JP2017189382A - 枕装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】枕装置10は、使用者の頭部を支持する膨縮部11と;膨縮部11を膨縮させる膨縮機構と;使用者情報を取得して使用者情報に応じて膨縮機構を制御する制御部と;を備えている。
【選択図】図2
Description
(1)本発明に係る枕装置は、使用者の頭部を支持する膨縮部と;前記膨縮部を膨縮させる膨縮機構と;使用者情報を取得して前記使用者情報に応じて前記膨縮機構を制御する制御部と;を備えていることを特徴とする。
制御部が、使用者情報として、呼吸状態を取得する場合、制御部が、呼吸状態に基づいて、使用者が睡眠時無呼吸状態であるか否かを判定することができる。使用者が睡眠時無呼吸状態であるときには、例えば、膨縮機構を制御して、膨縮部のうち、前後方向に沿う首元側の高さを、前後方向に沿う頭頂側の高さに比べて高くすることができる。これにより、使用者に、睡眠時無呼吸状態の予防用の特別な装置を取り付けることなく、かつ使用者を仰臥位としたまま側臥位にすることなく、使用者の気道を確保することが可能になり、睡眠時無呼吸状態を緩和し易くすることができる。
制御部が、使用者情報として、使用者の寝姿勢(例えば、仰臥位、側臥位)を取得する場合、寝姿勢に応じて適した高さを設定すること等も可能になり、睡眠時の寝返りに対応して高さを自動的に調節し、寝違いや肩こりを抑制することができる。
(5)上記(4)に記載の枕装置であって、前記膨縮部が、複数の膨縮体を備え;前記検出部が、前記荷重として、前記複数の膨縮体それぞれへの荷重を検出する構成を採用してもよい。
(12)上記(11)に記載の枕装置であって、前記膨縮部が、前後方向に沿う頭頂側に位置する主膨縮体と、前後方向に沿う首元側に位置する副膨縮体と、を備え;前記制御部が、前記呼吸状態に基づいて使用者が睡眠時無呼吸状態であると判定したときに、前記膨縮機構を制御して、前記副膨縮体に使用者を前記主膨縮体よりも高い位置で支持させる構成を採用してもよい。
以下、図1から図6を参照し、本発明の第1実施形態に係る枕装置10を説明する。
図1から図4に示すように、枕装置10は、膨縮部11と、膨縮機構12と、検出部13と、制御部14と、を備えている。
差圧センサ18は、圧力の変化を検出する圧力センサである。差圧センサ18は、使用者Pの頭部荷重を検出する。
受圧部20は、複数備えられている。本実施形態では、受圧部20が、左右方向に隣り合う主膨縮体15の間に配置されている。これにより、検出部13は、荷重として、複数の主膨縮体15それぞれへの荷重を検出することができる。
そして制御部14が、検出部13の検出結果に基づいて使用者Pの寝姿勢、寝位置を判定(取得)する(S11)。なおこのとき、例えば、複数の主膨縮体15のうち、左右方向の中央部に位置する主膨縮体15に、他の主膨縮体15よりも大きい荷重が作用しているときには、枕中央で仰臥位であると判定し、左右方向の端部に位置する主膨縮体15に、他の主膨縮体15よりも大きい荷重が作用しているときには、枕端で側臥位であると判定することができる。
その後、改めて、使用者Pが睡眠時無呼吸状態であるか否かを判定する(S12)。
無呼吸対策動作の実施および不実施に関わらず、検出部13による検出(S10)から始まる一連の調節方法を制御部14が実施したときには、再び前述の前提条件が満たされているか否かについて制御部14が判定する。前提条件が満たされている場合には、制御部14が前記調節方法を再び実施する。前提条件が満たされていない場合には、調節方法は実施されない。
また、複数の膨縮体15、16のうちの少なくとも一部が、左右方向に並列されているので、例えば使用者Pが左右方向に寝返りしたとき等に、各膨縮部11によって使用者Pを確実に支持し易くすることができる。
また検出部13が、差圧センサ18(圧力センサ)を備えているので、使用者Pの荷重を確実に検出することができる。
また、副膨縮体16が、高さ方向に複数重ね合わされているので、膨縮部11のうち、前後方向に沿う首元側Fの高さを、効果的に高くすることができる。
また、差圧センサ18(検出部13)が、使用者Pからの荷重として、複数の膨縮体15、16それぞれへの荷重を検出する。したがって、例えば、特定の膨縮体15、16に頭部荷重が集中していることを検出部13が検出した場合など、その検出結果に基づいて、制御部14が使用者Pの寝姿勢を精度良く取得することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る枕装置30を、図7から図9を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
制御部14は、圧電センサ31の検出結果に基づいて、使用者Pの頭部荷重、使用者Pの呼吸状態、および使用者Pの寝姿勢を取得する。
次に、本発明の第3実施形態に係る枕装置40を、図10から図13を参照して説明する。
なお、この第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
主膨縮体15が、左右方向に並列されていなくてもよい。
膨縮体15、16は、エアバックに限られず、膨縮体15、16として、例えば水などの液体が給排される液体袋など、流体袋全般を適宜採用することが可能である。
11 膨縮部
12 膨縮機構
13 検出部
14 制御部
15 主膨縮体
16 副膨縮体
18 差圧センサ
19 呼吸状態検出部
F 首元側
H 頭頂側
P 使用者
Claims (13)
- 使用者の頭部を支持する膨縮部と;
前記膨縮部を膨縮させる膨縮機構と;
使用者情報を取得して前記使用者情報に応じて前記膨縮機構を制御する制御部と;
を備えていることを特徴とする枕装置。 - 前記制御部が、前記使用者情報として、前記使用者の頭部荷重と、前記使用者の呼吸状態と、前記使用者の寝姿勢と、のうちの少なくとも1つを取得することを特徴とする請求項1に記載の枕装置。
- 使用者に関する検出を実施する検出部を更に備え;
前記制御部が、前記検出部の検出結果に基づいて前記使用者情報を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の枕装置。 - 前記検出部が、使用者からの荷重を検出することを特徴とする請求項3に記載の枕装置。
- 前記膨縮部が、複数の膨縮体を備え;
前記検出部が、前記荷重として、前記複数の膨縮体それぞれへの荷重を検出することを特徴とする請求項4に記載の枕装置。 - 前記複数の膨縮体のうちの少なくとも一部が、左右方向に並列されていることを特徴とする請求項5に記載の枕装置。
- 前記制御部が、前記検出結果に基づいて、使用者の寝姿勢を取得することを特徴とする請求項5または6に記載の枕装置。
- 前記検出部が、前記荷重を位置ごとに検出し;
前記制御部が、前記検出結果に基づいて、使用者の寝姿勢を取得することを特徴とする請求項4に記載の枕装置。 - 前記検出部が、特定位置における前記荷重の大きさの変化を検出し;
前記制御部が、前記検出結果に基づいて、使用者の呼吸状態を取得することを特徴とする請求項4から8のいずれか1項に記載の枕装置。 - 前記検出部が、圧力の変化を検出する圧力センサを備えていることを特徴とする請求項4から9のいずれか1項に記載の枕装置。
- 前記制御部が、使用者の呼吸状態を取得することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の枕装置。
- 前記膨縮部が、前後方向に沿う頭頂側に位置する主膨縮体と、前後方向に沿う首元側に位置する副膨縮体と、を備え;
前記制御部が、前記呼吸状態に基づいて使用者が睡眠時無呼吸状態であると判定したときに、前記膨縮機構を制御して、前記副膨縮体に使用者を前記主膨縮体よりも高い位置で支持させることを特徴とする請求項11に記載の枕装置。 - 前記副膨縮体が、高さ方向に複数重ね合わされていることを特徴とする請求項12に記載の枕装置。
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