JP2017188755A - 画像処理装置及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の画像処理回路により符号化されたRAW動画像データ画像を再生する場合に、メモリ帯域不足に起因する画像の欠落を抑制する。【解決手段】画像処理装置は、複数の画像処理回路を有する。画像処理回路それぞれは、ローカルメモリと、ローカルメモリをワークメモリとして利用し、RAW画像データの現像処理を含む画像処理を行う画像処理部と、他の画像処理回路と通信する通信部とを有する。第1の画像処理回路は、符号化RAW動画像データを復号し、復号後のフレームを、ローカルメモリに格納する復号部と、復号して得られたフレーム内の、複数の画像処理回路それぞれが担当する領域を決定する領域決定部と、決定されたそれぞれの領域のRAW画像データを、通信部を介して複数の画像処理回路に送信する送信部とを有する。領域決定部は、第1の画像処理回路が担当する領域のサイズを、他の画像処理回路が担当する領域のサイズよりも小さくする。【選択図】図1

Description

本発明は符号化RAW動画像データの画像処理技術に関するものである。
近年、デジタルカメラなどの画像処理装置においては、撮像素子の画素数が多くなり、また、取り扱う動画像のフレームレートも高くなっている。そのため、画像処理装置において処理されるデータ量が増大している。そこで、特許文献1には、複数の画像処理プロセッサにより分担して画像処理を行う構成が提案されている。具多的には、複数の画像処理プロセッサを互いに接続し、画像の領域を左右に分割し、各々の画像処理プロセッサで、分割した領域の分担し処理するものである。
特開2011−43658号公報
画像処理プロセッサで処理を行う場合、メモリにアクセスしながら処理を行うのが一般的である。しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、2つの画像処理プロセッサで処理された左右の画像は、最終的に1つの画像とするため、いずれか一方の画像処理プロセッサに集めて表示する必要がある。そのため、それぞれの画像処理プロセッサのメモリバス帯域が不均等となり、片側の画像処理プロセッサの処理が間に合わずに再生表示においてコマ落ち、もしくは本来表示すべきフレームが表示できず、直前のフレームを表示する可能性がある。
本発明は上記課題に鑑みなされたものである。そして、本発明は、特に符号化されたRAW動画像データの再生を複数の画像処理回路により実現する場合の、そのうちのいずれかメモリアクセスの帯域の不足に起因する、画像の欠落を抑制する技術を提供しようとするものである。
この課題を解決するため、例えば本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、
符号化RAW動画像データを再生する画像処理装置であって、
動画像のフレームの一部分の処理を担当する複数の画像処理回路を有し、
前記複数の画像処理回路それぞれは、
ワークメモリとして利用するローカルメモリと、
前記ローカルメモリを利用し、RAW画像データの現像処理を含む画像処理を行う画像処理部と、
他の画像処理回路と通信する通信部と
を有し、
前記複数の画像処理回路のうちの1つである第1の画像処理回路は、
符号化RAW動画像データを復号し、復号後のRAW動画像データのフレームを、当該第1の画像処理回路が有するローカルメモリに格納する復号部と、
復号して得られた前記フレーム内の、前記複数の画像処理回路それぞれが担当する領域を決定する領域決定部と、
該領域決定部で決定されたそれぞれの領域のRAW画像データを、前記通信部を介して前記複数の画像処理回路それぞれに送信する送信部と
を有し、
前記領域決定部は、前記第1の画像処理回路が担当する、前記フレーム内の領域のサイズを、他の画像処理回路が担当する領域のサイズよりも小さくすることを特徴とする。
本発明によれば、複数の画像処理回路により符号化されたRAW動画像データ画像を再生する場合に、メモリ帯域不足となる画像処理回路の発生を抑制し、もって正常な動画の再生が可能になる。
第1の実施形態における撮像装置内の画像処理装置のブロック構成図。 第1の実施形態における画像処理部の構成をデータ転送部との接続関係を示す図。 第1の実施形態におけるデータの流れを示す図である。 第1の実施形態における分割判定処理を示すフローチャート。 第1の実施形態における領域サイズの決定処理を示すフローチャート。 第2の実施形態におけるメモリ制御部のブロック図。 第2の実施形態における領域サイズの決定処理を示すフローチャート。
以下、添付図面に従って本発明に係る実施形態を詳細に説明する。なお、実施形態における画像処理装置は、撮像装置の一部として説明する。また撮像装置をデジタルカメラとして説明するが、デジタルビデオカメラ、スマートフォン、カメラ付き携帯電話、車載カメラ等の撮像装置を採用することも可能である。そして、実施形態における画像処理装置は、記録媒体に記録された符号RAW動画像データを読み出して再生表示する例を説明する。そして、画像処理装置は、複数の画像処理回路を有し、各画像処理回路が動画像のフレームの一部分の処理を担当する例を説明する。
[第1の実施形態]
図1は第1の実施形態に係る画像処理装置の構成の一例を示すブロック図である。実施形態における画像処理装置は、独立して動作可能な2つの画像処理回路100、117を備える。画像処理回路100はマスタの回路として機能し、画像処理回路117はスレーブの回路として機能する。なお、画像処理回路100と117で共通する構成要素は、同一参照番号を付加する。ただし、マスタとして機能する画像処理回路100の構成要素の参照番号には添え字“m”を付加し、スレーブとして機能する画像処理回路177の構成要素の参照番号には添え字“s”を付加した。
画像処理回路100は、デコード部(復号部)101、画像処理部102m、通信部104m、データ転送部105m、メモリ制御部108m、記録媒体制御部110、不揮発メモリ制御部112m、システム制御部114mを有する。また、画像処理部100は、各部を接続するためのシステムバス106m、データバス107mを有する。
また、画像処理回路117は、画像処理部102s、表示制御部103、通信部104s、データ転送部105s、メモリ制御部108s、不揮発メモリ制御部112s、システム制御部114sを有する。そして、画像処理回路117は、各部を接続するためのシステムバス106s、データバス107sを有する。
また、画像処理回路100の各部は、一つの集積回路(IC)チップとして構成される。同様に、画像処理回路117の各ブロックは一つの集積回路(IC)チップとして構成される。なお、画像処理回路100と画像処理回路117を全く同じチップで実現しても構わない。更に、画像処理回路100、117は、不図示の撮像素子からのアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換器、画素補正、黒レベル補正、シェーディング補正、傷補正などの処理を行う撮像処理部を有しても良い。また、画像処理回路100、117は、画像データを公知の圧縮方式に従って圧縮符号化する符号化部を有しても良い。
まず、画像処理回路100の構成とその機能を説明する。
デコード部101は、記録媒体111より読み出された、符号化RAW動画像データの伸長(復号)処理を行い、復号後のRAW動画像データの各フレーム(RAW画像フレームデータ)を生成する。RAW画像フレームデータとは、撮像素子から出力されたR、G、BのBayer配列の各色成分データを現像処理せずに、所定の符号化方式により符号化されたデータである。記録媒体111には、このよう符号化RAW動画像データが記録されている。
画像処理部102mは、図2に示すように、現像処理部200、巡回NR(ノイズ除去)部201、幾何変形部202、並びに、その他の不図示の倍率色収差補正、拡縮といったリサイズなどの複数の処理部から構成される。現像処理部200、巡回NR部201、幾何変形部202は、それぞれの処理結果を、ワークメモリとしてのメモリ109に一時的に格納する。そして、画像処理部102mは、画像データに対して適切な画像処理を施すブロックである。また、画像処理部102mは、データ転送部105mと接続されている。
現像処理部200は、データ転送部105mと接続される。そして、現像処理部200は、データ転送部105を介して画像データを入力して、デモザイク処理、ガンマ補正や輝度・色生成などの処理を行い、処理した画像データをデータ転送部105または直接巡回NR201またはその両方へ出力する。
巡回NR部201は、データ転送部105m、現像処理部200、及び、幾何変形部202と接続される。そして、巡回NR部201は、現像処理部200または幾何変形部202からの画像データと、データ転送部105mから巡回NR201で処理済みの1フレーム前の画像データとを入力して、フレーム間のNR処理(ノイズ除去処理)を行う。そして、巡回NR部201は、NR処理後の画像データをデータ転送部105mへ出力する。なお、画像データの入力はデータ転送部105mから2画像分のデータを同時に入力して、フレーム間のNR処理を行ってもよい。
幾何変形部202は、データ転送部105mと接続される。そして、幾何変形部202mは、データ転送部105mから画像データを入力して、幾何変形処理、例えば光学レンズの歪みを除去する歪補正などの処理を行い、処理後の画像データをデータ転送部105mまたは直接巡回NR部201またはその両方へ出力する。
通信部104mは、メモリ109mに格納された画像データを画像処理回路117に送信する。
データ転送部105mは、メモリ109mや記憶媒体111への読み込み、書き込みといったデータ転送を行う複数のDirect Memory Accessコントローラで構成される。
システムバス106mは、システム制御部(CPU)114mと、デコード部101、画像処理部102m、通信部104m、データ転送部105m、メモリ制御部108m、記録媒体制御部110、不揮発メモリ制御部112と接続される。主用途は、システム制御部114mから各処理ブロックを制御する時に使用するバスである。
データバス107mは、データ転送部105m、メモリ制御部108m、記録媒体制御部110と接続される。主用途は、画像データなどの読み込み、書き込み時に使用するバスである。
メモリ制御部108mは、システム制御部114m或いはデータ転送部105mからの指示に応じて、メモリ109mにデータを書き込んだり、メモリ109mからデータを読み出したりする。メモリ109mは、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像、音声等のデータやシステム制御部114mの動作用の定数、プログラム等を格納するのに十分な記憶容量を備える記憶装置であり、DRAMなどから構成される。
記録媒体制御部110は、システム制御部114mからの指示に応じて、記録媒体111にデータを書き込んだり、記録媒体111からデータを読み出したりする。記録媒体111は、圧縮された静止画や動画データを記録するメモリカードなどの半導体メモリである。記録媒体111は、不図示の装着、排出機構により画像処理装置に対して容易に装着、排出が可能である。
不揮発メモリ制御部112mは、システム制御部114mからの指示に応じて、不揮発メモリ113mにデータを書き込んだり、不揮発メモリ113mからデータを読み出したりする。不揮発メモリ113mは、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられ、システム制御部114mの動作用の定数、プログラム等が記憶される。
システム制御部114mは、画像処理装置の動作制御を司るマイクロコンピュータなどで構成され、画像処理装置を構成する各機能ブロックに対して様々な指示や、各種の制御処理を実行する。システム制御部114mは、システムバス106mを介して接続されたデコード部101、画像処理部102m、通信部104m、データ転送部105mを制御する。更に、システム制御部114mは、不図示の撮像処理部や圧縮伸長部、メモリ制御部108m、記録媒体制御部110、不揮発性メモリ制御部112m、操作部116、不図示の撮像素子などの制御も行う。システム制御部114mにおけるCPUは、前述した不揮発メモリ113mに記録されたプログラムを実行することで、本第1実施形態の各処理を実現する。また、システム制御部114mは分割処理部115を含む。
この分割処理部115は、記録媒体111から読み出された処理対象の動画のRAW画像データの各フレームを画像処理回路100と117に分けて処理させるために、各画像処理回路が処理すべき領域決定を行う。具体的には、各フレームにおける画像データの分割数や分割サイズ(領域サイズ)を算出する。分割処理部115の詳細な説明は、図4を用いて後述する。また、画像データのデータ量によっては一方の画像処理回路のみで処理することもある。
操作部116は、ユーザーにより操作されるスイッチやボタン等を含み、電源のON/OFF、シャッターのON/OFF等の操作に使用される。
以上、画像処理回路100について説明した。画像処理回路117において、同じ参照番号を持つものは、基本的に画像処理回路100の対応する処理部と同様の機能を有する。よって以下では、画像処理回路117における、画像処理回路100と異なる点と注意したい点を説明する。
画像処理部102sは、画像処理部102mと同様に図2の構成で、データ転送部105sと接続されている。通信部104sは、画像処理回路100から転送されてきた画像データを受信し、データ転送部105sに供給する。データ転送部105sは、通信部104sを介して受信した画像データの、メモリ109s、画像処理部102s、或いは、表示制御部103のいずれかへの転送を行う。また、データ転送部105sは、メモリ109s、画像処理部102s、表示制御部103間のデータ転送も行う。表示制御部103は、メモリ109s、並びに、メモリ109mに格納された画像データを、表示部118に出力して、動画として表示を行う。
システム制御部114sは、マイクロコンピュータなどで構成され、画像処理回路117内の各機能ブロックに対して様々な指示や、各種の制御処理を実行する。システム制御部114sは、システムバス106sを介して接続された画像処理部102s、通信部104s、データ転送部105s、メモリ制御部108s、不揮発性メモリ制御部112sを制御する。システム制御部114sにおけるCPUは、前述した不揮発メモリ113sに記録されたプログラムを実行することで、画像処理回路117の各処理を実現する。
次に、実施形態における圧縮RAW動画像データの再生処理を説明する。この再生指示は、ユーザが操作部116から行うものである。
図3は、実施形態における圧縮RAW動画像データの再生する際のデータの流れを示す図である。
操作部116の操作により、圧縮RAW動画データの再生指示を受け付けると、システム制御部114mは、記録媒体制御部110、データ転送部105m、デコード部101を制御する。この結果、記録媒体制御部110は、記録媒体111から圧縮RAW動画データ301を読み出し、データ転送部105mを介してデコード部101に送る。デコード部101は、圧縮RAW動画データ300に対して伸長(復号)処理を行い、伸長後の1フレーム分のRAWデータ302を作成し、データ転送部105m、メモリ制御部108mを介してメモリ109mに記憶する。なお、この処理を、システム制御部114からの停止指示があるまで繰り返す。記録媒体制御部110、データ転送部105m、デコード部101は、システム制御部114から停止指示があるまで、上記処理を繰り返す。
次にシステム制御部114mの分割処理部115は、伸長後のRAWデータ302を画像処理回路100、117でそれぞれで分担して処理させるために、1フレームのRAW画像データ301を、互いに重複する領域を持つ上下の2つの領域に分割する。具体的には、RAW画像データがNラインで構成されているとき、第1ラインから第Mラインで構成される上RAW画像データ、第M−Lラインから第Nラインまでの下RAW画像データに分ける。ここで、上RAW画像データと下RAW画像データの重複する幅Lは、画像処理部102m、102s内の現像処理部200、巡回NR部201、幾何変形部202で用いられるフィルタ処理において使用する画素の最大サイズに依存する。例えば、巡回NR部201が用いるフィルタ処理において仕様する画素が、水平9画素×垂直9画素であった場合には、着目画素位置を中心とし、そこから上下左右について4画素までの範囲を使用してフィルタ処理を行うことになる。それ故、L=4となる。そして、Mの位置を決定するのが、分割処理部115である。なお、実施形態では、上記のように、1フレームを上下に分割する例で説明するが、重複する領域を確保しつつ左右に分割しても構わない。
実施形態では、画像処理回路100が下RAW画像データを処理し、画像処理回路117が上RAW画像データを処理する。
そのため、メモリ109mに格納されたRAW画像データにおける下RAW画像データ304は、データ転送部105mを介して画像処理部102mに供給される。画像処理部102mの現像処理部200は、この下RAW画像データを受信し、現像処理(デモザイク処理を含む)が行い、YUV色空間を表す下YUV画像データを生成する。下YUV画像データは、データ転送部105m、メモリ制御部108mを介してメモリ109mに一旦格納される。そして、メモリ制御部108m、データ転送部105mを介して、現フレームの下YUV画像データ、並びに、前フレームの下YUV画像データが画像処理部102mに供給される。画像処理部102mの幾何変形部202は、必要に応じて現フレームの下YUV画像データについて幾何変形処理を行う。また画像処理部102mの巡回NR部201は、現フレームの下YUV画像データ、並びに、前フレームの下YUV画像データに基づく、フレーム間のNR処理を行う。この幾何変形、NR処理後の画像データは補正画像データとして、データ転送部105m、メモリ制御部108mを介して、メモリ109mに格納される。そして、メモリ制御部108m、データ転送部105m、通信部104mを介して、下補正画像データが画像処理回路117に転送される。
一方、メモリ109mに格納されたRAW画像データにおける上RAW画像データ303は、データ転送部105m、通信部104mを介して、画像処理回路117に転送される。
画像処理回路117における通信部104sは、システム制御部114sの制御の下、この上RAW画像データを受信し、データ転送部105s、メモリ制御部108sを介して一旦メモリ109sに格納する。そして、メモリ制御部108s、データ転送部105sを介して、上RAW画像データが画像処理部102sに供給され、現像処理が行われ、上YUV画像データ307が生成される。生成された上YUV画像データ307は、データ転送部105s、メモリ制御部108sを介して、メモリ109sに一旦格納される。そして、メモリ制御部108s、データ転送部105sを介して、現フレームの上YUV画像データ、並びに、前フレームの上YUV画像データが画像処理部102sに供給される。画像処理部102sの幾何変形部202は、必要に応じて現フレームの上YUV画像データについて幾何変形処理を行う。また、画像処理部102sの巡回NR部201は、現フレームの上YUV画像データ、並びに、前フレームの上YUV画像データに基づく、フレーム間のNR処理を行う。この幾何変形、NR処理後の画像データは上補正画像データとして、データ転送部105s、メモリ制御部108sを介して、メモリ109sに格納される。このとき、メモリ109sには、画像処理回路100から転送されてきた下補正画像データが格納される。つまり1フレームの完成された画像データはメモリ109sに格納されていることになる。そのため、表示制御部103は、メモリ制御部108s、データ転送部105sを介して、メモリ109sに格納された1フレーム分の補正後の画像データを取得し、表示部118に出力し、表示を行う。
次に、画像処理回路100のシステム制御部114mにおける分割処理部115による分割処理を説明する。
前述のように、分割処理部115は、デコード後のRAW動画データの各フレームについて、画像処理回路100と117がそれぞれ処理するサイズを決定する。換言すれば、分割処理部115は、先に説明した「M」を決定する。
本実施形態では、画像処理回路100が処理する画素数が、画像処理回路117が処理する画素数よりも、所定の画素数だけ少なくなるように、画像処理回路100と117がそれぞれ処理する部分を決定する。
例えば、1フレームを上下に分け、下側の一部を画像処理回路100が処理し、上側の一部を画像処理回路117が処理する。このとき、画像処理回路100が処理する部分の垂直画素数(ライン数)を、画像処理回路117が処理する部分よりもn画素(nライン)少なくする。
また、1フレームを左右に分け、左側の部分を画像処理回路100が処理し、右側の部分を画像処理回路117が処理する場合には、画像処理回路100が処理する部分の水平画素数を、画像処理回路117が処理するそれよりもm画素少なくする。
上記のようにする理由は、画像処理回路100は、デコード部101を搭載し、デコード部101がメモリ109mにアクセスするので、その分、画像処理回路117よりもメモリ109に対して単位時間当たりに読み書きするデータ量が多い。そのため、1フレームを均等に分割し、マスタ側、スレーブ側でそれぞれ画像処理部102による処理を行った場合、マスタ側がメモリ帯域を消費してしまい、1枚の正常なフレームを生成することができなくなる可能性がある。
かかる点、本実施形態の場合、マスタとして機能する画像処理回路100が担当するRAW画像データにおける画素数を、画像処理回路117が処理する画素数よりも、所定の画素数だけ少なくした。この結果、画像処理回路100の画像処理部102mがメモリ109mに対して読み書きするデータ量が、画像処理回路117の画像処理部102sがメモリ109sに対して読み書きするデータ量よりも少なくなる。そのため、マスタ側においてメモリアクセスの帯域の消費に起因する、動画像の欠落の発生を抑制できる。
なお、本実施形態では、再生されるRAW動画データの1フレーム当たりの画素数及びフレームレートが予め決められているものしている。そのため、マスタ側でメモリアクセスできなくならないように、画像処理回路100と117が処理する画素数を予め決めておく構成とする。
次に、記録媒体111から再生されるRAW動画データの1フレームのサイズ(水平、垂直方向の画素数)やフレームレートが決まっていない場合の処理について説明する。例えば、本実施形態が適用する撮像装置が、複数の解像度モードを有する場合、或いは、記録媒体111が他の撮像装置で利用され、他の撮像装置で撮像したRAW動画像データが記録媒体111に格納されている場合と考えるとわかりやすい。
この場合、再生されるRAW動画データの画素数やフレームレートに応じて、各画像処理回路100、117が処理する部分を決める。
図4は、画像処理回路100のシステム制御部114mにおける分割処理部115による分割処理を説明するフローチャートである。分割処理部115は、再生されるRAW動画データのヘッダ等の付加情報から、1フレームのサイズを検出する(S401)。次に、分割処理部115は、検出したサイズが閾値よりも小さいか否かを判定する(S402)。サイズが閾値より小さい場合には、画像処理回路100のみで十分に対処できると判断し、分割処理部115は分割無しとして処理を終了する(S403)。また、1フレームのサイズが閾値以上の場合、分割後の各画面のサイズ(画素数)を決定する(S404)。
S404において、1画面を分割しないと判断した場合は、システム制御部114mは、デコード部によりデコードされた各フレームのRAW画像データを画像処理回路117に送ることなく、全てのフレームを画像処理部102mに送る。また、システム制御部114mは、通信部104mを介して、システム制御部114sに対して、各フレームを分割せずに処理することを知らせる。画像処理部102mは、全てのフレームの処理を行い、各フレームの補正画像データを生成して、データ転送部105mを介してメモリ109に記憶する。システム制御部114mは、データ転送部105mを制御して、メモリ109mに記憶された各フレームの補正画像データを通信部104mにより画像処理回路117に送る。画像処理回路117の通信部104sは、各フレームの補正画像データを受け取り、データ転送部105sによりメモリ109sに一旦記憶する。システム制御部114sは、メモリ109sから各フレームの補正画像データを読み出し、表示制御部103を介して表示部118に送る。
なお、S404において、1画面を分割しないと判断した場合、デコード部101からの各フレームを画像処理回路117に送り、画像処理回路117の画像処理部102sにより処理を行って表示部118に表示する構成としてもよい。
ここでは、1フレームを上下に分割して処理するため、マスタ側で処理するサイズを
水平画素数×{(垂直ライン数/2−R)+L}
として求める。そして、スレーブ側で処理するサイズを
水平画素数×{(垂直ライン数/2+R)+L}
として求める。ここで、Rは分割後の画素数(ライン数)を決定する値であり、Lは、画像処理部102m、102sにて利用されるフィルタの最大サイズに依存する値(既知)である。
なお、1フレームを左右に分割する場合は、マスタ側(画像処理回路100)で処理するサイズを
{(水平画素数−R)+L}×垂直ライン数/2
として求め、スレーブ側(画像処理回路117)で処理するサイズを
{(水平画素数+R)+L}×垂直ライン数/2
として求める。
なお、上下分割か左右分割は予め決めておいても良いし、システム制御部114が再生されるRAW動画データの撮影時における装置の向きを判定して、変更してもよい。
次に、分割後の画素数(領域サイズ)を決定する際の、前記の“R”の算出処理について図5のフローチャートを用いて説明する。図5の処理も分割処理部115により行われる。
まず、分割処理部115は変数Rを“0”で初期化する(S501)。次に、分割処理部115は、単位時間(1秒)あたりにおける各処理におけるデータ量Dk(単位バイト)を次式(1)より算出する(S502)。
Dk=1処理単位でのメモリ109m、109S内のアクセスされる画素数×1画素のビット数/8×フレームレート …(1)
ここで、kは、単位時間(1秒)あたりに同時にメモリ109へ読み書きする分の添え字を意味し、k=4の場合は、メモリ109への読み込みまたは書き込みの合計が4処理あることを意味する。例えば、現像処理部200が処理するためにメモリ109へ読み込みと書き込み発生で2、幾何変形202が処理するためにメモリ109への読み込みと書き込みが発生で2、合計でメモリ109へのアクセスが4処理であることを意味する。
次に、分割処理部115は、画像処理回路100のメモリ109mへの総データ量DMを数式(2)より算出し、画像処理回路117のメモリ109sへの総データ量DSを数式(3)より算出する(S503)。なお、画像処理回路100にはデコード部101が存在するので、メモリ109mに対する読み書きを行う処理部は、画像処理回路117のそれより多くなる点に注意されたい。
DM=D1+D2+・・・+Dk …(2)
DS=D1+D2+・・・+Dk …(3)
そして、分割処理部115は、DMからDSを引いた値が閾値よりも小さいか否かを判別する(S504)。DMからDSを引いた値が閾値よりも小さい場合、分割処理部115は、その時点の変数Rの値を保持して処理を終える。また、閾値以上の場合、分割処理部115は、変数Rの値を調整してS502に戻る(S505)。例えば、画像を上下分割の場合、分割処理部115は変数Rに10ラインを示す10を加算する。また、画像を左右分割の場合、分割処理部115は、変数Rに、分割する水平位置に対する増加画素数20を示す20を加算する。
また別の算出方法として、以下の連立方程式からcを算出してもよい。
((処理1の画素数− c)× bit/pix/8×f)+((処理2の処理画素数−c)×bit/pix/8×f)+・・・+RAWデコード部の処理データ量 =((処理1の処理画素数+c) ×bit/pix/8 ×f)+((処理2の処理画素数+c)×bit/pix/8 ×f)
ここで、処理1、処理2、…は、画像処理部で処理する単位の処理を示し、例えば処理1は現像処理部200、処理2は巡回NR部201で行う処理のことを示す。bit/pixは、処理対象の画像データの1画素のbit数を意味する。fはフレームレートを意味する。そして、cは、各処理の処理画素数に対しての画素数調整となるので、cの値から上下分割時は、水平画素数で割った値(小数点以下切り捨てまたは切り上げ)をRとし、左右分割時は垂直ライン数で割った値(小数点以下切り捨てまたは切り上げ)をRとする。
以上、分割処理の説明をしたが、逸脱しない範囲において本実施形態以外の別の方法を用いてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、マスタ側とスレーブ側で処理するデータ量が均一となるように、各処理回路により処理する部分を決定する。そのため、バス帯域が均一となり、表示される画面が欠落することを防ぐことができる。また、1フレームを分割して処理することで、連続した2フレームの画像データを用いたNR処理を可能とし、効果的にノイズを低減することが可能となる。
以上、第1の実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは言うまでもない。
また、画像処理部102によるフィルタ処理において、上下に分割された各領域の垂直方向に重複する領域が不要である場合には、重複する領域を含まないように、本実施形態によれば、マスタ側とスレーブ側で処理するデータ量が均一となるように、各処理回路により処理する部分を決定する。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、ここでは、前述した第1の実施形態と異なる部分のみを説明し、同一の部分については、同一の符号を付すなどして詳細な説明を省略する。
図6は、メモリ制御部108mのブロック構成図である。同図に示すように、メモリ制御部108mはデータ量監視部600を含んでいる。このデータ量監視部600は、メモリ109mへの書き込みと読み込みデータ量を監視して、一定時間内のデータ量を保持する機能を有する。画像処理回路117におけるメモリ制御部108sも図6と同様、メモリ109sへの書き込みと読出のデータ量を監視するデータ量監視部を有する。
本第2の実施形態における分割処理部115の分割処理は図4に示すフロー図と同じであるため説明は省略する。以下では、分割後の画素数を決定する際の、前記の“R”の算出処理について図7のフローチャートを用いて説明する。なお、
まず、分割処理部115は、変数Rを初期値“0”として設定する(S701)。そして、分割処理部115は、マスタである側画像処理回路100のデータ量監視部600より、データ量DMを取得する(S702)。また、分割処理部115は、スレーブ側画像処理回路117のデータ量監視部600よりデータ量DSを取得するように通信部104mを介してシステム制御部114sへ要求を行い、スレーブ側画像処理回路117のデータ量DSを取得する(S703)。
次に、分割処理部115は、DMからDSを引いた値が閾値よりも小さいか否かを判別する(S704)。DMからDSを引いた値が閾値よりも小さい場合は、分割処理部115は、その時点の変数Rを保持して処理を終える。また、DMからDSを引いた値が閾値より小さくない場合、分割処理部115は、変数Rを調整し、S702に戻る。この調整は、第1の実施形態と同じでよい。
なお、本第2の実施形態において、分割処理部115は、RAW動画像データの最初のフレームについては当分割する。そして、その最初のフレームについて図7の処理を実行して、当分割した際の各画像処理回路が有するメモリに対する読み書きのデータ量を検出し、Rを決定する。2フレーム以降は、決定した変数Rに従って、フレーム分割を行い、画像処理回路100、117による分担処理を行うものとする。なお、最初のフレームは非表示とし、Rを決定し、その後で、最初のフレームから再生処理を行っても構わない。
[他の実施形態]
上記第1、第2の実施形態では、画像処理回路の数を2つとする例を説明した。しかし2以上の複数であれば、その数に特に制限はない。例えばRAW動画像データを再生するためのn(n≧2)個の画像処理回路C1,C2,…Cnを有するとする。そして、画像処理回路C1がRAW動画像のデコード部を有するとする。この場合、画像処理回路C1が、それ以外の画像処理回路C2乃至Cnよりも、デコード部によるローカルメモリに読み書きのアクセスが多い。そこで、画像処理回路C1におけるローカルメモリのアクセスの多い分を、画像処理回路C2乃至Cnで分担すればよい。つまり、画像処理回路C1の画像処理部が行うフレーム内の対象領域のサイズが、他の画像処理回路C2乃至Cnより小さくする。
例えば、第1の実施形態に適用し、フレームを上下方向にn分割する場合を考察する。この場合、マスタとして機能する画像処理回路C1が担当する領域は、
水平画素数×{(垂直ライン数/n−R)+L}
と定義できる。一方、マスタ以外のスレーブの画像処理回路C2乃至Cn-1それぞれが担当する領域は、
水平画素数×{(垂直ライン数/n+R/n)+2×L}
と定義できる。そして、最後の画像処理回路Cnが担当する領域は、
水平画素数×{(垂直ライン数/n+R/n)+L}
と定義できる。
画像処理回路C2乃至Cn-1が担当する領域のサイズに「2×L」が含まれる理由は、これらの領域の上端と下端の両方に、フィルタ処理のための重複領域が存在するためである。画像処理回路の数が十分に多い場合には、C2乃至Cnは同じサイズとみなしても良い。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態におけるシステム制御部114m、114sの処理を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給する。そそして、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100、117…画像処理回路、111…記録媒体、112m、112s…画像処理部、103…表示制御部、104m、104s…通信部、105m、105s…データ転送部、108m、108s…メモリ制御部、109m、109s…メモリ、110…記憶媒体制御部、111…記録媒体、112m、112s…不揮発メモリ制御部、113m、113s…不揮発性メモリ、114m、114s…システム制御部、115…分割処理部

Claims (10)

  1. 複数の画像処理回路と、
    前記複数の画像処理回路にそれぞれ接続された複数のメモリとを有し、
    前記複数の画像処理回路それぞれは、
    前記メモリを利用し、RAW動画像データの現像処理を含む画像処理を行う画像処理部と、
    通信部と
    を有し、
    前記複数の画像処理回路のうちの1つである第1の画像処理回路は、
    符号化されたRAW動画像データを復号し、復号されたRAW動画像データを、前記第1の画像処理回路に接続されたメモリに格納する復号部と、
    前記復号部により復号された前記RAW動画像データの1フレーム内の一部の領域を前記複数の画像処理回路がそれぞれ処理するように、前記複数の画像処理回路が処理する前記領域を決定する領域決定部と、
    前記領域決定部により決定された、前記第1の画像処理回路以外の他の画像処理回路が処理する領域の前記RAW動画像データを、前記通信部により前記他の画像処理回路に送信する送信部と
    を有し、
    前記領域決定部は、前記第1の画像処理回路が処理する、前記1フレーム内の領域のサイズを、前記他の画像処理回路が処理する領域のサイズよりも小さくし、
    前記第1の画像処理回路における前記画像処理部は、前記領域決定部により前記第1の画像処理回路が処理する領域として決定された領域の前記RAW動画像データを処理することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像処理部が行う処理は、現像処理、ノイズ除去処理、幾何変形処理を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記ノイズ除去処理は、複数のフレームの画像データを用いた処理であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記領域決定部は、
    前記第1の画像処理回路が前記第1の画像処理回路に接続された前記メモリに対して単位時間に読み書きを行う画素数、及び、前記他の画像処理回路が前記他の画像処理回路に接続されたメモリに対して単位時間に読み書きを行う画素数を算出する算出部を有し、
    当該算出部による算出に基づき、各画像処理回路が処理する領域のサイズを決定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記画像処理回路それぞれは、それぞれの前記画像処理回路に接続された前記メモリに対する、単位時間当たりの読み書きするデータ量を監視する監視部を有し、
    前記領域決定部は、前記通信部を介して、各画像処理回路の監視部が検出した単位時間当たりの読み書きデータ量から、各画像処理回路が担当する領域のサイズを決定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記複数の画像処理回路のうち第2の画像処理回路は、表示装置に画像を出力する表示制御部を有し、
    当該表示制御部は、前記第2の画像処理回路が処理した画像データ、並びに、前記通信部を介して前記第2の画像処理回路以外の画像処理回路で処理された領域の画像データから1フレームの表示のための画像データを取得して前記表示部に出力する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記複数の画像処理回路それぞれは、前記メモリに対するデータの転送を制御するメモリ制御部、前記画像処理部、前記通信部を制御するためのプロセッサ、及び、当該プロセッサが実行するプログラムを格納した不揮発性メモリを更に有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記複数の画像処理回路はそれぞれ、一つの半導体集積回路として構成されることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 第1の画像処理回路と、
    前記第1の画像処理回路に接続された第1のメモリと、
    第2の画像処理回路と、
    前記第2の画像処理回路に接続された第2のメモリとを有し、
    前記第1の画像処理回路は、
    符号化されたRAW動画像データを復号し、復号されたRAW動画像データを、前記第1のメモリに格納する復号部と、
    前記第1のメモリを用いて、前記復号部により復号されたRAW動画像データに対し、前記RAW動画像データの現像処理を含む所定の画像処理を施し、第1の動画像データを生成する第1の画像処理部と、
    前記第2の画像処理回路と通信を行う第1の通信部と、
    前記復号部により復号された前記RAW動画像データの1フレーム内の一部の領域を前記第1の画像処理回路と前記第2の画像処理回路がそれぞれ処理するように、前記第1の画像処理回路が処理する第1の領域と前記第2の画像処理回路が処理する領域であって前記第1の領域よりも画素数が多い第2の領域とを決定する領域決定部と、
    前記領域決定部で決定された、前記第2の領域の前記RAW動画像データを、前記第1の通信部により前記第2の画像処理回路に送信する送信部とを有し、
    前記第2の画像処理回路は、
    前記第1の画像処理回路と通信を行う第2の通信部と、
    前記第1の画像処理回路から送信され前記第2の通信部により受信した前記第2の領域のRAW動画像データに対して、前記第2のメモリを用いて前記所定の画像処理を施し、第2の動画像データを生成する第2の画像処理部と、
    表示装置に対して動画像データを出力する表示制御部とを有し、
    前記第1の画像処理部は前記第1の領域のRAW動画像データを処理し、
    前記送信部は前記第1の画像処理部により生成された前記第1の領域の前記第1の動画像データを前記通信部により前記第2の画像処理回路に送信し、
    前記表示制御部は、前記1の画像処理回路から送信された前記第1の領域の前記第1の動画像データと、前記第2の画像処理部により生成された前記第2の領域の前記第2の動画像データとを用いて前記表示装置に表示するための動画像データの各フレームを生成し、前記表示装置に出力する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の画像処理装置を有することを特徴とする撮像装置。
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