JP2017184635A - 麺類とその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 (A)グルコースを構成糖とし、(B)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有し、(C)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形分当たり25質量%以上50質量%以下生成し、かつ(D)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が40質量%以上である分岐α−グルカン混合物を、無水物換算で、固形分当たり、2質量%以上10質量%未満含有してなる麺類、その製造方法、及び麺類製造用プレミックス粉を提供することによって、上記課題を解決する。
【選択図】 なし
Description
(A)グルコースを構成糖とし、
(B)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有し、
(C)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形分当たり25質量%以上50質量%以下生成し、かつ
(D)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が40質量%以上である。
(A)グルコースを構成糖とし、
(B)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有し、
(C)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形分当たり25質量%以上50質量%以下生成し、かつ
(D)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が40質量%以上である。
(A)グルコースを構成糖とし、
(B)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有し、
(C)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形分当たり25質量%以上50質量%以下生成し、かつ
(D)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が40質量%以上である。
(A)グルコースを構成糖とし、
(B)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有し、
(C)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形分当たり25質量%以上50質量%以下生成し、かつ
(D)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が40質量%以上である。
(F)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基との合計が全グルコース残基の60%以上を占める。
(H)α−1,3,6結合したグルコース残基が全グルコース残基の0.5%以上である。
(J)重量平均分子量(Mw)を数平均分子量(Mn)で除した値(Mw/Mn)が20未満である。
(A)グルコースを構成糖とし、
(B)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有し、
(C)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形分当たり25質量%以上50質量%以下生成し、かつ
(D)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が40質量%以上である。
以下、実験に基づいて、本発明をより詳細に説明する。
(1)概要
水溶性食物繊維として、分岐α−グルカン混合物及び市販の水溶性食物繊維含有製品のいずれかを用いて麺類をそれぞれ調製し、それらを茹で上げたときの麺類中の食物繊維の歩留まりについて比較検討した。
<被験試料としての、うどん生麺の調製>
後述する実施例1で用いられている分岐α−グルカン混合物(無水物換算での水溶性食物繊維含量は、固形分当たり、80質量%)を、当該分岐α−グルカン混合物中に含まれる食物繊維の無水物換算で、得られる麺類の質量(固形分)当たり、5質量%(理論値)となるように添加した以外は、実施例1と同様にして、うどん生麺(被験試料A1)を調製した。また、分岐α−グルカン混合物に代えて、市販の水溶性食物繊維である、商品名『ファイバーソル2』(無水物換算での食物繊維含量は、固形分当たり、90%、松谷化学工業株式会社製)、商品名『ニュートリオース』(無水物換算での食物繊維含量は、固形分当たり、85%、ロケットジャパン株式会社製)、又は商品名『ライテスII』(無水物換算での食物繊維含量は、固形分当たり、80質量%、ダニスコジャパン株式会社製)]を用いた以外は、被験試料A1と同様にして、3種類のうどん生麺(被験試料A2乃至A4)を調製した。なお、対照として、分岐α−グルカン混合物を用いない以外は、被験試料A1と同様にして調製した、うどん生麺を用いた。
平成8年5月20日付の厚生省告示第146号の栄養表示基準、『栄養成分等の分析方法等(栄養表示基準別表第1の第3欄に掲げる方法)』における第8項の「食物繊維」の(1)、(2)の記載内容に準じて、茹で上げ前の各被験試料中の食物繊維含量を求めた。すなわち、茹で上げ前の被験試料A1乃至A4それぞれにつき、エタノール沈澱処理し、可溶性画分と不溶性画分とに分け、それら画分に含まれる食物繊維含量を合算して、被験試料A1乃至A4中の総食物繊維含量を求めた。
茹で上げ後の各被験試料A1乃至A4の食物繊維含量は、下記手順で茹で上げた麺を用いた以外は、前記茹で上げ前の各被験試料中の総食物繊維含量の測定と同様にして行った。
(1)概要
実験1において、分岐α−グルカン混合物を用いて調製した食物繊維含量を高めた麺類にあっては、他の食物繊維を用いて調製した麺類と比べ、茹で上がり時間が短縮される傾向にあることが観察されたことから、本実験では、分岐α−グルカン混合物が麺類の茹で上がり時間に及ぼす影響について詳細に調べた。
<被験試料の調製>
食物繊維として、実験1で用いたと同じ分岐α−グルカン混合物を用い、最終的に得られる麺類の質量(固形分)当たりの、当該分岐α−グルカン混合物を、無水物換算で、固形分当たり、0.5、1、2、3、5又は10質量%となるように配合した以外は実施例1と同様にして生地を調製し、成形(厚さ3×幅4mm)し、6種類のうどん生麺(被験試料B1乃至B6)を得た。対照として、分岐α−グルカン混合物を添加しない以外は、前記被験試料と同様にして調製した、うどん生麺を用いた。
被験試料B1乃至B6と対照のうどん生麺をそれぞれ、てぼに取り、沸騰水中で穏やかに撹拌しつつ、麺を茹でながら、茹で麺を経時的にサンプリングし、その都度試食し、うどん生麺を沸騰水中に投入してから麺が茹で上がるまでに要する時間を計測した。結果は表2に示す。
小麦粉(中力粉)315質量部、化工澱粉135質量部、グルテン13.5質量部、及び濃度10質量%の食塩水202.5質量部を汎用のうどん混合機にて混練し、更に、国際公開第WO2008/136331号パンフレットの実施例5に開示された方法に準じて得た、下記(ア)乃至(セ)の特性を有する分岐α−グルカン混合物を25質量部添加し、混練し、生地を調製した。得られた生地を汎用の製麺機に移し、成形(厚さ3×幅4mm)し、本発明の食物繊維含量を高めたうどん生麺を得た。
(ア)グルコースを構成糖とする。
(イ)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有する。
(ウ)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形分当たり約40質量%生成する。
(エ)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が約80質量%である。
(オ)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基の比が約1:2.6である。
(カ)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基との合計が全グルコース残基の約69%を占める。
(キ)α−1,3結合したグルコース残基が全グルコース残基の2.5%である。
(ク)α−1,3,6結合したグルコース残基が全グルコース残基の6.3%である。
(ケ)ゲル濾過高速液体クロマトグラムに基づく分子量分布分析による重量平均分子量(Mw)が約4,700ダルトンであり、かつ
(コ)重量平均分子量(Mw)を数平均分子量(Mn)で除した値(Mw/Mn)が2.1である。
(サ)固形分当たり、グルコース重合度(DP)9以上の分岐α−グルカン含量が約90質量%である。
(シ)DP1乃至8の単糖乃至オリゴ糖の合計含量が約10質量%である。
(ス)DEが約7である。
(セ)水分含量が約8質量%である。
小麦粉(中力粉)330質量部、化工澱粉125質量部、グルテン10.5質量部、及び濃度10質量%の食塩水200質量部を汎用のうどん混合機にて混練し、更に、国際公開第WO2008/136331号パンフレットの実施例3に開示された方法に準じて得た、下記(ア)乃至(セ)の特性を有する分岐α−グルカン混合物を22質量部添加し、混練し、生地を調製した。得られた生地を汎用の製麺機に移し、成形(厚さ3×幅4mm)し、本発明の食物繊維含量を高めたうどん生麺を得た。
(ア)グルコースを構成糖とする。
(イ)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有する。
(ウ)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形分当たり約35質量%生成する。
(エ)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が約76質量%である。
(オ)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基の比が約1:1.3である。
(カ)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基との合計が全グルコース残基の約70%を占める。
(キ)α−1,3結合したグルコース残基が全グルコース残基の3.0%である。
(ク)α−1,3,6結合したグルコース残基が全グルコース残基の4.8%である。
(ケ)ゲル濾過高速液体クロマトグラムに基づく分子量分布分析による重量平均分子量(Mw)が約6,200ダルトンであり、かつ
(コ)重量平均分子量(Mw)を数平均分子量(Mn)で除した値(Mw/Mn)が2.2である。
(サ)固形分当たり、グルコース重合度(DP)9以上の分岐α−グルカン含量が約91質量%である。
(シ)DP1乃至8の単糖乃至オリゴ糖の合計含量が約9質量%である。
(ス)DEが約7.5である。
(セ)水分含量が約8質量%である。
国際公開第WO2008/136331号パンフレットの実施例4に開示された方法に準じて得た下記(ア)乃至(セ)の特性を有する分岐α−グルカン混合物を50質量部、食塩5質量部とアルコール製剤20質量部とを精製水290質量部に添加し、湯煎して溶解し、得られる水溶液にセモリナ粉500質量部と準強力粉500質量部とを添加し、次いで、オリーブオイル40質量部を添加し、汎用の撹拌機にて15分間混練し、得られた生地を真空容器に入れ、容器内を真空にし、室温で一夜静置した後、圧延し、汎用の製麺機に移し、成形し(直径2mm)、本発明の食物繊維含量を高めたパスタ生麺を製造した。
(ア)グルコースを構成糖とする。
(イ)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有する。
(ウ)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形物当たり約45質量%生成する。
(エ)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が約85質量%である。
(オ)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基の比が約1:2である。
(カ)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基との合計が全グルコース残基の約80%を占める。
(キ)α−1,3結合したグルコース残基が全グルコース残基の1.4%である。
(ク)α−1,3,6結合したグルコース残基が全グルコース残基の1.7%である。
(ケ)ゲル濾過高速液体クロマトグラムに基づく分子量分布分析による重量平均分子量(Mw)が約10,000ダルトンであり、かつ
(コ)重量平均分子量(Mw)を数平均分子量(Mn)で除した値(Mw/Mn)が2.9である。
(サ)固形分当たり、グルコース重合度(DP)9以上の分岐α−グルカン含量が約92質量%である。
(シ)DP1乃至8の単糖乃至オリゴ糖の合計含量が約8質量%である。
(ス)DEが約6である。
(セ)水分含量が約7質量%である。
汎用のうどん混合機に小麦粉(準強力粉)450質量部、食塩4.5質量部、かんすい4.5質量部、及び精製水147.6質量部を加えて混練し、これに実施例1乃至3のいずれかにおいて用いたと同じ分岐α−グルカン混合物を26質量部加え、更に混練し、生地を調製し、これを汎用の製麺機に移し、成形(直径1mm)し、3種類の本発明の食物繊維含量を高めた中華生麺を製造した。
粉類として、小麦粉(中力粉)300質量部及び化工(加工)澱粉120質量部と、更にグルテン12質量部、食塩18質量部、及び実施例1乃至3のいずれかにおいて用いたと同じ分岐α−グルカン混合物を28質量部を均一に撹拌混合し、乾燥し、容器に充填し、3種類の本発明の食物繊維含量を高めたうどん生麺用プレミッスク粉を得た。
粉類として、小麦粉(準強力粉)400質量部と、食塩4質量部と、商品名『ファイバリクサ(登録商標)』(分岐α−グルカン混合物、株式会社林原販売)を23質量部を均一に撹拌混合し、乾燥し、本発明の食物繊維含量を高めた中華生麺用プレミックス粉を製造した。
Claims (24)
- 下記(A)乃至(D)の特性を有する分岐α−グルカン混合物を、無水物換算で、固形分当たり、2質量%以上10質量%未満含有してなる麺類;
(A)グルコースを構成糖とし、
(B)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有し、
(C)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形分当たり25質量%以上50質量%以下生成し、かつ
(D)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が40質量%以上である。 - 前記分岐α−グルカン混合物が、更に下記(E)及び(F)の特性を有する分岐α−グルカン混合物であることを特徴とする請求項1に記載の麺類;
(E)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基の比が1:0.6乃至1:4の範囲にある;及び
(F)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基との合計が全グルコース残基の60%以上を占める。 - 前記分岐α−グルカン混合物が、更に下記(G)及び(H)の特性を有する分岐α−グルカン混合物であることを特徴とする請求項1又は2に記載の麺類;
(G)α−1,3結合したグルコース残基が全グルコース残基の0.5%以上10%未満である;及び
(H)α−1,3,6結合したグルコース残基が全グルコース残基の0.5%以上である。 - 前記分岐α−グルカン混合物が、更に下記(I)及び(J)の特性を有する分岐α−グルカン混合物であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の麺類;
(I)ゲル濾過高速液体クロマトグラムに基づく分子量分布分析による重量平均分子量(Mw)が約1,600乃至約81,000である;及び
(J)重量平均分子量(Mw)を数平均分子量(Mn)で除した値(Mw/Mn)が20未満である。 - 前記分岐α−グルカン混合物のデキストロース・エクイバレント(DE)が、6乃至8であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の麺類。
- 前記分岐α−グルカン混合物の水溶性食物繊維含量が、75乃至85質量%であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の麺類。
- 前記分岐α−グルカン混合物の固形分当たりのグルコース重合度(DP)9以上のグルカンの合計量が、85質量%以上であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の麺類。
- 麺類が、生麺、半生麺、干麺、蒸麺、茹麺、又は即席麺であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の麺類。
- 粉類と、下記(A)乃至(D)の特性を有する分岐α−グルカン混合物と、水とを混練して生地を調製し、これを成形することを特徴とする麺類の製造方法;
(A)グルコースを構成糖とし、
(B)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有し、
(C)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形分当たり25質量%以上50質量%以下生成し、かつ
(D)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が40質量%以上である。 - 分岐α−グルカン混合物を、無水物換算で、生地固形分当たり、2質量%以上10質量%未満含むように含有させることを特徴とする請求項9に記載の麺類の製造方法。
- 前記分岐α−グルカン混合物が、更に下記(E)乃至(F)の特性を有する分岐α−グルカン混合物であることを特徴とする請求項9又は10に記載の麺類の製造方法;
(E)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基の比が1:0.6乃至1:4の範囲にある;及び
(F)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基との合計が全グルコース残基の60%以上を占める。 - 前記分岐α−グルカン混合物が、更に下記(G)乃至(H)の特性を有する分岐α−グルカン混合物であることを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の麺類の製造方法;
(G)α−1,3結合したグルコース残基が全グルコース残基の0.5%以上10%未満である;及び
(H)α−1,3,6結合したグルコース残基が全グルコース残基の0.5%以上である。 - 前記分岐α−グルカン混合物が、更に下記(I)及び(J)の特性を有する分岐α−グルカン混合物であることを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の麺類の製造方法;
(I)ゲル濾過高速液体クロマトグラムに基づく分子量分布分析による重量平均分子量(Mw)が約1,600乃至約81,000である;及び
(J)重量平均分子量(Mw)を数平均分子量(Mn)で除した値(Mw/Mn)が20未満である。 - 前記分岐α−グルカン混合物のデキストロース・エクイバレント(DE)が、6乃至8であることを特徴とする請求項9乃至13のいずれかに記載の麺類の製造方法。
- 前記分岐α−グルカン混合物の水溶性食物繊維含量が、75乃至85質量%であることを特徴とする請求項9乃至14のいずれかに記載の麺類の製造方法。
- 前記分岐α−グルカン混合物の固形分当たりのグルコース重合度(DP)9以上のグルカンの合計量が、85質量%以上であることを特徴とする請求項9乃至15のいずれかに記載の麺類の製造方法。
- 粉類と分岐α−グルカン混合物とが予め混合されたプレミックス粉の状態にあることを特徴とする、請求項9乃至16のいずれかに記載の麺類の製造方法。
- 麺類が、生麺、半生麺、干麺、蒸麺、茹麺、又は即席麺であることを特徴とする請求項9乃至17のいずれかに記載の麺類の製造方法。
- 粉類に下記(A)乃至(D)の特性を有する分岐α−グルカン混合物を無水物換算で、固形分当たり、2質量%以上10質量%未満含有してなる麺類製造用プレミックス粉;
(A)グルコースを構成糖とし、
(B)α−1,4結合を介して連結したグルコース重合度3以上の直鎖状グルカンの一端に位置する非還元末端グルコース残基にα−1,4結合以外の結合を介して連結したグルコース重合度1以上の分岐構造を有し、
(C)イソマルトデキストラナーゼ消化により、イソマルトースを消化物の固形分当たり25質量%以上50質量%以下生成し、かつ
(D)高速液体クロマトグラフ法(酵素−HPLC法)により求めた水溶性食物繊維含量が40質量%以上である。 - 前記分岐α−グルカン混合物が、更に下記(E)及び(F)の特性を有する分岐α−グルカン混合物であることを特徴とする請求項19に記載の麺類製造用プレミックス粉;
(E)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基の比が1:0.6乃至1:4の範囲にある;及び
(F)α−1,4結合したグルコース残基とα−1,6結合したグルコース残基との合計が全グルコース残基の60%以上を占める。 - 前記分岐α−グルカン混合物が、更に下記(G)及び(H)の特性を有する分岐α−グルカン混合物であることを特徴とする請求項19又は20に記載の麺類製造用プレミックス粉;
(G)α−1,3結合したグルコース残基が全グルコース残基の0.5%以上10%未満である;及び
(H)α−1,3,6結合したグルコース残基が全グルコース残基の0.5%以上である。 - 前記分岐α−グルカン混合物のデキストロース・エクイバレント(DE)が、6乃至8であることを特徴とする、請求項19乃至21のいずれかに記載の麺類製造用プレミックス粉。
- 前記分岐α−グルカン混合物の水溶性食物繊維含量が、75乃至85質量%であることを特徴とする、請求項19乃至22のいずれかに記載の麺類製造用プレミックス粉。
- 前記分岐α−グルカン混合物中のグルコース重合度(DP)9以上の糖質の無水物換算での合計量が、固形分当たり、85質量%以上であることを特徴とする、請求項19乃至23のいずれかに記載の麺類製造用プレミックス粉。
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