JP2017189940A - セメント系混合材料の製造システムおよびセメント系混合材料の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】連続的に搬送される地盤材料の粒度分布(重量比)および含水率の変動をリアルタイムで連続的に算出し、その変動量に応じてセメントおよび水の添加量を自動的に調整することの可能な、セメント系混合材料の製造システムおよびセメント系混合材料の製造方法を提供する。【解決手段】セメント系混合材料の製造システムが、地盤材料の三次元表面形状データを取得する粒度監視設備と、地盤材料の含水率を計測する含水率監視設備と、地盤材料の単位時間当たりの搬送重量を測定するとともに、地盤材料にセメント及び水を添加し、セメント系構造材料を製造する混合設備と、三次元表面形状データに基づいて地盤材料の粒度分布(重量比)を算出する粒度分布算出部、粒度分布(重量比)と搬送重量に基づいて調整したセメントの添加量を算出するセメント量調整部、含水率と搬送重量に基づいて調整した水の添加量を算出する加水量調整部、を備える管理制御装置とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、現地発生土や現地採取土等の地盤材料にセメントと水を混合したセメント系混合材料の製造システムおよびセメント系混合材料の製造方法に関する。
現地発生土や現地採取土等の地盤材料に、セメント系の改良材を混合することにより製造されるセメント系混合材料は、コスト縮減と環境保全を可能にする材料として、盛土やダム、堤防、砂防、舗装等の土木構造物に有効活用が図られている。
セメント系混合材料のなかでも安定処理土やCSG等に採用される地盤材料は、一般に分級や粒度調整、洗浄等が行われないことから、土木構造物を施工する際には、粒度と単位水量の変動を許容しつつ、材料管理や強度管理等の品質管理を実施している。しかし、品質管理のなかでも材料管理を実施するにあたり、地盤材料に対してリアルタイムで全量分析を行うことの可能な技術が確立されていない。このため現状では、一定の期間もしくは一定量毎に地盤材料のサンプルを抜き取り、ふるい分け法等にて粒度分布を算出し、電子レンジ法等にて表面水量を算出する等、従来より実施されている試験法にて管理を行っており、多大な手間と時間をするとともに、急な材質変化に対しては何ら対策を講じることができなかった。
このような中、例えば特許文献1には、地盤材料の表面水量を管理する方法が開示されている。具体的には、工事現場へ継続的に供給される地盤材料の搬送路に、含水率計測装置を設置して地盤材料の全粒径を対象とした含水率を測定し、所定時間tごとに地盤材料の粒度検出の必要性を判定する。粒度検出が必要な場合には、サンプルを抜き取って重量を計測するとともに、画像解析により粒度分布を算出して粒径別材料ごとの重量比を算出し、この重量比と先に測定した全粒径を対象とした含水率から粒径別の含水率を算出する。
これら粒径別の含水率に基づいて全粒径の表面水量を算出して正常か否かを判別し、正常でないと判別された場合には、あらかじめ設定されている単位水量を再設定する。その後、搬送路上の地盤材料の重量を測定し、重量と先に算出した表面水量から最適な加水量を算出し、搬送路上の地盤材料に給水を行う。この作業を継続的に工事現場に供給される地盤材料に対して繰り返す。
特開2015−105898号公報
上記の方法は、画像解析により粒度分布を算出することから、ふるい分け法等にて粒度分布を算出する場合と比較して作業性が向上する。しかし、工事現場へ継続的に供給される地盤材料のなかからサンプルを抜き取り、このサンプルに対して画像解析を実施するものであって、供給される地盤材料をリアルタイムで全量分析するものではないため、必ずしも高い精度で粒度分布が算出されるとは言えない。
また、これらサンプルの重量とサンプルから算出した粒度分布を用いて粒径別材料ごとの重量比を算出し、この重量比に基づいて表面水量を算出するため、粒度分布と同様に表面水量の算出値についても信頼性に劣る。
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、連続的に搬送される地盤材料の粒度分布(重量比)および含水率をリアルタイムで連続的に算出し、その変動量に応じてセメント量および加水量を自動的に調整することの可能な、セメント系混合材料の製造システムおよびセメント系混合材料の製造方法を提供することである。
かかる目的を達成するため、本発明のセメント系混合材料の製造システムは、連続的に搬送される地盤材料の三次元表面形状データを取得する粒度監視設備と、該粒度監視設備から連続的に供給される前記地盤材料の含水率を計測する含水率監視設備と、該含水率監視設備から連続的に供給される前記地盤材料の時間当たりの搬送重量を測定するとともに、前記地盤材料にセメント及び水を添加して混練し、セメント系構造材料を製造する混合設備と、前記三次元表面形状データに基づいて前記地盤材料の粒度分布(重量比)を算出する粒度分布算出部、前記粒度分布(重量比)と前記搬送重量に基づいて調整した前記セメントの添加量を算出するセメント量調整部、および前記含水率と前記搬送重量に基づいて調整した前記水の添加量を算出する加水量調整部、を備える管理制御装置と、を有することを特徴とする。
本発明のセメント系混合材料の製造システムは、前記粒度監視設備が、ベルトコンベヤ装置と、該ベルトコンベヤ装置のコンベヤベルト搬送面に撒き出される前記地盤材料を撮像し三次元表面形状データを取得する3Dラインレーザーカメラと、を備えることを特徴とする。
本発明のセメント系混合材料の製造方法は、本発明のセメント系混合材料の製造システムを用いたセメント系混合材料の製造方法であって、連続して搬送される前記地盤材料の前記粒度分布(重量比)、前記含水率および前記搬送重量を所定時間の経過ごとに算出し、前記粒度分布(重量比)に基づいて単位セメント量を調整し、この単位セメント量と前記搬送重量に基づいて調整した前記セメントの添加量を算出するとともに、前記含水率に基づいて単位水量を調整し、この単位水量と前記搬送重量に基づいて調整した前記水の添加量を算出し、前記地盤材料にセメント及び水を添加して混練する際に、前記所定時間の経過ごとに前記セメントおよび水のうち少なくともいずれか一方を、あらかじめ規定した量に代えて調整した添加量にて搬送されてきた前記地盤材料に添加することを特徴とする。
本発明のセメント系混合材料の製造システム及びセメント系混合材料の製造方法によれば、所定時間の経過ごとで粒度分布(重量比)を算出するとともに含水率および時間当たりの搬送重量を算出し、所定時間の経過ごとに地盤材料に見合うよう調整したセメント及び水の添加量を算出するため、これを添加することにより連続して供給される地盤材料に粒度のバラツキや含水率のバラツキがある場合であっても、均一で高品質なセメント系混合材料を製造することが可能となる。
また、所定時間の経過ごとの粒度分布(重量比)が、連続的に搬送される地盤材料の全量をリアルタイムで撮像した三次元表面形状データから算出されるため、サンプルを抜き取って粒度分布(重量比)を算出する場合と比較して、高い信頼性を確保することが可能となる。また、粒度分布(重量比)の算出に多大な時間を要することもない。
本発明のセメント系混合材料の製造方法は、前記含水率が、前記地盤材料の複数地点で計測した含水率を平均して算出された調整含水率であることを特徴とする。
上述する本発明のセメント系混合材料の製造方法によれば、投入された地盤材料の複数地点で計測した含水率の平均値である調整含水率を用いるため、より高い精度をもって加水量の見直し調整を実施することが可能となる。
本発明のセメント系混合材料の製造方法は、所定時間の経過ごとに算出される前記粒度分布(重量比)および前記含水率が、あらかじめ規定した時間間隔内の平均値を前記所定時間の経過ごとに連続して算出する移動平均によるものであることを特徴とする。
上述する本発明のセメント系混合材料の製造方法によれば、所定時間の経過ごとで算出される粒度分布(重量比)および含水率が、移動平均よりなるから、所定時間ごとに算出した粒度分布(重量比)もしくは含水率に不規則な変動があっても均されるため、セメントおよび水の添加量の調整を精度よく実施することが可能となる。
本発明によれば、連続的に搬送される地盤材料の粒度分布(重量比)および含水率をリアルタイムで連続的に算出し、その変動量に応じてセメント量および加水量を調整するため、地盤材料の品質にバラツキがある場合にもに均一な品質を簡略な方法で確保することが可能となる。
本発明のセメント系混合材料の製造システムにおける粒度監視設備の概略を示す図である。 本発明のセメント系混合材料の製造システムにおける含水率監視設備、混合設備および管理制御装置を示す図である。 本発明の三次元画像処理設備に備えた3Dラインレーザーカメラおよび撮像されるプロファイルデータPを示す図である。 本発明の粒度監視設備に備えたベルトコンベヤ装置の、搬送部に設置された振動抑制機構を示す図である。 本発明における地盤材料の粒度分布(重量)を算出する際に用いる最適閾値を示す図である。 本発明の1分ごとの粒度分布(重量比)の5分間移動平均の算出イメージを示す図である。 (a)は本発明におけるキャリブレーションにて使用する地盤材料試料群を示す図であり、(b)は本発明におけるキャリブレーションにて使用する地盤材料試料群の断面形状を示す図である。 本発明の含水率監視設備に備えられたホッパおよび密度水分計を示す図である。 本発明のセメント系混合材料の製造方法のフロー図を示す図である。 本発明の1分ごとの粒度分布(重量比)および含水率の5分間移動平均の概念を示す図である。 粒度の違う土砂による含水比及び圧縮強度の関係概念を示す図である。
本発明のセメント系混合材料の製造システムは、安定処理土やCSG等の土木構造物を築造する際の材料となるセメント系混合材料を製造するための設備であり、セメント系混合材料とは、施工現場近傍で入手可能な現地採取土や現場発生土等の地盤材料にセメント系固化材(以下、セメントと言う)および水を混合したものをいう。以下に、図1〜図9を参照して説明する。
セメント系混合材料の製造システム1は、図1及び図2で示すように、地盤材料100の三次元表面形状データを取得するための粒度監視設備10、地盤材料100の含水率を計測するための含水率監視設備20、地盤材料100の時間当たりの搬送重量を測定するとともに、セメントおよび水を添加して地盤材料100と混練するための混合設備30、および粒度監視設備10、含水率監視設備20、混合設備30各々と通信接続される管理制御装置40を備えている。
管理制御装置40は、図2で示すように、情報処理装置41、入力装置42および出力装置43を少なくとも備えるいわゆるコンピュータであり、情報処理装置41は演算処理装置及び記憶装置等のハードウェアと、該ハードウェア上で動作するソフトウェアとで構成されている。なお、記憶装置には、あらかじめ室内配合試験および試験施工した際の、地盤材料100の粒度分布(重量比)、およびこれら試験にて規定した単位セメント量および単位水量が格納されている。
これらセメント系混合材料の製造システム1を利用したセメント系混合材料の製造方法は、連続して搬送される地盤材料100に対して所定時間の経過ごとで、粒度分布(重量比)、含水率および時間当たりの搬送重量(kg/m3)を算出する。そして、この算出結果に基づいて、所定時間の経過ごとに地盤材料100に見合うよう調整したセメント及び水の添加量を算出し、セメント及び水の少なくとも一方の添加量をあらかじめ規定した添加量に代えて調整した数量にて添加し、連続的にセメント系混合材料130を製造する方法である。
本実施の形態では、1分が経過するごとに地盤材料100に見合うよう調整したセメント及び水の添加量にてセメント系混合材料を製造する場合を事例とし、セメント系混合材料の製造システム1の詳細とセメント系混合材料の製造方法を併せて、図9のフロー図に示した手順(step1〜step9)に沿って、以下に詳述する。
(step1およびstep2)
地盤材料100を粒度監視設備10に連続的に供給し、リアルタイムで連続的に地盤材料100の三次元画像表面形状データを取得する。本実施の形態では、地盤材料100に、分級や粒度調整、洗浄等が行われない現地発生土もしくは現地採取土を採用しているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、安定処理土やCSG等の土木構造物を築造する際に用いられるセメント系混合材料に採用される地盤材料であれば、いずれでもよい。
<粒度監視設備10>
図1で示すように、粒度監視設備10は地盤材料100の三次元画像表面形状データを取得する設備であり、ベルトコンベヤ装置14、およびコンベヤベルト13の搬送面に撒き出される地盤材料100を撮像する3Dラインレーザーカメラ15を備えている。
ベルトコンベヤ装置14は、バラ荷を搬送する際に一般に使用される装置であり、本実施の形態では、ベルトフィーダ12のフィーダー速度およびコンベヤベルト13のベルト速度をそれぞれ調整可能な調整機構を備えている。これにより、フィーダー速度がコンベヤベルト13のベルト速度より遅くなるよう調整し、ホッパ11からベルトフィーダ12を介して撒き出される地盤材料100を、コンベヤベルト13の搬送面上で重なり合うことなく平面上に分散させる。
また、3Dラインレーザーカメラ15は、図3で示すように、レーザー線状光Lを照射可能なレーザー投光部151とカメラレンズ152を備えた、光切断法に対応したカメラを採用している。そして、ベルトコンベヤ装置14の搬送部におけるコンベヤベルト13の搬送面上に設定された撮像対象領域に、レーザー線状光Lをコンベヤベルト13の移動方向と直交するように照射し、撮像対象領域を移動する地盤材料100を、この移動に同期してカメラレンズ152にて撮像する。
こうして、地盤材料100をコンベヤベルト13の幅方向に切断した際の断面形状の外形を示すプロファイルデータPを多数取得することにより、地盤材料100の三次元表面形状データを得ることができ、また、プロファイルデータPを画像処理することにより、地盤材料100の二次元断面形状を得ることができる。これらプロファイルデータP、およびプロファイルデータPからなる三次元表面形状データは、図2で示す管理制御装置40に送信され画像処理される。
なお、3Dラインレーザーカメラ15の撮像対象領域は、図4で示すように、ベルトコンベヤ装置14とは独立して設置した暗室16の内方に位置しており、3Dラインレーザーカメラ15は、暗室16に設置されている。そして、暗室16はベルトコンベヤ装置14と接触しないよう構築されて、ベルトコンベヤ装置14の振動が3Dラインレーザーカメラ15に伝達することを防止している。
(step3)
粒度監視設備10にて取得した地盤材料100の三次元表面形状データを用いて、管理制御装置40の粒度分布算出部44にて、ベルトコンベヤ装置14により連続的に搬送される地盤材料100の1分ごとの粒度分布(重量比)を算定する。
<管理制御装置40の粒度分布算出部44>
三次元表面形状データは、図2で示すように、管理制御装置40の入力装置42を介して記憶装置に格納されるとともに、粒度分布算出部44にて後述する算定方法により粒度分布(重量比)が算出され、算出された粒度分布(重量比)は、管理制御装置40の出力装置43に出力されるとともに、記憶装置に格納される。
以下に、地盤材料100を5段階(0〜A1mm、A1mm〜A2mm、A2mm〜A3mm、A3mm〜A4mm、A4mm〜)に分級する場合を事例とし、地盤材料100の粒度分布(重量比)の算定方法を詳述する。なお、本実施の形態では、図3で示すように、撮像対象領域を1秒間の間に通過した地盤材料100を一つの地盤材料群110とし、1秒ごとに作成される地盤材料群110各々の三次元表面形状データを取得する作業を連続して行なっている。
まず、三次元表面形状データから地盤材料群110の全体積を計測する。ここで、地盤材料群110の全体積とは、地盤材料群110のコンベヤベルトの移動方向の長さ(本実施の形態では、図3で示すように1秒間の間に移動する長さ)範囲における、コンベヤベルト13の搬送面よりなる下端面と、プロファイルデータPよりなる上端面とで囲まれた領域の全体積である。
次に、図5の地盤材料群110における三次元表面形状データの断面図で示すような、コンベヤベルト13の搬送面から4つの最適閾値(L1〜L4)各々に相当する高さまでの体積を計測し、全体積に対する比をそれぞれ加積通過率(画像体積比)として算出する。ここで、4つの最適閾値(L1〜L4)は、後述するキャリブレーションにて、骨材のふるい分け試験に用いる目開きの異なる複数のふるい各々に対応する数値となるよう、あらかじめ設定しておく。
つまり、4つの最適閾値(L1〜L4)各々で算出した加積通過率(画像体積比)がそれぞれ、ふるい分け試験にて地盤材料群110をふるい分けした際に、A1mmふるい、A2mmふるい、A3mmふるいおよびA4mmふるいの加積通過率(重量比)と同一もしくは近似する数値となるよう、4つの最適閾値(L1〜L4)を設定する。
これにより、ふるい分け試験を行う場合に採用する上記のふるい各々のふるい目を横軸に対数目盛りで、また、上記のふるいに対応させた4つの最適閾値(L1〜L4)各々で得た加積通過率(画像体積比)を各ふるいの加積通過率(重量比)に見立てて縦軸に算術目盛りでとったグラフ上に描かれる粒度分布曲線(画像体積比)を、地盤材料群110の粒度分布曲線(重量比)として推定し、これに基づき粒度分布(重量比)を算出する。
上述する三次元表面形状データを取得する作業と粒度分布(重量比)を算出する作業を、1秒間ごとに形成される地盤材料群110各々に対して連続して実施することで、ベルトコンベヤ装置14の搬送部を通過する地盤材料100の粒度分布(重量比)を、連続的かつリアルタイムで手間を要することなく作成することが可能となる。
本実施の形態では、1秒間ごとに形成される地盤材料群110から算出された粒度分布(重量比)を1分間蓄積して、ベルトコンベヤ装置14にて1分ごとに搬送される地盤材料100の粒度分布(重量比)を算出する。この作業を連続して行い、5分間経過したところで図6で示すように、5分間分の粒度分布(重量比)から粒度分布(重量比)の1分平均B1を算出する。
そして、5分が経過した以降は、1分経過するごとに最古の地盤材料群110から算出した1分間の粒度分布(重量比)を削除し、最新の地盤材料群110から算出した1分間の粒度分布(重量比)を追加して、1分ごとに粒度分布(重量比)の5分間移動平均(B2、B3・・)を連続して算出する。これら1分ごとに算出される粒度分布(重量比)の5分間移動平均を、地盤材料100に添加するセメント量を調整する際に用いる粒度分布(重量比)に設定し、管理制御装置40の出力装置43に出力するとともに、記憶装置に格納する。
なお、地盤材料100の粒度分布(重量比)を算出するにあたっては、前述したように、あらかじめ骨材のふるい分け試験に用いる目開きの異なる複数のふるい各々に対応する最適閾値(L1〜L4)を設定するためのキャリブレーションを実施する。以下に、キャリブレーションの手順を説明する。
<キャリブレーション:第1の工程>
まず、粒度監視設備10のホッパ11からベルトフィーダ12を介してコンベヤベルト13に地盤材料100を撒き出し、図7(a)で示すように、3Dラインレーザーカメラ15の撮像対象領域をN分間の間に通過した地盤材料100を地盤材料試料群120とし、この地盤材料試料群120の三次元表面形状データを取得する。なお、地盤材料試料群120は、土の粒度試験を実施するにあたり、試験1回あたりに必要な試料の目安としてJISA1201に規定されている最小分取量を満たしていればよく、通過時間は必ずしも1分間に限定されるものではない。
<キャリブレーション:第2の工程>
次に、第1の工程で取得した三次元表面形状データから管理制御装置40の粒度分布算出部44にて、地盤材料試料群120の全体積を計測するとともに、コンベヤベルト13の搬送面から規定高さまでの地盤材料試料群120の体積を計測する。この時、図7(b)に破線で示すように、規定高さを0.5mmごとに設定し、搬送面から各規定高さまでの体積を計測して、全体積に対する規定高さごとの体積の比を加積通過率(画像体積比)として算出する。
<キャリブレーション:第3の工程>
第1および第2の工程を実施する一方で、地盤材料試料群120に対して湿潤法によるふるい分け試験を実施し、粒度分布曲線(重量比)を作成する。
<キャリブレーション:第4の工程>
第3の工程で用いた目開きの異なる複数のふるいごとで、加積通過率(重量比)と、第2の工程で算出した0.5mmごとに高さを変えた規定高さ各々の加積通過率(画像体積比)とを比較する。そして、各ふるいの加積通過率(重量比)と加積通過率(画像体積比)が同一、もしくは近似するときの加積通過率(画像体積比)の規定高さを選定し、選定した規定高さ各々を複数のふるいごとに対応した最適閾値(L1〜L4)として設定する。
なお、上述する地盤材料100から三次元表面形状データを取得し、三次元表面形状データを画像解析することにより粒度分布曲線(重量比)を推定する方法および装置の詳細は、特願2016−7815号と同様である。
(step4)
次に、1分ごとに算出される粒度分布(重量比)の5分間移動平均が算定された地盤材料100を、図2で示すように、粒度監視設備10のベルトコンベヤ装置14を介して含水率監視設備20に供給し、連続して搬送される地盤材料100の1分ごとの含水率を計測する。
<含水率監視設備20>
図2で示すように、含水率監視設備20は、ホッパ21、ホッパ21に設置された密度水分計22およびベルトコンベヤ装置23を備える。ベルトコンベヤ装置23は、粒度監視装置10に備えられているベルトコンベヤ装置14と同様の装置であり、粒度監視設備10から供給されホッパ21を介して投下された地盤材料100を混合設備30に搬送する。
ホッパ21に設置された密度水分計22は、図2及び図8で示すように、ホッパ21の排出口近傍における対向する外周面各々に1体ずつ、平面視で互いに向かい合うことのないよう位置をずらして配置されている。密度水分計22は、地盤材料100の含水率を計測できる機器であればいずれを用いてもよいが、本実施の形態では、RIから放出される放射線の一種である中性子線と測定対象物との相互作用を利用するRI計の中でも、線源棒221と検出器222が内蔵された散乱型RI計を採用している。
図8で示すように、線源棒221から放射された中性子は、周りの水分子中の水素原子核と衝突して減速、散乱を繰り返すが、この衝突により生じた熱中性子は、土中の水分が多ければ生成率が大きくなり、少ないと小さくなる。一方、線源棒221から放射されたγ線は、地盤材料中を透過する間に土粒子と衝突して減速、散乱を繰り返すことから、密度が高いと減衰率が大きくなり、密度が小さいと小さくなる。これにより、衝突により生じた熱中性子を検出器222にて計測すると、熱中性子が通過したホッパ21内の地盤材料100における含水量(kg/m3)が求まる。さらに、検出器222に戻ってきたγ線の測定値と、あらかじめ設定された校正係数および補正係数に基づいて、乾燥密度(kg/m3)と含水率(%)を出力する。
(step5)
ホッパ21の排出口近傍に備えた2体の密度水分計22各々にて1分ごとの含水率を計測し、管理制御装置40の含水率監視部45にて、地盤材料100の調整含水率を算定する。なお、密度水分計22にて計測される含水率は、1分間連続して計測した含水率の平均を算定してもよいし、1分おきに計測した含水率を採用してもよい。
<管理制御装置40の含水率監視部45>
上述する2体の密度水分計22各々にて出力された含水率は、管理制御装置40の入力装置42を介して記憶装置に格納されるとともに、含水率監視部45にて両者の平均値として1分ごとの調整含水率が算出される。この作業を連続して行ない、5分間経過したところで、5分間分の調整含水率から1分平均を算出する。
そして、5分が経過した以降は、1分経過するごとに最古の1分の調整含水率を削除するとともに最新の1分の調整含水率を追加して、調整含水率の5分間移動平均を1分ごとに連続して算出する。これら1分ごとに算出されるを調整含水率の5分間移動平均を、地盤材料100に添加する加水量を調整する際に用いる含水率に設定し、管理制御装置40の出力装置43に出力するとともに、記憶装置に格納する。
なお、密度水分計22の数量は必ずしも2つに限定されるものではなく、排出口近傍の4体の面各々に設置してもよいし、いずれかの面に1体のみ密度水分計22を設置してもよい。密度水分計22が1体のみの場合は、複数の密度水分計22の平均値を算出した調整含水率ではなく、密度水分計22にて計測された含水率を移動平均に用いればよい。
また、密度水分計22の取り付け位置は、ホッパ21の外周面のいずれの位置に取り付けてもよいが、図8で示すように平面視で中央付近に設置すると、隅部近傍に設置する場合と比較して熱中性子およびγ線がホッパ21内の地盤材料100に対して広い範囲で散乱するため、より精度よく含水量(kg/m3)、乾燥密度(kg/m3)および含水率(%)を測定することができる。
(step6)
このように、地盤材料100に添加する加水量の見直しに用いる1分ごとに算出される調整含水率の5分間移動平均が算出された地盤材料100を、図2で示すように、含水率監視設備20のベルトコンベヤ装置23を介して混合設備30に供給する。
<混合設備30>
図2で示すように、混合設備30は、ベルトコンベア装置31、ベルトコンベア装置31に備えた重量計32、バケットエレベータ33、セメントサイロ34、水槽35、ホッパー36及びミキサ37を備える。ベルトコンベヤ装置31は、粒度監視装置10に備えられているベルトコンベヤ装置14と同様の装置であり、含水率監視設備20から投下された地盤材料100をホッパー36を介してミキサ37に搬送する。また、バケットエレベータ33は、ベルトコンベヤ装置31に投下された地盤材料100に対して、セメントサイロ34に貯留されているセメントを供給する装置であり、水槽35に貯留されている水は、ホッパー36を介して地盤材料100とともに、ミキサ37に供給される。
なお、上述する混合設備30は、CSGダムの現場や河川の堤防、砂防、舗装等を構築するための現場にて一般に使用されているものと同様の設備を備えている。また、ミキサ37は地盤材料100とセメント及び水を混練できる装置であればいずれを用いてもよいが、例えば組み立て解体が容易なBHSミキサ(連続練ミキサー)を採用すると、混合設備30のコンパクト化を図ることが可能となる。
また、ベルトコンベヤ装置31には、時間当たりの搬送重量(kg/min)を算出するための重量計32を設置している。重量計32は、ベルトコンベヤ装置に装着する重量計として一般に知られているコンベヤスケールを採用しており、図示しないロードセルにて荷重要素(kg/m)を検出する一方で、図示しないパルス発振器にて、ベルト速度(m/min)を検出することで、単位時間当たりの搬送重量(kg/min)を算出する。この搬送重量(kg/min)を、地盤材料100に添加するセメント量および加水量を調整する際に用いるべく、管理制御装置40の出力装置43に出力するとともに、記憶装置に格納する。
(step7)
管理制御装置40のセメント量調整部46及び加水量調整部47にて、連続して搬送される地盤材料100に対して1分ごとに調整するセメントおよび水の添加量を算出する。そして、管理制御装置40の自動制御部48にてセメントサイロ34および水槽35を管理制御し、調整したセメント量および加水量を地盤材料100に添加する。
<セメント量調整部46〉
セメント量調整部46は、step3にて1分ごとに算出される粒度分布(重量比)の5分間移動平均とstep6にて算出される1分ごとの搬送重量に基づいて添加すべきセメント量の調整値を算出する。つまり、1分ごとに算出される粒度分布(重量比)の5分間移動平均に基づいて地盤材料100に添加すべき単位セメント量を調整し、この単位セメント量と1分間の間に搬送される地盤材料100の搬送重量から1分間のセメント量を算出し、出力装置43に出力するとともに、記憶装置に格納する。これを1分ごとに連続して行なう。
<加水量調整部47〉
加水量調整部47は、step5にて1分ごとに算出される調整含水率の5分間移動平均とstep6にて算出される1分ごとの搬送重量に基づいて添加すべき加水量の調整値を算出する。つまり、1分ごとに算出される調整含水率の5分間移動平均に基づいて地盤材料100に添加すべき単位水量を調整し、この単位水量と1分間の間に搬送される地盤材料100の搬送重量から1分間の加水量を算出し、出力装置43に出力するとともに、記憶装置に格納する。これを1分ごとに連続して行なう。
なお、上記の方法にて調整した単位セメント量および単位水量が、室内実験および試験施工にてあらかじめ設定した規定の単位セメント量および単位水量と比較して大きく変動している場合には、セメント系混合材料の製造システム1の稼働を停止し、各設備の点検や地盤材料100の目視確認を行うとよい。
<自動制御部48〉
自動制御部48は、セメントサイロ34およびバケットエレベータ33と通信接続されてその作動を自動制御可能に構成されており、セメント量調整部46にて算出される1分ごとのセメント量に基づいて、バケットエレベータ33を介してセメントサイロ34から地盤材料100に供給するセメント量を管理制御する。同様に、水槽35とも通信接続されてその作動を自動制御可能に構成されており、加水量調整部47にて算出される1分ごとの加水量に基づいて、ミキサ37に排出する加水量を管理制御する。
なお、自動制御部48は、先にも述べたように粒度監視設備10、含水率監視設備20、混合設備30各々と通信接続されているから、これらの稼働および停止等の動作を自動制御可能に構成したものとしてもよい。
(step8及びstep9)
こうして、地盤材料100に対して1分ごとに見直しされた添加量のセメントと水とがベルトコンベヤ装置31を通過した地盤材料100の搬送重量に応じて添加され、これらがミキサ37内で効率的に攪拌・混合されることで均質なセメント系混合材料130が製造される。これらstep1からstep8までの手順を粒度監視設備10に供給される地盤材料100がなくなるまで繰り返す。
なお、本実施の形態では、セメント量の見直しを図るために用いられる地盤材料100の粒度分布(重量比)および調整含水率に、1分ごとに算出される5分間移動平均を採用している。このため、少なくともセメント系混合材料の製造システム1の稼働開始から5分間は、粒度分布(重量比)および調整含水率の移動平均が算定されない。よって、当初の5分間は、管理制御装置40の記憶装置にあらかじめ格納されている、室内配合試験および試験施工にて規定した単位セメント量および単位水量に基づいて地盤材料100にセメントおよび水を添加し、ミキサ37内で効率的に攪拌・混合してセメント系混合材料130を製造する。
上述するセメント系混合材料の製造システム1、およびこれを利用したセメント系混合材料130の製造方法によれば、1分ごとで粒度分布(重量比)の5分間移動平均および調整含水率の5分間移動平均を算出し、これに基づいて単位セメント量および単位水量を調整する。そして、これらと1分ごとに算出される地盤材料の100の搬送重量に基づいて、1分ごとに地盤材料100に見合うセメント及び水の添加量を算出する。これにより、1分ごとに調整したセメント量および加水量を地盤材料10に添加することで、連続して供給される地盤材料100に粒度のバラツキおよび含水率のバラツキがある場合であっても、均一で高品質なセメント系混合材料を製造することが可能となる。
また、1分ごとの粒度分布(重量比)の5分間移動平均が、連続的に搬送される地盤材料100の全量をリアルタイムに撮像した三次元表面形状データから算出されるため、地盤材料の粒度分布(重量比)に高い信頼性を確保することが可能となる。
さらに、図10の5分間移動平均の概念図で示すように、地盤材料100の粒度分布(重量比)および調整含水率に移動平均を採用すると、1分ごとに算出した粒度分布(重量比)および調整含水率に不規則な変動があっても均されることとなる。よって、高い精度にて単位セメント量および単位水量を調整できる。
加えて、セメント系混合材料の製造システム1は、端末装置40の自動制御部48にて、地盤材料100を粒度監視設備10のホッパ11に供給した後、セメント系混合材料130を製造するまでの一連の作業が自動制御可能であるため、システム全体のコンパクト化を図ることができ、法面吹付機械のように設置・撤去が1日で可能となる。これにより、CSGダムや盛土だけでなく、砂防や舗装工事など、セメント系混合材料を利用するあらゆる工事現場にて転用することが可能となる。
さらに、一般的に図11の粒度の違う土砂による含水比及び圧縮強度の関係概念図で示すように、地盤材料100が細粒材料の場合、粗粒材料に比べて同じセメント添加量であればセメント改良材の強度は細粒材料のほうが低いことが知られている。従来、地盤材料100の粒度によってセメント添加量は変えない一定の添加量によって品質(強度)を確保していた。これは品質上の安全を見込んで細粒材料に合わせてセメント添加量を定めていた。セメント系混合材料の製造システム1を使用することにより粗粒材料の場合には添加するセメント量を少なくすることも可能となり、より省エネルギーで経済的な施工が可能となる。
なお、本発明のセメント系混合材料の製造システム1およびセメント系混合材料130の製造方法は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能であることはいうまでもない。
例えば、本実施形態では、1分ごとで粒度分布(重量比)および調整含水率の5分間移動平均を算出したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、移動平均の時間間隔は、5分より長くてもよいし短くてもよい。また、地盤材料100に添加するセメント量および加水量を1分ごとに調整算出したが、必ずしも1分に限定されるものではない。
また、地盤材料100に対してセメントおよび水ともに調整した添加量にてセメント系混合材料130の製造をしたが、必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、水のみに調整した添加量を採用し、セメントは調整した添加量を用いずに管理制御装置40の記憶装置にあらかじめ格納した規定の単位セメント量を採用する等してもよい。
さらに、重量計32を混合設備30に設置したが、混合設備30のベルトコンベヤ装置31と含水率監視設備20のベルトコンベヤ装置23でベルト速度が同一であれば、含水率監視設備20のベルトコンベヤ装置23に重量計24を設置し、これにより単位時間当たりの搬送重量を測定してもよい。
加えて、本実施の形態では、3Dラインレーザーカメラ15の撮像対象領域を1秒間の間に通過した地盤材料100を一つの地盤材料群110とし、1秒ごとに作成される地盤材料群110各々の三次元表面形状データを取得したが、必ずしもこれに限定されるものではない。ベルトコンベヤ装置14のベルト速度や作業条件等に応じて、地盤材料100が撮像対象領域を通過する通過時間を適宜規定し、この規定時間の間に通過した地盤材料100を一つの地盤材料群110とすればよい。
また、地盤材料100を5つに分級したが、分級する粒径および分級の数量等はこれに限定されるものではなく、いずれの粒径に分級するものであってもよい。
さらに、粒度分布(重量比)を算定する際に、ふるい各々に対応する最適閾値(L1〜L4)は、step3にて説明した手順にて設定してもよいが、これに限定されるものではない、例えば、より最適閾値の精度を向上させるべく、step3にて詳述したキャリブレーションの第1の工程から第4の工程を実施する作業を複数回繰り返して地盤材料100からサンプリングする地盤材料試料群120の数量を増やし、複数の地盤材料試料群120から最適閾値を設定してもよい。
具体的には、上記のキャリブレーションの第1の工程から第4の工程を実施する作業をM回繰り返すことで、地盤材料100から新たな地盤材料試料群120をM個だけ収集し、地盤材料試料群120ごとに算出した最適閾値からヒストグラムを作成する。そして、ふるいごとに作成した最適閾値のヒストグラム各々から、最頻値および中央値の両者を算出したうえで、中央値に近い最頻値を採用し、これを最適閾値(L1〜L4)としてもよい。
1 セメント系混合材料の製造システム
10 粒度監視設備
11 ホッパ
12 ベルトフィーダ
13 コンベヤベルト
14 ベルトコンベヤ装置
15 3Dラインレーザーカメラ
151 レーザー投光部
152 カメラレンズ
16 暗室
20 含水率監視設備
21 ホッパ
22 密度水分計
221 線源棒
222 検出器
23 ベルトコンベヤ装置
24 重量計
30 混合設備
31 ベルトコンベヤ装置
32 重量計
33 バケットエレベータ
34 セメントサイロ
35 水槽
36 ホッパ
37 ミキサ
40 管理制御装置
41 情報処理装置
42 入力装置
43 出力装置
44 粒度分布算出部
45 含水率監視部
46 セメント量調整部
47 加水量調整部
48 自動制御部

100 地盤材料
110 地盤材料群
120 地盤材料試料群
130 セメント系混合材料

Claims (5)

  1. 連続的に搬送される地盤材料の三次元表面形状データを取得する粒度監視設備と、
    該粒度監視設備から連続的に供給される前記地盤材料の含水率を計測する含水率監視設備と、
    該含水率監視設備から連続的に供給される前記地盤材料の単位時間当たりの搬送重量を測定するとともに、前記地盤材料にセメント及び水を添加して混練し、セメント系構造材料を製造する混合設備と、
    前記三次元表面形状データに基づいて前記地盤材料の粒度分布(重量比)を算出する粒度分布算出部、前記粒度分布(重量比)と前記搬送重量に基づいて調整した前記セメントの添加量を算出するセメント量調整部、および前記含水率と前記搬送重量に基づいて調整した前記水の添加量を算出する加水量調整部、を備える管理制御装置と、を有することを特徴とするセメント系混合材料の製造システム。
  2. 請求項1に記載のセメント系混合材料の製造システムにおいて、
    前記粒度監視設備が、ベルトコンベヤ装置と、該ベルトコンベヤ装置のコンベヤベルト搬送面に撒き出される前記地盤材料を撮像し三次元表面形状データを取得する3Dラインレーザーカメラと、を備えることを特徴とするセメント系混合材料の製造システム。
  3. 請求項1または2に記載のセメント系混合材料の製造システムを用いたセメント系混合材料の製造方法であって、
    連続して搬送される前記地盤材料の前記粒度分布(重量比)、前記含水率および前記搬送重量を所定時間の経過ごとに算出し、前記粒度分布(重量比)に基づいて単位セメント量を調整し、この単位セメント量と前記搬送重量に基づいて調整した前記セメントの添加量を算出するとともに、前記含水率に基づいて単位水量を調整し、この単位水量と前記搬送重量に基づいて調整した前記水の添加量を算出し、
    前記地盤材料にセメント及び水を添加して混練する際に、前記所定時間の経過ごとに前記セメントおよび水のうち少なくともいずれか一方を、あらかじめ規定した量に代えて調整した添加量にて搬送されてきた前記地盤材料に添加することを特徴とするセメント系混合材料の製造方法。
  4. 請求項3に記載のセメント系混合材料の製造方法において、
    前記含水率が、前記地盤材料の複数地点で計測した含水率を平均して算出された調整含水率であることを特徴とするセメント系混合材料の製造方法。
  5. 請求項3または4に記載のセメント系混合材料の製造方法において、
    所定時間の経過ごとに算出される前記粒度分布(重量比)および前記含水率が、あらかじめ規定した時間間隔内の平均値を前記所定時間の経過ごとに連続して算出する移動平均によるものであることを特徴とするセメント系混合材料の製造方法。
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