JP2017191726A - コネクタ端子 - Google Patents

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Abstract

【課題】平板形状の相手側コネクタ端子に接触する複数の接点の接触抵抗のばらつきを抑制して局所的な発熱を防止することができるコネクタ端子を提供する。
【解決手段】相手側コネクタ端子の表面に点接触する2つの表面側接点15Aおよび15Bと、相手側コネクタ端子の裏面に点接触する3つの裏面側接点14A〜14Cを有し、2つの表面側接点15Aおよび15Bは、嵌合時における相手側コネクタ端子の表面に垂直な方向から見て、3つの裏面側接点14A〜14Cに重なることがなく、2つの表面側接点15Aおよび15Bの配置位置により決定される重心G2の位置は、嵌合時における相手側コネクタ端子の表面に垂直な方向から見て、3つの裏面側接点14A〜14Cの配置位置により決定される重心G1の位置に重なっている。
【選択図】図4

Description

この発明は、コネクタ端子に係り、特に、表面と裏面を有する平板形状の相手側コネクタ端子を嵌合軸に沿って嵌合したときに相手側コネクタ端子の表面および裏面にそれぞれ対応する接点が接触することで相手側コネクタ端子に導通するコネクタ端子に関する。
従来から自動車用ワイヤハーネス等の電気配線においては、平板形状のプラグ端子を箱形状のソケット端子に挿入し、ソケット端子の複数の接点でプラグ端子を表裏から挟み込むことにより電気導通させるコネクタが多く使用されている。
例えば、特許文献1には、図10に示されるように、ソケット端子1が内部対向接触面2上に形成された3つの凸条状接点部2A〜2Cと弾性接触片3上に形成された1つのドーム状エンボス接点部3Aを有し、これらの凸条状接点部2A〜2Cおよびドーム状エンボス接点部3Aで平板形状のプラグ端子4を挟み込むコネクタ端子が開示されている。
図11に示されるように、ソケット端子1の3つの凸条状接点部2A〜2Cは、三角形の3つの頂点に位置するように内部対向接触面2上に配置され、ドーム状エンボス接点部3Aは、3つの凸条状接点部2A〜2Cの中間部で、3つの凸条状接点部2A〜2Cからの距離がほぼ等しい位置に配置されている。
プラグ端子4がソケット端子1に嵌合されると、ソケット端子1の凸条状接点部2A〜2Cがそれぞれプラグ端子4の表面4Aに接触すると共に、ソケット端子1のドーム状エンボス接点部3Aがプラグ端子4の裏面4Bに接触し、これによりソケット端子1とプラグ端子4の電気導通がなされる。
特開2013−98088号公報
図10および図11に示した特許文献1のコネクタ端子では、ソケット端子1とプラグ端子4の嵌合時に、ソケット端子1の弾性接触片3上に形成されているドーム状エンボス接点部3Aがプラグ端子4の裏面4Bに接触して、プラグ端子4がソケット端子1の内部対向接触面2に向けて弾力的に押されるため、ソケット端子1の内部対向接触面2上に形成されている3つの凸条状接点部2A〜2Cにそれぞれプラグ端子4の表面4Aから荷重が作用することとなる。
これら3つの凸条状接点部2A〜2Cに作用する荷重が不均一になると、凸条状接点部2A〜2Cとプラグ端子4の表面4Aとの間の接触抵抗がばらつき、局所的な発熱を生じるおそれがあった。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、平板形状の相手側コネクタ端子に接触する複数の接点の接触抵抗のばらつきを抑制して局所的な発熱を防止することができるコネクタ端子を提供することを目的とする。
この発明に係るコネクタ端子は、表面と裏面を有する平板形状の相手側コネクタ端子を嵌合軸に沿って嵌合したときに相手側コネクタ端子の表面および裏面にそれぞれ対応する接点が接触することで相手側コネクタ端子に導通するコネクタ端子において、それぞれ相手側コネクタ端子の表面に点接触する1つ以上の表面側接点と、それぞれ相手側コネクタ端子の裏面に点接触し且つ一直線上に配置されていない3つ以上の裏面側接点とを備え、1つ以上の表面側接点は、嵌合時における相手側コネクタ端子の表面に垂直な方向から見て、3つ以上の裏面側接点に重なることがなく、1つ以上の表面側接点の配置位置により決定される重心の位置は、嵌合時における相手側コネクタ端子の表面に垂直な方向から見て、3つ以上の裏面側接点の配置位置により決定される重心の位置に重なっているものである。
好ましくは、1つ以上の表面側接点は、相手側コネクタ端子の表面に垂直で且つ嵌合軸を通る垂直面に対して対称に配置され、3つ以上の裏面側接点も、前記垂直面に対して対称に配置されている。
1つ以上の表面側接点は、それぞれ、バネ接点からなり、3つ以上の裏面側接点は、それぞれ、非バネ接点からなることが好ましい。
さらに、バネ接点は、前記垂直面に平行で且つバネ接点を通る平面に対して対称な形状を有することが好ましい。
また、好ましくは、1つ以上の表面側接点は、2つの接点からなり、3つ以上の裏面側接点は、3つの接点からなっている。
1つ以上の表面側接点および3つ以上の裏面側接点は、それぞれ、ドーム形状を有する接点から形成することができる。
この発明によれば、相手側コネクタ端子の表面に点接触する1つ以上の表面側接点は、嵌合時における相手側コネクタ端子の表面に垂直な方向から見て、相手側コネクタ端子の裏面に点接触する3つ以上の裏面側接点に重なることがなく、1つ以上の表面側接点の配置位置により決定される重心の位置は、嵌合時における相手側コネクタ端子の表面に垂直な方向から見て、3つ以上の裏面側接点の配置位置により決定される重心の位置に重なっているので、相手側コネクタ端子の表面から1つ以上の表面側接点に作用する荷重は均一になり、また、相手側コネクタ端子の裏面から3つ以上の裏面側接点に作用する荷重も均一になり、平板形状の相手側コネクタ端子に接触する複数の接点の接触抵抗のばらつきを抑制して局所的な発熱を防止することが可能となる。
嵌合前における実施の形態に係るコネクタ端子と相手側コネクタ端子を示す斜視図である。 実施の形態に係るコネクタ端子の下側部分を示す破断斜視図である。 実施の形態に係るコネクタ端子の上側部分を示す破断斜視図である。 実施の形態に係るコネクタ端子の表面側接点および裏面側接点の配置位置を示す破断平面図である。 実施の形態に係るコネクタ端子の内部構造を示す破断側面図である。 嵌合時における実施の形態に係るコネクタ端子と相手側コネクタ端子を示す斜視図である。 実施の形態に係るコネクタ端子に嵌合されている相手側コネクタ端子にXY面内のモーメントが作用した状態を示す破断平面図である。 実施の形態に係るコネクタ端子に嵌合されている相手側コネクタ端子にXY面内のモーメントが作用したときに表面側接点および裏面側接点に生じる摩擦力を模式的に示す平面図である。 実施の形態に係るコネクタ端子に嵌合されている相手側コネクタ端子にXZ面内のモーメントが作用した状態を示す正面図である。 嵌合時における従来のコネクタ端子を模式的に示す断面図である。 従来のコネクタ端子を模式的に示す平面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示されるように、この発明の実施の形態に係るコネクタ端子11は、内部に相手側コネクタ端子収容部Sが形成された箱形状のソケット部12を有するソケット端子であり、相手側コネクタ端子21は、平板形状を有するプラグ端子である。相手側コネクタ端子21が嵌合軸C1に沿ってコネクタ端子11のソケット部12の相手側コネクタ端子収容部Sに挿入されることで、コネクタ端子11と相手側コネクタ端子21は、互いに嵌合され、電気導通する。
コネクタ端子11は、嵌合軸C1に沿ってソケット部12の後端側に、ソケット部12と一体に形成された電線保持部13を有している。
ソケット部12は、底板部14と、底板部14に対向すると共に底板部14と平行な天井部15と、底板部14の両側端と天井部15の両側端をそれぞれ接続する一対の側壁部16を有している。天井部15は、嵌合軸C1に沿った中央部で2つの上板部17に分割され、それぞれの上板部17が対応する側壁部16に連結されている。
また、電線保持部13とは反対側のソケット部12の前端部に、一対の囲い部18が形成されている。これらの囲い部18は、ソケット部12の前端部を覆うように、それぞれの側壁部16の前端から嵌合軸C1の近傍まで側壁部16に対して垂直に延びている。ただし、それぞれの囲い部18は、側壁部16の高さよりも低い高さを有し、囲い部18の上縁は天井部15とほぼ同一面まで至るものの、囲い部18の下縁は底板部14にまで届かず、これにより、一対の囲い部18と底板部14の前端との間に、相手側コネクタ端子21を受け入れる挿入口19が形成されている。一対の囲い部18は、相手側コネクタ端子21の挿入のガイドとして機能する。
ここで、便宜上、ソケット部12の底板部14および天井部15が延びる面をXY面、側壁部16が延びる面をYZ面、ソケット部12から電線保持部13に向けて嵌合軸C1が延びる方向を+Y方向、ソケット部12の底板部14から天井部15に向かう方向を+Z方向と呼ぶものとする。
一方、相手側コネクタ端子21は、XY面に沿って延びる均一な厚さの平板形状を有し、XY面に沿って延び且つ+Z方向を向いた表面21Aと、この表面21Aに平行にXY面に沿って延び且つ−Z方向を向いた裏面21Bを有している。
図2は、コネクタ端子11の+Z方向側の半分部分を省略してソケット部12の−Z方向側の部分のみを示す図である。図2に示されるように、ソケット部12の底板部14には、3つの裏面側接点14A〜14Cが形成されている。3つの裏面側接点14A〜14Cは、それぞれ、ドーム形状を有しており、+Z方向に向かって相手側コネクタ端子収容部S内に突出し、嵌合時に相手側コネクタ端子21の裏面21Bに点接触する非バネ接点であり、裏面側接点14Aを頂点Aとし且つ残りの裏面側接点14Bおよび14Cを結ぶ線分を底辺BCとする二等辺三角形TをXY面上に描くように配置されている。
二等辺三角形Tの底辺BCは、X方向に延び、この底辺BCの中点Mと二等辺三角形Tの頂点Aを結ぶ中線AMは、Y方向に延びており、二等辺三角形Tは、中線AMを通るYZ面に対して対称な形状を有している。また、二等辺三角形Tの中線AMは、嵌合軸C1と共通のYZ面上に位置しており、3つの裏面側接点14A〜14Cは、嵌合軸C1を通るYZ面に対して対称な位置、すなわち、嵌合時における相手側コネクタ端子21の表面21Aに垂直で且つ嵌合軸C1を通る垂直面に対して対称な位置に配置されている。
ここで、3つの裏面側接点14A〜14Cの重心を考える。一般に、複数の点群の重心は、複数の点にそれぞれ同一の荷重が作用するときに、これらの荷重による力の釣り合いおよびモーメントの釣り合いが成立する点であり、複数の点における荷重の合力の作用点として定義することができる。例えば、3つの裏面側接点14A〜14Cにそれぞれ−Z方向を向いた荷重W1が作用したときには、3つの裏面側接点14A〜14Cにより描かれる二等辺三角形Tの幾何学的な重心、すなわち、頂点Aからの距離L1が中点Mからの距離L2の2倍となるように中線AMを2:1に内分する点G1において、それぞれの荷重W1によるモーメントが釣り合い、この点に−Z方向を向いた合力F1=3×W1が作用すると考えられる。そこで、この点G1を、3つの裏面側接点14A〜14Cの配置位置により決定される重心と呼ぶこととする。
また、図3は、コネクタ端子11の−Z方向側の半分部分を省略してソケット部12の+Z方向側の部分のみを示す図である。図3に示されるように、ソケット部12の天井部15には、2つの表面側接点15Aおよび15Bが形成されている。天井部15における2つの上板部17の−Y方向端部からそれぞれソケット部12の内部に折り曲げられて+Y方向に延びる一対の片持ち梁形状のバネ部20が相手側コネクタ端子収容部S内に形成され、2つの表面側接点15Aおよび15Bは、これらバネ部20の先端に配置されている。なお、一対のバネ部20は、互いに同じ大きさおよび同じバネ定数を有している。
表面側接点15Aおよび15Bは、それぞれ、バネ部20の先端を加工することにより形成され、表面側接点15Aおよび15Bを通るYZ面に対して対称なドーム形状を有しており、−Z方向に向かって相手側コネクタ端子収容部S内に突出し、嵌合時に相手側コネクタ端子21の表面21Aに点接触するバネ接点を構成している。
表面側接点15Aおよび15Bは、X方向に延びる直線上に位置し、表面側接点15Aと表面側接点15Bを結ぶ線分の中点は、嵌合軸C1と同一のYZ面上に位置している。すなわち、2つの表面側接点15Aおよび15Bは、嵌合軸C1を通るYZ面に対して対称な位置、すなわち、嵌合時における相手側コネクタ端子21の表面21Aに垂直で且つ嵌合軸C1を通る垂直面に対して対称な位置に配置されている。
ここで、2つの表面側接点15Aおよび15Bにそれぞれ+Z方向を向いた荷重W2が作用したときには、表面側接点15Aと表面側接点15Bを結ぶ線分の中点G2において、それぞれの荷重W2によるモーメントが釣り合い、この点に+Z方向を向いた合力F2=2×W2が作用すると考えられる。そこで、この点G2を、2つの表面側接点15Aおよび15Bの配置位置により決定される重心と呼ぶこととする。
そして、図4および図5に示されるように、2つの表面側接点15Aおよび15Bは、いずれも、Z方向から見て、すなわち、嵌合時における相手側コネクタ端子21の表面21Aに垂直な方向から見て、3つの裏面側接点14A〜14Cに重なることがないように配置されている。また、3つの裏面側接点14A〜14Cの配置位置により決定される重心G1の位置と、2つの表面側接点15Aおよび15Bの配置位置により決定される重心G2の位置が、Z方向から見て、互いに重なるように、裏面側接点14A〜14Cおよび表面側接点15Aおよび15Bが配置されている。
次に、嵌合時におけるコネクタ端子11の作用について説明する。図6に示されるように、相手側コネクタ端子21がコネクタ端子11のソケット部12の挿入口19から相手側コネクタ端子収容部Sに挿入されると、図3に示した2つのバネ部20がそれぞれ弾性変形して、ソケット部12の天井部15に配置されている2つの表面側接点15Aおよび15Bが相手側コネクタ端子21の表面21Aに点接触すると共に、図2に示したようにソケット部12の底板部14に配置されている3つの裏面側接点14A〜14Cが相手側コネクタ端子21の裏面21Bに点接触する。
ここで、相手側コネクタ端子21は、XY面に沿って延びる均一な厚さの平板形状を有しており、表面側接点15Aおよび15Bが配置されている2つのバネ部20は互いに同じ大きさおよび同じバネ定数を有しているので、相手側コネクタ端子21の挿入に起因して2つのバネ部20がそれぞれ弾性変形することにより、ソケット部12の2つの表面側接点15Aおよび15Bから相手側コネクタ端子21の表面21Aにそれぞれ−Z方向を向いた同一の大きさの接触力N1が作用する。従って、これら2つの接触力N1の合力2×N1の作用点は、2つの表面側接点15Aおよび15Bの配置位置により決定される重心G2に位置することとなる。なお、作用反作用の関係から、2つの表面側接点15Aおよび15Bには、相手側コネクタ端子21の表面21Aから+Z方向を向いた同一の大きさの荷重N1が作用する。
相手側コネクタ端子21が表面側接点15Aおよび15Bからこのような接触力N1の合力2×N1を受けるため、相手側コネクタ端子21の裏面21Bを介してソケット部12の3つの裏面側接点14A〜14Cにそれぞれ−Z方向を向いた荷重が作用する。このとき、上述したように、3つの裏面側接点14A〜14Cの配置位置により決定される重心G1の位置は、Z方向から見て、2つの表面側接点15Aおよび15Bの配置位置により決定される重心G2の位置と重なっているため、重心G2に作用している合力2×N1が、そのまま重心G1に作用する。その結果、力の釣り合いおよびモーメントの釣り合いがなされるように、3つの裏面側接点14A〜14Cに、それぞれ−Z方向を向いた同一の大きさの分力が荷重として加えられる。具体的には、(2×N1)/3の大きさの荷重N2がそれぞれの裏面側接点14A〜14Cに作用することとなる。
このように、3つの裏面側接点14A〜14Cに作用する荷重N2が均一になるので、平板形状の相手側コネクタ端子21の裏面21Bに接触する裏面側接点14A〜14Cの接触抵抗のばらつきが抑制され、局所的な発熱を防止することが可能となる。同様に、2つの表面側接点15Aおよび15Bに作用する荷重N1も均一になり、平板形状の相手側コネクタ端子21の表面21Aに接触する表面側接点15Aおよび15Bの接触抵抗のばらつきが抑制され、局所的な発熱が防止される。
なお、裏面側接点14A〜14Cと表面側接点15Aおよび15Bが、それぞれ点接触する接点であるために、3つの裏面側接点14A〜14Cの配置位置による重心G1および2つの表面側接点15Aおよび15Bの配置位置による重心G2をそれぞれ決定して、これらの重心G1およびG2がZ方向から見て互いに重なるように構成することが可能となる。ところが、図11に示した従来のコネクタ端子の凸条状接点部2A〜2Cのように、点接触ではなく線接触あるいは面接触する複数の接点部が配置されている場合は、それぞれの接点部において実際に接触する箇所を1点に特定することが困難であるため、複数の接点部の配置位置による重心を決定することができず、この発明を適用することはできない。
上記の実施の形態では、例えば、図4に示されるように、表面側接点15Aと裏面側接点14Bが互いに同一のYZ面上に位置し、且つ、表面側接点15Bと裏面側接点14Cが互いに同一のYZ面上に位置しているが、これに限るものではなく、2つの表面側接点15Aおよび15Bの間隔と、3つの裏面側接点14A〜14Cのうちの2つの裏面側接点14Bおよび14Cの間隔が互いに異なっていてもよい。
また、上記の実施の形態では、2つの表面側接点15Aおよび15Bを有しているが、表面側接点を1つとすることもできる。この場合、表面側接点が1つのみであるので、表面側接点の配置位置により決定される重心の位置は、その表面側接点の位置となる。すなわち、図3に示した重心G2に1つの表面側接点が配置される。
ただし、上記の実施の形態のように、2つの表面側接点15Aおよび15Bを有していれば、図7に示されるように、コネクタ端子11に嵌合している相手側コネクタ端子21にXY面内のモーメントM1が作用したときに、2つの表面側接点15Aおよび15Bからそれぞれ摩擦力が作用するため、XY面内における相手側コネクタ端子21の回転方向の変位を抑制することが可能となる。
このような摩擦力は、相手側コネクタ端子21の裏面21Bに接触している裏面側接点14A〜14Cからも作用する。Z方向から見たときに、相手側コネクタ端子21が重心G1およびG2を中心として回転するものとすると、図8に示されるように、表面側接点15Aおよび15Bからそれぞれ摩擦力R1が、裏面側接点14Aから摩擦力R2が、表面側接点15Aおよび15Bからそれぞれ摩擦力R3が作用して、相手側コネクタ端子21の回転を抑制しようとする。
これらの摩擦力R1〜R3により、相手側コネクタ端子21に作用するモーメントM1が釣り合うときには、重心G2から表面側接点15Aおよび15Bまでの距離をL3、重心G1から裏面側接点14Aまでの距離をL1、重心G1から裏面側接点14Bおよび14Cまでの距離をL4とすると、
M1=(R1×L3)×2+R2×L1+(R3×L4)×2
が成り立つ。このため、重心G2から表面側接点15Aおよび15Bまでの距離L3が大きいほど、モーメントM1に抗して、相手側コネクタ端子21の回転方向の変位を抑制しやすくなる。
また、図9に示されるように、コネクタ端子11に嵌合している相手側コネクタ端子21に嵌合軸C1の回りのモーメントM2が作用したときにおいても、表面側接点15Aおよび15Bが重心G2から−X方向および+X方向にそれぞれ距離L3の位置に配置されていれば、相手側コネクタ端子21の嵌合に伴って表面側接点15Aおよび15Bから相手側コネクタ端子21に作用する接触力N1に加えて、表面側接点15Aおよび15Bのうちの一方から相手側コネクタ端子21にモーメントM2に対応する大きさの垂直抗力R4が発生し、XZ面内における相手側コネクタ端子21の回転方向の変位を抑制することが可能となる。
図8に示した摩擦力R1および図9に示した垂直抗力R4は、表面側接点15Aおよび15Bが重心G2から−X方向および+X方向に離れた位置に配置されているからこそ生じるものであり、例えば、重心G2の位置に唯一の表面側接点が配置されている構成であれば、この表面側接点は、モーメントM1に起因する相手側コネクタ端子21のXY面内での回転の抑制あるいはモーメントM2に起因する相手側コネクタ端子21のXZ面内での回転の抑制に寄与することができない。
また、3つ以上の表面側接点を具備していても、図8に示したような摩擦力R1および図9に示したような垂直抗力R4を作用させて、相手側コネクタ端子21の回転方向の変位を抑制することができる。従って、2つ以上の表面側接点を備えることで、例えば、振動等に起因する外力を受けても、コネクタ端子11に対する相手側コネクタ端子21の変位を抑制して、表面側接点および裏面側接点の摩耗を防止することが可能となる。
なお、上記の実施の形態では、ソケット部12が3つの裏面側接点14A〜14Cを有しているが、それぞれ点接触する3つ以上の裏面側接点を具備していればよい。ただし、3つ以上の裏面側接点は、一直線上に配置されていないことが必要となる。3つ以上の裏面側接点が一直線上に配置されていると、これらの裏面側接点により相手側コネクタ端子21をXY面上に安定して保持することができないからである。
また、上記の実施の形態では、表面側接点15Aおよび15Bが、それぞれ、ソケット部12の天井部15と一体化したバネ部20の先端を加工することにより形成されているが、表面側接点を有するバネ部とソケット部とを別部品としてもよい。
さらに、3つの裏面側接点14A〜14Cは、非バネ接点により構成されているが、裏面側接点14A〜14Cも、表面側接点15Aおよび15Bと同様に、バネ接点とすることもできる。
1 ソケット端子、2 内部対向接触面、2A〜2C 凸条状接点部、3 弾性接触片、3A ドーム状エンボス接点部、4 プラグ端子、4A 表面、4B 裏面、11 コネクタ端子、12 ソケット部、13 電線保持部、14 底板部、14A〜14C 裏面側接点、15 天井部、15A,15B 表面側接点、16 側壁部、17 上板部、18 囲い部、19 挿入口、20 バネ部、21 相手側コネクタ端子、21A 表面、21B 裏面、C1 嵌合軸、S 相手側コネクタ端子収容部、T 二等辺三角形、A 頂点、BC 底辺、M 中点、G1 裏面側接点の配置位置により決定される重心、G2 表面側接点の配置位置により決定される重心、M1,M2 モーメント、L1〜L4 距離、R1〜R3 摩擦力、R4 垂直抗力。

Claims (6)

  1. 表面と裏面を有する平板形状の相手側コネクタ端子を嵌合軸に沿って嵌合したときに前記相手側コネクタ端子の前記表面および前記裏面にそれぞれ対応する接点が接触することで前記相手側コネクタ端子に導通するコネクタ端子において、
    それぞれ前記相手側コネクタ端子の前記表面に点接触する1つ以上の表面側接点と、
    それぞれ前記相手側コネクタ端子の前記裏面に点接触し且つ一直線上に配置されていない3つ以上の裏面側接点と
    を備え、前記1つ以上の表面側接点は、嵌合時における前記相手側コネクタ端子の前記表面に垂直な方向から見て、前記3つ以上の裏面側接点に重なることがなく、
    前記1つ以上の表面側接点の配置位置により決定される重心の位置は、嵌合時における前記相手側コネクタ端子の前記表面に垂直な方向から見て、前記3つ以上の裏面側接点の配置位置により決定される重心の位置に重なっていることを特徴とするコネクタ端子。
  2. 前記1つ以上の表面側接点は、嵌合時における前記相手側コネクタ端子の前記表面に垂直で且つ前記嵌合軸を通る垂直面に対して対称な位置に配置され、
    前記3つ以上の裏面側接点は、前記垂直面に対して対称な位置に配置されている請求項1に記載のコネクタ端子。
  3. 前記1つ以上の表面側接点は、それぞれ、バネ接点からなり、
    前記3つ以上の裏面側接点は、それぞれ、非バネ接点からなる請求項2に記載のコネクタ端子。
  4. 前記バネ接点は、前記垂直面に平行で且つ前記バネ接点を通る平面に対して対称な形状を有する請求項3に記載のコネクタ端子。
  5. 前記1つ以上の表面側接点は、2つの接点からなり、
    前記3つ以上の裏面側接点は、3つの接点からなる請求項1〜4のいずれか一項に記載のコネクタ端子。
  6. 前記1つ以上の表面側接点および前記3つ以上の裏面側接点は、それぞれ、ドーム形状を有する接点からなる請求項1〜5のいずれか一項に記載のコネクタ端子。
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