JP2017188853A - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】色合いが適正に補正された画像データに基づく動画データを生成することを目的とする。【解決手段】本発明の画像処理装置100は、タイムラプス撮影で得られた複数の画像データに基づいて動画データを生成する画像処理装置100であって、画像データに対して、画像データの撮影シーンに基づく補正方法でホワイトバランス補正を行う補正手段と、補正後の画像データに基づいて動画データを生成する動画生成手段と、を備え、補正手段は、自然光が支配的な撮影シーンではホワイトバランス補正値を追従させてホワイトバランス補正を行い、人工光が支配的な撮影シーンでは固定のホワイトバランス補正値でホワイトバランス補正を行う、ことを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、所定の時間間隔で撮影された複数の画像データに基づく動画データを生成する画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラムに関する。
タイムラプス撮影を行ってタイムラプス動画を生成できる撮像装置が知られている。タイムラプス撮影では、所定の時間間隔で複数回の撮影が自動で行われる。タイムラプス動画は、タイムラプス撮影で撮影した画像データに基づく動画であり、撮影時間よりも再生時間を短くすることで、比較的長い時間の情景変化を短時間でコマ送り再生したような映像となる。例えば、タイムラプス動画では、タイムラプス撮影において10分間隔で撮影した画像データを使って、30fpsで再生できる。
タイムラプス撮影を固定画角で行うと、光源が大きく変化するシーンの場合、光源の変化に応じてホワイトバランス補正値を追従させてホワイトバランス補正を行わなければ、撮影開始からの時間経過とともに撮影した画像データの品質が低下する。
このようなホワイトバランス補正に関連する技術として、特許文献1は、所定間隔をおいて順次撮影した複数の静止画像を複数のフレームとして持つ動画像を生成するデジタルカメラを開示する。特許文献1のデジタルカメラは、撮影対象の光源の色変化に応答してホワイトバランスの調整内容を変化させ、色変化に対するホワイトバランスの調整内容の変化量を所定間隔に応じて制御する。
特開2014−146969号公報
しかしながら、特許文献1に記載のデジタルカメラは、ホワイトバランス補正の調整内容の変化量を所定間隔に応じて決定するため、撮影シーンに応じた適切なホワイトバランス補正が行われないことがある。
また、人工光のような追従の難しい光源が支配的なシーンでは、ホワイトバランス補正値を追従させると、かえってフレーム毎の画像データが異なった色合いに補正され、色合いの安定しない見づらい動画データが得られることがある。
本発明は、本発明は以上のような状況に鑑みてなされたものであり、色合いが適正に補正された動画データを生成することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、タイムラプス撮影で得られた複数の画像データに基づいて動画データを生成する画像処理装置であって、前記画像データに対して、前記画像データの撮影シーンに基づく補正方法でホワイトバランス補正を行う補正手段と、補正後の画像データに基づいて前記動画データを生成する動画生成手段と、を備え、前記補正手段は、自然光が支配的な撮影シーンではホワイトバランス補正値を追従させてホワイトバランス補正を行い、人工光が支配的な撮影シーンでは固定のホワイトバランス補正値でホワイトバランス補正を行う、ことを特徴とする。
本発明によれば、自然光が支配的な撮影シーンではホワイトバランス補正値を追従させてホワイトバランス補正を行い、人工光が支配的な撮影シーンでは固定のホワイトバランス補正値でホワイトバランス補正を行う。したがって、色合いが適正に補正された動画データを生成できる。
撮像装置のブロック図である。 ホワイトバランス補正値算出処理のフローチャートである。 白検出範囲を示す図である。 第1実施形態のタイムラプス撮影処理のフローチャートである。 タイムラプス撮影の概念図である。 第2実施形態のタイムラプス撮影処理のフローチャートである。
<第1実施形態>
まず、図1を参照して、画像処理装置の一例である撮像装置100について説明する。図1は、撮像装置100のブロック図である。
10は、撮影レンズである。
12は、絞り機能を備えるシャッターである。
14は、被写体の光学像を電気信号に変換する撮像素子である。
16は、A/D変換器であり、撮像素子14が出力するアナログ信号出力をデジタル信号に変換する。
18は、タイミング発生回路であり、撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給するものである。タイミング発生回路18は、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
20は、画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ又はメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20は、撮像により生成された画像データを用いて所定の演算処理を行って、その演算結果をシステム制御回路50に供給する。さらに、画像処理回路20は、撮像により生成された画像データを用いてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理等を行う。
22は、メモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26、メモリ30、及び、圧縮・伸長回路32を制御する。A/D変換器16から出力されるデータは、画像処理回路20を介してメモリ制御回路22に供給され、又は、直接メモリ制御回路22に供給される。これにより、A/D変換器16から出力されるデータが、画像表示メモリ24又はメモリ30に書き込まれる。
24は、画像表示メモリである。
26は、D/A変換器である。
28は、TFT−LCD等からなる画像表示部である。
画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器26を介して画像表示部28に供給される。これにより画像表示部28に画像が表示される。撮像された画像データを画像表示部28に逐次表示することにより、電子ファインダ機能を実現できる。また、画像表示部28を用いて、再生表示機能、各種表示機能を実現できる。また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をオン/オフすることが可能であり、表示をオフにした場合は、撮像装置100の電力消費を大幅に低減できる。
30は、メモリであり、撮像装置100が撮影した静止画像や動画を格納する。メモリ30は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画を格納するのに十分な記憶量を備えている。メモリ30を利用することにより、複数枚の画像データを連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合においても、高速に大量の画像データを保存することができる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても利用され得る。
32は、圧縮・伸長回路であり、適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮し又は伸長する。圧縮・伸長回路32は、メモリ30に格納された画像データを読み込んで圧縮処理又は伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。圧縮・伸長回路32は、動画データの圧縮処理又は伸長処理を行うことができるものであってもよい。
40は、絞り機能を備えるシャッター12を制御する露光制御部であり、ストロボ48と連携してフラッシュ調光を行うこともできる。
42は、撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御部である。
露光制御部40及び測距制御部42は、撮像により生成された画像データを画像処理回路20が演算した演算結果に基づいて、システム制御回路50によって制御される。これにより、TTL方式の露光制御及び測距制御が実現される。
44は、撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御部である。
46は、バリア(保護部)102の動作を制御するバリア制御部である。
48は、ストロボであり、被写体を明るく照らしてピントを合いやすくするためのAF補助光の投光機能を有する。なお、ストロボ48は、単一でもよいし、閃光発光用にキセノン管、微小長秒発光用にLED等のように複数設け、本発光時にそれぞれを切り替えて制御してもよい。
50は、システム制御回路であり、撮像装置100全体を制御する。また、システム制御回路50は、画像処理回路20の演算結果等に基づいて、露光制御部40、測距制御部42を制御して、各種処理を実現する。各種処理には、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等がある。
52は、メモリであり、システム制御回路50の動作用の定数、変数、及び、プログラム等を記憶する。また、メモリ52はAEで用いるプログラム線図を格納する。プログラム線図は、露出値に対する絞り開口径とシャッター速度の制御値との関係を定義したテーブルである。
54は、液晶表示装置、スピーカ等の表示部であり、システム制御回路50によるプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する。表示部54は、撮像装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数又は複数箇所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。また、表示部54は、その一部が光学ファインダ104内に設置されている。
表示部54の表示内容のうち、LCD等で表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマー表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタースピード表示、絞り値表示等がある。加えて、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体200の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示等がある。また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示等がある。
56は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等で構成される。
60、62、64、66は、ユーザがシステム制御回路50へ各種動作を指示するための操作部であり、例えばスイッチやダイヤル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数又は複数の組み合わせで構成される。
操作部のうち、60はモードダイヤルスイッチであり、次の各モードを切り替えることができる。モードダイヤルスイッチ60で切り替えられるモードには、例えば、電源オフ、プログラムAEモード等の自動露出モード、全自動モード、マニュアル露出モード、寝顔撮影モード、タイムラプス撮影モードがある。さらに、モードダイヤルスイッチ60で切り替えられるモードには、例えば、パノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等がある。
62は、シャッタースイッチSW1であり、不図示のシャッターボタンの操作途中でオンとなる。シャッタースイッチSW1は、オンになることで、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
64は、シャッタースイッチSW2であり、上記のシャッターボタンの操作完了でオンとなる。シャッタースイッチSW2は、オンになることで、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理の動作開始を指示する。さらに、シャッタースイッチSW2は、オンになることで、次の一連の処理の動作開始を指示する。この一連の処理は、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、及び、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮・伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体200に画像データを書き込む記録処理である。
66は、各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部である。操作部66には、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、画像表示オン/オフボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタンがある。さらに、操作部66には、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン等がある。
80は電源制御部であり、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されている。電源制御部80は、電池の装着の有無、電池の種類、及び、電池残量の検出を行い、検出結果、及び、システム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
82、84は、コネクタである。
86は、電源であり、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等が使われる。
90及び94は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200、210とのインタフェースである。
92及び96は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体200、210と接続を行うコネクタである。
98は、コネクタ92又は96に、記録媒体200又は210が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知部である。
なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明している。もちろん、記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタは、単数及び複数のいずれの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインタフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。インタフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成してもよい。
さらに、インタフェース90及び94、並びに、コネクタ92及び96を、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ)カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、次のような各種通信カードを接続できる。接続できる通信カードには、例えば、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カードがある。このような通信カードを接続することで、撮像装置100は、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
102は、保護手段であり、撮像装置100の撮影レンズ10を含む撮像部を覆う事により撮像部の汚れや破損を防止するバリアである。
104は、光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用することなしに、光学ファインダのみを用いて撮影を行うことが可能になる。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタースピード表示、絞り値表示、露出補正表示等を表示する機能が置かれる。
110は、通信部で、RS232CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信機能の少なくとも一部を有する。
112は、通信インタフェースである。通信部110が有線での通信を行うものである場合、通信インタフェース112は他の機器と接続するコネクタ等である。通信部110が無線通信を行うものである場合、通信インタフェース112はアンテナ等である。
200は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体200は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部202、撮像装置100とのインタフェース204、撮像装置100と接続を行うコネクタ206を備えている。
210は、メモリカードやハードディスク等の記録媒体である。記録媒体210は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録部212、撮像装置100とのインタフェース214、撮像装置100と接続を行うコネクタ216を備えている。
次に、図2を参照して、ホワイトバランス補正値算出処理について説明する。図2は、ホワイトバランス補正値算出処理のフローチャートである。
ステップS201において、画像処理回路20は、撮影で得られた画像データが表す画像を所定のm個のブロックに分割する。所定の数mは、任意に定めることができ、例えば、メモリ52等に記憶されている。分割されたそれぞれのブロックを第iブロック(iは1からmまでの自然数)と呼ぶ。
ステップS202において、画像処理回路20は、変数iを1に設定する。
ステップS203において、画像処理回路20は、ブロック毎に色平均値を算出する。色平均値は、画素値を色毎に加算平均した値である。第iブロックの色平均値をR[i]、G[i]、B[i]とする。さらに、画像処理回路20は、ブロック毎に色評価値を算出する。色評価値は1対の値からなる。第iブロックの色評価値をCx[i]、Cy[i]とすると、第iブロックの色評価値は、次の式(1)及び式(2)で算出できる。
Cx[i]=(R[i]−B[i])/Y[i]×1024 …(1)
Cy[i]=(R[i]+B[i]−2G[i])/Y[i]×1024 …(2)
ただし、Y[i]は、「Y[i]=R[i]+2G[i]+B[i]」で算出される値である。
ステップS204において、画像処理回路20は、第iブロックが白色か否かを判断する。第iブロックが白色か否かの判断には、第iブロックの色評価値、及び、白検出範囲301が使われる。
そこで、次に、図3を参照して白検出範囲301について説明する。図3は、白検出範囲301を含む評価グラフを示す図である。図3に示す評価グラフの横軸であるx軸は色評価値Cx、縦軸であるy軸は色評価値Cyである。図3に示す評価グラフに含まれる白検出範囲301は、予め異なる光源の下で白色を撮影し、算出した色評価値をプロットして得られた範囲である。
白検出範囲301において、x座標が負の方向にある点の色評価値Cxほど、高色温度被写体の白を撮影したときに得られた色評価値Cxであることを表す。白検出範囲301において、x座標が正の方向にある点の色評価値Cxほど、低色温度被写体の白を撮影したときに得られた色評価値Cxであることを表す。したがって、x座標の負の方向が高色温度方向であり、x座標の正の方向が低色温度方向であるといえる。また、図3に示す評価グラフのy座標は光源の緑成分の度合いを意味し、色評価値Cyが小さくなるにつれて、緑成分が大きくなり、光源が蛍光灯に近いことを意味する。
画像処理回路20は、ステップS203で算出した第iブロックの色評価値が、白検出範囲301に含まれるとき、第iブロックは白色であると判断し、処理をステップS205に進める。画像処理回路20は、ステップS203で算出した第iブロックの色評価値が、白検出範囲301に含まれないとき、第iブロックは白色ではないと判断し、処理をステップS206に進める。
ステップS205において、画像処理回路20は、第iブロックの色平均値(R[i]、G[i]、B[i])を積算する。したがって、ステップS205において、画像処理回路20は、白色と判断したブロックの色平均値(R[i]、G[i]、B[i])を色毎に積算することになる。
ステップS206において、画像処理回路20は、全ブロックについての処理が終了したか否かを判断する。画像処理回路20は、変数iがmのとき、全ブロックについての処理が終了したと判断し、処理をステップS208に進める。画像処理回路20は、変数iがmではないとき、全ブロックについての処理が終了していないと判断し、処理をステップS207に進める。
ステップS207において、画像処理回路20は、変数iをインクリメントし、処理をステップS203に戻す。
ステップS204及びS205の処理は、次の式(3)から式(5)により表すことができる。
Figure 2017188853
式(3)から式(5)のSw[i]は、第iブロックが白色と判断されるとき1とし、第iブロックが白色ではないと判断されるとき0とする。これにより、ステップS204において処理を分岐して色平均値(R[i]、G[i]、B[i])を色毎に積算するか否かを判断する処理が実質的に行われることになる。SumR、SumG、SumBは、それぞれ、ステップS205で算出される色毎の色平均値の積算値である。なお、積算値のことを積分値とも呼ぶ。
ステップS208において、画像処理回路20は、ステップS205で算出された色評価値の積分値(SumR、SumG、SumB)から、ホワイトバランス補正値(WB補正値とも呼ぶ)であるWBCoR、WBCoG、WBCoBを算出する。
WB補正値の算出には、次の式(6)から(8)が使われる。
WBCoR=SumY×1024/SumR …(6)
WBCoG=SumY×1024/SumG …(7)
WBCoB=SumY×1024/SumB …(8)
ただし、SumYは、「SumY=(SumR+2×SumG+SumB)/4」で算出される値である。
画像処理回路20は、このように算出したWB補正値を用いて画像データに対してホワイトバランス補正を行うことができる。ただし、撮像装置100は、次に説明するように、ホワイトバランス補正値算出処理で算出したWB補正値をそのまま使うことなく、新たにWB補正値を算出等してホワイトバランス補正を行うことがある。
次に、図4を参照して、タイムラプス撮影処理について説明する。図4は、タイムラプス撮影処理のフローチャートである。
ステップS401において、システム制御回路50は、モードダイヤルスイッチ60の設定状態を調べ、撮像装置100の動作モードがタイムラプス撮影モードであるか否かを判定する。システム制御回路50は、撮像装置100の動作モードがタイムラプス撮影モードのとき処理をステップS403に進め、タイムラプス撮影モード以外のとき処理をステップS402に進める。
ステップS402において、システム制御回路50は、撮像装置100の動作モード(例えば、静止画撮影モードや通常動画撮影モード)に応じた処理を実行する。その後、システム制御回路50は処理をステップS401に戻す。
ステップS403において、システム制御回路50は、タイムラプス撮影の設定値を、不揮発性メモリ56等から取得する。
ここで、図5を参照して、タイムラプス撮影の設定値の例について説明する。図5は、タイムラプス撮影の概念図である。図5に示すように、タイムラプス撮影では、所定の時間間隔である撮影間隔毎に撮影が行われて画像データ501が生成される。タイムラプス撮影は、撮影が開始してから、撮影時間で指定される時間の間行われる。この撮影間隔、及び、撮影時間が、タイムラプス撮影の設定値の一例である。
タイムラプス動画は、図5に示すように、タイムラプス撮影で得られた画像データ501に基づいて生成される動画である。タイムラプス動画の動画データは、フレームレート、又は、動画の再生時間を定めることにより、生成できる。このフレームレート、又は、動画の再生時間が、タイムラプス撮影の設定値の他の例である。
これらの設定値は、初期値としてメモリ52等に記憶されたものでもよく、撮影被写体やシーン等に応じてユーザが設定してもよい。なお、上記の設定値は例にすぎず、例えば、撮影時間の代わりに撮影枚数を使う等、他の設定値を使ってもよい。
ステップS404において、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1がオンであるか否かを判定する。システム制御回路50は、シャッタースイッチSW1がオンのとき処理をステップS405に進め、シャッタースイッチSW1がオフのとき処理をステップS401に戻す。
ステップS405において、システム制御回路50は、AF(オートフォーカス)及びAE(自動露出)処理を行う。システム制御回路50は、AFの結果から測距制御部42により撮影レンズ10の焦点を被写体に合わる。また、システム制御回路50は、AEの結果から絞り値及びシャッター開放時間の決定を行う。システム制御回路50は、決定した値をシステム制御回路50の内部メモリ又はメモリ52に記憶して、ステップS406に処理を進める。
ステップS406において、システム制御回路50は、シャッタースイッチSW2がオンであるか否かを判定する。システム制御回路50は、シャッタースイッチSW2がオンのとき処理をステップS407に進め、シャッタースイッチSW1がオフのとき処理をステップS404に戻す。
ステップS407において、システム制御回路50は、撮影の処理を行う。具体的には次の処理を行う。まず、システム制御回路50は、システム制御回路50の内部メモリ又はメモリ52に記憶されている絞り値及びシャッター開放時間に従って、露光制御部40による絞り機能を有するシャッター12を制御する。そして、システム制御回路50は、撮像素子14を露光させて電荷信号を読み出す。そして、システム制御回路50は、読み出した電荷信号からA/D変換器16、及び、画像処理回路20を介して画像データを生成する。さらに、システム制御回路50は、生成した画像データを、メモリ制御回路22を介して、メモリ30に書き込む。本実施形態では、ステップS407の撮影は固定画角で行われるものとする。
ステップS408において、画像処理回路20は、上記のホワイトバランス補正値算出処理で、WB補正値を算出する。システム制御回路50又画像処理回路20は、算出されWB補正値をシステム制御回路50の内部メモリ又はメモリ52に記憶する。
ステップS409において、システム制御回路50は、撮影された画像データの撮影シーンのシーン判別を行う。撮影シーンは、自然光が支配的な撮影シーンと人工光が支配的な撮影シーンとに分類できる。本実施形態では、自然光が支配的な撮影シーンか人工光が支配的な撮影シーンかによって、ホワイトバランス補正の方法を変える。そこで、システム制御回路50は、撮影された画像データの撮影シーンのシーン判別として、画像データが撮影されたときの光源が自然光か人工光かの判別を行う。そして、システム制御回路50は、光源が自然光と判断したときは自然光が支配的な撮影シーンと扱い、光源が人工光と判断したときは人工光が支配的な撮影シーンと扱う。光源の判別は、例えば、画像データに基づく色評価値、及び、黒体放射軸から行われる。例えば、ステップS408のホワイトバランス補正値算出処理で算出された積分値(SumR、SumG、SumB)から色評価値(Cx、Cy)を算出する。この算出には、次の式(9)及び(10)を使う。
Cx=(SumR−SumB)/Y×1024 …(9)
Cy=(SumR+SumB−2SumG)/Y×1024 …(10)
ただし、Yは、「Y=SumR+2SumG+SumB」で算出される値である。
システム制御回路50は、算出した色評価値(Cx、Cy)が、例えば図3に示す黒体放射軸上にあれば自然光と判断し、黒体放射軸から離れていれば人工光と判断する。
なお、システム制御回路50は、算出した色評価値(Cx、Cy)が、黒体放射軸から所定の距離以内にあるとき自然光と判断し、算出した色評価値(Cx、Cy)が、黒体放射軸から所定の距離より離れているとき人工光と判断してもよい。
ステップS410において、システム制御回路50は、ステップS409でのシーン判別の結果に基づいて、ホワイトバランス補正で使用するWB補正値を決定する。
例えば、固定画角での撮影において、シーン判別の結果、光源が自然光であれば、自然光は時間の経過とともに光源が変化するため、ホワイトバランスを光源に追従させないと色合いが適正から離れてしまう。逆に、人工光が支配的なシーンであれば、時間的な変化は少ないため、ホワイトバランスを光源に追従させると、むしろ色合いが不安定な見づらい動画が得られることがある。
そこで、本実施形態では、システム制御回路50は、シーン判別の結果に基づいて、光源が自然光であれば自然光用のホワイトバランス補正である自然光補正、及び、光源が人工光であれば人工光用のホワイトバランス補正である人工光補正のいずれかを行う。
光源が人工光のとき、ステップS410において、システム制御回路50は、人工光補正を行うためのWB補正値を決定する。人工光補正を行うためのWB補正値は、固定の値である。例えば、最初に人工光と判断したときにホワイトバランス補正値算出処理で算出したWB補正値を、人工光補正を行うためのWB補正値とする。
なお、光源が人工光のとき、システム制御回路50は、次のようにWB補正値を決定してもよい。まず、予め、システム制御回路50の内部メモリ又はメモリ52に、光源の種類(例えば、白色蛍光灯等)毎に、WB補正値を記憶しておく。そして、システム制御回路50は、画像データの光源の種類を推定する。次に、システム制御回路50は、光源の種類に対応するWB補正値を内部メモリ又はメモリ52から呼び出して、人工光補正を行うためのWB補正値とする。
光源が自然光のとき、ステップS410において、システム制御回路50は、自然光補正を行うためのWB補正値を決定する。自然光補正は、ホワイトバランスを追従させるホワイトバランス補正である。
自然光補正を行うためのWB補正値は、ホワイトバランスを追従させるように、画像データに基づいて決定される。
例えば、1回前(前回)に撮影した画像データのWB補正値と、今回撮影した画像データのWB補正値との差分に応じて、ゆっくりホワイトバランスを追従させるように、自然光補正を行うためのWB補正値が決定される。なお、1回前に撮影した画像データのWB補正値は、1回前に撮影した画像データについてホワイトバランス補正値算出処理で算出された値でもよく、1回前に撮影した画像データについてステップS410で決定された値でもよい。また、1回前に撮影した画像データは、ステップS410及びS411でのホワイトバランス補正の対象となる画像データの1回前の撮影で得られた画像データである。
他の例として、撮影間隔等のタイムラプス撮影の設定値等に応じて、ホワイトバランスの追従の速度が変わるようにして、1回前の撮影との繋がりが不自然にならないように、WB補正値が決定されてもよい。
なお、ホワイトバランスの追従は、例えば、ホワイトバランス補正で使用するWB補正値をホワイトバランス補正値算出処理で算出されたWB補正値に近づけること、又は、ホワイトバランス補正値算出処理で算出されたWB補正値にすること、である。また、ホワイトバランスの追従の速度は、例えば、WB補正値の変化率又はWB補正値の変化量である。
ステップS411において、システム制御回路50又は画像処理回路20は、メモリ30に記憶された画像データを読出し、S410で決定したWB補正値を使って、画像データにホワイトバランス補正を行う。次に、システム制御回路50は、圧縮・伸長回路32を制御して、ホワイトバランス補正を行った画像データに対してJPEG方式等の所定のデータ圧縮を行って、記録媒体200又は210に書き込む。ステップS411で生成されたホワイトバランス補正が行われた画像データは、補正画像データの一例である。
ステップS412において、システム制御回路50は、タイムラプス撮影の終了条件を満たすか否かの判断を行う。タイムラプス撮影の終了条件は、例えば、タイムラプス撮影の設定値である撮影ショット数や設定時間等になっているか否か、という条件である。システム制御回路50は、タイムラプス撮影の終了条件を満たすとき、すなわち、撮影ショット数や設定時間等になっているとき、図4に示すタイムラプス撮影処理を終了する。システム制御回路50は、タイムラプス撮影の終了条件を満たさないとき、処理をステップS413に進める。
ステップS413において、システム制御回路50は、タイムラプス撮影の設定値である撮影間隔が経過したか否かを判断する。システム制御回路50は、撮影間隔が経過したとき処理をステップS414に進め、経過していないときは撮影間隔が経過するまで待つ。
S414では、ステップS405と同様にAE及びAFの処理を行った後、処理をステップS407へ戻して戻りタイムラプス撮影動作を繰り返す。
システム制御回路50は、タイムラプス撮影処理で行ったホワイトバランス補正後の画像データを使って、タイムラプス動画の動画生成を行う。システム制御回路50は、ステップS411において、ホワイトバランス補正を行う毎に、ホワイトバランス補正後の画像データを連結してタイムラプス動画の動画データを生成してもよい。また、システム制御回路50は、タイムラプス撮影終了後に、ホワイトバランス補正後の画像データをまとめて連結し、タイムラプス動画の動画データを生成してもよい。
このようにして得られるタイムラプス動画は、撮影時間よりも再生時間が短くなる。例えば、10分間隔で12時間撮影された画像データから、30fpsで再生できるタイムラプス動画となる。したがって、比較的長い時間の情景変化を短時間でコマ送り再生したような映像を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態の撮像装置100は、自然光が支配的な撮影シーンではホワイトバランス補正値を追従させてホワイトバランス補正を行い、人工光が支配的な撮影シーンでは固定のホワイトバランス補正値でホワイトバランス補正を行う。したがって、光源に応じて色合いが適正に補正された画像データに基づく動画データを生成できる。また、補正方法をユーザが設定する必要がなく、ユーザに負担をかけない。また、支配的な光源が、人工光から自然光に変わったり、自然光から人工光に変わったりしても、ユーザに負担を生かけることなく、色合いが適正に補正された画像データに基づく動画データを生成できる。
また、人工光が支配的な撮影シーンのときに行われる人工光補正は、固定のWB補正値を用いたホワイトバランス補正である。したがって、人工光の元での撮影で得られた画像データの色合いが不安定なって見づらい動画データになることを回避できる。そして、色合いが安定した動画データを生成できる。
また、自然光が支配的な撮影シーンのときに行われる自然光補正は、少なくとも画像データに基づくWB補正値を用いたホワイトバランス補正である。したがって、ホワイトバランスの追従が可能となり、時間が経過しても色合いを適正に保つことができる。
<第2実施形態>
次に、図6を参照して、本実施形態に係る撮像装置100のタイムラプス撮影処理について説明する。図6は、タイムラプス撮影処理のフローチャートである。なお、第1実施形態の撮像装置100と同様の点については、同一の符号を付し、説明を省略する。
図6のステップS401からS409、ステップS411からS414は、図4で説明したタイムラプス撮影処理と同様である。
システム制御回路50は、ステップS403の処理の後、処理をステップS601に進める。
ステップS601において、システム制御回路50は、制御切り替え閾値を決定する。制御切り替え閾値は、ホワイトバランス補正の方法として、自然光補正、及び、人工光補正のいずれでホワイトバランス補正を行うかを切り替えるときに使う値である。制御切り替え閾値は、ホワイトバランス補正の制御を切り替えるときに使う値といえる。
本実施形態では、制御切り替え閾値として、同一光源の連続検出回数が使われる。
例えば、光源として自然光が検出されているシーンにおいて、日が暮れて自然光が暗くなり、蛍光灯が徐々に支配的な光源になる等により、あるタイミングで光源として人工光が検出されたとする。このとき、ホワイトバランス補正の方法をすぐに自然光補正から人工光補正に切り替えず、何回か連続して光源として人工光が検出されたときに人工光補正に切り替える。ホワイトバランス補正の方法を人工光補正から自然光補正に切り替えるときも同様である。
本実施形態では、自然光補正から人工光補正への切り替えに必要な、光源として人工光が連続して検出される回数をM回とする。また、人工光補正から自然光補正への切り替えに必要な、光源として自然光が連続して検出される回数をN回とする。M及びNは、自然数であり、同数でもよく、異なっていてもよい。また、M及びNはタイムラプス撮影の設定に基づいて決定されてもよい。例えば、撮影間隔が長いほどM及びNは小さくなり、撮影間隔が短いほどM及びNは大きくなるように制御してもよい。
システム制御回路50は、制御切り替え閾値であるM及びNの決定し、その後に、処理をS404に進める。
ステップS410において、システム制御回路50は、図4に示すステップS410と同様の処理を行う。ただし、システム制御回路50は、制御切り替え閾値、及び、シーン判別の結果を考慮し、制御切り替え閾値を満たした場合のみ自然光補正と人工光補正とを切り替える。例えば、システム制御回路50は、前回のステップS410及びS411において自然光補正を行った場合、かつ、直近のM回のステップS409でのシーン判別で光源が人工光と判断された場合、自然光補正から人工光補正に切り替える。そして、ステップS410において、人工光補正を行うためのWB補正値を決定する。また、システム制御回路50は、前回のステップS410及びS411において人工光補正を行った場合、かつ、直近のN回のステップS409でのシーン判別で光源が自然光と判断された場合、人工光補正から自然光補正に切り替える。
したがって、M回以上連続して光源が人工光と判断されたとき、M回目以降に撮影された画像データに対して人工光補正が行われる。また、N回以上連続して光源が自然光と判断されたとき、N回目以降に撮影された画像データに対して自然光補正が行われる。
そして、ステップS410において、システム制御回路50は、人工光補正又は自然光補正を行うためのWB補正値を決定する。
システム制御回路50は、自然光補正から人工光補正に切り替えるとき、次のようにWB補正値を決定してもよい。まず、予め、システム制御回路50の内部メモリ又はメモリ52に、光源の種類(例えば、白色蛍光灯等)毎に、WB補正値を記憶しておく。そして、システム制御回路50は、光源の種類を推定する。次に、システム制御回路50は、光源の種類に対応するWB補正値を内部メモリ又はメモリ52から呼び出して、人工光補正を行うためのWB補正値とする。
また、システム制御回路50は、自然光補正から人工光補正に切り替えるとき、M回目の撮影で得られた画像データについてホワイトバランス補正値算出処理で算出されたWB補正値を、人工光補正のWB補正値としてもよい。また、システム制御回路50は、自然光補正から人工光補正に切り替えるとき、光源が人工光のM回の撮影で得られたM個の画像データについてホワイトバランス補正値算出処理で算出されたWB補正値に基づく値を、人工光補正のWB補正値としてもよい。例えば、1回目からM回目までの撮影で得られたそれぞれの画像データに基づくそれぞれのWB補正値の平均値を、人工光補正のWB補正値としてもよい。なお、人工光補正のWB補正値は、自然光補正に切り替わるまで、固定した値が使われる。
また、システム制御回路50は、人工光補正から自然光補正に切り替えるとき、N回目の撮影で得られた画像データについてホワイトバランス補正値算出処理で算出されたWB補正値を、人工光補正のWB補正値としてもよい。また、システム制御回路50は、人工光補正から自然光補正に切り替えるとき、光源が自然光のN回の撮影で得られた画像データについてホワイトバランス補正値算出処理で算出されたWB補正値に基づく値を、自然光補正のWB補正値としてもよい。例えば、例えば、1回目からN回目までの撮影で得られたそれぞれの画像データに基づくそれぞれのWB補正値の平均値を、自然光補正のWB補正値としてもよい。
以上説明したように、本実施形態の撮像装置100では、光源が人工光と判断された撮影がM回以上連続して行われたとき、M回目以降の撮影で得られた画像データに対して人工光補正が行われる。したがって、支配的な光源が徐々に自然光から人工光になるような撮影シーンであっても、ユーザに負担をかけずに、自然なホワイトバランスの追従が可能になる。
また、光源が自然光と判断された撮影がN回以上連続して行われたとき、N回目以降の撮影で得られた画像データに対して自然光補正が行われる。したがって、支配的な光源が徐々に人工光から自然光になるような撮影シーンであっても、ユーザに負担をかけずに、色合いが安定した動画データを生成できる。
また、本実施形態の撮像装置100は、第1実施形態の撮像装置100と同様に、ユーザに負担をかけずに、色合いが適正に補正された画像データに基づく動画データを生成できる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明を実施形態と共に説明したが、上記実施形態は本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 撮像装置、20 画像処理回路、50 システム制御回路

Claims (14)

  1. タイムラプス撮影で得られた複数の画像データに基づいて動画データを生成する画像処理装置であって、
    前記画像データに対して、前記画像データの撮影シーンに基づく補正方法でホワイトバランス補正を行う補正手段と、
    補正後の画像データに基づいて前記動画データを生成する動画生成手段と、を備え、
    前記補正手段は、自然光が支配的な撮影シーンではホワイトバランス補正値を追従させてホワイトバランス補正を行い、人工光が支配的な撮影シーンでは固定のホワイトバランス補正値でホワイトバランス補正を行う、ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 固定のホワイトバランス補正値を用いるホワイトバランス補正である人工光補正では、固定のホワイトバランス補正値として第1補正値を用い、ホワイトバランス補正値を追従させるホワイトバランス補正である自然光補正では、少なくとも前記画像データに基づくホワイトバランス補正値である第2補正値を用いることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第1補正値は、タイムラプス撮影で得られた前記画像データから推定された光源の種類に基づくホワイトバランス補正値、又は、光源が人工光の連続したタイムラプス撮影で得られた複数の前記画像データのうちの最初の前記画像データに基づくホワイトバランス補正値であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第2補正値は、さらに、ホワイトバランス補正の対象とする前記画像データの1回前の撮影で得られた前記画像データに基づくホワイトバランス補正値、及び、タイムラプス撮影の間隔の少なくともいずれかに基づくことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
  5. 前記補正手段は、光源が人工光の撮影がM回以上連続して行われたとき、M回目以降の撮影で得られた前記画像データに対して前記人工光補正を行い、光源が自然光の撮影がN回以上連続して行われたとき、N回目以降の撮影で得られた前記画像データに対して前記自然光補正を行ってホワイトバランス補正を行うことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記補正手段は、ホワイトバランス補正を前記自然光補正から前記人工光補正に切り替えるとき、光源が人工光のM回の撮影で得られた前記画像データに基づくそれぞれのホワイトバランス補正値の少なくとも1つに基づいたホワイトバランス補正値を前記第1補正値とすることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記補正手段は、ホワイトバランス補正を前記自然光補正から前記人工光補正に切り替えるとき、M回目の撮影で得られた前記画像データに基づくホワイトバランス補正値、又は、1回目からM回目までの撮影で得られたそれぞれの前記画像データに基づくそれぞれのホワイトバランス補正値の平均値を前記第1補正値とすることを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記補正手段は、ホワイトバランス補正を前記人工光補正から前記自然光補正に切り替えるとき、光源が自然光のN回の撮影で得られた前記画像データに基づくそれぞれのホワイトバランス補正値の少なくとも1つに基づいたホワイトバランス補正値を前記第2補正値とすることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記補正手段は、ホワイトバランス補正を前記人工光補正から前記自然光補正に切り替えるとき、N回目の撮影で得られた前記画像データに基づくホワイトバランス補正値、又は、1回目からN回目までの撮影で得られたそれぞれの前記画像データに基づくそれぞれのホワイトバランス補正値の平均値を前記第2補正値とすることを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  10. タイムラプス撮影で得られた前記画像データに基づいて、前記画像データの光源を判別する判別手段をさらに備え、
    前記補正手段は、前記判別手段で判別された前記画像データの光源に基づく補正方法でホワイトバランス補正を行って補正画像データを生成することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記判別手段は、タイムラプス撮影で得られた前記画像データに基づく色評価値、及び、黒体放射軸から、前記画像データの光源を判別することを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. タイムラプス撮影で得られた複数の前記画像データは固定画角での撮影で得られたものであることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. タイムラプス撮影で得られた複数の画像データに基づいて動画データを生成する画像処理装置の制御方法であって、
    前記画像データに対して、自然光が支配的な撮影シーンではホワイトバランス補正値を追従させてホワイトバランス補正を行い、人工光が支配的な撮影シーンでは固定のホワイトバランス補正値でホワイトバランス補正を行い、補正後の画像データに基づいて前記動画データを生成することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  14. タイムラプス撮影で得られた複数の画像データに基づいて動画データを生成する画像処理装置を制御するためのプログラムであって、
    前記画像データに対して、前記画像データの撮影シーンに基づく補正方法でホワイトバランス補正を行う補正ステップと、
    補正後の画像データに基づいて前記動画データを生成する動画生成ステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記補正ステップでは、自然光が支配的な撮影シーンではホワイトバランス補正値を追従させてホワイトバランス補正を行い、人工光が支配的な撮影シーンでは固定のホワイトバランス補正値でホワイトバランス補正を行う、ことを特徴とするプログラム。
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