JP2017185232A - 血液浄化器 - Google Patents
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Abstract
Description
〔1〕 体外循環血液を浄化する血液浄化器であって、上記血液浄化器は、血液入口を有する動脈側端部と、上記体外循環血液を浄化する単一の血液浄化部と、血液出口を有する静脈側端部とを有し、上記動脈側端部及び/又は上記静脈側端部に、上記体外循環血液に補液を供給するための補液入口をさらに有する、血液浄化器。
〔2〕 上記動脈側端部及び/又は上記静脈側端部に、上記体外循環血液と上記補液入口から流入する補液とを均一に混合するための混合手段をさらに有する、項目〔1〕に記載の血液浄化器。
〔3〕 上記血液浄化器は、上記体外循環血液に透析液を接触させて血液を浄化する血液透析器である、項目〔1〕又は〔2〕に記載の血液浄化器。
〔4〕 上記血液浄化器は、中空糸の内側を流れる体外循環血液に、上記中空糸の外側を流れる透析液を接触させて血液を浄化する中空糸型血液透析器である、項目〔3〕に記載の血液浄化器。
〔5〕 上記透析液を補液として上記体外循環血液に供給するオンライン型血液浄化装置とともに用いられる、項目〔3〕又は〔4〕に記載の血液浄化器。
〔6〕 上記動脈側端部及び/又は上記静脈側端部に、血液浄化の間に混入又は発生する気体を捕獲することができる所定容量をもつ内部空間を有する、項目〔1〕〜〔5〕のいずれか一項に記載の血液浄化器。
〔7〕 上記補液入口に補液を直接供給するための少なくとも1つの補液供給流路と、上記体外循環血液の流れの異常を検出するための、上記補液供給流路を流れる補液の圧力を測定する補液圧力測定手段とを有する、繰り返し使用可能な血液浄化装置とともに用いられる、項目〔1〕〜〔6〕のいずれか一項に記載の血液浄化器。
〔8〕 上記血液浄化器は、上記補液入口に接続された補液入口管状部材をさらに有する、項目〔1〕〜〔7〕のいずれか一項に記載の血液浄化器。
図1は、本発明の実施形態による血液浄化器を示す模式図である。本実施形態の血液浄化器は、体外循環血液を浄化する血液浄化器(200)であって、上記血液浄化器は、血液入口(203)を有する動脈側端部(201)と、上記体外循環血液を浄化する単一の血液浄化部(216)と、血液出口(204)を有する静脈側端部(202)とを有し、上記動脈側端部及び/又は上記静脈側端部に、上記体外循環血液に補液を供給するための補液入口(207)をさらに有する。
本実施形態の血液浄化器は、動脈側端部に血液入口を有し、静脈側端部に血液出口を有しており、体外循環血液を通すことができる。血液浄化処理の際には、血液入口に血液入口管状部材が接続され、血液出口には血液出口管状部材が接続されて血液回路を構成し、体外循環血液が流れることができる。
本実施形態の血液浄化器は、その動脈側端部及び静脈側端部のうち少なくとも一方に補液入口を有していればよい(図1(i)又は(ii))。これによって、血液入口管状部材及び血液出口管状部材のうち少なくとも一方における補液入口管状部材(405)及びその接続部材(407)が必要なくなるため、血液回路を単純化することができ、過誤防止に寄与し、経済性に優れる。
本実施形態の血液浄化器は、動脈側端部及び/又は静脈側端部の補液入口に接続された補液入口管状部材をさらに有してもよい。補液入口管状部材は、使用時に、血液浄化装置の補液供給流路に接続され、補液を流すことができる。
本実施形態の血液浄化器は、動脈側端部及び/又は静脈側端部に、体外循環血液と補液入口から流入する補液とを均一に混合するための混合手段をさらに有していてもよい。
本実施形態の血液浄化器は、動脈側端部及び/又は静脈側端部に、血液浄化の間に混入又は発生する気体を捕獲することができる所定容量をもつ内部空間を有していてもよい。
本実施形態の血液浄化器は、動脈側端部に薬剤投入口(図示せず)をさらに有していてもよい。血液浄化処理の際には、血液と空気との接触による体外循環血液の凝固を防止するため、抗凝固薬を投入することがある。従来は、血液入口管状部材等に薬剤投入口(図示せず)が設けられていた。これに対して、本実施形態において、血液浄化器の動脈側端部に薬剤投入口をさらに有する場合、従来の薬剤投入口が必要なくなり、血液回路がより単純化され、過誤防止に寄与する。
本実施形態において、血液浄化器の種類は、血液を浄化することができれば特に限定されない。本願明細書において、「血液の浄化」(「血液浄化処理」ともいう。)は、血液中から余分な水分や老廃物等を取り除くことを含む処理をいう。血液中から余分な水分や老廃物等を取り除く原理としては、拡散、濾過、及び吸着等が挙げられる。本実施形態において、血液浄化処理は、以下に限定されないが、拡散、濾過、吸着、及びこれらの組合せによる浄化を包含し、本実施形態の血液浄化器は、何れの血液浄化処理にも使用することができる。
本実施形態の血液浄化器は、体外循環血液へ補液を供給することができる血液浄化装置とともに用いることができる。
本実施形態の血液浄化器と共に用いられる血液浄化装置は、血液浄化器の動脈側端部及び/又は静脈側端部に設けられた補液入口に補液を供給するための少なくとも1つの補液供給流路を有するものであってよい。補液供給流路は、使用時に、血液浄化器の補液入口と接続され、補液が流れることができる。
本実施形態の血液浄化器と共に用いられる血液浄化装置は、補液入口に補液を直接供給するための少なくとも1つの補液供給流路と、体外循環血液の流れの異常を検出するための、補液供給流路を流れる補液の圧力を測定する補液圧力測定手段とを有する、血液浄化装置であってよい。
本実施形態の血液浄化器と共に用いられる血液浄化装置は、血液浄化器に透析液を供給するための透析液供給流路、及び血液透析器から透析液を回収するための透析液回収流路をさらに有していてもよい。血液浄化装置が、血液浄化器に透析液を供給するための透析液供給流路、及び血液透析器から透析液を回収するための透析液回収流路をさらに有することにより、HD及びHDF等による血液透析処理にも使用することができ、汎用性が高くなる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を説明するが、本発明は、以下の好ましい実施形態に限定されるものではない。
101 補液供給流路
102 補液圧力測定手段
103 透析液供給流路
104 透析液回収流路
105 補液(透析液)供給源
106 送液ポンプ
200 血液浄化器
201 動脈側端部
202 静脈側端部
203 血液入口
204 血液出口
207 補液入口
208 本体容器
209 中空糸の束
210 封止部材
211 透析液入口
212 透析液出口
213 混合手段
214 内部空間
215 補液入口管状部材
216 血液浄化部
300 体外循環血液
400 血液回路
401 血液入口管状部材
402 血液出口管状部材
403 ドリップチャンバー
404 圧力測定用管状部材
405 補液入口管状部材
406 プライミングライン
407 接続部材
408 疎水性フィルター
Claims (8)
- 体外循環血液を浄化する血液浄化器であって、
前記血液浄化器は、血液入口を有する動脈側端部と、上記体外循環血液を浄化する単一の血液浄化部と、血液出口を有する静脈側端部とを有し、
前記動脈側端部及び/又は前記静脈側端部に、前記体外循環血液に補液を供給するための補液入口をさらに有する、血液浄化器。 - 前記動脈側端部及び/又は前記静脈側端部に、前記体外循環血液と前記補液入口から流入する補液とを均一に混合するための混合手段をさらに有する、請求項1に記載の血液浄化器。
- 前記血液浄化器は、前記体外循環血液に透析液を接触させて血液を浄化する血液透析器である、請求項1又は2に記載の血液浄化器。
- 前記血液浄化器は、中空糸の内側を流れる体外循環血液に、前記中空糸の外側を流れる透析液を接触させて血液を浄化する中空糸型血液透析器である、請求項3に記載の血液浄化器。
- 前記透析液を補液として前記体外循環血液に供給するオンライン型血液浄化装置とともに用いられる、請求項3又は4に記載の血液浄化器。
- 前記動脈側端部及び/又は前記静脈側端部に、血液浄化の間に混入又は発生する気体を捕獲することができる所定容量をもつ内部空間を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の血液浄化器。
- 前記補液入口に補液を直接供給するための少なくとも1つの補液供給流路と、前記体外循環血液の流れの異常を検出するための、前記補液供給流路を流れる補液の圧力を測定する補液圧力測定手段とを有する、血液浄化装置とともに用いられる、請求項1〜6のいずれか一項に記載の血液浄化器。
- 前記血液浄化器は、前記補液入口に接続された補液入口管状部材をさらに有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の血液浄化器。
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