な凹部171aから形成されていることから、光源180が点灯されていない状態では、ユーザに視認されないようになっている。つまり、透明表示板170は、本来の透明な板として視認される。しかしながら、光源180が点灯されると、光は凹部171aの三角形状の斜面で反射されて、ユーザ側に届く形となって、透明表示板170には、反射部171の発光による目盛が視認されるようになっている。
尚、車両には、走行状態を通常の走行モード、あるいは、走りを重視したスポーツ走行モードのいずれかを選択可能とする走行モード選択スイッチが設けられている。
本メータ100の構成は、上記のようになっており、以下、メータ100の作動について図1、図5を用いて説明する。
1.通常走行モード(図1)
通常走行モードは、走行モード選択スイッチによって、ユーザが通常走行モードを選択した場合に設定される走行モードである。
指針表示部140においては、制御部160によって、光源146a、146bが点灯されて、数字部141、および目盛部142が発光される。また、制御部160によって光源147aが点灯されて、針部143bが発光される。そして、制御部160は、車両センサから得られるエンジンの回転速度信号に応じて、モータ144を作動させて、針部143bを回動させる。数字部141、および目盛部142に対する針部143bの回動位置に応じて、エンジン回転速度が指し示される。
また、液晶表示部150においては、各種センサから得られる各種車両信号から、制御部160によって、車速値、シフトポジション、充電量、燃料残量、航続可能距離、トリップ距離、平均燃費および走行距離が演算される。そして、制御部160によって、液晶パネル151に、車両情報としての各種画像151a〜151hが形成され、表示される。
本通常走行モードにおいては、光源180は点灯されず、透明表示板170の反射部171は、発光しないため、指針表示部140、および液晶表示部150の表示内容は、透明表示板170を通してユーザに視認される。
2.スポーツ走行モード(図5)
スポーツ走行モードは、走行モード選択スイッチによって、ユーザがスポーツ走行モードを選択した場合に設定される走行モードである。
指針表示部140においては、制御部160によって、光源146aが点灯されて、数字部141、および目盛部142のうち、数字部141のみが発光される。また、制御部160によって光源147a、147bが点灯されて、針部143bに加えてキャップ部143cも発光される。
また、液晶表示部150においては、制御部160によって、各種センサから得られる各種車両信号から、車速値、シフトポジション、充電量、燃料残量、水温、および油温が演算される。そして、制御部160によって、液晶パネル151に、車両情報としての各種画像151a〜151d、151i〜151lが形成され、表示される。
更に、制御部160によって、光源180が点灯される。すると、透明表示板170における反射部171(凹部171a)によって光が反射して、反射した光はユーザ側に届く形となる。よって、反射部171は、上記で説明した目盛を形成するように発光する。光源180は、赤色のLEDが使用されているので、反射部171(目盛)はスポーツ走行に相応しい赤色に発光する。反射部171による目盛は、ユーザ側から見て、指針表示部140において消灯されている目盛部142の位置、および、液晶表示部150の数字画像151iの外周位置で発光し、ユーザには、反射部171(目盛)が、指針表示部140、および液晶表示部150において表示される車両情報に対して重畳されるように視認される。
そして、制御部160は、車両センサから得られるエンジンの回転速度信号に応じて、モータ144を作動させて、針部143bを回動させる。数字部141、および反射部171による目盛に対する針部143bの回動位置に応じて、エンジン回転速度が指し示される。
また、制御部160は、液晶パネル151において、車両センサから得られる車速に応じて、数字画像151iに対する指針画像151jの表示位置を変化させる。よって、数字画像151i、および反射部171による目盛に対する指針画像151jの回動位置に応じて、車速が指し示される。同時に、車速画像151aによっても車速が表示される。
以上のように、本実施形態では、指針表示部140と、液晶表示部150のユーザ側に、反射部171の形成された透明表示板170と、光源180とを設けるようにしている。透明表示板170は、透光性を有するので、各表示部140、150によって表示される本来の車両情報は、透明表示板170を透過して視認されることになる。そして、光源180を点灯させると、反射部171が目盛を形成するように発光されて、この発光された反射部171が、各表示部140、150における車両情報に対して、重畳されてユーザ側に視認されるので、奥行き感のある表示が可能となる。
また、反射部171は、透明表示板170の各表示部140、150側の面に形成されて、ユーザ側に向けて先細となる凹部171aによって形成されており、光源180は、透明表示板170に対して板面方向の端部側に配置されている。
これにより、透明表示板170の板面方向の端部側に配置された光源180の光を、反射部171によって、確実にユーザ側に反射させることが可能となる。このとき、奥行き方向に光源180の設置スペースを確保する必要がない。
(第2実施形態)
第2実施形態におけるメータ100Aを図6、図7に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対して、透明表示板170、反射部171、および光源180の組み合わせを複数組み設けるようにしたものである。
本メータ100Aでは、図7に示すように、液晶表示部150には、上記第1実施形態の各種画像151a〜151lに加えて、オーディオ機器、携帯電話接続機器、およびナビゲーション装置等の作動を選択するためのメニュー画像151mが表示されるようになっている。ユーザは、例えば、ステアリングに設けられた選択スイッチを操作すると、液晶表示部150にメニュー画像151mが表示されるようになっている。そして、ユーザは、メニュー画像151mを見ながら、選択スイッチを操作することで、各機器のいずれかを選択作動させることが可能となっている。例えば、ラジオ局の選択、携帯電話のフリーハンズ操作設定、カーナビによる目的地案内設定、CD内の好みの曲の再生等である。
そして、上記第1実施形態で説明した透明表示板170、反射部171、および光源180に加えて、液晶表示部150のメニュー画像151mに対応する位置に、もう一組の透明表示板170A、反射部171A、および光源180Aが形成されている。
一組めの透明表示板170、反射部171、および光源180と、もう一組めの透明表示板170A、反射部171A、および光源180Aは、表示板130側からユーザ側に向けて並ぶように配置されている。透明表示板170、および透明表示板170Aは、互いに当接するように配置されている。
透明表示板170Aにおける反射部171Aは、透明表示板170における反射部171とは異なるもの(異なるデザイン)となっている。具体的には、反射部171Aは、多数の凹部171aAの集合体として、図7におけるメニュー画像151mの左右位置で、上下方向に並ぶ複数の水平線を有する装飾部を形成しており、光源180Aの点灯により、発光するようになっている。
本実施形態での作動は、以下のようになっている。スポーツ走行モード時における反射部171による重畳表示は、上記第1実施形態と同じである。
加えて、ユーザがステアリングの選択スイッチを操作すると、制御部160によって、液晶表示部150にメニュー画像151mが表示される。この時、併せて制御部160によって、光源180Aが点灯され、反射部171Aが発光される。
本実施形態においても、反射部171Aが発光されることで、メニュー画像151mに対して奥行き感のある表示が可能となる。また、光源180、および光源180Aの点灯切替えにより、スポーツ走行モード時における目盛の重畳表示と、メニュー画像151mに対する装飾部の重畳表示とを切替えることが可能となり、異なる反射部171、171Aをユーザに視認させることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態におけるメータ100Bを図8に示す。上記各実施形態では、指針表示部140では、エンジン回転速度を表示するものとして説明したが、本実施形態のメータ100Bのように、エンジン回転速度表示に加えて、他の車両情報を切替え表示可能とするものとしてもよい。他の車両情報としては、例えば、図8に示すように、通常走行モードにおいて、どの程度のECO運転が実施されているかを表示するECO運転情報とすることができる。
指針表示部140に対応する表示板130には、数字部141、目盛部142に加えて、ECO運転状態にあることを示す文字部148、およびECO運転レベルを表示するための複数の輪から成るECO表示部149が形成されている。ECO表示部149は、予め定めたECO運転条件を満たしたときに、中心部が緑色に発光されて、更に、ECO運転のレベルが高くなる程、中心部から外側に向けて、緑色の領域が拡がるように発光される表示部となっている。そして、文字部148、およびECO表示部149を発光させるためのECO表示用光源がそれぞれ設けられている。
本実施形態では、通常走行モードにおいて、制御部160は、ユーザによる運転状態がECO運転状態にあると判定すると、指針表示部140において、光源146a、146b、147a、147bを消灯させて、ECO表示用光源を点灯させることで、ECO表示に切り替え、ECO運転情報を表示する。これにより、同一の指針表示部140内に異なる車両情報を切替え表示させることが可能となる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、反射部171を形成する凹部171a(凹部171aA)は、三角柱状(プリズム状)となるものとして説明したが、これに限らず、ユーザ側に向けて頂角の形成される円錐状、あるいは多角錐状となるものとしてもよい。
また、上記各実施形態では、指針表示部140には、車両情報としてエンジン回転速度が表示されるものとしたが、これに限定されることなく、液晶表示部150に表示させる各種車両情報との関係から、他の車両情報を表示するものとしてもよい。
100、100A、100B コンビネーションメータ(車両用表示装置)
140 指針表示部(情報表示部)
150 液晶表示部(情報表示部)
170 透明表示板(表示板)
171 反射部
171a 凹部
180 光源(光源部)
本発明では、車両用表示装置において、
指針(143)を用いて、車両に関連する車両情報を表示する指針表示部(140)と、
光源部(180)と、
車両情報の画像を表示する表示面を有する情報表示部(150)と、
透光性を有し、表示面の視認側に配置される表示板(170)と、
表示板のうち、表示面に対応する側において、画像の外周側に位置して形成され、光源部からの光によって画像を内側に囲むように所定形状に発光する反射部(171)と、を備え、
反射部が発光した状態においては、反射部の内側に画像が囲まれた態様で表示板を透過して画像が視認者側に視認されることを特徴としている。
この発明によれば、表示板(170)は、透光性を有するので、情報表示部(150)によって表示される本来の車両情報の画像は、表示板(170)を透過して視認されることになる。そして、光源部(180)によって発光された反射部(171)の内側に車両情報の画像が囲まれた態様で視認側に視認されるので、奥行き感のある表示が可能となる。
また、上記各実施形態では、指針表示部140には、車両情報としてエンジン回転速度が表示されるものとしたが、これに限定されることなく、液晶表示部150に表示させる各種車両情報との関係から、他の車両情報を表示するものとしてもよい。
上述した実施形態の技術的特徴をまとめると、以下の通りである。
(技術的特徴1)
車両に関連する車両情報を表示する情報表示部(140、150)を備える車両用表示装置は、
光源部(180)と、
透光性を有し、情報表示部(140、150)の視認側に配置される表示板(170)と、
表示板(170)に形成されて、光源部(180)からの光によって所定形状に発光する反射部(171)と、を備え、
発光された反射部(171)が、情報表示部(140、150)による車両情報に重畳されて視認側に視認される。
(技術的特徴2)
技術的特徴1において、
反射部(171)は、表示板(170)の情報表示部(140、150)側の面に形成されて、視認側に向けて先細となる凹部(171a)によって形成されており、
光源部(180)は、表示板(170)に対して板面方向の端部側に配置されている。
(技術的特徴3)
技術的特徴1または技術的特徴2において、
反射部(171)の所定形状は、車両情報を示すための目盛りの形状である。
(技術的特徴4)
技術的特徴1〜技術的特徴3のいずれか1つにおいて、
光源部(180)、表示板(170)、および反射部(171)の組み合わせが、情報表示部(140、150)側から視認側に向けて複数組、設けられ、
複数組において、反射部(171)の所定形状が、それぞれ異なるように形成されている。

Claims (4)

  1. 車両に関連する車両情報を表示する情報表示部(140、150)を備える車両用表示装置であって、
    光源部(180)と、
    透光性を有し、前記情報表示部(140、150)の視認側に配置される表示板(170)と、
    前記表示板(170)に形成されて、前記光源部(180)からの光によって所定形状に発光する反射部(171)と、を備え、
    発光された前記反射部(171)が、前記情報表示部(140、150)による前記車両情報に重畳されて前記視認側に視認されることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記反射部(171)は、前記表示板(170)の前記情報表示部(140、150)側の面に形成されて、前記視認側に向けて先細となる凹部(171a)によって形成されており、
    前記光源部(180)は、前記表示板(170)に対して板面方向の端部側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記反射部(171)の前記所定形状は、前記車両情報を示すための目盛りの形状であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記光源部(180)、前記表示板(170)、および前記反射部(171)の組み合わせが、前記情報表示部(140、150)側から前記視認側に向けて複数組、設けられ、
    前記複数組において、前記反射部(171)の前記所定形状が、それぞれ異なるように形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の車両用表示装置。
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