JP2017186992A - ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】 ポンプ性能の調整作業の作業性を向上させることのできるポンプを提供する。
【解決手段】 ポンプ1は、回転軸Pを中心として回転する羽根車5と、羽根車5が収容され、作動流体の流入口3と作動流体の流出口4とを有するケーシング2と、ケーシング2の内部に着脱可能に取り付けられ、ケーシング2の内部において形成される作動流体の旋回流路F1とケーシング2の内部から流出口4へ向かう作動流体の流出流路F2とを分岐するガイドベーン8を備える。ガイドベーン7は、ケーシング2への複数の取付け位置を有しており、取付け位置は、ガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量に対応している。ガイドベーン7は、羽根車5の回転軸Pと平行な方向に沿ってケーシング2から引き抜いて、ケーシング2への取付け位置を変更することができるように構成されている。
【選択図】 図2
【解決手段】 ポンプ1は、回転軸Pを中心として回転する羽根車5と、羽根車5が収容され、作動流体の流入口3と作動流体の流出口4とを有するケーシング2と、ケーシング2の内部に着脱可能に取り付けられ、ケーシング2の内部において形成される作動流体の旋回流路F1とケーシング2の内部から流出口4へ向かう作動流体の流出流路F2とを分岐するガイドベーン8を備える。ガイドベーン7は、ケーシング2への複数の取付け位置を有しており、取付け位置は、ガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量に対応している。ガイドベーン7は、羽根車5の回転軸Pと平行な方向に沿ってケーシング2から引き抜いて、ケーシング2への取付け位置を変更することができるように構成されている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ガイドベーンを備えたポンプに関する。
従来から、ポンプは、設置場所や設置目的などに応じて様々な仕様で運転され、様々なポンプ性能が要求される。一般に、ポンプは所定の仕様に応じた作動流体の流量で運転されるように設計されているが、上記のように様々な仕様で運転される場合には、作動流体の流量が運転仕様から外れることもあり得る。作動流体の流量が運転仕様を外れると、ポンプは、ポンプ性能が低下してしまい、要求されるポンプ性能を発揮することができない。
そこで従来、作動流体の流量が運転仕様を外れた場合にポンプ性能の低下を抑制する遠心回転機構(ポンプ)が提案されている(特許文献1参照)。この従来のポンプでは、旋回流路(ケーシングの内部において円周方向に旋回する作動流体の流路)と連通流路(ケーシングの内部から外部の流路へつながる作動流体の流路)との境界(スロート)に調整機構(可動壁体)が設けられている。そして、可動壁体をアクチュエータによって直動させることによりスロートの断面積の大きさを変化させて、作動流体の流量が運転仕様を外れた場合にポンプ性能の低下を抑制している。
しかしながら、従来のポンプにおいては、可動壁体をアクチュエータによって直動させているが、可動壁体の位置を調整するには作業者の経験が必要であった。例えば、羽根車の外径との間に適度な隙間が形成されるように可動壁体の位置を調整することは、経験の少ない作業者にとって困難であった。すなわち、ポンプ性能の調整作業の作業性が低いという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、ポンプ性能の調整作業の作業性を向上させたポンプを提供することを目的とする。
本発明のポンプは、回転軸を中心として回転する羽根車と、前記羽根車が収容され、作動流体の流入口と前記作動流体の流出口とを有するケーシングと、前記ケーシングの内部に着脱可能に取り付けられ、前記ケーシングの内部において形成される前記作動流体の旋回流路と前記ケーシングの内部から前記流出口へ向かう前記作動流体の流出流路とを分岐するガイドベーンと、を備え、前記ガイドベーンは、前記ケーシングへの複数の取付け位置を有し、前記取付け位置は、前記ガイドベーンの先端と前記羽根車の外径との隙間量に対応しており、前記ガイドベーンは、前記羽根車の回転軸と平行な方向に沿って前記ケーシングから引き抜いて、前記ケーシングへの取付け位置を変更することができるように構成されている。
この構成によれば、ガイドベーンのケーシングへの取付け位置を変えることにより、要求されるポンプ性能に応じてガイドベーンの先端と羽根車の外径との隙間量を変更することができる。この場合、羽根車の回転軸と平行な方向に沿ってガイドベーンをケーシングから引き抜き、複数の取付け位置のうちの一つを選択してガイドベーンをケーシングに取り付けるだけで、ケーシングへの取付け位置を容易に変更することができる。したがって、ガイドベーンの取付け位置の調整作業の作業性が高く、経験の少ない作業者でも容易に作業を行うことが可能になる。
また、本発明のポンプでは、前記ケーシングは、第1係合部を有し、前記ガイドベーンは、前記ケーシングに取り付けられた状態で前記第1係合部と係合する第2係合部を有し、前記ガイドベーンを前記ケーシングから引き抜くと、前記第1係合部と前記第2係合部の係合が解除されてもよい。
この構成によれば、ガイドベーンがケーシングに取り付けられている状態では、ケーシングの第1係合部とガイドベーンの第2係合部が係合してガイドベーンが固定される。ガイドベーンが固定されるので、旋回流路と流出流路を確実に分岐することができる。ガイドベーンをケーシングから引き抜くと、ケーシングの第1係合部とガイドベーンの第2係合部の係合が解除されるので、ガイドベーンをケーシングから引き抜いて、複数の取付け位置のうちの一つを選択してガイドベーンをケーシングに取り付けるだけで、ケーシングへの取付け位置を容易に変更することができる。したがって、ガイドベーンの取付け位置の調整作業の作業性が高く、経験の少ない作業者でも容易に作業を行うことが可能になる。
また、本発明のポンプでは、前記ケーシングへの取付け位置は、前記ケーシングへの取付け角度であってもよい。
この構成によれば、ガイドベーンのケーシングへの取付け位置を変えることにより、ガイドベーンのケーシングへの取付け角度を変えることができ、要求されるポンプ性能に応じてガイドベーンの先端と羽根車の外径との隙間量を容易に変更することができる。
また、本発明のポンプでは、前記ケーシングへの取付け位置は、前記ケーシングへの取付け深さであってもよい。
この構成によれば、ガイドベーンのケーシングへの取付け位置を変えることにより、ガイドベーンのケーシングへの取付け深さを変えることができ、要求されるポンプ性能に応じてガイドベーンの先端と羽根車の外径との隙間量を容易に変更することができる。
また、本発明のポンプでは、前記ケーシングと前記ガイドベーンには、前記ガイドベーンの前記ケーシングへの取付け位置を示す取付け位置表示が設けられてもよい。
この構成によれば、ケーシングとガイドベーンに設けられた取付け位置表示を目印にして、複数の取付け位置のうちの一つを容易に選択してガイドベーンをケーシングに取り付けることができる。したがって、ガイドベーンの取付け位置の調整作業の作業性が高く、経験の少ない作業者でも容易に作業を行うことが可能になる。
今までは可動壁体の位置を調整するのに作業者の経験が必要であったが、本発明によれば、作業者の経験が少なくても、ポンプ性能の調整作業が容易にでき、調整作業の作業性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態のポンプについて、図面を用いて説明する。図1は、本実施の形態のポンプの側面図である。また、図2は、本実施の形態のポンプの説明図であり、図3は、本実施の形態のポンプの要部拡大図である。
図1に示すように、ポンプ1のケーシング2には、作動流体の流入口3と、作動流体の流出口4が設けられている。作動流体は、例えば水などである。図2に示すように、ケーシング2の内部には、羽根車5が収容されている。なお、図2では、説明の便宜のため、羽根車5は簡略化して図示されている。羽根車5は、回転軸Pを中心として回転する。ケーシング2の内部には、羽根車5の回転により作動流体の旋回流路F1が形成されるとともに、ケーシング2の内部から流出口4へ向かう作動流体の流出流路F2が形成される。そして、ケーシング2には、旋回流路F1と流出流路F2の境界位置にガイドベーン取付け部6が形成されており、このガイドベーン取付け部6に、ガイドベーン7が着脱可能に取り付けられている。ガイドベーン7は、旋回流路F1と流出流路F2を分岐する機能を備えている。
図3に示すように、ガイドベーン7は、角柱状(図3の例では12角柱状)の根端部8と、根端部8から延設される板状の先端部9を備えている。ガイドベーン取付け部6は、ガイドベーン7の根端部8の外面形状に対応した内面形状を有する凹部10を備えている。そして、ガイドベーン7の根端部8は、羽根車5の回転軸Pと平行な方向(図3における紙面方向)に沿ってガイドベーン取付け部6の凹部10から引き抜くことができるように構成されている。
また、ガイドベーン7は、ケーシング2への複数の取付け位置を有している。例えば、図3の例では、取付け位置「1」から取付け位置「5」までの5つの取付け位置を有している。この場合、ケーシング2への取付け位置は、ケーシング2への取付け角度であり、各取付け位置は、ガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量にそれぞれ対応している(図2参照)。そして、ガイドベーン7は、羽根車5の回転軸Pと平行な方向に沿ってケーシング2から引き抜いて、ケーシング2への取付け位置を変更することができるように構成されている。
ガイドベーン7の根端部8をガイドベーン取付け部6の凹部10に嵌着した状態では、ガイドベーン7の根端部8の外面形状とガイドベーン取付け部6の凹部10の内面形状とが係合する。ガイドベーン7の根端部8をガイドベーン取付け部6の凹部10から引き抜くと、ガイドベーン7の根端部8の外面形状とガイドベーン取付け部6の凹部10の内面形状との係合が解除される。したがって、ガイドベーン取付け部6の凹部10が第1係合部に相当し、ガイドベーン7の根端部8が第1係合部に相当する。
また、図3に示すように、ガイドベーン取付け部6の凹部10には、取付け位置「1」から取付け位置「5」までの5つの取付け位置を示す数字と三角形の取付け位置表示Mが設けられており、ガイドベーン7の根端部8には、ガイドベーン7のケーシング2への取付け位置を示す三角形の取付け位置表示Mが設けられている。
このような本実施の形態のポンプ1によれば、ポンプ性能の調整作業の作業性を向上させることができる。
すなわち、本実施の形態では、ガイドベーン7のケーシング2への取付け位置を変えることにより、要求されるポンプ性能に応じてガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量を変更することができる。この場合、羽根車5の回転軸Pと平行な方向に沿ってガイドベーン7をケーシング2から引き抜き、複数の取付け位置のうちの一つを選択してガイドベーン7をケーシング2に取り付けるだけで、ケーシング2への取付け位置を容易に変更することができる。したがって、ガイドベーン7の取付け位置の調整作業の作業性が高く、経験の少ない作業者でも容易に作業を行うことが可能になる。
また、本実施の形態では、ガイドベーン7がケーシング2に取り付けられている状態では、ケーシング2の第1係合部とガイドベーン7の第2係合部が係合してガイドベーン7が固定される。ガイドベーン7が固定されるので、旋回流路F1と流出流路F2を確実に分岐することができる。ガイドベーン7をケーシング2から引き抜くと、ケーシング2の第1係合部とガイドベーン7の第2係合部の係合が解除されるので、ガイドベーン7をケーシング2から引き抜いて、複数の取付け位置のうちの一つを選択してガイドベーン7をケーシング2に取り付けるだけで、ケーシング2への取付け位置を容易に変更することができる。したがって、ガイドベーン7の取付け位置の調整作業の作業性が高く、経験の少ない作業者でも容易に作業を行うことが可能になる。
この場合、ガイドベーン7のケーシング2への取付け位置を変えることにより、ガイドベーン7のケーシング2への取付け角度を変えることができ、要求されるポンプ性能に応じてガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量を容易に変更することができる。
また、本実施の形態では、ケーシング2とガイドベーン7に設けられた取付け位置表示Mを目印にして、複数の取付け位置のうちの一つを容易に選択してガイドベーン7をケーシング2に取り付けることができる。したがって、ガイドベーン7の取付け位置の調整作業の作業性が高く、経験の少ない作業者でも容易に作業を行うことが可能になる。
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
<変形例1>
例えば、図4には、ガイドベーン7の変形例1が示される。図4の例では、ガイドベーン7の根端部8は略角柱状(図4の例では略4角柱状)であり、根端部8の外面に1つの4角柱状の係合凸部11が形成されている。ガイドベーン取付け部6の凹部10の内面形状は、ガイドベーン7の根端部8の外面形状(略角柱状)に対応した形状であり、凹部10の内面には、係合凸部11の形状に対応した形状(係合凸部11が嵌合する形状)の6つの係合凹部12が形成されている。各係合凹部12が、ケーシング2への取付け位置に対応している。例えば、図4の例では、ガイドベーン7は、取付け位置「1」から取付け位置「6」までの6つの取付け位置を有している。この場合、ケーシング2への取付け位置は、ケーシング2への取付け深さであり、各取付け位置は、ガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量にそれぞれ対応している。そして、このガイドベーン7も、羽根車5の回転軸Pと平行な方向に沿ってケーシング2から引き抜いて、ケーシング2への取付け位置を変更することができるように構成されている。
例えば、図4には、ガイドベーン7の変形例1が示される。図4の例では、ガイドベーン7の根端部8は略角柱状(図4の例では略4角柱状)であり、根端部8の外面に1つの4角柱状の係合凸部11が形成されている。ガイドベーン取付け部6の凹部10の内面形状は、ガイドベーン7の根端部8の外面形状(略角柱状)に対応した形状であり、凹部10の内面には、係合凸部11の形状に対応した形状(係合凸部11が嵌合する形状)の6つの係合凹部12が形成されている。各係合凹部12が、ケーシング2への取付け位置に対応している。例えば、図4の例では、ガイドベーン7は、取付け位置「1」から取付け位置「6」までの6つの取付け位置を有している。この場合、ケーシング2への取付け位置は、ケーシング2への取付け深さであり、各取付け位置は、ガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量にそれぞれ対応している。そして、このガイドベーン7も、羽根車5の回転軸Pと平行な方向に沿ってケーシング2から引き抜いて、ケーシング2への取付け位置を変更することができるように構成されている。
このような変形例1によっても、上記の実施の形態と同様の作用効果が奏される。この場合には、ガイドベーン7のケーシング2への取付け位置を変えることにより、ガイドベーン7のケーシング2への取付け深さを変えることができ、要求されるポンプ性能に応じてガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量を容易に変更することができる。
<変形例2>
また、図5には、ガイドベーン7の変形例2が示される。図5の例では、ガイドベーン7の根端部8は略角柱状(図5の例では略4角柱状)であり、根端部8の外面に1対の4角柱状の係合凸部11が形成されている。ガイドベーン取付け部6の凹部10の内面形状は、ガイドベーン7の根端部8の外面形状(略角柱状)に対応した形状であり、凹部10の内面には、係合凸部11の形状に対応した形状(係合凸部11が嵌合する形状)の3対の係合凹部12が形成されている。各対の係合凹部12が、ケーシング2への取付け位置に対応している。例えば、図5の例では、ガイドベーン7は、取付け位置「1」から取付け位置「3」までの3つの取付け位置を有している。この場合も、変形例1と同様、ケーシング2への取付け位置は、ケーシング2への取付け深さであり、各取付け位置は、ガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量にそれぞれ対応している。そして、このガイドベーン7も、羽根車5の回転軸Pと平行な方向に沿ってケーシング2から引き抜いて、ケーシング2への取付け位置を変更することができるように構成されている。
また、図5には、ガイドベーン7の変形例2が示される。図5の例では、ガイドベーン7の根端部8は略角柱状(図5の例では略4角柱状)であり、根端部8の外面に1対の4角柱状の係合凸部11が形成されている。ガイドベーン取付け部6の凹部10の内面形状は、ガイドベーン7の根端部8の外面形状(略角柱状)に対応した形状であり、凹部10の内面には、係合凸部11の形状に対応した形状(係合凸部11が嵌合する形状)の3対の係合凹部12が形成されている。各対の係合凹部12が、ケーシング2への取付け位置に対応している。例えば、図5の例では、ガイドベーン7は、取付け位置「1」から取付け位置「3」までの3つの取付け位置を有している。この場合も、変形例1と同様、ケーシング2への取付け位置は、ケーシング2への取付け深さであり、各取付け位置は、ガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量にそれぞれ対応している。そして、このガイドベーン7も、羽根車5の回転軸Pと平行な方向に沿ってケーシング2から引き抜いて、ケーシング2への取付け位置を変更することができるように構成されている。
このような変形例2によっても、上記の実施の形態と同様の作用効果が奏される。この場合には、ガイドベーン7のケーシング2への取付け位置を変えることにより、ガイドベーン7のケーシング2への取付け深さを変えることができ、要求されるポンプ性能に応じてガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量を容易に変更することができる。
<変形例3>
また、図6には、ガイドベーン7の変形例3が示される。図6の例では、ガイドベーン7の根端部8は略角柱状(図6の例では略4角柱状)であり、根端部8の外面に3対の3角柱状の係合凸部11が形成されている。ガイドベーン取付け部6の凹部10の内面形状は、ガイドベーン7の根端部8の外面形状(略角柱状)に対応した形状であり、凹部10の内面には、係合凸部11の形状に対応した形状(係合凸部11が嵌合する形状)の4対の係合凹部12が形成されている。各対の係合凹部12が、ケーシング2への取付け位置に対応している。例えば、図6の例では、ガイドベーン7は、取付け位置「1」から取付け位置「4」までの4つの取付け位置を有している。この場合も、変形例1や変形例2と同様、ケーシング2への取付け位置は、ケーシング2への取付け深さであり、各取付け位置は、ガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量にそれぞれ対応している。そして、このガイドベーン7も、羽根車5の回転軸Pと平行な方向に沿ってケーシング2から引き抜いて、ケーシング2への取付け位置を変更することができるように構成されている。
また、図6には、ガイドベーン7の変形例3が示される。図6の例では、ガイドベーン7の根端部8は略角柱状(図6の例では略4角柱状)であり、根端部8の外面に3対の3角柱状の係合凸部11が形成されている。ガイドベーン取付け部6の凹部10の内面形状は、ガイドベーン7の根端部8の外面形状(略角柱状)に対応した形状であり、凹部10の内面には、係合凸部11の形状に対応した形状(係合凸部11が嵌合する形状)の4対の係合凹部12が形成されている。各対の係合凹部12が、ケーシング2への取付け位置に対応している。例えば、図6の例では、ガイドベーン7は、取付け位置「1」から取付け位置「4」までの4つの取付け位置を有している。この場合も、変形例1や変形例2と同様、ケーシング2への取付け位置は、ケーシング2への取付け深さであり、各取付け位置は、ガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量にそれぞれ対応している。そして、このガイドベーン7も、羽根車5の回転軸Pと平行な方向に沿ってケーシング2から引き抜いて、ケーシング2への取付け位置を変更することができるように構成されている。
このような変形例3によっても、上記の実施の形態と同様の作用効果が奏される。この場合には、ガイドベーン7のケーシング2への取付け位置を変えることにより、ガイドベーン7のケーシング2への取付け深さを変えることができ、要求されるポンプ性能に応じてガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量を容易に変更することができる。
<変形例4>
例えば、図7には、ガイドベーン7の変形例4が示される。図7の例では、ガイドベーン7の根端部8は略円柱状であり、根端部8の外面に1つの4角柱状の係合凸部11が形成されている。ガイドベーン取付け部6の凹部10の内面形状は、ガイドベーン7の根端部8の外面形状(略円柱状)に対応した形状であり、凹部10の内面には、係合凸部11の形状に対応した形状(係合凸部11が嵌合する形状)の5つの係合凹部12が形成されている。各係合凹部12が、ケーシング2への取付け位置に対応している。例えば、図7の例では、ガイドベーン7は、取付け位置「1」から取付け位置「5」までの5つの取付け位置を有している。この場合、ケーシング2への取付け位置は、ケーシング2への取付け角度であり、各取付け位置は、ガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量にそれぞれ対応している。そして、このガイドベーン7も、羽根車5の回転軸Pと平行な方向に沿ってケーシング2から引き抜いて、ケーシング2への取付け位置を変更することができるように構成されている。
例えば、図7には、ガイドベーン7の変形例4が示される。図7の例では、ガイドベーン7の根端部8は略円柱状であり、根端部8の外面に1つの4角柱状の係合凸部11が形成されている。ガイドベーン取付け部6の凹部10の内面形状は、ガイドベーン7の根端部8の外面形状(略円柱状)に対応した形状であり、凹部10の内面には、係合凸部11の形状に対応した形状(係合凸部11が嵌合する形状)の5つの係合凹部12が形成されている。各係合凹部12が、ケーシング2への取付け位置に対応している。例えば、図7の例では、ガイドベーン7は、取付け位置「1」から取付け位置「5」までの5つの取付け位置を有している。この場合、ケーシング2への取付け位置は、ケーシング2への取付け角度であり、各取付け位置は、ガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量にそれぞれ対応している。そして、このガイドベーン7も、羽根車5の回転軸Pと平行な方向に沿ってケーシング2から引き抜いて、ケーシング2への取付け位置を変更することができるように構成されている。
このような変形例4によっても、上記の実施の形態と同様の作用効果が奏される。この場合も、ガイドベーン7のケーシング2への取付け位置を変えることにより、ガイドベーン7のケーシング2への取付け角度を変えることができ、要求されるポンプ性能に応じてガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量を容易に変更することができる。
<変形例5>
例えば、図8には、ガイドベーン7の変形例5が示される。図8の例では、ガイドベーン7の根端部8は略円柱状であり、根端部8の外面に14個の3角柱状の係合凸部11が形成されている。ガイドベーン取付け部6の凹部10の内面形状は、ガイドベーン7の根端部8の外面形状(略円柱状)に対応した形状であり、凹部10の内面には、係合凸部11の形状に対応した形状(係合凸部11が嵌合する形状)の10個の係合凹部12が形成されている。各係合凹部12が、ケーシング2への取付け位置に対応している。例えば、図8の例では、ガイドベーン7は、取付け位置「1」から取付け位置「10」までの10個の取付け位置を有している。この場合、ケーシング2への取付け位置は、ケーシング2への取付け角度であり、各取付け位置は、ガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量にそれぞれ対応している。そして、このガイドベーン7も、羽根車5の回転軸Pと平行な方向に沿ってケーシング2から引き抜いて、ケーシング2への取付け位置を変更することができるように構成されている。
例えば、図8には、ガイドベーン7の変形例5が示される。図8の例では、ガイドベーン7の根端部8は略円柱状であり、根端部8の外面に14個の3角柱状の係合凸部11が形成されている。ガイドベーン取付け部6の凹部10の内面形状は、ガイドベーン7の根端部8の外面形状(略円柱状)に対応した形状であり、凹部10の内面には、係合凸部11の形状に対応した形状(係合凸部11が嵌合する形状)の10個の係合凹部12が形成されている。各係合凹部12が、ケーシング2への取付け位置に対応している。例えば、図8の例では、ガイドベーン7は、取付け位置「1」から取付け位置「10」までの10個の取付け位置を有している。この場合、ケーシング2への取付け位置は、ケーシング2への取付け角度であり、各取付け位置は、ガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量にそれぞれ対応している。そして、このガイドベーン7も、羽根車5の回転軸Pと平行な方向に沿ってケーシング2から引き抜いて、ケーシング2への取付け位置を変更することができるように構成されている。
このような変形例5によっても、上記の実施の形態と同様の作用効果が奏される。この場合も、ガイドベーン7のケーシング2への取付け位置を変えることにより、ガイドベーン7のケーシング2への取付け角度を変えることができ、要求されるポンプ性能に応じてガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量を容易に変更することができる。
<変形例6>
例えば、図9には、ガイドベーン7の変形例6が示される。図9の例では、ガイドベーン7の根端部8は略円柱状であり、根端部8の外面に3つの3角柱状の係合凸部11が形成されている。ガイドベーン取付け部6の凹部10の内面形状は、ガイドベーン7の根端部8の外面形状(略円柱状)に対応した形状であり、凹部10の内面には、係合凸部11の形状に対応した形状(係合凸部11が嵌合する形状)の10個の係合凹部12が形成されている。各係合凹部12が、ケーシング2への取付け位置に対応している。例えば、図9の例では、ガイドベーン7は、取付け位置「1」から取付け位置「6」までの6個の取付け位置を有している。この場合、ケーシング2への取付け位置は、ケーシング2への取付け角度であり、各取付け位置は、ガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量にそれぞれ対応している。そして、このガイドベーン7も、羽根車5の回転軸Pと平行な方向に沿ってケーシング2から引き抜いて、ケーシング2への取付け位置を変更することができるように構成されている。
例えば、図9には、ガイドベーン7の変形例6が示される。図9の例では、ガイドベーン7の根端部8は略円柱状であり、根端部8の外面に3つの3角柱状の係合凸部11が形成されている。ガイドベーン取付け部6の凹部10の内面形状は、ガイドベーン7の根端部8の外面形状(略円柱状)に対応した形状であり、凹部10の内面には、係合凸部11の形状に対応した形状(係合凸部11が嵌合する形状)の10個の係合凹部12が形成されている。各係合凹部12が、ケーシング2への取付け位置に対応している。例えば、図9の例では、ガイドベーン7は、取付け位置「1」から取付け位置「6」までの6個の取付け位置を有している。この場合、ケーシング2への取付け位置は、ケーシング2への取付け角度であり、各取付け位置は、ガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量にそれぞれ対応している。そして、このガイドベーン7も、羽根車5の回転軸Pと平行な方向に沿ってケーシング2から引き抜いて、ケーシング2への取付け位置を変更することができるように構成されている。
このような変形例6によっても、上記の実施の形態と同様の作用効果が奏される。この場合も、ガイドベーン7のケーシング2への取付け位置を変えることにより、ガイドベーン7のケーシング2への取付け角度を変えることができ、要求されるポンプ性能に応じてガイドベーン7の先端と羽根車5の外径との隙間量を容易に変更することができる。
以上のように、本発明にかかるポンプは、ポンプ性能の調整作業の作業性を向上させることができるという効果を有し、各種のポンプに適用され有用である。
1 ポンプ
2 ケーシング
3 流入口
4 流出口
5 羽根車
6 ガイドベーン取付け部
7 ガイドベーン
8 根端部
9 先端部
10 凹部
11 係合凸部
12 係合凹部
P 回転軸
F1 旋回流路
F2 流出流路
M 取付け位置表示
2 ケーシング
3 流入口
4 流出口
5 羽根車
6 ガイドベーン取付け部
7 ガイドベーン
8 根端部
9 先端部
10 凹部
11 係合凸部
12 係合凹部
P 回転軸
F1 旋回流路
F2 流出流路
M 取付け位置表示
Claims (5)
- 回転軸を中心として回転する羽根車と、
前記羽根車が収容され、作動流体の流入口と前記作動流体の流出口とを有するケーシングと、
前記ケーシングの内部に着脱可能に取り付けられ、前記ケーシングの内部において形成される前記作動流体の旋回流路と前記ケーシングの内部から前記流出口へ向かう前記作動流体の流出流路とを分岐するガイドベーンと、
を備え、
前記ガイドベーンは、前記ケーシングへの複数の取付け位置を有し、
前記取付け位置は、前記ガイドベーンの先端と前記羽根車の外径との隙間量に対応しており、
前記ガイドベーンは、前記羽根車の回転軸と平行な方向に沿って前記ケーシングから引き抜いて、前記ケーシングへの取付け位置を変更することができるように構成されていることを特徴とするポンプ。 - 前記ケーシングは、第1係合部を有し、
前記ガイドベーンは、前記ケーシングに取り付けられた状態で前記第1係合部と係合する第2係合部を有し、
前記ガイドベーンを前記ケーシングから引き抜くと、前記第1係合部と前記第2係合部の係合が解除される、請求項1に記載のポンプ。 - 前記ケーシングへの取付け位置は、前記ケーシングへの取付け角度である、請求項1または2に記載のポンプ。
- 前記ケーシングへの取付け位置は、前記ケーシングへの取付け深さである、請求項1または2に記載のポンプ。
- 前記ケーシングと前記ガイドベーンには、前記ガイドベーンの前記ケーシングへの取付け位置を示す取付け位置表示が設けられている、請求項1〜4のいずれかに記載のポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016077736A JP2017186992A (ja) | 2016-04-08 | 2016-04-08 | ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016077736A JP2017186992A (ja) | 2016-04-08 | 2016-04-08 | ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017186992A true JP2017186992A (ja) | 2017-10-12 |
Family
ID=60043915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016077736A Pending JP2017186992A (ja) | 2016-04-08 | 2016-04-08 | ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017186992A (ja) |
-
2016
- 2016-04-08 JP JP2016077736A patent/JP2017186992A/ja active Pending
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