JP2017191502A - 運転支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】統合運転履歴データに基づいて実行される運転支援制御が運転者に違和感を与えることを抑制する。【解決手段】自車両の車速を含む自車両の車両状態量を認識する車両状態量認識部と、車両状態量を含む自車両の運転履歴データを取得する運転履歴取得部と、自車両の運転履歴データを統合運転履歴データの一部として記憶すると共に統合運転履歴データにおける地図上の位置毎の車両状態量の平均値及び標準偏差を記憶する統合運転履歴データベースと、自車両が運転支援制御を実行していない場合に、平均値に対する自車両の車両状態量の乖離度合を地図上の位置に対応付けて演算する乖離度合演算部と、自車両が運転支援制御を実行している場合に、乖離度合に基づいて自車両の目標車両状態量を演算する目標車両状態量演算部と、目標車両状態量に基づいて、車両の運転支援制御を実行する運転支援制御部と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、運転支援システムに関する。
従来、運転支援システムに関する技術文献として、特開2012-218548号公報が知られている。この公報には、地図上の所定領域において運転者がアクセルペダル踏量を閾値以下(OFF)としたときの車両の位置の分布に基づいて、当該所定領域における運転支援タイミングを決定する装置が記載されている。
特開2012-218548号公報
ところで、いわゆるビックデータのように、複数の車両から運転者の運転履歴データを集めて統合運転履歴データを作成し、統合運転履歴データに基づいて車両の運転支援制御を行うことが検討されている。この場合において、例えば、統合運転履歴データに含まれる複数の車両の運転者の運転操作の平均値を運転支援制御の支援量とすると、運転支援制御を実行される車両の運転者の操作傾向(個人的な操作傾向)が反映されておらず、運転者に違和感を与えるおそれがある。
そこで、本技術分野では、統合運転履歴データに基づいて実行される運転支援制御が運転者に違和感を与えることを抑制できる運転支援システムを提供することが望まれている。
本発明は、複数の車両から運転履歴データを集めて生成された統合運転履歴データを利用して自車両の運転支援制御を実行する運転支援システムであって、自車両の地図上の位置を認識する車両位置認識部と、自車両の車載センサの検出結果に基づいて、自車両の車速又は加速度の少なくとも一方を含む自車両の車両状態量を認識する車両状態量認識部と、自車両の地図上の位置と自車両の車両状態量とに基づいて、地図上の位置毎の車両状態量を含む自車両の運転履歴データを取得する運転履歴取得部と、自車両の運転履歴データを統合運転履歴データの一部として記憶すると共に、統合運転履歴データにおける地図上の位置毎の車両状態量の平均値及び標準偏差を記憶する統合運転履歴データベースと、自車両が運転支援制御を実行していない場合に、自車両の地図上の位置と自車両の車両状態量と統合運転履歴データとに基づいて、統合運転履歴データにおける車両状態量の平均値に対する自車両の車両状態量の乖離度合を地図上の位置に対応付けて演算する乖離度合演算部と、自車両が運転支援制御を実行している場合に、自車両の地図上の位置と、地図上の位置に対応付けられた乖離度合と、統合運転履歴データにおける地図上の位置毎の車両状態量の平均値及び標準偏差とに基づいて、自車両の目標車両状態量を演算する目標車両状態量演算部と、目標車両状態量に基づいて、車両の運転支援制御を実行する運転支援制御部と、を備える。
以上説明したように、本発明によれば、統合運転履歴データに基づいて実行される運転支援制御が運転者に違和感を与えることを抑制できる。
本実施形態に係る運転支援システムを示すブロック図である。 運転行動の認識を説明するためのグラフである。 統合運転履歴データを示す表である。 運転支援システムの制御を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示す本実施形態に係る運転支援システム100は、複数の車両の運転履歴データを集めて生成された統合運転履歴データに基づいて、自車両の運転支援制御を実行する。運転履歴データ及び統合運転履歴データについて詳細は後述する。
[運転支援システムの構成]
図1に示すように、運転支援システム100は、自車両に搭載された車載システム101と、管理センターに設けられた管理センターサーバ102とを備えている。管理センターとは、車両の交通に関する各種の情報を管理する施設である。
車載システム101は、外部センサ1、車速センサ2、加速度センサ3、ヨーレートセンサ4、アクセルセンサ5、ブレーキセンサ6、操舵角センサ7、GPS受信部8、地図データベース9、運転履歴データベース10、通信部11、及びECU[Electronic Control Unit]20を備えている。外部センサ1、車速センサ2、加速度センサ3、ヨーレートセンサ4、アクセルセンサ5、ブレーキセンサ6、操舵角センサ7は自車両に搭載された車載センサとなる。
外部センサ1は、自車両の周辺の状況を検出する検出機器である。外部センサ1は、カメラ、レーダセンサのうち少なくとも一つを含む。
カメラは、自車両の外部状況を撮像する撮像機器である。カメラは、自車両のフロントガラスの裏側などに設けられている。カメラは、自車両の外部状況に関する撮像情報をECU20へ送信する。カメラは、単眼カメラであってもよく、ステレオカメラであってもよい。ステレオカメラは、両眼視差を再現するように配置された二つの撮像部を有している。ステレオカメラの撮像情報には、奥行き方向の情報も含まれている。
レーダセンサは、電波(例えばミリ波)又は光(この場合はライダーに相当)を利用して自車両の周辺の障害物を検出する。レーダセンサは、電波又は光を自車両の周辺に送信し、障害物で反射された電波又は光を受信することで障害物を検出する。レーダセンサは、検出した障害物情報をECU20へ送信する。障害物には、ガードレール、建物等の固定障害物の他、歩行者、自転車、他車両等の移動障害物が含まれる。
車速センサ2は、自車両の速度を検出する検出器である。車速センサ2としては、自車両の車輪又は車輪と一体に回転するドライブシャフト等に対して設けられ、車輪の回転速度を検出する車輪速センサが用いられる。車速センサ2は、検出した車速情報をECU20に送信する。
加速度センサ3は、自車両の加速度を検出する検出器である。加速度センサ3は、自車両の前後方向の加速度を検出する前後加速度センサと、自車両の横加速度を検出する横加速度センサとを含んでいる。加速度センサ3は、自車両の加速度情報をECU20に送信する。
ヨーレートセンサ4は、自車両の重心の鉛直軸周りのヨーレート(回転角速度)を検出する検出器である。ヨーレートセンサ4としては、例えばジャイロセンサを用いることができる。ヨーレートセンサは、検出した自車両のヨーレート情報をECU20に送信する。
アクセルセンサ5は、アクセルペダルのシャフト部分に対して設けられ、アクセルペダルの踏込み量(アクセルペダルの位置)を検出する。アクセルセンサ5は、検出したアクセルペダルの踏込み量に関するアクセル操作情報をECU20へ送信する。
ブレーキセンサ6は、ブレーキペダルのシャフト部分に対して設けられ、ブレーキペダルの踏込み量(ブレーキペダルの位置)を検出する。ブレーキセンサ6は、検出したブレーキペダルの踏込み量に関するブレーキ操作情報をECU20へ送信する。
操舵角センサ7は、自車両のステアリングシャフトに対して設けられ、ステアリングホイールの操舵角を検出する。操舵角センサ7は、自車両の操舵角に関する操舵角情報をECU20へ送信する。
GPS受信部8は、3個以上のGPS衛星から信号を受信することにより、自車両の位置(例えば車両の緯度及び経度)を測定する。GPS受信部8は、測定した自車両の位置情報をECU20へ送信する。
地図データベース9は、地図情報を記憶するデータベースである。地図データベース9は、例えば、自車両に搭載されたHDD[Hard Disk Drive]内に形成されている。地図情報には、道路の位置情報、道路形状の情報(例えばカーブ、直線部の種別、カーブの曲率等)、交差点及び分岐点の位置情報、及び建物の位置情報等が含まれる。なお、地図データベースは、自車両と通信可能な管理センター等の施設のコンピュータに記憶されていてもよい。
運転履歴データベース10は、自車両の運転履歴データを記憶するデータベースである。運転履歴データには、地図上の位置に関連付けられた自車両の運転者の運転操作及び車両状態量が含まれている。運転者の運転操作とは、アクセルペダルの操作、ブレーキペダルの操作、及びステアリングホイールの操舵などである。車両状態量とは、自車両の走行状態に関する各種の物理量である。車両状態量には、車速、加速度、ジャーク(加加速度)、ヨーレート、操舵角、先行車又は後続車との車間距離、先行車又は後続車との相対速度などが含まれる。車両状態量には、少なくとも自車両の車速又は加速度の一方が含まれる。
通信部11は、自車両に搭載され、管理センターと無線通信を行う。通信部11は、道路に設けられた路側送受信機(光ビーコン、DSRC[Dedicated Short Range Communications]、電波ビーコン、エッジサーバなど)との路車間通信を行ってもよく、他車両と車車間通信を行ってもよい。
ECU20は、CPU[Central Processing Unit]、ROM[Read Only Memory]、RAM[Random Access Memory]、CAN[Controller Area Network]通信回路等を有する電子制御ユニットである。ECU20では、例えば、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、RAMにロードされたプログラムをCPUで実行することにより各種の機能を実現する。ECU20は、複数の電子制御ユニットから構成されていてもよい。また、以下に説明するECUの機能の一部は、自車両と通信可能な管理センターなどの施設のコンピュータにおいて実行される態様であってもよい。
次に、ECU20の機能的構成について説明する。ECU20は、車両位置認識部21、車両状態量認識部22、運転操作認識部23、運転行動認識部24、運転履歴取得部25、乖離度合演算部26、目標車両状態量演算部27、及び運転支援制御部28を有している。
車両位置認識部21は、GPS受信部8の測定した自車両の位置情報及び地図データベース9の地図情報に基づいて、自車両の地図上の位置を認識する。車両位置認識部21は、地図データベース9の地図情報に含まれた電柱等の固定障害物の位置情報及び外部センサ1の検出結果を利用して、SLAM[Simultaneous Localization and Mapping]技術により車両の位置を認識してもよい。
車両状態量認識部22は、外部センサ1の検出した情報(撮像情報や障害物情報)、車速センサ2の車速情報、加速度センサ3の加速度情報、ヨーレートセンサ4のヨーレート情報に基づいて、車速、加速度、ヨーレートなどの自車両の車両状態量を認識する。
運転操作認識部23は、アクセルセンサ5のアクセル操作情報(アクセル開度に関する情報)、ブレーキセンサ6のブレーキ操作情報(ブレーキ油圧に関する情報)、操舵角センサ7の操舵角情報に基づいて、運転者の運転操作を認識する。
運転行動認識部24は、加速度センサ3の加速度情報などに基づいて、自車両の運転行動を認識する。運転行動とは、定常走行、旋回、制動、加速などの車両の行動である。ここで、図2は、運転行動の認識を説明するためのグラフである。図2の縦軸は加速度、横軸は時間である。図2では、自車両がU字コースを走行したときの運転行動を示している。図2に、定常走行の運転行動λ1、制動の運転行動λ2、旋回の運転行動λ3、加速の運転行動λ4、前後加速度Gx、及び横加速度Gyを示す。
図2に示すように、運転行動は、例えば、前後加速度Gx及び横加速度Gyから判別することができる。定常走行の運転行動λ1では、前後加速度Gx及び横加速度Gyがほぼゼロである。制動の運転行動λ2では、横加速度Gyがあまり変化せず前後加速度Gxが大きく減少する。旋回の運転行動λ3では、前後加速度Gxがあまり変化せず横加速度Gyが大きく変化する。加速の運転行動λ4では、横加速度Gyがあまり変化せず前後加速度Gxが増加する。このように、運転行動認識部24は、例えば、加速度センサ3の加速度情報に基づいて運転行動を認識する。なお、運転行動認識部24は、更に車速情報やヨーレート情報を利用して運転行動を認識してもよい。
また、運転行動認識部24は、隠れマルコフモデル(Hidden Markov Model)に基づいて運転行動を認識することができる。隠れマルコフモデルを用いた運転行動の認識には周知の技術を用いることができる。概念的に下記の式(1)を用いることができる。式(1)においてRは運転行動の認識結果、λは運転記号を示す隠れマルコフモデルのパラメータ集合、Nは運転記号の総数、Oは車速、加速度、ジャーク、ヨーレート、アクセル開度、及びブレーキ油圧などの入力データである。なお、入力データに路面状態を含めてもよい。路面状態はカメラによる路面の撮像画像から認識することができる。
Figure 2017191502
運転履歴取得部25は、車両位置認識部21の認識した自車両の地図上の位置、車両状態量認識部22の認識した車両状態量、及び運転操作認識部23の認識した運転者の運転操作に基づいて、自車両の運転履歴データを取得する。運転履歴取得部25は、自車両の地図上の位置と関連付けた車両状態量及び運転操作の情報を含む自車両の運転履歴データを取得する。
また、運転履歴取得部25は、運転行動認識部24の認識した運転行動と自車両の運転履歴データとを関連付ける。運転履歴取得部25は、通信部11を通じて、運転行動と関連付けた自車両の運転履歴データを管理センターサーバ102に送信する。運転履歴データは、管理センターサーバ102の通信部31を通じて統合運転履歴データベース32に記憶される。統合運転履歴データベース32では、自車両の運転履歴データを統合運転履歴データの一部として記憶する。
統合運転履歴データとは、複数の車両から運転履歴データを集めて生成されたデータである。統合運転履歴データベース32には、複数の車両の車両状態量、車両状態量の平均値、車両状態量の標準偏差が地図上の位置毎に記憶されている。図3は、統合運転履歴データを示す表である。図3に、自車両の車両状態量の観測値x、平均値μ、標準偏差σを示す。観測値xは、車両状態量認識部22の認識した自車両の車両状態量に相当する。また、地図上の位置を1、2、…Kとして示す。なお、運転操作も同様に記憶されている。統合運転履歴データベース32を含む管理センターサーバ102について、詳しくは後述する。
乖離度合演算部26は、自車両が運転支援制御を実行していない場合に、統合運転履歴データにおける車両状態量の平均値に対する自車両の車両状態量(運転履歴取得部25の取得した自車両の運転履歴データの車両状態量)の乖離度合を演算する。
乖離度合演算部26は、車両位置認識部21の認識した自車両の地図上の位置と、車両状態量認識部22の認識した自車両の車両状態量と、統合運転履歴データベース32の記憶する統合運転履歴データとに基づいて、地図上の位置に対応付けて乖離度合を演算する。ここでは、地図上の位置毎に乖離度合zを演算する。乖離度合演算部26は、統合運転履歴データにおける車両状態量を確率密度関数の正規分布とし、乖離度合z(確率密度関数のz値)を演算する。
乖離度合演算部26は、演算した乖離度合zを管理センターサーバ102に送信する。管理センターサーバ102は、統合運転履歴データベース32において地図上の位置に対応付けられた乖離度合zを車両の区別と共に記憶する。なお、統合運転履歴データベース32とは別のデータベースで車両毎の乖離度合を管理(記憶)してもよい。乖離度合演算部26は、管理センターサーバ102に設けられていてもよい。乖離度合zは、下記の式(2)によって表わされる。すなわち,平均を0,標準偏差を1になるよう標準化変換した値である。
Figure 2017191502
目標車両状態量演算部27は、自車両が運転支援制御を実行している場合、車両位置認識部21の認識した自車両の地図上の位置と、乖離度合演算部26の演算した乖離度合z(地図上の位置に対応付けられた過去の乖離度合z)と、統合運転履歴データベース32における地図上の位置毎の車両状態量の平均値及び標準偏差とに基づいて、自車両の目標車両状態量Xを演算する。目標車両状態量演算部27は、例えば、下記の式(3)を用いて目標車両状態量Xを演算する。目標車両状態量Xは、地図上の位置毎に演算される。目標車両状態量Xの例としては、先行車又は後続車との車間距離、先行車又は後続車との相対速度などがある。
Figure 2017191502
運転支援制御部28は、目標車両状態量演算部27の演算した自車両の目標車両状態量Xに基づいて、運転支援制御を実行する。運転支援制御部28は、例えば、目標車両状態量Xに応じて自車両の車速や操舵角を制御することにより運転支援制御を実行する。
なお、目標車両状態量Xの連続性を考慮すると、地図上の位置毎の乖離度合zに代えてセグメント毎の乖離度合zの平均値Dを用いることが考えられる。セグメントは、地図上の位置を自車両の運転行動で分けた区分である。セグメントは地図上の位置に対応付けられているので、セグメント毎の乖離度合zの平均値Dも地図上の位置に対応づけられている。この場合において、乖離度合演算部26は、セグメント毎の乖離度合zの平均値Dを下記の式(4)から求めることができる。iは運転記号である。
Figure 2017191502
目標車両状態量演算部27は、セグメント毎の乖離度合zの平均値Dから、下記の式(5)を用いて、地図上の位置毎の目標車両状態量Xを演算する。すなわち、地図上の位置が異なっても、同じセグメント内である場合には同じDの値を用いて目標車両状態量Xが演算される。
Figure 2017191502
なお、自車両の運転行動が変化する位置では、車両状態量が急変することが考えられるため、目標車両状態量Xは移動平均フィルタなどで連続性を向上することが好ましい。また、セグメントは運転行動による区分に限定されない。セグメントは距離や時間によって分けてもよい。セグメントは、道路区間(ナビ等に定義されている「リンク」)単位によって分けてもよい。
次に、管理センターサーバ102について説明する。管理センターサーバ102は、車両の交通に関する情報を管理する管理センターに設けられたサーバである。管理センターサーバ102は、通信部31、統合運転履歴データベース32、及びデータ演算部33を有している。通信部31は、通信機能を備えた車両と無線通信を行う部位である。通信部31は、例えば、管理センターの外部アンテナと接続されている。
統合運転履歴データベース32は、統合運転履歴データを記憶するデータベースである。統合運転履歴データベース32には、複数の車両の運転履歴データが集められ、統合運転履歴データが形成される。
データ演算部33は、統合運転履歴データにおける車両状態量の地図上の位置毎の平均値及び標準偏差を演算する。演算された地図上の位置毎の平均値及び標準偏差は、統合運転履歴データベース32に記憶される。
なお、車両状態量は正規分布で仮定してもよく、カーネル密度推定手法を用いてパラメータ推定を行ってもよい。例えば、地図上で信号機付近の位置における自車両の車速(車両状態量)の分布は、青信号通過時と赤信号停車時を区別して統合運転履歴データベース32に記憶してもよい。
[運転支援システムの制御]
次に、本実施形態に係る運転支援システム100の制御について説明する。図4は、運転支援システム100の制御を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートは、自車両が走行中である場合に実行される。
図4に示すように、運転支援システム100の車載システム101のECU20は、S10として、車両位置認識部21により自車両の地図上の位置を認識する。車両位置認識部21は、GPS受信部8の測定した自車両の位置情報及び地図データベース9の地図情報に基づいて、自車両の地図上の位置を認識する。また、S10において、ECU20は、車両状態量認識部22により自車両の車両状態量を認識する。同様に、ECU20は、運転操作認識部23により自車両の運転者の運転操作を認識する。その後、ECU20は、S12に移行する。
S12において、ECU20は、運転行動認識部24により自車両の運転行動を認識する。運転行動認識部24は、加速度センサ3の加速度情報などに基づいて、自車両の運転行動を認識する。その後、ECU20は、S14に移行する。
S14において、ECU20は、運転履歴取得部25により自車両の運転履歴データを取得する。運転履歴取得部25は、自車両の地図上の位置、車両状態量、及び運転者の運転操作に基づいて、自車両の運転履歴データを取得する。その後、ECU20は、S16に移行する。なお、S12とS14の順番は逆であってもよく、同時に行われてもよい。
S16において、ECU20は、運転支援制御部28により運転支援制御中であるか否かを判定する。ECU20は、運転支援制御中ではないと判定された場合(S16:NO)、S18に移行する。ECU20は、運転支援制御中であると判定された場合(S16:YES)、S22に移行する。
S18において、ECU20は運転履歴データを管理センターサーバ102に送信し、管理センターサーバ102は自車両の運転履歴データを統合運転履歴データの一部として統合運転履歴データベース32に記憶させる。その後、管理センターサーバ102は、S20に移行する。
S20において、管理センターサーバ102は、データ演算部33により統合運転履歴データにおける地図上の位置毎の車両状態量の平均値及び標準偏差を演算する。一方、EC20は、乖離度合演算部26により自車両の乖離度合を演算する。乖離度合演算部26は、自車両の地図上の位置と自車両の車両状態量と統合運転履歴データとに基づいて、地図上の位置に対応付けて乖離度合を演算する。乖離度合演算部26は、演算した乖離度合を管理センターサーバ102に送信し、管理センターサーバ102は、統合運転履歴データベース32において地図上の位置に対応付けられた乖離度合zを車両の区別と共に記憶する。その後、運転支援システム100は、今回の処理を終了し、所定時間の経過後に再びS10から処理を開始する。
S22において、ECU20は、目標車両状態量演算部27により自車両の目標車両状態量Xを演算する。目標車両状態量演算部27は、自車両の地図上の位置と、地図上の位置に対応付けられた過去の乖離度合zと、統合運転履歴データベース32における地図上の位置毎の車両状態量の平均値及び標準偏差とに基づいて、自車両の目標車両状態量Xを演算する。その後、ECU20は、S24に移行する。
S24において、ECU20は、運転支援制御部28により運転支援制御を実行する。運転支援制御部28は、目標車両状態量Xに基づいて、自車両の運転支援制御を実行する。その後、運転支援システム100は、今回の処理を終了し、所定時間の経過後に再びS10から処理を開始する。
[運転支援システムの作用効果]
以上説明した本実施形態に係る運転支援システム100によれば、統合運転履歴データを利用した自車両の運転支援制御を行う際に、統合運転履歴データにおける平均値からの自車両の車両状態量の乖離度合(平均値に対する運転者の操作傾向の乖離度合)を用いて目標車両状態量を演算するので、運転者の操作傾向を考慮せずに統合運転履歴データに基づいて運転支援制御を実行する場合と比べて、運転支援制御が運転者に違和感を与えることを抑制できる。
言い換えると、運転支援システム100によれば、統合運転履歴データの車速状態量の平均値を目標車両状態量Xとする場合(上述した式(3)でX=μとする場合)と比べて、乖離度合を考慮することで運転者の運転特性を運転支援制御に反映することができる。統合運転履歴データの平均値に自車両を追従させる運転支援制御を行うと、初心者と比較して高速で走行することを望む熟練ドライバが運転者の場合であっても、一律同じ目標車両状態量の車速で走行する運転支援制御となるため、初心者にとっては速く、熟練ドライバにとっては遅く感じて違和感を与えてしまう。運転支援システム100によれば、運転者の操作傾向が反映された乖離度合を考慮することでこのような違和感を抑制することができる。
なお、運転者の操作傾向を考慮するため、統合運転履歴データの車速状態量の平均値に一定のゲインを乗じて目標車両状態量Xを求める場合(上述した式(4)でD=一定とする場合)が考えられる。しかしながら、運転者は全ての操作に対して一律の感度を有しているわけではないため、例えば加速時は素早く加速することを望む一方、定常走行時は抑えて走りたいと言う運転者も存在することが考えられる。このような運転者に対し、一律のDで目標車両状態量Xを演算すると、運転者の要求を満足しない場合が発生する。これに対し、運転支援システム100によれば、地図上の位置に対応付けられた乖離度合を用いて目標車両状態量Xを演算するので、乖離度合を一律とする場合と比べて、運転者の要求を満足させやすい。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。本発明は、上述した実施形態を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。
例えば、運転支援システム100において、運転行動の認識は必須ではなく、運転行動認識部24を備えなくてもよい。また、車両の位置認識に利用するためナビゲーションシステムを備えていてもよい。
1…外部センサ、2…車速センサ、3…加速度センサ、4…ヨーレートセンサ、5…アクセルセンサ、6…ブレーキセンサ、7…操舵角センサ、8…GPS受信部、9…地図データベース、10…運転履歴データベース、11…通信部、20…ECU、21…車両位置認識部、22…車両状態量認識部、23…運転操作認識部、24…運転行動認識部、25…運転履歴取得部、26…乖離度合演算部、27…目標車両状態量演算部、28…運転支援制御部、31…通信部、32…統合運転履歴データベース、33…データ演算部、100…運転支援システム、101…車載システム、102…管理センターサーバ。

Claims (1)

  1. 複数の車両から運転履歴データを集めて生成された統合運転履歴データを利用して自車両の運転支援制御を実行する運転支援システムであって、
    前記自車両の地図上の位置を認識する車両位置認識部と、
    前記自車両の車載センサの検出結果に基づいて、前記自車両の車速又は加速度の少なくとも一方を含む前記自車両の車両状態量を認識する車両状態量認識部と、
    前記自車両の地図上の位置と前記自車両の前記車両状態量とに基づいて、前記地図上の位置毎の前記車両状態量を含む前記自車両の運転履歴データを取得する運転履歴取得部と、
    前記自車両の前記運転履歴データを前記統合運転履歴データの一部として記憶すると共に、前記統合運転履歴データにおける前記地図上の位置毎の前記車両状態量の平均値及び標準偏差を記憶する統合運転履歴データベースと、
    前記自車両が前記運転支援制御を実行していない場合に、前記自車両の地図上の位置と前記自車両の前記車両状態量と前記統合運転履歴データとに基づいて、前記統合運転履歴データにおける前記車両状態量の前記平均値に対する前記自車両の前記車両状態量の乖離度合を前記地図上の位置に対応付けて演算する乖離度合演算部と、
    前記自車両が前記運転支援制御を実行している場合に、前記自車両の地図上の位置と、前記地図上の位置に対応付けられた前記乖離度合と、前記統合運転履歴データにおける前記地図上の位置毎の前記車両状態量の前記平均値及び前記標準偏差とに基づいて、前記自車両の目標車両状態量を演算する目標車両状態量演算部と、
    前記目標車両状態量に基づいて、前記車両の運転支援制御を実行する運転支援制御部と、
    を備える、運転支援システム。
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