JP2017187474A - 照明装置ならびにそれを用いた蛍光スペクトル画像観測装置および飛行型測定装置 - Google Patents

照明装置ならびにそれを用いた蛍光スペクトル画像観測装置および飛行型測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】走査型の照明光を対象物に照射可能な照明装置を提供する。【解決手段】ファイバー束210は、第1端面211および第2端面212を有する。発光点列230は、ファイバー束210の第2端面212側に第1方向に配置される複数の発光点232を含む。走査光学系240は、発光点列230からの光を反射し、反射光を第1方向と垂直な第2方向に走査しながらファイバー束210の第2端面212にカップリングさせる。【選択図】図1

Description

本発明は、走査型の照明装置に関する。
従来、蛍光スペクトル画像を取得する装置では、対象物に一様な紫外照明光を当てた状態で、ライン状に配置した多数のセンサにより各波長ごとの蛍光強度分布を取得する構成が一般的であった。
国際公開WO2015/068395号パンフレット
この従来法では、特性のそろった多数の受光素子を必要とするため、装置の価格が高価となるという問題があった。また経年変化により、各素子間の感度特性にバラツキが生じるという問題があった。
本発明は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、走査型の照明光を対象物に照射可能な照明装置の提供にある。
本発明のある態様は、照明装置に関する。照明装置は、第1端面および第2端面を有するファイバー束と、ファイバー束の第2端面側に第1方向に配置される複数の発光点を含む発光点列と、発光点列からの光を反射し、反射光を第1方向と垂直な第2方向に走査しながらファイバー束の第2端面にカップリングさせる走査光学系と、を備える。
この態様によると、走査光学系を制御することにより、走査型の照明光を対象物に照射することができる。
複数の発光点は時分割で発光してもよい。発光させる発光点の選択と、走査光学系の制御の組み合わせによって、スポット光を走査できる。
複数の発光点は同時点灯してもよい。この場合、ライン状の照明光を走査することができる。
発光点列は、複数の発光素子を含む発光素子列と、それぞれの一端が発光素子列の出射光とカップリングしており、それぞれの他端がファイバー束の第2端面において第1方向に配列された複数の光ファイバーと、を含んでもよい。これにより装置のサイズを小さくできる。また、光ファイバーからの出射光を、光ファイバーに再カップリングさせる構造をとっているため、光学的な設計が容易となる。
複数の発光素子は時分割で点灯してもよい。発光させる発光素子の選択と走査光学系の動作を制御することにより、スポット光を走査できる。
複数の発光素子は同時点灯してもよい。この場合、ライン状の照明光を、照明光の延びる方向と垂直方向に走査することができる。
走査光学系は、平面の可動ミラーと、焦点距離fを有し、可動ミラーとファイバー束の第2端面の間に第2端面から距離fの位置に設けられた凸レンズと、を含んでもよい。
これにより、発光点列の出射光を、第2端面上の可動ミラーの角度に応じた位置に結像させることができる。
本発明の別の態様は、蛍光スペクトル画像観測装置に関する。蛍光スペクトル画像観測装置は、対象物に励起光を照射する上述のいずれかの照明装置と、対象物から発生する蛍光のスペクトル強度を観測する単眼分光センサと、を備える。
この態様によると、照明装置によってライン状あるいはスポット状の励起光を走査できるため、蛍光を測定するセンサには、位置分解能が不要となり、あるいは1次元の空間分解能さえあれば足りることとなる。さらに波長ごとの多数の受光素子に代えて、分光センサを用いることで、装置を低コスト化できる。また、経年変化による多数の受光素子のばらつきの問題を排除できる。
発光点列の発光と、分光センサのセンシングタイミングが同期化されてもよい。
本発明の別の態様は飛行型測定装置に関する。飛行型測定装置は、飛行体と、底面が透明であり、飛行体の着水時に水中に潜るように飛行体の下側に取り付けられた防水構造の容器と、その少なくとも一部が容器に収容される上述の蛍光スペクトル画像観測装置と、を備えてもよい。
これにより、ドローンなどの無人機搭載用の蛍光スペクトル画像観測システムを軽量かつ廉価で実現することができる。
生体計測に用いる場合には、対象物が受ける紫外線損傷の低減を図ることができる。
本発明のある態様によれば、走査型の照明光を対象物に照射することができる。
実施の形態に係る照明装置を示す図である。 図1の照明装置の動作を説明する図である。 走査光学系の具体的な構成例を示す図である。 照明装置の変形例を示す図である。 実施の形態に係る蛍光スペクトル画像観測装置を示す図である。 蛍光スペクトル画像観測装置を備える飛行型測定装置を示す図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、実施の形態に係る照明装置200を示す図である。照明装置200は、ファイバー束210、第1光学系220、発光点列230、走査光学系240を備える。
ファイバー束210は、第1端面211および第2端面212を有する。ファイバー束210は、複数の光ファイバー213を含み、複数の光ファイバー213の一端が規則的に束ねられ、第2端面212を形成している。本実施の形態では、複数の光ファイバー213は、8×8のマトリクス状に配置されているが、光ファイバー213の本数は特に限定されない。複数の光ファイバー213の大部分はその第1端面211においても規則的(マトリクス状)に束ねられる。複数の光ファイバー213はハニカム状に配置されてもよい。
第1光学系220は、ファイバー束210の第1端面211と対象物の間に設けられる。第1光学系220の構成は特に限定されず、所望の強度で所望の部分が照射されるように、対象物と第1端面211の距離などに応じて設計すればよい。たとえば第1光学系220は、1枚の望遠レンズを含みうるがその限りではない。用途によっては第1光学系220は省略可能である。
発光点列(発光点のアレイ)230は、ファイバー束210の第2端面212側に第1方向(図中、y方向)に配置される複数の発光点(発光スポット)232を含む。各発光点232は、第2端面212の法線方向(図中、z方向)に光を出射する。
好ましくは発光点列230は、発光素子列234および複数の光ファイバー236を含む。発光素子列234は、列状に配列された複数の発光素子235を含む。発光素子235は、LED(発光ダイオード)やLD(レーザダイオード)、有機EL(Electro Luminescence)素子などの半導体発光素子を用いることができる。
複数の光ファイバー236それぞれの一端は、発光素子列234の出射光とカップリングしている。複数の光ファイバー236それぞれの他端は、ファイバー束210の第2端面212において第1方向(図中、y方向)に配列される。ひとつの発光素子235を発光させると、その出射光が、その発光素子235と対応する少なくとも1本の光ファイバー236とカップリングし、光ファイバー236の他端から出射する。図1では、1本の光ファイバー236と1個の発光素子235のペアが、1個の発光点232を構成しており、光ファイバー236と発光素子235は8個ずつ設けられている。
一実施例において複数の光ファイバー236と1個の発光素子235のセットが、1個の発光点232を構成してもよいし、複数の光ファイバー236と複数の発光素子235のセットが、1個の発光点232を構成してもよい。
走査光学系240は、発光点列230および第2端面212と対向して設けられる。走査光学系240は、発光点列230からのz方向に出射する光を反射し、その反射光を第1方向(y方向)と垂直な第2方向(x方向)に走査しながら、ファイバー束210の第2端面212にカップリングさせる。
以上が照明装置200の構成である。続いてその動作を説明する。
図2は、図1の照明装置200の動作を説明する図である。図2には照明装置200を上から見た平面図が示される。ここでは理解の容易化のため、走査光学系240を平面ミラーとして示している。
(ラインスキャン動作)
はじめに、発光素子列234の複数の発光素子235_1〜235_8をすべて発光させる動作を説明する。走査光学系240の平面ミラーが(i)の角度に位置するとき、発光点列230の出射光は走査光学系240によって反射され、実線で示すように第1列目の光ファイバー213_1にカップリングする。その結果、第1端面211において、(i)を付した光ファイバーの列(黒いドット)が発光する。
走査光学系240の平面ミラーが回転して(ii)の角度に位置するとき、発光点列230の出射光は走査光学系240によって反射され、破線で示すように第6列目の光ファイバー213_6にカップリングする。その結果、第1端面211において、(ii)を付した光ファイバーの列(斜線のドット)が発光する。
このように発光素子列234をすべて点灯させた状態で、走査光学系240をスキャン動作させることにより、対象物側において、ライン状の照明光を、X方向にスキャンすることができる。
(スポットスキャン動作)
続いて、発光素子列234の複数の発光素子235_1〜235_8を時分割で順に発光させる動作を説明する。走査光学系240がある角度にあるとき、ひとつの発光素子235を点灯させると、第1端面211において、ひとつの光ファイバーから光が出射し、スポット光が対象物に照射される。したがって、点灯させる発光素子235と、走査光学系240の状態の組み合わせに応じて、第1端面211側の8×8=64個の光ファイバーからひとつを選択することができ、選択されたひとつの光ファイバー213からスポット状の照明光を照射することができる。
たとえば、走査光学系240の角度を8段階で変化させながら、各段階において、複数の発光素子235を時分割で点灯させてもよい。
あるいは、複数の発光素子235を時分割で所定の順序で点灯させながら、ひとつの発光素子235が点灯している状態で、走査光学系240の角度を8段階で変化させてもよい。
以上が照明装置200の動作である。
図3は、走査光学系240の具体的な構成例を示す図である。走査光学系240は、可動ミラー242、アクチュエータ244、第2光学系246を含む。可動ミラー242は、y軸と平行な軸を中心としてチルトあるいはスイベル可能に支持される。アクチュエータ244は、可動ミラー242の角度θを制御する。第2光学系246は、可動ミラー242と第2端面212の間に設けられる。
一実施例において第2光学系246は、焦点距離fの凸レンズであり、第2端面212(発光点列230の出射面)から距離fの位置に配置される。可動ミラー242は、第2光学系246から距離Lの位置に設けられた平面ミラーである。
発光点列230は点光源とみなすことができ、その出射光の光束は実線で示される。第2光学系246である凸レンズによって、出射光は平行光となり、可動ミラー242によって反射される。可動ミラー242の反射光は、第2光学系246によって集光され、可動ミラー242の角度θに応じた光ファイバーのひとつの列にカップリングする。
図3の走査光学系240によれば、発光点列230の出射光を任意の光ファイバーの列に高効率にカップリングさせることができる。
一実施例において走査光学系240を、凹面ミラーで構成してもよい。
図4は、照明装置200の変形例を示す図である。図1では発光点列230が、ファイバー束210の中央に配置されるが、図4では端の一列に配置されている。
(蛍光スペクトル画像観測装置)
続いて照明装置200の用途を説明する。照明装置200は、蛍光スペクトル画像観測装置に好適に用いることができる。
蛍光スペクトル画像観測装置の概要を説明する。図5に示すように、ファイバー束を用いた反射型ハイパースペクトル取得機構「PCT/JP2014/005590(WO2015/068395)センシング装置及びセンシング方法」に記載されたセンシング素子に接続される光ファイバー列(公開公報の図17、図18参照)を、紫外発光LED列に接続し、これから発せられる光束を、凸レンズと紫外反射可能な可動ミラーで、他端を望遠レンズに接続されたファイバー束端面に結像させる。結像された紫外光スポットは望遠レンズを透過し、遠方の観測対象物上にスポット光として照射される。可動ミラーをモータで動かすことによりこのスポットは対象物上を水平に走査することになる。一方、紫外LED列のどのLEDを発光させるかによって、観測対象物上のスポットを垂直方向走査することになる。紫外スポット光で照明された観測対象物からは、照明光よりも長い波長の蛍光が発せられるが、この対象物を視野に収める単眼ハイパースペクトルセンサを照射軸と平行に配することにより、時々刻々各場所のスポット照明位置から発せられる蛍光強度を、この単眼センサで観測し、照明スポットの位置情報とともに記憶媒体に記録することで、2次元のハイパースペクトル画像を取得することができる。なお、垂直方向に配列される紫外LED照明の点灯時期を、それぞれ独立したM系列で高速点滅させ、受光側でそれぞれ対応する内積演算を行うことにより、垂直位置の分離が可能であり、かつ、外来光による影響を低減することも可能である。
図5は、実施の形態に係る蛍光スペクトル画像観測装置100を示す図である。蛍光スペクトル画像観測装置100は、対象物2の蛍光スペクトルの平面分布を測定する。蛍光スペクトル画像観測装置100は、主として、対象物に含まれる蛍光体を励起する励起系と、蛍光体からの蛍光スペクトルを測定する測定系を備える。
励起系は、上述の照明装置200に対応するものであり、第1レンズ112、ファイバー束114、走査機構116を備える。第1レンズ112は、対象物2と対向して設けられる。対象物2が蛍光スペクトル画像観測装置100の遠方に位置する場合、第1レンズ112は望遠レンズであってもよい。
ファイバー束114は、複数の光ファイバーを含み、各光ファイバーの一端がマトリクス状に束ねられ、第2端面S2を形成している。複数の光ファイバーの大部分は第1端面S1においてマトリクス状に束ねられ、残りの部分、たとえば1列の光ファイバーは、第1端面S1の光ファイバー群から分岐して、第3端面S3において束ねられる。発光素子群118は、ファイバー束114の第3端面S3と結合しており、第2端面S2と同一平面内に発光点列120を形成する。発光素子群118の発光波長は、対象物2に含まれる蛍光体の励起波長に応じて定めればよく、たとえば発光素子群118は、紫外LED(発光ダイオード)アレイであってもよい。なお、LEDに代えてLD(レーザダイオード)や有機EL素子など、別の光源を用いてもよい。
走査機構116は、第2レンズ122および可動ミラー124を含む。第2レンズ122は、ファイバー束114の第1端面S1と距離fを隔てて対向する。第2レンズ122は、焦点距離がfである凸レンズであってもよい。可動ミラー124は、第2レンズ122と距離Lを隔てて対向している。可動ミラー124は、発光点列120からの光を第2レンズ122を介して受け、それを反射する。可動ミラー124の反射光は、第2レンズ122を通過して再びファイバー束114の第1端面S1に結合する。ファイバー束114に結合した光は、第2端面S2から出射し、第1レンズ112によって対象物2上にスポット光L1として照射される。可動ミラー124を動かすことにより、対象物2上でスポット光L1が走査され、スポット光L1により対象物2に含まれる蛍光物体が励起される。
測定系は、第3レンズ132および分光センサ134を備える。第3レンズ132は、対象物2からの蛍光L2を分光センサ134に集光する。分光センサ134は、対象物2から発生する蛍光のスペクトル強度を観測する。分光センサ134は、単眼ハイパースペクトルセンサであってもよく、この対象物2を視野に収めることが可能であり、照射軸と平行に配される。
そして可動ミラー124の変位量に応じて、時々刻々と、各場所のスポット照明位置から発せられる蛍光L2の強度を、この単眼分光センサ134で観測し、照明スポットの位置情報とともに記憶媒体に記録することで、2次元のハイパースペクトル画像を取得することができる。単眼分光センサ134には空間的な分解能が不要であるため、装置を簡素化できる。
発光素子群118の発光タイミングと、分光センサ134の受光タイミングは同期化される。垂直方向に配列される紫外LED照明の点灯時期を、それぞれ独立したM系列で高速点滅させ、受光側でそれぞれ対応する内積演算を行うことにより、垂直位置の分離が可能であり、かつ、外来光による影響を低減することも可能となる。
続いて蛍光スペクトル画像観測装置100の変形例を説明する。
(変形例1)
ここでは単眼の分光センサ134を説明したがその限りではない。照明装置200によって、ライン状の励起光を発生する場合には、分光センサ134に1次元の空間分解能を持たせることで、2次元分布を測定可能となる。
(変形例2)
測定対象の蛍光の波長が単一であり、その強度分布のみを測定したい場合には、分光センサ134に代えて、波長分解能を有しない光センサを用いてもよい。光センサとしては、たとえば、特定波長域に感度ピークのあるフォトダイオードやフォトトランジスタ等の光電素子を用いることができる。光電素子は分光センサに比べて安価であるため、励起系である照明装置200をさらに安価に構成できる。
(用途)
図6は、蛍光スペクトル画像観測装置100を備える飛行型測定装置を示す図である。飛行型測定装置300は、飛行体302、容器304および上述の蛍光スペクトル画像観測装置100を備える。
蛍光スペクトル画像観測装置100は、海中の藻の分布を蛍光によって分析する装置に好適に利用可能である。この用途において、第1レンズ112と分光センサ134および第3レンズ132は、その一部が水面下に挿入される透明容器304内に設置してもよい。この透明容器304は、水陸両用の飛行体302(たとえばマルチコプターなどのドローン)の下部に設置される。この用途では、光学系と対象物の距離は2〜3mが想定される。ドローンは海面に着水した状態で、水面下の藻を観察する。この用途では、励起光の紫外光は、海水による吸収が小さな波長が選択される。
従来はこうした水中観測はダイバーによる作業を必要とし,観測域へのアプローチや人為的行為に対するリスクなどの問題があったが実施の形態に係る飛行型測定装置300によれば、この問題を解決できる。
蛍光スペクトル画像観測装置100の別の用途としては、印刷物の蛍光体検出装置が挙げられる。複製防止の目的で、蛍光体塗料を印刷することにより、すかし(ウォーターマーク)を埋め込む技術が知られている。実施の形態に係る蛍光スペクトル画像観測装置100を、用いることで、蛍光体の2次元分布、すなわちすかしの形状を、非接触で測定することが可能となる。
蛍光スペクトル画像観測装置100は、食品検査や生体診断にも利用することができる。
実施の形態にもとづき、具体的な用語を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
2…対象物、100…蛍光スペクトル画像観測装置、112…第1レンズ、114…ファイバー束、116…走査機構、118…発光素子群、120…発光点列、122…第2レンズ、124…可動ミラー、132…第3レンズ、134…分光センサ、S1…第1端面、S2…第2端面、S3…第3端面。

Claims (8)

  1. 第1端面および第2端面を有するファイバー束と、
    前記ファイバー束の第2端面側に第1方向に配置される複数の発光点を含む発光点列と、
    前記発光点列からの光を反射し、反射光を前記第1方向と垂直な第2方向に走査しながら前記ファイバー束の前記第2端面にカップリングさせる走査光学系と、
    を備えることを特徴とする照明装置。
  2. 前記複数の発光点は時分割で発光することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記発光点列は、
    複数の発光素子を含む発光素子列と、
    それぞれの一端が前記発光素子列の出射光とカップリングしており、それぞれの他端が前記ファイバー束の前記第2端面において前記第1方向に配列された複数の光ファイバーと、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  4. 前記複数の発光素子は時分割で点灯することを特徴とする請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記走査光学系は、
    平面の可動ミラーと、
    焦点距離fを有し、前記可動ミラーとファイバー束の第2端面の間に、第2端面から距離fの位置に設けられた凸レンズと、
    を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の照明装置。
  6. 対象物に励起光を照射する請求項1から5のいずれかに記載の照明装置と、
    前記対象物から発生する蛍光のスペクトル強度を観測する単眼分光センサと、
    を備えることを特徴とする蛍光スペクトル画像観測装置。
  7. 前記発光点列の発光と、前記単眼分光センサのセンシングタイミングが同期化されることを特徴とする請求項6に記載の蛍光スペクトル画像観測装置。
  8. 飛行体と、
    底面が透明であり、前記飛行体の着水時に水中に潜るように前記飛行体の下側に取り付けられた防水構造の容器と、
    その少なくとも一部が前記容器に収容される請求項6または7に記載の蛍光スペクトル画像観測装置と、
    を備えることを特徴とする飛行型測定装置。
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