JP2017184566A - 熱光発電装置及び熱光発電システム - Google Patents

熱光発電装置及び熱光発電システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017184566A
JP2017184566A JP2016072294A JP2016072294A JP2017184566A JP 2017184566 A JP2017184566 A JP 2017184566A JP 2016072294 A JP2016072294 A JP 2016072294A JP 2016072294 A JP2016072294 A JP 2016072294A JP 2017184566 A JP2017184566 A JP 2017184566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photoelectric conversion
heat
unit
radiation
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016072294A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6653918B2 (ja
Inventor
真大 末光
Masahiro Suemitsu
真大 末光
禎 齋藤
Tei Saito
禎 齋藤
野田 進
Susumu Noda
進 野田
卓 浅野
Taku Asano
卓 浅野
ゾイサ メーナカ デ
De Zoysa Menaka
ゾイサ メーナカ デ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoto University
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Kyoto University
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoto University, Osaka Gas Co Ltd filed Critical Kyoto University
Priority to JP2016072294A priority Critical patent/JP6653918B2/ja
Publication of JP2017184566A publication Critical patent/JP2017184566A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6653918B2 publication Critical patent/JP6653918B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】発電効率の高い熱光発電装置を提供する。【解決手段】熱を輻射光に変換する熱輻射光源として、熱光変換素子12を備えた平板状の輻射部10と、熱源から供給された熱を輻射部10に供給する熱供給部20と、輻射光を受光して発電する光電変換素子31を備えた平板状の光電変換部30と、光電変換部30を冷却する冷却部40とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、熱源から熱の供給を受ける熱供給部に熱伝導可能に立設された、熱を輻射光に変換する熱輻射光源を備えた平板状の輻射部と、輻射光を受光して発電する光電変換素子を備えた平板状の光電変換部と、を備え、熱輻射光源に光電変換素子を対向した状態で、光電変換部が輻射部に併設されている熱光発電装置に関する。
一般に、物体を加熱すると、物体を構成する物質および物体の温度に応じたスペクトルを有する光、すなわち輻射光を生じる。この輻射光を太陽電池セルで捉え発電する装置を、熱光発電(TPV)装置という(特許文献1)。
この、熱光発電装置は、特定の波長をより多く含んだ輻射光を発する(輻射する)熱輻射光源と、熱源からの熱を熱輻射光源に供給する熱供給部と、光電変換素子を備えた光電変換部と、を含んで構成される。
熱輻射光源は、例えば板状の金属材料からなる基材の一方を吸熱面とし、他方を輻射面として構成される。
熱供給部は、熱輻射光源の吸熱面と対向する状態で接触して配置される。光電変換部は、熱輻射光源を挟んで熱供給部とは反対側に、輻射面と対向して配置される。すなわち、光電変換部は、熱供給部に対向して配置される。
特開2014−217110号公報
上記のような熱光発電装置は、熱供給部と、熱輻射光源の吸熱面とが対向して接触して配置されるため、熱輻射光源の面積を任意に増やすことができない。さらに、熱輻射光源の種類(例えば光透過性の材料の場合)によっては、熱供給部から光電変換部の光電変換素子で変換できない波長の輻射光が漏えいして、光電変換部での発電に寄与せず損失となる。そしてこの場合、光電変換部は光電変換部の光電変換素子で変換できない波長の輻射光により加熱され、発電効率をさらに低下させてしまう。
さらに、光電変換素子は通常、熱輻射光源からの輻射光を受光した場合にも、受光した輻射光の全てを光電変換して発電することは出来ないため、発電と同時に発熱して、その発熱により発電効率が低下してしまう。
そこで、発電効率を低下させず、発電効率の高い熱光発電装置が望まれる。
本発明は、かかる実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、発電効率の高い熱光発電装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る熱光発電装置の特徴構成は、
熱を輻射光に変換する熱輻射光源を備えた平板状の輻射部と、熱源から供給された熱を前記輻射部に供給する熱供給部と、前記輻射光を受光して発電する光電変換素子を備えた平板状の光電変換部と、を備えた熱光発電装置において、
前記輻射部は、前記熱供給部に、前記熱供給部から熱伝導可能に立設されて、
前記光電変換部は、前記熱輻射光源に前記光電変換素子を対向させた状態で前記輻射部に併設され、
前記光電変換部を冷却する冷却部を備え、
前記光電変換部は、前記冷却部に立設されて、
前記光電変換素子は、前記冷却部に熱伝導可能に接続されている点にある。
通常、熱供給部の表面も材質と温度に応じて輻射面として機能し、特定の波長分布には制御されない輻射光を発することになる。熱供給部からの制御されない輻射光は、熱供給部を輻射部が覆う場合にも、輻射部を透過する場合がある。例えば輻射部が赤外透明ガラスなどの赤外透明基板のような、赤外線を透過可能な材料を含む場合、熱供給部からの制御されない輻射光は、容易に輻射部を透過する。
そして、熱供給部がたとえば面光源として輻射光を発する場合、熱供給部の輻射面と並行して設けられる面には、熱供給部からの輻射光が直角に入射して、最大の密度で熱供給部の輻射光が輻射されることになる。
しかし、上記構成によれば、光電変換部は、熱供給部に立設された輻射部と対向させた状態で併設されるため、熱供給部の表面と平行になる配置を回避することができ、熱供給部からの輻射光が直角に入射することは無い。特に、熱供給部に輻射部を垂直に立設して、光電変換部と、熱供給部からの輻射光が平行になる場合には、当該輻射光が光電変換部に入射することを回避できる。つまり、光電変換部が受ける熱供給部からの輻射光の密度を低下することができ、光電変換素子の、熱供給部からの輻射光による発熱が回避される構成になっている。
この場合に、光電変換素子は輻射部からの輻射光を受光して発電するのであるが、光電変換部は、輻射部からの輻射光によっても発熱する。たとえば、光電変換素子のバンドギャップエネルギーより短波長の光を光電変換素子が受光する場合は、バンド内緩和で発熱する。
しかし、冷却部に熱伝導可能な光電変換素子は、輻射部からの輻射光によって発熱した熱を、冷却部に逃がすことができる。したがって、光電変換部を、発電効率の高い温度で維持した状態で、発電させることができる。
したがって、上記構成によれば、光電変換素子の熱供給部からの輻射光による発熱を回避して、さらに輻射部からの輻射光による発熱を逃がしつつ、光電変換素子を所望の温度に維持することで、光電変換素子の変換効率の低下を回避して、発電効率の高い熱光発電装置を提供することができる。
本発明に係る熱光発電装置の更なる特徴構成は、
前記光電変換部は、両面に光電変換面を備えた光電変換素子である点にある。
上記構成によれば、光電変換部はその平板上の両面で輻射部からの輻射光を受光することができるため、同じスペースであっても相対的には大きな電力を得ることができる。
また、光電変換素子が受光する輻射部からの輻射光の一部は、光電変換素子を透過するのであるが、輻射部からの輻射光の一部が、光電変換部の一方の面に設けられた光電変換素子を透過する場合にも、光電変換部と対向させた状態で併設される輻射部で吸収させられる。よって、光電変換素子で利用できない光を再利用できる。
したがって、発電効率の低下を回避し、発電効率の高い熱光発電装置を提供することができる。
本発明に係る熱光発電装置の更なる特徴構成は、
前記輻射部は、赤外線を透過可能な材料で平板状に形成された赤外透明基板を備え、
前記赤外透明基板は、前記熱輻射光源として所定の波長が増幅された輻射光を輻射する熱光変換素子を平板部に備え、前記熱供給部に、前記熱供給部から熱伝導可能に接続されている点にある。
いわゆる赤外透明基板は、赤外域の光の吸収をほとんど持たないものである。したがって、赤外透明基板は赤外域の輻射をほとんど起こさない。
つまり、上記構成によれば、輻射光をほとんど発しない赤外透明基板によって、所定の波長が増幅された輻射光を輻射する熱光変換素子まで、制御されない輻射で熱のエネルギーをロスすることなく、熱供給部から熱を伝熱で供給し、所定の波長が増幅された輻射光を輻射として発することができる。
したがって、発電効率の高い熱光発電装置を提供することができる。
本発明に係る熱光発電装置の更なる特徴構成は、
前記輻射部と、前記光電変換部とが、交互に併設されている点にある。
上記構成によれば、少ないスペースに、高密度に輻射部と、光電変換部とを配置出来るため、発電効率の高い熱光発電装置をコンパクトに提供することができる。
本発明に係る熱光発電装置の更なる特徴構成は、
前記熱供給部と、前記光電変換部との間に、前記供給部からの輻射光を遮蔽する遮蔽部を備えた点にある。
上記構成によれば、熱供給部からの制御されない輻射光が光電変換部に供給されるのを回避できるため、光電変換部が加熱されず、発電効率の低下を回避できるから、発電効率の高い熱光発電装置を提供することができる。
本発明に係る熱光発電装置の更なる特徴構成は、
前記遮蔽部は、断熱材であり、前記断熱材は、前記熱供給部に覆設される点にある。
上記構成によれば、熱供給部が断熱材で被覆されて保温される。
したがって、熱供給部からの制御されない輻射光の輻射を抑制し、熱のエネルギーのロスを回避し、また光電変換部は加熱を回避し、発電効率の低下を回避できるから、発電効率の高い熱光発電装置を提供することができる。
本発明に係る熱光発電装置の更なる特徴構成は、
前記遮蔽部は、光を反射する光反射体であり、前記光反射体は、前記熱供給部に向けて光を反射するよう設けられているである点にある。
上記構成によれば、熱供給部からの輻射は光反射体によって再び熱供給部に戻される。
したがって、熱供給部からの制御されない輻射光の輻射を抑制し、熱のエネルギーのロスを回避し、また光電変換部は加熱を回避し、発電効率の低下を回避できるから、発電効率の高い熱光発電装置を提供することができる。
本発明に係る熱光発電装置を備えた熱光発電システムの特徴構成は、
熱光発電装置を、真空容器内に備える点にある。
上記構成によれば、大気等の雰囲気ガスによる対流で熱供給部がされたり、光電変換部が加熱されたりすることを回避できる
したがって、発電効率の高い熱光発電システムを提供することができる。
熱光発電装置および熱光発電システムの全体構造を示す断面図 熱光発電装置および熱光発電システムの全体構造を示す別の断面の模式図 熱光変換素子の一例を示す図 熱光変換素子の分光放射輝度の一例を示す図 熱光発電装置のエネルギーの変換効率の一例を説明する図 熱光発電装置および熱光発電システムの別の全体構造を示す図 光電変換部の発電密度の一例を説明する図
図1および図2に基づいて、本発明の実施形態に係る熱光発電装置100および熱光発電システム1について説明する。
本実施形態に係る熱光発電装置100は、熱を輻射光に変換する熱輻射光源として、熱光変換素子12を備えた平板状の輻射部10と、熱源から供給された熱を輻射部10に供給する熱供給部20と、輻射光を受光して発電する光電変換素子31を備えた平板状の光電変換部30と、を備えている。
また、光電変換部30を冷却する冷却部40を備えている。
本例の場合、熱供給部20に供給される熱の熱源は、例えばガスエンジンの排熱や、太陽光を集光した熱源を用いることができる。もちろんその他の熱源も利用可能であり、特定の熱源に限られない。熱供給部20の外周部は、たとえば鉄や銅、ステンレスなどの熱伝導性の高い金属などで形成される。本例ではステンレスで形成されている。
そして、熱光発電装置100は真空容器61を兼ねた冷却部40の真空の空間60に格納されている。
本例では空間60は、0.01mPaから1kPa程度の真空に保たれている。
本例では、輻射部10は、熱供給部20に対し、図1および図2における熱供給部20の上下方向に、立設して設けられている。本例では、輻射部10は、熱供給部20の表面に対し、直角に設けられている。
また、光電変換部30は、対抗する熱供給部20とは設置方向を逆向きに、冷却部40に立設されている。本例では、光電変換部30は、冷却部40に対し、直角に設けられている。
図2は、図1に示す熱光発電システム1の断面と直交する別の断面の模式的な断面図である。図2は、輻射部10と熱供給部20と光電変換部30とおよび冷却部40の関係を模式的に示すための便宜として、輻射部10と光電変換部30とを同一断面上に描いている。
したがって、輻射部10と光電変換部30とは、平行に併設されている。また、光電変換部30は、熱供給部20の表面に対して直交する向きに設けられている。
よって、熱供給部20の表面からの制御されない輻射光は、およそ大部分が光電変換部30に対して平行に発せられることになり、光電変換部30が熱供給部20の表面からの制御されない輻射光で加熱されることを回避できる。
また、輻射部10と光電変換部30とは、所定の間隔を隔てて設けられている。輻射部10と光電変換部30と、が物理的に接触することは無い。したがって、輻射部10と光電変換部30と、の間は熱的に隔離されている。
また、輻射部10と冷却部40とは、所定の間隔を隔てて設けられている。輻射部10と冷却部40と、が物理的に接触することは無い。したがって、輻射部10と冷却部40と、の間は熱的に隔離されている。
また、光電変換部30と熱供給部20とは、所定の間隔を隔てて設けられている。光電変換部30と熱供給部20と、が物理的に接触することは無い。したがって、光電変換部30と熱供給部20と、の間は熱的に隔離されている。
本例では図1および図2に示すように、断面が方形の空間60に、方形の平板状の輻射部10や、輻射部10に対応する方形で平板状の光電変換部30の場合を例示しているが、これら例示は説明上の便宜であって、これら形状に限定されるものでは無い。
以下、熱光発電装置100および熱光発電システム1について、さらに詳述する。
輻射部10は、熱供給部20からの熱を伝熱して熱光変換素子12へ供給するための赤外透明基板11を備えている。つまり、輻射部10は、赤外透明基板11と、熱光変換素子12とを含む。
輻射部10は、熱源からの高さが10〜100mmで形成するとよく、本例では10mmから100mm角程度の平板状に形成することができる。後述する光電変換部30との関係を考慮すると、とくに10mmから40mmが好ましい。輻射部10が小さすぎる場合は、経済的に不利益である。輻射部10が大き過ぎる場合は、熱供給部20からの熱の伝熱が十分でなく、やはり経済的に不利益である。
赤外透明基板11は、赤外線を透過可能な材料である。本例では、赤外透明基板11は、平板状に形成されている。
赤外透明基板11としてはたとえば、酸化マグネシウム、酸化ケイ素、シリコン炭化ケイ素(SiC)、ダイヤモンド、サファイア、アルミニウムナイトライド、ガリウムナイトライド、フッ化カルシウム、フッ化マグネシウム、ジンクセレン、フッ化バリウム、酸化ジルコニウム、酸化ハフニウム、酸化チタン、酸化イットリアなどを用いることができる。
本例では、赤外透明基板11としてサファイアを用いている。
この赤外透明基板11は、熱供給部20に立設されている。赤外透明基板11と、熱供給部20とは、熱的に接続して、熱伝導可能に接続されている。
そして、赤外透明基板11は、熱光変換素子12を支持する支持部として機能している。赤外透明基板11と、熱光変換素子12とは、熱的に接続して、熱伝導可能に接続されている。
本例では、赤外透明基板11は、熱供給部20の表面に設けた細溝に赤外透明基板11の一辺を圧入して固定されている。
したがって、熱供給部20と、熱光変換素子12とは、赤外透明基板11を介して熱伝導可能に形成されている。
赤外透明基板11は、本例では、所定の波長が増幅された輻射光を輻射する熱光変換素子12を平板部に備えている。
熱光変換素子12として用いるに好適な材料や部材としては、タンタルやタングステンなどの金属やシリコン炭化ケイ素などの半導体、その他の絶縁体、金属もしくは半導体もしくは絶縁体に周期構造等の加工を施し輻射を制御した部材を用いることができる。半導体もしくは絶縁体に周期構造等の加工を施し輻射を制御した部材としては、後述する、フォトニック結晶が特に好適である。
本例の熱光変換素子12は、所定の光学構造を備えたいわゆるフォトニック結晶を用いることができる。そして熱光変換素子12は、フォトニック結晶として、供給された熱をその光学構造に対応する波長を含む輻射光に変換する機能を有する。
熱光変換素子12は、たとえば半導体からなる屈折部13と、屈折部13の半導体よりも光屈折率の小さな光学基板14とを含んで備える。本例の熱光変換素子12は、赤外透明基板11から熱エネルギーを伝熱で受け取る。
この熱光変換素子12は、平板状に構成された光学基板14の、輻射光を放出させようとする方向の一方の面に、屈折部13を正方格子状に配置した構成を含む。
なお、屈折部13の配置は、正方格子状に限られない。
したがって、この屈折部13を備える面が、主として輻射光を放出させる向きになり、他方側の面は、屈折部13を備える面よりもやや弱い強度の輻射光を放出させる面になる。つまり、光学基板14の屈折部13を備える面側にやや強度が偏って、光学基板14の両面から輻射光が輻射される。
本例の場合、赤外透明基板11は、光学基板14の両面から輻射される輻射光を透過する。したがって、輻射部10の両面から、両面から輻射光が発せられる。
なお、屈折部13の配置は、正方格子状に限られない。例えば三角千鳥格子を含む、その他の配置、配列をも含み得る。
また、熱光変換素子12を構成する屈折部13および光学基板14は、二次元的な配置・配列には限定されず、三次元的な配置・配列をも含み得る。
屈折部13は、半導体で形成される。半導体には、真性半導体が含まれる。
本例では屈折部13は、Siの結晶で形成されている。
屈折部13として用いることの出来る、半導体としては、Si結晶のほかに、SiCを好適に用いることもできる。なお、SiやSiCは真性半導体である。
屈折部13は、本例では、光学基板14上に突起した状態で、円柱状に形成されている。本例では、熱光変換素子12は、一の光学基板14に屈折部13を備えた、一層でなる場合を示している。
一例を挙げると、屈折部13の直径dはおよそ200nmである。また、屈折部13の高さhはおよそ500nmである。屈折部13は正方格子状に配列され、正方格子の周期長a(隣り合う屈折部13の中心間の距離)はおよそ600nmである。
光学基板14は、可視光から遠赤外線に含まれる波長の光を透過可能な基板である。言い換えると、可視光から遠赤外線領域において吸収率を持たない基板である。
光学基板14は、可視光から遠赤外線に含まれる波長の光を透過可能な材料で形成されている。
本例では、この光学基板14は、本例では、赤外透明基板である。具体的にはサファイアを用いている。また、光学基板14は、本例では赤外透明基板11と一体に構成されている。
光学基板14に用いる可視光から遠赤外線に含まれる波長の光を透過可能な材料としては、たとえば、酸化マグネシウム、酸化ケイ素、SiC、ダイヤモンド、サファイア、アルミニウムナイトライド、ガリウムナイトライド、フッ化カルシウム、フッ化マグネシウム、ジンクセレン、フッ化バリウム、酸化ジルコニウム、酸化ハフニウム、酸化チタン、酸化イットリアなども好適に用いることができる。
冷却部40は、光電変換部30から供給される熱を受け取り、熱を蓄積せず、系外へ放出する部材である。つまり光電変換部30を冷却する部材である。
冷却部40は、公知の冷却方法で冷却するなどしてその機能を発揮させることができる。本例では、冷却部40は、ステンレス製の外壁(容器)中に、冷却水が通流する態様で構成されている。冷却部40は、この例示の態様に限定されず、その他同様の機能を有する方式や態様を含み得る。
光電変換部30は、受光した光を電気へ変換する光電変換素子31を含む部材である。
本例では、両面で受光し両面で発電することのできる光電変換素子31を用いている。
つまり、光電変換部30はその両面で輻射部10からの輻射光を受光して発電することができる。
光電変換部30は、光電変換部30を冷却する冷却部40に立設されて、光電変換素子31は、冷却部40に熱伝導可能に接続されている。
また、光電変換部30は、冷却部40に支持された状態で輻射部10に併設されている。
さらに、光電変換部30は、輻射部10に平行に、併設されている。そして、光電変換部30と熱供給部20と、の間は熱的に隔離されている。
光電変換部30は、平面で構成した熱光変換素子12の輻射面に光電変換素子31を対向させた状態で、輻射部10に併設されている。
そして、光電変換部30は、熱光変換素子12が輻射する輻射光を受光可能に設けられている。
本例では、光電変換部30の光電変換素子31は、冷却部40に熱伝導可能な状態で接続されており、冷却部40に立設して設けられ、輻射部10に平行に、併設されている。
光電変換部30は両面で受光し両面で発電することのできる光電変換素子31を用いているため、熱光変換素子12から発せられた光の内、光電変換素子31のバンドギャップエネルギー以下の波長の光を透過する。光電変換部30と熱光変換素子12を対向させ交互に併設させることにより、熱光変換素子12から発せられた光の内、光電変換素子を透過した光を、光電変換素子31を挟み隣接した熱光変換素子12で吸収させられる。したがって、光電変換素子31で利用できない光の再利用が可能となり、熱光発電装置100の効率が向上する。
光電変換素子31と、冷却部40とは熱的に接続されている。したがって、光電変換部30は、光電変換素子31から熱を受け取り、冷却部40にその熱を受け渡す機能を有する部材を別に備えていない。
具体的には、光電変換素子31と冷却部40に熱伝導可能な状態で、互いに直接接触して接続されている。本例では、光電変換素子31の一辺を冷却部40の表面に設けたスリットに、端部を圧入して固定されている。
光電変換部30ないし光電変換素子31は、冷却部からの高さが10〜100mmで形成するとよく、本例では10mmから40mm角程度の平板状に形成するとよい。光電変換部30が小さすぎる場合は、経済的に不利益である。光電変換部30が大き過ぎる場合は、冷却部40への伝熱が十分でなく、光電変換部の温度が上昇するため、光電変換の効率、つまり発電効率が低下して不利益である。
光電変換素子31は、光を電気に変換する部材である。
光電変換素子31としては、例えば一般的な太陽電池を用いることができる。たとえば、シリコン太陽電池、ガリウムアンチモン太陽電池、ゲルマニウム太陽電池、インジウムガリウムヒ素系太陽電池を用いることができる。もちろん光電変換素子31の具体的な様態は、これら例示に限定されるわけではない。
これら太陽電池は、受光して発電する場合に、バンド内緩和で発熱する。したがって、冷却部40が、光電変換素子31として用いる太陽電池を、熱伝導で直接冷却することで、太陽電池が高温になって発電効率が低下することを回避できる。
また、これら太陽電池は、長波長の光を受光すると、その光を吸収して発熱する。したがって、冷却部40が光電変換素子31として用いる太陽電池を冷却することで、太陽電池が高温になって発電効率が低下すること回避できる。
光電変換部30と光電変換素子31について補足する。
光電変換部30は光電変換素子31であり、光電変換素子31のそれぞれの面は、光電変換機能を有する面状の機能部として機能する。つまり、光電変換部30は、両面に光電変換面を備えた光電変換素子31である。
輻射部10と、光電変換部30との関係について補足する。
本例では、輻射部10と、光電変換部30とは、熱供給部20の長手方向に交互に繰りかえし、併設されている。
従って、輻射部10の両面から発せられる輻射光を、輻射部10の両面に対応して設けられる光電変換素子31がそれぞれ受光して発電する。
また、輻射部10と、光電変換部30とは、交互に繰りかえすように併設することで、熱供給部20の表面積に対して、より広い面積の輻射部10、すなわち熱光変換素子12とを設けて、熱エネルギーを効率よく輻射光に変換することができる。
補足すると、本例では、熱供給部20の表面により多くの輻射部10を設けることができるから、熱源から熱供給部20に供給される熱の熱エネルギーのうち、より多くのエネルギーを輻射部10からの制御された輻射光に変換し、相対的に熱供給部20からの制御されない輻射光に変換されてしまうエネルギーを減少させることができる。
光電変換素子31の発電に適する波長と、熱光変換素子12の輻射の発光スペクトルとは、互いに主要部分が一致して適する組合せにする必要がある。
たとえば熱光変換素子12としてシリコン太陽電池を用いる場合、光電変換素子31の発光スペクトルの波長のピークは1120nm未満とすることが好ましい。これは、シリコン太陽電池は一般に、波長が1120nmを超える光を光電変換することができないためである。その他の太陽電池セルを用いる場合にも、光電変換素子31の発光スペクトルの波長のピークは同様に定めることができる。
熱光変換素子12と光電変換素子31との関係について補足する。
熱光変換素子12として用いるに好適な材料として上記に例示列挙した部材は、いわゆる黒体に比べ、輻射光の所定の波長が増幅された分布がシャープな波長スペクトルを有するため、所定の光電変換素子31と組み合わせることで、高い発電効率を得ることができる。
ここで、発電効率とは、入力された熱エネルギーのうち、電気に変換されたエネルギーの割合を言う。
図4に、1000℃の場合の黒体(材質はSiC)の輻射の波長スペクトル(図4中のラインBB)と、1000℃の場合の本例で例示したフォトニック結晶を用いた熱光変換素子12の場合の輻射の波長スペクトル(図4中のラインEM)とを例示する。図4中、「SP」は、分光放射輝度を示す。
本例で例示したフォトニック結晶を用いた熱光変換素子12の場合の輻射の波長スペクトルは極めてシャープで、熱輻射光源として特に好ましい特徴を持つことがわかる。
図5に、1000℃の場合の本例で例示したフォトニック結晶を用いた熱光変換素子12の輻射光を、シリコン太陽電池で受光して発電した場合の発電効率を示す。図5中、グラフの縦軸の「Ef」は、効率を示す。また、図5中、グラフの横軸の「E」は電圧を示す。
この例では、シリコン太陽電池に適した約0.8vの解放電圧の場合に、68%もの高い変換効率を発揮することがわかる。
図7に、光電変換素子31がシリコン太陽電池である場合に、本例で例示したフォトニック結晶を用いた熱光変換素子12が1000℃の場合における輻射光を、光電変換部30の光電変換素子31で受光して発電した場合の、光電変換部30の単位面積当たりの発電量、すなわち発電密度を示す。
図7中、グラフの縦軸の「PD」は、発電密度を示す。また、図7中、グラフの横軸の「E」は電圧を示す。
また、図7中、ラインDは、光電変換部30の両面が光電変換素子31である場合を、ラインSは、光電変換部30の片面に光電変換素子31を備えた場合の発電密度の変化をそれぞれ示す。
この例では、シリコン太陽電池に適した約0.8vの開放電圧の場合において、光電変換部30の両面が光電変換素子31である場合と、光電変換部30の片面に光電変換素子31を備えた場合との光電変換部30の発電密度はそれぞれ以下のように異なる。
光電変換部30の両面が光電変換素子31である場合、一平方メートル当たり2200Wの発電密度を発揮する。
一方、光電変換部30の片面にのみ光電変換素子31を備えた場合、一平方メートル当たり1100Wの発電密度となる。
すなわち、光電変換部30の両面が光電変換素子31である場合は、光電変換部30の片面に光電変換素子31を備えた場合に比して、光電変換部30の発電密度が約2倍になる。熱源の表面積に対する発電密度が向上することに繋がり、熱光発電装置100の発電効率は高効率となる。
以下、熱光発電装置100および熱光発電システム1のさらに好ましい様態を説明する。
熱供給部20と、光電変換部30との間に、熱供給部20からの輻射光を遮蔽する遮蔽部50を備えるとよい。
本例では、遮蔽部50として、光を反射する光反射体51を、光電変換部30の熱供給部20に対向させた側の端部に設け、光反射体51で、熱供給部20に向けて熱供給部20が発する制御されない輻射光を反射して、再度、熱供給部20で熱に変換するよう設けられている。
光反射体51は、光を反射するものであればよい。特に好適なものとしては、反射面の材質が金、銀、アルミニウム製であって、鏡面にその材質が露出したものであるとよい。
本例では、ステンレス製の平板を300番でバフ研磨した後、さらに電解研磨して、金蒸着した光反射体51を用いている。
図1の熱光発電装置100および熱光発電システム1の図示には、上述の熱源からの熱供給に用いる供給路や、冷却に用いる冷却水、発電した電力を取り出す電気配線などのユーティリティーは、その記載を省略しているが、これらは公知の部材・方法等を用いることができる。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、熱光発電装置100は真空容器61を兼ねた冷却部40の真空の空間60に格納する例を説明した。
しかし、図6に示すように、冷却部40とは別に、真空容器61を設けて、その空間60内に熱光発電装置100を設けて、熱光発電システム1を構成してもよい。
(2)上記実施形態では、輻射部10は、熱供給部20に対し、図1における熱供給部20の上下方向に、立設して設け、光電変換部30は、対向する熱供給部20とは逆向きに、冷却部40に立設する例を示した。
しかし、図6に示すように、輻射部10は、熱供給部20に対し一方向にのみ立設する様態でもよい。
(3)上記実施形態では、輻射部10と、光電変換部30とは、熱供給部20の長手方向に交互に繰りかえし、併設されている例を示した。
しかし、輻射部10と、光電変換部30とは、熱供給部20の周方向に交互に繰りかえし、併設してもよい。具体的にはたとえば、熱供給部20が円筒状に形成され、熱供給部20の円筒状の表面に輻射部10を立設し、その輻射部10に光電変換部30を対向させて併設してもよい。
(4)上記実施形態では、遮蔽部50として、光を反射する光反射体51を、光電変換部30の熱供給部20に対向させる側の端部に設け、光反射体51で、熱供給部20に向けて熱供給部20が発する制御されない輻射光を反射して、再度、熱供給部20で熱に変換するよう設ける場合を例示した。
しかし、図6に示すように、遮蔽部50として、断熱材52を用い、断熱材52を、熱供給部20に覆設して、熱供給部20からの制御されない輻射光を抑制するように構成してもよい。
(5)上記実施形態では、光電変換部30は、両面で受光し両面で発電することのできる光電変換素子31を用いている場合を例示したが、光電変換部30は、平板状の光電変換素子31の受光面の背面に、同じ光電変換素子31をそれぞれ背面同士張り合わせて構成してもよい。
なお、上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明は、熱光発電装置および熱光発電システムとして有用に用いることができる。
1 :熱光発電システム
10 :輻射部
11 :赤外透明基板
12 :熱光変換素子(熱輻射光源)
20 :熱供給部
30 :光電変換部
31 :光電変換素子
40 :冷却部
50 :遮蔽部
51 :光反射体
52 :断熱材
60 :空間
61 :真空容器
100 :熱光発電装置

Claims (8)

  1. 熱を輻射光に変換する熱輻射光源を備えた平板状の輻射部と、熱源から供給された熱を前記輻射部に供給する熱供給部と、前記輻射光を受光して発電する光電変換素子を備えた平板状の光電変換部と、を備えた熱光発電装置において、
    前記輻射部は、前記熱供給部に、前記熱供給部から熱伝導可能に立設されて、
    前記光電変換部は、前記熱輻射光源に前記光電変換素子を対向させた状態で前記輻射部に併設され、
    前記光電変換部を冷却する冷却部を備え、
    前記光電変換部は、前記冷却部に立設されて、
    前記光電変換素子は、前記冷却部に熱伝導可能に接続されている熱光発電装置。
  2. 前記光電変換部は、両面に光電変換面を備えた光電変換素子である、請求項1に記載の熱光発電装置。
  3. 前記輻射部は、赤外線を透過可能な材料で平板状に形成された赤外透明基板を備え、
    前記赤外透明基板は、前記熱輻射光源として所定の波長が増幅された輻射光を輻射する熱光変換素子を平板部に備え、前記熱供給部に、前記熱供給部から熱伝導可能に接続されている請求項1又は2記載の熱光発電装置。
  4. 前記輻射部と、前記光電変換部とが、交互に併設されている請求項1〜3の何れか一項に記載の熱光発電装置。
  5. 前記熱供給部と、前記光電変換部との間に、前記供給部からの輻射光を遮蔽する遮蔽部を備えた請求項1〜4の何れか一項に記載の熱光発電装置。
  6. 前記遮蔽部は、断熱材であり、前記断熱材は、前記熱供給部に覆設される請求項5に記載の熱光発電装置。
  7. 前記遮蔽部は、光を反射する光反射体であり、前記光反射体は、前記熱供給部に向けて光を反射するよう設けられている請求項5に記載の熱光発電装置。
  8. 請求項1〜7の何れか一項に記載の熱光発電装置を、真空容器内に備える熱光発電システム。
JP2016072294A 2016-03-31 2016-03-31 熱光発電装置及び熱光発電システム Active JP6653918B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016072294A JP6653918B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 熱光発電装置及び熱光発電システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016072294A JP6653918B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 熱光発電装置及び熱光発電システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017184566A true JP2017184566A (ja) 2017-10-05
JP6653918B2 JP6653918B2 (ja) 2020-02-26

Family

ID=60007812

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016072294A Active JP6653918B2 (ja) 2016-03-31 2016-03-31 熱光発電装置及び熱光発電システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6653918B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003070273A (ja) * 2001-08-29 2003-03-07 Canon Inc 太陽光発電システム
US20090126783A1 (en) * 2007-11-15 2009-05-21 Rensselaer Polytechnic Institute Use of vertical aligned carbon nanotube as a super dark absorber for pv, tpv, radar and infrared absorber application
WO2012056806A1 (ja) * 2010-10-29 2012-05-03 スタンレー電気株式会社 発電装置、熱発電方法および太陽光発電方法
JP2015195703A (ja) * 2014-03-28 2015-11-05 大阪瓦斯株式会社 発電装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003070273A (ja) * 2001-08-29 2003-03-07 Canon Inc 太陽光発電システム
US20090126783A1 (en) * 2007-11-15 2009-05-21 Rensselaer Polytechnic Institute Use of vertical aligned carbon nanotube as a super dark absorber for pv, tpv, radar and infrared absorber application
WO2012056806A1 (ja) * 2010-10-29 2012-05-03 スタンレー電気株式会社 発電装置、熱発電方法および太陽光発電方法
JP2015195703A (ja) * 2014-03-28 2015-11-05 大阪瓦斯株式会社 発電装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6653918B2 (ja) 2020-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6597997B2 (ja) 熱光発電機
JP5424889B2 (ja) 太陽光熱電変換
US9581142B2 (en) Radiating power converter and methods
JP2010509899A5 (ja)
US20120048322A1 (en) Device for converting incident radiation into electrical energy
US20120312360A1 (en) Thin-film integrated spectrally-selective plasmonic absorber/ emitter for solar thermophotovoltaic applications
US20110259386A1 (en) Thermoelectric generating module
Tervo et al. Solar thermoradiative-photovoltaic energy conversion
EP2660880A2 (en) Concentrated photovoltaic/quantum well thermoelectric power source
US20150207008A1 (en) Multilayer structure for thermophotovoltaic devices and thermophotovoltaic devices comprising such
US9331258B2 (en) Solar thermoelectric generator
JP6706815B2 (ja) 熱光発電装置及び熱光発電システム
JP2015535419A (ja) 熱光起電力装置用エネルギー変換・伝達配置、及び、そのエネルギー変換・伝達配置を含む熱光起電力装置
KR101908138B1 (ko) 미크론 이하의 간극을 갖는 대형의 미소간극 열적 광발전 방법 및 장치
JP6846035B2 (ja) 熱輻射光発電装置
JP6653918B2 (ja) 熱光発電装置及び熱光発電システム
JP6880225B2 (ja) 熱光起電力エネルギー変換器及び熱光起電力エネルギー変換器を製造する方法
KR101418321B1 (ko) 열전 태양전지 복합 모듈 및 이를 이용한 전력 발전방법
JP2001196622A (ja) 発電装置
JP2021504978A (ja) さまざまな波長からのエネルギーの取得
RU2399118C1 (ru) Фотоэлектрический преобразователь на основе непланарной полупроводниковой структуры
JP6255553B2 (ja) 太陽光発電システム
KR102023697B1 (ko) 태양광 에너지를 이용한 복합발전을 위한 태양광 패널 구조
Choi et al. Wavelength-selective thermal emitters based on micro-scaled photonic structures for thermophotovoltaic power generation
Catchpole et al. Thin semiconducting layers as active and passive emitters for thermophotonics and thermophotovoltaics

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200121

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6653918

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250